2025-12-03 47:31

#19-1 近年の国際情勢や国のシステムと医療の関係

#13-2 理学療法は平和に貢献できるのか(リハビリテーションやケイパビリティについて)

https://note.com/paraworks/n/n57ec6ff4f9d1


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堀 寛史

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田代雄斗

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サマリー

近年の国際情勢は不安定で、戦争や紛争のリスクが高まっています。特に台湾有事やロシアのウクライナ侵攻などの問題が取り上げられ、平和の維持が重要なテーマとなっています。また、情報の管理と技術革新が国際関係において重要な役割を果たしています。最近の国際情勢における移民の影響や国ごとの医療制度の違いについて考察されています。また、中央集権の政治システムが医療や社会保障の構築に与える影響についても議論されています。近年の国際情勢において、社会保障制度と医療システムが密接に関わっていることが重点的に論じられています。特に日本の医療制度は、高品質で安価なサービスが提供されており、他国と比較して優れたシステムが構築されています。さらに、資本主義と共産主義の違いが、国の安定や経済格差に影響を与えている状況が明らかにされています。近年の国際情勢における日本の社会的基盤と医療の関係について考察が行われています。特にエッセンシャルワークの重要性や食料・エネルギー自給率の向上、及び高齢化が進むアジア圏の医療システムについて触れられています。近年の国際情勢や国のシステムが医療やリハビリテーションに与える影響について議論され、移民政策や予防教育の重要性が強調されています。

国際情勢の変化
こんにちは、田代です。
こんにちは、堀です。
Advanced Therapist、エピソード19本目ということで、今回はタイトルは決めきってないんですけど、
このAdvanced Therapist、音声配信だけじゃなくて、ようやく記事みたいなものをノートで配信していて、
そこでですね、32本目の後半部分で、理学療法は平和に貢献できるのかっていうテーマをしゃべったんですけど、
そこにいいねというか、ノートだと好きって出ますけど、これが結構たくさんついててですね、
この辺から、結構平和みたいなところに興味を持つ人がいるのかなというのがありますし、
最近の社会情勢とか、政治のところも結構変化が大きいところなので、
医療とどう繋がるのかみたいな話をちょっといろいろしていけたらなと思います。
よろしくお願いいたします。
もしかしたら平和のところでしゃべったことと重複するところもいくつかあるかもしれませんが、
現在、平和というものがどうやって保っていけるのかというところが、
非常に社会的というか世界的にもテーマであるような気がします。
平和の時にも話したと思うんですが、平和というのは戦争状態の対義語では決してなくて、
平和ということの方が不自然であると。
本来は人類というのは闘争状態で、
例えば自然界なんかもそうですよね。
誰かのものを奪って、いわゆる獲物を飼っていくとかっていうのが本来の自然界の状態で、
それがない状態というのは不自然なわけだと。
つまり平和というのは相当な努力によって得られるものなんだというような前提に立って話していかなきゃいけないというところが、
前のところの一つのトピックだったと思うんですけども、
田代さんは今現状の世界、日本というところを中心に捉えてもいいと思いますけども、
世界をどういうふうに捉えたり不安に思っているのか、楽観的に捉えているのか、どんなふうに考えてますか。
悲観と楽観両方あるような気はするんですけど、
悲観的な見方であれば、台湾有事のリスクとかもなくはないかなと思いますし、
あとはイスラエル・ガザーのあたりとか、
ウクライナ・ロシアとか、自分もヨーロッパとか方面でスポーツ関係だったり学会で行くこともあったりはしましたけど、
最近ちょっと行きづらいなぁみたいなことは感じてたりしますし、
そういう世界情勢どうなるんだろうみたいな不安とかはありつつも、
日本国内で生きている分では物価上昇とかあったりはしますけど、
ある程度独立で仕事して生きていけるっていうのもありますし、
高市さんに代わったっていうのもあって、少し変化の兆しが見えなくもないというか、
そこに期待している人も周りではいたりはするんで、
戦争の歴史と現代
そういう楽観と悲観が織り混ざった感じかなというふうに見てますかね。
確かにそれが引きこももの状況というのはおそらく正しい感じだと思うんですけども、
歴史的に見ていくと、200年ぐらいのスパンで世界を見ていったときに、
非常に大きく戦争が動いたところでいうと、
一つはフランス革命以降の国民国家における戦争というところ、
それまでは王と偉い人同士の戦争だったのが、
フランス革命以降は国民国家の戦争に変わってきたと。
そして第一次世界大戦から第二次世界大戦において、
非常に大きく戦争が変化した。
その大きく変化したというのは一つは技術革新ですよね。
その技術革新において大量の人が死ぬようになったと。
特に本当にゲームチェンジャーとして現れたのが核爆弾ということになるわけです。
それをバックグラウンドにするから、
大きく戦争をやったとしても、
一戦を超えない戦争というものが一つの考え方になるわけですよね。
核を使ってしまうこと自体は、もう世界の破滅だというような認識ができてしまう。
その中で第二次世界大戦の後に非常に多くの人が死んだ戦争というとベトナム戦争なわけです。
これも結局一つは代理戦争的にやって、
内政干渉というか他国のところにアメリカ自体が侵略していくという、
これアメリカの侵略といったら怒られるかもしれませんけど、実際はそうですよね。
その後にワーガー戦争だとか、
あとはタリバンとの問題、あるいはISとの問題、いろいろなことは起きてきますけれども、
第二次世界大戦ほど人が死ぬような戦争というのはないわけですよね。
恐らく今後も戦争というのは、そんなに多くの人が死ぬというようなことはない状態であるが争っている。
特に映像的に爆弾が爆発したりだとか、ミサイルが着弾したりだとか、
あるいは市民がすごく影響を受けているというものがリアルに分かってくるということで、
戦争の概念は恐らくこの200年の間で一つ同じ戦争といったとしてもだいぶ違うわけですよね。
我々が今危惧している戦争といったときは、近代型、現代型の戦争なので、
自分たちが大きい被害を受けるということよりも、
どこかで悲しんでいる人がいる、どこかで辛い目に遭っている人がいるということに対する不安を持っていくのかなというふうには捉えています。
AIでまたフェイクニュースが出てきたりとか、認知戦みたいなこともあったりしますけど、
それによって結構政治のところも大きく変わるかなと思いますし、
情報の取り扱いみたいなところが近年だと大きく取り上げられる感じですか?
