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2025-01-29 16:24

#3 車の衝突安全性能・衝撃を小さくするボディの開発 廣田和起さん

マツダしごトーク!

ゲストは学生時代にバイクにハマって自動車開発を目指した廣田和起さん



内容)

車両開発本部 衝突性能開発部 前面衝突安全開発グループ/

車内に座っている人の衝撃を出来るだけ小さくするボディを開発/安全性能を高めるための工夫とは/衝突試験の中身は/マツダの魅力・やりがい/10代へのメッセージ



サマリー

このエピソードでは、マツダのひろた和喜さんが車の衝突安全性能に関する仕事について語っています。具体的には、衝撃を小さくするボディの開発や、実際の衝突実験に基づいた安全性評価について詳しく説明しています。また、平田さんが自動車業界に入ったきっかけや、彼が関わった車両の開発への情熱についても話しています。さらに、若者へのメッセージとして、自分の興味を広げ、前向きに挑戦することの重要性が強調されています。

衝突安全性能の重要性
マツダしごトーク
さあ、やってまいりました。毎月第4火曜日のこの時間にお届けしています、マツダしごトーク。このコーナーでは、マツダで働くプロフェッショナルをお迎えしまして、お仕事の内容ややりがい、マツダで働くことの魅力について教えていただくコーナーです。
クジラの夢の選択肢が広がるといいなと思っておりますよね。学校とかに行ってもね、マツダで働きたいんですっていうクジラもいますからね。で、今月ご登場いただくのはこの方です。自己紹介をお願いいたします。
こんばんは、マツダのひろた和喜です。
はい、ひろたさん、今日はスタジオにナマステに来てくださっておりますけど、さっきクジラたち中学生の反応を聞かれてていかがですか?メッセージがこのコーナー楽しみてきてたじゃないですか。ああいった声ってのはいかがですか?
相当緊張してますね。
今日は僕だからみたいな。ひろたさんとスタジオの外にいらっしゃる女性の方はどなたなんですか?
同じ部署の吉村という、今日は僕は緊張してるんで付き添いで来ていただきました。
じゃあ、ひろたさんも部署の皆さんもこのクジラ地ラジオっていうのは聞いてくださったことは?
あると思いますし、事前に吉村から皆さんに紹介してもらってるんで、今日も同じ部署の人いっぱい聞いてると思いますね。
聞いてますか?多くの刺激。はい、クジラ地生放送です。メッセージ送ってください。見えてないってますけど手振ってます。
じゃあよかったら部署の皆さんに一言、ひろたさんからもどうぞ。
相当緊張してるんですけど、明日いろいろと突っ込まないでください。
じゃあ、あと部署の皆さんにクジラ地のステッカー渡しますんで、明日ちょっと渡しといてくださいね。
わかりました。
そして今日もカメラマンは植月さんです。よろしくお願いします。偉い方なのに。いつもありがとうございます。
では、いろんな話を聞いていきたいと思いますが、ひろたさんは松田株式会社でどんな部署でどんなお仕事をされていらっしゃるんでしたっけ?
車両開発本部の衝突性能開発部というところで、コンピューター上で衝突実験のシミュレーションを行ったり、実際に車両を使って衝突実験を行ったりしてます。
いやー、車を乗る上でめちゃくちゃ大切なこと、大切なお仕事ですもんね。
で、クジラ地スタッフに聞いたんですけど、ひろたさんは楓高校で職業コアされたことがあるってことなんですけど、楓高校のみんな聞いてくれてますか?あのひろたさんが出てますよ。
これ、高校生の反応っていかがでした?
はい、とても良かったです。衝突事故はたったの0.1秒という短い時間で起こる現象ということを伝えました。
瞬きより短いんですよっていう話をすると、かなり驚いてくれてましたし、実際にエアバッグを持って行って触っていただいたんですが、興味津々に見てくれました。
エアバッグを実際に教室まで持って行かれたんですか?
ボディ開発のプロセス
持って行きました。
僕も車はずっと乗ってますけど、もちろん事故にあってない、それはいいことなんで、見たことはないですけど、今日はないんですか?エアバッグっていうのは。
