未来の運動器に関する考察
こんにちは、田代です。
こんにちは、堀です。
前回ですね、運動器にまつわる話として、結構あれこれ喋ったんですけども、
前回は結構過去を深掘るというか、歴史的な流れとか、社会的な背景とかを見ていったのがあるので、
今回は主に未来の姿を想像していく、より良くしていくためにはとか、
今後、運動器に関わることを考えている、利学力防止とかも役に立つこととかですね、
社会に提言していけるようなこととか、あれこれまた喋っていけたらなと思います。
お願いします。
堀先生の周りだと、運動器に関する取り組みとして注目しているとか、
この人の取り組みいいなみたいなことを思っている人とかっていたりしますか?
未来に向けてというところを考えると、
やっぱりドクターと連携を取れている人たちっていうのはうまくいくだろうなと。
ドクターがなぜ連携が取れたらいいかというと、
今の前回の話でも厚生労働省自体が手術件数とかをできるだけ減らしていきたい部分もあるわけですよね。
だとすると手術せずに、例えば注射だけとか、振りだけとか、利学療法だけで良くしたいドクターも、
実はちょこちょこ増えてきているんですよ。
もっと分かりやすく言うと、スポーツ選手って手術したくないじゃないですか。
その人たちに注射と、あるいは運動で治るんだったら、みんなそっちを選択するんですよね。
それと同じように、やっぱり高齢者であろうと、誰であろうと、やっぱりその患者のニーズはそっちにあるんですよ。
ドクター自体は仮に注射を打っても、その後に活動レベルだとか基本動作レベルの判定は、実は彼ら得意としていないので、
そこをセットでやると、途端に患者ニーズ、患者満足度が上がるってところなんですよね。
なのでクリニック診療でドクターとすごく連携しているとか、あるいは病院の診療でも、
場合によって法律上多分大丈夫なんですけど、ドクターの診察に一緒にPTが入って、
その診察を受けてそのまま引き取るみたいなところがあるらしいんですね。
それはコスト面ではちょっと難しいかもしれませんけれども、社会ニーズとしては相当高いと思います。
そうですよね。
自分も以前大学院時代に非常勤で勤めていた整形科があるんですけど、そこは肩のオペで有名な先生がいて、
先生からは手術って言われてるけど、本人はどうしても手術が嫌って言ってて、
一旦リハビリで様子見ましょうかっていうので、一応自分が関わって見てたら、
本当にそれがうまくいったかどうかとか、もともと根本的に良くなる素地があったかもしれないですけど、
一応手術なしでも回復して良くなった事例があって、すごい患者さんには喜ばれたっていうのがあったので、
確かにそうだなと思いましたし。
なのでドクターと連携していくっていう中でも、病院とかクリニックの中で連携していくこともあれば、
前回の話でもなかなか、例えば腰痛とかっていうと病院でやりづらかったりっていうのもあると思うんで、
医師は病院で診察はするけど、リハビリ的なアプローチは外部のまた自由診療なのか何かトレーニングなのかしてる人と連携していくとか、
いろんなモデルがありそうな感じですか。
まさにその通りだと思います。
自由診療ってなってきた時に、僕も分かってない部分はあるんですけども、
理学療法士がすごく都合での人が開業してる人もいれば、無資格者でよくわからないことをやってる人たちもいるわけですよね。
だからどこに振っていいかっていう、証明が難しいですよね。
だから本当はドクターが認定して、ここだったらいいよみたいなところができればすごく患者さんも役に立つと思うんですけども、
ドクターもどこに振っていいかがわからない、患者さんもどこに行っていいかがわからないという現状は結構あります。
理想としてはそういう形が、本来は医療コストを一番下げれるやり方なんですよね。
自分の知り合いとかだと、もともと結構長年整形科で働いていて、
ただスポーツも関わりたいからって言って、独立して自分の治療院というか整体院みたいな形で開業して、
もともとの病院ともちょっとつながりを持ちながらやってるみたいな人はいたりしますし、
そうするとドクターからすると、あそこはもともと一緒に病院で働いた人だから、独立しても信頼できるみたいな形もあると思うんで、
一つそういう形もあるかなと思いました。
確かに例えばスポーツって国体とか国際に帯同する人たちって、今はどうか知りませんけど、
ドクターはAT-PTを好むって言って、ATだけじゃなくてPTを持っておいて、
自分の仕事を一つ簡略化できる、つまり医療知識を持っているっていうことがすごい重要なんだっていうので、
