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2022-08-04 20:31

#86【男はつらいよ 50 〜ただいま。このひと言のために、旅に出る。〜 山田洋次監督へのプレゼン】ゲスト:佐倉康彦さん vol.02

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みなさん、初めまして。アドバタラヂオ(AdbataRadio)と申します。

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00:01
先ほどのコーポレートスローガンでしたが、次もパーソルの働いて笑おう、こちらもコーポレートスローガンで、こちらも今も続いているコーポレートスローガンの一つですが、
やはりですね、このローンチをされたというか、第1発目がもう3年くらい前ですか?
もっと前ですか?
ですが、僕は、スクランブルコサテンの渋谷のあそこの上で、かっこいいなあっていうのがあったら、何かの業界史か何かで見たら、さくらさんがやってるっていうことだったので、
それでちょっと、その当時色々お話を聞かせていただいたんですが、やっぱりあのきっかけと、そこに対する波及効果というのをちょっとお話を聞かせていただきたいなと思っております。
でもさ、広告をこさえている側がさ、波及効果って言っても、後から聞かされているものだけだから、何とも言いようがないけど、働いて笑おうは単純に言っちゃうとさ、
実際俺本当に働きながら笑っているのかどうかって疑問だったわけ。
で、パーソルっていうのは、それこそ転職士のデューだとか、アンとかさ、ああいうのをやっているインテリジェンスという会社と、デンプスタッフという派遣をやっている会社とかさ、いくつかの会社がくっついてホールディングスになるのね。
まあキーは働くだよね。
その時に今言ったように、本当に俺って働きながら笑っているのかなっていうのがあって、あるプロジェクトが終わって打ち上げでのどちんこを見せて笑うってことはあるけど、
実際に企画を進めていく時とか、いろんなことをやっているプロレスの中で笑っていないなって思って、
で、結局そういう派遣とか転職とか就職とかアルバイトっていうキーワードで働くってことを考えるときに、
そういう笑うって勝ちみたいなのをまぶしていったらどうなるのかなっていうのが最初かな。
で、さっき砂犬が渋谷の8コーナーのところにおじいちゃんとおばあちゃんがいた。
あの二人は大金持ちなわけ。腹抱えて笑ってる人なわけよ。
一人はだってジョブスと一緒にアップル作った人だし、ポズニアックは。
で、もう一人はおばあちゃんの80いくつでそれでもランウェイ歩いてるっていうスーパーモデルのカルメンデロリフィッチェっておばあちゃんなんだけど、
まあでもあの二人はやっぱりもう日本人で働いて笑ってる人たちは最初探してたのね。
だけどどうもハマんないわけ。
ハマんないっていうか、働いて笑おうってキーワードのだけに、
そこで肌眼してる日本人の大金持ち出すとケッて思うのが石の山で。
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でもポズニアックとカルメンデロリフィッチェを使ってもやっぱりケッて思う人もたくさんいたわけよ。
好きって言い直した。
そりゃそうだよね。
でもまあ、日本人の元々持ってるメンタリティと価値観みたいなことをやっていくと、
日本人の働いて笑ってる人たちを出していくよりは、働いて笑おうって言ってさ、
アソーセメントのアソーさんが自民党の、
そしたらめちゃくちゃディスられるじゃん。
それはやっぱりね。
でもポズニアックとカルメンデロリフィッチェはディスられたし、
そりゃそうだよね。
億万長者だから。
そりゃ笑うわな。
過程はいろいろありますけど。
いわゆるスティーブ・ジョブスの映画とか見ると、
ウォズはいつもいい奴で貧乏口ばっかり引いてる。
映画の中で。
どうしても会いたかったの。
俺が個人的に。