そうですね。この情報の取り扱い方によって人というのは不安に煽られたりしますし、喜びを得たりするということですけれども、
結局、平和というものを作っていこうとするときに、誰かが上手にバランスをとっていかなきゃいけない。
そのバランサーというものがいる時代というのは平和が訪れやすいわけですよね。
歴史的に言うと、第一次世界大戦前のプロセインのビスマルクという人が非常に重要なバランサーになったと。
これは評価は様々ありますけれども、あえて自民党政治というのを一つ良いとして捉えたときに、
安倍さんが世界のすごい重要なバランサーになってたという表現をする人たちも多いんですよね。
トランプともプーチンとも喋れたと。
あるいは習近平ともそんなに仲が悪かったわけでもない。
世界というのがあまりにもバランスが悪かったときに、安倍さんがバランサーになってたんだ。
今の高市さんにそれを期待する声というのが出てきたりしているわけですよね。
トランプさんは戦争を終結させる重要なバランサーになろうとしているというのはありありと見えてて、
本当に面白くも助かる存在ではあるんですよね。
前トランプ政権のときにトランプさんが非常にアウツサイダー的な政治家であるけれども、
彼はアメリカの大統領の大体2期8年アメリカの大統領をするとどこかで戦争をするんですよね。
前期のトランプさんはアメリカ自体がどこかに攻撃するということをしなかったんですよね。
今の昨日トランプさんも攻撃をしようとしないということは、
ミランにバンカーバスターを落としましたけど、
あれを戦争とするかどうかという評価は一旦置いておいて、あまり戦争を好んでいないのであると。
となったときに、今トランプさんがアメリカの大統領に就任している期間というのは、
大きな戦争は起こさないんじゃないかというような期待はあるわけですよね。
それに対して結局その戦争を起こすかもしれない可能性を持っているという代表がおそらく今の中国だと。
ただ中国からすると彼らは実際に他国の侵略というのはしないんですよね。
じゃあ何をするかというと内戦をするわけですよ。台湾有事というのも内戦になりますし、
例えばウイグルの問題、チベットの問題というのは内戦なんですよね。
だから中国というのは実は一戦を越えてこないという非常にこれまた面白い考え方を持っているわけですね。
それに比べてロシアというのは他国侵略をする国なので、
でもロシアの言い分からするとウクライナというのはもともと俺たちの同じ国だったんじゃないかというような言い分ですし、
このあたりは我々日本人の感覚からすると、
例えば北方領土に対して侵略したりだとか、あるいはサハリンに対して侵略したりとかするときに、
どういうふうな大義名分になるかというと、ここはもともと俺たちの土地だから返せと。
だけどもこれがハワイを侵略するとか、あるいはフィリピンの方まで侵略するとかになってくると、
またちょっと概念が変わってくるわけですよね。
だから中国にもロシアにも言い分がある、アメリカにも言い分があるというところが戦争の難しさということだと思います。
移民政策と国際関係
一時期の植民地支配みたいな時代は明らかに外にどんどん出ていくという感じだったかもしれないですけど、
近年であれば過去の歴史から見て、ここはもともと自分たちのところだったんじゃないかみたいな、
国による歴史認識によって侵略しているか、出ていっているかどうかみたいなところが違うかなと思うので、
その辺を見ていかないとなかなか理解しきれないと思います。
あとは結局現代、本当に2000年入ってくらいから土地をたくさん持っておけばいいという概念はなくて、
戦争するというのは相当コスパが悪いんですよね。
だとするとこれは完全にイデオロギーの問題で、あれは俺のもんだ。
あいつらは危ない奴らだという考え方で戦争が動くわけですよね。
それこそ100年前というのは土地がなくて資源がないから、奪って自分たちのものにして経済的な優位性を取ろうとして捉えていたわけです。
だけども現在における経済的優位性というのは必ずしも土地とリンクしないので、
それよりもテクノロジーだとか、あるいは情報線を通してどこかを潰して自分たちが取っていく。
あるいは海外の会社であれ、M&Aすれば自分たちのものになってくるので、
あえて戦争する必要が昔の考え方ではない。
じゃあなんでするかというと、これはイデオロギー的に、
先ほど言いましたようにあいつらは危ない奴らだ。
そして俺たちのものだという主張。
そのあいつらは危ない奴らだの一つの代表が要は移民政策の問題ということですね。
移民が入ってくると危ない人を入れる。
その危ない人を入れるということ自体は自己国民を危険にさらすことではないか。
だから移民は入れるなというような保守的な考えというのが今の世界的な一つの潮流なわけですよ。
これに関しては非常にポリティックかつ難しい問題を抱えてますけど、