基本的にはAT-PTが連れていかれて、AT単独の人がすごい困ってるとかっていう話を聞いたことがあるんですね。
なので今J-SPOのATってかなり医療知識をやりますよね。
昔はそんなことなかったんですよ。
だからやっぱり今だいぶ変わってきているっていうのは、ATも医療的な知識を知らないとダメだよっていう方向になっているんだけれども、
やっぱりドクターも病院で働いてて信頼できるPTとセットでとかっていうことがあるので、そこにはPTのアドバンテージがあると思うんですよね。
同じようにそういう人たちが開業して、ドクターとの連携で何かあったら言ってっていうふうにはいきたいけれども、
おそらく医師会がそれをあまり推奨してないと思います。
自分ところの理波とか、あるいは紹介するんだとすると信頼できる整形外科医の理学療法の方に渡しなさいということです。
ここはやっぱり自分たちの食い口に関わってくるので、ドクターがそれをやるっていうのは相当少数派だと思います。
医療の質を高める知識の必要性
なるほどですね。
あとは、前回も運動機っていったときに整形外科だけじゃなくて、他の診療科の併発で運動機に関する関わりも必要というのもなってくる気はするので、
医師との連携というのは整形外科医と連携するんじゃなくて、全然他の診療科の医師と連携するという形もあったりするかなと思うんですけど、
その辺は良いモデルというか、こういう事例があるようとかありますかね。
やはり法学で見ると、理学療法師だけれども、医者に、ドクターに信頼されるっていう形は、一つはやっぱり幅広い知識だと思うんですよね。
あとはやっぱり学位だと思います。
ドクターってやっぱり権威職なので、権威的な資格を持っていないと信用しない傾向にあります。
例えば、すご腕の専門学校卒の理学療法師よりは、旧定代系の博士を持ってる理学療法師っていうと、そっちの方にドクターは信用がいくんですよね。
なので、理学療法師の未来っていったところで、一つは最低でも修士レベルの学位を持っておいて、
例えばドクターに挨拶行くときに名刺で修士っていうのがあれば、そこで見方が全然変わります。
やっぱりこれはどうしても抜けられない壁なんですよ。
やはりその勉強量、いわゆるどれだけ努力したかっていうのを一旦証明させなければいけないっていうのがまず一点としてある。
その上で、あの人はこの専門性を持ってるから信用できるよっていう患者さんの評判だとか、そういったのが必要。
特に今、運動機とはいえ、併存疾患があるので、内科系の知識をすごく持っていて、データが読めたり、つまり血液検査のデータが読めるとか、レントゲンが読めるとか、
そういう診断論みたいなのをちゃんと押さえておくと、何かあったときにこの人は必ず自分にフィードバックしてくれるねっていう状況を持っておくのが重要だと思います。
アメリカなんかはそうですけど、やっぱりレッドフラッグを最初にやりますよね。
そこを押さえて、かつ、例えば膝が痛いって言ってるけど、一緒にドクターが血液検査を持ってきてくれたときに、
実はこの人肝臓系の問題があって、運動負荷をかけるとすごく疲れやすいし、リスクがあるなとかって言ったときのちゃんとことができてると、ドクターはやっぱり信用しますよね。
民間でもストレッチとかトレーニングとかマッサージ系のこととかやられてる方はたくさん増えてきてるしいるかなと思うんですけど、
理学療法士とか専門性がどこで分かりやすく見えるかなっていうと、やっぱりそのレッドフラッグを見分けれるかどうか。
マッサージとかストレッチとかだったら見た目真似すれば多分できることもあると思うんですけど、
やっぱりその評価してリスクがなくこれが一番いいっていう判断するところが特に専門性強く出せるし必要なところかなと思うんで、
それが分かりやすくこの人はできる人なんだって見えるのがドクターからすると学位とかなのかもしれないですし、
実際に学んでいく上でもリスク管理と合わせて関わり方、主義だったり運動だったりも学んでいくとより良いなっていう感じがしましたね。
なので一番いいのは、例えば認定理学療法士とか登録理学療法士が学位に連続していくのが本当に一番いいんですよね。
勉強しながら学位が取れて理学療法士の格式が上がっていく。
これは必要ないっていう人もいますけど、やっぱりこれは世界を見ると絶対いります。
どんなに優れていてもスタートラインに乗れない人たちがいるんですよね。
例えばオリンピックの時に、田代さんはオリンピックはポートフォリオみたいなの書いて出しました?それとも一本釣りで行きました?
