エピソードアワードの影響
イラストレーターの原あいみです。おはようございます。お疲れ様です。
仕事始めの週が終わって、今週は第2週目という感じの方が多いでしょうかね。
皆さん、体調いかがですか?大丈夫ですか?
なかなか寒いので疲れますね、体がね。気をつけて過ごしていきましょう。
今日はですね、年末にボイシーの方でエピソードアワード2025というのがあったんですが、
その最終ノミネート放送に私の一つの放送を選んでいただけまして、
その放送がですね、私の不妊治療のお話をシリーズで話していた最終回のものだったんですね。
「運命の卵はどこへ?」というシリーズだったんですけれども、
その該当放送がですね、やはりノミネートいただいたおかげで、ものすごいたくさん再生をしていただいたようでした。
今まで私のボイシーのチャンネルの方では、最初の初めましての挨拶の放送が一番だったんです、再生数は。
それを超えるものはなかなかなくて、次に多かったのは中村敦彦さんが出てくださった回みたいなね、そんな感じだったんですけど、
初めてその2つを飛び越えてたくさん再生していただくことができました。ありがとうございました。
せっかくね、こんな風にボイシーさんの方にピックアップしていただいたにもかかわらず、
私は2026年の年始から放送回数を減らすというね、もう何やってんだいっていうね、動きをしておりますが、
これはこれで自分のやりたいことをしっかりと見定めて、絵を描く時間を増やすって決めたことなので、
なんかね、チェッて冷められちゃったら嫌だなと思いながらも、ちょっとね、このやり方でやっていきたいなと思っておりますので、
運命の卵の物語
暖かく見守っていただけたらなと思っております。
今日はその運命の卵はどこへっていう私の人活物語の、実はこれ漫画でね連載をしていたものなんですけど、
番外編っていう本当の最終回の漫画が実はあるんですね。
それは一時期、ウェブサイトに掲載されてたんです。
あの主婦の友者さんの赤ちゃんが欲しいっていうウェブサイトのところに掲載されていた時期もあったんですけど、
今はちょっと見ることができないんですね。なくなってしまって。
この番外編の物語が、私は自分としてとても気に入っている物語でして、たった一見開き2ページの漫画なんですけど、
それをちょっとエピソードアワード2025のノミネートいただいた感謝の気持ちを込めてご紹介しようかなと思います。
高橋新平さんが受賞したらその続きを撮りますっていう風にね宣言されていましたよね。
先週その続き放送が上がっていました。
プラスチック愛を語るっていうね、面白い私も大好きなエピソードでしたが、
それにちょっと習ってですね、私もいつか話すかもしれませんってなんか最終回で言っていたような気がするので、
それをね今日お話ししようかなと思います。
この話はですね、運命の卵はどこへっていう漫画自体は、私の体験談、体験物語なので主人公は原相美なんですね。
私と夫が主に出てきて、どんな風にこの妊活3年半をやってきたかっていうのが事実を漫画にしているものなんですけど、
この番外編の本当の最終回は全くのファンタジーなんですよ。
私が自分自身が不妊治療をやめてしまいたいってなんか心が折れてしまいそうな時に、
いやいやいやいやいや、向こうで、向こうでっていうのは子供になる前の子たちが空で暮らしてるっていう妄想をずっとしてたんですね。
向こうであの子たちも頑張ってるんだから、あの子たちじゃないな、
私のお腹にやってくるあの子もずっと頑張ってるんだから、絶対私もやめちゃダメだって思うために妄想していた物語なんですよ。
それを漫画で書いたというものです。
ちょっと絵がないとなかなか説明が難しいかもしれないので、声で上手に届けられるかわからないんですが、ちょっとお話ししてみたいと思います。
よろしければお付き合いください。
この物語は赤ちゃんになる前の子たちが暮らしている、なんかね、雲の上の世界みたいなのが舞台になっています。
