00:03
どうも、アドバタラヂオはじまりです。
砂原でございます。
富永誠です。
よろしくお願いします。
この番組は広告大好きな2人が広告に関わる出来事や出会いを通して、
聴いている皆さんに広告に興味を持ってもらい、
そして広告を好きになってもらいたい。
そんな広告人学をお届けするラジオです。
よろしくお願いします。
緊張してますね、今日。
そうだね。やっぱりね、今日は緊張している。
そうですよね。
あとね、場所も緊張するね。
そうですね。非常に厳粛な雰囲気の中で。
いつもの君の家じゃないからね。
いや、みんなですよ。
砂原さん、ぜひスペシャルゲストの方に来ていただいておりまして、
ご紹介いただいてもよろしいでしょうか。
はい。私がくそほどお世話になっている広告クリエイティブディレクター兼コピーライター、
桜康彦さんです。
よろしくお願いします。
スペシャルゲストの桜でございます。
今日もスペシャルゲストの。
そうですね。ごめんなさい。そうでした。
ちょっとね、油断しちゃった。
ありがとうございます。
ちょっともうザックバラに入ってきたいんですけど、
お二人、そもそも出会いは何だったんですか?
砂原のすごい無礼なアポイントがあって、それが最初。
俺がアポイントというか、勝手にサンアドっていう俺がいた会社に押しかけてきたんだよね。
あ、砂原さんがですか?
そう、僕がね。
それで桜さんにお会いした。
そうなんです。
会いたいですね。
僕が当時在籍していたサンアドに、
桜さんに会いたいと思っちゃって、
サンアドの電話番号を調べ、代表番号を。
当時パレスホテルの横にパレスビルというのがあって、
そこの9階でしたっけ?10階だか。
9階だね。
そこに僕電話したんです。1階から。
受付のお姉さんが出てもちろん。
桜さんいますかって言ったら、今外してますって。
また電話切りそうになったから、何分後に帰ってきますかって聞いたの。
お姉さんの引き出しの中に、何分後に帰ってきますかっていう引き出しがなかったんだよね。
急に俺が言ったから。
そしたら15分後に戻りますって言っちゃったんだよね。
受付のお姉さんが。
じゃあ15分後にお戻りになるよと言えば、僕待ちますって言ったのよ。
えって言って、僕実は1階にいるんですけどって言ったら、
会議室でお待ちになられますかって言ったから。
会議室、覚えてらっしゃいます?
その後に受付に言われて会って、会社の会議室とかそういうところで話すのもあれだから、
03:07
下にビール飲めるところがあるからそこで話しようかって言って、
ビール飲みながら話して、
それが一番最初。
その時はまだ?
えっと、なのでまだ宣伝会議通って、
ちょっとしてからだったんで、ほんとフワフワしたところでした。
何年前?
20年前ですね。
23年、20年前かな。
これからのお付き合いなんですか?
いやでもそっからもう全くミーハー根性だけど、
じゃあまた何かあったらまた吊るもうぜみたいな感じで終わったんですよ。
で、そこから桜井さんがサンアドという会社から違う会社に転職される時があって、
その時僕は、
転職ってかもう転職だよね。
サンアドに14年いたから、
なんかもう飽きちゃってサンアドにいることが。
で、電通に入りかけるんだけど、
今赤坂にある白鳳堂って会社に結局入るんだけど、
そこで白鳳堂C&Dっていう、
白鳳堂の中でもクリエイティブをデベロップするっていうプロダクションに入ったのね。
で、その後白鳳堂が赤坂に引っ越して、
そこじゃなくて結局白鳳堂の本体のクリエイティブが組み込まれて、
というので3年間白鳳堂にいたんだけど、
3年間白鳳堂にいた時に、
今のこの会社を作るって話がちょっと持ち上がって、
で、今に至るって感じだから。
そうなんですね。
で、だいたい砂犬はよくわかんねえところにちょいちょい顔を出していて、
いいですね。
業界のいろんなところをうごめいている、
本当になんていうのかな、
本当に覗き見するのが大好きみたいな。
いいですね。
本当にこう、
そういう広告マスコミの、
今でいう広告マスコミっていうよりはもう少しミーハー根性があるらしいの。
どこに行ってもこいつの名前が出て。
そうですよね。
で、なんかこう、
誰もが砂犬のことは知ってるって状況にはなり、
すごいですね。
いっぱいいろんなところに。
トークシンシャンだって、
トークシンシャンの中島真也さんが、
砂犬のことをチョコマカ君って呼んでて、
チョコマカ君って呼んでて。
いいですね。
とにかくなんかいつもチョコマカ、
