1. BUILD UP LOCAL!! / ビルドアップローカル
  2. #6‐2 ゲスト:TOKYO UNITE井..
2024-04-12 16:29

#6‐2 ゲスト:TOKYO UNITE井上哲さん② 

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BUILD UP LOCAL!!
番組ナビゲーターの常田幸永です。
この番組は、30年のスポーツ界でのキャリアを経て、現在は地域金融機関に勤務している私が、
これまでの経験とゲストの皆様とともに、スポーツを通じて街を豊かにしようという番組です。
さて、今週もTOKYO UNITE井上哲さんにお越しいただきました。
井上さん、どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さて、今週は、井上さんにTOKYO UNITEが取り組んでいる
Your Shoesプロジェクトについてお聞きしたいと思っております。
まず、Your Shoesプロジェクトについてなんですが、この概要をお聞きしたいんですが、よろしいでしょうか。
はい。Your Shoesプロジェクトは、簡単に申し上げますと、
子どもたちに競技専用シューズ、サッカーのスパイク、野球のスパイクですとか、バッシュですとか、
そういった競技専用のシューズをプレゼントする企画でございます。
なるほど。このYour Shoesプロジェクトの発案というのは、一体どなたがやろうというふうに言い出したんでしょうか。
TOKYO UNITEというのは、三角全チームの皆さんと対話をしながら、物事を進めていくプロジェクトです。
さらに、TOKYO UNITEの三角14チーム団体以外の様々な関係者から、いろいろとお話を聞きながら、
東京の抱える課題を見つけ出そうという形で進めております。
このYour Shoesプロジェクトに関しましては、困窮家庭をご支援されているNPO法人、
キッズドアさんですとか、カタリバさんですとか、他にも複数のNPO法人の方々と話をしていて、
その課題を見つけ出そうと思ってアプローチして、いろいろと話をしている中で生まれたプロジェクトです。
我々プロスポーツチームとして子どもたちを支援していこうと決めたわけですけど、
子どもたちの今の現状、特に困窮家庭の子どもたちがどれほどスポーツに触れているのかというのをお話を伺いました。
あまり知られていないことなんですが、日本経済大国と言われている日本の子どもたち、
7人に1人が相対的貧困化にあったというふうに言われているんですね。
もちろん東京にもそういった困窮家庭もたくさんありまして、
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その困窮家庭の子どもたちがきちんとスポーツできているのだろうかという話をNPO法人の方々からお聞きしました。
やはり東京はそもそもスポーツ、球技をやれる場所が非常に限られている。
公園でキャッチボールしちゃダメですよとか、ボール蹴っちゃダメですよとか、
そうなると何かチームに所属したりだとか、スクールに通わないとスポーツができないことになっている。
当然そういったものにはその会費であったり、お月謝であったりとかがかかります。
そうなるとある程度裕福な家庭といいますか、余裕のあるご家庭じゃないとスポーツができないということになっています。
さらにはスポーツをする上でも用具代がかかります。
会費を払ってチームに参加できました。
でもユニフォームだ、スパイクだ、遠征費だというふうにかかってしまうので、とても子どもをそういったチームに入れられない。
やっぱり経済状況によってスポーツをする機会が奪われている子どもがこんなにいるんだというのを知ったんですね。
じゃあ東京ナイトとして何に取り組もうかと思ったときに、まずはNPO法人の皆さんが各ご家庭のお母さんとかに
スポーツをやっていく上で負担となっているのは何ですかと聞いたところ、靴という答えがわりと多かったですね。
やはり子どもたちも毎日のように走り回って、ですので靴底がすり減ってしまう。
さらにはどんどんどんどん成長するので、半年で1センチ足が伸びてしまったとか、サイズがどんどんどんどん大きくなっていくと。
なので靴というのは結構負担ですというお話を伺ったものですが、
我々として競技専用シューズをプレゼントするプロジェクトを立ち上げようというふうに考えました。
