1. 広告を楽しむ『アドバタラヂオ』
  2. #215 萩原監督にとっても"情熱..
2024-08-16 50:15

#215 萩原監督にとっても"情熱は、武器だ。"監督した2作品の演出や出演者との熱い日々について #映画ブルーピリオド #映画傲慢と善良

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業界専門度:★☆☆☆☆

▼萩原健太郎さんのSNSはこちら

https://x.com/KentaroHagiwara

▼企画家集団soloのHPはこちら

https://solo-tokyo.com/


2024年8月9日(金)全国劇場公開

映画『ブルーピリオド』


<STORY>

生きてる実感が持てなかった。あの青い絵を描くまでは―これはからっぽだった俺が、初めて挑む物語。

ソツなく器用に生きてきた高校生・矢口八虎は、苦手な美術の授業の課題「私の好きな風景」に困っていた。

悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみた。その時、絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、美術に興味を持ちはじめ、どんどんのめりこんでいく。そして、国内最難関の美術大学への受験を決意するのだが…。

立ちはだかる才能あふれるライバル達。正解のない「アート」という大きな壁。経験も才能も持ってない自分はどう戦う!?

苦悩と挫折の果てに、八虎は【自分だけの色】で描くことができるのか。


<INTRODUCTION>

「マンガ大賞2020」受賞!国内外で絶賛された傑作漫画が、今最も輝く若手俳優陣で実写映画化!


眞栄田郷敦×高橋文哉×板垣李光人×桜田ひより


「マンガ大賞」「このマンガがすごい!」など国内外から称賛され、発行部数700万部を超える傑作漫画が待望の実写映画化!

周りの空気を読んで流れに任せて生きてきた高校生が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に全てを賭けて挑んでいくー

好きなことに真剣に向き合う主人公の挑戦に、胸が熱くなる感動の物語。

主演には話題作への出演が絶えない眞栄田郷敦を迎えて、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりと実力と人気を兼ね備えたキャスト陣が個性豊かなキャラクターを熱演。『サヨナラまでの30分』『東京喰種 トーキョーグール』の萩原健太郎が監督を務め、新進気鋭のスタッフと共に情熱の物語を創り上げた。

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#眞栄田郷敦

#高橋文哉 #板垣李光人 #桜田ひより

#中島セナ #秋谷郁甫 #兵頭功海 #三浦誠己 #やす(ずん)

#石田ひかり #江口のりこ

#薬師丸ひろ子

原作:#山口つばさ『#ブルーピリオド』(#講談社「月#刊アフタヌーン」連載)

監督:#萩原健太郎

脚本:#吉田玲子

音楽:#小島裕規 “Yaffle”

主題歌:#Wurts「NOISE」(EMI Records / W’s Project)

製作:映画「ブルーピリオド」製作委員会

制作プロダクション:C&Iエンタテインメント

配給:ワーナー・ブラザース映画 ©山口つばさ/講談社 ©2024映画「ブルーピリオド」製作委員会

公式X:@blueperiodmovie

公式Instagram:@blueperiod_movie 

TikTok:@warnerjp

公式HP:blueperiod-movie.jp

#映画ブルーピリオド

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2024年9月27日(金)全国劇場公開


映画『傲慢と善良』


<STORY>

仕事も恋愛も順調だった架だったが長年つきあった彼女にフラれ、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真実と付き合い始めるが1年たっても結婚に踏み切れずにいた。しかし、ストーカーの存在を告白された直後、「架くん、助けて!」と恐怖に怯えた着信を受ける。彼女を守らなければとようやく婚約したが、真実が突然姿を消した。両親、友人、同僚、過去の恋人を訪ね居場所を探すうちに、架は知りたくなかった彼女の過去と嘘を知るのだったー。


<INTRODUCTION>

《100万部突破!「人生で一番刺さった」と圧倒的な共感を呼び2023年最も売れた小説、映画化!》

男女それぞれの視点でリアルな恋愛観と価値観を描いた原作は第7 回ブクログ大賞を受賞し、20 代、30 代を中心に多くの共感を呼び、発行部数は100万部を突破!話題は広がり続けている。


主演は藤ヶ谷太輔×奈緒。藤ヶ谷は「人生で一番好きな小説」奈緒は「辻村作品に出演するのが夢」と熱望。婚活で付き合い始めるも1年も将来を決めない【傲慢】な架と、親の敷いたレールの上で【善良】に生きてきた真実を等身大で演じる。ラストには、映画版ならではのオリジナルな展開も待ち受けている。※ジュンク堂書店池袋本店調べ 2023年売上、文芸/文庫新書ジャンル


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#藤ヶ谷太輔 #奈緒

#倉悠貴 #桜庭ななみ #阿南健治 #宮崎美子

#西田尚美 #前田美波里

原作:#辻村深月 『#傲慢と善良』(#朝日文庫/#朝日新聞出版刊)

監督:#萩原健太郎

脚本:#清水友佳子

音楽:#加藤久貴

主題歌:#なとり「糸電話」(Sony Music Records)

