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こんにちは、あきです。
今日も、パリから学んだ「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
今日もさゆみさん、どうぞよろしくお願いいたします。
お願いいたします。
今、この7月は、フランスはヨーロッパ選手権、ユーロのサッカーで、まさに大盛り上がりっていうとこなんですけど、
さゆみさん宅は、サッカーは?
わが家は多分、すごくマイノリティに入ると思うんですけれども、
主人が全くサッカーに興味がなく、子供たちもまだ小さいので、あんまりサッカーという感じではないですし、
女の子、女の子、男の子、男の子はまだ4歳、5歳。
サッカー、いまいちできないので、
多分、世の中の皆さんと全然違うようなスタンスでいますね。
じゃあ全然テレビも見ないし。
全く見てないです。
情報も入ってこない。
情報は入ってくるんですけど、周りの人に、学校のお迎え人、ママたちが、
クロアチア人のママとか、スペイン人のママとか、イギリス人のママとか、
ちょっと盛り上がっているところに入っていけなかったりとかするみたいな。
なるほどね。
ありますね。
ヨーロッパは特に、ヨーロッパの国が集まってきているので、すごい盛り上がっていますね。
韓国人のママも盛り上がっていますね。
どこを応援しているのか。
わからないんですけど、各国との対戦をすべて見てるんです。
パリの街中も結構、自分の国のユニフォームじゃないけど、
こないだね、どこの国かわかんないけど、
頭ウィッグをかぶって、真っ赤にして、
普通の男性の真っ白いパンツ、スリップを履いて、街中歩いている集団だったんですよ。
でもそういう集団、確かに今多いですね。
どこの街でも、カフェのある一部をぶん取ってというか、
カフェを全部ぶん取って応援してますよね。
昨日カフェに行ったら、本当に3時ぐらいからちょうど試合がスタートするんですよ。
1回目の試合が。
その時間に合わせて、カフェもテレビを切り替えて、
みんなビール片手に、わーって盛り上がって、
自分の隣の席にいる我が子の声が聞こえないぐらい、
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相当大きな声で盛り上がってる。
なんかやっぱ愛国心をくすぐるんでしょうね。
自分の国を応援したい、頑張れみたいな。
うちも全くサッカーは興味ないんだけれども、国別になると思える?
そうかもしれない。自国の時、例えばフランスの時とかは、
やっぱり全く興味なくても、結果は気にしてる。
もうだって学校でも、うちは男だから特にそうなんだけど、
今日はフランスの試合だとか、明日だとか、予定がもう全てスケジューリングが入ってくる。
すごいですね。
すごいんですよね。
だからやっぱり周りも見てるから、
ついつい自分たちもトーナメント表見ちゃったりとかしてる子どもたちもいる。
うちの子もそうなるんでしょうかね。
あと数年後には。
今まだ幼稚園生なので。
これからだと思います。
それでは本編スタートです。
今回はアロマトローグのトモミさんにインタビューさせていただきました。
今まで何人かインタビューさせていただいてるんですけど、
実はフランス在住者ではなかったんですよ。いずれも。
皆さん旅行者。
旅行者だったり東京に住んでる方だったり、
ニューヨークに住んでる方だったりっていう形で。
フランス以外のところで各通訳連れてる。
そういう方たちだったんですけど、
今回初めてフランスに住んでらっしゃる方にインタビューさせていただきました。
だからフランスに住んでる人間として分かるところもいっぱいあるっていうインタビューなんですけども、
彼女はフランスのアロマセラピーっていうのを教える形として、
アロマトローグっていうアロマ研究家としてお伝えしているっていう活動をされてるんですけども、
彼女も面白い経歴の持ち主で、
その辺を今回インタビューさせていただいたので、
ぜひ聴いてみてください。
今日は素敵なゲストをお迎えしています。
アロマトローグのトモミさんです。
トモミさんどうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
まずこのアロマトローグ。
私は今アロマテラピーを教えてるんですけれども、
フランスでアロマテラピーっていうのは、
テラピーという名前がついてるので、
医療行為となってしまって、
フランスに関してはアロマテラピストとかアロマセラピストっていう名前は、
基本的には医療従事者、何かしらの資格を持っている人っていうのが名乗るもので、
私はそういうものを持っていないので、
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知識を教えるという意味で、
アロマ研究家みたいなフランス語でアロマトローグと名乗ってます。
なるほど。
アロマの、どういうことを教えてらっしゃるんですか?