物語の最初はジリリリリと目覚まし時計が鳴るところから始まります。
その目覚まし時計をピタッと止める手が出てきて、ムクッと主人公の子が起き上がります。
ベッドに寝ているんですけど、アッて言うんです。
アッて何か気づいたような感じで起き上がるところから始まります。
この子まで初めてこの子の登場人物の顔が見えるんですけど、
キューピーちゃんみたいな赤ちゃんになる前の真っ白な生き物っていう感じです。
耳がなくてうまく言えないな、天使の羽がないみたいなそんな感じの子ですね。
おひげが生えています。前髪とひげだけがある感じの、
パッと見男の子っぽいけど男の子にも女の子にも見えない、
全裸の赤ちゃんのような白い生き物、そんな感じですね。
その子がアッて起き上がってシャカシャカと歯を磨いています。
次のシーンになると、おはようってみんな小さな家、一軒家の小さな家にそれぞれ住んでいるっぽいですね。
そこから同じような風貌の子たちがゾロゾロといっぱい出てきます。
小さな家にはポストがみんなついています。郵便受けですね。
何か手紙が届くんですかね。そんな感じのみんな似たような、
同じ注文住宅みたいな感じのところから出てきているシーンです。
お隣さんとはどうやら仲がいいような雰囲気で会話をしています。
この子は一応名前はないんですけど、この漫画の中では。
私的には初めての妊娠をした時に、先走っちゃって胎児名をつけちゃったんですね。
これは運命の卵はどこへのシリーズでも話してるんですけど、
夫がヒゲメガネのキャラの人なので、ヒゲバブーっていう名前をつけちゃったんです、胎児名。
その子が1回目の時、化学リュウザンでいなくなってしまったので、
ずっとその子が空の上でもう1回来る、もう1回私のお腹に戻ってくるだろうと
頑張っているっていう妄想をしていたので、この子はヒゲバブーっていう名前なんです。
なのでヒゲバブーって読みますね。ちょっと恥ずかしいんですけど。
ヒゲバブーとお隣の同じような似た子、ちょっと顔は違いますけど、と会話をしています。
ヒゲバブーがリセットだったよ、惜しいところまで行ったと思うんだけど、
お友達がすごいよ、僕はまだ一度も行ったことないよって言って興奮をして聞いてます。
2人でとある掲示板の前に出かけていきます。
そこには赤ちゃんになりたいジャパンという掲示板があります。
これは赤ちゃんが欲しいっていう雑誌の連載だったので、そういうふうに書きました。
ヒゲバブーがこう言います。また募集いっぱい出てるね。
お友達が僕昨日100通出したんだよって言っています。
次のコマではヒゲバブーが一生懸命はがきに何か書いてます。
タバになって何十通と書いています。
またここからスタートか、でも頑張ろうって言って書き書きしてるんですね。
郵便ポストに出してそのタバを投函して、どうかどうかってポストに向かってお祈りをしている感じです。
これは赤ちゃんになりたいこの赤ちゃんになる前の子たちは、
赤ちゃんになるためにまずは一時審査に通らないといけないっていう世界なんですね。
なので応募はがきを何十通と毎日書いているという、そういう世界ですというそんな物語のスタートなんですね。
ヒゲバブーの冒険
帰り道、ボルダリングスタジオっていうのがあって、腕力アップって書いてあります。
そこに入っていってヒゲバブーは一生懸命しがみついて、
落ちるもんか落ちるもんかと筋トレをしているというそんな感じです。
数ヶ月後、結構筋肉がついてきて、よしよしと満足げに自分の上腕二頭筋なのかな、腕のところにポッコリとできた力こぶを嬉しそうに見ています。
そんなある日、家の前に郵便受けがあるんですけど、そこに赤ちゃんになりたい一時通過のお知らせというものが来ていました。
やったー!喜んでヒゲバブーはファーストゲートというところに向かっていくんですね。