田代さんはどんな捉え方をしますか。
なんでヨーロッパとかでも結構もともと移民受け入れる積極的に受け入れたところもあると思いますけど、
そこもちょっとなかなか国内の大変さもあって、
もうちょっと移民は制限しようみたいな動きもあるかなと思いますし、
日本で言っても比較的世界で見れば移民とか海外の方の数は少ないとは思うんですけど、
国際情勢と移民の影響
それでもかなり外国人に対する問題とかは話題に上がりやすいと思うんで、
もともとやっぱり日本の中の人でまとまりたいという気持ちが強いような気はしますし、
アメリカでまた違った状況もあるかなと思うんで、
どうなんですかね、国による違いが大きくあるなみたいなぐらいですかね。
移民の捉え方も非常に難しいところがあるとすれば、
例えば今のヨーロッパの、ヨーロッパって一括りにしてしまうのはちょっと危険かもしれませんけど、
ヨーロッパ全体においては、ISの問題だとかシリアの問題とかを踏まえて、
中東の移民というのが非常に増えたわけですね。
その中東の移民が確かに犯罪率を上げているというような捉え方をしていますが、
同時にヨーロッパの経済の下支えを完全にやってるんですよね。
つまり安く働いてくれて、自分たちがやりたくない仕事を移民にさせて、
そして自分たちはその移民の人たちが、
稼いだお金の上銭をはねて、そして裕福な人が出てくると。
これが今のヨーロッパの一つの構造なんですよね。
アジアの中央集権政治
何が起きているかというと、非常に面白いなという考え方が、
今までは右と左なんですよね。
リベラルと保守という右と左、右派と左派という、
これはもともとフランスから、イギリスから議会で、
右側に座った人たちと左側に座った人たちが意見が違うということで、
右派と左派というふうにできたわけですけれども、
同時に現代は右派と左派よりも問題なのが上下だっていうんですね。
つまり富裕層と貧困層の問題だって言ってるわけです。
その移民の問題をたくさんちゃんと見ていくと、
移民というのはもともと貧困層なわけですよ。
その貧困層の人たちっていうものに対して、
上手に施策がうまくいかないと、
貧困の人たちっていうのは必ず、
必ずではないですけども、悪事に手を止めたくなるような状態。
これは世界において移民のみならずだと思いますけど、
貧困の人たちっていうのは追い詰められて、
することが最終的に犯罪にいかざるを得ないとか、
犯罪というのは人のものを奪う犯罪もあれば、
例えば薬剤だとか薬の犯罪もあるわけですよね。
そういったこと自体の施策が落ち着いていないというのが、
本来のあり方、本来の状況なんですけども、
今のヨーロッパというのは先ほど言ったように、
経済基盤はかなり移民の人が支えていて、
今円、ユーロってものすごいユーロが強いんですよ。
だから一方的にユーロは実は強くなっているんですね。
それの経済基盤というのは明らかに移民なんです。
なぜかというと、日本は人口減なんですけど、
ヨーロッパは人口減の部分を移民で支えてますから、
労働者確保できてるわけですよ。
だけどもその人たちが悪いことしたら出ていけっていう、
非常にアンビバレントというか、
大きな問題を抱えている。
そうなる前に日本は入れるなという判定をしている。
じゃあ入れない代わりにどうするかというと、
経済的な問題というのは自分たちで担保したというところになっている。
福祉的な社会保障だとか、
どういう方まで包摂して助けるかみたいなところは、
国によってかなり違うかなと思いますし、
日本であれば高齢化の問題も進んできて、
そこは高齢化先進国的な使いで、
介護の仕組みとかもあるかなと思いますけど、
単純にそこでいい仕組みができたからと言って、
海外に輸出できるかどうかというと、
国の基盤みたいなところも違うから、
この辺が難しそうだなと思いました。
まさに日本自体が今後、
移民政策をどうするかといったときに、
どういうふうな人たちを仲間とするかというところの絶対条件は、
税金を納めることとか社会保障を納めることなんですけど、
移民側からの意見からすると、
ちゃんと納めているのに、
なぜ選挙権がもらえないんだとか、
国民として認めてもらえないんだとかという問題があるわけですね。
だから日本人からすると、そうはしてほしくない。
つまり、やっぱり大和民族と言われる人たちが非常に多い国なわけですね。
もちろん琉球の人、アイヌの人、
あるいは朝鮮族の人、中華族の人とかっていうような、
日本に国民っているんですけども、
やはり大多数が大和民族だっていう、
特殊形態をとっている国だと。
そうなった時に、アラブ系だとか、
あるいはアフリカ系だとかが入ってくること自体の、
人種における混じり合いをひとつ怖く思っているっていうのが、
これがやっぱり日本の特徴で、
アメリカとは真逆なわけですね。
例えば、日本ってキラキラネームっていう言葉がありますよね。
あれ何でか知ってます?