日本とフランスのアロマテラピーってかなり違うんですね。
フランスは昔からずっと、今でいうと民間療法みたいな感じなんですけれども、
風邪をひいたらこの精油を飲むとか、こういう時にこれをつけるとか、
かなり高濃度で塗布したりとか、飲用したりとかっていう使い方をするんですけど、
日本の場合は基本的には飲用は不可。
そうなんですね。
原液で塗るのも基本的なし、全部希釈してくださいっていうのが、
日本のアロマテラピー協会、いろいろあるんですけど、
だいたい共通でそういうことになっていて、
日本とフランスのアロマは全然違うんですね。
どんなことを教えてらっしゃるんですか?
それで、フランスのアロマテラピー、私フランスで学んだんですけど、
フランスで学ぶと、割と解剖学的な、医療的な体の仕組みを教わりつつ、
こういう病気の時にはこの精油をどういう風に飲用するのかとか、
どういう風な処置をするのかっていう、
セルフケアとか、もちろん資格を持っている人とかは、
やっぱり患者さんにどういう風に処方するかみたいな、
そういうことを学んだので、日本とフランスが違うので、
私はこちらでフランス式のアロマテラピーをセルフケアとして教えています。
じゃあ、そういうところに、トモミさんのところにレッスンに来たり、
セッションを受けるような方たちというのは、
そのアロマセラピーとかアロマを使って、
自分でケアができるようになりたい人たちがいらっしゃる?
そうですね。
アロマテラピーってフランスのものなので、
私は日本語に訳して、
すごいあまりたくさんの人はいらっしゃらないんですけど、
でも、パリに住んでいる日本人の方に限定で。
なるほど。じゃあ、旅行で日本から来るというよりは、
こちらの人たちに教えているケースの方が多い?
そうですね。基本的には、今、オデオンという場所でサロンをやっているんですけど、
月に大体2回のコースみたいになっていて、
アロマテラピーの初級、中級、上級とあったりするんですけど、
そういうのにいらっしゃるのは、やはりこちらに住んでいる方が多くて、
でも、たまにパリに旅行で来るときに、
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トモミのアロマテラピーを教えてもらいたいという方がいると、
個人レッスンとか、半発で取られたりしてますね。
なるほど。ちょっと話はそれちゃうんですけど、
例えば、イギリスとフランスも違うんですよね?
私ね、そう思ってたんですよ。
元々日本のアロマテラピーがどうしてリラックスのために
嗅いだりとかマッサージしたりするかっていうのは、
元々イギリスから来てるんですね。
なるほどね。
歴史をひも解くと、フランスで活躍をしていた女性のアロマの方がいらっしゃって、
日本人の方って意味?フランスの方ね?
オーストリア人かなんかなんですけど、戦後。
ちょっと古い。
昔の話ね。
その方が女性だったので、
リラックスするためにマッサージに西洋を取り入れようっていう、
そういうメソッドを作って、
それをヨーロッパで展開してたんですけど、
イギリスでものすごい爆発的に流行って、
なるほど。受け入れられちゃったんですね。
リラックスとかそういうマッサージとか。
だからイギリスでは今もすごいいい学校があるみたいなんですけど、
そういうところでは必ずマッサージにアロマテラピーを取り入れたものを教わるんですよ。
でもフランスではマッサージとアロマテラピーは全く別のものなので、
私は一応マッサージも勉強したんですけど、
それは違う学校に行って、
アロマテラピーの中では出てこないんだ、マッサージは。
全然出てこない。全く別物。
じゃあフランスでアロマテラピーって言うと、
本当に純粋に精油と効能みたいな話になってくるってこと?
なので普通に薬局行くと精油が売ってると思います。
そうですよね。売ってますよね。
で、ちょっと知識があったり、
あと今本とかインターネットでいろいろ知った人が、
この精油を一滴飲んで風邪を治そうとか、
特に使うのがフランスのアロマテラピーです。
なるほどね。深いですね。
深いですね。
勉強しないと大変そうな分野ですよね。
結構ね、理系の分野で。
だって医療に関係あるものですもんね。
なるほど。
ともみさんのバックグラウンドはアロマテラピーとあるのかって聞くと、
やっぱりアロマな人生だったわけですか?