自分はですね、もともとずっとボート協会に関わってて、今回もボート競技の会場の救護とかっていう感じだったので、
もともとボート競技に関わっているBTとかトレーナーとかも少ないような感じではありましたし、
そこから声がかけられて、特にやりたいというふうに出したというよりは、会場でこのぐらい人必要だし、頼まれるという流れでした。
いわゆる一本釣りですよね。
はい。
その候補があったのは、かなりポートフォリオが厳しかったんですよ。
学位だとか英語の能力だとか国際帯同経験だとかっていうのがたくさんあって、やっぱり足りない人が落とされてるわけですよね。
で、めちゃめちゃもしかしたらすご腕の人がいて、何もポートフォリオに欠けない人は落とされるっていう。
だけど学位を持ってるっていうところで、おそらく上がってくる人たちがいるんですよね。
世間の見方っていうのはやっぱりそういうところが、学位っていうのは努力量なので、やっぱりその努力量を示しておくっていうこと自体は、
すごく今後の理学療法の未来、これは運動機だろうと他のところでもほうがまずそうだと思ってます。
もちろんお金も時間もかかるし、努力量が必要だけれども、今後やっぱりうまく生き残ろうとしたらそうだろうと。
そうなったら初めて今度はドクターと協調が取れて、ドクターとの協調が取れ始めると、すごく有用な人だと。
とても有用な人っていう風になってくると必ず生き残るんですよ。
中身の部分もありつつ、ある程度戦略的に外からの見栄えを良くしておくみたいなことはしておいたほうが動きやすくはなりそうですよね。
結局僕の周りいろいろ生き残ってる人たち、僕の年代ですよ。生き残ってない人たちっていうのはそこの影響が相当大きいです。
これはもう事実としてやっぱり同級生界隈での、特に僕らは専門学校教育の人間なので専門学校で終わってる人とそうじゃない人っていうところの、
エコーの重要性
やっぱり分かりやすくて給与差っていうのは実はすごい大きいんですよね。だから今後の人たちってもよりそれが出てくるというところが一つあると。
今度は現実的な話をすると、未来として運動機でいうと、もうこれは15年前ぐらいから言われてるところですけど、やっぱりエコーの能力がすごく重要だと思います。
これはなんでエコーかというと理学療法士はテントゲン取っちゃダメ、CT取っちゃダメ、MRI取っちゃダメなんですね。
二次法的に。だけどもエコーは知ってるように近いグレーなんですよ。それはなぜかというと超音波治療器が許されてますよね。
ということは超音波という刺激は理学療法士はやっていい刺激なんです。
だから放射線をつけるとか、磁力を与えるとかっていう刺激ではなく、超音波はOKなので、超音波で中を見ることはOKなんですよね。
ただそこを診断ということに関してはブラックですけども、中を見てより安全にできるっていうことは、これはすごくレッドフラッグもそうですし、リスクマネジメント上ではとても重要なわけですよ。
で、ドクターの診断がささっと終わって、理学療法士の方でそれをしっかり見てくれて治療につなげてくれると、これはドクターとの協調においてめちゃくちゃドクターは助かるわけです。
だから理学療法とドクターの境界線のところの仕事ができる人が生き残るってことです。
なるほどですね。その中で一つエコーっていうのは重要になるかもねっていう感じなんですけど、エコーでも動かしながら筋とか筋膜の滑走性を見るとか、関節の内部の状態を見るとか、最近だとエラストグラフィーっていうような硬さを見るとか、いろいろ用い方があるかなと思うんですけど、
エコーの使い方でどういうやり方を特に学んでいますか?
