マツダでのキャリアの始まり
マツダしごトーク。 さあ、やっていきました。毎月第4火曜日のこの時間にお届けするマツダしごトーク。
このコーナーでは、マツダで働くプロフェッショナルにお仕事の内容ややりがい、働くことの魅力をお聞きしております。
クジラのみんなに将来の選択肢が広がる、そんなきっかけになればいいなと思っております。
で、今月ご登場いただくのはこの方です。楽しみなのは自己紹介をお願いいたします。
皆さんこんばんは。統合制御システム開発本部で、首席エンジニアをやらせていただいております。虫谷泰典です。よろしくお願いいたします。
虫谷さんは、外見もダンディーですけれども、喋るテンポも大人の魅力を感じますね。笑顔も素敵だと思いますけど。虫谷さん、こうやってラジオに出られることっていうのはよくあるんですか?
いや、初めてですよ。すごい楽しみです、今日。
クジラ人間知ってました?虫谷さん。
もちろん。クジラですから。
クジララジオ聞いてくださってるんですね。
長いですよね。
25年です。
いや、ほんとに。
出てますよ。
いつも聞いてますよ。
ありがとうございます。僕の第一印象どうですか?
いや、あの、イメージ通りですね。すごく明るい、明るい、明るい方っていう。
嬉しい。3回も言ってくれました。でも同じ瞳というか、こんな言い方は失礼かもしれないですけど、少年のような目をされてますよね。好きなものを追っかけてるっていう感じがね。
ただ、虫谷さんは、先ほど自己紹介されたときに主席エンジニアって言われてましたけど、すごいですよね。子供の頃から車の研究に研究を重ねると、将来クジラたちもこうなれるもんなんですか?こういったところっていうのは。
いや、なれると思いますよ。
好きこそものの上手なれっていう言葉があるじゃないですか。好きなことに没頭をしてるときって時間を忘れますよね。
忘れますね。
それがね、一番重要だと思いますよ。
じゃあ好きなことがあったら、もうそれに向けてずっとやり続けるっていう。一番最初何だったんですか?小学校中学校の時に何かに没頭したっていうのはあったんですか?
もともと車が好きで、すごく憧れがあって、我々の世代っていうか、今年56歳になったんですけど、私たちの世代っていうのはスーパーカーブームだったんですよね。なのですごく憧れを持ってまして、ランボルギニカウンタックとか、フェラーリの512BBとかありましたよね。
ありました。
すごく憧れを持ってました。
じゃあいきなり10代でそういうのを買えないですから、ラジコンとかも結構やってたんじゃないですか?
そうなんですよ。一番最初に小学校3年生ぐらいだったと思いますけど、一番最初に買ってもらったラジコンが、大久保さん覚えてるかどうかわかんないですけど、ボタンを押したら左に曲がるっていう。
ありましたね。
ありましたよね。あれにめっちゃ感動して。だから自分が曲がりたいと思った瞬間に、そのボタンを押せば曲がるじゃないですか。それにすごく感動して、ハマりましたね。
じゃあもうあれですよね。そっからはもう車に興味があって、すぐお車の仕事とかそういう感じになっていたんですか?
そうですね。もともとですね、うちの家に車がなくて、車に対する憧れが人一倍というか。他の家には車があったんですけど、私のところにはなかったので、すごく憧れ。憧れで車を所有してみたいとか。
だからおぼろげなく、将来車に関係する仕事についてみたいっていう夢を持ってましたね。
車への情熱と幼少期の影響
あったんですね。でも資料によると、何やらサッカー選手はされてたってことなんですけど、これはどういうことですか?もしたりさん。
サッカーも好きで、ラジコンはだからね、ボタンを押したら左に曲がるっていうところからですね、中学生の頃に新聞配達をして、お金を3年間しましたけど、稼いで、そのお金はすべてラジコンの研究開発費用に充当して、
だからもう買ってきたキットでは満足できずに、シャーシからモーターも全部巻き直して。
僕でミニ四駆みたいなところですね。ラジコンカーとね。
それをやってたのと、あとは小学校の5年生からサッカーを始めて、もともとラジコンやってたんで、サッカーあんまり興味なかったんですけど。
でもサッカー選手って書いてますよこれ。
で、そこから小学校5年生の時ですね。5年生の時に担任になった先生、福永先生って言うんですけど、もうその人がサッカーやれサッカーやれって。
そこから小中高って続けていたってことですか?