全然違います。
フランスはちなみにどれくらい住んでらっしゃるんですか?
フランスに来たのは2002年なので、今15年目に入ってます。
その時はどういう位置づけでフランスにいらっしゃったんですか?最初。
日本でもともと美術史とかを勉強していたので、
ゆくゆくは学芸員として美術館で働きたいなと思っていて、
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そのためにはどこか外国に行って勉強したいと。
そこでフランスにしたんですけど、
フランスで学生ビザを取って、美術史とかそういうものを勉強しようと思って、
こちらに来ました。
フランス語は勉強されてたんですか?その前に。
大学でずっとフランス語あったんですけれども、
第二外国語ってことですか?
そうですね。
でも本当にフランスに行こうと思ってなかったので、
最初はどちらに?
最初はイギリスに行こうかなと。
その方で美術史っていうのを勉強しようと思った。
そうなんです。
なんでパリだったの?
パリっていうかフランスになっちゃったんですか?イギリスから。
それは私の先輩が、
フランスって大学が学費がただなんだよっていう風に教えてくれて、
これなら日本の大学院に行くのときっと同じくらいのお金で
こちらで暮らせるんじゃないかと。
できるっていう。
って思いました。
イギリスが高すぎて、ちょっとこれは両親に言えないなと思ったので。
その理由でフランスみたいな。
でもそっからフランス語を勉強して、
2002年に美術史の勉強しようと思ってパリに来た。
その後は来てどうされましたか?
来た後、来たのが春だったんですけど、
大体大学って6月には9月から始まる新しい学年の登録が全部済んでいる。
私はもう分からなくて何をどうしていいか。
しかも大学院に最初から行こうと思ってたので。
美術史のその大学院ってことですね。
担当教授を探したりとか、ロムのレジュメとかを書いたりしなきゃいけなくて。
双方しているうちに3月の中旬に来たので、
登録期間というか来年度に入るにはもう遅いのではないかみたいになってしまって。
すでに気づいたんだ。
そうです。
いろいろ準備に時間かかりますもんね。
日本にいるときの情報とこっちに来てからの情報も違うし。
味で違ったんだ。
当時はインターネットも電話回線だったので。
アダログのね。
分かりますね。2002年だったらそうですよね。
ずっと見れるわけでもなく。
要はじゃあ日本にあるフランスの留学情報からいろいろ当たったりとかしてるぐらいで。
実際のことはあまり分からず、しかも私の大学にはフランス留学をした人がいなかったんですよね。
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日本での大学で。
違う大学でフランスにちょっと行ってたっていう人の話をかき集めて。
こっちに来てから家庭教師をつけてフランス語のレジュメを書いたりいろいろしてたんですけど。
ちょっと遅いと思って。
どうしたんですか?
フランス語もまだまだなので、とりあえず1年は語学学校に行きました。
じゃあそこで1年勉強して、次の年に美術史の登録をしようと思って登録したんですか?
そうですね。登録はしたんですけど。
結局登録はいろんな事情でできなくて、その後どうなったんですか?
その後、美術はすごく好きだったので、ルーブルの美術館の中にルーブル学院というとてもエリートの学芸を育てる学校があるんですけど、
そこは普通に入るのは無理なので、ずっとその後5年間私は聴講生として、そういう立派な教主陣の社会人口座を毎週受けてました。
続けてたんですけど、やっぱりフランスっていう国は美術に携わろうとすると、とにかくエリートじゃなきゃいけないっていうのがありまして、
私もそんなに力がないなと思って、フランスすごい私好きだったので、この国で暮らすんだったらもうちょっと仕事がしやすい仕事を探そう。
それで通訳とかコーディネーターとか、そういう仕事をやってたんですけど、
もっと勉強するために、
フランスにある外語大学みたいなところの日本語学科に入りました。
それは日本語学科に入ってどういう勉強されてたんですか?