これ今ですね、いくつかの動きがあって、超音波医学会がエコーの視覚を作ろうと動いているみたいなんですね。
これはドクターもすでにあるんですよ。エコーの視覚が。それをコメディカルに向けて動かそうという動きがあって、ここにいち早く参入するのはいいと思います。
そこは何を求めているかというと、筋筋膜はエコーで見ないらしいんですね。必要ないと。そんなのは。結局神経の欠陥って言ってました。
神経欠陥だから、四肢ではなくて腹部とかを見れる能力って言ってました。腹部とか足形部とか。
そこでの問題って実はすごく多いんだけれども、あんまり注目されていない。
だけれどもそこの部分が見れる、神経の癒着とか血管の動き、血管の強削とかというところから、これも内科系なんですよね、結局は。
運動器が内科系の方に移行しつつあるんですよ。
だから筋が動かないのは筋が悪いんではなくて、神経が悪い、血管が悪いっていうところまで超音波で見れる技術っていうのを今求められているそうです。
これはドクターが求めてるんですよ、ドクターに。
それを理学療法士も一緒にやっちゃうと、すごく価値があるってことですね。
単に前腕の戦争の神経を見れるっていうことではないってことです。
解剖学はベースにしつつ、モンスト運動学とか生理学の理解をかけていって、
一向で見て、こういう状況っていうのは分かれば、医師の治療が必要であればそういうことを伝えていくし、
何か運動器的なアプローチで、理学療法的に改善できるところがあれば取り組んでいくっていうような見極めができると良いなっていう感じですね。
なので、広く言うと診断的評価、つまりより適切な評価に動ける理学療法士かそうじゃないか、
つまり適切な評価ができると、その次に適切な治療に動けるので、単純化すればその通りなんですよね。
そっちの方向に動いて、これはだから標準化だとか一般化と実は真逆の動きだってことです。
突出化することなので。
結構エコーで言うと、自分の身の回りでも柔道制服士の方とか、結構よくそこも勉強されてて得意な方もいるような気がするんですけど、
そういう理学療法士以外の共同なのか、何か連携とかそういうのってどういう形がいいなとかあったりしますかね。
なかなか今、重生に対する風当たりがすごく強いんですよね。
エコーも大手が医療者じゃないと売らない方向に今動いてるらしいんです。
だから重生の方たちがエコーを手に入れるってことが今後難しくなる方向になってるらしいんですね。
だからドクターとしては締め出そうというネガティブな動きは1本あると思います。
ただやっぱり学習をすごくやってて、本当に患者さんのために動いてる方たちっていうのはすごく我々と同じ考えだと思うので、
そういった方たちがいかに強調していくのかっていうところは重要なんですけども、
やっぱり重生のカリキュラムって内科系のカリキュラムがないんですよ。
カリキュラムが全然違うので医学カリキュラムではないっていうところが少しあるので、
リハビリテーションの新たな形
その方たちが同様に先ほどの話じゃないですけど、学位を取っていただいて、
プラスその勉強の学習した成果があるっていうのを見せつけなきゃいけないだろうなと思います。
管理重生の資格だけでは多分、医学療法士の資格だけがきついというのと、それがより両立だと思います。
なるほど。資格運営のカリキュラムの差とかもいろいろあると思うんですけど、
そういう運動機として今後活動していくのであれば、いかにドクターと強調していけるのかっていうので、
外見の学位みたいなものとか、中身としてはエコーとかの理解もしつつ、
主義だったり運動だったりの質を高めていけば活躍していける可能性はあるだろうという感じが。
すごくそこはまずプラグマティックというか、ベースのところですよね。
それがもう少し主義だとか知識とかっていうところになってくると、
ベースの解剖学的知識とリアルタイムの解剖学的知識、それがエコーであったり伝統芸であったり、
あるいはリアルタイムに限りなく近い、その人個人の生理学的変化っていうのを見えるかどうかだと思います。
確かに。
生理学的な変化っていうと、何かそこを見るデバイスというか、方法っていうのはどういう形がいいんですか。
デバイス以前で言うと、やはり僕は血液検査とか、そういうものが確実に見れる知識がすごく重要だと。
生理学的変化のデバイスで言うと、近伝とかを複雑な近伝じゃなかったら、スマホでも取れるようになってきてるんですよね。
ディスプ貼って、ここが筋がどれぐらい出てるか。
あとはアプリケーション上でどれぐらいの出力が出てるかっていうのが取れるので、
そういうやり方を一定化させていくっていうのはすごく価値があると思います。
例えば、クワドとか大電筋だとかガストロとかだけでもいいと思うんですよ。
それが実際に筋力というフォースで見るのもいいと思いますし、
そういった出力系の神経的な変化で見るのもいいと思います。
どちらかが定量化されていく、使っていけるようになるっていうのは、今後はこれもマストだと思います。
なるほど。
あとは物理療法的な機器とか、そういうところの理解っていうのはどのぐらい必要性感じるとかありますか?
