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2024-01-12 11:02

#3-2 ゲスト:Jリーグ・鹿島アントラーズの取締役副社長 鈴木秀樹さん②

今月のゲストは、Jリーグ・鹿島アントラーズの取締役副社長 鈴木秀樹さんにお越しいただきました。

【今週のテーマ】

・鹿島アントラーズにおけるホームタウン、行政との関わり方について

・コロナ禍の2020年から実施している、ふるさと納税型クラウドファンディングとは?



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ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、
これまでの経験とゲストの皆様とともに、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今週もJリーグ・鹿島アントラーズの副社長、鈴木秀樹さんにお越しいただきました。
秀樹さん、どうぞよろしくお願いいたします。
今週はですね、秀樹さんに鹿島アントラーズの行政との連携について、いろいろお聞きしたいと思っております。
Jリーグはですね、地域密着の理念を掲げているんですが、
クラブと地域の関係性を考えると、行政との連携、これは切っても切り離せないという関係だと思っています。
まず、鹿島アントラーズがですね、ホームタウン、行政との関わり、この地域密着についてお話をお伺いしたいんですが、よろしいでしょうか。
はい。Jリーグのクラブが60人に増えて、他のプロスポーツも全国にたくさんできてきて、
そうするとですね、約100くらいのプロスポーツが地域と何らかの関わりを持って活動していると。
100チーム、そうなんですね。
そうすると、我々のように、ベルディさんもそうだけども、複数の自治体と関わっているケースが多いので、
そうすると今、自治体が1800弱くらい全国にある中で、約300くらいの自治体は、何らかプロスポーツと関わっているんじゃないかなというふうに思っているんですが、
そうすると、今までやってきた地域密着っていうところと、最近は少しフェーズが変わってきたかなという気がしていて、
どちらかというと、プロスポーツが地域に出ていって、いろんなことを一方的に地域貢献していますよということではなくて、
どう地域がプロスポーツのリソースを使い切るかっていうフェーズに変わっているのではないかなという気がしてきています。
そういう意味では、我々ホームタウン5市と出身の関係もあるので、あとはフレンドリータウン12っていう茨城県内にあるので、
多くの自治体と関わっているんですが、そこの中の特徴はやっぱり人材交流を進めてきたということじゃないかなと思っています。
人材交流、そのホームタウンとの人材交流ということなんですけれども、この提案というのはアントラズから行政に提案をされて実現しているんでしょうか。
そうですね。平成の大合併の最後の最後で、当初アントラズがスタートした地域が12町村だったものが5市に集約されたということをきっかけに、5市連携で何かできないかと。
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特にアントラズという文脈、スポーツという文脈で横連携が取れないだろうかというふうに提案をして、
当時は12の首長さんがいたわけですけど、5になったので、割とお話ししやすかったし、理解も得られやすかったというところがあって、
いわゆるホームタウン協議会というものが発足したというところがきっかけですね。
そうなんですね。人材交流で行政の方がアントラズに出向するという、そういう形でよろしいんですか。
正確に言うと出向ではなくて、民間研修制度というものを使って、行政ってそういう制度があってですね、
いろんなところの民間に研修に行って学んで、行政のサービスに生かすという制度があるので、これは各行政、県も含めてあるんですよね。
我々は5市をローテーションで順番に回しましょうということで、
大体1年間ぐらいクラブの仕事に携わっていただいて、クラブの仕事ってこうやってるのね、こういうステークホルダーがたくさんいるのね、
こういうスピード感でものを決めてるのね、ということを学んでいただいて、これ気の長い話なんだけども、
20代後半の方々が来ていただいて、いろんなことを学んで戻って、約5年、10年、30代中盤後半になって、
ある程度自分の決裁権が出てきたり、課長補佐とかそういうクラスだってきて、初めてアントラズのこういうリソースをこういうふうに使えば、
まちづくりに役立つんじゃないだろうか、あるいは地域課題解決に何か使えるんじゃないだろうか、教育に使えるんじゃないだろうかって考えて提案して、
やっぱり役所の中で規案を挙げてもらって、という流れなので、もう13回り目なので15年超えてるわけですよね。
ですからやっと一回り目の人たちが、今そういうことが活躍し始めてきてくれてるので、今になったから言えるんだけど、時間かかりますよね、ということですね。
