1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
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2020-02-27 21:08

Vol.204「怒らない子育てとは?」

「子育てにおいて、『叱る』と『怒る』の違いをよく言われますが、『怒らない子育て』というのがいまいちよくわかりません」というご質問をいただきました。
『怒る』と『叱る』の違いと、『怒らない子育て』ってどんな状態?ということについてお話しています。 

オープニングでは、フランスの文学と#MeToo運動の影響をお話しています。

※トーク中、背景の雑音が耳障りな部分がございます。どうぞご了承くださいませ。

オフィシャルサイトは、http://projectsparis.com/


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こんにちは、あきです。
今日もパリで学んだ「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
今日もさやみさん、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回もちょっとある記事から見た話で、またちょっとMeTooの話なんですが、
それも出版会のMeTooみたいな話で、
ある有名な作家が、実はその時に知り合った14歳の少女と関係を持っていて、
それを小説の題材として書いていたと。
で、それをね、その時からもちょっと話題にはなってたけれども、
今回、1月の頭に発売されたのが、この14歳だった少女が、今47歳らしいですけどね、
彼女の視点で書いたっていう本が出版されて、
初版すぐ完売したっていうぐらい売れた話なんですけども、
たまたまこの人なんですけど、本を見たら、
まだまだなんかね、若々しい的な方なんですよね。
で、そのタイトルが合意っていうタイトルで、
で、もちろんまだ出たばっかりなんで、日本語にも訳されてはいないんですけども、
この間裁判になっていた伊藤しおりさんの話を思い出しちゃった、
その合意があるかないかっていう話をちょっと思い出しちゃったんですけども、
フランスは文学で扱うんだったら、ある意味文学の世界なので何でもありっていう感じで、
彼女からの手紙とかも小説の中に組み込まれていたらしいんですよね。
それが彼女の立場で書くことによって、
実はあの時みんなで騒いでた話は、
やっぱり時代は変わってきて、まずいよねっていう、
さすがにフランスもそういう風に思い始めたと。
で、警察が動き出したっていう話なんですよね。
実際にこの方、その作家さんは当時50代になったので、
もう今多分80後半ぐらいのはずなんですよね。
だいぶお年を召している方なんですけども、
本人は当時のことをザックバランに普通に話してたのが、
逆に言うと別にその本で、バクロ本で訴えられているわけではないんだけども、
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実際に警察もこの波に、社会現象というかこの時代の波に逆らえず、
この人を調べ始めるっていう。
調べざるを得ないような内容なんですよね。
14歳ですからね、当時。
普通の長女の一人上?
ほぼ同い年ですよね。
でもわかるような気がするな。
うちの長女が13で、体つきとかも幼児とは言えないですよね。
ある意味一人の大人っぽく見えます。
だからこの作家さんの言いたいこともわからないではないけれども、
年齢としてはやっぱりまだありえないような年齢ですよね。
もともとこの彼女の方がファンみたいな感じで、
会いに行ったとか、講演会に行ったとかで知り合って、
そこから交流が始まりみたいな形だったんですけども、
だから最初は、当時はね、30年くらい前の話なので、
当時は文学として流せたことが、今彼女が新たに47になって、
どういうことを書いているか中身まだ読んでないし、
あまり読みたいとは思わないですけど、
でもやっぱりそういうのを彼女の視点から書くっていうのは結構…
画期的と言うか、勇気もある程度はあったのかな。
そうですね。別に彼を酷訴したいとか、そういうわけでは多分ないと思うんですけども、
でもそんな楽しい話でもないし、
彼女は彼女なりの苦しみを多分書いたんだと思うんですけど、
どちらにしてもこのMe Tooの動きがフランスも…
フランスってあんまりそんな騒がないですよね。
私もフランスに来た時の、やっぱりこう…
私はフランスの職場で働いたことはないんですけども、
アメリカとかシンガポールで働いていたので、
すごくこう…なんて言うんだろう…
公的な場での男女間の態度とか、距離感とか、話す内容とか、
全然アングロ作戦系の国と違うなと思って、
ある意味衝撃…
例えばどういうことですか?距離感って。
だって、めくばせしたりとか。
ああ、そういう感じか。
社内恋愛も普通にありますよね。
でもね、結構アメリカとかの会社は厳しかったかな。
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厳しかったですよ、すごく。
それがバレるとどうなるの?もう辞めなきゃいけないとか。
辞めなきゃっていうのはないけども、
私、会ったので叱られました。
叱られるってのはどういうこと?別れなさいって言われるの?
