今月のゲストは、
城北信用金庫 Johoku Athletes Club所属
テコンドー女子・-49kg日本代表 山田美諭さん
にお越しいただきました。
【今週のテーマ】
・城北信用金庫入庫後の競技生活
・怪我からの競技復帰について
【番組内容】 スポーツ×街づくりをテーマに、30年のスポーツ界でのキャリアをもつ常田幸良が、
スポーツを通じて街を盛り上げる様々な人にフォーカスを当て、掘り下げていく番組です。
番組の感想は各媒体のコメント欄、または X(旧Twitter)で #ビルドアップローカル
でよろしくお願いいたします。
【配信日】 毎週金曜日
【出演】 パーソナリティー: 常田幸良
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サマリー
城北信用金庫に所属する女子テコンドー日本代表の山田美諭さんが、アスリートとしての生活や東京2020オリンピックの経験について語っています。彼女は入港の経緯や仲間からの刺激を受けること、地域貢献活動に参加することがテコンドーの魅力を広めるきっかけになったと述べています。また、女子テコンドー-49kg日本代表の山田美諭さんは、復帰後のトレーニングやパリオリンピックに向けた心境についても語っています。特に、リハビリの過程や選考会での悔しさを通じて、挑戦し続ける意義を強調しています。
城北信用金庫との出会い
ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今月のマンスリーゲストは、城北信用金庫所属 女子テコンドー日本代表の山田美諭さんにお越しいただきました。山田選手どうぞよろしくお願いいたします。
今週は、城北信用金庫に入港後のアスリートとしてのお話について、ここを中心にお伺いしたいと思っております。
城北信用金庫を所属ということで、先週も少しエピソードをお話しいただいたと思うんですけれども、改めてちょっと振り返っていただいて、なぜこの城北信用金庫を選ばれて入られたかというのをちょっとお話いただいてよろしいですか。
私はアスリートと企業をマッチングさせる就職支援のアスナビに登録していたんですけど、そこで城北信用金庫さんに声をかけていただいて入港することになったんですが、
城北信用金庫に決めたきっかけは、私以外にもアスリートの方が何名かいて、マネージャーさんの方もすごく選手のことをとても考えてくださる方というか、理事長も気さくに話しかけてくださって、すごく温かい信用金庫なのかなっていう思いもあって、
いろんな競技の方の刺激も受けられるかなという思いもあって、城北信用金庫に決めました。
なるほど。アスリートクラブというのがありますし、そこにマネージャーもいらっしゃるということで、スポーツというか競技に理解のある金融機関であったということでしょうね。実際入ってみてどうでした?
そうですね。アスリート、私が入った時も7、8人ぐらいいたんですけど、本当にみんな仲が良くて、今もよくアスリートでご飯に行ったりとか、私同期は倉知美穂なんですけど、倉ちゃんも家も近いのでしょっちゅう家に行ったりとかもしてますし、
僕に入って一番良かったなと思えるのは、このアスリートの仲間に出会えたことが本当にすごく、私の中でもすごく心の支えにもなってますし、みんなから刺激を受けていて日々頑張ろうという思いにもつながっていますし、
あとは金庫の地域の取り組み、地域貢献活動も私も一緒にやらせていただいてるんですけど、そういった中で改めてテコンドの魅力を伝えることができたりとか、初心を思い出すことができるというか、
自分が公演とかでお話をする立場にあっても、自分自身の勉強にもなって、競技もそうですけど、そういった部分でもいろんなことを勉強させてもらってます。
ジョークアスリートクラブの中に入られて、競技もいろいろと多種多様じゃないですか、いろんなアスリートがいて、それが結構刺激的になっているんじゃないかなという感じがしますね。