エアバッグは、ちょっと置いてきちゃった。
FMには持ってきたけど、1階の日帰りのおじいさん。
途中でエアバッグが入ってくるかもしれませんので。
全然大丈夫です。
メッセージ来てて、ラジオネームブルースサンダーさんから、今日は松田志吾トークのコーナーがオンエア。
3回目となる今回は、どんな車づくりにまつわるお話を聞けるのか、とても楽しみにしております。
エアバッグの話が出ましたので、どういった感じですか?分厚くてしっかりとした素材なんですか?
はい、そうです。
これっていうのは、事故は絶対起こってほしくないじゃないですか?
はい。
どういった気持ちで、いつも作られてるんですか?
安全性に取り付いて取り組んでる部署なんですけれども、
変な話、仕事の成果を実際に見ることがないっていうことが一番嬉しいなと思って日々仕事をしてます。
なるほど、そうですよね。
今入ってきました。え?これなんかクッションみたいな感じ。結構硬いんですね。
今はちょっと膨らみを再現させるために中にクッションを入れてるんですけれども、
実際はガスで開くようなものになってますね。
命を守るというかね、本当に車にとって大切な部品ですからね。
事故が起きないことが一番なんでね、クジラーたちも車に乗ることがこれからあると思うんで、交通安全に気を付けてほしいですよね。
今日はひろたさんが担当している車の衝突安全性能についてのお話なんですけど、具体的にはどんなお仕事をされてるんですか?
僕は車体チームっていうところに所属していまして、車内に座っている人の衝撃をできるだけ小さくするようなボディを開発する仕事をしています。
じゃあ車体チームは衝撃を小さくするボディの開発ってことでしょうね。
他にもチームがあるってことなんですかね。
そうですね。内装チームっていうものがまずありまして、事故した際に人の頭や胸などを守るためのエアバッグとかシートベルトの開発をしています。
その他にもセンサーチームっていうのがあって、様々な衝突事故を想定して、一番いいタイミングでエアバッグを作動させるような開発を行っています。
代表してありがとうございます。だから安心して車に乗れるってところもありますもんね。
安全性能が高い車っていうのは、ひろたさんどんな車なんですか?
そうですね。衝突事故が起きた時に車の中に乗っている人への衝撃が抑えられるような車であったり、歩行者に対しても影響が小さくできるような車だと思っています。
素晴らしい。そういった車にするためにはどんな工夫がされているんですかね。
車内に座っている人の衝撃を和らげるために、衝突時のエネルギーを吸収してあげる必要があるので、車の前側をあえて潰したり変形させてあげたりするような仕組みにしています。
潰したりするんですか?
そうです。
あえて車が凹みやすいようになっているってことですか?
そうです。ただ、人が座っている空間まで変形してしまうと、人への衝撃が大きくなってしまうので、そこの空間は変形させないようにしています。
すごーい。今ラジオの場合でもクジラたちがえーってなってると思いますけど、衝撃を和らげるためには硬すぎるのはNGで、クッションの役割をしてあげることが必要ってことなんですね。
はい、そうです。
そして実際に衝突試験をするということなんですけど、これはどんなふうに行うんですかね?
運転席とか助手席で時には後部座席にもセンサーがたくさんついたダミー人形を乗せて、試験車両を壁にぶつけたり、相手車両の前側の硬さと同じような硬さのバリアに試験車両をぶつけたり、反対にバリアをつけた台車を試験車両にぶつけたり、そんなテストをやっています。
安全性評価と意義
まあ起こってほしくない事故ですけど、本場さながらでやるとなったら、ダーンってすごい音がしそうですね。
そうですね、はい。かなり大きい音が試験場内に響くんで、初めて立ち会った時はビクッて、相当驚きました。
絶対にそういった事故は起こってほしくないというところがありますもんね。
その実験結果っていうのはどのように分析していくんですか?
はい、試験車両の上、下、横などを1秒間に1000コマで撮影できる高速度カメラを使って撮影したり、衝突中にどのような現象が起きているかっていうのをその高速度カメラの映像を見て分析します。
