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ビルドアップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、
これまでの経験とゲストの皆様とともに、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今月のマンスリーゲストは、TOKYO UNITEの井上哲さんにお越しいただきました。
井上さん、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは早速なんですが、井上さんは1971年の生まれ、東京都のご出身ということで、
今週は井上さんに、TOKYO UNITEの設立経緯や、それから目的、こういったところを中心に伺いたいと思っております。
まず、TOKYO UNITEなんですけれども、初めてその名前を聞いた方も、もしかしたらいらっしゃるかと思いますので、
TOKYO UNITEの概要についてお聞きしたいんですが、よろしいでしょうか。
TOKYO UNITEというのは、プロジェクトの名称でして、2022年の7月7日に船出しました。
TOKYO UNITEというのは、東京都を本拠地としているスポーツチームや団体が集まったプロジェクト、
連携したプロジェクトとなっています。
チーム・団体というのが、プロ野球のヨメリジャイアンツ、ヤクルト・スワローズ、
JリーグのFC東京、東京ベルディ、FCマチダ・ゼルビアス、Bリーグ、バスケですね、
アルバルク東京、サン・ロッカーズ・シグナル、女子サッカーのWIIリーグのニッテレ・東京ベルディ・ベレーズ、
ラグビーリーグ1の東芝・ブレイブ・ルーパス、サントリー・サンゴリアス、リコー・ブラックラムス、
卓球にもTリーグがございます。Tリーグの木下・マイスター・東京。
さらには、皆さんあまりご存じないと思うんですが、水泳にもプロチームというのがありまして、
インターナショナル・スイミングリーグというISLという国際的なプロ水泳リーグがありまして、
最後に東京フロッグキングスというチームが所属しています。
今ので13チーム目なんですけど、最後に競技団体として日本相撲協会さんにも加わっていただいて、
この14チーム団体で連携して取り組んでいるプロジェクトが東京ユナイトでございます。
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なるほど。夢のようなスポーツ団体というか、集まりということですよね。
そうですね。やはり大都市東京ですので、数多くのスポーツチーム、スポーツ団体がありますし、
それぞれのチームがものすごい知名度があって発信力があって、一つ一つでもパワーがあるんですが、
それが連携することで、よりパワーを持って何かをしていこうというふうな考えです。
東京ならではということも考えられますし、それだけのチームがまず東京にあるということが、これすごいことですよね。
そうですね。しかもまだまだ他にもたくさんあります。
なるほど。これだけのチームあるいは団体を集めたご苦労って相当あるんじゃないですか。
そうですね。なぜこの東京ユナイトというプロジェクトが始まったかというお話をさせていただければと思います。
ぜひお聞きしたいですね。
先ほどご紹介しました東京フロッグキングス、これのGMトップの人物というのが、
水泳の北島康介さんです。その北島康介さんと共通の知人がおりまして、
その知人を通じて北島康介さんがちょっと相談したいことがあると言われました。
私は今東京ユナイトの事務局を運営させていただいているんですが、
長いことスポーツの世界にいまして、特に野球、プロ野球、メジャーリーグとの関わりが長いことやっております。
ちなみにチームってどこだったんですか。
メジャーリーグは例えばニューヨークヤンキーズとかとのお仕事をたくさんしているんですが、
北島康介さんがこの東京フロッグキングスというプロ EAチーム、スウィーミングチームのトップに立たれて、
当然競技者としてはもう世界の頂点を極めていらっしゃる。
ただチームのGMという立場としては初めてということがあって、
そのプロスポーツチームの運営であったりとか、あるいはこれはISLという国際的なスポーツ組織、海外のスポーツ組織なので、
そういった私のメジャーリーグと向き合ってきた経験をちょっとお話ししてもらえませんかというお話があったんですね。
そのお話の延長線上と言いますか、雑談の中で北島さんの方から、
ところで東京っていろいろなプロスポーツチーム団体がありますけど、
皆さん横でつながって連携していろいろなことをされているんですかというふうに質問されたんですが、
実は全くしていなかったんですね、その時。
せっかくこれだけ知名度発信力のあるチームが東京にそろっているのに、
横で連携しないのはもったいないですよねと。
連携して何かに一緒になって取り組めば、ものすごく大きな力を発揮しますよねと。
とにかく何か面白いことができそうですよねという話になりまして、
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分かりましたと。
いろいろとスポーツの世界に長いことがいるので、私の仲間とかにも相談して、
ちょっといろいろと声をかけて回ってみますと。
言って声をかけたのが、まさに先ほど紹介した重要なチーム団体です。
初対面の方がほとんどだったんですけど、仕事上でそのチームとは関わっていたけど、
その担当の方であったり、お会いして話すのは初めてだったんですけど、
この考えを、このプロジェクトの概要を説明しましたら、
全チームがすぐにぜひやりましょうとおっしゃっていただきました。
それでスタートしました。
北京人が水泳の北島康介さんが、まずスポーツチームの横の連携を取って、
何か面白いことをやろうよということがスタートで。
井上さんたちが動き出して、いろんなチームへの働きかけというか、
説明をして、この重要なチーム団体が集まったというか、
共感をして自発的にというか、そういったことなんでしょうかね。
そうですね。先ほど申し上げた2022年7月7日というのが、記者会見をしまして、
この東京ユナイトの発足の経緯ですとか、
今後どうしたい、いきたいのかというのを発表する記者会見をいただきまして、
