山田美諭と故郷の話
BUILD UP LOCAL!!
BUILD UP LOCAL!! 番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今月のマンスリーゲストは、城北信用金庫所属 女子テコンドー日本代表の山田美諭さんにお越しいただきました。
山田選手どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今週はテコンドー選手、アスリートということでお越しいただいたんですけども、山田選手は1993年生まれということですよね。
Jリーグの開幕の年です、これ。
そうなんですね。
ですから年はすぐ分かってしまいます。
ご出身はどちらだったんでしょうか。
愛知県瀬戸市出身です。
愛知県瀬戸市、瀬戸市ということは焼き物、瀬戸物、瀬戸焼きが有名なんですよね。
やっぱり身近な存在でした、小さい頃から。
そうですね、祖父と祖母が焼き物をやっていたりとか、
なので家も結構瀬戸焼きの食器が多いです。
やっぱりそうですよね。他の瀬戸物より中心になりますね。
それで山田選手なんですが、テコンド競技をやられているんですけども、
どんなスポーツからいきなりテコンドを始められたわけじゃないでしょう。
はい、違います。私はもともと実家が空手の道場をやっていて、
なので3歳からフルコンタクト空手をやっていました。
3歳からやっていたの?なるほど。
空手は3歳からやっていたんですけど、結構幼少期からいろいろ習い事をやっていて、
水泳、テニス、ピアノ、塾とか習字とか、あとは空手ですかね。
結構いろんなジャンルの習い事をやられていたんですね。
はい、そうですね。やりたいといったものは全部やらせてもらえたんですけど、
ただ一回やりたいといったものは続けなさいと言われていて、ずっと結構やっていました。
なるほど。だけど水泳とかテニスとか習字、ピアノ、これ結構やりたいと言ってやって、
これ続けるの結構大変じゃないですか。結構大変でした。
最後までやりなさいってね。
でも小学校5、6年生までほとんどやってたんですけど、
中学受験するタイミングで水泳とか習字はやめることになっちゃったんですけど、
空手はもうずっと高校3年生までやっていました。
空手からテコンドーへの道
なるほど。そうなんですか。
どこでどういう風にテコンドー競技に入り込むんですか?
父親が空手の道場をやっていたので、指導する先生だったんですけど、
私も兄がいて2人兄弟で、一緒に空手をずっとやっていて、
兄も私もあまりがたいがいい方ではなくて、
特に私たちが小さい時やっている時は、男女混合の試合ばかりで、
私も男子に勝てないと全日本でも優勝することができなかったんですけど、
あと階級も全然分かれていなくて、
本当に体の大きい男の子とやるみたいな感じだったんですけど、
それで私と兄が足技がすごく得意で、
それを見た父親がテコンドーの方で空手の足技を活かせるんじゃないかということで、
もともと父親の祖父がオリンピックのスキーの監督をやっていたこともあって、
もともと父親はオリンピックに憧れがあったんですけど、
ただ父親はスキーでオリンピックを目指すことはできなくて、
そのこともあって、どうせならオリンピックの舞台で空手の培った足技を活かしてほしいという気持ちもあって、
それで最初兄が父親にやってみたらということで、
町道場でテコンドーを始めたんですけど、そこから父親がどんどんテコンドーの魅力に染まっていって、
父親もテコンドーを習い始めて、指導者の資格を取って、
私が中学1年生の時から空手男塾っていうんですけど、
名前が大分インパクトがあって、
空手の道場の男塾と一緒に並行してテコンドーの男塾も始めて、
そのタイミングで私はテコンドーを始めました。
男塾に山田選手が入って、そこから始めたと。
お父さんすごいですね。空手の指導とテコンドーの資格も取ったんでしょ。
お父さんの足技を活かせばというアドバイスがもしなかったら、もしかしたらテコンドーをやっていなかったかもしれないですよね。
私もともとテコンドー自体知らなかったので、そういう競技があるってことも知らなかったですし、
でも始めてみて、自分にすごく向いてるって感じました。
空手の時とテコンドーの時の体の使い方とかって、やっぱり共通する部分はあるけども、やっぱり違う部分もあるんでしょ。
そうですね、空手は全部腰から下の攻撃とかもありだったりとか、試合は全部防具つけないんですけど、
テコンドーの場合はヘッドギアとお腹に防具をつけて、手もグローブをつけて、腕もサポーターをつけて、
結構一応見た目的には安全な状態で戦うんですけど、
テコンドーは倒すというよりもポイントを取る、ポイントを取って勝つっていう競技で、空手はもう本当に倒す、そういう競技なんで、