製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ

制作プロダクション:C&Iエンタテインメント 

配給・宣伝:アスミック・エース

Ⓒ2024 映画「傲慢と善良」製作委員会


公式X:@goman_zenryo

公式Instagram:https://www.instagram.com/goman_zenryo/

公式HP:https://gomantozenryo.asmik-ace.co.jp/


#映画善良と傲慢

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00:02
広告を、やって楽しむ、見て楽しむ、話して楽しむ、アドバタラヂオ ファーストナイティーの富永誠です。
砂堅でございます。
はい、本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
1個前のエピソード、めちゃくちゃ色々お話を伺いましたけど、
やっぱりきちんと宣伝をしてもらわなきゃいけないなというところもありますので、
むしろ僕らも聞きたい話が沢山なので、
ゲストに早速来ていただきたいなと思いますので、ご紹介をお願いします。
CMディレクター、映画監督の萩原健太郎さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
おそらくこの前のお話で、この2本分ぐらいのトークをしていただいて、
もうすでに1時間半ぐらい喋ってました。
喋ってましたね。
いやー、ちょっとこれを僕らね、色々伺っていかなきゃいけないなというところなんですけど、
そもそもね、今めちゃくちゃ話題作やってますよっていうところあるんですけど、
砂堅さん、もう一回読んでいただいてよろしいですか?
わかりました。
今回語っていただくエピソードのポイントとしてはですね、
8月、9月に映画を2本同時で連続で公開されるということで、
2ヶ月連続で映画が公開されますと。
1個の作品が漫画大賞2020年受賞している、
ブルーピリオドという作品です。
8月9日公開。
主演が前田ゴードンさんです。
2作目が累計90万部突破の2023年最大のベストセラー小説、
ゴーマンと善良が9月の27日に公開されます。
主演が藤谷大輔さんとNaoさんが出演されている映画が公開されますということでございます。
なので今回のエピソードではそちらの作品を中心としてお知らせ頂いたらなと思います。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
改めてですけども、2ヶ月連続っていうのはすごいですね。
そうですね。たまたま時期が重なったということなんですけど。
前回の配りもそうだったと思うんですけど、同時のタイミングですもんね。
撮影とか。
そうですね。撮影は2本とも去年やらせて頂いて、仕上げと準備がちょっと重なっているぐらいですね。
これ、藤谷さんにご連絡来たタイミングも大体同じぐらいのタイミングなんですか?
ブルーピリオドの方は2020年だったと思うんですよ。
ちょうどコロナ禍の時にワーナーブラザーズさんと制作プロダクションに入っているC&Iさんのプロデューサーから連絡が来て、興味があるかという話だったんですけど。
僕も漫画読んだことなくて、お話頂いて漫画読んだらすごい面白かったんです。
でも絵を描くのを映画にするってどうしたらいいんだろうみたいに思ったんですけど。
これも企画コンペだったんですよ。
僕はワーナーブラザーズC&Iのチームと他にも多分何社も手を挙げていたと思うんですよ。
03:00
映画だったりテレビ局だったり。
前回も話しましたけど、自分だったらこういう風に演出するっていうプレゼン資料を作って、
そこの精度を上げるために実際にVFXで後に入ってくれるカッセンの太田さん、
あとカッセンと一緒にやっているワチャジャックという会社があるんですけど、
と一緒にコンセプトアートを作ったんですよ。
それプラス演出プランみたいなのをつけて出したら選んで頂けたっていう。
映画業界のスタートを全然わからなくてめちゃくちゃ興味深いんですけど。
やっぱり人気がある原作だとそういうことは。
取り合いなわけですよね。
そうですね取り合いですね。
それはだからいわゆる出版社?
このブルーピリオードの権利を持っている。
出版社と原作者の方もあると思うんですけど山口先生。
面白いですね。そこもプレゼンテーションなんですねやっぱり。
チームなわけですよね。
オーナーの方とプロデューサーはすでにお仕事もご一緒されてた方々ですか?
いや初めてですね。
業界的な観客さんが認知をしてたからプロデューサーからもご連絡を受けて?
そうですね。それがブルーピリオードの話が来たのが2022年の春先ぐらいだったと思うんですけど。
ちょうどコロナになったぐらいで。
その前に2月にさよならまでの30分って映画が公開されたんで。
それを見てお話をくださったっていう。
あれはもうある種の青春物語ではあるので。
ブルーピリオードもそうですもんね。
これはやっぱり常に何か発信していかなきゃいけないっていうところで。
誰かの目に留まったらそれがまたチャンスになってくるっていうのは。
そうですね。
映画業界もやっぱりそうなんですよね。
今回はちょうど配信のタイミングより少し前に公開となっているブルーピリオードの話を中心とさせていただきたいと思うんですけど。
これ改めて僕ら試写会を。
そうですね。
これはですね。
せっかくバギー出てくれて映画も作ってるから。
ちょっと悪いんだけど紹介。
ちょっと悪いんだけど試写ちょっと見せてくれないかなって連絡をさせてもらいまして。
何も見ずになんとなくふわっとだけで見るなんて失礼だなんて言いながら試写行ってみたいっていうただ一心だけをですね。
すごい面白かったですよ。
ありがとうございます。
正直ね。青春系だからちょっとあれかなって思って僕はうがってみた部分は正直あった。
けどね。面白かったね。
良かった印象的なシーンとか感想は。
なんかもちろんストーリーのところももちろんあれなんだけど渋谷の街とかの固定ショットとかね。
ああいうところがねなんかね俺的にはじんわり来たよ。