ありがとうございます。スポーツの道具って非常に高額ですもんね。
その中でも靴というのもその高額の部類に入ると思いますし、それが家庭の事情で例えば購入できないとかということで
子どもたちがその競技を諦めてしまうとか、そういったことも手を差し伸べるような取り組みにもつながるわけですもんね。
お母様方、ご家庭の声はいろいろと聞かせていただいたんですが、やはりサッカーを息子が好きでやっているけど、
サッカースパイクが変えないので普通のランニングシューズでやらせている。
そうするとすぐに親指のところが穴が開いてしまったり、踏ん張りが効かないというんですかね。
滑りやすいから思うようなプレーができない。
バスケットボールクラブ、バスケットが好きなので入っているけどバッシュは高いので、通常の小学校の体育館場でやらせている。
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そうするとジャンプして着地するときに痛いと子どもが言うんだけど我慢してもらっていますとか、いろいろとそういった話を伺いました。
これは本当に納得してあげたいなと、全チームの担当者が思いました。
わかりました。まさに子どもの才能を伸ばしていくという取り組みにもこつじる、そんなようなプロジェクトですよね。
そうですね。その子が持っている可能性って何事もやってみないとわからない。
ただやれることすらできない子どもたちが多い。どんな子どもでもあらゆる可能性が持てる世界であってほしい、東京であってほしいと。
シューズをプレゼントすることによってその子の可能性がもしかしたら開けるのであれば、それはやっぱり支援してあげたいねと。
なるほど。わかりました。ありがとうございます。このプロジェクトを進める上でシューズを支援するということなんですけれども、資金が必要になってくるかと思うんですけれども、これどうやって資金集めですとか対応されたんでしょうか。
まずは重要なチーム団体の選手たちに協力をしてもらいまして、それぞれの選手たちからスパイクであったりバッシュであったり、シューズをご提供いただき、それにサインをしてもらって、それをチャリティーオークションにかけました。
もちろんシューズを履かない水泳のチームですとか大相撲ですとか、それは水泳キャップいただいたりですとか、サイングッズをチャリティーオークションにかけて、そこでファンの皆様からいただいたお金でシューズを購入してプレゼントしました。
素晴らしいですね。
一方でそれぞれのチーム、当然スポーツウェア、スポーツ用具メーカーさんに非常にお世話になっていて連携をしていて、その各チームの提携されているスポーツウェア、スポーツシューズメーカーさんをご紹介いただきまして、無償でシューズをご提供いただいたりとか、非常に格安でいただいたりだとか、という形でシューズメーカーさんにもご協力をいただいた形になります。
個人のオークションということと、各メーカーさんからの協力ということですね。それぞれが共感し合ってこのプロジェクトを支えられているということなんでしょうかね。
子どもたちに競技専用シューズをプレゼントする上で、難しかった、オペレーション的に難しいのが、どうやってマッチングするかということなんですよね。
その子が何の競技をやっていて、足のサイズがどれくらいでとか、そこのオペレーションが非常に難しかったんですけど、そこはNPO法人のキッズドアさんにご協力をいただきまして、キッズドアさんにご登録されているご家庭への方にアンケート調査をしていただき、
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あなたのお子様は今何をスポーツしていますか。足のサイズはいつですか。性別男の子ですか女の子ですかという質問をしたりだとして、見つけ出しまして。
実際、競技もまちまちですし、サイズですとか、いろんなバリエーションがある中で、どれを揃えればいいのかという、そういった難しさがありましたもんね。
ありましたね。お子様がご家庭お一人だけではなく二人三人といったときに、お兄ちゃんだけもらったら弟妹たちがずるいとなってしまうので。
怒っちゃいますね。
なので、実際にスポーツを本格的にやっているお兄ちゃんお姉ちゃん、そこまで本格的ではない弟妹。でもその子たちにも競技専用ではない通常のランニングシューズをプレゼントするという、そういったこともいたしました。
