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どうもイラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
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夫の漫画家志望と夫婦の関係
今日はですね、前回自分の漫画制作についてのお話をした時に、ちょっと夫が実は漫画家志望だったという話をしたんですが、それにまつわるお話をしていきたいと思います。
ちょっと連想ゲームみたいな感じですね。前回話したことで、連想したことを話していくっていう感じにすると、ネタがつきないかなというふうに感じています。お付き合いください。
私は小さい頃から絵を描くのが大好きで、小3ぐらいからオリジナルの漫画を描いたりして遊んでいました。
で、夫もですね、同じく絵を描くことが大好きで、夫はですね、小1くらいから漫画を描いていたっぽいですね。
大学生ぐらいの頃には本気で漫画家を目指し、持ち込みをしたり賞に応募したりというふうにしていて、で、受賞をし読み切りがある雑誌に乗るまで行ったという話をしました。
なので漫画愛に関して言えば夫の方がかなり上だと思います。
夫の実家に帰るとですね、当時小学生の頃から書き溜めていたオリジナル漫画のノートがですね、全部取ってあるんですよね。
すごい、私も実は取ってあるんですが、もう全然文量が違います。
夫の方がね、やっぱ気が狂ったような量の漫画を書いていました。
で、面白いことに、その小学3年生くらいの時に書いていたオリジナル漫画をですね、今小学3年生の娘がめちゃくちゃ楽しみに読んでるんですよね。
もうボロッボロのノートですよ。なんかセロテープとかで補正してあって、こう読み返すとね、ボロボロボロボロセロテープがもう朽ち果てていて落ちてくるみたいな、そんな漫画です。
それをね、めちゃくちゃ笑いながら面白い面白いというふうに読んでいるんです。
その姿がね、とってもなんか面白いなぁ、いいなぁっていうふうに私は眺めています。
まさかね、自分の書いた、小学校の時に書いた漫画がね、将来何十年とたって自分の娘が同い年になった時にゲラゲラ読んでくれてるなんてね、その時の少年ね、思いもしないだろうなぁというふうに思うと、なんかちょっとね、感動するものがありました。
娘が引き継いだ漫画と新たな絵本企画
で、かつですね、娘がその漫画をですね、帰ってきて続きを書くと言い出しまして、なんと娘が夫のそのオリジナル漫画のキャラクターを引き継いで、新しい漫画を書き始めたんですよ。
タイトルがですね、「むちゃくちゃくん」という漫画なんですけど、夫はですね、藤子藤雄、特に藤子F藤雄先生をかなり崇拝しておりまして、藤子先生の漫画のような少年漫画をたくさん書いていました。
で、「むちゃくちゃくん」はですね、藤子先生の漫画のかたどおり、日常の中にある日突然、ヘンテコなキャラがやってきて、いそうろうするっていうようなストーリーになっています。
主人公の男の子は、たこやまいかおっていう男の子で、そこにむちゃくちゃくんというのが、4次元じゃなくて5次元の世界からやってくるっていう設定でした。
で、「むちゃくちゃくん」のパートナーなのかな?にケロガエルっていうちっちゃいなんかカエルのキャラクターみたいなのがいたりしてですね、もうちょっと到底大人の私には思いつかない、なんかね、愉快なキャラクター設定なんですよね。
それを娘が引き継いで書いてるんですけど、なんかちょっと羨ましくなってきてですね、なんか私も書きたいなというふうに思えてきたんです。
むちゃくちゃくんってね、なんかちょっと口に出して言いたくなりますよね。だから絵本とかにもできるんじゃないかなというふうに考えていまして、ちょっとですね、許可をいただいて、私も絵本の企画なのか、絵本と漫画のあいのこみたいな、そんな企画で何か提案書を書かせてもらおうかななんて思ったりしてます。
