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こんにちは、あきです。パリから学んだブレない自分の作り方の時間がやってまいりました。
今日もどうぞよろしくお願いいたします。
今回の収録は東京でしておりまして、前からずさよみさんなしで一人でやっていこうと思うんですけれども、
夏に日本に戻ってきて、ちょうど1ヶ月ぐらいは経ってるんですよね。
久しぶりに長期間で日本に滞在しているということもあり、その中で感じることをちょっとお話しできたらなと思います。
フランスと日本の違いということで言えば、日本のサービスが素晴らしいとか、電車が時間通りに来るとか、
そういったものは海外で不便な暮らしに慣れている人たち、みんながみんな感じることですので、この辺はあえて触れずに。
今回、私がちょっとびっくりしたこと、あ、そうだったんだっていうこと、あとフランス生活と違って慣れてないなっていうか、すっかり忘れていたなっていうことについてお話ししたいと思います。
何年経っても、やっぱり日本では当たり前のことをフランスで生活していくと忘れてしまうものなんだなっていうのを感じました。
まず、あって思ったことなんですけども、カフェのお話です。
ブログでも少し書いたんですけども、今回子どもを日本の小学校に体験入学させていただいている関係で、夏休みが始まるまでの期間、私が一人で動ける時間というのが子どもが学校に行っている時間だったということなんですよね。
子どもは8時過ぎに家を出て、小学校低学年だと大体2時半過ぎには家に戻ってくるわけなんですよ。
とすると、午前中か少し早めのランチで対応するしかないんですよね。
フランスは特にうちの学校の場合、幼稚園の頃からずっと4時半なんですね、お迎えが。
なので、今小学校は4時15分なんですけども、これに慣れていると日本の小学校というのはやっぱり早いなぁと、終わるの早いなぁと感じていたわけです。
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ですから私としては、ミーティングとかセッションも含めてなんだけれども、午前中に全てやりたいと思っているわけなんですね。
8時過ぎに子どもたちが家を出るので、私も9時頃とか9時半とかミーティングとかセッションができるといいなと。
そうすると午前中目一杯いろいろ使えるわけで、それいいなぁって、もちろん相手次第ではあるんですが、
そう思っているとその場所、ミーティングとかセッションする場所が案外ないってことに気づいたんですよね。
ファーストフードとかドトールとかスタバとか、モーニングみたいなのをやっているようなカフェっていうのはあるんですけれども、
静かに話せるような、あるいはちょっと素敵なカフェっていうのが案外ないんですよ。
もちろん場所にもよるのかもしれないんですよね。オフィスがあるようなところは比較的もうちょっとあるのかもしれませんが、
だいたい例えば銀座で何かしようと思っても、基本カフェで検索しても10時頃が普通にオープンっていう感じで、
多分デパートの時間に合わせてっていう感じなのかなっていう気がしたんですけれども、
10時前とか9時とかそのあたりが案外ないんですよ。あるいはホテルのラウンジも場所によっては朝食があるところはありますけれども、
場所によっては早い時間、空いてないっていう場合も結構あったりするんですよね。
こう考えると、7時、8時には普通に空いているフランスのカフェってやっぱ朝早いんだなっていうか、
朝に活動するっていう前提で空いてるんだなっていうことを実感させられるし、逆に言うとまさにカフェ文化なんだなっていうのを感じさせられました。
あとですね、気づいたことがカフェのことであるんですけども、これはね、いわゆるカフェですよね。
スタバとかも含めてそういうところで気づいたことなんですけども、よくね、席を取っておくっていうことをするじゃないですか。
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例えば荷物を置いてトイレに行くとか、注文しにまた買いに行くっていう時に、物を置いて席を取っておくっていうことを結構普通にされてますよね。
