#29-2 科学という武器と人文知という防具を持って未来を歩んでいく
2026-06-17 39:06

#29-2 科学という武器と人文知という防具を持って未来を歩んでいく

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堀 寛史

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田代雄斗

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サマリー

理学療法士を取り巻く環境は、少子高齢化やテクノロジーの進化により変化しており、2040年を一つの転換点としてキャリア形成を考える必要性が示唆されています。専門卒から大卒への移行や、日本理学療法士協会の会員率低下といった現状を踏まえ、学士号の取得や協会への参加が自身の価値を高める戦略となり得ることが語られます。また、科学的な知識・スキル(武器)に加え、人文知(防具)を身につけることで、変化の激しい未来を生き抜くための解釈力や精神的な強さを養うことの重要性が強調されています。

理学療法士業界の現状と2040年への展望
こんにちは、田代です。こんにちは、堀です。Advanced Therapist〜エピソード29本目の後半部分ということで、前回はですね、改めて今後の理学療法士業界というか、社会的な変化も含めてどう動いていったらいいのか、みたいなことをあれこれ喋っていったんですけど、後半ではもうちょっと具体的にこのキャリアステップの在り方とか活動の範囲も広くなっていく中で、
療法士だったりセラピストかどう活動していったらいいかな、みたいなことを話していけたらなと思います。
はい、よろしくお願いいたします。前回もうざっくりというと、時代が日本は少子高齢化の流れで、2040年というのが一つターニングポイントになり得るということが言われているんだと。
2040年の時にあなたが何歳ですかといったところを一つのマッピングをしましょうというところを話しました。その上で世界情勢だとかテクノロジーの進化というのは一旦置いといて、理学療法士という資格色の人たちというのが、数がどういうふうに変化していくのかというところを踏まえて、
2040年をめがけて、14年後をめがけて、我々は今後何をしていったらいいかというところが今回のテーマになっていくということになります。
資格と学歴がもたらす価値の変化
実際に、今既に理学療法士という仕事に就いている、あるいは理学療法士の勉強をしているという人たちにとって、ブルーオーシャンなのかレッドオーシャンなのかと言われると正直よく分かりません。
少なくともレッドオーシャンとも言い切れない。かといってブルーオーシャンではないということなんですよね。僕が理学療法士になった頃はブルーオーシャンだったんですよ。
かといって今がレッドオーシャンかと言われると、必ずしもそうではなくて、勝ち抜く方向法というのが逆にあるんだと。それはどういうことかというと、ネガティブに捉えられる業界に少しずつなってきて、
例えば一番分かりやすいと日本理学療法士協会の会員率というのが60%を切っているんですよね。これこのままいくと、理学療法士協会の会員率が50%を切ったときに、いわゆる入っていることがマイノリティになるわけですよ。
そうなってくると入っている人間の価値ではあるんですよね。それだけで特殊性プレミアムになるので。
俺、教科入っているよって言ったら、わあ、すげえって話になるわけですよ。今はマジョリティが入っているから、入ってないのになんでっていうふうに言うけど、例えば30%ぐらいになってきたら、これ選ばれし集団になるわけですよね。
そういうこともある。今は今度逆に言うと、大卒の方が少なくて専門卒の方が多いとなると、大卒がちょっとすごいみたいな状態になるわけですね。
今度これが逆に大卒が逆転してくるのが、だいたい計算をしてみると、2030から2035の間に大卒がマジョリティになるそうなんですよ。
そうなってくると、おそらく大卒でなければならないの流れがきます。そうなってきたときに、今専門卒の人は大卒をそこまでに取っておかないと、給与体系が変わってくる可能性があり得るということです。
つまり給与が今も2段階とかになってくると思いますけど、就活する段階で大卒のみっていうことが書かれることがあり得るということです。
そういうことがあってくると、ものすごく状況が良くないですし、例えば現在専門卒で2030年の段階で、例えば35歳、自分が専門卒、下が全部大卒ってなったときに、
あなたが管理者になったときにどういうふうな見方をされるかということがあり得るということですね。
