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世界陸上を中国人はどのように見ているのか
2025-09-17 12:42

世界陸上を中国人はどのように見ているのか

スポーツ文化評論家 玉木正之
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00:26
この時間は、日替わりコメンテーターが独自の切り口で、多様な視点を提案するCatch Up。
まず、水曜日はスポーツ文化評論家、玉木正之さんです。玉木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。世界陸上面白いですね。
面白い!
本当に面白い。
本当に面白いですね。
あれだけ、日本人選手の活躍もなかなか素晴らしいんですけどもね。
それももちろんですけどね。
いろいろ走る姿を見ていて、こんなに心を震わせられるかというのは、改めて感じましたですね。
110メートルハードルも素晴らしかったし、3000メートル障害も素晴らしかったんですけども。
これを中国の方が見られたら、どのような反応になるかって想像つきます?
え?そんな、何か違うんですか?
日本とは見方が違うっていうことですか?
全然違います。
全然違う?
全然違うというようなことをですね、中国ウォッチャーで有名な近藤大輔さんという方が、
本当の中国という本の中で、結構スポーツのことも書かれたんですよね。
これがめちゃくちゃ面白いので、私のYouTubeにもゲストで出てもらったりしたんですけれども、
例えば今の110メートル、日本人の5位に入りましたね。
村瀧ラシッド選手。
そういうの中国では全く価値ないらしいですよ。
は?
中国人は銀メダルも銅メダルも価値ないらしいですよ。
金じゃないとってことですか?
金じゃないと、要するに1位じゃないとダメだ。
だから会社なんかでも出世を目指すという考えが全くないんですね。
出世というのはどんどん上がっていくという感じですよね。
そうじゃなくてトップを目指す。
トップ。
トップです。
そういう感覚が全く違うというようなことが書かれていて、
それは本当に面白いんですけどね。
だったらこの近藤さんに私聞いたんですよ。
マンションや何かで隣にオリンピックに出た人がいて、
銀メダリストとか銅メダリストがいたらどうなるんですかって聞いたんですよね。
日本人はやっぱりもう素晴らしいですよね。
隣にそんな人がね、おられたらね。
中国では銀メダルとか銅メダル取ったなんて言わないという。
恥ずかしくて。
03:00
自分はそうだとしてもですよ、周りの人たちは銀メダルすごいねってならないんですよ。
いやいや言わない。
もう要するにトップでないとダメだという考え方。
ここは全然日本人の考え方と違うというんですね。
近藤さんはスポーツも好きなので、
北京に住んでおられた頃なんかは、
中国のサッカーリーグをよくご覧になったんですけども、
Jリーグと全く違う。
みんながシュート狙いに行くっていう。
選手一人一人が?
選手一人一人が。
自分でドレブルで抜いてとにかく自分が得点を入れると。
もうパスっていうのは大嫌いなんですね。
もうチームワークがガタガタじゃないですかそれじゃ。
個人プレーは強いけれども、
チームプレーは全然ダメで、
例えばサッカーでいうとフリーキックなんか与えられると、
キーパーが出てきて俺が蹴るとかこう言い出すという。
昔広場でやってたサッカーみたいな。
そういう考えですから、
6人制のバレーボールまではチームプレーとしてギリギリ慣れたかもしれないけれども、
11人のサッカーとか15人のラグビー、9人の野球、
これはもうほとんどダメなんじゃないかっていう。
これは中国人の方も言っておられる。
国際大会でも活躍はそこまで見せてないですもんね。
そうなんですよ。
オリンピックなんかでも中国のメダルが多いのは、
ほとんどが個人プレーですね。
飛び込みであるとかね。
せいぜいペア。
射撃であるとかね。
チームプレーでかろうじて活躍してるのはバレーボールだということらしいんです。
要するに金メダルしか価値がないということと、
チームプレーが下手で個人プレーが中心であるというのは、
これは大きな中国の考え方ということであるらしいですね。
それがこの本に書かれてましてね。
漢字で人という字がありますよね。
人間の人という字。
これ日本で教えられるときは、
二人が寄り添っていてやっと一人の人が立っているというふうによく教えられる。
金柏さんに教えられましたからね、そうやって。
そういうふうに教えられましたよね。
私もそれを記憶にあるんですけれどね。
中国じゃ絶対そんな教え方しないです。
この字は一人がすっくと立っている。
一人。
一人が。
足を開いて立っているような状況。
開いて立っている。
それも広い大陸の中で一人が立っているという。
両手を広げると大という字になるという。
そういう感覚でいる中国人と、