他の競技を見に行くとかも今までなかったので、やっぱりその仲間がいるので、みんなの応援に行ったりとか、先日もレスリングのナタミルカちゃん、新入職員で入ったルカちゃんの応援に行ってきたんですけど、レスリング初めて見て、すごいかっこよかったですし、面白かったですし、めちゃめちゃ刺激もらえました。
なんで、こんなにアスリートが関わりがある企業なかなかないですよね。そこも私は序北の好きなところです。
東京2020オリンピックの挑戦
なるほど、わかりました。ありがとうございます。序北に入られて、東京2020オリンピックに出場されるんですけども、どんな思いで戦ったんですか。
やっぱり悔しかったのは無観客になってしまったことだったんですけど、本当は理事長にも序北信用金庫の皆さんにも家族にもみんなに応援してくれる方、みんなに見ていただきたかったのが本音だったんですけど、とにかく開催国ということで、そんなチャンスはもうないと思ってましたし、
もう意地でもメダルを取ってやるので思ってました。なしにテコンドがやっぱりまだ空手よりは認知度も低いので、これをきっかけに私がメダルを取ることでテコンドをもっとたくさんの方に知ってもらいたい、そういうきっかけにしたいというふうにすごく思ってました。
なるほど、なんとか勝ちたいというね、そういう気持ちでね戦ったんだと思うんですけども、周りサポートをしている方の顔とかね、いろいろこう思い浮かびながら戦ったんじゃないですか。
はい、上北信用金庫さんが職員の方の寄せ書きとかを用意してくださってしてたんですけど、それも選手村に持って行ってたので、試合の前日はその寄せ書きを見て、かぶって寝てました。パワーもらってました。
やっぱりアスリート応援するって素晴らしいことですよ。見てる方もね、それを何か感じ取っていただいて、実力を発揮していただくっていうね、そういう本当にスポーツというのは素晴らしいなというふうに思います。結果はメダルが取れなかったんですよね、5位だったんですかね。
本当にそこは悔しい気持ちだったと思うんですけども、終わった後、次に向けてということで、どんなことを考えられていたんでしょうか。
終わった後はもうなんか燃え尽きた感じがすごくて、あとはやっぱりメダルが取れなかったその瞬間、3位決定戦で負けた瞬間に、メダルがあるとないとじゃあこんなにも差があるんだなっていうのを感じましたし、
そうですね、すぐにはパリっていうふうに自分の気持ちを持っていくことができなかったんですけど、ただそのすごい東京オリンピックで、私がそのメダルを3位決定戦で勝っていたら、日本人第1号のメダリストになっていたっていうこともあって、
急遽地上波で放送されることになって、私の試合がまさかでもテコンドーが地上波で放送されるなんて思ってもなかったので、アプリの配信だけかなと思っていたんですけど、それも試合が終わってから知って、自分が思ってた以上にたくさんの方が試合を見てくださっていて、
インスタグラムももうメッセージがすごいことになっていて、その時は本当に今までテコンドーやってきて本当に良かったなっていうふうに思いましたし、顔も知らない方たちがこんなにも熱いメッセージを送ってくれるんだなってすごく驚きました。
ただやっぱりその後はすぐにパリっていうふうに決めることができずに、私はちょっと1年間悩んでいたので、ちょっと理事長にお話をして、ちょっと考えたいっていうことを伝えて、理事長はその時にミューちゃんの好きなようにしなさいって言ってくださったんですけども、その言葉がすごくありがたくて、
すごく嬉しかったですし、その後も私1年競技復帰を決めるのにかかってしまったんですけど、その1年間も私に急かして聞くようなこともなく、すごく温かく見守ってくださって本当にありがたかったですね。
競技復帰と地域貢献
競技に復帰するまでの1年間っていうのをどんな時間として捉えて過ごされてたんですか?