チョコマカどっか顔出してて、
そうなんですよね。
そういうことに自分自身が生きる喜びみたいなのを生み出してたから。
そうなんですね。
チョコマカしてたんです。
そこでじゃあ、何回かお会いする機会も増えたりとか。
そうですね。何回かお会いさせていただく中で、
ご縁があっていろんなところで、
ポイントを持たせていただけるって感じですね。
愛嬌のあるパパラッチ。
06:02
いいですね。
いいですね。
時々めんどくせえなって思うんだけど、
そんなに憎めないから、
来たら一応受け入れる。
今回もそれでこういう機会になっております。
ありがとうございます。
なんで日曜日の収録なの。
言っちゃった。
言っちゃった。
ありがとうございます。
今回、まず桜さんのエピソード第1回というところで、
桜さんがやってこられたお仕事を、
いくつか質問をしたいなというところで持ってきております。
2人からお聞きしたいということで、
これまでたくさんのコピー、言葉を開発されてきた中で、
よく見聞きする言葉とか、
そういう中で開発ヒストリーというかですね、
裏話をお聞きできればいいかなと思っていく中で、
リクルートのですね、
卒業って出会いだっていうこのコピーについて、
ちょっと話を伺えればいいなと思いつつ、
どういうこのコピーの登場するきっかけ含め、
桜さんがこの言葉に関わる経緯というか、
開発ヒストリーというのをお聞かせいただければいいな、
というふうにちょっとお願いしたいと思います。
この卒業って出会いだってリクルートのこの仕事は、
リクルートって本当にゆりかごから墓場まで全部やってるわけよ。
だから進学ブックみたいな、進学するってことがあったり、
その後は今度は転職するってことがあったり、
当然大学から就職するっていうメディアもあったり、
かと思うと住宅のこととか、車のこととか、
ゼクシーみたいな結婚のこととか、
当時はいわゆるちょっと習い事系の稽古と学ぶみたいなものが、
とにかく何でもあったわけ、ゆりかごから墓場まで。
ただリクルートの中で、
高校生にあんまりタッチしてないんじゃないかなっていうか、
大学生とか働いてる人とか結婚しようとしてる人とか、
いろんな人たちにちゃんとリーチしてるんだけど、
高校生にはちゃんとリクルートの存在みたいなことを
わかってもらえてないんじゃないかなっていうのがあって、
もともと俺がサナードにいたときに、
サナードって毎年毎年サナードだけじゃなくて、
サントリーが成人式の日に、
昔は開校さんで、その後イジュイン静香さんが
成人おめでとうって指示図をやってたんだけど、
それ時にリクルートも高校生が卒業するときに、
卒業おめでとうって言いながら、
メッセージを発信するみたいなことが、
今後ある程度定番化していくっていうか、
風物詩的にリクルートって、
この時期は高校生向けてまたやるよねってことを
やりたいねって話があって、
それで最初に話が来たんだ。
09:00
もともと俺がサナード入ったり、
ハコード入ったり、今の会社を起こす前に、
リクルートに2年半くらいいたから、
そこでそれこそ、
求人広告作ったのね。
そういう繋がりによってリクルートは
ちょっとだけ繋がりがあったから、
当時のリクルートのクリエイティブを
全体的に統括している方がいて、
その方からお話があって、
ぜひやりましょうってことになって、
卒業って出会いだんだけど、
もともとのキャンペーンワードは
卒おめだったのね。
ほうほうほう。
卒おめだった。
卒おめっていう立ち上がりで、
最初の年は卒業って出会いだの前は、
サンボマスターを使って卒おめをやったのね。
へー。
卒業って出会いだの時は、
チャットモンチーを使って卒おめを作ったのね。
なるほど。
そうなんですね。
卒業って出会いだって、
これってもう何年前ですか?
もう忘れたね。
でも、
自分の中でもキャリアがアホみたいに長いから、
なんとなくサバイブしてきた中で、
CMってもう500本以上作ってきてるから、
卒おめどのタイミングで何年前って言われても、
うーんってなっちゃうんだけど。
でも僕がこのコピーに対して、
普通広告ってそのキャンペーンが終わったら、
もう風化していくっていうか、
そういうもんじゃないですか。
でも中で、僕は前に、
皆さん初めて聞いたことがあるのは、
そういう問い寄せがあったんですよね。
この卒業って出会いだっていう言葉を使いたいとかって。
それは毎年毎年、
高校生の卒業シーズンになると、
学校の先生から、
このコピーを使って卒業式とかに展開していいですか?