看護業界で20年前くらいに起きたんですよ。大卒の看護師ができ始めたときに、市長たちがこぞって大学進学したんですよ。
それは低く見られると意思疎通ができなくなるからっていうね。実際に今やはり看護の業界とかでも、管理者の人たちっていうのは、そういう資格による武器と防具を持ってます。
理学療法の場合というのは、まだ年代的になっているという状況なので、2030年、2040年に向けて、やはり少なくとも学士のレベルまでは取っておくということは重要でしょうし、逆に日本理学療法士協会に入っているということがマイノリティになったら、そっちが強いということなんですよ。
だから、この2点は僕は1つまず最低限の勝ち抜く価値筋だと思ってます。
グローバルな視点と協会の役割
なるほど。以前も台湾とかだと、その協会みたいなところに関わっている人はマイノリティで、みたいな。でも結構エリートの方が多いみたいな話もあったような気がするんで。それともちょっと違いますかね。
台湾のところは情報的にあるんですけど、世界に理学療法士が200万ちょっといるんですよ。そのうちの60万人が世界の理学療法士協会に入っているんですね。だから完全にマイノリティが理学療法士WPTにいる。
WPTが例えばWHOに施策を言って変えていってるんですよ。だから自分がマイノリティの方が世界を変えていってるんですね。だからエリートということにもなるかもしれませんし、自分が何か変えたいと思ったら大きな力を使う方が絶対楽なんですよということなんですよ。
スタンダードの学びをやろうと思った時に、教会がやることの方がスタンダードで、今後はそうじゃない人たちはいわゆる亜流になるんですよ。主流と亜流というのが今主流が多すぎて当たり前なんですね。主流が少なくなってくると主流が目立つんですよ。だから日本理学療法士協会は今後いろいろな施策は必要だと思いますけども、会員数が減ったら減ったで強くなれると思うんですよね。
今でいうと減るのがすごい問題だよねっていう方が風潮としてあるような気がしますけど、逆に減ることで強い力があるっていうのも確かにありそうな気がします。
意思決定がやりやすくなると思います。つまり現状は全ての理学療法士のために動かなきゃいけないんですよ。会員じゃないと。そうじゃないです。会員のために動けるんですから。ベネフィットのために動けるんですよね。バイノリティになってしまうと。
既に専門とか認定とかを持ってて、会員を辞めちゃうとそれ奪われちゃいますので、やり直しが厄介なんですよ。ただもちろん認定を持ってるから給与が変わるっていうことまで日本理学療法士協会が持っていけるかというと、おそらくなかなかないのはないだろうと思うんですけども。
日本理学療法士協会、例えば日大教、今のJスポがATにしか仕事を回さないみたいな状況で、仕事の回り方っていうのは日本理学療法士協会が行政から来るのを協会員のみとかっていうふうに、今でもそうだと思うんですよね。だから上手に組んでいくとそういった得点を得られますよということですし、仕事をしたくないってなってくるとそれが来たら困るので。
だからおそらくそういう日本理学療法士協会との付き合い方も一つの過渡期が今で、2030年から2035年の流れでは多分大きく違います。
なので、理学療法士の資格を活用して病院の中でステップアップしていったりとか地域でも活動していくとかすると、教会に入っていてさらに学位を取っていくと、次のステージが見えてきやすいかなっていうのは思いましたね。
学位取得と国際的なキャリアパス
そうですね。もちろん資格ってそんなに数多くあるわけではないから、見せていける資格っていうのは例えばあんまりないんですね。要は理学療法士は国家資格なので、例えば医師を取るとか弁護士を取るとかっていうことじゃない限り大きく仕事が変わらないわけですね。
ここに例えばATを取ったからといって病院の中での仕事が大きく変わるわけでもないですし、例えば公認心理士を取ったからして心理系で仕事するわけではないんですよね。
だから理学療法士ってよく言うと強い職業なんですよ。その強い職業にアダプトで取ってさらに強くなるっていうのがこれまで言ってきているようにいわゆるバチェラである学位、学士ですね。
学士、そして世界基準がそうなっている収支、マスター、この2点というのは世界で戦おうと思ったときに戦えるということですし、例えば自分ちょっと英語勉強して海外に免許書き換えたいですって言ったときにマスターないとダメですよって言われる可能性が一興現在はないんですけどあります。