カルメンデロリフィッチェの方も80何歳でスーパーモデル案外歩いてるって聞いた時に、
どうしても会いたくて。
某有名化粧品メーカーに提案したこともあるの。
軽く却下されて。
やっぱりウォズとカルメンデロリフィッチェはどこかで何か使いたいなって思った時に、
このパーソナルの仕事が来た時に、
働いて笑おうってキーワードが出た時に、
笑ってても歯がんがしてても嫌じゃない感じに見えたのね。
ウォズニアックとカルメンデロリフィッチェの笑顔。
で、あの二人を使うことになって、
働いて笑おうってタグラインがあってさ、
うちの中畑隆が笑ってるやつじゃん。
お金持ってるからなぁってなるじゃん。
それは。
そうですね。
やっぱりそれよりは、
少しだけズルして希釈したのかもしれない。
薄めたのかもしれないけど、
白筋ロースさんとなんかピンとこないわけよ。
ちょっとすると歴史の人になっちゃってる。
いまだにリアルに言って、
今俺たちがこうやって喋ってることもそうだけど、
スマホもそうだし、PCもそうだけど、
ウォズがいないとこれないんだよね。
ウォズがいないってこれがないとすると、
めちゃめちゃユーティリティが悪い、
あの窓際族っていうパソコンあるじゃない。
Windowsっていうの。
はい、でもね。
窓際っていうハードあるじゃない。
ありますね。
あれのデフォルトのやっぱりアプリケーションも
使いづらいじゃない。
あれしかなくて、
俺たちはもう少しこうユーティリティが高くて、
俺たちにもう少し自由な発想させてくれるデバイスが
もしかすると
なかったかもなって思って、
どうしてもなんかウォズに会いたかったんだよね。
やっぱりジョブスはどっちかっていうとセールスマンだから。
ジョブスは別にこれを作ってるわけじゃないからね。
06:00
それを作るのが起点になったのが多分、
TDベアみたいなスティーブウォズに役って
熊見たんおじさんがいないと、
ギークのアイコンだけどね。
本当にオタクたちの超アイコンだけど、
彼がいないとこれがないなって思って
どうしても会いたくなって、
オファー出したら
オッケーって聞いたら
ウォズを使って、やっぱり実際会って
彼の笑顔とか見ると
キャスティングしてよかったなと思って。
ここでですね、これ僕も
好きな映画でもあるんですけども、
男はつらいよ50のポスターのコピーですね。
ただいまこの一言の旅に旅に出るという
コピーも桜さんが開発されたコピーで、
こちらもですね、開発には
きっかけ、山田洋次監督との
コミュニケーションを含めですね。
これ下手なこと言えないな。
山田洋次監督って名前が出た瞬間に
どうやってちゃんと喋ろうかなとは思うけど。
ちょっとですね、そこら辺のところですね。
まずきっかけ、桜さんがこの仕事を
することになったきっかけからですね
ちょっと話を伺えればという風に思っております。
よろしくお願いします。
まあきっかけっていうか、
俺がちょっと仲良くしている
すごく有名なアートディレクター
森本智恵っていうのがいて、
本当にミスチルのこれまでの
いろんなアートワークとか全部やってるやつなんだけど
森本と結構仲良くしているときに
森本から連絡があったのね。
実は男は辛いよが新作があるんですけど
さっきのちょっとコミュニケーションを
手伝ってもらえませんかって来たときに
え、でももう厚見さん亡くなってるし
え?だと思ってちょっと焦ったのがあって
ただ俺がなかなか男は辛いよが大好きだったのと
山田洋次監督がすごく好きだったので
で、やるやるって二つ返事で答えて
当時ほぼオールラッシュに近い形の
男は辛いよの50位を見て
痛く感動して
そこから仕事が始まって
元々山田洋次監督の子大好きだったので
若い頃はそうだな
10代の前半ぐらいまでって
男は辛いよってもう完全なプログラムピクチャーじゃん
クリマ・トラジローって主人公が行って
旅をして行って
マドンナが好きになって
で、柴又に帰ってそういう騒動が起きて
トラさんはマドンナが好きなんだけど
マドンナにフラれてトラさんは旅に出るって
それを延々と繰り返してたわけ
男は辛いよ