大地の上にすっくと一人で立っている中国人と、
周りは海に囲まれた島口でみんなで住んでいる日本人。
06:02
これがどれだけ感覚が違うかというのはね、
要するに同じ東洋人で肌の色とか顔つきとかも似ていても、
考え方が全く違うというのが、
この本当の中国という本に書かれているんですね。
これ本当に読んでいてすごく面白いんですよね。
え、こんなに違うもんかという。
例えば、この近藤さんというのは中国長居ですから、
いろんな人とお付き合いがあって、
地方のミスコンテストなんかの審査員をやられたことがあるんですね。
それで審査員で終わったらミスが、
何人か選ばれますよね、2人ぐらい。
ミスで泣くなかったら落ちた人がいます。
選ばれた人は大きなテーブルでみんなでシャンパンを飲んだりしているのに、
その真横で地べたに座らされて、
水を与えられて飲んでいて、
ちょぼちょぼと帰っていくのが負けた人だという。
すごい格差。
そこまでするんですか。
だから全てが競争社会で、
全てが1位を目指して、
全てが言ってみれば社長を目指して、
というような社会と、
みんなで助け合って頑張りましょうねという社会は、
全く違うという。
だから中国と日本が、
戦略的互恵関係というのを結んだ、
これはものすごく面白いことで、
戦略的互恵というのは互いに恵み合う、
助け合うということですね。
要するに相手と違うこと、
全く違う人間だから、
違うことで助け合いましょうというのが、
これが一番の考え方じゃないかという。
これも書かれていて、
なるほどそうだなって思いましたけれどもね。
ただ中国もひとりっ子政策が進んだ中で、
今ひとりっ子政策で、
ひとりっ子っていうのは、
6人の親に育てられると言われてるんですね。
本当のお父さんお母さん、
それと父方のおじいさんおばあさん、
母方のおじいさんおばあさん。
手厚く育てられた人たちが、
政治にしていて、
だんだん考え方も変わってきて、
その競争社会にちょっとうんざりして、
それで日本に行きたいなっていう人が、
結構増えていると。
確かに中国の方、
日本に来られるようになったし、
それから大学も東京大学を目指したりとか、
あるいは言うのことがニュースになったりもしますよね。
こういうのは中国の中でも、
あまりにもすごい大陸的な競争社会が、
ちょっとうんざりしている人たちもいると。
いうので日本に来ている人たちがいる。
こういう違いを知っておくことが、
一番大事なんじゃないかという。
09:01
同じ東洋人だから、
同じような考え方しているとは全然違うという。
ですから、
例えば大学入試やなんかでも、
結構カンニングが多いですよね。
それと同じ。
同じようにスポーツなんかでも、
ドーピングが結構出てきますよね。
こういうのも勝てばいいわけですから。
1位を取るために。
そうです。1位を取れば。
結果主義。
ですから卓球屋なんかでも必ず、
卓球を例にとって、
社会でも使われているらしいんですけれども、
要するにヘッジに打てと。
いや分かりますよね。
日本の卓球の選手なんかだったら、
ヘッジに打ったりして、
ピンポン玉が曲がったりすると謝りますよね。
謝りますね、確かに。
謝りますね。
中国では謝らないそうです。
狙って打ったからみたいな。
狙って打ったからというか、
それがもう当たり前だと。
当たり前だからって感じですね。
だから契約をしても、
ギリギリのヘッジで、
契約に書いてないところで動くっていうのが中国だという。
ですからそういう中国とこういう日本というのが、
またうまく付き合えるんではないかということも書かれていて、
近藤大輔さんの本当の中国という、
本当に読んでて面白かったです。
ただもう一ついいですか。
ただ一つ私が感激したのは、
孔子の中の言葉でね、
これを知るは知るはこれを好むにしかず、
これを好むはこれを楽しみにしかずという言葉があるんです。
これを書かれていて私は知らなかったんですけど、
要するに知ってるということよりも、
好きだということのほうが素晴らしいし、
好きだということよりも楽しむほうが素晴らしいんだと。
それのほうがいいんだと。
孔子という型仏の人がね、
こんなこと言ってるって私知らなかったんで。
これはスポーツに当てはまりますよね。
なるほど、そうですね。
私のようにスポーツを知ってる、よく知ってるなんて、
そんなことは最低なんですよ、はっきりとね。
スポーツを楽しまなきゃいけない。
スポーツを楽しむのが一番いいんだと。
いうことを孔子が言っていたと。
これも近藤さんに教えられて、
私はドキッとしました。
というような中国の見方っていうのは、
これはなかなか面白い本なので、
皆さんも読んでみたらいかがでしょうか。
相手を理解する上でも参考になるかもしれません。
玉木さん、ありがとうございました。
はい、どうも失礼しました。
この時間は玉木正幸のキャッチアップでした。
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