06:00
その浮く前フィックス。
浮くところもそうなんだけど。
それもねちょっとねグッと来たところもあるし。
あと水族館のところでね。
言っちゃいいのかわかんないけど。
まあそうですね。
なんかね色々ちょっと書いてるんだけどあんまりね言っちゃうと。
まあちょっと僕の感想になりますけど。
せながら僕ブルーピリオドは読んでなかったんですよ。
で今回お話いただいて見に行こうと思って。
でしかも僕の周りの人たちもすごいいい漫画だよっていうので。
ちょっとやっぱ苦しくなりました。
才能とは何なのかっていう。
そうですねそういう話ですね。
話じゃないですか。
これは結構僕らの業界の人たちもぶち当たってることだし。
なんならそれを目指す期間が短かった人がチャレンジする話じゃないですか。
はい。
非常にゾワゾワ。
なんて言うんですかね。
上手くいっていい反面そんな上手くないよって思ってる反面みたいな。
これを萩原さんが描いてるっていうのがまた僕としても不思議な感覚というか。
そうね。
なんか日本に帰ってきてディレクターズ。
前回も話しましたけどザ・ディレクターズ・ギルドっていうところに入れていただけて。
やっぱりアメリカにいた時って世界中から才能のある人が集まってたんで。
自分も大学とはいえ日本でもやれるんじゃないかみたいなちょっとおごりもあったんですよ。
で来たら本当に天才たちがいた場所だったんで。
それこそ僕より先にいた柳澤翔だったり浅平だったり大沢陽平だったり。
本当に天才なんですよ。
その中で凡人の自分が何ができるかっていうことは割と主人公のヤトラトンのように考えたんで。
とにかくその痛みを描きたいっていうか。
やっぱりその先にしかその喜びは回ってないと思うんですよ。
絶対痛み通らないといけないし。
でも痛みがあるからその後の喜びが輝くというか。
割とその当時の自分を思いながら演出プランは考えましたね。
脚光を浴びたりどん底に突き落とされたり。
それの繰り返しですもんね。
特にやっぱりいかに自分が才能がないかっていうことにやればやるほど気づいてしまうっていう痛み。
それをルーピオドの中で言えばその美術学校たちの仲間。
そうですね。
そこにある同じ課題に対して向かっていててもそれを発表するときにこれだけ違う表現があるとかっていうのを見せつけられるあの感じとかね。
どんどん人がまあいいや言っちゃった。
あれって実際にその美術予備校って公表って言って毎回絵を描くたびにあれをやるらしいんですよ。
それが本当にきついみたいで。
なんかアートっていわゆる自分の表現じゃないですか。
09:01
だから非常にこう自己否定される。
そうですね。
絵を否定されるだけじゃなくて絵を否定されるっていうことはそれを描いたら自分自身も否定されてしまうっていう。
その辛さですよね。
数学とか正解正解とかじゃないから。
僕も業界は国語業界にありましたけど美大の人たちからやっぱり友達も多かったんで。
そういうことを経験していると思うとこの人たちはどんだけ打ちのめされながらもここにいるんだっていうのはすごい思いましたね。
特に主人公のヤトロが目指す東京芸大という場所はその都市によって審査する人たちが変わると選ばれる絵の傾向も変わるんですよ。
だからある種その正解がわからない中で向かっていかないといけない辛さ。
でもそれを好評とかで否定されてしまうっていう。
割と本当に大変な。
そうですよね。
ヤトラもずっといいんですよね。
苦悩が非常に伝わる表現をされてて。
パッと見自信満々かなと思うようなビジュアルじゃないですか。
だけど結構自分で思うところもあったりとか悔しがったりとか。
でもその悔し方をどう表現すればいいかわかんないみたいなところもすごいわかるなと思って。
すごい胸熱で喋ってます。
あとそこに対する家庭の事情っていうのもあるから。
僕ちょっといいですかこれ。
どうぞ。
大変恐縮ながら石田ひかりさん。
うちの母親を応援したんですよ。
うちの母親も、これちょっと内容に触れちゃうかもしれないですけど。
ずっと郵便局員になる。
いわゆる安定する仕事をしなさいとずっと言われてて。
うちの父親がデザイナーなんですよ。
それも踏まえて家系もなかなか大変だってのもあるから。
ちゃんと公務員みたいな。
結局郵便局も民営化したんでやられたんだったんですけど。
それを見てて、やっぱり寝てしまうシーン。
あれ僕ちょっとグッときちゃいましたね。
僕は描かなかったですけども。
そういうシーンをとても見てて。
母が苦労してるとか。
あのシーンが僕一番好きですね。実は。
ありがとうございます。
若干石田ひかりさんと似てるんですよ。うちの母は。
まじで?
雰囲気が。
華奢で。
確かにでもちょっと石田さんの方。
似てるような顔言われてみたら。
あのシーンは一番何か思い出すんですよね。
そうですか。
勉強ちゃんとやってるのとか受験だとか。
12:01
もちろん学生を持つ母としての姿勢なんですが。
あれは演出してる時もちょっとご自身で持ってたものとかあったのにするんですか。
そのごやごさんとのやりとりとかも含めると。
そうですね。やりたいことを何か否定されたことはなかったんで。
そこは恵まれてるなと思いましたけど。
なんか別に反抗的じゃないじゃないですか。
はい。
ヤトラは。
いい子です。
めちゃくちゃいい子なんですよね。
めちゃくちゃいい子があのタイミングでこう。
ぜひこれみなさん見てほしいんですけど。
あそこのシーンは僕は一番胸がグッとなるような思いをしましたね。
あとヨタスケさん。
ヨタスケ、はい。
彼もリアルじゃないですか。
そうですね。
僕はやっぱ飛び出た。
これも言えないですね。
言えないことだけなんだよ。
ヨタスケさんのキャラクターがやっぱり一番名案という部分では分かりやすい。
そうですね。
全ての見てる方々が自分が共感しやすい部分にもなってるかなと思いましたね。
実際に俳優部の方も絵をお描きになってるんですよね。その劇中の。
そう。特に主演のゴードンが描いた絵は割と数枚だけどね。
本当は全部本人が描いたものにしたいなと思った時もあったんだけど。
やっぱり一枚描くのに結構な時間かかるんで。
でも半年間ぐらいずっと絵画練習してましたね。
書斎に出ちゃいますもんね。
そうなんですよ。