日本人は年間10人くらい入れてもらえるんです。
その人たちは通訳になりたいとか、日本語の先生になりたいとか、そういうふうに思ってくるんですけど、
フランス人たちは1年生の時はひらがなをやったり、漢字をやったり。
要は日本語の勉強する学生さんですよね。
私たちはそういう授業は受けなくていい代わりに、同じテストを受けなきゃいけなくて、
このテストはあなたが日本語の先生になったとして、
フランス人の生徒に和とがの違いを教えなさいっていうのをA4、4枚とかで書くんです。
それはフランス語で書くんですよね。
日本語で書くわけじゃないんですよね。
そういう外人に日本語を教えるメソッドみたいな。
言語学ですよね。
そういう授業と、あとは日本の文化とか、日本の常識、政治経済とか、
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そういうのをオプションで選べて、私はそこでは美術と音楽と、
やっぱり芸術方面なんですね。
そうですね、そういうのを選んで、先生方はフランス人なんですけど、
私は音楽の授業で、何を学んだかというと、歌舞伎とか能とか、
そっちなんだ。
そういうのの音楽、称名とか。
今でも覚えているのが、暗記しなきゃいけないのは、
日本の三味線の鉢は3種類あって、
長さがこれだけ違うのと、厚みがこれだけ違うと、音色がこう違うとか、
そういうことは。
日本で聞いたことなかったようなことが、フランス語で逆に勉強になったっていう。
でも確かに、フランス人長く住んでいると、
フランス人の友達から、思っても見なかったようなことをよく聞かれるんですよね。
そういう時に、その学校に行ったおかげで、私はいろんな豆知識が。
日本のカルチャーとか、そういうのに関しての豆知識が得られたと。
例えば、え?っていうような質問って覚えてます?
フランス人から聞かれた日本のことで、思っても見なかったっていう。
思っても見なかった。
思っても見なかったわけではないけれども、
きっと彼らからしたらすごい変なんだろうなって思うのが宗教感ですよね。
例えばどういう形で聞いてきます?
何かをきっかけに、その人が映画とか何かで、
日本の宗教儀式的なものを見たとして、漫画でもいいですけど、
あれはどういうこと?って聞かれて、
日本人は例えば、神道なの?って聞かれたら、
そうすると、こっちは答えに困る。
神道というかって言って、
1月1日には神社にお参りに行くから神道です。
誰かが亡くなったりとか、お墓参りっていうのは仏教です。
で、クリスマスもお祝いするし、ハロウィンもするし、
インスタも最近やります。
やりますね、なんかありますね。
でも何でも、結婚式もね。
結婚式もいろんなパターンがありますからね。
だから何でもありなんだよって言うと、理解ができない。
何でもありっていうことが宗教にあっていいのか?みたいな感じですよね、きっとね。
だから無宗教といえば無宗教だけど、とかっていう感じになって。
確かに日本にいると、深く考えなかったことが、
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こっちに来て、質問によってより考えさせられるってことはありましたよね。
そうですね。
さっきね、ちょっと面白いなと思って聞いたんですけど、
フランスに残りたいから、残るためにはっていうことで、
美術の世界から言語学とかカルチャーのほうに入ったってことなんだけども、
友美さんがフランスの生活の中で、いたいなと思わせるくらいの魅力って、
もしあげるとしたらどんなところだったんでしょう?
このままずっと住みたいなって思えた。
そうですね。フランス人がすごく人間らしく、生き生きとしてる様を見て、
私2002年に来たんですけども、その当時も日本も、やっぱりちょっとマニュアル化しすぎているというか、
そういう感じはあったんだけど、来てすぐに、スーパーのレジのおばちゃんに怒られるとか、
フランスでね。
フランスで。なんかそういう衝撃的な。
なんで怒られちゃったんですかね。
買い物をして、レジを全部通したんです。
それでお財布が忘れてきちゃったことに気づいて、すみませんって言ったら、
こっちだと、誰か偉い人が来て、それで行動をやらないと、それをキャンセルできない。
それが彼女はすっごい面倒くさかったみたいで、
これ全部自分で返してらっしゃいって言われて、はいすいませんって言って、
戻しに行ったんですね。
全部戻しました。
私はお客さんだったのにどうして、どうしてかしらと思いながら、
戻してたんだ。
でも、例えば、その人、今日すごいイライラすることがあって、
お仕事中でもね、そういうふうに自分の感情をあらわれしちゃうっていうのは、
結構人間っぽいとか。
逆に、昔、電車のチケットを買うときに窓口に行ったんですよ。
それはフランスの話?
