1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
  2. Vol.96「無駄のないクローゼッ..
2018-01-25 24:27

Vol.96「無駄のないクローゼットの作り方」

「無駄のないクローゼットの作り方ー暮らしも生き方も軽やかに」という熊倉正子さんの本をご紹介します。単なる洋服の話だけではなく、ライフスタイルもかなり参考になります。実は彼女にまつわる直接のご縁についてもお話しています。

オープニングでは、「声」がもたらす印象について話しています。


00:16
こんにちは、あきです。
今日もパリで学んだブレない自分の作り方の時間がやってまいりました。
今日もさやみさん、よろしくお願いいたします。
お願いいたします。
先日、なんかパーティーがあったそうで、いらっしゃったということですよね。
そうですね。パーティーというか、ある音楽家の方のリサイタルが、お友達のお宅であったので、それに招かれたので、
私と主人と、たまたま日本から来てたお友達と、3人で行ってきたんですよ。
そのリサイタルの後は、みんなでディナーパーティー、立食なんですけど、パーティーで。
いろんな方とお話ししてたんですが、私の友人が、とてもソプラノの声の持ち主なんですよ。
その方は日本人?
そう、日本人なんです。日本だと別に普通だと思うんです。
だけど、私すごく思ったのが、フランス人女性って、みんな結構低めの声で、落ち着いて喋る方が多くないですか?
そうかもしれない。
あんまり、ティーンっていう感じではないですよね。
笑う方とかもいないし、みなさん結構落ち着いた声のトーンなんですよ。
で、その時に、たまたま私とその彼女と誰かが話してて、彼女が大笑いしたんです。
笑っちゃったら、
ソプラノ?
そう、もう本当にソプラノ、オペラのね。
そしたら、周りの方がちょっとびっくりして、その声に。高いから。
みんな振り向いて。
なるほどね。
びっくりして、なかなかそういう声で笑う方?
いないんですよ。
私もすごい久しぶりにそういう声を聞いて、びっくりしたんですね。
彼女本人も、私の声はソプラノで、みんなびっくりするよねって。
分かってはいるんですけども、でも無意識にやっぱりそういう風になってしまって。
日本だと結構そういう声の高い方とか、感高い声でキャキャキャキャって笑う方もたくさんいるので、
あんまり目立たないかもしれないんですけど、
やっぱりヨーロッパって、多分アメリカもそうだと思うんですけど、
あんまりそういう声でお話しされる方っていないんですよ。
かもしれないですよね。
多分イメージコンサルティングのお仕事もしてるの、私それはすごく感じるんですけど、
やっぱり人に温かみとか落ち着きを与えるのって、ある程度アルトっぽい落ち着いた話し方の方がいい印象を与えるんですよ。
03:05
お歌を歌うときはソプラノでいいと思うんだけど、
喋るときにその声はやっぱりかなりみなさん落ち着かなくなる。
っていうのをすごくそのパーティーで感じましたね。
みなさんびっくりされてました。
高めっていうか、いわゆるキャピキャピ系の声っていう感じですよね。
それがね、20歳とか10代とかわかります。
だけどある程度の年齢になってくると、やっぱりジャンヌモローとかね、ああいうダミー声もね、
でもそれもまたね、味があって良かったりするんですよ。
キャピキャピ系な感じでダミー声だからね。また面白い曲ですね。
そこがまた良かったりするんですけど、
ちょっとやっぱり落ち着いた喋りの声、声のトーンっていうのを調整していった方がいいのかなって私は思いました。
私が例えば日本に帰った時とかにテレビを見ると、高歌音で笑い声があるじゃないですか。
あれを夫がいつも見て笑う。
高さもあるし、笑い声が入ってるってこともたぶん面白いと思うんだけど、
このケーッみたいな感じの笑いが高め。
必ず女性の声で笑ってるじゃないですか。
あれがおかしいみたい。やっぱり。
だから多分フランスの方から見ると面白く感じるのかもしれないですよね。
普段そういうのね、あまり聞かないです。
確かに。
すごく高い、感高いっていうイメージの声ってそんなにないですよね。
あんまり普段聞かないんですよ。
私の住んでるアパートマンの下の階の女性が大笑いする人でよく声が聞こえてくるんですけど、
あんまり機密性が高くないフランスのアパートマン。
すごいソプラノなんですよ。大笑いで。
うちの主人がなんだこの声はって言って。
それも夜寝る時に聞こえてくる。
何かで大笑いしてる声が聞こえるんです。
耐えられないとか。
嫌がってるんだ。
よかったね私の声がこういう声じゃなくてって主人には言ってますけど。
でも声は大事ですよね。
大事。
私ね、今の夫と知り合った時って、友人の紹介だったんだけれども、
紹介される時に私は東京にいて彼はベルギーにいたんですよ。
だからメールと写真とか顔は見てた?
