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Vol.14 ブレない自分の作り方
こんにちは、あきです。
今日もパリから学んだブレない自分の作り方の時間がやってまいりました。
さゆみさん、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
6月も終わりということで、7月、8月の夏休みはどんな風に過ごされますか?
長い夏休みですね。
2ヶ月はじまりましたね。
はい、我が家は毎年7月、8月日本に帰国しますね。
子供を連れて、夫は7月後半から3週間ほどお休みを取る。
3週間取れるんですね。
3週間取ります。お休み取って日本にジョインしますね。
日本ではどんな過ごし方を?
日本では7月はまず子供を日本の現地の公立の学校に入れて、
幼稚園と小学生の2人なので、学校に入れて日本の学校を体験させ、
それが終わってからちょっとゆっくりして沖縄に行こうかなと思ってます。
沖縄好きですよね。よく行ってもまた。
また石垣島に。
リピーターの人だからね。
リピーター。また常に同じところに。
石垣島。
2年前も行ったんですけど、また気に入ったからまた行きたいっていう。
同じ場所?
同じホテルです。
さすが財布屋さん。リピーターですね。
で、そこはなんか支配人さんがカナダ系フランス人。
フランス語を話すカナダ人が。
なるほど。
なので夫も心地がいいらしく。
なるほど。
そこにまた行きます。
で、いつ頃戻って来られるんですか?
それが8月のお盆ちょっと前ぐらいに戻ってきて、
その後、友人のフランス人が日本に転勤になったので、
宇都宮に遊びに行ってきて、
で、また東京で1週間ほど滞在して、
で、フランスに戻るという。
お盆後に戻るという感じですね。
うちとほぼ一緒ですよね。
うちも7月はもう学校に入れて、
で、8月に夫がジョインをして、
で、うちは暑くなると北上するので。
真逆になるよね、若い奴ね。
だから北海道に行きます。
で、うちはさゆみさんと違ってリピーターではないので、
前回行った北海道とは違う場所の、
また違うところに行くんですね。
東のシレトコとか内側の方に行こうかと思ってるので、
だいたいやっぱりお盆の後ぐらいにフランスに戻ってくると。
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だいたい同じぐらいですよね。
時期的にね、行くのも帰るのもね。
お互いだから暑い夏を日本で過ごしてくるということで。
北海道はでもきっと涼しくていいんじゃないですか。
夫がね、東京の夏がもう耐えられないので、
やっぱり涼しいところに行きたい。
となると北上せざるを得ないみたいな。
そうですよね。
うちの夫も東京の夏は辛いと言ってるんですが、
でも美味しいレストランが東京にはたくさんあるので。
そうですよね。
例えば、ジョエルオプションとか。
日本のね、フレンチで日本に来てるやつが。
フランスでもあるんですけど、
日本の方が美味しいよって言うんですよ。
そうなんですね。
また日本のフレンチは日本の食材を使って、
とても美味しく作ってるので、
絶対に行きたいというレストランがいくつかあるんです。
じゃあ日本に来てもフレンチもまた食べるんですか。
食べます。
フレンチ半分ぐらいはフレンチです。
日本のフレンチが美味しいと。
それはやっぱり日本に住んでた人の意見かもね。
だと思いますね。
それも楽しみの一つ。
食は楽しみですよね。
じゃあお互い楽しい夏休みを過ごしましょう。
それでは本編スタートです。
今回もさやみさんとフリートークで、
フランスやパリをテーマにお話しできればいいと思うんですけども、
実はよく質問を受けるんですが、
フランスの常識と日本の常識の違いについて、
やっぱりよく聞かれるんですよ。
日本では当たり前なんだけど、
フランスでは全然当たり前ではないとか、
フランスでは当たり前なんだけど、
日本では逆に当たり前じゃないっていう、
その日本に住んでいるとわからないフランスあるあるというか、
そういう文化の違いなどについて、
ちょっと今日はディスカッションできたらいいなと思います。
さやみさんの方が私よりフランスに住んでいる期間が短いので、
その来た頃を思い出してもらって、
やっぱり日本から来てフランスのびっくりしたこととか、
日本ではありえないなっていうことを、
それって何か思い当たるものってありますか?
