00:09
BUILD UP LOCAL!番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、
これまでの経験とゲストの皆様と共に、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今週もJリーグ・鹿島アントラーズの副社長 鈴木秀樹さんにお越しいただきました。
鈴木さん、どうぞよろしくお願いします。
これまで参照にわたりまして、鹿島アントラーズの経営ビジョンであるKA41、
それから行政との連携やスタジアムビジネスのお話を伺いましたが、
最終回は、まちづくり会社を通じた地域活性化の推進についてお話を伺いたいと思います。
2021年、鹿島アントラーズFCとは別に、アントラーズの小泉社長が、
個人で地域活性化のためのまちづくり会社を設立したというふうにお聞きしました。
鈴木さんもこちらの役員になっていられるということなんですけれども、
鹿島アントラーズと業務提携を結んでいるということなんですが、
この会社を作られた意図というか、そういったものはどんな狙いがあるのでしょうか。
やっぱり我々、マーケット的にあまり豊かじゃない、
住んでいる人たちがたくさんいるわけではないところでプロサッカーをやってきて、
これからもやり続けなければならないということを考えると、
地域がどんどん疲弊していく中で、同じように我々の足元の地域も
疲弊していくのでは困るなというところで、
一体まちづくりってどんなことをやればいいんだろうということをまずテーマに、
会社を作って探ろうということがスタートだったんです。
こういった取り組みをやられているクラブで、多分鹿島さんが初めてだと思うんですけれども、
スタッフを募集されて、そのスタッフが今どんな活動をされているんですか。
いくつかのフェーズを経てきているんですけれども、
最初はまちづくりって全国で何が行われているのかが漠然として少し分かりづらかったんですね。
それを調べるためにいろんなところを訪問したりということなんですが、
だんだん分かってきたのが、このまちづくりってほとんどの町が市が行政がやっているんですけれども、
まあまあ自治体主導型というか、
まちづくりのセクションを作って旗を振ってやりましょうということになっているんですが、
僕らはそれを見ていて、あんまりこれうまくいっているのかな。果たしてこれって続くのだろうかなという疑問が少し湧いたんですね。
なので少しとんがっているまちづくりをやっている、我々は今地域プレイヤーと呼んでいるんですけれども、
民間の地域プレイヤーの人たちがすごく輝いている、活動しているというようなところを中心に全国をたくさん回らせていただいて、
03:07
そうするとやっぱり10拠点から15ぐらい地域にですね、回ったのはすごくたくさん回ったんですよ。
今社員が4人いて、とにかく遊べと。遊ぶというか地域行けということを仕事としてやっているんですが、
まあまあ彼らもだんだん疲れてきて、それが2年経って、だんだん見えてきたことが、
やはり観光地をブラッシュアップすることとか、風光明媚なことってどこにでもあるし、当然大事にしなきゃいけないんだけども、
我々が訪れて地域プレイヤーの人たちと会話したり交流を持つと、結果的に記憶に残っているのはその人なんですね。
この人がこの地域でこんな頑張りをして、こんな巻き込み方をしてやってるから、明確に将来見てるなとか、頑張ってるなっていうことが見えてくる。
我々もそこを目指さなきゃいけないなっていうところと、あとカシバントラスってクラブってなかなか個人に寄り添うことって難しいんですよ。
やっぱり地域の行政だったり教育だったり、スポンサー企業だったりっていうことでも地域貢献はできるんですが、
個人の焦点だとか、本当パーソナルなところに寄り添って何かやるっていうのは非常にやっぱりやりにくいし難しいなっていうところがあって、
いっそそっちに特化した会社が必要だろうということで、作ってみたものの我々の活動目的ここだよねっていうことが、
プレイフルな人たちに伴奏しながら、他の知見をたくさん得ながら一緒に育っていこうよ。
結果的にアントラスがやってることと、何年後か何十年後かが一緒になるわけですから、
クラブがやってる活動と地域が元気になる活動、それも個人が元気になるっていうようなところが、最後はどこかで一緒になるんじゃないかっていう。
これも仮説ですけど、そういうふうに活動してるっていうことですね。
プレイヤー、人を中心とした街づくりのお話なんですけども、
中国、いろんなところに行かれて、スタッフが行かれて、街づくりのプレイヤー探し、あるいはその街の事例とか、いろいろ収集されてるじゃないですか。
その中で、例えば言える範囲でいいんですけども、こういったの面白かったよとか。
直近で言うと、富山の人たちは、いろんな地域でいろんな街づくりが行われてるんですけども、
富山は非常にうまくいってるんじゃないかな、富山市そのものがコンパクトシティ、これは行政中心ですけども目指してるんですが、
そこに合わせて新幹線開業して、いろんな方々がいろんな場所で街づくりやってるところが集約されてる。
すごく面白い事例が、言葉がいいのかどうか、富山に飛ばされた男たちっていう。
そういうことで街づくりをやってる人たちもいたりね。
あとは香川県水戸代っていうところで街づくりをしてる。
06:04
これもどうなんだろうな、彼らが言ってるからいいのかな。
私のマイルドヤンキーたちが街づくりのために立ち上がったみたいな、そういうフレーズでやってたりですね。
僕はやっぱりそこで衝撃を受けたのが、秩父ヶ浜っていう非常に風光明媚な海岸があって、みんなインスタ撮りに来るんですよね。