だから若い頃単なるプログラムピクチャーで
09:00
大したことないなと思ってたんだけど
そうだな
30歳になる手前ぐらいにもう一回何本か見たときに
ものすごく感動してる自分がいたの
で、一体これは何なんだろうと思ったんだけど
当然山田監督の力量がすごいんだけど
脚本もすごいんだけど
男ってこういうもんだよねって気がしたの
なんとなく
年がら年中フラフラしてて
でもより帰る場所があって
そこでフラフラしながら傷ついたり笑ったりしながら
周りも巻き込んでいって
しんどくなるとちょっと逃げたりもしつつ
でも帰る場所は必ずあるということで言うと
トラさんって男は辛いよって
男の子の話なんだなと思ったのね
あとは多分昔
某養子部下とかサントリーで
カクテルバーって仕事やってるときに
長瀬雅俊さんを使って
今Huluとかいろんなところでまた
マイクが復活して大騒ぎになってるけど
長瀬さんを使ってやったシリーズがあって
そうやって気がついたらやっぱり男は辛いようになってたわけ
マドンナが出てきてフラれて
悲しくなってまた一人ぼっちになって
カクテルバーを飲む
そのフォーミュラーっていうのが
さっきプログラムピクチャーってバカにしていた
トラさんとまさに同じで
いい加減のジンピラみたいな主人公がいて
そこにマドンナが出てきて
上手くいきそうだけど上手くいかなくて
最後カクテルバーを飲むっていうのは
トラさんなんだよね
そういう意味で全く同じなんだけど
それで何となくずっとやっぱり
男は辛いよとか山田陽次とかっていうのが
自分の中でずっとあった上で
森本から話が来た時に
ぜひやらせてくださいっていうのでやった
そこから最終
わかりませんけど
男は辛いよ
トラさんというか全体の創造主である
山田陽次監督と対面するわけじゃないですか
その時に一番最初の
オリエンっていうんですか
そういうのはあるんですか
オリエンなんかなくて
山田陽次監督が作ったオールラッシュの
男は辛いよ50が
オリエンそのものだから
なるほど
小築の宣伝部からこうしてほしい
やらしてほしい
やらしてほしいっていう話は来るけど
山田さんが作品として半分オールラッシュが
出来上がったものが
俺にとってのオリエンテーションペーパー
それは何度も言って
もちろんシナリオも何度も読んだしね
それを読んだ上で
山田部屋に行き
山田部屋には行ってないけど
山田さんには何度もお会いして
目の前に神様がいるようで
そこでやっぱり
最初に俺のことコピーライターと紹介してくれたけど
純粋にコピーだけ書くって
すごい久しぶりだったのね
すごい楽しかったしね
山田監督に対して一個一個
全部説明しながら喋ったし
12:02
山田監督のリアクションもすごくチャーミングで
それでもう神様が言ってることだから
さっきのおいしいのはその先で
社長が言ってることだから
もうじらって逆さにするって言ってたけど
山田監督が言ってたら
全部聞こうと思って
そんな気持ちで
その時いっぱい書いていって
否定されたらもう一回書き直しはいいやと思ってたんだけど
持っていって
100本近く持っていって
1本目はすごく山田さん気に入ってくれて
最後10本くらい選んでくれるんだけど
結局プレゼンテーションする時に
一番上にあるページのものが一番おすすめだから
一発目を監督が選んでくれたから
もうそれでいいやと思ってたんだけど
オッケーが出たのにまだ延々と書いてたから
書くのが楽しくて
山田監督がこれがいいねってなって
これになりそうだったんだけど
もうちょっと書かせてください
ってずっと書いてた
全然金にならないんだけど
山田さんに対して
俺が男扱いに対して考えてることみたいなことを
いろいろ見せていった方が
監督とのコミュニケーションがうまくいくのかな
あとやっぱり単純に
苗字がさくらじゃん
男扱いを
いつも虎に流されてる妹
売上されてる妹はさくら
そんな話とかしながら
そういうことで微妙に間をつなぎながら
そんな感じで結構何度もお会いして
山田監督が書いたものを見て
いろいろ言ってくれながら
時々厚見教師さんとの