だから描くだけじゃなくて、全員座学から入ってるんですよ。
エビサワー先生っていう、実際ロケ地でも貸してくださってる、当時まだ新宿美術予備校の伝説の講師で、
何人も芸大に毎年送り出してる。
その人は毎年稽古を見ながら、今年はこういうものが受けるんじゃないかとか。
エビサワー先生は本当にゴードンだけに尽きっきりで、半年間座学から絵とは何か、
色とは何かっていうところから6時間ぐらいの座学から入って、
最初は木炭の石膏デッサンから入って、それ何体か描いて、
そこから油に移行してっていう、本当にその予備校生が経験する過程をギュッと濃縮してやってもらったっていう。
半年ぐらいですね。
半年ぐらい。
めちゃくちゃ大変ですよ、それ。
めちゃくちゃ大変でしたね。
他の俳優部たちも先生がそれぞれついて絵画特訓っていう。
だから本当だったら手元とか吹き替えたりするじゃないですか。
それもなしで、全員本人たちの手元でやったっていう。
15:01
やっぱり座学からやらなきゃいけないっていうのは、確かにちゃんと理解していかなきゃいけないってことですね。
そうそうそうなんです。
それを皆さんやって、チャレンジされてる方々がやってるっていうのは。
もう本当に、例えばヤトラはどちどち学校の美術部に入るんですけど、その美術部メンバー全員への勉強してます。
全員ですね。
そうですか。
実際描いて、予備校のメンバーも役の人は全員同じように勉強して、さらに他のいわゆるエキストラ的な予備校生いるじゃないですか。
全員実際の美大生か美術予備校生。
で、最終的に試験会場にいるエキストラたちも全員美術大学生か予備校生。
だからリアルなんですよ。
だし、みんなもやる気が出るっていうか、俳優部たちも。
もう本当にその状況、シチュエーションを作ってる状態ってことですね。
本当に自分が試験を受けるっていう。
だって思い出しますもん。
友達とかが美大受けてたの。
すげー大変そうだったなって思うんですよ。
いや大変ですよ。本当に美大受験は。
しかもいまだに生意気と言いますか、作品として触れてるものってあんまりないですよね。
少ないですよね。
ハチクロとかね、ありましたけど。
そうですね。
あれは割とファンタジーとか良い部分を切り取ってますけど、その痛みを切り取るっていうのはなかなか。
えぐいですもん。
少しでも自分が表現する仕事に就きたいなとか表現するものをやっていきたいなって思う人は、みんな全部心当たりがあることしかないですもん。
なんか原作者の山口先生が、実際東京芸大出身なんですけど、この原作を描かれた理由っていうのは、
芸術っていう分かりづらいものをスポコンとして描きたかったっておっしゃられてて、それが僕すごくその言葉が好きで、
割とそういうとこは意識してやったんですけど、
どうしても美術部っていうと、クラスでいうとちょっと端っこにいる。
そうですね。
ガチじゃないですか、サッカー部とかバスケ部とかで比べると。
そういう人たちをちゃんと格好良く描きたかったっていうのもあって、
っていうそうですね、演出で考えましたけど。
友達がやっぱりパティシエになりたいっていうところも良かったですね。
ありがとうございます。
良かったね。
実は今まで言えなかったんだけど。
そうしたら急にパーッと心が広くなったっていうのは。
あれも元々台本だと土手って書いてあったんですよ、2人で話す場所が。
でも土手ってあんまり行かないじゃないですか。
映画とかドラマでしか見ないし、土手が出てくるとなんかもうそれだけでいい話しそうじゃないですか。
18:05
確かに。
だから土手を辞めて、じゃあどこにしようってなった時に、
こいちゃんはパティシエになりたいって言うからケーキ屋がいいんじゃないかなと思って。
その前たまたま会ったから自分の思いを伝えるためにケーキ屋に連れて行くと。
で、あそこすっごい狭いんですよ。
そうなんだ。
あのキルフェボンはすごい狭くて、
カメラマンとかもいい絵切り撮れないからちょっと嫌だみたいな感じだったんですけど、
でもそれがリアルじゃないですか。
そういうとこでもこういう話しないといけないし、
だから撮影中も現場でもゴードンもこんなとこでこんな話できないですよみたいな最初言ってたんですけど、
でもそれがリアルじゃんって。
でもそこでも言わないといけないからそこにこう葛藤を乗り越えるドラマが一つ生まれるって言ったら、
ああわかりました確かにそうですねって言ってくれてやってくださったんですけど。
だってあそこの美味しいって教えたいっていう彼の気持ちもあったわけじゃないですか。
そうですそうです。
でもそこに乗っかってしまった自分の今の気持ちっていうので溢れててしまうっていう。
そうですね。
だからあそこでやったからこそ最後ゴードンに、
じゃあこれ最後食べるのはどうだろうって提案して、
そしたらああいういい芝居をしてくれたんですけど、
彼の夢を受け入れるってことでもあるじゃないですか。
意味として。
っていう風にして生まれたシーンなんですよね。
今アギアさんおっしゃったように原作の表現と、
じゃあそれを映像化した時により皆さんに伝わるとかリアルを伝えるっていうところでなると、
やっぱちょっとアレンジが部分部分。
してますね。
あった方がやっぱり映像上良いって感じ。
はい。原作だとラーメン屋なんですよ確か。
よくみんなで行くラーメン屋。
そっか出てますもんね。
でもあそこでラーメン屋行く意味って何だろうとかって、
やっぱ原作に描かれてるけど映画だとどうしても描ききれない部分があるんで、
その描ききれない部分を保管しないで考えないといけないと思うんですよ。
原作がこうだからどうしても大目的になっちゃうとか、
原作がこうだからこうしようっていう思考になっちゃうと全然クリエイティブじゃないじゃないですか。
そこを無しにしてどう考えていくか。
ゴードンも多分原作読んでないんですよ。
そうですか。
後から知ったんですけど。
この前宣伝で知ったんですけど。
でもそれで良くて、原作で描かれてる部分が頭にないから、
こここういう風な言い方ちょっと難しいかもしれないですとか、
でも言われてるのは確かにそうなんですね。
それ描かれてないから。
じゃあこうしようかっていう話し合いができたんで。
自分がヤトラになってた時に、