何でキラキラネームっていうかっていう。
なんでなんでしょうね。
人種の多様性がないからです。
アメリカとかってなったら、アフリカ系の人もいる、
メキシコ系の人もいる、ヨーロッパ系の人もいる。
だから名前に統一性がないわけですよ。
なるほど、もともと。
統一性があるとすれば、クリスチャンネームって、
例えばジョンさんってのはヨハネですよね。
マイクってのはミカエルとかっていうふうに、
キリスト教の聖書からとっている名前の人たちからすると、
例えばアフリカ系のインザさんとかって、
ンから始める人たちはキラキラネームなわけですけど、
だけどその人たちはその文化から来ているから、
それが普通なわけじゃないですか。
でも日本ってかなり民族形態、苗字形態っていうのが、
確かに名前のパターンが非常に多いんですよ。
例えば苗字のパターンって、
中国だとか韓国に比べたらめちゃくちゃ多いんですね。
だけども下の名前ってなった時に、
それが変になってくるとキラキラって言うんですよ。
キラキラ苗字とか言わないじゃないですか。
だけどキラキラネーム、これは民族多様性の低さの象徴なんですよ。
民族多様性が少ないっていうのは悪く言ってるわけじゃなくて、
そういう風な文化圏だってことです。
なるほど。
なので多様性っていう意味では、
アメリカの方がかなり多様な人はいると思いますし、
それを元にした政治システムもできてきてると思うので、
多様性を受け入れる基盤とかを作ってこようとしてきたと思うんですけど、
それでもまだいろいろ課題が出てきてるという感じですかね。
そうですね。
これまたちょっと後に医療の方に近づけていくための準備として、
日本とかあるいは中国だとか、
アジア全体がそうなんですけど、
その中央集計制なんですね、政治形態が。
これは古くから、
それこそVの時代に大法律令ができた時代ぐらいから、
あるいはもうちょっと前からかもしれませんけど、
中国っていうのは中央集権化してるわけですよね。
日本はそれを奈良からあるいは京都に移る時代の中で、
中国から仏教だとかと同時に政治システムを入れてきて、
日本もどちらかというと中央集権化をやろうとした。
また日本は中央集権化をやろうとしたが、
その武士の時代が台頭してしまったので、
政治システムは中央集権をやろうとしたんだけれども、
軍事システムは武家が持ってるわけですね。
武家と工芸というのが両方に台頭しながら、
ある種上手にやってきた国なわけです。
特に江戸時代、280年続く江戸時代というのは、
武家と工芸が上手にやりながらも、
武家なんだけれども武力集団ではないわけですよね。
むしろ将軍というものを、
将軍というのは軍事の最高司令官なので、
軍事の最高司令官が権力の最高に取ったので、
言ってしまったら軍事政権なんですね。
江戸幕府というのは。
だけども別にそれはシステムとして、
軍、抜、言ってしまったらヤクザが多くの国にいて、
その人たちをまとめ切ったというのが江戸幕府だ。
中国というのはその系統もあるんだけれども、
同時に徹底した官僚制度を続けたわけですよね。
なのでアジアって中国の影響が非常に強いので、
中央集権化してると。
しかしヨーロッパだとかアメリカだとかっていうのは、
必ずしもそうではないんですよね。
特にアメリカっていうのは中央集権化しない国なので。
だからその西洋とアジアって、
根本的に考え方が違う。
システムが違う。
だから社会保障もだいぶ違うわけですよねってことです。
中央が決めて国民を守るという考え方と、
みんなでいわゆる後助、後助、不助をやっていこうというよりも、
後助の国なんです、日本は。
ヨーロッパとかアメリカっていうのは、
不助とか次助の国なんですよ。
福祉国家と社会主義
だから基本的には社会保障制度の成り立ちが全然違うのに、
それらをいいとこ取りしていくっていうのは、
結構難しいですよということになるんです。
そうですね。
そうなると、いわゆるスウェーデンとか、
北欧の福祉国家みたいなところは、
個人の自由と公的なサポートも両立させていこうとしている、
中間的な立ち位置になるって感じですか?