でね、その時に洋服とかだったらわかるんですけども、携帯とかコンピューターとかあるいはバッグそのものを置いてどこかに行ってしまっている方が結構多いというか普通みたいなんですよ。
これはフランスでは恐ろしいことというか、もう取ってくださいと言わんばかりの状態なんですよね。盗んでくださいみたいな。
あるカフェに行った時に隣の方がずっとコンピューター置きっぱなしのままいなかったんですよね。私いるし別にいいな、いいんだと思ってたんですけれども、帰ってきてみたら外国人の方なんですよ。
で、この人ちょっと欧米系というよりはラテン系の方の気がしたんですが、英語喋ってたので英語圏だろうなと思ったんですけども、彼は自分の国でもこれをやってるのかなっていうふうに思ったんですよね。
これ日本だからやれると思ってやってるのか、自国でやったら大変なことになるんじゃないかなって、余計な心配なんですけどしてしまったんですよね。
夏とかはね、もちろん洋服とかコートだったら置いとけるものでも、夏だとやっぱり置くものもないので、バッグとか携帯をポンと机の上に置くって仕方ないのかもしれないけど、さすがにでもやっぱり携帯とかコンピューターを置いてどっか行くっていう感覚はすごいなっていう。
さすがにこの安心の国、セキュリティーのしっかりしてるというか、安全な国、日本だなっていうのを実感しました。
以前聞いたことがあるんですけども、これはフランスに住む遥か前の話なんですが、フランスでは物を置きっぱなしにするとイコール公共のものであるという認識をされるので、公共のものはその人の私物ではなくなる、つまり取られても仕方ないっていう発想だって聞いたことがあるんですよね。
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これ私が学生の頃のフランスの状態として聞いた話なので、相当昔の話なんですけれども、だからちょっとスーツケースに置くとか、今はテロの話もあるので置き引きとかもかなり厳しくなってますけども、
ちょっと忘れちゃったっていうのは、もう忘れた瞬間、10秒間の間に、もう取られてもしょうがないんですよ、公共のものだから。その人の手から離れたものは私物じゃなくなっちゃうみたいな、そういう発想なんだよっていうのをフランスで聞いたときに、えーって思った記憶があります。
これから日本で、東京でオリンピックも行われて、違う国や文化の方々もたくさん観光で訪れるようになっていく中で、これを置いといても取っちゃダメよって、これが日本だからと言われても、
それって通じるのかなって、通用できるのかなって、個人的には感じました。
ですので、やっぱり感覚的に、そういう他の国では、携帯置いたままトイレ行くとかのものを買いに行くっていうのは、ちょっと視点を改めていった方がいいかもしれないのかなーなんて、私は他人事のようにあまり思えずドキドキしてたんですけども、
なんかそれってやっぱり海外に住んでるから余計感じるのかなーっていう気がしました。
まだまだあるんですけど、それはまた別の機会でお話ししたいと思います。
それでは本編、スタートです。
はい、今月もライブでの公開質問ということでお送りしたいと思います。
東京でいろんな方にお会いして、その中で質問が出てきましたので、その質問にその場でお答えするというライブでの公開質問をやってみました。
実際に直接お会いしてないとできないことですので、それぞれの視点が見えてきてとても面白いなと思っています。
それでは今回の質問をお聞きください。
はい、次はさとみさんです。どうぞさとみさん。
ちょっと気になったんですが、フランスには日本でいう専業主婦のような形はあるんでしょうか?
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あと、会った場合には彼女たちは何を誇りに持って、どんな生活をしているのかなっていうのが気になりました。
なんで専業主婦に興味を持ったんですか?
なんか独特、日本独特なのかなと思いました。
専業主婦に関して?