その言い方とかシチュエーションでの表現の仕方っていうのを
21:01
割とフラッと考えられるってことですね。
そうですね。
例えばそのヨタスケとヤトラのストーリーって、
受験する前に原作だともっといくつかあるんですよ。
だから関係性が変化したりとか、
ヤトラのヨタスケに対する思いが変化してるんですけど、
それが描かれてないから、
あんなことされたまま久しぶりに会うじゃないですか。
そりゃムカつくだろうなって思うんですよね。
そんなに簡単にヨタスケのことを受け入れられないっていうか、
ヤトラはみたいな細かい部分が。
ヨタスケがいいんですよね。
試験会場で。
そうなんですよ。
だから描ききれないものは尺的なことも踏まえてですね、
コンテンツのルール上を全部描ききれないっていうのは
もちろん大変なんですけど、
そこをどう補完、補って、かつより皆さんに分かりやすく。
そうですね。
あと特に原作を知らない人でも、
ちゃんと分かるようにっていうか。
結構だって、あの表現してる時間って、
1年生の時からでしたっけ?
いや、2年の夏前ぐらいからなんで、
5月ぐらいかな。
だから1年半ぐらいか。
ぐらいのヤトラのチャレンジを描いてる。
チャレンジを描いてるわけですもんね。
そうだよな。
だから四季も表現されてたりとか。
そうですね。
いや、これやっぱキャスティングもこれ要だよね。
そうですね。
かなりね。
あとね、僕は森先輩が好きなんですよ。
いいですよね。
森先輩。
森先輩。
森先輩の最初の作品と後に出てくる作品のギャップ、
すごいですよね。
森先輩は確かに好きになるなと、勝手ながら見てる人は思うっていう。
なんかどこで最初に森先輩の寄りを入れるかっていうことはすごい悩んで、
やっぱ一見こうふわふわしてて、
なんだろう、クラスとかでもきっと周りの生徒から舐められてる。
でも絵のことになるとすごく真剣になるじゃないですけど、
きっと目が変わるじゃないですか。
っていうふうな印象にしたかったんで、
だから割とヤトラと絵の話するまで寄りを入れてないんですよ、森先輩の。
割と引きだけで構成してて。
ずっこけるとこもそうですよね。
あれもそうです。引きですね。ツーショット引きの。
そうか、ツーショット引きだ。
だから見る側に彼女に対しての見方が変わるときだけ寄るというか。
最初に寄るのはリンゴもウサギも青くていいんだよっていうあそこですね。
多分その瞬間に森先輩の目ってめっちゃ綺麗だなって思ったんですよ。
そう。そうさせたかったんです。お客さんに。
それまで目が大きくて可愛らしかったなって思ったんですけど、
24:01
そこの目の輝きというか強さ?
そこからすごい目を見るようになったぐらい印象がガラッと変わりました、確かに。
さくらさんは仕事しての2回目なんですけど、東京グールでもひなみちゃんの役で出てくれてたんで、
当時まだ中3ぐらいだったのかな。それがこんなに大人になられて。
それもちょっと感慨深かったですけどね。
なるほどね。あの時の2ヶ月の暴発の中から。
そっか。そうですよね。
いろんな方々が触れてますけど、僕が触れたいのはやっぱりゆかちゃん。
ちょっと異質ですよね。
そうなんですよ。原作だと女性に見間違えられるぐらいの設定なんですよ。
だから最初キャスティングする時に女性がいいのか男性がいいのか結構悩んだんですよ。
中で高橋文也くんがいろんな作品に出るようになって、
プロデューサーから提案していただいて考えた時にすごく真の強さみたいなのがあるんですよね。
原作のゆかちゃんって具体的にLGBTQの中のどれかっていうことを本人も悩んでるというか。
男性が好きなんだけど、原作の中だとずっと好きな女の子もいるっていう。
トーノっていうのがいるんですけど。
っていう役だったんで、あ、だったら別にこっちもそれを決めつけないんでいいんじゃないのかなと思って、
ゆかちゃんっていうキャラクターの真にある強さみたいなものを表現しようっていうことで、
高橋文也くんに頼んで、本当に多分7、8キロぐらいダイエットしてくれたんですよ。
本当ですか?
本当ですか?
そもそも細いのに。
これ全く分かんなくて、声を聞けたら分かるけど、素晴らしい佇まいだよね。
だから本当にどういう体になってほしいですか、監督って言ってくれて。
どういう体だろうって。
お尻とかは割と上げるようなトレーニングとかしてくれたりとか。
太ももはそんなに落としたくないかなとか。
いわゆる女性的な。
そうですね。
やってくれたって。
すごいね。
きっとゆかちゃんだったら香水をつけるだろうと思って、
文也くんも何か1個決めた女性用の香水をいつもつけてましたね、現場でも。
僕はゆかちゃんが唯一という表現はあれですけど、自分の人生も含めて自己表現しているキャラクターだと。
そうです、まさに。
他はみんな作品というか自分が描くもので自己を表現するけど、
ゆかちゃんだけは、それももちろん描いてはいますけど、あんまり作品は出てこないじゃないですか。
出てこないです。
美術部で描いているぐらい。
そうですよね。
だけど彼自体が、アートって言ったら多分違うんでしょうけど、
27:03
自己表現の身をもって表している役なんだなと思います。
確かに。
これあくまで僕の感想ですけど。
すごいだから異質だなと思ったんですけど、この作品においては非常に重要な存在。
そうですね。
みんなスポコンですけど一人やっぱ違いますよね。
そうですね、一人だけ抱えているものが一番大きいですよね。
みんな受験に基本的に向かっていくっていう姿を描いてますけど、ゆかちゃんはそれだけじゃないですかね。
原作だともっと本当にいろんな葛藤があるんですよ、ゆかちゃんの家族のこととかも含めて。
だからそれをどこまで実際に描くかっていうのは結構悩みましたけどね。
やっぱりやとら中心の物語にしたので、そこと関わる上でのゆかちゃんの側面を見せていくっていう。
ここがあるとないって言うとまたちょっと自己表現の考え方が違うなって思ってたんだよ。
本当にただの受験するお話だけになっちゃう。
めちゃくちゃ後でえぐちのりこさんがめっちゃよかったりとか、薬師丸ひろこさんがめちゃくちゃよかったんですよ。
もう語ることが読めない。
今回、現場スチールってあるじゃないですか。映画って現場スチール入るんですけど、誰がいいかなと思って。