で、試験車両の後には3Dスキャン機などを使って、車体の変形状況を立体的に計測することもやったりしています。
うわー、本当に時間がかかってるってことですよね。
そうですね、はい。
素晴らしい。で、その衝突試験っていうので、どんなことが分かってくるんですかね?
はい、自分が担当している車体開発では、衝突時の衝撃を和らげるためにあえて車の前側を変形させているので、試験の後には想定通りの変形しているかどうかっていうのを確認しています。
で、その他にはダミー人形のセンサーを分析して、頭とか足とか胸にどういう風な衝撃、どういう風な変形が入っているのかっていうのを確認して、安全性を評価しています。
何度も何度もやるわけですもんね。
そうですね、はい。
ちなみにその衝突実験に使う車っていうのは、実験専用のものなんですか?
そうですね。販売用に見せて作った実験用の車になります。
1回目の試験では前側を衝突させて、同じ車を使って2回目の試験では横側をぶつけたりっていう感じで、使えるところはすべて衝突試験に使っています。
で、その後は壊れた部品はすべて回収して廃棄するような感じですね。
それってもうあれば廃棄しちゃうんで、色とか塗ったりとか、まあ本物の車には近づけないような感じなんですか?
うん。
塗装とかはしないんですか?
あ、知ってます知ってます。塗装してます。
できるだけ世の中に出るような車の状態で、衝突試験を行ってます。
ただ、松田株式会社で働く一人としては、なんか車がクシャンってなる瞬間は切ないですね。
切ないですね。相当もったいないなーって。
でもお客様のね、より安全を安心を守るためのっていう、ちょっと平田さんめちゃくちゃかっこいい仕事じゃないですか。
ありがとうございます。
10代の時から周りと衝突があったから、この仕事ってわけではないですよね。
違います。
違いますよね。
変わりたい。松田に変わりたいって気持ちだったんですよね。
で、実験だけに使用される車が世の中にあるってことを初めてくじらわしてたんじゃないかな。
で、平田さんがこれまで松田で働かれてみて、松田という会社の魅力を一言で表現すると何でしょうかね。
自分の仕事が車っていう形で目に見えることだと思ってます。
自分の仕事が車という形で目に見えること。詳しく教えてください。
自動車開発は衝突性能だけではなくて、いろいろな性能が本当に複雑に絡み合っていて、開発をやっていると大変でつらいなーって感じることもいっぱいあるんですけれども、
自動車開発への情熱
自分が開発に携わった車が世の中に出て、そこら中の道路を走り回っているのを見ると、結構ジーンと車があって、やっと形になったなーって感じるからです。
僕がもし平田さんで、その瞬間家族とか仲間とか恋人といたら、俺関わってるかなとか言っちゃいそうなんですけど、やっぱり言っちゃうんですか。
言いますね。
やりがいですもんね。
そうですね。
ちょっと個人的な質問していいですか。
10代中高校生の頃から、やっぱり車っていいなーとか、そういうのはあったんですか。
ありましたね。
そのきっかけって何だったんですか。
僕の父親が元々車が好きで、静岡サーキットとか、実家のすぐ近くに静岡サーキットとかあったりするんですけど、そこに連れてかれたりして、その時は暑いしめんどくさいなーとかって思ってたりしてたんですけれど、
大学に入ってからバイクにめちゃめちゃハマりまして、バックグラウンドとしても父親が車が好きでサーキットとかに行っとったっていうのがあったからだと思うんですけれども、それで自分バイクにハマって、将来は自動車業界で働きたいなーっていう、そんな感じですね。
そうなんですね。
じゃあ広島県出身ではないんですか。
三重県です。
ちょっと聞いてみたいんですけど、広島県出身じゃないじゃないですか。広島県で働かれてるじゃないですか。僕も大阪から来たんですけど、大阪にいるとこから松田株式会社って絶対名前は知ってるじゃないですか。
外からいた人間からしても、中に入った人間としても松田株式会社って素敵ですか。