物理療法はめちゃくちゃ有用なんですけども、どうしてもやらないですよね。
それはなぜかといったら単純に病院が買ってくれないっていうのが一番です。
例えば筋鉄を買ってくださいとか、あるいはハンドヘルドダイナモメーターを買ってくださいって言うと、
筋鉄はちょっと暴かりますけど、ハンドヘルドだったら買っても10万ですよ。
物量を買うと100万、200万単位なんですよね。
高いですよね。
それに、じゃあペイできるのって言われると、やっぱりできないっていう人たちがいるから物量を買ってもらえないっていうところがどうしても出てくると。
だけどこの前、新人発表の中ですごい皮下出血があって、神経圧迫までしている皮下出血って言ってもそこに物量という手段がなかったらしいんですよ。
やっぱりここは物量なんですよ。電気だとか超音波で皮下出血って相当変わりますので。
やっぱりいびつという表現はよくないですけど、選択できない治療法になってきてるのはあると思いますね。
その辺、前回も人工関節のインプラントが安くなっていったとか、そういう産業的な進化というか、技術の進歩でそういうコストが変わっていくっていうのもあるような気はするので、
何か物量危機のコストダウンとかに進んでいくと、より現場として扱いやすくなりそうな気がしますね。
現実的にかなり難しいと思います。
物理療法を使おうという方向が結局エビデンスベースのところでなってくると、
治療の原則で除去、刺激、誘導、補助という、あと情報というところになったときに、どうしても誘導が中心になりすぎちゃってるんですよね。
なので、刺激というような物理療法もかなり弱い。
そして補助という意味での装具なんかも、みんな目線がいかなくなってるんですよね。
どうしても運動すれば大丈夫っていうような、それこそこれはある種洗脳的にみんな信じすぎちゃってるところが少し怖いなと思います。
そうですよね。技師装具もなかなか難しいところは。
そうなると、まだ新たに学ぶ余地があるのは、そういう主義とか都市みたいなところは改めて学ぶ意味もあるかなという感じですかね。
個人的にはそう思います。
結構今ミクロな個人の動き方っていうところの未来の話もしてきたんですけど、
もうちょっと真っ黒で見たときに、業界として運動機に関わるPTの動き方ってどう変わっていくかなとかイメージあったりされますかね。
未来の運動器関連の動向
病院診療というところになってくると、今がピークで今後はやっぱりすごく減っていくと思うんですよね。
それはなぜかというと、理想論でいうと人工関節が減っていくと思うんですよ。
それはなぜかというと再生医療が出てくるので、再生医療と運動療法がどういうふうにリンクしているのかっていうところに、
いち早く理学療法が動かなきゃいけないとは思うんですよね。
リハビリテーション格差っていうのがものすごく日本で多くて。
回復期なんかはそうなんですけど、関西、愛知って言っちゃいけないな、あれは何て言うんでしょう、東海。
東海は広すぎるな、やっぱ愛知なんですね。関西、愛知、関東、東京って言っちゃいけないな。
関西 愛知って言っちゃいけないな あれは何て言うんでしょう 東海
東海は広すぎるな やっぱ愛知なんですよ 関西 愛知 関東に開封期の6割
があるんですよ それ以外のところ は 結局リハビリテーションをやり
たくってもやれないっていうのは 現実的にまだあるんですよね じゃあ
どうするかっていうと やはりテレリ 派 いわゆるDX系の改革が今後動
くはずなんですよ だから大阪の 優秀なセラピストが北海道のすごい
敵地の人にテレリ派で両方を一緒 にやる評価をするとかっていうこと
がそろそろ動き始めると思います まだ医療支援料は取れないんですけど
それは例えば順天堂大学とかが 中心で新疾患でやってるんですね
海外ではこれが主流になりそう なんです なぜかというと東南アジア
を中心に理学療法士の数が全く 足りないんですよ そうなると
Zoomで10人つないで10人の集団を テレリ派でやるっていう方向になって
遠隔医療の可能性
くるんですよね 日本の理学療法 士は基本的には真面目で学習欲
があって質が高いっていうふう に思われるけど 海外で活躍できない
