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2023-08-07 30:37

#150【カンヌウォッチ17年の石井さんに聞く、カンヌライオンズとの向き合い方】ゲスト:石井義樹さん(映像制作会社取締役社長) vol.4

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サマリー

カンヌライオンズは、世界最大級の広告ショーであり、広告制作者にとって感動の場です。石井義樹さんは2005年から毎年参加しており、ブランディングされた存在として知られています。石井さんはカンヌライオンズとの向き合い方についてお話ししています。現在、カンヌが示す広告のあり方や方向性が注目されており、その影響力はクライアントや制作会社だけでなく、広告賞にも及んでいます。石井さんはカンヌに行く意義として、自身の広告人としての修行の場やネットワーキングの機会があるとおっしゃっています。また、カンヌウォッチ17年の石井さんに聞いた、カンヌライオンズとの向き合い方のエピソードでは、フィルムが映像の価値として再評価され、部門ごとに審査が厳格に行われていることが話題となりました。

00:03
どうも、アドバタラヂオはじまりです。
すなけんでございます。
富永誠です。
よろしくお願いします。
この番組は広告大好きな二人が、広告に関わる出来事や出会いを通して、
聞いている皆さんに、広告に興味を持ってもらい、そして広告を好きになってもらいたい、
そんな広告人学をお届けするラジオです。よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
いや、どれくらいの本数になってるかわからないですけど、
前回引き続き、石井さんに来ていただいております。
よろしくお願いいたします。
お願いします。
よろしくお願いいたします。
石井です。
今回、映像をどっかのタイミングでお見せできたらと思うんですけど、
かなり、さっきよりもラフな感じというか、帽子をかぶっていただいて、
目の前にサングラスを持っていただいて。
徐々にサングラスつけてきました。
今回のエピソードではですね、今までは石井さんのこれまでのお話だったりとか、
作られたきらめきのお話、プロデューサーのお話っていうのをしていただいたんですけども、
今回のエピソードでは、ちょっと企画性を持ってお話をお届けできればなと思っております。
題してですね、2005年から毎年カンヌライオンに参加するカンヌウォッチャー石井さんに聞く、
広告制作者にとっての感動は何か。
感動は何か。
お願いします。
2005年から行ってらっしゃるんですね。
そうですね。正確にはその前も言ったことがあるんですけど、
連続で行き出したのはきらめきを2004年の11月から開始しているので、
行き出したのは2005年の6月からですね。
もう連続で行けるのであれば行ってるっていう。
で、その間2年間コロナで総集編みたいなのとオンラインっていうのが確か20年と21年からは現地開催はなくて、
22年と23年はあったので、そこも全部含めると17回。
すごいなよ。
17回目ですね、確か。
カンヌウォッチャーですね。
本当のカンヌウォッチャーなんですね。
いい意味でも悪い意味でもいつもカンヌにいる石井さんと言われてます。
毎年いらっしゃるから。
必ずいる石井さんみたいな、そういうブランディングができてます。
そうですよね、ブランディングですもんね毎年行くと。
石井さんに会いたければカンヌに行く6月はって感じですもんね。
そういうふうにありがたく思ってくださる人がいれば、いらっしゃれば会えます。
すごいですね。
そもそもね、これ聞いてくださる方、広告興味を持っていらっしゃる方も多いかなと思いつつ、
カンヌライオンとは何かというか、歴史をざっくり須谷健さんからお伝えいただいてもらえますか。