もともとその代表がイギリスなわけですよね。
揺りかごから墓場までという形でやってきたが、
もうサッチャー前後の時に崩壊しちゃうわけですよね。
スウェーデンとかノルウェーとか、
あのあたりっていうのは、
どちらかというと民主社会主義的な立ち位置なんですよ。
だから社会主義の一部を取り入れているわけですよね。
民主社会主義の最高に出来上がった国が、
ある意味では日本だっていう評価する人たちもいるわけですよね。
中央が控除する。
社会主義国、共産主義国なんだけど、
中国って実は社会保障制度がほぼないんですよね。
だから高齢化していくにあたって、
その年金制度があるだとかっていうことではないので、
実は中国ってすごく大きな問題を抱えているってのはそこですし、
アメリカの場合っていうのは、
社会保障制度をずっとやらずにきたわけですね。
自分でどうにかしろと。
だけども今、いわゆる白人国家ではなくて、
スパニックだとか、
多くの人民が増えてきて、
社会に対する価値観が変わってきてますよね。
社会保障制度っていうのを厚くしよう、
医療と社会保障制度
っていう代表がオバマ系です。
オバマさんの時代に、
社会保障制度っていうのをちゃんとやらないと、
医療っていうのをタダにしないと国が持たないということで、
民主党政権がやったわけですよね。
それに対してトランプはやらないと言ったけど、
やっぱり社会保障制度はいるということで、
今は低所得者層の医療は無料になってます。
なるほど。
ロシアとかもあまり社会保障制度は整備されてない?
どうなんでしょうね。
ロシアはもともと共産系なので、
その流れを持っていると、
社会保障制度は持っている可能性はありますけれども、
ある程度国を維持しようと思うと、
持たないと国って維持できないから、
何かしらは持っているんだと思います。
全くロシアは知らないですね。
なかなか情報が入れづらいというのもあるかもしれない。
日本の社会保障制度っていうのが、
やはり早い時代から解放権を始まって、
解放権の流れで今は3割2なんですけれども、
他国に比べても、
無料か全額かではなくて、
相の子をとっているわけですよね。
北海道でも大阪でも東京でも沖縄でも、
基本的に同じ医療を受けられる。
というのが日本の強みなわけです。
それが諸外国はなかなかそうはいかないという状況なので、
日本の医療制度っていうのは、
安くて質が高いっていう、
まち中華と同じような状況がとれているっていうのは、
すごいことですよね。
そういう意味で、
世界的に注目されるところもあるかなと思いますけど、
共産主義と資本主義の対比
もう1回その平和の話に戻すと、
やっぱり共産主義系のところと、
資本主義というか民主主義的なところが、
以前は結構大きな争いの対立だったかなと思いますけど、
それがだんだんまた近年だと構造が変わってきているっていう感じですかね。
そうですね。もともと共産主義自体が長生きできなかったっていうことがあって、
中国っていうのは形状の共産主義ですよね。
完全な共産主義を謳っている国というのは、
今、北朝鮮と、あとどこだったかな。
どこかあるんですよ。
ドルクメニュースさんとかまたちょっとあれは共産主義にならないのかな。
すみません。商国のところの情報がちょっと全部わかってませんが、
一応北朝鮮は共産主義なんですよね。
だけど共産主義イコール独裁国家と見られがちってことね。
事実独裁国家なのでそうだと思いますけど。
中国は共産党が一党で政治を独占しているが、
社会システムはもう完全に資本主義ですよね。
だから統治システムは共産主義。
つまり党の言うことを聞きなさいってことですね。
他の価値観というのは入れない。
選挙をして共産党以外に民主党みたいなのが出てきて、
それがひっくり返すってことはない。
その代わり経済は自由。
ただ土地だとか、土地とどこだったかな。
基本的な財産ですね。
国民の財産は党が持っているんですよ。
党がお前の取り上げることができるってことですね。
共産主義なので。
でも資本主義はそれができない。
要は例えば僕の財産を国が取るっていうこと自体はできない。
そういったシステムの大きな違いがあります。
なるほど。
そうですね。近年だと資本主義的な流れが強くなってきてるかなと思いますけど、
これによる平和の側面でいくと、
メリットとデメリットどちらもあるような気はしますけど、
森先生って言うとメリットの方が大きいのか、
デメリットも見えてきてるのか。
これは本当に一部でやりきれるものではないという捉え方です。
つまり周りが共産主義権になった時の、
例えば日本ってなった時に、
日本は共産主義を選択したはずなんですよね。
だけどアメリカの被害を受けて、
西洋の仲間に入っているので、
日本は資本主義経済というものでやれたと。
特に資本主義・共産主義のバックグラウンドに軍事がどうあるか。
自分たちがやりたいようにやろうとした時に、
周りの国から干渉を受けない状態ができないといけない。
周りの国が非常に強大で、
自分たちで軍事を増やしていかなきゃいけなくなってきた時に、
資本主義でやってたら軍事が強くできないから、
共産主義を選択せざるを得ないということになります。
医療制度の課題
この辺りは、どちらがいいかというと、
右と左では少なくともない気がします。
ただ、今の世界の一番の問題は貧富の差なんですよ。
だから、いわゆる保守かリベラルかではなくて、
金持ちか貧乏かになってきている。
アメリカはものすごい経済格差がある。