本当にクラブは、鹿島アントラズは地域のあるいは社会の制度をうまく利用するというか、使っているという。
使わないとできないですよ。津根ちゃんも何回も鹿島に来ていただいてるけども、やっぱりマーケットって非常にちっちゃい。半分海がある、湖があるという中でいうと、
非常に広いエリアで少ない人口の中で、我々プロスポーツを運営していくためには地域との係ってすごく大事になってきて、
それが押し付けじゃいけなくて、矢印が両方に向かなきゃいけないかなっていうのが今、先ほど言ったフェーズが少し変わりつつあるようで。
シャレンってJリーグでやってますけども、あれってどっちかと言ってもまだまだ一方的なものの積み重ねなので、地域課題をどう解決するかっていうところが、
全国どこも似たり寄ったりの地域課題はあって、順番が違えど似たようなものなんだけども、
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とはいえ、我々が例えば鹿島市の総合計画の審議員のメンバーになっていたり、行政の中では一番上位にあるものの考え方ですね。
そこにスポーツだとかアントランスだとかっていうものが言葉として入っているっていうことがすごく大事なので、
それがあるのでいろんな施策に思いつきで何かやるんではなくて、計画的に進めていきましょうっていうことが繋がってくるんですかね。
そこがすごく大事かなって言って、今だから言えることですよ。最初からこれを目指したわけじゃなくて、結果こうなったと。
なるほど。わかりました。ありがとうございます。
鹿島アントランスはコロナ禍の2020年からクラウドファンディングを実施されているというふうにちょっとお聞きしております。
ふるさと納税型クラウドファンディングということで、ここをちょっと詳しくお聞きしてもいいですか。
お客さんがスタジアムに入れなくなって、我々もすごく収入が落ちてきて、とはいえクラブの活動をしなきゃいけないので、純粋に支援してくださいよって呼びかけたわけですよ。
その時にどうせならふるさと納税型クラウドファンディングって仕組みを使うと、お金を出してくれた人たちが節税につながるっていうかそういうことになるので、
仕組みがあるのはわかっていた。とはいえこれ行政の方々が理解してくれないとできない話になるので、最初は貸し増しでやったんですけども、貸し増し便はできないですね。
他の行政の人たちはできるんですけども、とはいえ普通はですね、1企業、民家企業のためにその行政のふるさと納税の枠は使わないんですけども、
先ほど言ってたホームタウン協議会が長いこと続いてきて、我々困っているのでこういう仕組みを活用させていただけないでしょうかって言ったら、
ここは各市長さんからの答えが、アントラーズって我々の宝だし、資産だよね。山や川や海と同じなので1企業じゃないでしょうっていうふうな判断をしていただいたので、
それを各議会に説明していただいたところ、問題ないんじゃないかということで、貸し増しから始まって、委託をし、舐めがたしというふうに順番にきて、4年目がついこの間終わった中で。
1億以上のご寄付をいただいているという状況で、例えばアカデミーのグラウンドを作って、今では選手の食事の環境とか整っているクラブワースが多いんだけど、
まだないのでその辺の改善をしようと。ある程度やることを明確にしながら進んでいるんですが、そこに賛同いただいている方から支援いただいているということですね。
この仕組み自体もクラブ発信ということですか?
クラブと地域の担当の方、こういう仕組みを使えるか使えないかっていうことを議論した上で測っていただいたということですね。
今お話を伺うと、集まった寄付金に関してはクラブハウスの修復ですとか、アカデミーに対して投資をしていくということでお伺いしましたけれども、まさにオールアントラーズでみんなで未来をつくっていくと。こんなようなイメージですね。
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そうですね。アントラーズの未来をみんなでというタイトルで募集していますので。
素晴らしいですね。ひできさん、ありがとうございました。
ありがとうございます。
今週はですね、行政を含めた地域とスポーツというお話を伺いました。大変深い関係があると思います。今週も鹿島アントラーズの鈴木副社長にお話を伺いました。来週はスタジアムビジネスについてひできさんにお話を伺いたいと思います。ひできさん、本当にありがとうございました。
ありがとうございます。
常田幸永がお送りしているビルドアップローカル、本日はここまでとなります。次回も鹿島アントラーズの鈴木副社長により詳しくお聞きしたいと思いますので、皆さんどうぞお楽しみに。
番組の感想は各媒体のコメント欄か、Xでハッシュタグビルドアップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
お相手はビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。
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