かしこまりました。
カンヌライオンズの歴史と特徴
カンヌライオンズが1954年に創設されて、世界最大級の広告ショーの名称。
通称カンヌライオンズと言われています。
国立当初は最終無形像メディアとして、映画が前世だったんですけども、
その当時の広告の手段として、劇場コマーシャル、要にシネアドですね。
も同様に広告の間でよく利用されていました。
その劇場コマーシャルを生業とする会社の世界規模の業界団体、SAWAというのがありまして、
スクリーンアドバタイジングワールドアソシエーションというものがあって、
広告主のプロモーションの一環として、毎年当時の映画祭と同じ場所で開催しておりました。
それがインターナショナルアドバタイジングフィルムフェスティバルというのがありました。
そのSAWAが主催する1イベントとして、フィルム部門と35ミリフィルムというのがあって、
広告イベントとして発展して、そこのSAWAから独立して、
そこから今運営しているインターナショナルアドバタイジングフェスティバルリミテッドという会社の組織になっています。
長らくカンヌ国際広告祭と、カンヌライオンズインターナショナルアドバタイジングフェスティバルというので開催されていたんですけども、
2011年から名称から広告の字が外れて、カンヌライオンズ国際クリエイティビティフェスティバルと、
カンヌライオンズインターナショナルフェスティバルオブクリエイティビティに変更されたと。
当時、日本ではSAWAの時代から東映エージェンシーという会社が日本代表の事務局だったんですが、
2019年から日本経済新聞社が代表事務局の権利を譲り受けて、同フェスティバルのPR、プロモーションを行っているというような感じでございます。
もう日々ですね、カンヌはもうカテゴリーが増えまくっておりまして。
そうですね、今年もすごかったですよね。
僕が多分これ、列記しますけども、これ以上また増えていくかもしれませんけども、
フィルム部門、プレス部門、アウトドア部門、サイバー部門、メディア部門、ダイレクトマーケティング部門、
ラジオ部門、チタニウム部門、統合キャンペーン部門、SP部門、デザイン部門、エンターテインメントライオンズ4ミュージック部門などですね、
たぶんまだいっぱいありますが、各部門ごとにグランプリ、金賞、銀賞、銅賞が設けられているというような賞でございます。
この後でいうと、僕ら、多分もう公開されてますけど、レイさん。
レイ稲本さんもデジタルクラフトの複数部門の審査員をやってらっしゃったりとか、アドバタラジオがカンヌづいているっていう。
そうですね、たまたまですよ。
カンヌづいているということもありますけども、そこに実際に我々は話だけはよく聞いてますけども、
現地の感じっていうのは、やっぱり石井さんに、カンヌのことは石井さんに聞けと言うぐらいな。
そういう話ですよね。周りからも聞くと。
カンヌへの参加費用とグレード
ぶっちゃけですよ。今ですけど、カンヌって中に入るのってだいたいどんぐらいかかるんですか?
今ですね、ずっと値上がりしてる。僕が当初行ってた頃は、多分30万40万ぐらいだった記憶なんですけど、今70万しますね。
中に入る?
入る。パスって言われている。いわゆるみんなが会場と呼んでいるのは、パレって言われている会場なんですけど、
よく映画祭とかで見るレッドカーペット、赤絨毯が敷いてあるところなんですね。
そこ中心に、そこの隣とか後ろの方とかにも全部会場があって、その中で入って、
あと全ての、例えばセミナーと言われているトークショー、あとはアワードショーと言われている受賞式、毎日あるんですけど月金であったりとか、
あとは何年か前に、多分コロナになってから去年からなくなったパーティーっていうのが、
今、クロージング柄と言われている、いわゆる終了のパーティー、最後花火上がるやつなんですけど、それも全部ひっくるめて70万円。
じゃあ、ばらけて買えたりとかもするってことなんですか?
