1. BUILD UP LOCAL!! / ビルドアップローカル
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2025-04-11 16:59

#18‐2 ゲスト:日本トライアスロン連合オリンピック・ナショナルチーム次世代ヘッドコーチ 田山寛豪さん

今月のゲストは、

日本トライアスロン連合オリンピック・ナショナルチーム

次世代ヘッドコーチ 田山寛豪さん

にお越しいただきました。

 

【今週のテーマ】

・トライアスロン競技について


【番組内容】 スポーツ×街づくりをテーマに、30年のスポーツ界でのキャリアをもつ常田幸良が、 

スポーツを通じて街を盛り上げる様々な人にフォーカスを当て、掘り下げていく番組です。 

番組の感想は各媒体のコメント欄、または X(旧Twitter)で #ビルドアップローカル  

でよろしくお願いいたします。 


【配信日】  毎週金曜日  


【出演】  パーソナリティー: 常田幸良 


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サマリー

このエピソードには田山寛豪さんがゲストとして登場し、トライアスロンの種目や距離について詳しく解説しています。特にオリンピックやアイアンマン大会に関する情報が提供されます。また、競技者が必要とする準備やコンディション調整についての洞察が語られ、トライアスロンの魅力と挑戦が際立ちます。田山さんは、トライアスロンにおける競技経験やメンタルコントロールの重要性についても話しています。ロングディスタンス競技に挑戦しつつ、自身のトレーニングやレースのオフについてのエピソードも共有されます。