断りの。
でもまあね、
卒業って悲しいような感じもするし、
別れって感じもするんだけど、
卒業してさ、
例えば大学行くやつは、
今度は大学行ったら自分が選んだ学部で、
またいろんなやつがたくさん出会えて、
教授にも会えて、
就職するやつは就職するやつがいっぱいいろんな所にあるじゃん。
やめていくってことは、
次の新しい出会いは山のようにあるっていう準備期間だから、
卒業、さよなら、悲しい、
彼女とも別れちゃうみたいな、
遠距離恋愛みたいなことじゃなくて、
卒業するともっといろんな可能性が広がるよね、
って話ができるといいよねっていうので、
卒業って出会いだってキーワードが出てきたっていうのが、
一応公式な、
一応公式な、
一応想定問答集の中に入ってる、
ことなんだけど、
でも結局、
誰かと別れた後に、
12:01
そのままずーっと自分がスタンドアローンで
一人いることがないわけだから、
当然その後も生きていく限りは、
いろんな奴に出会ってくるわけじゃない?
嫌な奴も含めて、
ぶっ殺したいような同級生もできるだろうし、
すげー好きになる女もいるだろうし、
もしかしたら教授と不倫しちゃう可能性もあるだろうし、
いろんなそういう出会いが待ってるよっていうのを、
そんなんじゃないんだよ、卒業されるの。
そういう、
お前ら高校やめ、高校卒業するけど、
この際結構いろいろあるぞっていうのが、
メッセージになるといいなと。
なるほど。
言えないですね。
それはオンオフィシャルメッセージだと。
やっぱりほら、
いろんな音楽でも卒業をモチーフにした、
いい曲って名曲ってたくさんあるんだけど、
さあこれから暴れちゃおうぜ、
っていう感じになってないからさ、
世の中が。
卒業したらこれからいろんなこと起きるよね、
ってやったほうがいいわけ。
いいこともある。
いいことだけでもなく、
いろいろ含まれているってことは。
そうですね。
悪いこと、悪いこと、悪いこと、いいこと、悪いこと、
ちょっといいことか悪いことかよくわかんない。
おおむねいいことなんでちょっとしかないんだけど、
でも悪いことも含めてそういうことが起きるよね、
って言ってあげたほうが、
16歳とか17歳か、
あいつらにとってみるといいのかなっていうか、
なんかこう、
さっき言ったサントリーの
成人を迎えた人たちに送るメッセージもやっぱり、
成人おめでとうと言いながらも
結構ヘビーよこれから先ってことも言ってるわけだから、
はいはいはい。
当然リクルートもそういうことを言ってあげると、
で、できればその時に、
卒業する卒業を迎える高校生たちにとって、
やっぱりすごくフィットする曲が、
いいねって。
最初はサンボーだったのね、
サンボマスターで。
翌年シャッチャーとモンチーで、
ずっとそうやって続けていきたいねって言ってたら、
2008年だったんだけど、
リーマンショックが起きるのね急に。
はいはいはい。
急にお金の流れが悪くなった時に、
企業っていうのは、
お金をこうシュリンクさせていく時に、
一番最初にカットしていくのって広告費なんだよね。
それでさあこれで10年20年続けてこう卒業めよって言ってたんだけど、
リーマンショックのせいでそこで終わっちゃうんだよね。
2008年そうですね。
なるほど。
確か2008年リーマンショックそこから止まっちゃうんだけどね。
俺があの、
このリクルートの卒業から卒業して、
新しいデザインを作っていくってことで言うと、
2008年に中畑作ったの。
ああ、
そうですかね。
2008年の夏に俺たちはこの会社を作ったから、
全然出会いって言っても、
中畑隆に上谷光之介に前田智美だから、
全然新しい出会いじゃなくて、
15:03
なんか、
いつまでこの呪縛から俺は逃れられないんだろうって感じの、
再会というかね、出会いっていうのが、
それが始まるっていうのが、
確か2008年。
いや素晴らしい。
ありがとうございます。
それではですね、すみません。
今のいい流れのとこで、
次ですね。
日清食品のおいしいのその先へ。
これは、
これって、
白鳳堂の時?