買えないです。もうそれしかないです。
昔はばらけて最後3日間だけとかあったんですけど、今はもうなくなってて、
普通のコンプリートと言われているパスが70万円、一番安いやつ。
カンヌも何年か前か、その上にゴールドパスというのを設けていて、それが大体100万円。
その100万円の価値は30万円で何が変わるかというと、
例えばアワードショーとかに、昔は差別化されていなくて、全員が並ぶしかなかったんですよね。
だから例えば、毎日19時からアワードショーがあるんですけど、6時15分に会場するわけですよ。
先頭に並んでいる人って多分1時間とか、昔だったら最終日とか3時間前とか、
今の日本みたいに炎天下で汗だらだら流しながら、アイスとか食べながら待ってた状況になったんですけど、
もはやそうじゃなくて、そのゴールドパス買えば、横から特別ルートから入れるんですよね。
ディズニーみたいな。
ファストパス。分かりやすく言うとファストパス。
それは全てのセミナーとか人気のセミナーも全部そうで、席が用意されているわけじゃなくて、
会場の時間に行けば入れて必ず座れるというものがあって、それが大体プラス30万かかると。
そのさらに上にフラチナっていうのがあって、そのフラチナだと150万くらいかな。
140とか50するんですよ。倍ですよ、その通常のパスの。
それになると送迎がついていたりとか、空港の。
あと独占的に別でお金かかるんですけど、現地のホテル、五つ星ホテルとかの、
ホテルの予約が確実に取れるとか。もちろん別でお金かかる。
確実に取れるっていうだけですか。
確実に取れるとか。取ってくださる。
あともちろんニース空港でそのパスがもらえたりとか。
ニース空港ですもんね。
ニース空港で本当普通の人はゴールド以下とコンプリートの人はちゃんと前日から多分、
月曜日から始まるんで日曜日からいけるんですけど、日曜日行って、
ちゃんと登録してますよ、お金払ってますよっていうのをちゃんと見せて、
今だとQRコードとか貼ってて、自分でもし最初に写真とか登録してたらそのまま受け取れるんですけど、
それをニース空港で受け取れたりとかするっていう、
あとヘリコプターとかの手配もしてくれるみたいなのがフラチナです。
それが2023年現在のカンヌの料金のその感じ。
あともう一個はヤングライオンがあって、30歳以下。
その年齢、多分30歳未満の人は30歳以下かな。
30歳までギリギリOKだったような気がするんですけど、
以前に生まれた人は大体半分くらい。
15万くらい。
30から35万くらいだと思うんですけど入れると。
なるほど。
行けばよかった。
本当にちょっと考えてるんですけど。
期間で言うとどれくらいなんですか?
期間で言うと月金で、いつも6月の3週目の月金です。
月曜日から金曜日。
5日間。
5日間。
で、言うと。
1日10万以上するわけですよ。
そういうことですよね。
なんで言うと、ご存知の中で言うと、カンヌ映画祭は5月。
で、その翌月に広告祭がある。
そうですよね。
だからそこの土地が2ヶ月ものすごく盛り上がる。
映画スターが来るのは5月。
広告屋が来るのが6月。
そういうふうになるわけですよ。
そしてスターが現れる。
いや、その通りなんですけど。
カンヌの重要性と広告制作者の目標
でもテレビ祭とかもあるんですよ。
確か9月とか。
テレビはテレビでテレビ祭みたいなのがあるらしくて。
僕は詳しく知らないですけど。
あとは昔はポルノ祭みたいな。
そういうのもあるらしくて。
もちろん一番盛り上がっているのは映画と広告なんですけど。
一応カンヌの街で他にも時期開催がある。
面白いですね。
知らなかった。
なるほど。
らしいです。
前提、石井さん行き始めたのはどういうきっかけだったんですか。
行き始めたのはやっぱり、もともときらめき屋を作った話になるんですけど。
きらめきの、その話を前回まであんまりしなかったのは、きらめきって何のために作ったのって話なんですけど。
きらめきっていうのは、やっぱり僕が海外の留学してたこともあり、ネットワークができて。
恩人と言われる人に会って、その英語力を活かしてプロデュースした方がいいじゃんっていうのがきらめきで。
その前はフリーランス時代にしてたんですけど。
逆にきらめき作ってからはそこを強化しないと。
