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2018-01-18 17:34

Vol.95「親からのトラウマを解放する方法」

「小さい頃から 母親や父親から受け止めてもらえませんでした。この満たされていない"甘えの欲求"や "トラウマ"が絡んでいる人を 許せるようになるには、どうしたらいいのでしょうか? アキさんの仰るように ニュートラルな視点ができればいいのですが、難しいです。」という質問をいただいたので、トラウマについての考えと具体的なワークについてお話しています。

オープニングは、最近すごく違和感を感じる言葉についてお話しています。

オフィシャルサイトは、http://projectsparis.com/


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こんにちは、あきです。今日もパリで学んだ「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
今日もさゆみさん、どうぞよろしくお願いいたします。
お願いいたします。
私ね、世の中にはびこっている言葉として、すごく気になる表現とか、やっぱ海外にいるとあるじゃないですか。
あります。
いろいろあるんですけれども、最近、富に感じるのは、劣化っていう言葉なんですよ。
それね、私も前からちょっと気になってました。
例えば、芸能人とか女優さんが、20代の頃すごくきれいで、それが劣化したとか、
50になってしばらく出てこなかった人を、劣化報道みたいなことしたりとか、
何これ?みたいな。
これ、何に違和感を感じますか?
なんで、劣化になるの?
普通に年とってるとか、そういう表現で、なぜダメなの?
別人ならわかるんですよ。
別人もわかるし、変貌でもいいんだけれども、成形でもそういうのあるんだと思うし、
なんで劣化っていう、だからここには私は、若い時は良かった感があるような気がするんですよ。
それに対する違和感かなって、私はすごく思うんです。
それはね、私も感じます。
だいたい劣化って使われるのが、芸能人が若かった頃、活躍してた時の写真があり、
それに対して例えば引退とかして、主婦なり別の人生を歩んでるところを、何かこうパシャッと写真に撮られちゃった。
時に劣化ってよく使ってるじゃないですか。
歳をとっても10年、20年経った後とかね、それを劣化というかっていう、ちょっと違和感がありますよ。
変わらないっていう表現だったらいいんですよ。
例えば20代の頃も今も変わらないっていうのでいいんだけど、劣化しないっていう言い方をするってことは、
もうその40代とか50代の美しさを完全否定しているところから入ってるじゃないですか。
そうですね。若い時のだけが美しさではないじゃないですか。
歳をとったらそれなりの美しさっていうのがまた別のね、美しさがきっと出てきますよね。
でも私はそう信じたい。
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そう思うんですよ。
それをやっぱり劣化っていう言葉でみんなが使うし、多分劣化っていう言葉に疑問を持ってる人が果たしてどれぐらいいるのかなっていう。
海外に住んでるからそう思うのか、これだけメディアで劣化劣化っていうふうに言葉を使われている以上、
女性は劣化しちゃうものだからそれをやゆするみたいな、なんか面白おかしく言うみたいな感じがあるところが、納得いかないってわけじゃなくてすごく違和感を感じる。
確かに男性には使ってないですよね。
男性の劣化、イケメンっていう位置づけでなんかあるのかもしれないけど。
あまり見たことないですよ。
男性の方が多いですよね。
だから劣化っていう言い方はちょっとあれだけど、変化しない方がいいっていう前提。
でも例えば40代とか50代になっても綺麗な人っていうのは、20代の状態を保ってるから綺麗ではなくて、
多分40代50代なりの美しさっていうのがあるから美しいと言われてるはずで、
それはみんな劣化しない方がおかしいわけだから、劣化って言葉だけを捉えたらね。
だから年齢に応じた美しさをちゃんと適応している人がどれぐらいいるかっていう世界かなって思ったんですよね。
なんか例えばフランスの話であれなんだけども、フランスの女優さんで例えばソフィーマルソーっていう人がいて、
彼女は完全アイドルだったわけですよ。10代。
私にとってもアイドルでしたよね。
すごい可愛い顔をしていて、10代は10代でほんと可愛くって、
20代後半からだんだんちょっと妖艶な感じに彼女も意識的に変貌していったんだけど、
今の40代でももちろんシワもあると思うし、シミも多分あると思うんだけれども、