辞めろって言われました。
やっぱり辞めろって言われるんだ。
それは辞めた方がいいって。
呼び出されましたよ。
ニューヨークの上司?
それはね、金融機関の時期ですけども。
それの理由はなんで?
理由は、まあ、よくわかりません。
だから同じ社内。
一緒に仕事をしていた人と恋愛関係した人。
プライベートって仕事を分けられないっていうこと?
なんかね、その当時のアメリカの企業、
私の会社だけかもしれないですけども、
すごく社内恋愛を否定してた。
なるほどね。
そういうのもあるから、
余計と同じ業界で、
そこの力関係を使って、
人によっては増し上がろうとか、
セクハラみたいなのもありえますよね。
セクハラがやっぱり一時期すごい話題になってた時でもあったので、
すごく企業が敏感になってたわけですよ。
だから社内恋愛っていうのは、
そういうことにつながりやすいからっていうのもあった。
なるほどね。確かにそうかも。
呼び出されて怒られましたからね。
まあ、今だから笑えますね。
でもその辺ってやっぱり、
会社の方でわかってるんであれば、
徹底的にやっぱり避けられはしないかもしれないけど、
いうことでちょっと変わったり、意識が変わるんであれば。
でもそれでもね、そういうのを気にせず結婚…
結婚に行ったのかな?
付き合いしてた人もいる?
カップルとかもいましたね。
社内で。
でもいますよね。そんなの気にしない人いそうですよね。
だから上司は一応注意するんですよ。
せざるを得なかったのか。
当時のセクハラ対イセキの質問とかね、
そういったことに対して、
自分でも気をつけなきゃいけないよと言われてたかな。
今はね、もっとその辺が厳しくなってきてるかもしれないんで、
言われるケースとか注意を受けるとかあるのかもしれないですよね。
どうなんでしょうね。
でもね、それがフランスに来て、
フランスの会社ってそうじゃないよっていう話を聞いて、
社内恋愛なんていっぱいあるしみたいな感じで、
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私の友人も社内で結婚してましたし、
だからね、やっぱり違う、ちょっとカルチャーが違う。
そうかもしれないですね。
別にそれをなんとも思ってない。
恋愛なんて個人の勝手みたいな感じがすごく感じられて、
それはそれですごい新鮮というか、いいなと思った記憶がありますけどね。
フランスも二手に分かれますよね。
絶対仕事関係の人と恋愛にはしたくないっていう人と、
そうやって社内恋愛をしたりする人と分かれるかなって感じはするんですけど、
絶対嫌だっていう人もいますよね。
私もフランスの会社で働いてみたかったんですよ。
今までまだ働いてないんで、
フランスの企業の中で働いてみたいって言ってるんですけど、
主人に辞めた方がいいって言われて、
未だに実現してないので。
どういう人間関係かにもよるし。
社内恋愛されると困るかなって思ってるのかなって勝手に。
でも彼の方が断然可能性は高いですけどね。
もしかして怖いのかなって誰かに出会って。
出会いの数は増えますよね。
やってみましょうとか言われるのが怖いんじゃないかなって私はちょっと思う。
それで働くなって言ってるのかなって。
その辺のフランスは分からないけど。
勝手にそういう風に私は考えてますね。
通勤とかそういう絡み。
うちの夫だったらそういう絡みで言う可能性はあるかもしれないけど。
通勤は最初から言われてるんですけど、社内恋愛。
あとはパリのメトロも最悪だから、
乗ると左右にストレスを受けるから乗らない方がいい。
朝の通勤がない方がいいから働くなって。
私これって普通のフランス人の言うことかなってちょっとびっくりしてます。
フランス人でもいろんな人がいるんだなと。
メトロだからストレスかとか言うのはもちろん言うけど、
本人がやりたいかどうかかなっていう感じだから、
あんまり本人がやりたいのをそこまで反対するかどうかはちょっとわかんないけど。
そこまでやりたい仕事はなかったかなっていうことなんですよね。
社内恋愛はどこでもあるかもしれないし。
あとは社内じゃなくても、
ママともパパとも。
どこでもありそうじゃないですか、フランスが。
すごい私聞きますよ。
パパともととかね。
父系同士でみたいな。聞く。
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あとやっぱりそういう共通の趣味とか、
そういう習い事とか。
本当にどこで出会ってもおかしくないのがフランスなので、
社内恋愛だけじゃないですよね。
いつどこで何が起こるかわからないみたいな話があるので、
そういう意味での緊張感はあるかもしれないですよね。
カップル同士のね。
Me Tooの話とはずれてしまいましたけど。
緊張感は大事ですよね。
それでは本編スタートです。
本編です。
また今回も質問をいただいてますので、質問を読んでいただけますか。
子育ての時に叱ると怒るの使い分けがよくわかりません。
最近はよく怒らない育児をと聞くのですが、
それが何なのかいまいちしっくりとせず、
ぼやぼやしてしまいます。
ということなんですが、
考えたら先週も怒りの話だったので、
そうですよね。
ちょっとつながっているかなという気はするんですけれども、
よく言われますよね。
叱るのはいいけど、怒らないほうがいいみたいな。
叱ると怒る、使い分けろみたいなことはよく言われたりしますよね。