要は海外に詳しいって言ってるのにカンヌに詳しくないって意味わかんない。
なるほどね。
そうですよね。
海外に詳しいイコール、僕の中ではもう100%ニアリーイコールカンヌに詳しいっていう気持ちになってて。
当時30代前半の僕も思ってて。
なんで海外詳しいとかハンド詳しいって言ってるのにカンヌに来ないのみたいな感じもあるじゃないですか。
だからそこだけは当時そんなにまだ売り上げがあったわけじゃないですけど、絶対活かしてくれと。
当時親会社のDIOさんには言ってて、言ってました。
スパイクスも今いろいろあるじゃないですか。
いろいろあります。
でも抑えるべきはカンヌだなって感じですね。
やっぱり圧倒的に、今時期は変わりましたけど、いわゆる三大広告賞と言われてる中でもカンヌが一番最後なんですよ。
楽しそう。
1年の最後って言われてる位置づけが6月で、そこで大体一周するみたいな。
また新しい月が7月から始まるみたいなイメージだったんで。
いろんな、みんな全賞制のクリオとかワン賞とかある中で、最後、今だってD&ATとかあるんですけど、カンヌが集大成みたいな。
もちろんいろいろ変わって、時期も変わって、カンヌデビューっていうのも今年もあったし、いろいろあるんですけど、
でもやっぱりみんなの目標は、他の賞ももちろん欲しいし、スパイクとかも嬉しいけど、アドベスも嬉しいけど、カンヌが一番取りたい。
世界の多分広告制作者にとって取りたい賞はカンヌなんですよ。
そうなるとやっぱりカンヌが全てだし、やっぱり広告のワールドカップといえばカンヌなんじゃないかなと思うんですよ。
ワン賞でもないし、クリオでもない。
そこに目指して向かっているっていう意味では一番強いですよね。
カンヌライオンズの広告のあり方と方向性
ここ何年かのそれこそクリエイティビティに変わってからは、本当に果たしてそれを全員が思っているかどうか疑問ですけど、今はちょっともっと進化していて、
どっちかというと単なるワールドカップとかお祭りとか祭典ということよりも、カンヌが示す一つの広告のあり方とか方向性とか、どっちかというとそっちになってきている気がします。
それをクライアントだけじゃなくて誰店とか制作会社だけじゃなくても、例えばメディア関係の人とか、いろんな人が参考にするじゃないけどっていう多分広告賞になっているんじゃないかなと。
指標を表す。
カンヌがこう示したからこうだとか。
それは審査員も多分考えていて、カンヌの審査だからこういう指標を示すんだみたいな。
要は全商戦とはちょっと違うものを提示するんだみたいなこともちょっとあると思うんですよね。
なるほどね。
それこそSDGsとかそういうのも、やっぱカンヌの傾向とかありましたもんね。
SDGsって言い出したのもそうだし、LGBTQプラスとかも言い出したのもカンヌだと僕は思うんで。
そっか。
そこに対しての、あとジェンダーのね。
そうですよね。
ジェンダーイコーリティ、いわゆる男女の平等とか言い出したのもそういう、やっぱりカンヌが結構強かったと思います。
そうですね、確かにね。
プロ世界でのコミュニケーションの指標。
そうです。
そういう店で見ると見たことなかったね、確かにそうですね。
だからそれはソーシャルグッドもそうだし、パーパスって言われてるのもカンヌがやっぱり言ってるし、
僕らで言うとストーリーテリングっていう言葉が出てきたのもカンヌが。
そうです、確かにそうですね。
なるほど。
そういう傾向が多かったっていうことも言うじゃないですか。
言います。
カンヌの今年の傾向。
言います。
とかテーマとか。
テーマとか。
言います言います。
それがやっぱりその先のスタートになってるってことなんですね。
なってると思うし、やっぱり歴史を紐解くとなってきたんじゃないかなと思いますよ。
うーん。
そうそうですよね。
カンヌライオンズへの参加の意義
そこでですけど、そこの現地には広告会社の方もいらっしゃるし、製作会社のいろんなパターンの業種の方もいらっしゃると思うんですけど、
さっき言った石井さんが自分が英語得意だっていうところにおいてそこにニアイコールでカンヌってお話もされてましたけど、
プロデューサーにとってカンヌライオンの現地にいることっていうことの意味っていうかあるというふうに思っていらっしゃいますか?