エピソードとか喋ってくれる
それがめちゃめちゃ楽しくて
世に言う山田学校ですね
山田学校があるかどうかわからないけど
山田妖女さんが思って
今の世の中に対する
怒りに近いかもしれないしね
車虎二郎って男っていうのは
多分その時の世の中の
反面教師みたいなもんだから
今の世の中でこんなに
虎ってどうやって言うかなって
多分山田さんの中にベースがあるんだよね
今の日本の中で山田さんはどう思うんだろう
虎はどう思うんだろうと思うけど
そういう会話が楽しくて
仕事をやってたって感じかな
男は辛いよだけじゃなくて
家族とか
遥かな山の寄り越えとか
いっぱい名作がたくさんあるんだけど
山田妖女さんって多分
すごくその時の
世の中のコンディションに対して
いつも問いかけてる感じがある
すごいやっぱり淡々と
指示分かりませんけど
神様だから
生々しくなんかやらないよね
淡々とっていうか
15:00
全部いちいち言ってること正しいし
合ってるしね
時々すごく生々しく
作りとしての山田妖女が出てくる時もあるんだけど
今回のこの男は辛いよの
50年の仕事って
CDは山田妖女監督だからね
俺は1コピーライターで
森本は1デザイナーで
なるほどね
それこそさっきおっしゃった
20年とか何十年
シリーズされる
50年
他の作品も含めてですけど
よく時代を見てるんでしょ
見てるね
同じフォーマット
フォーマットというか
流れっていうのはありつつも
エッセンスを変えていかないと
見てる人たちも
昭和の時代の
山田さんが
見ながら
その時代に
キャラクターを置いて
あそこの団子屋のお姉ちゃんとか
妹のさくらとか
さくらの旦那のひろしとか
甥っ子のみつおとか
そういうのを
ちゃんとフィットさせながら
そのキャラクターたちが
その時代を映していくのね
後半は多分
みつお役だった
吉岡くんがその時の
夜中の鏡みたく
見ながら
そこを虎がどう見ていくのか
その関係性を語っていく
僕も好きで結構
出会いするんですけど
ちゃんと敏感に
山田さんが感じてないと
描けないのばかりだなと
いつもいつも
モンスターになっても
生々しく怒りがある
問いかけが
なんで日本って
こんなになっちゃったんだろう
そういう問いかけを
多分車虎二郎に
やらせたの
さっきも言ってますけど
50の時の
発見された
これね
山田さんからサインが入ってますけど
たまたま発見されてもらった
これはたまたま
オフショットだったらしいの
ロケ現場の江戸川
ペナロテはたまたま
タツミさんが歩いているのを
スタッフから撮って
たまたま森本知恵が発見して
映画のポスターってだいたいさ
キャストの顔がドカドカ
これがすごく良かった
その表紙加えてるしね
最高ですよね
かなりローアングルで
ローアンで撮ってて
これが素晴らしい
これを使いたいわ
絶対いいね
いいですよねこれ
18:01
なるほど
素敵なんですよ
この後の
男はつらいよ50の後も
あれは沢田健二さん
も担当されました
それも森本さん
主人公の晩年を
沢田さんがやって
若い頃は須田雅樹くんがやって
というので
やったりもした
そうですね
男はつらいよの仕事は
すごい幸せな時間だったけど
そんなこと言えないから
すみませんでした
この仕事に
俺もこの後も
山田監督の仕事をしたい
翔式さんよろしくお願いします
こちら第1部の方でありますが
このコピーの
開発の裏話で
いろいろお聞きしましたが
今日はですね
こんな可能性もありますけれども
これはまた
次週ということで
次の回では
せっかくなので
桜さんの老いたちを
今更聞けない桜さんの
経歴を深掘りということですね
今更お聞かせできない経歴しかなくて
どうしようかな
聞く機会がない
一回聞かせていただきます
またお楽しみください
なんで収録日曜日なの
ご意見ご要望の募集も
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よろしくお願いします
20:31

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