この写真とかもそうだし、その絵もそうなんですけど、もともとギークピクチャーズにいたムムって知ってます?
今世界中回って写真撮ってるムムっているんですよね。
ギークでも、この前GUCCIのキャンペーンとかで、いろんな俳優さんを使ったムービーがあるんだけど、そこの部分も担当されている。
だから、こういう映画とかの現場スチールとかやる人ではないんですけど、前一緒に彼女が制作部だったときに一回仕事がしたのもあって、
友達っていうのも今回入ってくれたんですけど、これもそうですね。
だからゴードンもムムのことはすごい気に入ってたんで、何でも写真撮ってましたね。
そんな感じでいいですね。
だから、もともと製作会社の制作をされてた人なんだけど、その方が今カメラマンとして大活躍されている方がいらっしゃるんですね。
すごいですね。ウクライナに写真撮りに行ったりとか。
その人にも常に対応していただくっていう感じですか?
そうですね。毎日はいなかったですけど、どころどころ来て、バシャバシャ撮ってましたね。
ごめんなさい、僕1個です。
これ聞きたかったんですけど、やっぱり今回のアートという題材だし、センスとか才能という題材の中で、やっぱりCGって言い方あるんですね。
VFX。
VFX。あそこのシーンは一番僕は勝負をかけたのかなって思ったんですけど、あそこの表現についてぜひ伺いたいんですけど。
大きく2つ出てくると思うんですけど、青の渋谷の絵描くときと円の絵描くところがあると思うんですけど。
30:00
最初の企画段階というか、高段者さんへプレゼンした段階だと、もっとVFXバリバリ使って躍動感を出した演出をしますみたいなことだったと思うんですよね。
でも進めていくうちに、やっぱり絵ってアナログじゃないですか。
だからできるだけ使うのをやめて、使うとしてもアナログの手触りを残したいと思ったんですよね。
だからその円の円のときも現実から実月にしたし、原作だと中小的な空間だったりするんですけど、ああいう表現でもないんですけど。
そして青の渋谷も絶対に本当の渋谷で撮りたいと思ったんですよ。足利ではなくて。
今って足利にスクランブル交差点のオープンセットあるから、大体そこで撮るじゃないですか。
じゃなくて、実際にリアルな渋谷で撮りたいと思って。
映画ってCMと違ってロケ地探すのは制作担当、制作部探すじゃないですか。
いつもやってる田賀さんっていう人がいて、1年ぐらい前から渋谷区とか渋谷警察と相談したりとか打ち合わせしたりとか。
結局警察は最後まで首を縦に振ってくれなくて、道路市を降りなかったんですよ。
それも田賀さんは相当悔しがってましたけど、じゃあ東急に頼もうって言って。
東急とも交渉を重ねて、109のあそこだったらいいよってなったんです。
109の前の交差点あるじゃないですか。あそこの109の敷地内だったら機材置いていいし、カメラ置いていいしってなって。
本当は渋谷にカメラもそうだし、ヤトラも釣りたかったんですけど、それは難しいってなって。
109の前は普通に車を止めていいスペースだから、ここにハイライダーの車を止めれば、そこは別に道路市は関係ないと思うんですね。
ここからハイライダーでカメラ突き出せば、中は大丈夫だと思って。
一個ずつですね。
アンリアルエンジンで、今って渋谷、東京とか大体もう全部CGでできてるんで、そこにシミュレーションできるんですよ。
ここに車を置いて、20メートルクレーン伸ばして、何ミリのレンズで何時の方向を向く。
で、季節設定と時間設定もできるんで、撮影日の何月、多分6月だったな。
6月何日の撮影時間何時の光で見るとどう見えるかっていう、全部シミュレーションできるんで、
そうすると狙い目の時間も正確に分かるじゃないですか。
っていう風にしてリアルに撮ったんですけど、
だからこうカメラが寄ってってこうあることが起きて渋谷に行くじゃないですか。
あの瞬間実は走ってる自転車とか写ってるんですよ。
でもそれってリアルだから消さないでそのまま使おうと思って全部残してるんですけど、
飛んでる鳥とか。
33:00
だからできるだけそのアナログの手触りを残したくてやって。
で、撮ってみたら早朝の渋谷って本当に青いんですよ。
そう、だから逆にグレーディングでちょっと青を抑えたぐらい。
そうですか。
ラーメン屋の前とか結構抑えた。本当青いんですよ。
すごいですよね。
すごいですよ。青い。
あれ抑えた青ですかね。
僕もでもすごい思い出しましたもん。
あれ全然過剰にしてなくて本当に青ですもんね。
そうなんですよ。
あれ足かかだったら撮れてないんですよ。
足かかを否定してるわけじゃないですよ。
多分今ね言いたいだけだから。
あれはなんで青なんですかね。
多分反射とかだと思う。ビルの反射とか。
だって青空を反射するビルがあるから。
そうですそうですそうです。
ラーメン屋の前は実際青いし看板も青いのが多いでしょ。
カラオケ館とか。
実際に青い看板も多かったっていう。
面白いな。
確かに青。本当に真っ青ですから。
あのエリアは特に。
学生時代とかクラブとか行ったら。
そうなんですか。
終わった感じすっごい思い出しました。
これから帰るんだ。感じの朝。
昔に比べて今ってインバウンドで路上で朝まで飲んでる外国の方とか
それと一緒に飲んでる若者とかいるんで。
それに合わせてエキストラ買えようとか。
意外にゴミ多いからゴミ美術で出そうとか言って。
美術でゴミ出してたらゴミ収集者が来ちゃって。
持って帰るぞ。
ちょっとやめてください。
ゴミなんだけどゴミじゃないですね。
苦悩ですねそれ。
その青と対比する形で赤があるじゃないですか。
しかも色のギャップをものすごく意識されてる気がするんですけど。
気づきましたか。青赤黄色。
お母さんのせいだ黄色にしたんですよ。
だから割と今回その絵の初歩的なこの色三原色とあと明暗。
影を描くから光が描けるわけじゃないですか。
それ意識しようと思ったんで。
青の絵を描いた後は部屋に青のものが増えてるんですよ。
赤の絵を描いた後は部屋に赤いもの増えてて。
黄色の絵を描いた後は部屋に黄色いものが増えてるんです。
これぜひこれは皆さん意識して見てもらいたいですね。
だから光っていうのもすごい意識してて。