そうですね、やっぱり数年前にこちらに夫婦で引っ越してきた時に、
まず家を探さなければいけなくて、
家探しのために不動産屋さんランデブー、
アポイントメントを何時にどこどこでとってたんですね。
それで待てども待てども来ないので、
不動産屋さんどうしちゃったんだろうと思ったら、
結局何の連絡もなくすっぽかされたことが後で、
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ドタキャンってことですか?
ドタキャンではなく、というかもうすっぽかし。
で、不動産屋さんに電話しても出ないし、
どうなっちゃったんだろうと思って、
翌日また電話したら、
なんか休養ができていけなかった。
だったら一本電話してよと思ったんですけども、
何もなし。
もう本当にすっぽかしというのがあって、
衝撃を受けました。
こういうのはビジネスとしてやっていいんだろうか。
ある意味お客さんですよね、こちらの方が。
彼はね、不動産屋さんはビジネスをしてるはずなんだけども、
私たちはお客さんであって、
お客さんを待たせるとはみたいな。
待たせるどころかすっぽかししてる。
一言連絡もなくすっぽかすっていう、
それはやっぱりちょっと衝撃を受けましたね。
そういうことがあって、他の方に後で話をしたら、
そんなの結構あるよって言われて、
私たちだけじゃないの?
いや自分もあるっていうお話を聞いて、
こういうことってパリではよくあるのかと、
本当にびっくりした記憶があります。
いわゆるアポイントの時間が、
全然アポイントになってないんですよね。
そうですね。
ディナーとかでもそうですよね。
呼ばれても大体15分遅れて行きなさいみたいな感じ。
そうなんですよね。早く行っちゃいけないみたいな感じがありますよね。
5分前行動とか考えられるんですよね。
ありえないですね。
日本人だったらもう普通のことが、
こっちでは逆に待つ時間がやたらと長くなるっていうか、
早く来すぎると失礼になるとかって逆に言われましたよ。
私ね、すごくもともと怠け者系なんだけれども、
時間に関しては待つのも嫌いだし、
待たせるのも実は好きじゃないんですよ。
こういうタイプの人はフランスでもつらい。
確かに。私も怠け者系ですけど、
私でさえも本当に、
私も結構遅れることよくあったんですけれども、
フランスに来て、私は遅れない方だってすごく嬉しくなりましたね。
比較してる相手がみたいな。
時間検出するとバカを見るっていう感じになる?
信号もそうですよね。もし何か当たり前だから。
これはまた時間と違いますけど、
その通りにやるっていうのは、ちょっとバカを見るみたいな。
そうなんですよ。
そんな感覚がありますね。
だから時間検出っていう、
この言葉自体がまず存在しないと思った方がいいかもしれないですよね。
あとは、時間とかアポイントのお菓子以外でびっくりしたことってあります?
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そうですね。
例えばスーパーとかいろんなお店の店員さんの態度の違い。
もうこれはやっぱりカルチャーショックというか、
お客様は神様ではなくて奴隷みたいな感じを受けましたね。
お客様が奴隷なんですね。
そんな感じを受けました。
なんだろう、あの態度。
売ってあげてるのよっていう。
このふてぶてした感ですよね。
お店の方も座ってますし。
そうなんですよね。2階だと必ず立ってますよね。
全く態度が違うので、お客様は奴隷みたいな。
それはスーパーとかブティックとか、どこに行ってもそういう雰囲気がありますね。
さっきの時間もそうなんだけれども、
例えば7時閉店ですって言ったら、15分前に店を閉め始めるじゃないですか。
入らないでって言われますよね。
そう言われるし、出てって言われるからね。
レジとかもたくさんお客さんが並んでて、長蛇の列になってても、
他の人がレジを開けるとかそういうことはなく、
永遠に一人の人が全員を扱って待ってる。
慌てて開けましょうとかそういうこともないし、
そこは全く商売系がないというのか。
日本のサービス精神っていうのはないんですよね、感覚的に。
そこがやっぱり一つの大きなショックでしたね。
そうですね。それに慣れちゃってるからね、私たちが。
そうですね。
コンビニとかいうお店の接客に。
そうですね。コンビニもないんですよね、フランスには。
コンビニ存在しないからね。
それも最大のカルチャーショックでした。
そうかもしれない。
コンビニは何、日本に行った時もかなり利用してました?