でもその人たち2回3回来るかって言ったら、金指もそうじゃないねっていうことで、
10万人の人たちが訪れてくれるために、10人が10回来る。
10万人が10回来るっていうふうな施策をしようっていうので、
人たちが頑張っている姿って、すごくこの人たちすごいことやってるなって感動したりするし、
あとは山形省内地方の水田テラスみたいなことをやってる山形デザインさんなんかっていうのもすごく先進的な取り組みをしてたりするので、
今やそういう大体どうだろう20人ぐらい、20団体ぐらいのいろんな方々と逆に今度は交流が始まっていて、
鹿島こんなことをやってるんだったら1回見に行くよっていうことで来てくれたりということが進んでいるので、
そこに我々鹿島の地域のプレイヤーたちを一緒に混ぜることによって刺激をいただいたり。
こういうことの繰り返しなんじゃないかなっていう。だから何をゴールってまだまだ決まってるわけじゃないんだけど、
とにかく何かやりたいって人たちに伴奏してその熱量をもっともっと上げていく。
足りなければ我々が何かをつなげてあげるみたいなことができればいいかなって。
我々もそうだよね。若い頃の夢って絶対途中でだんだん絞まれてくるじゃん。
それが地域の人たちもみんなやっぱりそうなんですね。
専念会議所のメンバーもそうだし、だんだん夢が落ち着いてくる。
そこは持ち続けていくことが大事なんで、火を絶やさないようにするってのが我々のまちづくり会社の役目なのかな。
それを個に特化した形。
っていうようなことを目指そうかなと思っているので。
素晴らしいですね。本当にフットボール会社がそこまで踏み込んでね、
まちづくり会社を設立して、各地域のいいとこ取りをしていくっていう。
でもね、これ破に破れずっていうところもあるわけで、
誰かがやらないとなかなか進まないこと。
当然これは行政の皆さんとかね、いろんな話をしながらやってるんだけども、
民間の熱を行政が後押しするっていう形ができるのが、
まちづくりの理想的な姿なのかなっていう気がしてますね。
行政主導だけでは本当にできないこういったことの積み重ねが、
大規模なまちづくりにつながっていくと。
やっぱり行政ってフェアじゃなきゃいけないじゃないですか。
なんか尖ったことをやろうとしても、なかなかやりづらいよねっていうことがあって、
民間人がやるには別に尖ったっていいじゃないっていうことがあるので、
09:01
行政が旗を振ることって一見いいように見えるけどやりづらさもあるよね。
なんでここだけ?なんでこのエリアだけ?なんで彼だけ?っていうことになってしまう可能性があるので、
あんまり幅広くやらなきゃいけないっていうところはやりづらいところだと思う。
でもまちづくりって尖った人たちがたくさん出てくることが、
結果まちづくりにつながるんじゃないかなと思ってるので、
だから逆のほうがいいんじゃないかなっていう、
それが見てきた感じとしては今そんな感想を持ってます。
今やられているまちづくり、いわゆる市を立ち上げられてビジョンを進められてますけども、
これがゆくゆくは新しいスタジアムにも直結していく?
最後ここで融合すればいいかなと思っていて、
まちづくりの今ホットなプレイヤーたちがどんどん成長していって、
彼らがこの一般のまちづくりプラス鹿島アントラーズ、鹿島人群、
地域の観光資源プラススタジアムをどうしたいんだっていうような意見がどんどん出てきて、
そこで何か夢を叶えられるような場所に最後を融合すればいいのかなと。
そんな感じですね。
それこそまちの中心がスタジアムっていうことですね。
やっぱり今求められているのは、
箱を作るっていうことよりも地域課題解決型の街中スタジアムっていうかですね、
そういうものが求められている中で、これは社会課題もそうだしエネルギー問題もそうだし、
いろんな意味でSDGsの視点を外せないものづくりっていうのが不可欠になっている中で、
やっぱりプレイヤーの存在って非常に大事だなっていうふうに思っています。
本当に面白い話、ありがとうございました。
ここは津田ちゃんが頑張るわけですね、この地域で。
もちろんです。
新しいスタジアムを。
今お聞きしてて、帰宅でスタジアムの話とか練習場、クラブハウスとかそういうのが本当にできないかなって本当に考えましたよ。
やってくださいよ。
今のそういった知見を勉強させてあげながら、ぜひこの地域でも盛り上げていきたいなと思っています。
お手伝いできることがあります。
ありがとうございます。
本当に鹿島アントラーズって事業環境の変化を的確に捉えて、また地域課題、社会の問題解決を本当にうまく考えながら、
これをミックスしながら街づくりにやっていくっていう、そんな考え方ですね。
そうですね。ただ、2024シーズンはとにかく勝つことに専念したいかなと思ったりしてますけども。
今それサポーターへのメッセージですね。
そうですね。
わかりました。ありがとうございます。
4週にわたって、鹿島アントラーズの副社長、鈴木秀樹さんにお話をお伺いしました。
秀樹さん本当に4週にわたりありがとうございました。
頑張ってください。ありがとうございます。
頑張ります。ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルダップローカル、本日はここまでとなります。
次回は新しいゲストの方を呼びして、スポーツと地域の話を振り下げていきますので、どうぞお楽しみに。
12:03
番組の感想は、各媒体のコメント欄か、Xでハッシュタグ、ビルダップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
お相手はビルダップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。