今よくカンヌが好きな人とアンチカンヌの人って結構分かれてて、もっと言うと無関心な人。
アンチでもなくて無関心な人って多分3種類に分かれてるんですよね。
かつては関心あったけど無関心な人もいるし、もうなんかそうやって賞もいっぱい増えて分かんねーよみたいな方も結構いらっしゃると。
それで全然否定することもないし、いいと思うし。
あくまで僕個人にとって思うのは何で行くかっていうと、今こんだけ例えばザワークっていう、別にそこのプロモーションしたわけじゃないんですけど、
年間1万ドルぐらい払えば社員がほぼ全員、大手はちょっと分かんないですけど、うちとか50人とかマネジメントも含めて見れる、過去作が全部見れるサイトがあるんですよ。
それはカンヌに行って、まだ今ぐらいだともうそろそろ切れるのかな、一応ラブザワークって名前になってて、
それはカンヌに行ってお金払った人は一定期間受賞作とか見れるサイトがあるんですね。
でもそれは一定期間でも切られるわけですよ、ずっと見れるわけです。
またデジタルパスって違うのがあって、そこで払えば見れるやつもあるらしいんですけど、年間1,000ドルぐらい。
またそれとは違ってて、僕が言ってるのは過去作、過去何十年にわたって現存するやつを賞を取ったやつだけじゃなくて、
エントリーしたやつ全部見れるんですよ、落ちてるやつも。
落ちてるやつもすごいですね。
落ちてるやつも見れるし、だから膨大な資料ですよね。
あとはそれはもちろんフィルムとかだけじゃなくて、全てですよ、デザインとか、なくなったサイバーとかのやつもあるし、
あとはトークショーですよね、セミナーも全部見れるんですよ、ほぼ。
100%見れるわけじゃないですけど。
やっぱりうちの部下とかもそれ見てて、暇なときはそれこそここに座って会社で見てる新入社員とかもいて、
そのお金の価値はあるんじゃないかなと思って払い続けてるんですけど、何が言いたいかというと、
そういうものがあるから、行かなくていいって言ってる人がいっぱいいるわけですよ。
後で結果見ればいいじゃんって。
アンチでもなくて、関心がないわけでもないけど、さっきも言った70万も払って、
もちろん70万はパス代だけなので、今こんなに投稿費、滞在費が高騰してるのに、
優労だかじゃないですか。
今年なんて特にそうですよね。
それなのに行くのかと。
実際うちも社員6人とか連れて行ったので、1000万ぐらいかかってるわけですよ、はっきり言って。
その1000万の価値があるかどうかっていうのは正直分かりません。
分からないんですけど、少なくても僕にとって現地に行く意味っていうのは、やっぱりそこの熱を感じること。
そしてプロデューサーとしての、その1週間は広告付けになるんですね。
広告というかカンヌ付けになって、カンヌの今のみんなであれいいよねとか、
だから昔で言うとみんながテレビ見てて、あのドラマ昨日さっていう話をするのにちょっと近いんですけど、
あの受賞したあれさ、みたいな話をみんなが街中でしてる感じというか。
映画祭もそうだと思うんですけど、
なんかそれって新鮮で、やっぱり1年に1回ぐらい僕にはなくてはならないある意味儀式で。
なるほど、自分の広告の人間としてってことですよね。
石井さんのカンヌライオンズへの取り組み
それをやっぱり日本でいても、僕は結構海外制作とか海外ロケとか活かしていただいてますけど、
やっぱり忘れがちなんですよ。その自分が何をやってるかっていうのをちょっと忘れちゃうから、
その1週間で思い出すじゃないけど、っていうのがまず一つ大前提としてあって、
もう僕にとっては修行の場所なんですよ。
修行ってよく本当に呼んでるんですけど、朝9時からずっと缶詰で見て、
で見れるものはもう限界まで吸収して、映像とかももちろんさっきも言ったザワークで見れるのに、
そこであくまでヘッドホンしながら見る瞬間というか、
トイレも我慢して、食べ物を我慢して、ずっとひたすら見るっていう、
例えばフィルムとかフィルムクラフトのエントリーを見続けるとか。