そうですね。
へー。で、サッカー選手として入社ってこれどこの会社ですか?
松田です。
松田はサッカー選手とかがいたってことですか?
そうですね。実は皆さん、クジラの方はわかっているかどうかわかりませんけど、今のサンフレッジって、もともとは松田サッカークラブが前身なんですよね。
いやー、これ僕は聞いて知りましたけど、確かに10代ってわからない子もいるでしょうね。
そこに、だから元サンフレッジ広島と言われた頃に虫谷さんがいらっしゃったってことですよね。
まあそうですね、はい。
えー、すご。ちょうど森安監督あたりもいらっしゃる時代じゃないですか、年齢的には。
そうなんですよ。森安さんが一つ上で、実はですね、同部屋でして、今でもですね、会えばよく話をします。
最近会われたのっていつなんですか?
先日、去年12月の中旬ぐらいだったと思いますけど、サンフレッジのレジェンドマッチってのがありまして、そこでお会いしたんですけど、まあいい意味で全く変わってなかったという。
やっぱり謙虚な姿勢みたいな。
もうあのまま通りですよ。この間の代表でパラゴヤイ戦もブラジル戦も、スタートする前に泣いてましたよね。
もうあのままです。もう滑った100%。絶対手を抜かないっていう、まああの、謙虚な姿勢であったり、もうパッションが爆発してるというか。
いや虫谷さん今気づいたんですけど、しゃべり始めて10分ぐらいでまだお仕事の話全然してません。
そうです。失礼いたしました。
実際にだから、そこからサッカー選手になられて、今のお仕事につくきっかけっていうのは何だったんですか?松田で働くきっかけみたいなのを。
松田で働くきっかけですか。もともと車が大好きだったっていうのは、先ほど話をしましたけど、ちょうど小学校5年生からサッカーを始めて、
小中は比較的無名の選手だったんですけども、高校のユース日本代表に選ばれまして、その後いろいろオファー、大学とか企業さんからオファーをいただきまして。
ちなみに今のアントラズとかピステル神戸とか横浜マリノスさんからもオファーがありまして、その中でやっぱり車が好きなんで自動車メーカーということで、最終的に松田。
しかもスポーツカーをね、スポーツカーを作ってる地元の企業というのと、車会社というところで松田に決めました。
で、そっからサッカー選手をされてたんですけど、車のエンジニア担当になっていくわけじゃないですか。で、もうズバリ聞きますけど、今どんなお仕事をされてるんですか。
今ですか。今はですね、統合制御システム開発本部で、今は人の研究というのがメインになってまして、少し前は車全体を見てまして、今の松田社の全プログラムの最終的な乗り味を決めてました。
現在の仕事と研究分野
だから、車の乗り心地についての研究っていうのは、僕はよくわかんないですけど、詳しく教えていただいてもいいですかね。
車っていうのは、基本的にA地点からB地点へ移動するものだという、いわゆるものというか、道具として使われる要素と、あとは家の次に高い買い物になりますよね。
で、どんな車を所有しているかっていうので、その人の人柄であったり、趣味思考が出るじゃないですか。なので、移動として、道具としてのものだけではなくて、やっぱり愛着が湧くような車であったり、やっぱり我々が松田としてね、松田として重要視をしているのが、やっぱり運転することによって、どう言ったらいいんですかね。
ワクワクと楽しくなるような車作りをしてまして、それがどうしたらそんな感情になるかっていうところに一番注目して、車作りをしてますね。
いや、今ね、クジラたちから質問も届いてるんですけど、その車を商品化するまでにはどんなことがクリアになれば商品としてOKなんですかって質問が届いてるんですけど、これテストドライバーとして、もうお仕事をされてたって話を聞いたんですけど、どんなことがクリアになれば商品化がOKになっていくんですか。