理由がこれ語学の問題なんですよ だけども今テクノロジーでZoomを
つないで自動翻訳とかができる ような方向になっているので 例えば
アメリカのネバダ州の人 フランス のパリの人 インドネシアのバリ
の人におそらくテレリ派で日本の 理学療法士が理学療法提供できる
例がくるんですよね そういうのに 一早く動いて そうなってくる
都市療法とは違いますけど 指導力 ですよね あとは評価技術 評価も
いわゆる理学療法の目で見るって ことです これは他のところでは
やっぱり補完できないみたいなので やっぱり動作分析っていうものは
武器にはなりますよねっていう 方向がここ10年で急激に変わって
くると思います
国際ニーズの理解
なるほど 直接関わるっていうと 主義とかさっきのエコーによる
評価とかは重要ですけど 例えば そういう遠隔でとかっていうと
もちろんそこでも例えば血液数値 のデータを事前に送ってもらって
それを見ておくとか 何か遠隔でも 分かる評価のデバイスがあるんだったら
それで見つつ 動きも見つつ関わって いくっていうのは 新しい形として
ありそうな気がしますし また 高齢者に対するところでも 介護
予防の教室とかで複数人がある ようなことも 現場で行われてる
と思うんで その意味で直接関わらない 形であっても 運動器的な知見
を生かして関わっていくっていう のは 今後 まだ考えていく意義
がありそうですね
例えば マレーシア マレーシア じゃない インドネシア 人口が1億
8千万人いるんですけど 日本よりも 6千万人多い地域だけど 理学療法
士の数って 1万人も1千人台だった と思うんですよね しかも島がいっぱい
ある 日本と同じように島がいっぱい ある地域って これ デジタルで
解決するしかないんですよね そこに 日本の理学療法士がテレビ
派で日本の診療法士を超えたところ で何かできれば ここの何かが多分
重要だと思うんですけども 国際協力 なのか あるいは 向こうで会社を
立てて いわゆるインドネシアでの 自由診療でやるのか 何かしらの
形がおそらく いち早く動く人は それでできると思います すごい
理学療法のニーズが高いんですよ 海外って 要は労働ができなくなる
から 彼らは農作業ができなくなる と もう食うや食わざるやの状況
になるので 例えばこうやって運動 で こうすれば大丈夫ですよっていう
のだけでも超絶ニーズが高いらしいん ですよね 病院にかかれない お金が
ないから なんとすると 安いサムスク とかでその地域に入っても 例えば
村で入ってもらって その村の集会場 に来てもらったら テレビがあって
カメラがあって 日本の理学療法士 が見てアドバイスをくれてっていう
のでいいんですよ
おだしょー そうですよね 自分の身の回りでも 日本で理学療法士
と活動してたけど 海外に移って やってる 現地でやってるっていう
人もいますし ちらほら海外に関わる 人もいるんですけど 確かにどう
なんですかね 国際協力の形なのか 産業として慈悲でやるのか 先に
そっちが動いていって 実際に現場 でもニーズがあるし効果がある
っていうのが分かれば 徐々にそういう 制度としても動いていくっていう
流れなんですかね 現実的に
おだしょー なので どうしても日本の 医療モデルって保健診療モデル
があまりにも強すぎるので そこから 抜け出してうまくいくモデルが
医療モデルの変化
どれぐらい作れるかでしょうね だから公衆衛生といえば公衆衛生
でしょうし 日本でやるにはある 種の限界があると思います それは
なぜかというと 日本はやっぱり 医療が安いんですよね 例えば僕ら
が今iPhoneを持っててiPhone落としました ガラス割れました 例えば修理台
3万円です 3万円払うんですよ でも 自分の体に医療費3万円さえ
払わないんですよ これが日本の 医療の根本的な問題です 体に対する
コストが安すぎるから 体に対する コストを払わないんですよ
おだしょー 一般市民からしたら 安く受けれるからいいって思う
かもしれないですけど その業界で 負担を受けた人が
3万円というコストが保険診療に 入っていない 例えば腰痛とか肩こり