で、その結果じゃあ何を知りたいかというと、自分のプロデューサーとしての限界を知りたいんですよ。
どういうことかというと、自分がそれで、もちろんすごいな、こんなの作れたら最高だなってあるとするじゃないですか。
例えばアップルのこれはすごいなと。
でもそれはすごいんだけど、自分がもしプロデュースで受けたらできるのか。
お金とスケジュールがあったらできるのかという目線で見たときに、
ギリギリできるなっていうふうに思いながら言ってるつもりなんですよ。
それは偉そうに自分がプロデュース能力が高いとかそういうこと言いたいわけじゃなくて、
自分がもしこれもう俺にはできないやっていうふうに思ったら、
もう僕はこの仕事できないなと思ってて、
こういうコンディションだったらできるかもしれないっていう仕事が全部じゃないんですよ。
全部じゃないんだけど、ある程度あるんだったらまだやれるなと思ってるんですよ。
自分が現役で。
そうじゃないんだったらもうカンナに行くかもしれないけど、バスを買わずに、
もう料理を作っているだけの人とか、一緒にご飯だけ楽しくね、
ロゼワイン飲むだけの社長になればいいなと思ってて、
別にその人たちを否定してるわけじゃなくて、
その人たちがどうのこうのって言ってるつもりはないです。
だけど自分はそこにはまだ慣れてなくて、
現役のプロデューサーで一つ一つ丁寧にお仕事してる以上、
やっぱり形は違えど、お仕事が来た時にまだできる準備があるだろうかって、
ここの準備の話ですよね。
というのができるかどうかっていう指標になってるんで行くと。
指標ですね。
リトマス試験試なの?
リトマス試験試。
一年一編の?
そう。
バケーションじゃないんですね。
全然バケーション。
バケーションって考えたことないですよ。
行きたくないぐらいの顔してますよね。
お金を払って。
払って。
払ってまで。払ってくれるんだったらいいですよ。払ってますからね。
会社が出して。
会社が出して。
そんな一千万もかけてやるわけです。
それが一つで。
もう一つは、これはもうすごい大事なんですけど、ネットワーキングなわけですよ。
やっぱりそこでしか会えない、さっき申し上げた、
いつもカンヌにいるきらめきの石井さんっていうのと別に、
いつもカンヌにいる何々っていう広告誰々さんっていうのも、
そこでしか会えない方もいっぱいいらっしゃって、
だからそれが仕事に必ずしもつながるかどうかっていうのはまた別の話で、
もちろんつながった方もいらっしゃるし、
国内もそうだし、国外の広告誰々とか、
逆に誰々の方でも、そこでクライアントと出会って仕事になったとか、
共合に参加したっていう方もいっぱいいらっしゃるんですよ。
国外の。
で、弊社も例えば、
じゃあそこで香港の広告誰々に知り合って仕事が来るとか、
例えばですよ。
例えばヨーロッパの、
じゃあ昔でいうと180の人と知り合って仕事の依頼が1回来たとか、
もちろんワイデンのポートランドの人と知り合うとか、
仕事は来てないですけどね、
でも来るかもしれないようなネットワークができたりとか、
例えばそこでうちに今マネジメントしてる会社の監督のプロダクションのプロデューサーと出会って、
そこにいる監督たちをマネジメントしだしたりとか、
それが自分たちのやっぱり引き出しになってますからね。
そういう監督と、
世界の有数の監督を日本ではレップされてないから、
マネジメントできるって言ったら全然いいよみたいな、
日本のマーケット中心にやってるんだけど、
アジアに広がったりとか、
日本が振り出してるから海外の、
例えば車の広告でもうちでやらせてもらったりとかしてるので、
そういう自分たちの引き出しも増えてるし、
ネットワーキングでもちろん営業という意味ではなってるし、
営業という意味でもちろん行ってるプロダクションは多いと思うんですよ。
僕は完全にそのイメージなんですよ。
お仕事を取りに行くというか、
知り合いを増やして、新しい出会いを作って、
カンヌを楽しんで行くみたいなイメージだったので、
今日の石澤の話、結構僕びっくりというか、
新鮮で聞いてますね。