日本も経済格差はあるとはいえ、まだ少ないんですよね。
それからヨーロッパとかも経済格差が大きい。
中国も経済格差が非常に多い。
経済格差が多い時に、
共産主義がいいのか、民主主義がいいのかといった時は、
明らかに民主主義なんですね。
これはどういうことかというと、
イーロンマスクも生活保障も持っているのは1票しかないんですよ。
だから金があろうと、金がなかろうと、票は1票なんですよ。
いわゆる、金持ちと貧しい人の数はどっちが多いかというと、
貧しい人の数が多いわけです。
ということは、その人たちが一致団結することによって、
政権を変えることができるということです。
ここが民主主義の面白さであり、
実際に、今週か一昨日か、ニューヨークで視聴戦がありまして、
マムダニというキョクサの人が視聴になるという、
非常に面白い現象が起きているわけですね。
ニューヨークってすごい華やかに見えるけれども、
今、ワンベッドルームの家賃が、
だいたい月収の半分と言われるんですね。
今、ニューヨークの月収で年収で言うと、
1000万円を超えてくるから、月収100万円があったうちの
半分がベッドルーム代になるわけですよ。
暮らせないんですよね。
これは結局、家賃を釣り上げられていってるわけですよ。
儲かるから。
で、金持ちだけ住めばいい。
まずすければ外に出て、遠くに行って、
電車で長い通勤してこいという状態になってくるわけです。
それでもう人が集まってくるから、金持ちが集まってきてっていう。
だけどエッセンシャルワーカーの人たちって、
そんなこと言ってられないわけですよね。
例えば掃除婦の人もそうですし、
あるいは看護師にしても、理学療法師にしてもそうです。
そういう人たちって、もともと高級取りになれない。
むしろ社会インフラなわけですから、
社会インフラのところまで、
そんな高い家賃を求められたり、
あるいはどんどん物が釣り上がっていって、
生活できなくなってくると、
今日はニューヨークに空洞化が起きるわけですよね。
今日はニューヨークから病院が逃げていく。
そうなってくると、ニューヨークで脳卒中になったら、
わざわざブロンクスの橋を渡って、
ハーレムのほうまで行って、
治療を受けなきゃいけなくなると。
これは本末戦闘なわけですよ。
だからそういう状態が、
今ニューヨークで起こりそうなので、
局差の要は、局差というのは、
例えば電車を無料にしますとか、
フードチケットを配りますとか、
という形の人たちが勝ったということです。
なるほどですね。
この辺また日本でも、
似たような感じも起こるかもしれないですし、
やっぱり貧富の差とか、
特に医療介護福祉とか、
エッセンシャルワーカーに近いところだと、
なかなかご給料上がらない、
みたいなことも悩んでいる人もいるかなと思うので、
日本におけるそういう、
局差みたいな動きって、
あんまり少ないかもしれないですけど、
そういうエッセンシャルワーカー向けのところというのは、
どういう感じで議論されていくんですかね。
エッセンシャルワーカーの前に、
日本は社会民主主義的な動きが、
ずっと強く動いているので、
社会に対しての分配というのが、
比較的うまくやっているんですね。
年金制度もそうですし、
生活保護制度もそうなんですけども、
今エッセンシャルワーカーの前に、
医療費として問題になっているのは、
高齢者医療だとか生活保護医療の人たちというのが、
非常に安いと。
それを支えているのが、
労働者階級の人たち、
労働者世代の人たちだ、
ということの歪さに問題が起きているわけですよね。
それを、例えば医療報酬を下げようと。
結局、年間に50兆弱の医療費を使っているから、
それでもう経済が持たないと。
経済じゃない、医療費が持たないと。
社会貯蓄がパンクしそうだと。
じゃあどうするかというと、
診療報酬を下げて、
給与も下げて、
そうなった時に、
エッセンシャルワークというか、
医療職の人たちというのが大打撃を食らうわけです。
病院は給与を下げようとするから。
じゃあ、高齢者の人たちの3割負担が始まります。
3割負担にして、
その人たちが病院から死んでいくのかとか、
いろんな問題が実はすごく大きく入っていて、
一気に解決できる策がないんですよね。
もちろん、今、
税金の上振れる分を、
高い保証金の方に突っ込んで、
医療職の方の給与を上げようという動きはありますけど、
これが高級的にやられるかどうかはわからないんですよね。
いずれにしろ、医療現場が起きている疾病というのは、
一つは、
サービス業型の医療転換をしてしまっていることに、
一つは問題があるわけですよね。
もちろん、高齢者がたくさん増えている。
患者が増えている。
つまり、顧客が増えている。
顧客が増えて、医療費がうなぎのぼりなのに、
儲かっていないはずがないんですよ。
じゃあ、どこが儲かっているかという問題なんですよ。
要は、ラーメン屋さん、
ラーメンブームが起きて、ラーメン屋さんが増えて、
儲かっているラーメン屋は絶対あるはずなのに、
ラーメン屋は儲からないという状況はおかしいわけですよね。
どこかが儲けているんです。
日本の経済政策と医療の現状
48兆50兆で、トヨタの総売上より高いんですよ。
じゃあ、どこが儲けているんだということです。
そこが多分、エッセンシャルワークの人たちではない
ということになっていることが問題なんですよね。
そうですね。
社会的基盤となる活動をしているわけなので、
そこに分配されるのは、
