個展の開催
イラストレーターの原あいみです。絵本や書籍、キャラクターを作ったり、難しいことを分かりやすく、漫画やイラストで伝えるお仕事をしています。
今日は、私の個展姫丸家が後半戦に入ります。あと1週間になりました。
前半戦で、絵の方は全て完売とさせていただきまして、本当にありがたいなと思っております。
でも、完売となったものも全て、もちろん会期最後まで展示してありますので、絵を純粋にご覧にいただくという感じで楽しんでいただけたらと思います。
そして、本日8月28日は仕事の関係で在留ができません。
代わりに、音声ガイド放送というのを有料ですが、ボイシーの方でアップしております。
ぜひ、そちらを聴きながら楽しんでいただくという楽しみ方を体験してもらえたらと思います。
そして、こちらの音声ガイド放送、お休みの間に3つチャプターを追加いたしました。
もう聴いたよという方も、新しく追加された3つのチャプター、ぜひ楽しんで聴いてみてください。
こちらのチャプターに、ウェブから購入できるURLをつけておきますので、ぜひチェックしてみてください。
そして、今週は古典にまつわるお話になりますが、今、会場で見に来てくださったお客様参加型の企画をしているんですね。
ちょっとそれについてお話ししてみようかなと思います。
どんな企画をやっているかと言いますと、会場の奥に立体作品が立っています。
いわゆる人形作品ですね。
そちらの作品は、スタンディングプリンセスというタイトルなんですね。
これ、実は青森の戸和田美術館にあるロン・ニューエクという彫刻家のスタンディング・ウーマンというタイトルをオマージュして付けました。
結構有名な作品ですよね。巨大なおばさんの作品。何かで見たことありますか?
私、これ本物見たことあるんですけど、この立体造形物、こっちをおばさん見ているんですけど、一体何を考えているのか?
怒っているのか?悲しんでいるのか?わからないんですよね。
その感じがすごく好きだなって記憶に残っていて、今回の作品のタイトルにちょっといただきました。スタンディングプリンセスです。
この姫の女の子ですが、名前がないんです。
娘にこの子は名前は何?って聞かれたんですが、全くないんです。私の中に。あえて多分付けないで作ってきたのかなという気もしているんですね。
であれば、会場に来ていただいた皆さんに名前を付けてもらおうかなと思って、そんな企画を考えました。
この企画、完全に誰が得かといったら、完全に私が得、私だけが得な企画なんですけど、よかったらちょっと楽しんで皆さんのアイディアを入れてみていただけたらなと思っています。
たった一人だけお名前を採用させていただいた方には、このスタンディングプリンセスの女の子をモチーフにしたミニイラスト原画を描き下ろしで描いてプレゼントしようと思っております。
プレゼント企画だと思って、何でもいいので名前にひらめいたのを書いてポストに入れていただけると嬉しいなと思っています。
でもこの名前ね、私まだまだ見てないんですよ。会期が終わるまで見ないで我慢しておこうと思っています。
そして名前を伏せてね、どなたが書いたかっていうのは伏せて選ばせてもらおうと思っております。
この名前が皆さん、例えば和名なのかカタカナなのか英語なのか、すごく意味を設けて名前を付けるのか、それとも音の響きで付けるのか、色から来るのか表情から来るのか分かりませんけど、
一体皆さんが何に着目してどんなイメージを持って書いたのかっていうのが、多分千差万別いろんなものが見えるんじゃないかなって思ってるんですよね。
もうね、めちゃくちゃ楽しみにしております。会場で見ているとお子さんはね、もう一瞬でひらめいてあっという間に書き終えて入れていきますね。面白いですね。
この前来てくださった、お名前言っていいですかね、梅ゼロさんの娘さんがですね、あ、私ひらめいた。めちゃくちゃ自信あるって言って入れてってくれたんですよね。
なんかすごい子供っていいなぁと思って、その時娘さんが物語をね、なんか想像してるみたいで、実はこの子はこんな風でみたいな話を私に聞かせてくれたんですよね。
なんかね、すっごい楽しかったですね。もう本当に楽しみにしております。
私の周りにはね、プロのライターさん、編集者さん、ノンフィクションライターさんなどなど、言葉を仕事にしていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいますので、そういった方はですね、
もうただの私、搾取になってしまうので使われては困る。言葉を書いたら一文字一文字すごい金額が発生しますよという方は入れないでください。
勝手に使わせていただく、私の原画と交換という形で使わせていただくので、そういった方はね、入れないでくださいね。
そんな感じでこの企画、とても楽しみにしております。