特にイギリス系はもうマスター基準というふうに今言われ始めているので、イギリス系のところで書き換えたいとかってなってくるとかなり厳しくなってきますし、今後世界がもっともっと狭くなっていくでしょうから、そうなったときに海外の流れ、別に自分は日本で働きたいっていうのは全然そうではないですけども、可能性を広げるって言ったときに持っているもので人は見てきますよっていうことはあると。
定年延長と長期的なキャリアプランニング
前回話しませんでしたけど、定年年齢がこれからズイズイと上がっていくんですよね。今日現在はまだ60歳が基本定年です。65歳まで延長雇用しましょうっていうのが社会一般的なあり方なんですね。
これがおそらく僕が定年するぐらいのときに70までは一般企業は65定年にして75までは延長雇用しましょうってなると思います。今の若い人たち20代の人たちっていうのは70年定年で75までは雇用しようぐらいまでは伸びてくると思うんですね。
80までの定年っていうのはちょっと考えづらいと。抜本的にすごく健康になるような薬ができるとか遺伝子操作ができるようになってきて今の60歳ぐらいあるいは今の50歳ぐらいで80歳が多けるとまた話は違ってくると思いますけど
今日現在の健康年齢って言ったときに大体75歳ぐらいなんですね。だから70歳から75歳ぐらいまでは働く可能性はあるよっていうのが定年年齢だとすると今20歳あるいはわかりやすく25歳の人というのはあと何年あなたは働かなきゃいけないんですかってことですね。
それはそんな長く働きたいっていう話をするんではなくて例えばその中に2年大学院に行くとか3年間で認定の資格取るとかビビたるもんだってことなんですよね。逆に言うとそれがないことによって後の数十年が困るっていうことの方が自分にとって後悔になるってことです。
例えばこれを聞いてくださっている方が40歳だとして俺もう遅いかもってなったときにいやあなたはまだ25年から30年働くんですよってなるってことですよね。そういうときに僕がすごく大切にしている言葉があってもしかしたらこれどっかで話したことがあるかもしれませんけどある90何歳のおばあさんがインタビューされて人生で後悔していることってあるんですかって聞いたら
私の一番の後悔は60歳の時にピアノを弾きたいと思ったと。だけどもう私もうすぐ死ぬからピアノ弾かなかった。そして10年以上言っちゃったって言ったんですね。ピアノ弾きゃ良かったっていう。それと同じです。思ったときに学位とか資格は取っておかないと年を取れば取るほど取りにくくなります。エネルギー量が減っちゃうので。僕は今からマスタードクターに行こうとは思いません。
そうですね。30代40代とかぐらいであればまだ全然学位を追加で取っていくみたいなことはあってもいいかなと思いますし。逆に資格とか学位以外で学んでおくと良さそうなこととかって思ったりしますかね。
損をしない学び:金融リテラシーと生活術
お金のことで言うと投資のこととか税金のことだとか。つまり損をしないことを勉強しておくっていうのは良いと思います。結構今投資とか得をすることが多いんですけども。得ではなくて損をしないことっていうのは確実にできるんですよ。
だから損をしない学びというものは僕それすごくやってきたんですね。それで例えば同世代の人よりも例えば何か良い靴履いてるとか良いiPhone持ってるとかって損をしないように上手にポイントを貯めたりだとか割引率が高い時とかあるいは安く売ってるとことかっていうのを知ってるから安く買えてるだけなんですね。
同じものでも安く買えるっていうことを上手くやって結果は得なんだけどもそれは僕の中から損をしていないという判断なんですよ。それが例えばこの投資セミナーに行ったら100万円の株が1億になるとかそんなのはないです。
だけども100万円で買おうとしたものがあるやり方をすれば90万で買えるとかっていうことは結構あるんですね。例えば一番わかりやすく言うと例えばすごい高い時計が欲しいと。
半球で300万円すると。まず最初に何をするかって言ったら半球の株買うんですね。そうすると半球株で10%割引の優待が来るわけですよ。その優待を使って30万円引きで買ってそして半球株を売ったらたぶんトントンで売れるのでここで30万円儲かるってことですね。
そもそも300万円持っているそれを半球株。ただ時間が半年寝かさなきゃいけませんけど。そういうようなやり方あるいはその半球のクレジットカードを使うとポイントで還元されるとかそれを単に勢いで物を買ってしまうと損しますよっていう。そういうのがいっぱいあるんですよ。
金融リテラシーみたいなものとかどっかで家を買うとかしたら不動産みたいなこともあるでしょうし、住む場所によっては使える制度も違ったりするでしょうし。そういう生きていく上で必要な学びみたいなことはどこかでできるといいですね。