00:09
BUILD UP LOCAL!!
BUILD UP LOCAL!! 番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、
ゲストの皆様とともに、スポーツを通じて、街を豊かにしようという番組です。
トライアスロンの競技形式
さて、今月のマンソリー・ゲストは、トライアスロンの元日本代表、
現在は、日本トライアスロン連合オリンピック・ナショナルチーム次世代ヘッドコーチの、田山寛豪さんにお越しいただきました。
田山さん、どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今週は、トライアスロンの競技について、田山さんにいろいろお聞きしたいと思っております。
早速なんですが、トライアスロン3種目の副王競技ということなんですけれども、
いくつか距離によっても分離されているんですけれども、その辺を少し解説というか、教えていただけますでしょうか。
オリンピックで行われる距離は、スタンダードディスタンスと呼ばれていて、
水泳が1.5キロ、バイクが40キロ、ランニングが10キロ、トータル51.5キロの距離で行われます。
大体、女子の選手で2時間前後ですね。
男子の選手で1時間45分から50分ぐらいで終わる競技になっています。
このオリンピックディスタンスの半分の距離で行われるスプリントディスタンスというのは、女子の選手でも1時間を切ってくるスピードレースになってきています。
男子の選手でも50分から55分ぐらいで行われるスピードレースなんですが、
今はこのスプリントディスタンスとスタンダードディスタンスの両方をやりながら、
オリンピックのポイントを獲得していくという流れが、オリンピックになる選手は求められる大会になります。
また、生涯スポーツでも言われているアイアンマンというロングの大会は、
水泳が3.8キロ、バイクは180.2キロ、最後にフルマラソン42.195キロというのが待っている。
これがアイアンマン、ロングの大会でよく世界大会とかも行われています。
なるほど、すごいですね。
よく周りの方はすごいですねって言うんですが、結構やってる人は楽しんでやってる選手が多くてですね、
競技スポーツでもありながら生涯スポーツでもあるというところで、健康を維持するために始める方も多くいますね。
なるほど、スプリントとスタンダード、それからアイアンマンのロング、大きく分けてこの3つに分かれているということですね。
分かりました、ありがとうございます。
トレーニング方法と競技者の自覚
それぞれ距離が違いますので、それぞれのトレーニング方法っていうのはあるんでしょうか。
そうですね、スプリントはやっぱりスピードを求められる大会なので、
種目、距離なのでやはりスピード強化の練習も必要にはなりますが、
私がやってきたスプリントもスタンダードもロングもやってきましたが、
練習時間はやっぱりロングになるにつれて長くはなるんですが、
やってることは大きくは変わらないですね。
そうなんですね。
トライアスロンっていうのは一つ一つの種目の成果、強化をすることも大切なんですが、
自分をいかに知るか、自分の力をどうやって発揮するかっていうところに大きなポイントがあるので、
自分が練習でその種目を強くする、強化をするっていうことよりも、
どれだけ自分の体がこの大会で力を発揮できるかっていう自分を知ることの方が重要になってきますね。
なるほど、そうなんですね。
なかなか自分を知るっていうのはすごく難しいと思うんですけども、
その大会に適したコンディションを作っていくっていうことに関してもすごく難しさがあると思うんですよ。
その辺はいかがですか?
大会に向けての調整方法っていうのは本当に順に至る順に変わってます。
特に私なんかはよく大山すごいなって言われるのが、レースの前日は全く動かないです。
完全中央をして、いかにトライアスモのレースがしたいっていう気持ちを奮い立たせて、
翌日の朝から準備をしてスタートラインに立つ。
その時にスタートラインに立った時に、今日は勝ったって思った時は強いですね。
そうなんですね。
なるほど、わかりました。
あと大会によっても環境との戦いっていうのも多分あると思うんですよ。
例えば水温であったりとか、冷たいコンディションであったりとか、温かいコンディションであったりとか、
大山さんの場合はどちらのほうがいいんですか?
私は冷たい。
水温が低いところのほうの大会が好きで、以前バンクーバーで大会出た時は水温が11度、12度だったんですね。
その時はウェットスーツはもちろん着るんですけど、ウェットスーツから出てる肌のところがめちゃくちゃ痛いんですよ。
なので顔も固まっちゃってですね、スイムアップ終わってから監督のところに来て、水くださいって言えないんですよ。
水くださいって。
本当こんな感じでですね、笑いを求めてるわけじゃないんですけど、監督はお前何言ってんだみたいな、
そんな感じになるぐらい自然をしっかりそこに対応できるような、対応力っていうところも勝っていくためにはポイントを上げるためには必要なスポーツですね。
なるほど。一口に対応力って言いますけども、12度の水温の中で普通の人は頭がキンキンキンキン痛くなって泳ぐないですよね。
そうですね。その練習をしてなかったりだとか、一般の方がそこで泳ぐっていうのは危険ではあるんですが、そういうトレーニングをしっかりしてますし、
このバンクーバー大会に向けて、私サウナとか好きなんですけど、スーパー戦闘でしっかり水風呂で鍛えたりだとかですね、
熱いところのレースではサウナで初熱対策をしたりだとか、そういう準備、体に順応するようにして現地に入れるか。
これも対応力と準備力っていうところがトライアスロンのいろんなところで熱いところと寒いところでやるので、
その準備をいかにできたその選手がレースで勝てるっていうところにつながってきます。
大会とポイントシステム
なるほどですね。さて一方でですね、どんな大会がそのトライアスロンにはあるのかということをちょっとお聞きしたいんですけども、
オリンピックがあるのは我々もよく知ってるんですが、あと他にどんな大会があるんですか。
毎年ですね、世界選手権、アジア選手権という日本を代表して戦うレース。
また世界トライアスロンシリーズって今横浜で毎年開催されていますが、5月に。
この世界トライアスロンシリーズっていうのは年に6レースぐらいあるんですね。
この大会でポイントを取ると大きなポイントが獲得できるので、重要な大会が国際大会が横浜で行われています。
その下はワールドカップ、またその下がコンチレンタルカップっていうのがありまして、日本の国内では日本選手権というのが一番大きな大会になってきます。
なるほど、一番最高峰ってことですね。
そうですね。
その大会で11回優勝しているという、田山さん素晴らしいんですけども。
ポイントの話が出ましたけども、世界選手権以下でポイントが位置付けられていて、それによってオリンピックに出られるとかそういうことになるんでしょうか。
そうですね。世界の大会を転生しながらコンチレンタルカップでもしっかりポイントを取る。
ワールドカップでもアジア選手権、世界選手権全ての大会でポイントを取って、そのランキングで国別の枠が決まったりだとか、自分の順位が決まるというところもあるので、ポイントを獲得していくことがオリンピックにつながるポイントになってきます。