劣化とは言わないと思うんですよ。
言わないですよね。あんま聞いたことないですよ。
こっちは表現しないっていうのもあると思うんですけど、
彼女のアイドル時代を引きずってたら、それこそもう痛い人になっちゃうじゃないですか。
変わって当たり前っていうね。人間変わって当たり前。
当たり前だし、40代の美しさ、彼女もう50代になってるんですかね。
なってますよ。
なってますよね。
だからその50代の美しさを、10代のとは引きずらず、今の美しさを謳歌してるというか、
綺麗に出してるっていうところがすごいなって思うのであって、
そこには劣化っていう表現はないのかなっていう感じがするから、
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やっぱり劣化っていう意味の中には20代の美しさをどこまで保てるか、
みたいな前提があるっていうところが、私はちょっと違和感を感じてしまっていると。
はい。
皆さんはどうでしょうか。この劣化って言葉に対して。
ちょっとね、考えてみていただきたいですよね。
それでは本編、スタートです。
今回は質問をいただいてますので、さゆみさんにまず質問を読んでいただきます。
お願いします。
私の小さい頃からの母親や父親から受け止めてもらえませんでした。
この満たされていない甘えの欲求やトラウマが絡んでいる人を許せるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。
あきさんのおっしゃるようにニュートラルな視点ができればいいのですが、難しいです。
この家族問題。
例えば自分が母親とか父親から愛されていなかったとか、厳しいことを言われ続けていたとか、
受け止められていないんじゃないか。
パターンが20代30代40代にトラウマとなっていろいろな場面で出てきてしまっている方って結構実は多いんですよ。
この親問題って特に女性の場合は私の感覚からすると母親がすごく多いんですね。
母親との関係が影響していろんな、例えば満たされてないとか、自分に厳しいとか、完璧じゃなきゃいけないとか、できる子じゃないといけないとか、
そういうところとすごくつながっている人は実は多いんですよ。
私自身も母親と結構揉めてたし、喧嘩もずっとしてたから、すごく気持ちはわかるんですけど、
このトラウマが、トラウマ歴20年30年40年みたいな人が多いんです。
それも長いですよ。
長いんです。
ある程度自分が大人になって、例えば自分の家族を持ったりすると、子供とかできたりすると、
またそこで、親っていうものはこういうものだったんだってちょっとわかってきて、
ありますよね。
和解できたりもありますよね。
私もありましたし、親の立場になったからわかるっていうことですよね。
でもそこに至るまでかなり苦しむ人が多いんですよ。
子供がいる人だけじゃないわけだし、ずっと一人だったらわからないこともあるっていうことなんですよ。
そういう意味でトラウマとか、アダルトチルドレンとか、
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そういう言い方をしたりする人もすごく多くて、
そういうトラウマとか、アダルトチルドレンっていう言葉で、ずっと引きずってる人がすごく多いわけですよ。
ここでね、何を考えてほしいかっていうと、
自分がトラウマを抱えているとか、アダルトチルドレンだって思うのは自由なんですよ。
でもそれを思うことによって、自分の現実をそこに固定してしまってるっていうところが、
次に行きたい時に全部ブロックされちゃうんですよ。
私はこうだから、こういうトラウマがあるからっていうところで、
もうそこから動けなくなってる。
そういうことですよね。
だから、私は満たされてないから、それを他の男性で満たしてほしいとか、
満たされてないまま次に行ってもダメなんだとか、
結局そこの過去の幼少期ですよね。
それが残ってるがゆえに、動けなくなっちゃっているのは、実は自分なんですよ。
トラウマだと認識して、自分で自分をブロックしてるのは、
それはまた自分自身だっていう問題なんですよね。
私の考え方は、やはりこの自分の観念、こう思ってしまっている観念と感情をくっつけてしまうと、
もう動けなくなっちゃうんでしょ。
だからこの感情と観念を話していかなきゃいけないのね。
話すポイントがいろいろあるんだけども、
まず一つ考えられるのは、母親と父親は愛してなかったとか受け止めてなかったわけではなくて、
彼らは彼らなりに受け止めてたんですよ。
私もそう思う。自分の経験上。
母親はそれしか表現方法がなかったり、
これが当たり前と思ってたり、自分の親からそれを受け継いできたから、
それしかもう表現の仕方がわからなかった。