そこはちょっと違うところはあるんですけど、ただやっぱり私は空手で培った接近戦の蹴り合いの負けない強さだったり、
競技ルールと優勝歴
そういう部分はすごく生きていて、空手をやってきて本当に良かったなと思います。
テコンドーについて、今少し話をされたんですけども、より詳しくお聞きしたいんですけども、種類が2つあるというふうにお聞きしたんですけど、どんな種類があるんですか。
WTFとITFというのがあるんですけど、WTFは私がやっているテコンドーの方で、WTFがオリンピックの正式種目になっています。
ITFの方は防具も私たちみたいにはつけなくて、顔面パンチもありなんですけど、全く本当に違う種目な感じになります。
なるほど、あとルールも多少違うのかな。
違うと思います。私も詳しいことがITFの方はわからないんですけど、ポイント制ではあるけど結構ルールは違うというふうに聞いています。
なるほど。山田選手が今やられているテコンドーの方は、ルールというのはどういうポイントの取り方なんですか。
お腹に胴をつけているんですけど、胴当てを蹴ると2点で、顔を蹴ると3点です。
パンチが1点で、それぞれお腹と頭を回転して蹴ると2ポイント追加になるので、回転するとお腹が4点、頭が5点になります。
そうすると、より回転しながら蹴りを入れたりとか、ポイントを上げた方が有利ってことだね。
はい、なのでラスト何秒かで負けているときはみんな回転技で逆転を狙ったりとか。
そうか。何分戦うんですか、この競技は。
2分3ラウンドなんですけど、2ラウンド選手した方が勝ちです。なので2ラウンドで終わることもあります。
なるほど。2ラウンドで終わるってことは、かなり回転技をやったりとか、ポイントをどんどん積み上げて、それでも相手を倒していくって、そんな感じなんですかね。
そうですね。私は回転技があまり得意な方ではないんですけど、ポイントを積み重ねて勝っていくという感じです。
確実にポイントを取っていかないとダメなんですね。
ダメなんですね。分かりました。あと階級についてちょっとお聞きしたいんですけども、階級は今何階級で闘われているんですか。
私は最近はちょっと53キロ級なんですけど、メインはいつも49で出ています。
49キロ。オリンピックの階級とあと全日本とか、そこやっぱり違いがあるんですか。
違います。オリンピックは4階級なんですけど、普段は8階級あって、その2階級ごとが合同階級になって、オリンピックは4階級になるので、結構一気にオリンピックは階級が大きく分かれるので、
みんなそれで結構、間の階級の子は上に行くのか下に行くのかで、すごい悩んでいます。
なるほど。分かりました。結構やっぱり大変ですよね。減量とかね。
そうですね。
やっぱり強い相手が同じ階級にいると、他の階級で戦いたくなったりとか、そういうことも考えるんですよね。
そうですね。私は49以外で出ようと思ったことは今まで全然なかったんですけど、結局はオリンピックそこなので、
でも結構周りの子だと、この子と相性悪いから階級を下に下げるとか、そういう子もいますね。
なるほど。そうですか。分かりました。ちょっとお話戻りなんですけども、今度始められて、全国優勝とか、そういったキャリアというのが当然お持ちだと思うんですけども、最初はいつ優勝されたんですか?
初めてシニアの全日本で優勝したのは高校2年生の時です。
高校2年生。その時の階級は何キロ?
その時は53キロ級でした。
すごいですね。高校生でね。
ありがとうございます。
またね、その後ずっとキャリアが続くんですけども、ちょっとそこは来週ですね、詳しくお話をしたいというふうに思っております。
ありがとうございました。今週はですね、上北信用金庫所属女子テコンドー日本代表の山田みゆさんにお越しいただきました。
それではですね、大学時代のエピソードだとか、テコンドーへの向き合い、減量についてお話をお聞きしたいと思っております。
山田選手、今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルダップローカル、本日はここまでとなります。
番組の感想は、各媒体のコメント欄かXで、ハッシュタグビルダップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
そして、いつも番組をお聞きくださっているリスナー様に素敵なお知らせ、上北信用金庫、上北アスリートクラブ様よりプレゼントをいただきました。
上北アスリートクラブオリジナルマフラータオルを抽選で、計5名様にプレゼントをいたします。
詳しくは、渋沢くんFM公式Xをご覧ください。
皆様のご応募、どしどしお待ちしております。
お相手は、ビルダップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。