ワクワクしながらファーストゲートに行ったら、ものすごいたくさんの赤ちゃんになる前の子たち、キューピーちゃんみたいなのがいっぱいいるんですね、わさわさと。
ヒゲバブーはこんなにたくさんいるんだって、ちょっとびっくりしています。
すると、受付はこちらですという声が聞こえて、じゃんけんゲートというところに行きます。
まずはじゃんけんをするみたいですね、ちょっと神様の使いっぽい人みたいなのが係員でいて、その人とじゃんけんをして、グーの方はお通りください。
ヒゲバブーはグーでした。やったー!って喜んで、次はですね、アミダゲートというところに行きます。
すると地面にアミダくじが書いてあって、どこか選んで進むんですね。
そしたら、ネクストゲートって入れるところにヒゲバブーが選んだアミダくじはつながっていました。
お隣の子はバツっていうドアの前でアチャーっていう顔をしています。
次はですね、スライダーゲートっていうところに来て、ウォータースライダーみたいなのにみんながずらーっと並んでいます。
可愛い浮き輪にスポット乗って、このスライダーに乗って出発するみたいですね。
ヒゲバブーはなんかもうこのまま出発できるかなーっていうような嬉しそうなワクワクした顔でドキドキドキってしながら滑り始めます。
行くぞー!シュー!うわー!
行った先には続きがなくて、滑り台の先にピョーンって飛んでいってしまって、スポンと穴に落ちます。
ヒューって落ちていって、長い長い穴を通ったらボヨーンと自分のお部屋のベッドに戻ってきてしまいました。
その日の、次の日の朝なのかな、またシャコシャコとシュコシュコと歯を磨いているヒゲバブーが
欲しかったなぁ、でも今までで一番進めたかもって言いながら歯を磨いています。
これは、いいとこまで行ったけどダメだったっていうことですね。そんなのをイメージして書きました。
そこからまた、かきかきと大歯垣を書く日々、ポストに投函して祈る、お祈りをする。
そしてこれは公園なのかな、鉄棒でヨイショヨイショと懸垂みたいなのをしているシーンですね。
そんなことをしながら3年後、3年経つんですね。またじゃんけんに勝ちました。
ウォータースライダーのゲートも通れました。
最終回のクライマックス
ひもを引っ張って当たりが出るかのくじも通りました。
次は黒ひげキキ一発をやるみたいですね。黒ひげキキ一発のあれを刺して黒ひげが飛ばなかったらクリアみたいです。
クリアしました。最後なんかウルトラクイズみたいなののバババーって走っていて丸×クイズの丸か×かを選ぶところで
丸を選んで飛び込んだら泥じゃなくてふわふわの雲があってクリア!そんな感じで
とにかく全てが運で決まるものを全部やっていくんですね。
ありとあらゆる運による選定を乗り越えて、ひげばぶーは出発ゲート、デパーチャーって書いてあるところに並びます。
そこには神様っぽいおじいさんっぽい人がいて、
今宵出発する皆さんはこちらに並んでくださいと言います。
みんな数名ですね。その日は1,2,3,4,5,6,7人並んでるんですけど、
そのおじいさんから羽のついたリュックみたいな、なんてチープな小道具でしょうね。
リュックのように背負って羽がついているものを受け取ります。
おじいさんはこう言います。
確かあなた、出発は今日が2度目ですね。今度は戻ってこないようにしっかりとつかまってくださいね。と言われます。
そしてわくわくと目を輝かせて、ひげばぶーは雲の出発台から飛び降りて、
下の人間の世界にわーっと落ちていく。やっと行くよーと言って落ちていく。
そんなところでこの物語は終わります。
漫画の制作背景
で、漫画はですね、私が主人公でずっと描いてきた連載のラストシーンなので、
多分災難手術が終わり、そして移植が終わって、
お腹をさすりながらこの物語を妄想している私、ベッドに寝ている私で、
なんてね、どうか今回は着床しますようにって言っているところでおしまいとなります。
はい、これがですね、私の運命の卵はどこへという漫画の本当の最終回でした。