実はですね、13年前にやった立体作品でやった古典でも、その時その作品に名前がなかったんですよ。
その時もですね、私名前浮かばなかったんですね。で、これも会場に来ていただいた皆さんに名前つけてもらおうと思って、その時も実はやった企画なんですね。
その時はカフェダイニングでやったので、そこのお食事券をプレゼントという風にさせてもらいました。
なので皆さん本当にね、プレゼント企画だと思ってすごく楽しんでたくさん名前を投票してくださいました。
後日選ばせてもらって、その子の名前を正式に採用させてもらいました。
その後、その名前とともにその立体を写真で撮っていくというね、写真日記みたいなのを割とね、1年くらい頑張って連載していた記憶があります。
まあ今回ね、この立体造形物の女の子、どんな風に使っていくかはすいません、正直全くノープランでして、お名前いただいたらどんな風にこの子を活用していくかっていうのはね、決めておりません。
すみませんが、そちらの方はやるかもしれないし、やらないかもしれないしで、あんまり期待をせずに緩やかに見守っていただければと思います。
でもせっかく名前いただいたらね、何か発表したいなとは思っておりますので、それが漫画になるのか、何か原画になるのか、ラインスタンプになるのかわかりませんが、
こういったものって名前と設定がついたら初めてキャラクターになるんですよね。ただの絵、ただの造形物からキャラクターになるので、そうなったらね、せっかくなので何か展開はしてみたいなとは思っております。
交流の重要性
ちなみに今までやってきた作品展ですとかね、グループ展で、私はこういった形で現地で何か参加できるみたいな企画をやることが多かった気がしますね。
そうすると皆さん、ただ作品を鑑賞するだけではなく、やることができるんですよ、その場所で。
そうすると手持ちぶさたじゃないというかね、何かね、達成感を感じて帰っていただける気がしています。
しかももう、この展覧会のメンバーの一人になるというか、自分もこの企画の一部なんだなという感じで楽しんでもらえるかなというふうに思っております。
あとですね、もう一ついい効果がありまして、こういう企画をやっていると、ご来場いただいたお客様に話しかけやすくなるんですよ。
これね、ものすごく大事ですね。もちろんお知り合いの方だったら、わぁ、ありがとうございますって話しかけられるんですけど、今回ににじがろうさんというこのギャラリーは、結構人通りが多い道に面しているので、ふらりと立ち寄ってくださるお客さんが多いギャラリーなんですよ。
それも本当にありがたいなと思って、新しい出会いを楽しみにしていたんですが、私のことなんて全く知らないね、本当に普通にショップだと思って入った方が上に登ってきてくださることが多いんです。
そんな方に話しかけるのって、何かね、何か緊張しますよね。しかも別にね、あなた目的で来たわけではないので、しゃべりかけられたら何かめんどくさいなって思いません?
でも、プレゼントが何か当たる企画をやってるんだよって言うんだったら、あちらにもちょっと得がありますからね、話しかけやすくなるんですよ。そういった意味があるんですね、実は。
なので、もし何か展示する側、何かイベントを企画する側になる方にもちょっとしたアイディアになるんじゃないかなと思いまして、今日はこんなお話をしてみました。
もし会場にいらっしゃる方は、ぜひぜひね、投票をしていってください。今、前半が回帰終わりまして、100何十枚とね、たまっております。一旦ね、箱から出してきました。これを名前を付せてリストにしてもらいまして、私は名前を見ずにセレクトしたいなと思っています。
どうしよう、生放送とかでやろうかな、なんかね、迷っております。うちね、娘も夫も入れてるんですよ。家族もいっぱい来てますし、なんか家族のが選ばれちゃったらね、って娘に言ったら、え、そんなのずるい、それは名前を付せて、もし選ばれたらそれはそれでちゃんと採用にしてほしいってね、すごい怒られました。
まあ、そりゃそうですよね。そうやってね、名前を見ずに選びますって書いてあるので、いくら親戚、娘のが当たってしまったとしても、それはそれで正式に採用っていう風にさせていただこうかなとは思っています。はい、なので全く忖度なしでやりますので、ぜひ皆さん、名付け親になるチャンスかもしれませんので、楽しんでご参加ください。
もしかしたらこの子が今後有名になって、すごいね、キャラクターとして私たくさん使っていくかもしれませんね。そうしたら、あの子の名前私が付けたんだよっていうね、そんな風に自慢できるぐらいの子になったらいいですね。期待しないでくださいって言っといたくせに夢は膨らみますね。はい、妄想するのは自由です。はい、ということでイラストレーターの原江美でした。また話します。