そこには東京都の小池都知事とスポーツ庁の室伏長官にもお越しいただきまして、
それぞれのチームの代表者ですね、社長さんですとかに全員集合してもらってお話をさせていただき、
さらにはその日、東京ドームでちょうどジャイアンツ対ソワロースの試合があったものですから、
その試合前にそれぞれのチームの選手あるいは、あとOBに来ていただいて、
14人一斉に支給式をやらせていただきました。
14人で支給式をやったんですね。すごい。
そこからスタートしました。
そうなんですね。7月7日記者会見で小池都知事と室伏長官もお一緒されたということで、
関心の高さが伺えますよね。
そうですね。先ほど東京には他にもたくさんチームがあるというふうに申し上げましたけど、
実際にこの2022年7月7日の記者会見を行った日に、2チームほどから連絡がありまして、
ぜひ自分たちも東京ユニットに参画したいんですけど、どうすればよろしいでしょうかという話もありました。
2020年7月7日の記者会見と支給式というのは、結構スポーツ界にもいろいろとインパクトを与えたんじゃないかなというふうに考えています。
なるほど。分かりました。ありがとうございます。
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続きまして東京ユニットのこれから活動、取り組みにおいて、東京を中心に活動されるということなんですけども、
東京をどのような形に変えたいのか、その辺のビジョンというか考えがもしあれば、ちょっとお聞きしたいなと思うんですけども。
東京ユニットで何をしようかというのは、暗黒している14のチーム団体の皆さんと対話を重ねながらやっていくものです。
こちら裏方と言いますか、事務方の方から押し付け隊だとか、こっちからこういうふうにやりましょうというものではなく、皆さんの意見を反映させながら進めていくプロジェクトとなっています。
スタートした頃から各チームの皆さんと対話をしていく中で、一体何をやっていこうかというときに、3つの柱と言いますか、を定めました。
一つ目の柱がこれが一番中心の一番太い柱なんですけど、社会貢献活動、社会課題解決活動を進めていこうと。
特に我々東京がホームタウンのチームですので、東京の抱えている課題をスポーツの力で解決していこうというのを一番最初の柱として定めました。
ただ、社会貢献活動、課題解決活動というのは、あまりこういう話って皆さんさっけがちなんですけど、お金がかかるんです。どうしても。
もちろん人の善意であったりとかによって成り立つものの、それが長続きする、サステナブルであるためにはどうしてもお金というバックグラウンドがなくてはならない。
そうなると、この14のスポーツチーム団体のチームとしての経営が当然安定した方がいい。
そしたらこのチーム同士で、コーマーケティングというんですかね、共同マーケティング。
自分たちのファンを相互送客して、自分たちのビジネスもしっかりしていこうと。
一番歴史があるのは数百年の歴史がある日本相撲協会さんです。
次がプロ野球のジャイアンツさん、ヤクルトさんはもう約90年の歴史がある。
一方で生まれたばかりのチーム、ラグビーのリーグワン。もちろんラグビーというチームは昔からあるんですけど、
リーグワンとして発足したのがその時、初年度を迎えようとしていた。
卓球のTリーグも新しいです。そういった意味ではBリーグも新しいといえば新しい。
そういったスポーツの世界の先輩方といえばいいんですかね、兄貴分みたいな。
人たちのノウハウを新しいチーム、新しいリーグの方々と共有し合う。
そうすることによってそれぞれのチームの体力強化。
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そのまま東京のスポーツ界がどんどん発展する。というのが二つ目の橋ですね。
ですから自分たちのビジネスもちゃんと成長させるというのが二つ目の橋。
三つ目がスポーツが生活の中にどうすれば溶け込むかという。
海外だと一番分かりやすいのが、例えばニューヨークを歩いていたら、
サラリーマンでもニューヨークヤンキーズのキャップをかぶって出社したりだとか。
街中では自分の地元の地域のチームの何かしらのジャンパーだとかTシャツを着て生活したり。
本当にその生活の中にスポーツが溶け込んでいると思うんですけど。
なかなか日本は東京の方が東京のチームのアパレルを着て普段生活しているというのをあまり見かけない。
スポーツが生活の中に溶け込んだ世の中、世界、日本というのを東京から発信できたらいいよね。
ということから、東京ユナイト×それぞれのチームのオリジナルアパレルラインを立ち上げて、立っているのが3つ目の柱という形になります。
なるほど。3つの柱、素晴らしいですね。
方向性というのは事務局がレールを引くということではなくて、
14のチーム、それから団体、これが主体的に考えながら歩んでいくという、そういうイメージなんですね。
そうですね。
特に社会貢献、東京の抱える課題って何なのというところからみんなで話し合って、
その時に色々と会話していく中でたどり着いたのが、やっぱりスポーツと非常に親和性の高い子どもたち。
子どもたちが自分の家庭環境であったりとか経済状況であったりとかに関係なしに常にスポーツに触れることができる。
スポーツをする、見る、触れる機会が与えられるようにしたいよねと。
そういったところからやっぱり子どもたちを中心とした課題解決、社会貢献活動をしていこうかというふうになっていきました。
なるほど。分かりました。ありがとうございます。東京ユナイトについて本当によく分かりました。
今週は東京ユナイトの井上哲さんに東京ユナイトの概要についてお聞きしました。
来週は引き続き東京ユナイトの取り組みのYour Shoes Project、この取り組みについてお話を伺いたいと思っております。
井上さん、今日はお忙しいところ本当にありがとうございました。
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルダップローカル、本日はここまでとなります。
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お相手はビルダップローカル、番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。