引き出しを広げるっていうのもあるんですね。
引き出しを広げるっていうのはめちゃくちゃありますね。
多分そのカンヌのネットワーキングがなければ、
きらめきは存在してないと思うんですよ、今のような形では。
今まで使ったお金が1億とか使ってるような気がするんですけど、
カンヌに行くことによって。
17回も行ってますからね。
単純計算、それが一番。
使ってると思うんですよ。
一人で行ったときもありますけどね。
でも使ってるとしても、そのお金の問題じゃなくて、
そもそもきらめきの存在意義とかは、
やっぱりカンヌと共に成長させていただいたという部分がすごくあるので、
今のカンヌがね、自分たちが望んでいるような方向性になってるかどうかは別として、
ただやっぱりこの17年間、カンヌと共に歩んできたということは間違いないですよね。
それこそ17年間行ってて、この年は一番面白かったとか。
結構やっぱり上書きされていくので、
そんなに記憶がずっとあるわけじゃないんですけど、
やっぱりフィルムがフィルムとしてあった時代は面白かったですよね。
フィルムのグランプリがやっぱり土曜日の最終日にあった時。
そうね。今回70周年だったでしょ、今年のカンヌがね。
僕はこれ聞いた話ですよ。分かんないですけど、
いろんなショーがあって、そこにフィルムがあって、
もう分かりませんけど、最終的に統合キャンペーンが一番最後だったみたいな時があった。
チタニウムとかね。インタグレーティッドとか。
そうそう。最終がフィルムじゃない年は多々ありました。
だけど今回70周年っていう節目というか、
その年の、今年のカンヌの最後の発表はフィルムだったらしいのよ。
フィルムの再評価
それはね、その通りなんですけど、70周年だけじゃなくて去年とかもそうでした。
だからやっぱりいろんな意見がある中で、
フィルムがちゃんとフィルムとして扱われなきゃいけないという意見は絶対あるんだと思います。
だから一時期そうやって、同じ最終日なんだけど、
フィルムが途中で発表されて、グランプリも発表されて、
インタグレーティッドとかがあったっていうのは結構あったんですよ、何年も。
だけどここ数年また戻ってきてます、それは。
だからやっぱり映像の価値っていうのはいろんな意味で増えてるし、
さっきの部門の話されてましたけど、
今ね、確か僕はずれると29あるんですよ。
でそのトラックって分かれてて、そのクラフト部門とか、
例えばクラシック、フィルムっていうのはクラシック部門に所属してるんですけど、
昔からある商品だから、昔からあって昔からメディアとしてあるもの。
例えばフィルムアウトドア、プリント&パブリッシング、
まあいわゆるプリント、あとラジオとオーディオ、いわゆるラジオみたいな。
それが例えばグッドっていうトラックもあるし、
エンターテイメントっていうのもあって、
エンターテイメントもよくよく考えてみたらフィルムの一部なんですよ。
今年ゲーム増えたけど、ゲームって言ったってゲームの映像だったりするし、
あとそのエンターテイメントフォーミュージックだったら、
もうほとんどミュージックビデオなわけですよ、基本はね。
でもミュージックビデオは広告なのかって言ったら広告なんだけど、
それをフィルムクラフトとかフィルムライオンであんまり紹介するっていうよりは、
どっちかというとエンターテイメントフォーミュージックっていう部門で評価されやすくしたとか、
もちろんフィルムとかフィルムクラフトで今年も撮ってますけど、
受賞してるものも多数あるんだけど、
でもそれも含めて映像、フィルムっていうカテゴリーとすると、
フィルムも守備範囲が広がってるんですよ。
結構じゃあ毎回カテゴリーが新しくできるっていうことはアップデートしていくし、
そのジャンルにおいての概念みたいなのをちょっと分けていく。
部門ごとの審査
分けてます。
その上で皆さんにちゃんと光が当たるようにしようとはしてるってことですよね。
してると思います。
してるんだけども、今年も話に出てた一番大きな話は、
これは関連目指してる人に聞いてほしいんですけど、