メーカーさんとの交渉というのは非常にスムーズにいかれたんですか。
もうすぐにぜひ協力させていただきますという形で、心よくご協力いただきました。
その結果なんですけれども、実際何足のシューズを子どもたちにお届けできたんでしょうか。
Your Shoes Projectはこれまで2022年と2023年の2回実施しております。
22年に実施したときが339足、23年は432足、約800足ぐらいお届けできていまして、このYour Shoes Projectは今後もずっと続けようと。
継続されると。素晴らしい。
毎年発足した7月7日の前後に発表させていただいて、実施しているので、毎年7月頃にこのチャリティーオークションを実施しようと思っています。
わかりました。その素晴らしいYour Shoes Projectなんですけれども、取り組んだ後の社会の周囲というんでしょうかね、その反響ですとか、どういったような反響があったんでしょうかね。
キッズドアさんにシューズのお届けの部分までお願いしまして、届けた際にお子様自身およびご両親に事後アンケートというのをいただいて、その生の声をキッズドアさんから我々の方にも教えていただいたんですけれども、結構泣けるといいますか。
なるほど。そうですよね。
ずっと全くノンブランドの安いシューズばかりを買っていて、でも子どもたちって当然周りの小学校の子どもたちがみんないろんなメーカーとか人気のシューズを履いている。でも欲しいんだけど言わないらしいですね。僕もあれが欲しいとかって。
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それはやっぱりそのご家庭が苦しいっていうのは子どももよくわかっているから。それですごくいつも申し訳ない気持ちで、でも高いシューズは手出せないのでノンブランドばかり買い与えていたんだけど、今回家に届いたときに様々な反応があったらしいんですけど、箱に入っているシューズを見るのが初めてっていうお子さんと。
そうですか。
これはこれもらっていいの本当にという反応をする子もいたりとか、もう家の中でも入って走り回って。
嬉しいわけですよね。
すぐにお母さんちょっと外を駆け回ってきていいっていうふうに言ったりだとか、本当に到着した日は枕元において寝たとか、いろいろそういったお話をいただけましたし。
何人かのお母さんの声としてはやっぱり常に子どもに申し訳ない気持ちで普段生活していると我慢させて、でもそのことについて何も子どもは自分を責めてこないと。
今回初めてお母さんらしいことができたというような話とかがあって、すいませんちょっと思い出しちゃいました。
いやもう本当に貧困家庭っていう話はよく聞くんですけども、その実態に直接触れられているわけじゃないですか。
井上さんとかね、その感じ方っていうのはやっぱり我々ではわからない部分がありますからね。
本当に考えさせられましたね。
あとはやはり子どもたちがより自分が取り組んでいるスポーツに熱心に打ち込めるようになって、その成長を見れるのがすごく楽しいとかというようなお話、声をいただきました。
時間に伝わる生の声っていうんでしょうかね。多くのご家庭とそれから子どもたちから届く声って本当にこれからの励みにもなりますよね。
そうですね。いただいた声は各チームの皆様にもお伝えしていて、励みになっているとか、本当にやってよかったな、続けていきたいなというふうに思っていただいていると思います。
ありがとうございます。これからもイワシューズプロジェクト継続されるということで、本当に素晴らしい取り組みなので、ぜひ今後も継続していただければというふうに思っております。
今週は東京ユナイトの井上哲さんにイワシューズプロジェクトについてお聞きしました。来週はキッズスポーツフェスと防災スポーツチャレンジ、この2つの取り組みについてお話を伺いたいと思います。井上さん今日は本当にありがとうございました。
15:02
ありがとうございました。
常田幸永がお送りしているビルドアップローカル、本日はここまでとなります。番組の感想は各媒体のコメント欄か、Xでハッシュタグビルドアップローカルをカタカナでよろしくお願いいたします。
お相手はビルドアップローカル番組ナビゲーターの常田幸永でした。
それではまた。
16:29

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