フランスでね。
で、おじさんにあたって、こんにちはって言って、
ここのここ行きのチケットが欲しいんですって言ったら、
君、一昨日までに買えば何十%オフだったのになって言われて、
あ、そうですかって。
言われてもね、残念っていうことなんですね。
それは残念って言ったら、
でも、僕がちょっと何かして何十%オフにしてあげるって言って、
この窓口の人の裁量でそんなことが出しちゃうの?
割引効いちゃったんだみたいな。
そう、だから、これはフランス人と仲良く、
24:01
可愛がられるように暮らしていけば、こんなに良いところはないと。
なるほど、可愛がられるの必要があるってことですね。
フランスでね。
そう、だから本当にお客様は神様じゃなくて、
可愛いお客様になる。
そういう風に、何かそれが結構カルチャーショックだったのと、
あ、何か人間っぽくて、
それは嫌な日もあるし、
すごい何かニコニコして、
皆に幸せを振りまきたい日もあるし、
何かそれってすごい良いなと思ったのが、
フランスに居たいと思った。
それが一番の理由ですね。
なるほどね。その人間っぽさっていうところですよね。
その、例えばじゃあこう、ある意味、
人によって態度を変えたり、その気分で変わるわけだから、
ある意味、非意気される人もいるし、
非意気されない人もいるじゃないですか。
そのために可愛がられると、お得になるっていうことなんだけど、
可愛がられたり、そういう人間的な対応してくれるために、
必要なことって何だと思います?
必要なこと…笑顔?愛嬌?
愛嬌?やっぱりそこは大事なんだ。
挨拶が絶対に大事だなと思います。
こっちの人って結構ツンケンしてても、
でも、ちゃんとメッシとかオーバーとか、
挨拶って意外とするなと思って、
やっぱりお店に入るときも、
こんにちはって言わないと扱いが雑になる。
すごい簡単なことなんですけど、
お店の人の目を見て、
ちゃんと人と人とのコンタクトを取るっていうことで、
それだけでいじわるされない。
変わるってことね。
確かに日本だと、いらっしゃいませって言われるけど、
こっち側って返すことがないじゃないですか。
ってことは、お客さん側ってあんまり言い慣れてないっていうか、
挨拶しない環境ですよね。
私、日本に帰ると言っちゃうんです。
でも私もそう、全く同じ。
こんにちはとか、窓口とかで言っちゃうタイプですよね。
誰か知ってる人かしらっていう顔される。
でも、言わないで行くのがちょっと抵抗があるっていうか、
不思議な感じになっちゃうんですよね。
じゃあ挨拶は基本。
挨拶。
愛嬌は基本。
目を見て、笑顔で挨拶をすると、全然印象が違うと思います。
なるほどね。
それはじゃあ、パリに来た方にもおすすめできる。
本当にぜひぜひ。
これは観光客でも同じってことですよね。
そうですね。
私結構観光客の方、日本から来た方とご一緒することとかってあるんですけど、
やっぱり日本の方、慣れすぎてて、
27:00
やっぱりボンジューって言い慣れないですよね。
そうですよね。
言わなかったりすると、
あれ、誰この人?みたいな感じに店員さんの顔色がちょっと曇るのもよく見てますし、
あと日本の方は結構お店のものを触っちゃう。
それも触っていいですか?っていうだけで、
そうすると奥からもっといいものを持ってきてくれたりとかするので、
言葉ができなくても、最初のボンジューだけフランス語で、
あとは英語でも日本語でも見てね。
日本語は通じないかもしれないけどね。
でも別にフランス語じゃなくてもいいってことよね。
そう。
なんかね、お互い人間なので、ちゃんとコンタクトが取れて、
この人、悪い人じゃないっていうふうに思えば、
本当によくしてくれるのがフランス人なんですよね。
その人間味をやっぱり日常の中で出していくことが、
フランス生活を楽しく乗り切っていくコツになるってことですよね。
やっぱりなんか、そのちょっとしたことで意地悪されるのも嫌じゃないですか。
対応が悪くなるのも。
不機嫌になっちゃう人とかいるからね。
特に人間味のある方たちなので。
そうそう。
ちょっとしたことで機嫌が悪くなることも確かにありますね。
はい。トモミさんのインタビューでしたけれども、いかがでしたか?