まずそれぞれの部門、もちろんいろいろやってれば、
例えば統合キャンペーンだったら、もちろんフィルムだけじゃなくて、
フィルムクラフトもあるだろうし、
もうちょっとゲームよりだったらゲームもあるだろうし、
それをアウトドアでポスター貼ってたらアウトドアも出せるじゃないですか。
メディアで何か面白いことがあったらメディアも出せるし、
それいっぱい限界はあるんですけど、最近。
だけどお金が一個一個高いんで皆さん絞りがちなんですけど、最近。
でもなるべく出した方がいいっていうのと、
あとはその一つの部門、フィルムだけでも、
細分化されてるんですよ。
フィルムクラフトなんか特に分かりやすいんですけど、
ディレクションなり、例えば音楽だとエディティングなりキャスティングとか、
これめちゃくちゃいいのに、キャスティングいいのに、
キャスティングに入ってないとか、例えばね。
そこにちゃんと入れてこないと、
入れてこないと評価してくれないんですよ。
勝手にはこっち入った方がいいよってそんな丁寧なことして、
向こうはしてくださらないので、
出す人がちゃんと理解して、いろんな人にご相談しながら、
多分日本にも賞を受賞された方いっぱいいらっしゃるので、
大手でアリティになったらそんなミスらないと思うんですけど、
例えば小さい会社だったりとか、
制作会社が直接行く場合は相当アドバイスを受けないと、
失敗されてるんですよ結構。
その話結構聞いてて、
これキャスティング行ってたらゴールドだったのにみたいなことが。
なるほど。
それを結構審査員の方からよくお聞きするので、
それはフィルムだけじゃなくて、いろんな部門で言えることなんですよ。
だからそこを間違えないようにしないと、もったいない。
だから要は、だったら本当は全貼りした方がいいってことだよね。
全貼りした方がいいんですけど、今全貼りできなくなってて、
何でもかんでも出せる数が限られてるんですよ、確か。
そうなんですけど、出せるだけ出したほうがいいですね、もちろん。
だけど1個10万以上かかるので、今エントリー費が。
10個出したら100万かかるわけですよ。
そこの1個の中の細分化されてるところを1本1本出すにも10万か。
10万とか。部門によって違うんですけど企画は。
そうですね。
これちょっと聞いていくことはわからない人もいるかもしれないですけど、
カンヌにまず広告祭で受賞する市内っていうのは、
大選定としてカンライオンズに出展しているかどうかですもんね、きちんと。
それが今石井さんおっしゃってたように、カテゴリーごとに部門があって、
その内容で出品しているかどうか。やっと審査の土俵に上がるというところなんで、
今さやきさんおっしゃってたように、全貼りすることができるならすればいいっていうのは、
本当その通りで、実際審査する人の目線とかも含めると、
適切なところにちゃんと出品しているかどうかっていうのも、
ちゃんと考えながらやったほうがいいっていう。
そうですね。だから要は審査を経験がある方とか、もしくは石井さんみたいに言っている方とかに、
温度感というかね。
仲のいい人に、違う製作会社の人が、石井さんこれ実はちょっとこれで出したいんだけど、
これってキャスティングで出したほうがいいのかな、これってエディティングかなっていうのを相談できるような人がいればね、
そうすれば、これだったら多分キャスティングだけじゃなくて10万で済むわけですもんね。
変な話ですけど。
まあまあまあ10万。
でも今それを言う危険性が、相談がいっぱい増えそうだなという危険を今感じている。
そうですよね。今言ったのはどうすればいいんだっけみたいな。
僕はそんなアドバイスをするとは一言も言ってないです。
皆さん聞いてる皆さん、誤解なきようです。誤解なきようです。
カンヌコーディネーターではないです。
ないです。
そうですよね。今こそ。
今回のエピソードはここまで。次回もぜひ聞いてください。
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