当時はもしかして電話とかそういう?
ない!ないというかあるけど、チャットですよ。
06:01
チャットで、チャットだったらとりあえずすぐ返事が返ってくるから、
メールと違ってね。でも全部英語だったし、
だから彼の言言とか考え方だったらそれでわかる。
写真も送ってくれてたからわかる。
だけど唯一、私が彼と知り合った時に、
この人と結婚するだろうなって思ったんだけれども、
唯一心配だったのが声だったんですよ。
どういう声だったのかな?
つまり、声がアーって思っちゃったら、
今までのあれがどんなに良くてもイメージ変わっちゃうなと思ったんですよ。
そこで吹っ飛んでしまう可能性がね。
だから私はこの人と結婚するかもと思ったけれども、
声を聞くまではわからないっていうのはずっと感じたんですよ。
聞いて、フランスに到着しました。
次の日ぐらいに彼から電話があって、
ドキドキしたんですよ。その声が。初めて聞くから。
そしたら、あ、なるほど。良かった。大丈夫。
とりあえず、私がすごく想定したのは、
すっとんきょうな声だったらちょっと無理かなって思ったんですよ。
かんだかいって感じね。
男性ってかんだかいってかなり絞られてくると思うけれども、
そういう感じの喋り方でもなかったので、
安心したっていうのはあるけど、別に私自身は声フェチではないけど、
やっぱりそれでも声に関しては心配してましたね。そういう意味では。
わかる気がしますね。
大事なポイントかなっていうのは感じるし、
かんだかい声が可愛いって言ってくれる人もいるし、
アニメっぽい人もいるし、そこが素敵だと魅力だって思ったら、
それは伸ばした方がいいけれども、
やっぱり自分のイメージが落ち着きとか穏やかった時に、
やっぱりかんだかいとちょっとイメージのギャップって起こりますよね。
声って与えるイメージというか、何て言うんだろう、印象?
すごい大きいと思うんですよ。
外見だけじゃなくて、そういった声の部分とか、
やっぱり皆さんに大事にしていただきたいところですよね。
そうですね。外見の一部でもあるしね。
しゃべり方なんか内面も出ちゃうから、
そういう意味では声ってすごく重要かもしれないですね。
自分への忌ましみ。
アキさん、大丈夫よ。
やっていきたいと思います。
それでは本編スタートです。
今回はですね、ある本からインスピレーションを受けてお話をしたいんですけども、
さゆみさんから先日、この本どう?って読ませていただいた本が、
09:05
熊倉雅子さんっていう方の後男者から出ている、
無駄のないクローゼットの作り方。
暮らしも生き方も軽やかに。
これはですね、私はさゆみさんのストーリーを知ってるから、
余計感じることなんですけども、
彼女は昭和の40代後半以上の人は、
みんな多分雑誌で絶対見たことがある人じゃないですか。
絶対。だってもうね、ノンノだったり、
あらゆるアンアンですとか、
バンサンカーとかありましたよね。
家庭画法、ミス家庭画法、
あらゆる女性のファッション雑誌に取り上げられて、
出てた方なんですよね。
私自身も彼女、もちろん見てたし、雑誌すごい読んでたから、
当時ほらネットなんかないから、雑誌から得られるものが多かったので、
いっぱい見ている中で、
さゆみさんからも彼女の話を私は聞いていたので、
余計親近感なんですけど、
この熊倉雅子さんっていう方は、
実はさゆみさんとすごいつながりのある方だと、
私の上司でした。
彼女のアシスタントを、
彼女の会社でやってたんです。
熊倉雅子さん、ちなみに何をしていらっしゃった方なんですか。
私が仕事をしてた時は、
彼女はPRの会社を立ち上げられて、
ヨーロッパのラグジュアリーブランドの日本でのPRをされてたんですね。
専門のね。
PR会社として、いろんなブランドと契約して、
雑誌、メディア、テレビ、いろんなメディアに紹介していくっていう、
たぶん日本で初めてそういったことを手掛けた方なんですよ。
さゆみさんはファッション業界に入ったきっかけは、
彼女のところからですよね。
それまで私は外資系の金融にいたんです。
だけど、偶然ジャパンタイムスで、
金融は私は十分と思って、
本当に自分の行きたい方向性を前々からずっと模索というか、
してたんです。
仕事をしていたその期間でも、
いろんなメディアを見て、
雑誌とかいろんなところで、
彼女を知ってたんですよね。
いろんなところで目にしてた。
たぶん私と同じような感じで雑誌とか見てたんですよね。
世の中の普通の皆さんと同じように見てたんです。
たまたまジャパンタイムスを見てて、
仕事で必ず自信文というか、
12:00
ファイナンシャルタイムスとか、
ジャパンタイムスとか見なきゃいけなかったんですけど、
たまたま仕事で読んでたときに、
求人談が目に入ってきて、
彼女が求人してたんです。
これはこの方の会社だと思って、
社長のアシスタントを募集しているということで、
これは応募しようと思って応募したんです。
そしたら見事採用されてしまった。
同窓生でも、
学校は結局同じなんですよ。
仕事もオエンドという感じで、
是非にというお声をかけていただいて、
行ったんです。
彼女からファッションのいろはを教わったみたいなところがあるんですか?