一言で言うのは難しいんですけど、信頼性の問題であったり、例えば車が途中で止まったりしたらまずいじゃないですか。そういうところは最低限とクリアをした状態で、あとはまずコンセプトとして、その車がどういうふうな人に使ってもらいたいとか。
で、それを乗ることによってどういうふうな気持ち、どういうふうな生活を送ってほしいというところからスタートしまして、あとは例えばロードスターであればスポーツカーじゃないですか。だからスポーツカーに求められる性能っていろいろあるわけなんですけどね。
それだから何回か出来上がったものを実際に乗ったりとかして、距離とかスピードとかっていうものを測ったりテストしたりとかしてから商品化OKみたいな感じになっていくんですかね。
そうですね。我々テストをするフィールドとしましては、広島の三好、山口の峰であったり、北海道の県縁であったりというところに車を持って行って仕上げていくわけですけども。
あとは日本ではですね、日本では開発中の車っていうのは一般道で乗って確認ができないので、例えばアメリカであったりカルフォルニアであったり、ヨーロッパであればフランクフルト、この2つに開発拠点がありまして。
海外で試したりもする。
そうですね。
むしろ実際に乗って試されたってことですよね。最高何キロくらい出して海外とかだと乗ったりするんですか。
基本的にはドイツのアウトバーンがご存知だと思いますけど、速度無制限なんですよね。
じゃあ100キロ、200キロって。
もう例えばコンビニ、日本っていうコンビニにちょっと買い物に行こうかというような一般の、例えば女性を想定しても180キロくらいで、隣の町までちょっと行ってみようかっていう感覚なので、スピードが出る最高リミットまではきっちり毎回確認してますので。
でもそういう安全をしっかりと確認して、かつ乗り心地っていうものを追求していくっていうことですもんね。いや素晴らしいですね。
じゃあ虫谷さん、今中高生たち10代がいっぱい聞いてるんですけれども、最後にメッセージもいただいてもよろしいですか。
夢を持つことの重要性
そうですね。夢を持ってほしいっていうことですね。しかも夢を言葉にしてほしい。
夢を言葉に。
それだったり、夢を実際に書いてね。私はこうなりたいっていうのをやっぱり、自分の心に収めていくだけでもいいんですけど、
できれば第三者の方に私はこうなりたいって思ったらね、そうなりますから。
確かに。応援してくれる人も増えたりすると思いますしね。自分のやる気にもつながりますもんね。
いやー素晴らしい。今日はでもたくさんのお仲間ですか、同僚の皆さんですか、応援しに来てくださって、皆さん。
ありがたいですね。
松田、いい会社ですか。
いい会社だったと思います。一言で言うと夢を形にできるものづくりであったり、あとは人づくりの会社というか。
素晴らしい。そうでしょうね。
人を大事にするというか。
あと挑戦というか、あくなき挑戦という言葉があるんですけど、現状の維持だけではなくて、全くない状態でゼロから一を生み出すっていう、挑戦の社風があると思います。
いやーかっこいいですよね。それを胸にね、みんなが働かれてるっていうのが素敵だなって思います。もうあっという間の時間になってしまいました。
もう時間なんですね。
早すぎる。
大宮さんの風は西からお届けするんですけど、どうしてこの曲をリクエストで選ばれたんですか。
これはですね、やっぱりあの、その社風であるチャレンジ精神っていうのが楽曲に入ってますし、やっぱり西からね。
カット。
西から変えようじゃないか。
広島からね。
メッセージが乗っかってると思います。
そうですよね。ではお届けしたいと思います。今夜の松田仕事オークは最高な車の乗り心地を実現したムシタニさんをお迎えしました。ムシタニさん心からありがとうございました。
ありがとうございました。
では曲紹介をお願いいたします。
奥田民夫さんで風は西から。