そうですね、毎日出勤していたので、今までとは全くこう生活も変わって、ただそのイベントだったりとか職員向けの講演会なども行っていたんですけど、そういった中でやっぱり試合応援してたよとか、直接声をかけてくださったりとか、街でその、あ、山田選手ですかって言っていただけることもあって、
やっぱり自分が思ってた以上に本当にいろんな方に応援していただいてたんだなっていうのと、そういうのも実感できましたし、あとはその先輩である鈴木沙織さんが北京オリンピックを控えていて、で、その私はその出勤していたので、逆にマネージャーのサポートで沙織さんの応援をしていたんですけど、
で、そういった中でいろいろ皆さんパブリックビューイングの準備をしたりとか、その私の東京オリンピックの時も皆さんこうやって準備をしてくださってたのかなって思うと、なんかすごくそういったことも知れてよかったなっていうのも、それでまたさらに感謝の気持ちも芽生えましたし、
そうですね、私にとってその1年間は結構競技を二復帰するに向けてすごくプラスになる部分も大きくて、上北信用金庫をもっと好きになる期間でもありました。
ということはもう有意義な時間を過ごして、次に対するなんていうのかな、心の準備も整ってきたっていうことなんでしょうかね。その気持ちが強くなって、パレに対する気持ちが強くなったっていうことになったんでしょうかね。
そうですね、あとはやっぱりその今私が頑張って世界に成績を出してテコンド引っ張っていかないといけないんじゃないかっていう気持ちも強く芽生えました。
なるほど、わかりました。1年終わって復帰後なんですけども、復帰された後どんな活動というかトレーニングそれからどんな大会に向けてやられてたんでしょうか。
復帰したのが2022年の夏頃だったんですけど、そこから意外とその動きも割と早く戻ってきて、順調に世界選手権の代表とアジア競技大会の代表も内定が決まっていたんですけど、復帰して半年で全自治人体を切ってしまって。
すごくショックだったでしょう。
めちゃめちゃショックでした。
練習中ですか。
海外遠征に行っていて、スペインで練習をしているときに相手と組手をしている最中に切れてしまったんですけど。
なるほど、手術とかされたんですよね。
そうですね、2回目の。1回目は大学4年生のときリオリンピックの選考会で手術をして、2回目はパリオリンピックの1年前とかだったので。
でもそのときはすぐ全自治人体かなっていうのが頭によぎっていたので、すぐ手術して、今なら間に合うっていうふうに頭ですぐ計算をして、帰ってすぐ診断を受けて手術だねってことになって、すぐ病院に連絡して。
とにかくもう1回も経験しているので、流れは分かっているので、とにかく復帰をしてパリ、まだチャンスは残っている。
パリの選考会に出れない、それまでに復帰できないっていう時期だったら、多分私もすごく悩んで落ち込んだと思うんですけど、まだチャンスはあるっていう、そこがすごく私の中では大きくて、そこに向けてとにかくやるしかない。
でも今、もしこの状況でパリに出場できたら、めちゃくちゃかっこいいじゃんって自分の中で思って、それをモチベーションにやっていました。
今のお話を聞いて、本当にその気持ちの高め方っていうのがすごくかっこいいなって思いましたよ。
そうやって復帰までに長いリハビリも当然あるし、治ってからのコンディションの上げ方だとかすごく難しいと思うんですよ。
選考会の挑戦
やっぱり気持ちを最後に切らさないっていうのがすごいなって思いましたね。
ありがとうございます。
長いリハビリをそこで経て、本当につらかったと思うんですけども、パリオリンピックの選考会の日本選手権に出られるんですよね。
そこでの結果が2位ということだったんですけども、残念ながらそこで厳しい状況を迎えてしまったっていうことですよね。
その時はどんな思いだったんでしょうか。
そうですね。手術が1回目と2回目の時で結構やり方が変わったんですけど、それもあったのかちょっと人体の炎症がひどくて、なかなか思い通りにリハビリを進めることができなかったんですけど。
結局パリのその選考会の前に組手の練習ができたのも5回とかで、結構その状態で臨むっていうのも自分の中ですごく不安もありましたし、でもやるしかないっていうのもあったので、とにかくやれることをやろうっていう思いで臨んだんですけど、
試合中にまた全10次人体再受賞してしまって、すごく悔しかったんですけど、でも私は挑戦できたことは本当に良かったなと思ってますし、出場したことに後悔もしてませんし、
ただやっぱり練習を積んで試合に出たいっていう思いがあったので、本当はそこで引退をしようかとも考えてたんですけど、このままじゃ引退できないっていう思いも出てきて、先の目標を見つけることにしました。
もし万全な状態だったらっていうこともあるんでしょうけど、でもそれでも日本選手権で2位っていうのも素晴らしい成績だと思うんですよね。ありがとうございます。今週は常福信用金庫所属、女子テコンドー日本代表の山田みゆさんにお越しいただきました。
来週はアスリートとして取り組まれている地域貢献活動についてお話を伺いたいと思っております。山田選手、今日はありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルダップローカル、本日はここまでとなります。番組の感想は各媒体のコメント欄かXでハッシュタグビルダップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
そして、いつも番組をお聞きくださっているリスナー様に素敵なお知らせ、常福信用金庫常福アスリートクラブ様よりプレゼントをいただきました。常福アスリートクラブオリジナルマフラータオルを抽選で計5名様にプレゼントをいたします。詳しくは渋沢くんFM公式Xをご覧ください。
皆様のご応募、どしどしお待ちしております。お相手はビルダップローカル番組ナビゲーターの常田幸永でした。それではまた。
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