もうちょっと増えたらいいなと思いつつも、
国全体としてもなかなか経済成長しきれていない
みたいなところもあるかもしれない。
どちらかというと、国全体の議論でいうと、
いかに経済成長させるかみたいな方が
トピックには上がってきているという感じですか。
そうですね。
今の日本の経済政策というところだと、
特に高市政権が言っているのは、
食料自給率とエネルギー自給率を上げるということで、
ある種の積極的防衛ですよね。
なので、それは非常に正しいと思うんですね。
海外グローバリゼーションというのが一時期はと言われたけど、
世界との仲良くやれているのであれば、
自分たちのところにも分配が来るけど、
世界がどこか歪になってきたときに、
食料とエネルギーというのは必ず最初に封鎖されるんですよね。
それを封鎖されないように、
日本が自給すべきという風になっている。
医療の部分というのは、
日本は割と上手く回っているということがあって、
そんなに注目はされていないんですよね。
医療職のみに、
米農家もそうかもしれませんけど、
あなたたちのモラルでやってくださいという感じがあるんですよね。
給与なんかじゃなくて、
ナイチンゲールの精神とか、
倫理的なものから人助けをしたいんですよ。
だからあなたたちは人助けを安くてもしなさいという傾向が日本にはあります。
そうですね。
その中でももちろん頑張れる人もいる中で、
この業界じゃ無理だなと言って離れていく人も今後は出てきそうな感じですか?
それは正しい経済論理なので、
それを調整するのが国である地方自治体なんですけど、
そういったところにどこまでちゃんと意見が回っていくかですよね。
なので必ずゆり戻しとして、
医療業界がこれからパンクするというか、
潰れていく段階で誰が困るか、
そして誰が声を上げるかという段階だと思います。
アジア圏の医療格差
例えば70%から80%赤字のところを、
いくらお金を入れたとしても、
今後高級的にずっと黒字にしていくのは無理なので、
だとすると、
なくなっていく、なくなっていく、なくなっていく、生き残っていくです。
この辺は日本で議論されているところではありますし、
各国、他の国でも、
特にアジア圏であれば、今後高齢化が進んでいくところは、
日本の様子をウォッチしているところも多いかもしれないので、
参考になりそうなところは、
特にこれまでの話でも、
アジア圏には応用可能な部分もありそうな感じですかね。
アジアの都市部には応用できると思います。
これが結局日本と諸外国のすごい大きな違いって、
日本って都市も都会だってことなんですよね。
都市にインフラが整備されているので、
例えば新幹線も通っていると、
あるいは高速道路も通っていると、
何かあった時に物品が安く届けられるわけですよね。
だけど、例えばフィリピンだとかインドネシアだと、
島が多いわけですよね。
これ届けられないんですよ。
ということは、島の人とそうじゃない人の医療格差が
著しく起きてくると。
あるいは中国とかも、都市部はいいけども、
農村部になった時に大きな病院ってないわけですよね。
日本は人口が少ない、
例えば島根とかあるいは高知とかでも、
大きな3次救急病院を持っているんですよね。
しかも医療レベルが高いわけですよ。
これをモデルとして他の国に持っていけるか
したら多分無理だと思います。
なるほどですね。
そうなると遠隔の医療とかオンラインの診療も含めて、
デジタル的なツールも用意していこうみたいな流れも
出てくるかなと思いますし、
デジタル植民地みたいな話も聞いたりするんですけど、
以前であればリアルに侵略指定とかで植民地増やす
みたいなところもあったかもしれないですけど、
デジタルのインフラ自体が海外から入ってきたものが
どんどんまだ発展途上の国とかに入っていって、
そちらで埋め尽くされていくみたいな未来も見えるような
気はするんで、さっきのまた平和とつながっているところで
医療の予防と教育の重要性
デジタルのインフラみたいな
観点としてはあるのかなと思いました。
そうですね。だからデジタルに期待しつつ、
だけどやっぱり俗人的にやらなきゃいけない部分っていうのは
すごく大きくなってくるわけですよね。
エッセンシャルワークって
デジタルとそうでないもののあいのこなんですよね。
例えば銀行業だとか証券業とかって、
もうその人が限りなく減ったとしてもできる仕事が
結構あるんですけど、
医療職だとか、
例えば職肉業とかにしてもそうだと思いますけど、
機械化できないところがものすごく多いわけですよ。
結局今ブルーワーカーの方が
仕事としてたくさん増えているっていうのはそういうことですよね。
機械に代替できないところ。
医療っていうのは本当に機械で代替できないから、
結局その人にお金を払い続けなきゃいけない。
つまり人にお金を続けなきゃいけないってことは、
ある程度の金額がかかるわけです。
機械化すると金額が落ちるんですけど、
人が位置づけるっていうのは、
例えば1人の労働者が40年働いたら2億から3億かかるわけですよ。
その部分の投資が絶対必要なわけですよ。
そこを経営者とか社会がどういうふうに
ちゃんと担保できるかっていうのはすごく重要な地点かなと思います。
なるほどですね。
そうなると各国においていかにそういう
医療のインフラとかに投資できるかっていうのもありますし、
国際機関WHOとかも国の格差に応じて
仕組みを整備していくみたいなことも考えられているっていう感じですか?