とか その人にとって ものすごく 今後の生活に関わってくるところ
のコストに自分がマインドセット を変えれないんですよ だって今
腰痛で仕事できなくて長期休んだり とかすると収入が減る 収入が半額
になる 3万円でもしかしたらうまく いくかもしれないのにっていう
特に動けないってことです
おだしょー なるほど そういう 考え方の特徴は特に日本人ある
かもしれないですし 逆に別の国 で見たときには そこのコストを
払えば ちゃんと自分の今後の働き方 がより良くなるとか 今抱えてる
課題を改善できるって思えば払う 人ももちろんいるだろうなっていう
感じですよね
そうなんですよ だからそういう マインドセットを変えていくのは
日本は逆輸入が強いんですよね だから どこでやるのが一番いい
のかなっていうところなんですけど お金を持っている地域でやるモデル
例えば中東だとかで使うモデル をやるのか そうではなくて 幅
広い人数でやっていくっていう 東南アジアモデルを作っていく
のか そこがちょっと難しいとこ なんですけど やっぱり中東なんか
はすごい都市療法とか針のニーズ が強いから 一対一診療しなきゃ
いけないんですよ そうじゃなくて 比較的 農村部だとか 今 スマホ
がこんだけあることを考えると そういう 慣れてないところにいち
早く動くっていうほうが もしかしたら いいかもしれないですね
うん 確かに そういう意味でもし 例えば海外に見据えていくとしたら
やっぱりその土地の文化 価値観 宗教とかを理解して 社会の制度
とかも理解してやっていくのが必要 かなと思うんで 例えば日本で活動
していこうと思うと ドクターと 連携して 博もつけて学位もつけて
エコーだったり 直接の主義とか 理解していくっていう勉強の仕方
になると思いますけど 海外だと またちょっと勉強していく内容
が変わりそうな感じがしますね
本当にそのとおりで だから 例えば 私 全部やりたいと エコーもやり
ました もうかなり診察ができる ようになりましたって言って 海外
で単身で乗り込んでも絶対失敗 するんですよ エコーがないから
そこで法的な問題も引っかかって くるので なので 自分がどうやり
たいかっていうのを ある種 かけ なきゃいけない つまり ベッド
しなきゃいけないと思うんですよ ね どこにベッドするかっていう
のをいち早く決めて動くっていう のが重要です その意味での専門性
っていうのがいると思うんですよ ね
なるほど それもできるだけ行き当たり ばったりでやるんじゃなくて
ちゃんとリサーチした上でベッド できるという意味ですね
はい なので 細かな講習会っていう のは たぶん たくさんあると思うん
ですよね それをちゃんと自分で つなぎ合わせれるのか あるいは
そういった意味を持っている講習会 をつくって ちゃんと誰かを誘導
していくのかっていうことなんだ と思います
この辺 どうなんですかね 先ほどの エコーの技術とかは 学会のほう
でも講習が行われていてるみたいな 話はあったんですけど その主義
だったりと また 海外でもし活動 を見据えてる人向けに こういう
のを学んだほうがいいよみたいな そういう体系化されたものって
まだないですよね
海外は逆に言うと カンパンって 言ったら怒られるかもしれません
けど 基本 問題はほとんど運動機 なんですよ なので 日本にすでに
蓄積があるってことなんですよ
なるほど 蓄積として
アドバンテージがあるんですよ 日本に そのアドバンテージ使ったら
いいので あとは海外により良い コーディネーターを置けるかどうか
が勝負じゃないですかね
確かに
個人で能力を高めていくんではなく コーディネーターを通して 日本の
知見で戦えば 多分 相当戦えます
確かに 言語的な壁は越えやすく なってるからこそ 現地で すでに
日本の知見で対応できそうな課題 を抱えてる人が集まる窓口という
か仕組みが作られてて そこにうまく マッチングされて 提供できれば
より課題は解決していくだろう って感じですかね
思います なので 海外のほうが壁 は高いけれども 理学療法の勉強