いいと思いますね。デザイン、外から見たらデザインとかいいなって僕でも思いますし、中に入ったら中に入ったで、規模がそんなに大きくない会社っていうのもあると思うんですけれども、自分がやりたいって思ったことを言えば、比較的尊重してくれるかなって思ってます。
平田さん、今後何やりたいんですか。
今後ですか。
言える範囲で。
意外とこの仕事好きなんで大変ですけど、たぶんしばらくは衝突開発やってると思います。
若者へのメッセージ
そうですか。僕、未来でロードスター乗りたいんですけど、平田さんはロードスター。
ロードスターいいですね。
欲しいですね。
またそんな話もしたいですね。
今日はいろんな話ありがとうございます。それでは最後にラジオを聞いている中高生、10代たちクジラにメッセージをお願いしてもよろしいでしょうか。
私が中学校とか高校生の時は具体的な将来像はなくて、なんとなく大学に行ってから考えようぐらいにしか思ってませんでした。
先ほども言いましたけれども、大学に入ってバイクにかなりハマったことで、自動車開発をやりたいと思うようになりました。
バイクにハマったのも、大学でテニスを新しく始めたんですけれども、そのテニス仲間がバイク乗りで後ろに乗せてもらったことがきっかけでバイクにハマったということがありました。
皆さんへのメッセージとしては、出会ったものを大切に、何事も前向きに取り組んでもらいたいなというふうに思ってます。
これまでの経験を振り返ってみて、こんなことに興味を持ってきたなとか、こんなことが好きだなと思うものがあると思うので、それを伸ばしてほしいと思ってます。
それが今ない人は、ぜひ新しいことにチャレンジしてほしいと思っています。
自分の将来が消去法的に決まってしまうことはとっても残念なので、将来の選択肢を広げるためには、今のうちから選択の種をまいておくということが大切だと思っています。
今、得意なことをやってて楽しいことがあると思うんですけれども、そこをどんどん突き詰めてみてくださいというのがメッセージになります。
めちゃくちゃ素敵なこと言われますけど、今聞いているクジラたちが、「ひろたさん、氏名で高校に中学校に来てほしい。」っていうのがあるんですか。
出前事業とか。
だって、10代たちに自らの会社で働いてほしいという思いって結構あるんじゃないですか。
そうですね。
どうでした? 今日はラジオを出てみて。
めっちゃ緊張しますね。
めちゃくちゃ良かったですけどね。
普段あまり緊張しないんですけれど、ここの建屋に入った瞬間、手足がブルブルしてて、今でもちょっとブルブルしてるんですけど。
明日、会社の人に何て言われるかがすごい心配です。
会社の皆さん、クジラ自動ステッカー渡しておきますので、お手柔らかにお願いします。
めちゃくちゃ良かったですけどね。
最後のメッセージの中で僕すごくいいなと思ったのが、いろんなことから繋がっていってるじゃないですか。
バイクにハマって、そこから自動車開発と。
テニス仲間がバイク乗りでって、そこからバーッと繋がっていくじゃないですか。
ということは、今日このラジオを聞いて、良い仕事だなと。
もちろん、車1台作るにはいろんな仕事があったりするわけですから、
地元で働きたいというクジラたちは、ぜひ出前事業に松田株式会社の皆さんに来てもらったりとか、夢の選択肢の中に入れてもらえると嬉しいですよね。
だって10年後、20年後、一緒に働いてる可能性もありますもんね。
お待ちしてます。
素敵。未来に繋がるな。
では最後に1曲リクエストもお届けしたいんですが、どなたのなんという曲でしょうか。
綾香で夢を味方にです。
どうしてこの曲を。
今の中学生、高校生とか知らないかもしれないんですけれど、僕はこの曲よく聴いてて、聴くと元気が出て前向きになれるからです。
わかりました。では10代のみんなに、そして平田さんの同じ部署の方にもこの曲をお届けしたいなと思います。
では曲紹介をお願いいたします。
綾香で夢を味方に。
松田仕事枠、今夜は松田で衝突安全の開発をされている平田さんをお迎えしました。心からありがとうございました。
ありがとうございました。
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