国際機関ほど頼りにならないところもなくて、
実際に国連だとかもあんまり頼りにならない状態になっていますので、
これは本当にその国の権力者と市民の考え方になると思います。
あとは宗教とか文化ベースになってくると思うんですよね。
国連は家からこういうことをしたらいいよと言ってくるかもしれませんけど、
それはやっぱりできないと思うんですよ。
国連とかWHOはですね。
なのでそこを本当に輸出するのであれば、
システムと人とまで含めて日本は輸出していって、
より良い医療というものをちゃんと渡していかなきゃいけないでしょうし、
実際やっぱり今諸外国の理学療法というのは触らない方向に動いているわけですよね。
だけども触ってほしい人たちも一応いると。
それが触ってほしいというのは甘えだとか、
触ってほしいというのは慰安目的だと考えるのかどうかというのも、
結局どちらが正しいかっていうことじゃなくて、
療法をやれる人材を作っていかなきゃいけないというふうに僕は思います。
なるほどですね。
以前の平和のトピックで理学療法が何ができるのかというと、
ケイパビリティの考え方みたいなところは参考になるよねっていうところで話はしましたし、
やっぱり関わる人の可能性を広げていくとかっていうのが、
医療としても見据えるところ、
特に理学療法はケイパビリティみたいなところは合うかなっていうところですか?
そうですね。だからケイパビリティを広げていくっていうこと自体は、
要は自分でこれができるんだっていう認識を広げていく。
つまり最初はできなかったことをできるというよりは、
まだできるという認識を広げていく方が実はやりやすいんですね。
つまりそれはやっぱり医療ではなくて予防です。
世界中もそうだと思いますけど予防の方がコスパがいいんですよね。
ただ予防って効果が見にくいっていうところで広がらないんですよね。
手術したら明らかに変わると。
だけども例えば30代から筋トレ続けて、70代で元気な人って40代からってわけですよね。
そういう経時的変化というものに対しての理解が進まない限りは、
予防ってなかなか広がりきれないというジレンマがあります。
ただ実態的にコスパがいいのは予防です。
確かになるほど。
医療的な面でも予防大事ですし、
平和の観というのは上下というので貧富の差がみたいなところもありましたけど、
例えば貧困にならないようにするための予防としての金融とか、
経済の教育みたいなところも世界的に見たら必要という感じですかね。
それはとても難しいのが、
貧困層の人たちがどういう形態をとっているかっていうのは結構様々あるんですよね。
要は元々生まれながらに、最近の言い方ですると親ガチャが外れて、
その人自体は能力があるんだが教育を受けられなかったという人もいれば、
元々教育を受けても反応が悪い人たちもいるわけですよね。
そのあたりをどういうふうに扱うかというのは非常に難しいので、
セーフティーネットとしてお金を渡すというのが、
結局一番簡単な手法として取られているということですよね。
そこに教育を与えて、教育から変えていく人たちを増やすというのが非常に重要だと思うんですけれども、
現状の日本の貧困の問題を考えたときには、
教育が届くまでの整備がまだできていないということだと思います。
これは諸外国同じだと思いますけど。
なるほどですね。
そういう意味だと、これまでも精神面とかメンタルの問題とかも含めて、
働けている人が何かしらの問題で働けなくなって、
そこから回復していく、まさにリハビリテーションというところは、
自分たちも考えやすいところかなと思うので、
職業的なリハビリテーションみたいな予防も含めてというのは、
まだ考えやすいかなとは思います。
そうですね。失われたものを取り戻すということ自体の方が、
今の教育という意味ではやりやすいと思います。
教育がベースに受け入れていない人を再教育するというよりは、
移民政策と医療の関係
元々動けた人を新しいリハビリテーションの概念でやり直す方が、
簡単は簡単だと思うんですよね。限界はあるとはいえ。
だから予防とリハビリテーションというものを上手に使うことで、
足りない人を、人材が足りない部分にちゃんと受け渡していくというのが、
最初のところの移民政策に対する対応になるはずなんですよね。
今は十分に使えていないところを使っていくっていう。
限界はあると思います。1億人を切っていこうとしている国なので。
とはいえ、どうしても移民が嫌なんだということが国民の総意であれば、
そうならないように、予防と教育の充実というところは、
舵を切る必要があるだろうなと思います。
だいぶいい時間になってきたので、また後半もいろいろ話していけたらと思うんですけど、
改めて平和についての今の国際情勢とか、
ちょっと語り直したような形で、後半また医療とか、
理学教育の話にもなってきたので、
ちょっと未来のいいイメージみたいなものも構想しながら、
後半は話していけたらなと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
47:31

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