ここはね多くの人が教えてくれないですし、そんなことどうでもいいやって思う人が多いんです。だけどこれも今から数十年生きることを考えたらこれ地立もなんですよね。相当でかいと思います。
よくネットのmemeでタバコ吸ってる人にあそこにベンツ止まってますよね。あなた何年タバコ吸ってきましたか。あなたがもしタバコ吸ってなかったらベンツが買えましたみたいなmemeがあるんですけど、それと同じで地立もなんですよ。
そういった学びを知っておくか知っておかないかでの存得は絶対あるし、例えば自分が貧しいとか自分がお金がないって言った時に冷静に自分のそういった状況を見渡せるかですよね。そういう努力をせずに、例えばスーパーとコンビニが横にあった時にコンビニで水を買う人が私お金ないって言ってたら、あなたお金がないんではなくて状況わかってない人ですよねってなるってことですよね。
テクノロジーと文章力の重要性
なので専門性以外のところでも学ぶべきものはあるかなと思いますし、あと最近だと本当にSAIのタイプツールとかもどんどん増えてきてるかなと思いますけど、この辺もやっぱりどんどん触っていくとか、以前もあったような大学に行くなら情報学みたいな基礎から学ぶみたいなところもあるかなと思うんで、テクノロジー系も学んでおいて損はないかなと思いますかね。
テクノロジー系を学ぶ上で、自分自身がうまくいったなと、そういうふうにいこうと思ったわけではないけど確実にうまくいったのは文章が読める文章が書けるなんですよ。なぜかってせいせいAI文章書けないと動かせないんですよ。
いわゆる自分の考えてるものがアウトプットできないとせいせいAIわかってくれないんですよね。違うものができちゃってせいせいAI使えないようになるんですけど、例えば今目の前にある外の景色を文章で書ける人間はそれを絵で再現できるんですよ。それが書けなくてただの青空しか出てこないわけじゃないですか。
だから僕は文章が読める文章が書けるというトレーニングをかなりやったわけですよ。それの成果は今自分のチャッピーとのやりとりを見たらものすごい量の文章やりとりをやってますので。
実際にこの前のグーグルの発表会の時にこの1年間でジェミニを使って書かれた文章というのがこれまで人類が書いてきた文章の240倍かな2400倍だったかなぐらいの文章を1年で書いたらしいんですよ。結局テキストの時代になってきたってことですね。
そうですね。本当にSAIはテキストのやりとりが得意なところではありますし、基礎的と思える読み書きみたいなところがより活かせるところかなとは思うんで改めて読むと書くとかみたいなことを勉強してもありかなと思いますね。
アナログな手法と長期的な価値
さらにこれがまた昨日たまたま大学でセキュリティリテラシー講習会があって、お名前もわからないし自己紹介もないような人でめちゃくちゃ話が面白い人だったんですね。最終的にその人の結論が最強は紙だって書いていました。
パスワードは全部紙に書いて保存しておけば流れることはないと。だから盗むとしたら知り合いだと。大きなところで盗まれることがないから紙が一番強いって書いて。おいおいそこかよとか思いながら。そこまでめちゃくちゃ詳しかったのに最終的に紙が強いって言って。
確かに前前回の話の時に僕は紙で書いてるやつが生成愛に流しにくくて困ってるって話をしたと思うんですね。まさに僕はめちゃくちゃノートに書くのでそういった紙に書くトレーニングっていうのもいいと思います。
そうですね。ちょっとまたずれますけど、思い出したのは三体っていう小説を以前読んだのがあって、あれもかなり複数の次元が出てきたりとか、かなり超未来みたいなところの話も出てくるんですけど、最後にめちゃめちゃ年を経て残ったものっていうのはデジタルデータじゃなくて石に彫った文字が最後に残ってたみたいなのもあるんで、
古典的なものっていうのは長期的に見ると何か価値があったりとか何か残るものはそういうところなのかもしれないなと思ったりしますね。
いや、本当ですね。これも本当SFチックで、もし1億年前に人間が超デジタル文明を築いてて、全部デジタルデータで残してたから文明が残ってない可能性もあるわけですよ。
それがモアイ像みたいに石のでっかいのとかピラミッドとか作ってたら残るわけ。フィジカルデータがやっぱり強いっていうことなんでしょうね。デジタルじゃなくて。
それもあるかもしれないですね。
職人気質と専門性の維持
あと、最近だとAIとかデジタルみたいなところが強くなってますけど、なんだかんだでもセラピスト的な仕事はフィジカルによってて、手の感触とか手に触みたいな部分もあるかもしれないんで、