っていうところはそこまでしなくて いいと思います
確かに そうかもしれないですね また その国で 例えばどっかの
国とか地域で どんどん信頼感 が得られていけば また そこの土地
が発展していったりとかしたら 長期的に見れば高齢化の問題とか
また日本に起こったような流れ で来るかもしれないんで 結構 未来
予測しながら動いていけるかもしれない ですね
いや もうまさにそういう意味で 理学療法士の本当に社会的意義
っていうのはそこにあると思うん ですよね だから 日本において
ももちろん公衆衛生系をすごく 努力して地域でやっていくって
考えたら これは理学療法士の議員 がいる地域に行って働くことだ
と思います やっぱり健康系のこと って票が取れるので 議員の方も
やっぱり喜ぶんですよね そこで やっぱり行政と連携してプログラム
を作っていって 1年間だけとか じゃなくて 5年とかのスパンで
ちゃんとやってプロジェクトで いくっていうことが重要だと思
うんですよ 半期だけで結果出せ とかっていうのは難しいので
そうですよね 近年 政治界にも 理学療法士から入っていく人は
ちょこちょこ増えてきてるっていう 話も聞きますし そういう病院だけ
じゃなくて もうちょっと行政で 広く関わっていく 前回の公衆衛生
っていう話もありましたけど そういう ところも もちろん活躍の場はあります
よね
これが本当に一つ 全体的に今 僕が話してるのは一つ 脱保険診療
だよね 脱保険診療ができるといい けど やっぱりこの脱保険診療ほど
難しいこともないってことです
そうですね 本当に長い時間かかる ようなことですし 単期的には難しい
ですけど 本当に運動器に関わる っていっても いろんな形があります
し ただ もしこういう方向に行くん だったら こういうの学べばいいん
じゃないかなみたいなアイデア は結構得れるものになってきた
かなと思いますね
おだしょー はい もうちょっと 話し足りないってことはあります
か 運動器関連で未来を見せたとき
運動器の未来とリスク管理
どれかな 脱保険診療 未来 ネガティブ なものがあるとすると 運動器に対する
コストっていうのをできるだけ 下げていこうとするんですね それは
なぜかというと 運動器の疾患って 命に直結しないので 命に直結しない
ものの点数っていうのは 今後 どんどん下げていく方向に 今 日本
はあるんですよ ということは リハコストも 例えば今年度か 回復期
における6単位を4単位に減らされて ますし こういうのがのきなみ起きる
可能性は十分あるんです なので 保険診療 普通に運動器を中心とした
病院で普通にやっていって 例えば 人員整理が起きたりとかっていうこと
も 将来的に見るとあり得ると思 うんですよね なので とはいえ
運動器が突然なくなることももちろん ないので 複合疾患として 病院とか
は ちょっと症例が難しい症例を 今度 回復期とか 一般病棟に入れ
始めるんですよ 例えば心疾患等 の併用とかですね なので やっぱり
今 自分の持っている知識という のを リスクマネジメントの部分
にどれだけ触れるかだと思います それは絶対 やっとかないと 理学
療法士としての生き残りをかけた ときには そこはないと ちょっと
怖いなというのが 未来に向けて の一番のできることだと思います
寺田 今後 特に心理派とかもより 盛んになってくるじゃないかな
みたいな話も前回あったと思います し そこってまさにリスク管理 かなり
大事なところだと思いますし ただ 解剖運動整理を学ぶ 学んでおく
だけじゃなくて 当たり前なんですけど どんどん勉強して深めていかない
と難しい時代にもなってきてる かなと思うんで ただ 今回の話
聞く中でも 結構いい未来も見える ところもあったと思うんで 気づき
終えて勉強して動いていってもら えたら嬉しいなと思いますね
寺田 まさに一緒にまた勉強して いきましょう
寺田 そうですね 今回は運動機を テーマに2回に分けてお話しさせて
もらいました また次回以降もいろいろ テーマ扱っていけたらなと思います
寺田 ありがとうございました
寺田 ありがとうございます