いろいろ普段の会話、
お仕事をしながらの会話で、
いろいろ学ぶこととか、
あとは雑誌で、
当時はミス家庭画法、
おもてなし講座とかやってたんですよ。
読者の方に応募していただいて、
そのうち何名かを、
彼女のお宅にご招待して、
毎月おもてなしのクラスをやってたんです。
それのお手伝いをしてたので、
彼女のお宅にも行ってました。
クローゼットも見ましたよ、もちろん。
彼女から学んだことっていうか、
得たことってどんなことが多いんですか?
仕事でもいいし、
仕事以外の部分でもいいんだけども、
ファッション業界に入るきっかけになった人じゃないですか。
ある意味雑誌にもよく取り上げられていて、
PR、インポートのPRっていうのを結構、
先駆けとしてやられてた方で、
さゆみさんが彼女と一緒にいて、
一番感じたところっていうか、
学んだところってどんなところ?
私はすごく思うのが、
彼女はすべてを客観的に見ること。
例えば?
それこそイメージコンサルティングのお仕事にもつながるんですけども、
常にどう見られるか、
すごく客観的に見てるの。
常に鏡を離さない。
自分がどう見えるか、
それが自分に本当に似合うか、
好きかっていうのはもちろん大事ですよ。
だけど似合うかっていうところは、
自分の好きっていうところはちょっと置いといて、
本当に似合うか、かっこよく見えるか、
っていうことをすごく徹底されてましたよね。
ナルシストとはまたちょっと違うんですよね。
彼女も小柄な方なので、
これを着るとすごくすんづまりに見えるとか、
かなりそのあたりは本当に研究されてたと思う。
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流行とか本当に関係ないですよ。
PRをしてるんだけど、流行って感じではないっていうことね。
流行を追うとかっていうのは一線を隠してて、
本当に良いもの、本当に似合うもの、
その人に似合うものっていうのを、
彼女はすごく見ていた感じがしますね。
そのことが結構本にも書かれている感じ?
書かれてます。たくさん書かれてると思います。
もちろん洋服もあるし、
ライフスタイルにおいても。
今はだから日本から一回フランスに住まれて、
その後今度はアメリカで暮らしてらっしゃるっていうことですよね。
そういうのも含めて、
いわゆるファッショニスターって感じは全然しないんですよね。
私が何を彼女から、お洋服に関しては特に学んだというと、
とにかくそんなにたくさんの洋服を持っても意味がない。
1週間の、これ以前も話したことがあると思うんですけど、
ユニフォームじゃないですけれども、
シーズンごとに、今シーズンはこれっていうのを何パターンか決める。
それを徹底して着る。
その人はこういう感じっていうイメージを持ってもらうために、
本当に1週間だけのパターンを作ってしまう。
徹底的に着直す。
そんなに安物ばっかり着てるわけではないので、
良いものは本当に持ちますから、
何年もそれを着てるアイテムっていうのはあると思いますよ。
私もありますし。
そこはすごく勉強になりましたね。
本を読んで、私も勧められて、
初めての著書っていうこともあって、
私も20代の時に見ていた雑誌のイメージから、
だいぶ50代の方なので、だいぶ経った後を見てるわけなんですけど、
その辺のポリシーは全然変わってない感じがしますよね。
全然変わってないですよ。
本の中にもね、例えば、
いつも同じような服なのを怖がらない。
これもずっと昔からおっしゃってたこと。
だから、この人はこういう服をいつも着てるっていうので、
覚えてもらえるイメージをね。
彼女はこういうお洋服をいつも着てるっていうので、
あの人はこうって覚えてもらえるのもあるんで、
PRの仕事っていうのは黒子でもあるので、
いつもね、そのブランドの、PRしてるブランドのものを
身につけるべきっていうところもあったので、
そういうこともあるんですけども、
覚えてもらえるためにも、
いろんなお洋服着るのも面白いかもしれないけども、
18:00
それじゃあ自分も疲れる。
朝忙しい時に、
でもない、こうでもないってやってられないんですよね、正直。
そうですね。
それは彼女に教わりましたけれども、
パターンを作っちゃえばいいのよって。
なるほどね。
それは私も、
あと私が、彼女がアメリカに住んでらっしゃって、
フランスも住んで、