そうですね、やっぱり結婚していても仕事を持っている女性っていうのが他の国にはもっと多いイメージですし、
日本でも最近は仕事を持つ女性は増えてきてますけど、
でもやっぱり専業主婦っていうスタイルそのものが日本独特なイメージがあったし、
今でもまだいるので、フランスはどうなのかなと思いました。
面白い質問ですね。
専業主婦って言葉はあるんですよ、やっぱり。
存在もするし、ただその専業主婦っていう言葉を普通には使わないんですね。
つまり、なぜかというと、専業主婦ってフランスの女性を考えると、
労働率が80%超えてるから、まず基本的に専業主婦の層が少ないっていうのがまず一つと、
あとフランスは女性も働くっていうのが基本前提となっている。
80%超えてるからね。
同時に仕事環境も整えられてるから、産休取った後に復帰しやすいとか、
保育園は大変なんだけど探すのが。
でもベビーシスターっていう人に見てもらうっていう文化が結構発達してるんですよ。
フランスって国の制度のおかげもあって、出生率が日本と変わらなかったのに今2.0。
それはやっぱり任せても大丈夫。ベビーシスターの文化が発達してるからで、
例えばお隣のドイツとかイタリアって日本並みに低いんですよ。
出生率。
だからヨーロッパでも全然お隣の国って違ってきて、
やっぱり私が知る限りだとメンタリティとして母親が育てるんだっていう、
人に任せないんだっていう国はやっぱり落ちるんですよね。
ドイツなんかそういうメンタリティが強いんじゃないかなと私が聞いてる限りでは。
だからヨーロッパでも一つにまとめられないところがあって、
だからそういう前提で考えるとフランスの場合、
専業主婦って言うとどういう人が専業主婦になるかというと、
イメージとしては基本的には超お金持ちの奥様。
要は働かなくて済むような奥様。
でも家のことは全くしないの。だから専業主婦じゃないの。
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だから主婦っていうよりはどちらかというと働いてない人っていうだけなのね。
専業主婦とは若干違うよね、多分そういう意味では。
あとは子供が3人とか4人以上とか5人とかいて、
働く人が多い。
あとは子供が3人とか4人以上とか5人とかいて、
働く意味がないというか、働いて保育園に預けても、
結局保育園料だけで給料を超えてしまうんだったら私がお家で面倒見ます。
っていうような人は自主的に仕事を辞めるから専業主婦になるんですよ。
だから子供が極端に多いか、長がつくほどお金持ちかっていうのが
専業主婦の一番典型的な例じゃないかなと思うんですよ。
だから日本みたいな感覚で専業主婦になりますっていうのは案外少ないかもしれない。
あともう一つ面白いなと今きっと思ったんですけど、
私は専業主婦ですって言う人はいないの?自分で言う人は。
そこに興味があったんですよね。
なんでかというと専業主婦っていう肩書きがないの。
私は働いてませんって言ってるだけなんでしょう。
だから働いてるか働いてないかで言うと働いてません。
でもそれに肩書きをあえて作るんだったら専業主婦ですみたいな感じで、
私は専業主婦ですって言う人はいないまず。
私も一時期専業主婦みたいな形になってた状況があって、
何してるの?とか聞かれるから、
専業主婦ですっていうのは言い方的にフランス語では変だから、
働いてないんだって言うと飽きない?って聞かれる。
で、私の中では飽きるか飽きないかの問題なんだみたいな感じで思ったんだけれども、
やっぱり彼らにとっては家に何もしないでずっといる。
家事だけをするっていうことって本当に楽しい?みたいな感じなんですよね。
喜んでやってるっていう感じじゃないのかなと思って彼らには。
で、私にとって当時は子どももいなかった時なんだけども、
私こうのんびりした時間が流れ、
フランス語の勉強のためにテレビでメロドラマ昼から見たりとかして、
お昼の料理番組も見て、マルシェ行って、スーパーウロウロして楽しむ。
それだけでも楽しかったしね。
だからそういうのが楽しいからやってただけで、
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飽きる飽きないの世界は全然なかったんですよ。
で、どういう価値観なのかというと、
彼らも誇りを持って専業主婦してるかということで考えると、
やっぱり何かしたくなったらアクティビティをしてればいいだけで、
それがスポーツだったり、あとはボランティアだったり、
子ども向けの競いとかPTAをやったりとか、
働かなくてもアクティビティは自分で探せばあるじゃないですか。
だからそれをやってますと言えばいいだけで、
専業主婦ですと言う必要がないんだよね。
だからそういう意味では肩書き自体がないような気がします。
だから多分そのメンタリティも出てるのかもしれませんよね、
世界として。
どうですか?