これを描いた時にものすごく意識していたのが、
卵がうまく受精してちゃんと着床する、そして妊娠ができるっていうのは、
なんというか本当に完全に運だな、ほぼ運だなって思っていたんですよね。
もちろんね、体作りとかこっちの準備はすごく大事なんですけど、
なんていうか、ちゃんと栄養をとってね、いい生活をして、
体作りも完璧にやっていたとしても、
妊娠できるかどうかっていうのは本当に分からないんですよ。
全然気にしてなくても妊娠するときはするし、
なのでもう本当に運だと思っていました。
なのでこちら側は、こちら側のお腹の準備としては、
最大限パーフェクトな状態で迎えられるようにしておくけれども、
あっちが要は網打くじやったり、じゃんけんやったり、黒ひげ利き一発やったり、
とにかくいろんな運のことを何十個というゲートをくぐって、
しかも最初に何百通という応募を書いて一時通過しないと、
それが受けれないわけですからね。
もう数々の運をクリアしてきた特定の誰かがちょうど降りてきたときに、
私の体がいい状態になっていたらやっと着床するんだなって、
そんなふうに思っていたんですよ。
それを表現したくてこんな漫画を書きました。
とにかくもうやめようかなみたいな気持ちになったときには、
いやいやちょっと待てよ、向こうでヒゲバブーがめちゃめちゃ頑張って筋トレして、
信じてずっとやり続けてるかもしれないって思うことで、
自分の心が折れるのをなんとか食い止めていたという感じでした。
この漫画は自分の中では自分の支えになっていた漫画というか物語なので、
読者の皆さんに見ていただけたらいいなと思って、
本当の最終回で書いたんですね。
このストーリーは私の中ではとても大事にしていた漫画なんですけど、
実は漫画には書いてないんですが、
この日々応募をずっとどんなに落ちてまたダメだったとしても、
もう1回1から応募はがきを書き始めるっていうのがヒゲバブーなんですけど、
みんな一騎一遊そこまでしないんですよ。
とにかく淡々とダメだったか、じゃあまた頑張ろう1からって言って、
すごい淡々とチャレンジを続ける子たちなんですね。
でもある日、やめようって思う、やめる子の話をネームだけ書いてあるんですね。
これも私的にはとても大事なお話で、
お互いこっちの人間側の私ですよね、女性と向こうのヒゲバブー、赤ちゃんになる前の子が、
同時にもう頑張ったからやめようかなってするっていう、
要は降りてこなかった子のお話も書きたいなと思って、
テキストだけなんですけどね、文章では書いてあるんですね、物語が。
でもこれね、なんか読み返すとすごく泣けてきてしまって、
なんでしょう、暗い話じゃない、悲しい話じゃないんですよね。
割ととても幸せな話として書いてるんですけど、
なんだかね、やっぱりとっても揺さぶられるというか、泣けてしまうんですよね。
なのでちょっと声では届けられないんですけど、
実はそちらのね、Bバージョンも書いてますっていうことだけご紹介しておきます。
ちなみにこの物語は、
ウェブサイトで読めるように編集者さんがね、
ぜひ掲載しましょうっていうふうに特集ページを作ってくださったんですけど、
その時のタイトルは、スタンバイベイビーズっていうタイトルだったんですよね。
自分もね、このタイトルはとても気に入っています。
スタンバイしてるベイビーズです。
なんかロックンロールな感じのタイトルもいいってね、
当時の編集長が喜んで褒めてくださいました。
はい、ということで今日は運命の卵はどこへのシリーズの本当の最終回、
スタンバイベイビーズのお話を声でお届けしてみました。
ちょっと絵がないのでなかなか想像しづらかったかもしれませんが、
いかがでしたでしょうか。
ワンカットだけなんとかして画像を貼り付けておきますね。
よかったら見てみてください。
ありがとうございました。
イラストレーターの原江美でした。
また話します。