だって私の住んでたマンションの1階がコンビニでしたから、
あ、サハゲンダッツのアイス食べたいとか思ったら、
もう夜中でも降りてサッと買って食べに行けたというか、買いに行けた。
それはまずできないもんね、こっちではね。
コンビニのソフトクリームもその場で作ってね。
夜中であっても食べられてたので、それはここではできない。
日曜日お休みだからね。
コンビニがない。
コンビニないし、24時間空いてるとこもないし。
そうですね、だから逆にちゃんと自分でプランを立てて、
今週はこういうものを作ろう、そのためにはこういう買い物が必要だっていうことで、
リストを作って買い物をするようになりました。
確かに今思ったけど、日本の人に比べてフランスの人ってメモを持って買い物してる人多いですよね。
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みなさん持ってますよね、リストを見つつ消してきながらやってる人。
日本だとこまめに買い物に行ってるからか、
1日その日に必要なものを買えばいいっていうことありますよね。
確かにそれはありますよね。
ちょっと何かあるかな。
フランスに来て思ったのが、私も来るまで言葉としては聞いたことがあったんだけど、
システムデーって言う、ありますよね。
システムデーって言うシステムDっていう、
デブイエっていう動詞なんですよね。
そうなんですよ。何とかやりくりするとか、どうにかするっていう意味なんだけれども、
何かなかったから買いに行こうとか、何かなかったからもうダメだじゃなくて、
あるもので何とかしちゃおうっていうのを、このシステムデーっていう言い方をするんですけど、
これってすごくフランス的というか、
最もフランス的なことだと思いました。
どこのオタクに行っても、あれがないからこれで代用してやったとか、
そういうオタクすごく多いですよね。
ないからって言って新品を買いに行ったりとかっていうのは、
あまりしないですよね。
だからやっぱり自分の家の改装とかも、
ピンク塗りを自分でやるとか、
当たり前ですよね。
何かを直すとか、
だからやっぱりうちの夫はそんなに、
いわゆる日用大工家が得意じゃないんだけど、
その彼ですら工具も持っていて、
何かあるとカチャカチャカチャカチャやってるので、
直すレベル、改築っていうレベルはいかないけど、
直すレベルだったら人に何か頼まない。
そうですね。うちの夫も全くブリコラージュ系嫌いなんですけど、
できないとか得意ではないんですけど、
それでもトイレとか自分で修理しますよね。
あれはできるできない以前にも、
やるものっていう感じなんですかね。
そういう文化なんでしょうかね。
自分でやってそれでもダメだったら、
外部に専門家にっていうことなんでしょうかね。
だからいわゆるホームセンターとか、
DIY系のお店とかすごく多いし、
自分たちで何かするっていう文化なので、
人に頼むとかっていう発想はないですよね。
だからといって学校で技術とか、
授業作とか全くそんなのないじゃないですか、フランスって。
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どうやってみんな習ってるんだろうっていう。
それは不思議ですよね。
そこもやっぱり自分で独学とか、
ご両親とかの身を見真似なんでしょうかね。
確かに技術課程とかって授業ないですね。
だって裁縫もできないですもんね、みんな。
縫い物できないですし、学校で習わないですし、
家庭でもほとんど教えてないみたいですね。
音楽の授業だってないですからね。
音符の読めない子もたくさんいますし。
確かに裁縫はみんなどうやってるんだろう。
やらない子はやらないんですね。
やらないみたいですよ。でも好きな人は好きですよね。
すごい好きじゃないですか。
だから音楽と授業ないけど、好きな子は本当に音楽好きで、
歌手に目指して頑張るとかいうような子もいるぐらいだから、
この辺って学校で習わなくても何とかやってっちゃうんですかね。