やっぱりもともと就業率が高いっていうところからしても、
もうその言葉もないでしょうし、
そうだったとしてもそれを選択するような社会的な地位があったりとか、
洋服の家庭にあったりとか、
だからやっぱり文化的背景もすごく大きいんだなっていうのを感じますね。
だから日本だとやっぱり男性が働いて、
女性が家庭から支えるみたいな感じは、
もちろん昔もフランスはあったと思うんですけど、
でもやっぱり女性解放みたいな感じになって、
女性も働くようになって、
そうすると家庭を支えるのは別に女性だけじゃないよね、
みたいな感じにはなってるかもしれないですよね。
だから日本の主婦の感覚で向こうに行くと、
一斉に飽きない?飽きない?飽きない?って言われますよ、多分。
そうですね。
でもやっぱり空いた時間にボランティアをするとかも、
日本だと少し増えてきたけど、
ボランティア自体が少なかった。
そうですよね。
あとは家事を完璧にすれば、
それが家を守ることみたいな女性の仕事っていうのが、
そういう感じがあるかもしれない。
だからアクティビティは自分で探せばいくらでもあるし、
そこにお金をかけなくてもできることもいっぱいあるわけで、
収入がないからできない、
習い事はできないものも出てくるとは思うけれども、
でもそういうアクティビティを自分で作っていくことができるから、
そういう意味では自分で専業主婦に留まっている、
家のことを完璧にするのが嫌だったら、
アクティビティをやってもいいんじゃないかなって気はしますよね。
どうですか?専業主婦についての質問。
分かりました。やっぱり日本的なんだなって。
ちょっと改めて思いました。
そうかもしれない。日本の特徴かもしれませんね。
ありがとうございました。
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はい、いかがでしたでしょうか。
日本の専業主婦事情っていうのが、
フランスではどうなのかという質問でした。
専業主婦はフランス語ではファモファイエと訳すと、
そうなるのかなって気がしますが、
私は主婦ですっていうことをこういうふうに直訳して言っている人は、
まずいないんですよね。
これは肩書きで何か書類などとかアンケートに答えたりするときに、
あなたはどういう立場の人ですかって書いたりするときに、
書くことが多い気がして、
それでもやっぱり働いていないっていう言葉を使うケースの方が多いのかなっていう気がします。
私がフランスに行ったときに、結婚した後、
単発で仕事をしたり、日本から仕事をいただきながら生活していたものの、
いわゆるフルタイムという仕事ではなかったので、
結構な割合でほとんど家にいたわけなんですね。
これは多分日本だと専業主婦という位置づけだと思うんですよね。
この時期が私の中では一人目を生んだ後も続いたわけなので、
やはり最初のうちは人に会うとパーティーとかで何してるのって聞かれて、
今は何もしていないとか、今は働いていないって答えると、
え?何してんの家で?っていう何してるの攻撃っていうのがすごくて、
もう答えるのめんどくさいなって思った時期も正直ありました。
日中一日家にいて、友達と電話で話したり会ったりするという位で、
基本は買い物以外は家にいたわけなんですよね。
自分の中では結構それはそれで楽しくて、
私の場合は期間限定だったからできたっていうのもあるんですけども、
その時にやっぱりフランス語がまだできない、それほどできる状態ではなかったから、
フランスのテレビを見て、ドラマを見てフランス的会話を覚えるとか、
料理でフランス語も勉強するとか、結構テレビのお世話にもなってたんですよ、ラジオとかね。
それを楽しんだり、会話といえばスーパー行ったりパルシェ行ったりする中で会話をしてたわけなんですけど、
何してるの?って聞かれても、言い方変えるとテレビ見て、買い物して、本読んでっていう感じだったので、
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自分の中ではあっという間に夕方になってしまうんだけれども、
人に何か説明するものがないんですよね。
テレビ見てます?とか、フランス語勉強してます?
勉強してますって言っても、その頃はもうフランスの学校にも行ってなかったので、
いわゆる勉強っていうよりはテレビの中でとかラジオの中で覚えていくみたいな感じだったので、
いわゆる勉強でもなかったし、だから何してるの?って言われても、
特に何もしてないなんていうことの方が多かったのが事実で、
それを言われると飽きない?みたいな感じで聞かれてたっていうケースでした。
今は実際に働いてるってこともあるし、家でやってますって言ってるだけなので、
飽きない?とかそういう質問してくる人はまずいないんですけども、
やっぱり専業主婦のあり方の良し悪しとかそういう世界ではなくて、文化の違いだなっていう感じがします。
これはフランスの方が労働率が高い、就労率が高いからといって専業主婦の肩目が狭いということでは全然ないと思うんですよね。
専業主婦だったら専業主婦で私は働いてませんと堂々と言うというか、自分で選んでいる。
あるいは選んでないのであれば再就職目指してますとか、そういうふうにきっちり言うっていうことが、
どちらかというとフランス人のメンタリティーに近いかなっていう気がします。
日本の専業主婦事情とフランスの専業主婦事情の違いについて、今一度考えさせられた質問でした。
いかがでしたでしょうか。
さとみさん、ご質問ありがとうございました。
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それでは、また次回のパリから学んだぶれない自分の作り方もどうぞお楽しみに。
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あきでした。