これは白鳳堂時代。
そうですね。
白鳳堂時代って、
白鳳堂C&D入って、
白鳳堂本体入って、
いろんなお仕事もさせてもらって、
たくさんやったんだけど、
白鳳堂の3年間って、
ほぼまだ、
木の根元に寝てる、
セミの幼稚園みたいな状況っていうか、
3年間いたんだけど、
最後の半年間はほとんど行ってないしね。
日清のこのタグラインは、
今でも使ってもらってありがたいなと思うんだけど、
この頃って2008年、
2006年とか7年とか、
そのくらいだと思うんだけど、
食の安心とか安全とか、
すげえ言われるようになった時期で、
これもいわゆる、
公式見解の中での話だけど、
食の安心とか安全って言った時に、
美味しくても体に悪かったり、
安全になるとやばいわけじゃん。
はい。
美味しいの先にはそんなにないんだけど、
もしかしたら、
安心とか安全っていうのがあるのかもね、
っていうので、
それで美味しいのその先だった。
今だに使ってもらってて、
今だに時々あのタグラインいじってもらったりもして、
結構楽しいなと思うんだけど、
最後のCIがちょっと変わって。
そうですね。
だからもう使われるようになって、
15、6年?
そうですよね。
そうなんだ。
だからまだ使ってもらってるから、
今だに俺のポートフォリオに入れられて、
ラッキーと思うんだけど、
そうですよね。
いつこれがやらなくなるのかなって、
思ってます。してるけど、
まあでも、
でも箱堂時代に残した仕事で言うと、
ちょっと、
相当大変だったのでこれは。
やっぱり、
言っても日清職員じゃん。
日清のタグラインだからね。
やっぱりすごいいろんなことがあって、
でもまあ、
大した言葉ではないと思うんだけど、
それがこう、だから、
言葉としては大したことを言ってないからこそ、
意外と日持ちがするっていうか、
言わないっていうかね。
でもまあ、
それをずっと使ってもらってて、
未だにやっぱりそういう職の安心とか安全みたいなことは、
ちゃんとこう、
今も持ってるんだろうし、
国連がさ、SDGsみたいな、
よくわかんない17個もゴール作っちゃったから、
18:00
そこにもどっかに引っかかるような気もするしね、
おいしいのと。
そういうのを使えてるのかな。
普遍的な表現なんですね。
そうですね。
あと、僕すっごい細かいんですけど、
おいしいの、その先への、
おいしいと、
のとその先の間にちょっと半角が空いてるもんね。
そう!
これは当時の日清食品の安藤社長が、
ここはちょっと空けたほうがいいんじゃねえかっていう、
そういう意見が出て、
いつもこう、
俺たちのプレゼントがすっごくつまんなそうに聞いてる。
でも、すっごくつまんなそうに退屈そうに聞いてるので、
時々ゲボッて笑うわけ。
ゲボッて笑った瞬間って、
いけるかもっていう手触りがあるんだけど、
その時に、のとその先の間に、
ちょっと空けたほうがいいんじゃねえかって言い出して、
これはもう、
当時の日清のトップの方の判断で、
ここ半角空けたもんね。
半角っていうのはなかなかラジオだと分かんないと思うんだけど、
文字と文字の間を少し空けるっていうことをやった。
文章的には不自然というか、
そう、そう、一瞬で。
でもそのゲボッて笑ったトップだからさ、
文章的とか、文法的にとかさ、
それはどうでもいいんだけど。
できれば層を逆さまにしてもいいなってくらい。
それで、それで白狼堂のアカウントが守れるのであれば、
もう何でもいいですわ。
文法なんかどうでもいいですよね。
特に笑われて、
理由とかも特になくって感じだったんですか?