結局立ち戻るとそこに職人性があったりとか専門性があったりすると、何があっても生きれるとかっていうのもあるのかなと思ってました。
科学と人文知の境界線を探る
ちょうど本当に今日の朝、ニュージーランドの人といろいろしゃべる中で、僕自身は解釈学的理学療法っていうのを考えてるんですっていう。
これ初出なんですけど、いろいろ臨床推論だとかいろいろ言ってますけど、あれはどちらかというと仕事としての考えなんですね。
だけど自分の根っこの部分ってのは哲学っていうのが非常に強くありますので、解釈学っていうのはいかに読み込むかっていう学問なんですよ。
それは歴史であったりだとか現象を。現象学っていうのは現象の観察なんですけど、それをさらに読み込むっていうのが解釈学なんですけども、
今の例えば理学療法師が患者さんを触れるっていったときに、触れる後に何かを読み込んでるわけですよ。
だからそこに必ず解釈が入ってるわけですよね。その解釈の部分ってのを僕はできるだけ言語化していきたいっていうのを
研究テーマとしてちょっとやりたいなと思ってる。なのでそれをやることで何がわかるかって言ったら、科学と人文学のボーダーラインが見えるんですよ。
なのでそのボーダーラインを見て機械にやらせなきゃいけないことと人間がやらなきゃいけないことっていうのが、
もちろん重なるところがあったとしても、なり明確にそれをしたいと。多くの人が人間じゃないとダメだよ。AIでできるよっていう不毛な議論を行う。
不毛な議論に決着をつけたいってことです。
そうですね。今一緒に進めさせてもらってる理学療法推論みたいなところだと、どっちかというと今科学よりの数値化したりとかデータを扱って、
人間じゃなくても機械でできることはどこまでなのかっていうのを結構追求してる部分もあるかなと思いますけど、それを追求していくとやっぱりここは機械じゃできないなみたいなことも見えてくるでしょうし、
減少学解釈学みたいなところからいくと、ひと基点から考えていくっていうのもあると思うんで、両方本当にやっていくと境目が見えてくるなっていうのも一緒に活動してて思います。
今の話を伺ってそう思ったのが、僕は割と哲学っていうところで、それなりに誰かが知ってくれてると。
僕が臨床推論っていうのを言うと、すごい哲学の話をすると思われる。
でも僕がやってるのはめちゃめちゃシステマティックなことをやってるんですよ。
だから混乱するらしいんです。
それは僕の旧ゼミ生の子たちも、なんか堀は言ってることが全然違うじゃんって思うのはそこなんですよね。
あなた哲学で人の心だとか精神分析もやったんだとすると、それをどういうふうに少々として捉えるかっていうのを考えてるんじゃないのかって言ったら、そんなのは一切やらないって言ってるわけですよね。
それはなぜかって言ったら、そっちの自分とサイエンスティックな自分っていうのを分けて、それのボーダーを見ようとしてるからなんですよね。
僕はボーダーを明らかにしたい生き物なので、そのためには徹底的に科学でコンピューターに読み込めるものを作って、残ったものが人間なんですよ。
っていうのをやりたいというところですね。
これはなかなか単純には伝わりづらいところかもしれないですけど。
自分はもともと科学寄りの考え方が多かったんで、理学療法推論みたいな関わりの中でも自然と今までの考え方から繋がってくるところはありますけど、
でも本当にそこが分かってくると、人がやらないといけないのはやっぱりここだなっていうのも見えてくると思うんで、そっちはそっちでまた探究していきたいなと思います。
キャリア形成における理論と収入
今の例えば2人の合意点というか、その合意点というのは理論的な合意点ではなくて言えることは、
一つはやっぱり理学療法を単なる仕事として捉えてないってことなんですね。
一つの理論として捉えているから、その理論というものを追求していくことに喜びを感じていると。
だから例えば単位を取って患者さん見て疲れたっていう、これは事実としてあります。現象としてあります。
それ以外にどうやったら理学療法というのがより良くなるかとか、今自分がやっている行為というものがどういうふうに正当性を持つだとか、
そういうような問いの中におそらく面白みが持てる人なのかどうかっていうところで、そのキャリア形成というのは一つのラインはできると思うんですね。
そうではなくて、例えば収入というものをベースラインに引いて収入を上げるというようなキャリア形成をした場合の人に関しては、
これは理学療法としては限界がかなりすぐ来ちゃうということです。
そうですね。そこを見せると限界が来るし、その中でも最大化しようと思ったら学位を取ったりとか教会にも関わったりとか、