なるほど。そのポイントの取りに行き方でしょうかね。自分が今のポジションで何ポイント取らなければいけないかということを計算しながら、年間の試合のレースのスケジュールを組んでいくという、そんな形になるんでしょうかね。
そうですね。50位以内に確実に入りたい選手は、あと自分が何ポイントを足せるのかとか、あと何日経ったらこのポイントは減っちゃうのかというところはですね。
減るってこともあるんですね。
減ることもあります。なのでその計算をしっかり密にしながら、自分の位置を確認して転戦する方がいいのか、それとも決まったレースで一発にかけた方がいいのかというのは選手によって変わってきますね。
なるほど。ちなみに田山さんはどちらのタイプ?
はい、私はもう一発にかけるタイプでした。転戦はなかなか効かなかったんですけど、ここ一発にかけるというときにはしっかり準備をしてですね。それで世界選手権もゲットしましたし、オリンピックもそれで勝ち取ったという経験がありますね。
転戦されるアスリートの方って、大体年に何回ぐらい試合をレースをこなすんでしょうか?
多い選手だと15から20レース。
15ですか?
はい。多い選手はそのぐらい転戦しながら、日本国内ならず海外に拠点を置きながら、ヨーロッパを転戦したりだとか、オセアニアで転戦したりだとか、そういう選手は多いですね。
そうですか。積み重ねで次の大きなステージに行けるってことですね。
田山のトライアスロン経験
あと天和さんですね、先ほどロングディスタンスの話がちょっとちらっと出ましたけども、いつロングに出られたんですか?
私が初めて出たのは2005年ですね。ニュージーランドのタウポって行われたアイアンマンのレースなんですが、2004年オリンピックが終わった後に、北京オリンピックで次メダル獲得するためには、ロングで本当のトライアスロンを知る必要があるなと。
そこを1回経験しなくちゃいけないなというところで、ちょっとやってみたいなという気持ちからタウポに出場して、そこで運良くハワイの権利をゲットしまして、世界選手権の。10月に行われるハワイアイアンマンに出場して、アイアンマンは2回出場しました。
なるほど。ニュージーランドのタウポ、この大会で初めてその大会に出て、そこでチャンピオンシップのスロット獲得できたと。それすごいですね。
オリンピックディスタンス、オリンピックをメインでやってたので、ロングでどこがすごいかっていうのはあんまりわからなかったんですけど、1回で取れたっていうことはすごいよっていうのはその時も言われてました。
なるほど。これもやっぱり田山さん適応能力というか、トライアスロンが合ってるんでしょうね。
そうですね。やっぱりトライアスロンが好きっていうことと、距離が変わってもトライアスロンなので、距離が変わることによって自分が弱くなるんじゃないかとか、距離が変わることによって自分のパフォーマンスが出ないんじゃないかっていうよりも、
距離に応じた自分の力の出し方を自分なりに振り返りながら、自分の力はどうした方がいいっていうのを自分と対話しながらレースしてましたね。
なるほど。ということはトレーニングもそういったような内容で向き合ってたってことですかね。
そうですね。バイクの時間が180キロなので、5時間から5時間半かかる競技になってくるので、その時間を耐えられるか。また5時間耐えた後にフルマラソンなので、ただ自転車の練習だけやってればいいっていうことではないので、強度は低いんですけど長い時間の練習は増えてきましたね。
最後フルマラソンですけども、42.195キロじゃないですか。国内でもフルマラソンのレースとかってありますけど、そういう大会って出たことあるんですか。
はい。私は勝田マラソンで2時間30分で。
2時間30分!?すごいな。
もちろんマラソンの練習なんかわからないので、トライアスロンの練習の中で勝田マラソンに出て2時間半。しかも薄底だったんで当時は。
今よく学生に言うんですけど、お前らはこれ速く走れる靴だかぞって。だからもっと楽しんで走れと。
俺らの時代はもう薄くて足が痛くなって、でもそれでも走り方を考えながらやってきて。でも楽しかったんですけど、考える時間があったので。
今の厚底シューズっていうのは誰でも速く走れるシューズなので、より深く、より感じて走って、その成果を生かすためには考えなくちゃいけないっていうのはよく学生、選手に伝えてますね。
そうなんですね。なるほどですね。ちょっとロングの話に戻りますけども、チャンピオンシップに出られて、国内では何か大会に出られたんですか。
国内では宮古島の大会に出場しまして、その宮古島の大会もただ宮古島に向けて頑張るだけではなくて、前の週にワールドカップの石垣島大会に出た翌週に宮古島の大会に出場して。
やっぱりこう連戦が効かなかったんですけど、宮古島でも表彰台上がりたいっていう目標はあったんですけど、最後ちょっときつくなって追い上げることができなくて4位だったんですけど、ちょっと悔しい思いはしましたが、連戦でもこのぐらいの結果は出せる。自分をコントロールすることはできたなっていう大きな自信になりました。
なるほど。連戦でロングディスタンスに出て結果4位。これはすごいな本当に。鉄人ですね。
でも自分ではあんまり感じないんですよね。自分が鉄人っていうよりも、トライアスロンが好きでやってきたことをいかにこのレースに向けて100%120%自分の力が出せるようにペースのコントロールだったりだとか気持ちの入れ方っていうところを集中してやっているので、頑張るだけがレースではない。
自分との対話。レースでここ行きたいっていう時ってたくさんあるんですよ。気持ちよくなってここ一回ペース上げたいなって思う時ってたくさんあるんですけど、いかにそこで我慢できるか。そこで我慢して最後の最後で力を出し切って勝負どころで出し切って勝ちを取るっていうところは常にレースをしながら意識してました。
なるほど。メンタルコントロールの重要性ってことなんでしょうかね。
そうですね。
はい、ありがとうございます。今週はですね、トライアスロンの元日本代表、現在は日本トライアスロン連合オリンピックナショナルチーム次世代ヘッドコーチの田山裕勝さんにお越しいただきまして、トライアスロンの競技について伺いました。
トレーニングと大会の挑戦
来週は競技生活、それからトレーニング環境についてお話を伺いたいと思っております。田山さん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
続いては、常田幸永がお送りしているビルダップローカル。本日はここまでとなります。番組の感想は各媒体のコメント欄か、Xでハッシュタグビルダップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
そして、いつも番組をお聞きくださっているリスナー様に素敵なお知らせ、公益社団法人日本トライアスロン連合様よりプレゼントをいただきました。
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お相手は、ビルダップローカル番組ナビゲーターの常田幸永でした。それではまた。
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