どういうふうに思います?叱ると怒る。
怒るというのはその時の感情ですよね。
例えば子供に対してだったら、
子供がバカなことをしちゃったというのをギャーってなって、
その自分の感情、その時にそれに対する感情をぶちまける、
ぶちまけないにしても感情ですよね。
叱るというのはしっかりと間違ったことをしたりとか、
そういった時に、そうじゃないよ、こうするべきだよ、
教えてあげるみたいな、正してあげるみたいな。
そういう感じですよね。
だとは思うんですよ。
だけどね、子育てしてると怒るのもあるんです。
怒らないと、わからないと、多少なんとなく自分の経験上、
ギャーって言わないと、子供もひえーってならないの。
ママが怒ってるーってなって、
もしかして悪いことをしちゃったっていう、
本人の戒めというか、気づきにならないときもあるみたい。
なので、人間としてやっぱり感情っていうのはあるから、
怒りを見せるのも時々は悪くないのかなと思います。
怒りに関しては、おっしゃる通り感情的な部分があるので、
どちらかというと、自分が主体になってるんですよね。
しかるは相手に目線が向いてるっていう感じだと思うんですけど、
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確かにイメージ的には、感情に任せて怒るっていうのはまずいよねっていうことなんだけど、
怒りを無意識で使うんじゃなくて、
意図的に使うのはアリかなとは思ってます。
でもそこには冷静じゃなきゃできないので、
感情に任せてギャーッとやるのは、
結局相手のためと言いながら自分が発散させたいだけだった、
みたいな形になっちゃうとは思うんですけどね。
だから、やっぱり感情がどっちに、
私は矢印をどっちに向けるかってよく言葉を使うんですけど、
子供に向いてるのか、自分に向いてるのかっていうのは、
ちょっと意識をしていかないといけないかなって思いますね。
しかるって本当に難しいですよね。
言ってもほら、聞かないわけだし。
聞かないです。
同じこと繰り返すじゃないですか。
毎日同じことを言い合うじゃないですか。
その連続だからね。
それがだんだんこっちの怒りにもつながってきたりっていうのがあるとは思うんですけど、
確かに怒ったからいいというわけでもなく、
怒ったら今度恐怖で動くようになっちゃって。
それも問題なんですよね。
恐怖心が芽生えて、ママが怒ったときに、
それで仕方なくやるとかそういうことですよね。
避けたいですよね。
要は、自分がやりたいからとかやろうとしてるんじゃなくて、
ママが怒るの怖いからやるっていうのだと、
本来の意図からずれちゃいますよっていう話ですよね。
でも、日本の人は私ちょっとわかんないですけど、
フランスの人って1回目、2回目ぐらいまですごい冷静なんですけど、
1、2、3回目ってガツンといきますよね。
だいたいやっぱり1回目、2回目、
ほんとやってますね、みなさんね。
みんな3回目なんですよね。
そこで2回目と確実にトーンを変えて、
もうかなりガツンといきますよね。
そこでは来れない子ももちろんいるんだけど、
1、2、3っていうのはすごくセットになってるっていうのがフランスっぽいですよね。
あと5分じゃないんだって。
それでも効かなかったら、もうこれを越えたら許されないから、
もうさっさと早くやってね、あんまり意味がない。
なんかね、運も言わせないところがある。
18:00
リミットを越えたときには、もう速攻。
なこうがはめこうが、もうここの時間だから寝る時間みたいな。
寝るパターンとかよくありますよね。
まだ寝たくないみたいなのがあるんですよ。
部屋に行きなさいみたいな感じになるっていう。
もうちょっとゲームしたいとか、もうちょっとテレビ見たいとか、
いや、もう寝る時間だから。
だから、奥さん3人いらっしゃるから大変だと思うんですけど、
やっぱり私の余裕度とすごく関係してくるっていうのが最近わかるので。
あります、あります。
だから怒ったりイライラしないときの状態っていうのは、
やっぱり自分の状態を保ってるときもね、
怒ってるときは自分の状態がエネルギー的に落ちてるとか疲れてるとか。
切羽詰まっててキリキリしてるときとか、子供に対する余裕もなかったり。
私もしますよね。
余裕がないとき出ちゃいますよね。
それがたまたま一番目につくところにいる対象に出ちゃう。
かわいそうなことをね。
出ちゃうので、やっぱり自分の状態をきちんと保つことが
子供に対する余裕にもつながっていくんだなって。
旦那様にも。
もちろん、もちろん。
本当に余裕がないとね。
子供と旦那様。
家族が一番出ますよね。
だから一番近しい人なんだけど、
その余裕の度合いとかって、
例えば赤の他人だったらちょっと止まれるところが。
家族だったらね。
出ちゃったり。
したり適当にあしらっちゃったりしたりとかすると思うんで、
やっぱり自分の余裕度と人間関係がすごく近いなって感じますかね。
これは子育てだけではなくて、
人間関係にもそのまま当てはまると思いますので、
ぜひ参考にしていただければと思います。
ありがとうございました。
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また次回もパリで学んだブレない自分の作り方をお楽しみに。
21:03
アキでした。
21:08

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