できる人にお願いするとかっていう風になってるのかな。
あとはお直し屋さんみたいなのがあるじゃないですか。
そういうところにお願いしてるみたいですね。
ミシンがあるっていううち確かに少ないから。
学校に雑巾を作っていかなきゃっていうのもないですもんね。
だいたい掃除自体が学校で子どもたちがしないですもんね。
する必要がないので。
掃除も外部業者さんが。
土足文化なのでね、基本も外部の人がやるっていう感じで、
自分たちで掃除当番とか給食当番があるわけじゃない。
それもないんですよね。
ないんですよ。だからそういう風に考えると、
日本の学校に行くのも面白いなとは私は思うし。
だからやっぱり秋さんのところも入れたいと思いますよね。
私もそうです。
だからそういう意味では、システムでからちょっと話ずれてるけれども、
気になったらみんななんかやるけれども、やらないときはやらない。
もともとやる文化ではないから。
自分でやらなくても他人ができるっていうことはその他人に任せて、
自分でやらなければいけない、何とかしなきゃいけないものは自分で何とかするっていう、
そういう文化なんでしょうかね。
お金をかけずにね、そこは。
お金をかけないっていうのもフランス的ですよね。
システムでお金をかけないっていうのはやっぱりセットですよね、ある意味。
いい意味で契約するし、それをケチという人もいるかもしれないけども、
前にも話したように経済的だっていう意味がそうなので、
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やっぱりお金を使わないで何か自分たちでできることをやるっていう心はありますよね。
そんな感じですかね。
でも無駄遣いしない印象があります、フランス人って。
例えばどういう意味の無駄遣い?
何て言うんだろう、しょっちゅう外食とかあんまりみんなしないじゃないですか。
外食ってフランス結構高いので、皆さんお家に人を呼んだり。
ホームパーティーみたいな感じですね。
お弁当じゃないですけど、お昼ご飯とかもみんな自分でサンドイッチ作って行ったりとかしてる人もいますし、
結構外食は少ないかなという感じがしますね。
確かに日本のような気軽さもないですよね。
安くて気軽に行けるってところも少ないのかもしれないし、
あとお付き合いもないじゃないですか。
まあ今日本も減ってるかもしれないけど、仕事の同僚と飲んでから帰るっていうのもないですもんね、フランスは。
フランスは基本的にお友達としか。
会社の人とご飯を食べる機会はほとんどないですよね。
だからプライベートには入っていかないっていうのがすごく面白い。
すごくこれが象徴的に違うなと思ったのが、仕事とプライベートとも完璧に分けてますよね。
そうですよね、確かに。
だからプライベートな付き合いは仕事の人とはないですよね。
ないですね。
だから仕事関係の方をあまりお家に呼んだりっていうこともほとんどないですよね。
ないですよね。
必要がないというか、プライベートはプライベートなお友達と一緒に過ごすっていう感じですよね、家族とか。
そういう意味では本当に仕事の話は聞くけど、その人と私も同僚の方とか会ったことないし、会わされる機会もあんまりないですね。
ほとんど会ったことないですね、主人の同僚の方たちはほとんど。
だからその辺は仕事とプライベートはきっちり分かれてるなっていう感じがしますね。
多分これってまた違った側面でいろいろ出てくると思うので、また別の機会で話ができたらなと思います。
ありがとうございました。
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また皆様からの質問・感想をお待ちしています。
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どしどしご応募お待ちしています。
また来週のパリから学んだぶれない自分の作り方をどうぞお楽しみに。
さゆみさんありがとうございました。
ありがとうございました。
秋でした。