まあでもやっぱり、
ああいう大きな職員会社のトップだから、
世の中の空気感とかコンディションが痛いほど分かってるはずなのね。
本当にいろんな容器でさ、
やっぱりこう環境ホルモンが出るとか、
いろんな話もたくさん出てきた中で、
こういう流れになってたから、
そういう経営者の肌感覚みたいので、
それは選んでくれたんだと思うけどね。
そう、この話を、
僕はいつもこの地面を見てて、
この半角が開いてるのは何なのかなって思ってたんですよ。
今日やっと聞けた。
たぶん日進職員のホームページにも書いてないかもしれない。
なぜここに半角が開いてるのかっていうのは出てないと思うんだけど。
そこの現場でそういうやり取りがあったのもすごいですね。
そうそうそうそう。
ちょっとそれが聞きたいなと。
ちょっと今スッキリしてますからね。
でも、当時はまだ何となく企業が、
そういう企業のショルダー風なタグラインを
載せるのがちょっと流行ってたんだよね。
それこそ本当にいろんな企業が、
サントリーは水と生きるじゃん。
サントリーのやっぱり水と生きるの素晴らしいなと思って。
そういうのがいっぱいある時期でさ、
中には英語でさ、
ここじゃ言えないような、
それどういうことっていう英文のタグラインとかもあるじゃないですか。
そういうのがいっぱいあって、
それどういうことっていう英文のタグラインとかもあるじゃないですか。
21:00
ありますね、あります。
それこそ今言われてる、
パーパスとか、
社会的な存在意義みたいなことで言えば、
美味しいのはその酒なんてまさしくパーパスだよね。
安心安全な食を提供していくっていうのが社会的な意義であるとすれば、
そのパーパスを当時言ったから結構早かったね俺。
俺言ったね。
パーパスという意味が。
社会的存在意義という意味。
でもパーパスって、
今の周りの人たちとかワーワー言ってるけど、
そんなの昔からあるからね。
それ言い換えてるだけだから。
だいたいマーケティング用語、
マーケティングなんてさ、
学術的にちゃんとした、
ロジカルなエビデンスがあってマーケティングってあるわけじゃなくて、
ざっくりとした統計学と、
ざっくりした統計を見ながら、
それを何というか判断していくマーケッターがいて、
何の裏付けもないけど、
パーパスとか言ってたら、はぁーってなるじゃん。
だって本当に、
20年くらい前に俺がカウントダウンに帰ってた時に、
ブランディングっていうキーワードがすごい流行ったのよ。
今でも生きてるけど。
そんな昔からいろんな企業がやってるんだけど、
それをあえてブランディングってキーワードにしたり、
10年くらい前からソーシャルグッドってキーワードにしたり。
ソーシャルバッドな企業ってあるわけないじゃん。
そんなの。
でもソーシャルグッドって言うとほーってなるわけよ。
そういうのをよりしろにして、
お金を稼いでいくっていうのが、
航空のやり方ではあるんだけど、
だからずっと連綿とやってることは変わらないのに、
言い方を変えていくっていうか、
国連があんな風に17個もゴールを用意すると、
みんな良い人競争になるわけ。
SDGsも。
わかるけど、SDGsも。
だけど17個もゴールあんのね。
大変。
その17個のゴールの中に、
LGBTQみたいなことは入ってないんだけど、
でもそれも入っちゃう。
17個もあるから、エリアが。
ダイバーシティってさ、わかるし。
だけどなんかこう、
そういうキーワードに縛られて、
キーワードの中で考えた仮説に基づいて、
みんながやらなくちゃいけなくて、
みんながサステナブルなことって言い出すじゃん。
みんな今言ってるじゃん。
逆にサステナブルなことをしてない企業の方が、
チャーミングなんじゃないかなと思っちゃったりするわけ。
だって、これ別に応援はしなくてもいいけど、
例えば電気自動車作るじゃん。
電気自動車を走らせてるときは、
それはジェロエミッションで、
当然二酸化炭素出さないけど、
あのボディを作るときに、
24:01
整形するときの鉄でさ、
物を作ってるときにエラい出るわけ。
本当にSDGsで持続可能な社会を作っていくんだったら、
今乗ってるガソリン車をメーカーに持ってって、
これを電気自動車にしてねって。
具だけ変えてもらって電気自動車になるっていうことで、
それやらないじゃん。
だって企業は金儲けたいんだから。
まるごと新しいものを売りたいわけじゃん。
ってことは、走ってるときは二酸化炭素出さなくても、
その車作ってるときのプロセスで、
どんだけ二酸化炭素出してるのか。
そうですよね。
だったら30年前の昔の車をメーカーに持ってって、
これをEVにしてくださいって。
電気自動車にした方が、
多分変な二酸化炭素出す量も減るだろう。
それやらないじゃん。
企業の活動としては間違ってはいないと思うけど、
実際に車を走らせる前のプロセスのことも考えたら、
ちょっと違うんじゃないかなって思ってる。
走らせる前って確かにあんまり議論にならないですよね。
逆にSDGsにしてないくらいの方が、
チャーミングじゃない?
SDGsやってますって言ってさ、
CMで30秒見て、
この企業っていい企業なんだなって、
多分誰も思ってない。
多分思ってない。
多分ね。
それを言うことが免財布になって、
それが流行ったりするじゃん。
そういうモチーフを、
金儲けのネタにしていくのが、
たぶん塩止めとか赤坂とか虎ノ門にあるわけじゃん。
本当だったら本当の意味でいい企業にしていくんだって、
そうじゃなくてってことを言わなくちゃいけないんだけど。
そう。
なるほど。
次の話題。
いつも聞いてくださってありがとうございます。
アドバタラジオは、
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