ステップアップしていく流れはあるので、それはそれでやればいいかなと思うんですけど、個人的には理学療法に関わることは、
もっとそれ以上の人生を通した面白さっていうのはあるかなと思うんで、そこまで見つかると死ぬまで楽しめるかという気もしますけど。
給与交渉と転職戦略
と言いつつ、ホリは金のことを全然求めてないのかというと、実はそうではなくて、ある一定の安定した給与をもらえるということを僕は実はずっと作ってきたんですね。
これは一番最初に、前回かな、最初の初任給17万円ぐらいでしたという話をしたと思うんです。これ住居費を含みでそうだったので。
17万円ぐらいからどれぐらいを上げていこうということを常に自分の中である種計算しながら僕は生きてきたんですね。
このタイミングではこれぐらいの収入をもらえるようにしよう、このタイミングではこれぐらいの収入、そのためには何が必要かというのを逆算しながら生きてきたんですよ。
なので一番最初の転職というのは4年目から5年目に移行するときにちょうど大学に進学をするので、最初に行った大きな病院がそのあたりがやっぱり無理だったので。
ただ一番最初に大きな病院に出て、ある種のブランド病院だったので、次クリニックに行くときはそこから来てやるぜみたいな感じで給与交渉してるんですよ。
そうすると年収が100万ぐらい上がったんですね。その年収が100万ぐらい上がった状態で次のところの交渉にまた入るわけですよ。
だからずっと給与を高い設定にしていくと交渉がしやすくなるってことなんですね。
通常僕が今までやってきたことでは転職が今まで誤解してるんですけど、一度も給与は下がってないんですね。
むしろ全部大幅な上げで移動してるんですよ。それは自分の中でどこに行こうとするのか、そのために何が必要かというものをある程度見ながら移動してるんですね。
だから必要な給与あるいは必要な収入というものは作っていけてると。
新たなキャリアパスの可能性
ただ僕のこのプランニングってのは僕の時代だからできたっていうことは一つある。
今同じようにやろうとすると、例えば一つはやっぱり大学教員のポストが少ないのでそう簡単ではないかもしれない。
だとすると逆に言うと僕が理学療法士になった時って私立大学の教授なんてほぼいませんでしたから。
だから新しい仕事というもので、なんかこれいけるかもって言ったところに東映線を描きそこに進んでいくということはできると思うんですよ。
もしかしたら料理と理学療法とか、あるいは自動車整備と理学療法とか何かが出てくるはずなんですよ。
それにいち早く目をつけてそこに自分が行こうとすれば、理学療法の理論を楽しむっていうところから実はめちゃくちゃ現実的なところに移動して、実は金も稼いでるんですよ僕は。
そういうところに移動することができますよということははっきりと申し上げておきたいと思います。
事業と時間単価の向上
そうですね。堀先生の時代感だと大学教員とかは少ない中で学位も取って教員としてステップアップしていくみたいなところは、
パターン的な方向だったかもしれないですけど、自分は今36歳で自分で会社も作って事業してるっていう中だと、
自分も現実的に時間あたりの稼げる単価みたいなことは上げ続けようというふうに努力してきて、
現場の知見と研究的な知見を株式会社とかの企業に提供してコンサルティング的なことをすると、
ある程度収入も稼げるっていうところで時間の余裕も作りながら働くみたいなことはある程度実現できてきてるかなっていう感じで、
個人的には同じような年代の人であれば結構こういう方向性はお勧めかなっていうのはありますし、
またさらに若い人だと違った方向性もあるかもしれないですけど、多分年代によっての良い方向性っていうのはあるかなと思うんで。
投資と投機の違い
これはだから投資なんですよね。多くの人が投機を考えます。投機っていうのは短期間で大きな収入を得ようとする、
ある種の博打的要素があるわけですよね。なので例えば1週間の講習に行ってその講習を受けて開業するとかこれは投機なんですよ。
当たる人もいます。僕が言いたいのは投資で長期間この株を買っておくことで上がるかもしれない。
あるいは分散投資をして何もしないよりは良くなるだろうというような投資のところに自分が何をかけれるか。
例えばすごい体力をかけれる人もいると思うんですね。あるいは語学力をかけれる人もいるし、あるいは家族というコミュニティをかけれる人もいれば、
人間関係を通してすごく友達を増やせるという人もいれば、そういった自分の良さと力点を受けるところに投資をして、
その投資によって得られるベネフィットが何かというのを考えなきゃいけないということなんですよ。僕は学位とかって言ってるのはものすごく見やすいものだけを言ってるので、