前半から割とトンネルから始まって向こうに光が見えてくるとか。
ヤトラが割と太陽に手をかざしたりとか。
何か光を求めてる存在だったヤトラが最終的に光を作る側になるっていうか。
だから最後の一筆を注目してみてほしいんですけど。
っていう風にして考えてます。
だからお母さんに対して光をつけるのもそうですし。
そうですね。
あれもいろいろあったんですよ。
36:01
さすがに電気つけたらお母さん起きるんじゃないとか現場で言われたんですけど。
いやこれは起きないこともありますね。
疲れてて。
あんな長い時間に眠りしちゃうこともあるんですよ。
あるんですよ。
それくらいお母さんは大変だったんですよ日々。
やっぱりそうですよね。
芸術という意味でアートっていうのは色はすごい大事だから。
作品においても非常にそれを散りばめられてるらしい。
そうですね。
これを加味した上でこれを聞いた方はぜひ見ていただければ。
カメラも最初ヤトラが青い渋谷に行くまで。
冒頭はちょっと動いてるんであれですけど。
それ以外全部フィックスなんですよ。
そこまで動かすのやめようと思って。
ヤトラの心が動き出した瞬間にカメラが動くっていうのをやりたかったんですよ。
それまでは何も興味を持ちづらい人を描いてたんですよね。
だからヤトラの気持ちが動いたと同時にそれを見てる人たちにも伝えられるように。
そうです。設計してるっていう。
こういうのめちゃくちゃ面白いですね。
映像表現っていう。
これが監督ということでこれが演出という意味なんでしょうね。
そうですね。それが演出ですね。原作にない部分。
映画っていうスクリーンに映る2Dのものにどれだけ奥行きを与えられるかっていうことが演出だと思うんで。
今回僕らこうやって聞いちゃってますけど基本は言わないわけじゃないですか。
言わないですね。
そう思ってもらえるような工夫をしてるっていうことですよね。
そうです。
やっぱりベースとして知らなくても楽しめる映画にしたいっていう。
どの映画でもそうなんですけど。
でもお客さんが能動的に見たらさらに楽しめるっていうか。
そういう層を厚くしていくっていうことはすごく重要だなと思ってます。
結果コントロールできたかできないかは別としてコントロールをしようとはしますよね。
しますしますします。
見てる人の気持ちを。
さっきのフィックスが手持ちというか動くようなこともそうですし。
それを全身に強いばめてると思うとめちゃくちゃ大変だなって思って。
すごいですよね。
そういうふうに設計していくっていうのも多分楽しいし。
そうですね。
結構全身の方々ともどう表現していくかって話されました?
話しますね。
割と人によってタイプが違うんで。
アメリカみたいにアカデミックに例えばアクティング論が日本はないので。
人に合わせて言い方を変えていかないといけないなと思ってるんですけど。
だから大体クランクインする前に一回本読みってやるんですよ。
でもなんかもう行事みたいになっちゃって。
みんないてプロデューサーがいて事務所の人たちがいてみたいな。
39:01
そんな中でいいものできないじゃないですか。
だから今回はゴードン、豆腐ミヤ君とヨーリちゃんだけやったのかな。
3人だけそれぞれ読んで。
ほぼ話してましたね。本読むっていうかキャラクターについて話して。
具体的にどう見えるのがいいかとか。
ユカちゃんは特に喋り方、声のトーンとかいろいろ試したりとか。
森丸も割と下手するとあざとくもなりがちじゃないですか。
そう見えない距離感。
あと喋り方のスピード感とかも細かくとか。
これだって皆さん、才能とは何かを常に問われてる仕事じゃないですか。
皆さんこの仕事において、この作品において思うところが結構強かったりしてたんですか。
全員本気だったんですけど、ゴードンは僕仕事2回目なんですよ。
カンテレでやったあと3回君に会えるっていうドラマがあって、
それで1回お仕事させてもらってるんですけど、
でもやっぱりそれで彼はまだ俳優始めたばっかりで、
何かすごくあの仕事が後悔してるっていうのを雑誌のインタビューで言ってくれたんですよ。
だからいつかまた俳優原監督とやりたい、リベンジしたいって言ってくれてて、
っていうストーリーもあるんで、割とあんまり語るタイプではないので、
ほんと静かに打ち鳴る火が燃えてるタイプなんで、
だから半年前からもう絵画練習してくれたし、
ほんとに1月ぐらい描いてたんですけど、
新宿美術予備校の地下の石膏像置き場みたいなとこで、
寒い中で水も一滴飲まず6時間ぐらいずっと描いてるんですよ。
まさにヤドラマみたいな。
集中力すごい。
ほんと全員本気でしたね。
全員が突きつけられてる内容じゃないですか。
俳優業ってまさに。
まさにそうだと思います。正解がない中で。
努力で攻略できるのかっていうのはそういうわけでもないし。
俳優部3人を集めてどういうことかっていう、
それは一番最初に俳優原監督とプロデューサーとかが、
そういう環境でやっていきましょうっていうのを決めないと、
そういう感じ作っていけないじゃないですか。
っていう感じにもしたんだ。
プロデューサーは嫌がるんですよ、そういうの。
なんで私たち行っちゃいけないんですか、みたいな感じになるんで。
最初だけ、できるだけ人数少ないほうが、
俳優部も緊張しないと思うんでって言って、
僕と演出部と彼らだけで。
通しましたね。
ほんとたくさんいっぱい話させてもらってますけど、
改めて監督がこの作品を込めた思いみたいなところを、
どういう気持ちで見てもらいたいなっていうところを、
ぜひ伺えたらなと思うんですけど。
劇中でヤトラが、
お母さんに絵を描くのが好きなんだっていうセリフがあるんですけど、
42:00
僕それすごい好きで、
割とゴードンの芝居も含めてすごくグッとくるんですけど、
そしたら何だろうと思って考えたときに、
ただ好きって言ってるだけじゃないですか。
絵を描くのが好きって言ってるだけなのに、
すごくグッとくる。
それってやっぱ好きなものを好きって言えない世の中なんだなと思っていて、
何か世の中にあるよくわからない正解に従って、
生きてるほうが楽なことって多いじゃないですか。
でもその中で、
本当に好きなものを好きって言えるってすごい尊いことだなと思って、
映画を見た人が、