トモミさんも、秋さんとちょっと流れ的に似てるというか、
まずイギリス。
イギリスね。
イギリスからフランス語っていう風に流れ着いたというか、
いろんな事情というか、
なんて言うんでしょう、思いも寄らなかったところからね。
で、今はパリっていう。
とても秋さんと似てる部分を感じましたね。
学費が高いって本当にその通りで、
イギリス、私入学した時に3番階に分かれてるんですよ。
値段設定と同じ勉強なので。
まずはイギリス国内の人向けの学費。
ヨーロッパ圏の学費。
それ以外の学費。
そこで3倍くらい違うんですよ。
私の時はね。今は知らないんですけど。
だからやっぱりイギリスに住んでたり、
イギリス人だったらこの値段で同じ勉強ができるんだと思うと、
確かにただだなって思えるフランスは魅力的に感じてしまいますよね。
だって一般的なフランスの学校、小学校、中学校とか高校、私立、
私立の学校なんかでも授業料とっても安いですもんね。
安いですよね。日本の私立とは違いますね。
全然違いますよね。とっても安いので、
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別に公立にちょっと毛が生えたぐらいの授業料で入れてしまうので。
あまりフランスって教育にお金がかからないというか。
そうですね。国が結構サポートしてるってことですよね。
彼女がフランスに住もうと決めて魅力を感じたその理由が、
フランス人の人間臭さだっていうところの人間味の話をされてたと思うんですけど、
さゆみさんはこれに関してはどう思われます?
それに関しては、その通りと思うところもたくさんあります。
だけどそれが原因ですごいやと思う人も私はいるかなと。
それがストレスになる人もいますよね。
そこを多分ともみさんはうまく消化というか浄化というか、
うまくできる方なのかなという気がしました。
やっぱり衝撃を受けたと、そこが逆に魅力的に感じたっていうのは、
逆にともみさんがどうそれを捉えたかっていうところにも現れてますよね。
そこで人間味があって、人間臭くて面白い、いいなと思えたっていうところはすごいなと思います。
そこで立ち直れなくて、打ちのめされて、ひしがれて、挫折してしまう方もいらっしゃる。
逆にフランスが地雷になる人もいますよね。
だからそこはともみさん強いというか、
天然、感性が柔らかい気がします。
愛嬌とかそういうところを、やっぱり可愛がられるようにっていう。
そこはね、すごく納得。
やっぱり可愛がられるというか、この人可愛いなとか素敵だな、綺麗だなとか思ってもらうための努力って
この国では絶対欠かせないと思います。
嫌われても平気って、そう開き直ってやることもできるけど、なかなかね、難しい。
ご挨拶をきちっとするっていうのも含め、やはり人としてきちっと魅力的で、礼儀正しくてっていうのが
こっかかりの部分で、特に初対面でお店に入るときとか本当に大事だなと思いますね。
だから日本の人も、やっぱりこの部分は旅行でいらっしゃる方も積極的に傍聴ぐらいでもいいので、
言うと本当に確かに違う。
特にカフェに入った瞬間に、
その瞬間にそこの店員さん、ウェイター、ウェイトレスの方に、
今週ってご挨拶、きちっとにっこりと笑顔でした途端、
33:03
コモサバーとかですね、声をかけてくださってお話が弾んで、
じゃあいい責任っていう風になることもすごく多いと思うので、
コミュニケーションをきちっととる。
大事ですね。
カフェにさりげなくチョコレートがついてたりとかね、
プレゼントがつけていったりとか、ナッツとか持ってきてくださったり、
オリーブ持ってきてくれたり、
いろいろね、やっぱり確かによくしてくれるっていうことは大いにあるので、
やれるもんだらたくさんの愛嬌で取り切った方が、
バーバルなコミュニケーションも大事だし、
ノンバーバル、立ち振る舞いとか仕草、
そういったことでのコミュニケーション、
全然フランス人すごくそのあたり大事にしてると思うんですよ。
そこはやっぱりぜひいらっしゃる方は参考にしてほしいなと思います。
2回目もトモミさん次回に続きますので、お楽しみに。
この番組は毎週金曜日を目途にお届けしています。
確実にお届けするための方法として、
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また皆様からの質問・感想をお待ちしています。
パリプロジェクトで検索していただき、そちらのお問い合わせからPodcastを選んでいただき、
質問や感想を送ってください。
どしどしご応募お待ちしています。
また来週のパリから学んだブレない自分の作り方をどうぞお楽しみに。
さゆみさんありがとうございました。
ありがとうございました。
秋でした。