コミュニティと非金銭的資産
そうではなくて、例えば田舎という地域コミュニティの中に入っていって農家の方と仲良くなって収入はないが野菜がもらえるとか、
あるいは取ってきた魚を一緒に食べてバーベキューやってめちゃくちゃ楽しいとかってこともありえるわけですよ。子供たちもキャッキャキャッキャ野生児のように育ってすごい元気になって、
そして自分が仕事に行ってるときは隣のおじいちゃんおばあちゃんとか子供見てくれるとか、それは財産なんですよね。
それがお金換算にしてしまうと変な形になりますけども、他の人が持っていないものが何か。
いわゆる一般論としての平均値を見たときに、人が持ってないものを見ていくっていうのはすごい重要なんですよ。それはコミュニティであり言語力であり健康であり、
いろいろなものがある。だから自分が持ってるものというものに一旦目を向けていくっていうのはすごく僕はプラスになると思います。
たまたま僕が持ってたのはおそらく言語力なんですよ。
本当にそれぞれ得意不得意があって得意なものもあると思うんで、そことの掛け合わさで独自性を持ちつつ、
それが社会的なニーズにフィットするとある程度収入も稼げて自分の得意のところも行かせてみたいなことはあると思うんで、
自分の内面深掘るのと社会の様子をよく見てどう切り込んでいくかっていうのを見つける。両方できると多分いいんじゃないかなと思いますけどね。
絶対的幸福と健康・人間関係
本当なので究極は全ての人がハッピーになるっていうのがいい社会。ただそれが相対的なハッピーになってきたときに誰かのものを奪わなきゃいけない状態になる。
だとするとできるだけ絶対的な幸福感っていうものを見つけていったときに、一つは健康であったり、一つはコミュニティであったり、あるいは自分の周辺の人というものとの関係性だったりするわけですね。
これ、健康と人間関係って金で買えそうで全く買えないものなわけですから、そういうのを作っていくというのもすごく重要なことですし、
威嚇療法師っていうテクニックはですね、それを作りやすいんですよ。例えば隣のおじいちゃんおばあちゃんが腰が痛いって言ったら、じゃあ腰やろうかとかって言って、それで一気に距離感が縮まることもありますし、
家族が健康の心配をしてたときにすごい相談に乗ってたら、あんたの息子さんいい息子さんやねみたいな形で、そのコミュニティがうまくいったり。やっぱりね、健康と人間関係を作るのにめちゃくちゃいい仕事です。
そうですね。
ウェルビングみたいなことを考えていくと、たぶん健康と人間関係と、あとはやっぱりどうしてもお金とかも必要かなと思うんですけど、健康と人間関係が威嚇療法師的な治験とか生活を作りやすいからこそ、
お金さえむしろある程度満足できれば相当いい状態になるかもしれないんで、そこを意識してちゃんと獲得するのはありかなと思います。
キャリアと収入以外の価値
キャリアとか給与とかっていうふうに、ものすごい数値化されるもの、キャリアってのは散々キャリアの話して学位取るとか言っときながらですけど、履歴書に書けるもの、あるいはアウトプットしたら数字が見えるものっていう以外のところに上手に意識を向けていくっていうことも同時に必要だということですね。
それと同時並行してキャリア収入ってのがあると思うんですよ。だから実は今日その収録の合間に人文知っていう話をしてたんだけど、そういうのを見つけるところの手助けに押してくれるのが、いわゆる哲学であったり社会学であったり心理学であったり、人文系の学問、あるいは自分の労働モデルをどっかの文学に見つけたりだとか、あるいは歴史の中に見つけたりすることができるわけですよ。
科学とは違う、自分とのフィッティングを見つける上での文学っていうのはたくさんあるんですよね。そういう形で本を読んだり映画を見たり漫画を読んだり、あるいは人文系の人と話をしたりとかっていうのはすごく価値があると僕は思っています。
そうですね。どっちかというと科学は自分の武器をより強くするような感じかもしれないですけど、人文知の方はもうちょっと地図を精緻に見渡せるというか、解像度高く見えるみたいなところかなと思うんで、両方あると、じゃあどこでこの武器を発揮すると一番いいのかなみたいなことは見えてくるような気がするんで、両方あるといいなと思います。
科学(武器)と人文知(防具)の活用
今のところ、僕なりに橘さんのこのものを完全に奪い取ると、科学は武器で、人文知は多分鎧とか防具だと思います。人文知がつくとですね、メンタル強くなることが多いんですよ。メンタルの弱さっていうのは解釈の問題であることが多いわけですよね。