だから満たされてないのは、彼らの言動に問題があるわけじゃなくて、
彼らは彼らなりにまず精一杯愛情を注いでたんだ。
ということをまず認識することが大事。
ただそれが受け取り側の私たちには全然通じなかったよね、みたいな。
特に幼いとね、それもわからないですね。
でも、例えばすっごい厳しかったりとか、
例えば98点取ってきてもすごく怒られるとか、
これは彼女なりの親のね、母親だったら彼女なりの愛情表現だったんですよ。
2点をなんとかしてほしいっていう愛情表現が多分そういう風に出ちゃってただけで、
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彼女を憎んで追い詰めるためにやっているわけでは全くないんですよね。
だからその彼女の両親とか家族の立場に一度目を向けてみるというか、
立場を変えてみると、
自分がその立場になってみる。
それがさっき言った母親になると変わるっていうのも近いんだけども、
それは母親になってなくてもできることであって、
母親とか父親の立場に立って、
その時彼らはどんな思いでやってたのかっていうところに
目を向けるだけでも全く違うかなという気がします。
で、その時にね、目を向けてみたけど、わからないよみたいな人もいると思うので、
私がクライアントさんにやっているちょっとワークをお話ししたいなと思うんですけども、
まずね感情が言えてないんですよ。
だからいっぱい言ったことはあるんだけど、
親だから言っちゃいけないとか、
いろんな思いが複雑な思いが出てるので、
その親、この場合は親だけども、
親に対して思っていることを吐き出す手紙を書く。
それは実際に親に送っても、
送らない。
自分で書いてみる。
送っちゃうと問題があるって思っちゃうから、
そうすると書けなくなっちゃうんですよ。
だからこれは捨てるものなんだけども、
親に手紙を書くつもりで、
自分が思いをとにかくぶつける。
こんな風に自分のちっちゃな頃にこんな思いをしたんだとか、
そこの感情を吐き出さないうちに解決しようとするから、
モヤモヤが残っちゃうので、
出さなくていいわけだから、
とにかくひたすらそこに全部ぶつける。
もう一つお手紙を書いてほしくて、
それ書き終わったら、
その頃の自分に今の自分から伝えられることをお手紙に書いてほしい。
例えばそれが当時の小学校1年生の自分だったとしたら、
小学校1年生の時の自分に対する親に、
親のことをバーッとまず手紙で書くじゃないですか。
そしたら、当時の小学校1年のつらい思いをしてた自分が、
何十年か経った時に感じる自分から手紙をあてる。
だからそういう意味では、
こういうことがあったから辛かったよねとか、
こういう本当は理解してほしかったんだよねっていう風に、
今の立場から言うと、
実は自分の感情ってかなり客観化されるんですよ。
だからその小学校1年の時の自分の気持ちもわかるし、
でも30何歳の自分、現在の自分から見てるわけだから、
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当時の気持ちもわかりつつ、
でもあれっていうのはね、
結構冷静に見れるところもあるので、
この2パターンの手紙を書くと、
かなり変わってくるかなと思います。
いろいろワークはあるんだけどね。
でもこの2つは、まずやってみる。
おすすめ。
これがね、なかなかできないんですよ。
私クラントさんに何人も勧めてやってるんだけども、
スタートするのに2週間とかかかっちゃう人がいるんですよ。
でもなんかわかるような気がしない。
いきなり楽しくできることじゃないし、
自分の嫌なところに向き合うし、
はっきり言って大泣きしながら書くんですよ、大体のパターンは。
だからそれがわかってるから、
そこと向き合う勇気がないとなかなかできないんです。
でも本当にトラウマがあるから何とかしたいのであれば、
逆にもう徹底的に向き合っちゃうしか、
解決方法がない。
ということなんですよね。
もう完全に無視するか、向き合うかしかない。
中途半端なところはないので、
だったら直接親に言わなくてもいいわけだから。
手紙でやってごらんっていう話なので、
ちょっとその部分を徹底的に向き合って、
自分のトラウマとかいう言葉でも逃げないで、
やってみることをちょっとお勧めしたいなと思います。
もしやってみた方は、またお連絡いただけると嬉しいなと思います。
ありがとうございました。
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また次回もパリで学んだブレない自分の作り方をお楽しみに。
アキでした。
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