少し話は変わるんですが、私たちが結婚する時にですね、うちの母が言っていたことがあります。この大量の漫画を見てですね、それをちょっと思い出しました。
まるまるさんはね、本気で漫画家を目指していた人だから、もしかしたら今は会社員をしているけど、ある時突然、やっぱり僕は漫画家をもう一度目指したいっていうことがあるかもしれないよと。
あなたはね、あなたって私のことです。は、イラストレーターになりたいっていう夢を追いかけてね、好き勝手というか、のびのびとやってきているけど、そういうあなたもね、認めてパートナーとして選んでくれたわけだから、もしももしもまるまるさんがそういうことを言った時、
こうね、応援してあげられるような心の余裕と経済的余裕をまあ考えて、一応起きなさいよ、みたいなことを母が言っていました。
なるほどなぁというふうに思いまして、なんかね、この言葉はすごい自分の中に残っています。
妻としてはですね、あの、もちろん安定感のある会社員でいてくれるのはすごくありがたいんです。自分がフリーランスになってしまいましたしね、なんですけど、私は結構好き勝手ね、好きなことをやって仕事にしているっていう感じがあるので、
過去にはね、個展したりとか、そういう時期は本当にね、家事のことはもうおろそかなって、家の中ぐちゃぐちゃとか、大きな仕事に立ち向かっている時は、もう家の中ぐちゃぐちゃとか、そういうのもかなりあると思います。
夫への感謝と自分の夢
でもそんなところも、結構私の仕事を面白がって応援してくれている夫なので、だからこそ成立しているのかな、改めて感謝だなぁって、この感謝の気持ちは忘れてはいけないなというふうに思います。
ときどきね、本当に漫画家もう一回やりたいとかないの?っていうのを、本当に時々ですけど聞くことがあるんですが、なんかね、ないみたいなんです。あの、まあ本心かどうかわからないですけど、今関わっているお仕事が、まあそういうクリエイティブなところと全く関係ない仕事をしているわけではないので、
結構その漫画家をね、目指していたということを活かしながら、今のお仕事に向き合っているような感じが見受けられるので、まあ多分会社員を全うするんじゃないかなというふうには見ています。
まあなんですが、例えばね、リタイアした後、私もね、リタイアした後、まあ私はリタイアないですけど、改めて一緒になんか二人で漫画を描いてみるとか、原作をやってもらって私が漫画を描くとか、なんか絵本作ってみるとか、なんかそんなことをやっても面白いかもね、みたいな話はね、ときどきします。
それまでに私がめちゃくちゃ頑張って有名になっておけたらいいなぁというふうに思ったりもします。
と、今日は何でしょう、前回の話から連想しましてですね、夫が漫画家を目指していたという話をちょっと絡めて、夫への感謝を改めて話してみました。
あ、ちなみにですけど、私はですね、60過ぎたらもう一度舞台女優をやりたいと思ってるんです。
うふふふってね、あのこれ密かな夢なんですね。
多分この配信の自己紹介の時に話したかもしれませんが、私は学生時代演劇部をやっていまして、舞台を本気でやりたいと思ったのと、絵も本気でやりたいと思った時期がありまして、いや両方目指すのは無理だろうということで、絵を選んだということがありました。
なので、この演劇、まあ演劇女優さんじゃなくてもいいんですけど、何かこう表現するっていうのは、あのちょっとね、人生の先の先、お楽しみにとっておこうって思ったっていうところが実はあるんです。
なので、いろんな人生経験を踏んだ後に、おばあちゃんになってからね、そういうことできたらいいなっていうのが、実は実はずっと思っている、密かな夢なのです。
まあその意味でも、あのこの音声配信でちょっと喋ってみるとか、発声練習するとか、なんかそういったことは、リタイア後の楽しい楽しい人生に向かっての準備って考えると楽しいかなと思っています。
はい、ということで、今日はちょっとなんか照れくさい回になってしまいましたが、今日はこのあたりで終わりにしたいと思います。
イラストレーターの原あゆみでした。
ではまた次回。