ヨーロッパとアメリカを両方住まれている方の視点だなって思ったんですけども、
この痛いおばさんにならないために、
彼女50代だと思うんですけど、
50代でも痛い人になってしまって、
そうじゃない人の違いっていうところを言っていて、
その中でね、私が興味を惹かれたのは、
このセクシーとエロティックを履き違えないっていうのがあって、
このセクシーっていうのは、
褒め言葉なんだけれども、
綺麗だよって、美しい、ビューティフルって言葉に近い。
そういう感覚がありますよね。
だから今日はセクシーだねっていうのは、
今日のファッションは素敵だねって言ってるだけであって、
男性向けを狙ったファッションっていうのは、
逆に勝負のようだと言われることが多いって言った時に、
すごい納得したっていうか、
フランスでもその通りだと思ったから、
この感覚がすごく共感する。
だから、いわゆる男性の、
日本の方が捉えるようなセクシーっていうのは、
こっちで言うとエロティックみたいな位置づけになるけれども、
セクシーは全くもっと褒め言葉であって、
綺麗、女性らしさを活かしきってるっていう意味では、
素敵だよっていうね、感覚だなっていうところを、
痛いおばさんのところでちょっと彼女が話をしていて、
痛いおばさんになるかならないかは、
やっぱりその辺の部分がちゃんと履き違えてないかとか、
年齢を重ねるとみんな派手になっていくけど、
結構シンプルな方がいいよみたいな、
彼女はかなりシンプルなタイプですよね。
一番の素材は体なので、
すごい今体も鍛えられてるみたいですし、
あと50代から生まれ持った美術は関係なくなるって言ってるのがつきましたね。
すごく私思うんです。
フランスにいると、
日本に行った時にみなさんシミがとかって日焼けしないようにとかってやってますけども、
誰も実は見てないんです。シミとか。
そんな人の顔を覗き込んでここにあなたシミがあるとか、
そんなの誰も気にしてないので、
もっと俯瞰的に離れてみて全体のバランスを見て美しいかってやっぱり人って判断するんで、
こんな顔だけ見る人っていないと思うんです。
21:02
それもパーツを細かく見ると。
だから全体のバランスとして美しいかどうかで決まってくるので、
顔だけじゃなくて体にお金をかけろっていうことをね、
言っててるじゃないですか。
鍛える方に言ってますよね。
本当にそこはね、私も大事かなと思いますね。
そうですね。
そういう意味ではオシャレな話をしてるんだけども、
かなり体を作ろうとか、メンタリティの話だったりとか、
ある意味日本の人から見るとちょっとこう、
意外性が強いかな、ただのお洋服をコーディネートしましょうっていう話とは全然違う。
全く全く違いますよ。
ヘアメイクとかも10年前から変えていない人は要注意。
やっぱりね、常に自分に何が似合うかっていうのです。
自分に何が似合うかっていうのを追求していくっていうのはとても大事だと思うんですよ。
体型も変わってきますし、どういうものが今の自分に似合うかっていうのを
いろいろと冒険するのも楽しいと思うんですよね。
そういう視点でオシャレな話はしてるんだけれども、
かなりオシャレだけにこだわってないというか、
かなりマインドとかメンタルの話も入ってきてるし、
ただ外側を着飾ろうっていう話ではなくて、
彼女がやっぱり日本とかイタリアとかフランスとかその辺を住んだ、
その経験を生かしたことが書かれてるので、
さゆみさんの上司でもあるし、元上司ね。
そういう意味では40代以降はかなり感慨深い本じゃないかなと思いますね。
すごく私の人生の中である意味メンターみたいな、
特にファッションとかライフスタイルに関しては、
とても影響を受けた人、方ですね。
そういう方が新たなブランドを立ち上げてやってらっしゃるみたいなので、
もしそういう視点でオシャレだけじゃない視点で興味のある方は、
ぜひお読みになってみるといいかなと思います。
ありがとうございました。
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24:02
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また次回もパリで学んだブレない自分の作り方をお楽しみに。
アキでした。
24:27

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