誰に何を言われようが、
自分はこれは好きなんだからいいじゃないかって言えるような映画に、
誰かにとってそういう映画になればいいかなとは思ってるんですけど。
もちろん多分、
当事者である美大生はみんなきっと、
見たら胸が苦しくなりつつも楽しんでくれるなと思いますし、
そうだった過去を持ってる人たちも非常に楽しめる。
そうですね。
だからさっきの回で話しましたけど、
先輩の小島純平さんに、
お前は臭いって言われ続けてたけど、
でも自分はこうなんだって、
開き直ったからこそブレイクスルーできたっていうのもあるんで、
なんかそういうことってすごく意外に重要なんじゃないかなと思って、
小さいように見えてすごく大きな一歩なんじゃないかなと思うんですよね。
好きなものを好きって言えるって。
好きなものを好きって言える。
情熱は武器だってことですね。
そうですね。情熱は武器ですよ。
これいいコピーですよね。
僕これ宣伝部からもらって、
すごいいいコピーですね。
情熱は武器だっていう。
すみません、ありがとうございます。
ちょっとエンディングの方に行っていきたいなと思うんですけど、
今回はブルピリオドの話を中心にお話しさせていただきましたけど、
ゴーマンと善良、9月27日に公開されるというところなんですけど、
こちらの魅力を。
これは僕すごく、
例えば原作と改編しているところがあって、
それが初号やったときに原作者の辻村美月先生にどう思われるかなと思って見てたんですけど、
そこも含めてすごい気に入ってくださったみたいで、
それでちょっと原作ファンの方にも安心して見てもらえるなと思ったんですけど、
この藤谷さんと直さんってこの二人が本当に素晴らしくてですね、
藤谷さんは多分僕が今までやったこういう職業の方で一番いい人なんじゃないかなって思うくらいか。
すごく素敵なんですよ。もちろん直さんもですけど。
だからその藤谷さん演じるかけるをどういうシチュエーションに置いたら
どういうリアクションをするんだろうっていうことを割と考えて演出したんですね。
45:05
それが割と上手くワークしてるなと思っていて、
直さんもやっぱり普通嫌われそうな性格なんですよ。
マミというキャラクターは。
だからそれが果たして本当にお客さんが共感してくれるかどうかっていうのは
割と本打ちの段階からみんなで話し合ったんですけど、
直さんが演じてくださったおかげで本当に愛らしいキャラクターになったというか、
この2人が演じるかけるとマミっていうキャラクター、
またちょっと原作とは一味違った2人を見てほしいなと思いますね。
原作にさらに俳優の方々が乗ることで、
より伝わる側は、
良くも悪くもだとは思うんですけど、
変わってくるっていうことがあるんですね。
本当に2人とも最終的にすごく愛せる2人になるっていう。
映画という中で言えばこんなガッツリ恋愛のやつってやらなかったよね。
初めてです。
今これでちょっと自分的にピックアップした監督のプロフィールを。
初めてですね。
どうだった?
ゆっくり聞いちゃうけど。
難しかったですよ。
別に恋愛映画って恋愛描くわけじゃないじゃないですか。
恋愛だけ描いても別に面白くないから、
何をじゃあ描くのかっていうことを考えるのが、
あとちゃんとこの2人のキャラクターの目線に降り立って恋愛っていうか、
2人の気持ちを考えるっていうのが難しかったですね。
なるほどね。
さっきのブルーペリオードでも出たような演出という意味においての組み立て方も、
ちょっとまた変わってくるんじゃない?
そうですね。
ジャンルとしてはサスペンスラブストーリーなんですけど、
この物語に関しては演出は割とどうユーモアを足していくかっていうことを考えました。
笑いというかユーモアですね。
なるほど。
だからそれを描けるっていうキャラクターから感じてもらえたら嬉しいなと。
だから一つの謎を追っていく話でもあるので、
その過程でこの2人のいろんなものも剥がれていくって話なんですよ。
だから2回見ると2回目結構笑えるんじゃないかなと思うんですよ。
面白いね。
1回目見て2回目見ると全然印象が変わる作品になってると思います。
2度見てください。
2度見てください。
クラスを27回。
クラスを27回。
というところですね。
ありがとうございます。
作品2つご紹介いただきましたけれども、
これはやっぱり聞いてくださってる人たちに、
CMをやってらっしゃった上での映画っていうところは今現状あると思うんですけど、
48:05
やっぱり目指してる人たちにぜひ今のアゲラさんが思う、
こうした方がいいというかメッセージ的なものがあると嬉しいなと思うんですけど。
もしこういう監督っていうものを目指してる方がいたら、
本当にやり方にとらわれずに自分なりの正解を見つけていくしかないので、
別にどっかに就職するわけでもないから、
とにかくやり方含めて自分なりの個性を見つけていくっていうことなんじゃないかなと思うのと、
あと、やりたければやるという。
それでしかないと思うんですよ。
そうですよね。
大言してますもんね。
そうです。
アゲラさんはすべて大言してるんですよね。
だから言ったでしょ。熱いって。
そこに戻るんだ。
さすが。最初に戻る。
熱いでしょ。
はい。というところで、
すみません、たくさんたくさん。
もう、ぶっちゃけ収録自体は3時間近くやってます。
またお馴染み3時間コース。
素晴らしいですね。
なんですが、改めてさんけんさんこれ、金の。
では、ブルーピリオドという実写化ですね。
漫画大賞2020を受賞している作品が8月9日から公開されます。
ブルーピリオドという映画ですね。
あと、2023年のベストセラー小説である
ゴーマンと善良という映画が
9月27日に公開されます。
そして両方とも当然のごとく
監督をしているのは萩原健太郎監督でございます。
さあ皆さん見に行こう。よろしくお願いします。
いいですね。
いいですね。素晴らしい。
新しい。
万歳もなかなかないですね。
さあみんな見に行こうって。初めて。
それぞれ魅力をたくさんお伝えいただいたので
ありがとうございました。
ありがとうございました。
50:15

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