その解釈というもののパラフレーズ、つまり言い換えができるってなった時に、雨が降って、もう雨降って嫌だってなった時に、うちの畑の水やりありがとうってなる瞬間に物事が変わってくると。つまりそれは攻撃ではないわけですね。
科学ってなった時に、それをじゃあこの雲の計算、あるいは衛星飛ばして、そうやって天気を売るぞとかっていうのが科学になってくるわけですけども、やっぱり人間の解釈っていったところの整理をする上で、その人文知的なパラフレーズ、いわゆる比喩であるだとか、イデオムだとか、いろいろなものを持っておくっていうのはすごく価値があるんですよね。
幸福っていうのは収入によって作られないけれども、解釈によって必ず作れるんですよ。だから解釈のレベルというものを変化させていくっていうところに人文知を学ぶ意味があります。
そうなると急に今回の収録の一番序盤に戻ってくるような気もするんですけど、若手の理学療法士とかが何で辞めてしまうのかみたいなところに行くと、防御する術がないとかわかんないみたいなところもあるかもしれないので、もしかしたらちょっとそういう人文知的なものを学ぶのが長く働くのに役立つとか、そういうのもあるのかなと思いましたけど。
逃げ場所を見つける力
本当になので一つは比較する対象がどこなのかというところですね。あとは誰に接しているかなと思います。つまり患者さんのことを見ているのか、プリセプターの顔を見ているのか、ナースから言われると嫌なのか、上司から言われると嫌なのか、嫌なところからどこに力点が置かれているのかっていうのを言語化できるようになってくると、その嫌なところから少し逃げれるんですね。
だから僕が大事なのは逃げ場所を探すことなんですよ。立ち向かうなということです。逃げる。逃げたところに助けに来てもらうというのが一番いいんですよね。立ち上がったほうがいいので立ち向かったらきつつくので、逃げるとちょっと疲れるだけです。
そこの逃げるためには何から逃げているのかという部分。これはプラグマティズム的に言うと怖いから逃げるんじゃなくて逃げるから怖いんだっていうところになってくるので、逃げ方というものですね。
そういう人文知的な解釈もできますし、若手のすべてではないです。若手の一部の人がそういう現状に苦しんでいるわけですよ。例えば10人入職して1ヶ月2ヶ月で1人辞めるってなってくると退職率10%っていうこれなかなか重たい数字なんですよね。
この10%をなくすためにはどうにかしたらいい。多くの場合って話しするとそうじゃないケースが多いんですよね。話していくと別に辞めたかったんじゃなくて引き止められたら引き止まりましたとかですね。やっぱりコミュニケーションをいかにとっていくかこれが一つコミュニティの力ですし、それからその人が家族だとか言うとかに話すと辞めろ辞めろっていう人ももちろんいるかと思いますけど、せっかく入ったんだったら辞めないほうがいいよっていう人が結構多いと思うんですね。
ただそれがメンタルに来てるってなった時にはまた違う話になってくるので何から逃げようとしているのか何から逃げたいのかそういったのは重要に言語化していくことが重要です。そしてこれがやっぱり鎧つまり人分地という鎧。人分地って広いですけどね。
そういう意味ではちょっとアドバンスドセラピストのコミュニティもそういう言葉としての機能も本当に使ってほしいですね。何かあれば相談全然してもらえたらいいかなと思いましたね。
アウトプットとコミュニティへの参加
なんかね、もっといろいろな聞いてくれてる人もぜひアウトプットしていただけると。私こう考えましたって言ってくれると。結構学生が聞いてくれてて学生がいろいろ言ってくれます。
学生のフィードバックしてくれます。そうじゃない方ぜひコミュニティに入っていただきコメントいただけると大変嬉しいです。
そうですね。ぜひいろんな方の若手からベテランから別に絶対同人だけ聞かないといけないとか入っちゃダメとかっていうのは全くないのでぜひ何か意見もらえると嬉しいですね。
まとめと今後の展望
そうですね。一通りある程度しゃべれたかなとは思いますし、ちょっと2040年っていうのが転換期になりそうな感じではあるので、それに向けて各自考えつつ、もし何か困ることがあればコミュニティなり何かしらでコメントもらえたら相談のれるところもあるかもしれないので、うまく自分の良いキャリアだったりとか生き方をしていける助けになるといいなと思います。
はい。じゃあ一旦今回はこんなところですかね。
はい。
はい。ありがとうございます。
はい。ありがとうございました。
39:06

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