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毎週水曜日のこの時間は、玉木正之のCatch Up、スポーツ文化評論家、玉木正之さんです。玉木さん、おはようございます。
おはようございます。パリオリンピック近づいてきましたね。
私は、オリンピックが近づくたびに、マスコミでは絶対に報道されないことを喋っているんですけどね。
オリンピックの文化プログラム。
文化プログラム?
これね、昔は芸術展示とか芸術フェスティバルと言ってたんですが、今ではカルチュラルオリンピックと言われて、日本語では文化プログラムというふうに訳されてますね。
これはIOC検証で決まってまして、戦士村がオープンしたときから、パラリンピックが終わるときまで、いろんな文化プログラムをやらなきゃいけないと書いてあるんですよ。
やるっていうのは、誰が主語になるんですか?
何をやるのかは、都市で決めるんですけれども、今回はパリで決めるんですけれども。
これは、クーベルタン男爵が、人間というのは肉体だけが大事ではなくて、精神も大事だからっていうので、芸術競技というのは始めたんですよ。
これは1912年のストックホルム大会から1948年のロンドン大会まで行われてまして、油絵ですとか水彩画であるとか美術ですね、彫刻とかに金銀銅のメダルを与えてたんですね。
その他にも音楽の演奏とか作曲とか、それから登山で山登りで素晴らしい活躍をした人にも金銀銅のメダルを与えてたと。
そういう芸術競技というのがあったんですけれども、芸術というのは競うもんじゃないというので、1948年のロンドン大会で終わりまして、
その後、芸術展示、アートエキジビションというのがずっと続いていたのが、今名前を変えてカルチュラルオリンピアードというふうになって、文化プログラムということになっているということですね。
ですから、いろんなオリンピックでは催しがたくさんありまして、古い話ですが1936年ではベルリンオリンピック、これナチオリンピックと言われたナチスがやったと言われて、評判も悪かったんで、今では悪いんですけれども、
当時大オリンピックになったこの時の芸術監督はリハルト・ストラウスという大作曲家だったんですね。
こういう伝統はずっと残っていまして、1984年のロサンゼルスオリンピックではコンサートが山ほどあったんですけれども、この時の芸術監督はジョン・ウィリアムス。
おー!
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ご存知ですか?
スターウォーズとか、恥ずかしの映画音楽を作った方ですね。この方がやってますね。
それから、2012年のロンドン大会の時には、ダニー・ボイリーさんがトレイン・スポッティングの映画を演出した開会式なんかもありました。
エリザベス城が出てきた時、びっくりしましたね。
あれでもロイヤルシェイクスピア劇団の方が山ほど出てたんですね、開会式には。
それで、その期間中を通じて、カルチュラルオリンピアドとして、36カ国語でシェイクスピアを上演したというような記録も残ってますね。
それと覚えておられますが、シドニーオリンピックで高橋球ちゃんが優勝しましたね、マラソン。
そのシドニーでは、後ろに貝殻をした大きなオペラハウスがありましたね。
はい、ありましたね。
あれでも連日オペラの上演がそこで、オリンピックの芸術祭ということをやってたんですね。
その横に小さなショーホールがあるんですけれども、そこでは映画とかアニメの展示がされてまして、
鉄腕アトムとか、もののけ姫が上演されて、日本のアニメに関するシンポジウムなんかも開かれたと。
これがオリンピックの一つの催しなんですね。
だから日本では報道されませんけどと言っているのは、いつも報道している。
かなり面白いことをやってまして、長野のオリンピックでも、オペラのシナノの国全公示団というのを創作して作って上演したりとかね。
へー。
ね、へーでしょ。
知らなかった自分が。
いや、言ってよみたいな。見てみたかった。
今年のこれから始まるパリオリンピックなんですが。
ネット開ければ出ていますけれども、私も開けて今日何喋ろうかと思ってびっくりしたのは、
パリオリンピックのテーマがスポーツを街中へっていう、街の中でたくさんしますね。
そうですね。
アーバンスポーツなんかが、ヘイフェルトの前で臨時ダンスやったりとかね。
プレーキングとかありますもんね。
それと全く一緒で、パリの地図が出ていて、いっぱいカルチュラルオリンピアドの場所が展示してあるんですけれども、
100ぐらい場所があるんです。
そんなにあるんですか。
そんなにあるんです。
競技よりも充実していたりして。
日本で有名なのは、パリで絵の勉強をされた藤田嗣治さん。
この方のアトリエが今も残っているんですね。
メゾンアトリエ藤田という。
そこでカルチュラルオリンピアドの最中に、藤田の絵の展示であるとか、
オリンピックは日本の武術の展示であるとか。
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そういうものをいろいろするそうです。
ですから、こういう文化プログラムに関しては、なかなか報道される機会がないですけれども、
オリンピックというのはそういうこともやって、精神的なものと肉体的なものと合わせてオリンピックだということは知っておいたほうがいいと思いますね。
そうですね。
その数に驚きました。
私も地図開けてびっくりしましてね。
すべて見回れないぐらいの数ですよね。
すべて見回れないですよね。
あちこちでやってるって素晴らしいですね。
ちょっと散歩したときに出会ったら、オリンピックの文化プログラムかっていうのがあったりするのは、
これが本当にいいなという感じがしますよね。
どこどこでわざわざ大きなことをやってるというイベントじゃなくて、
小さなものが山ほどあるっていう。
こういうやり方もあるなっていうのは本当は驚きましたし、素晴らしいなと思いましたね。
そうですね。もう1ヶ月を切りましたんでね。
いよいよ盛り上がっていくパリオリンピック、パラリンピックですけどもね。
開会式も含めてどんな演出になるのか、そういうところもちょっと楽しみですね。
開会式西野川どうなるんでしょうかね。
警備とかも大変だと思いますが、無事開催されることになりたいと思います。
ここまで玉木さんありがとうございました。
ありがとうございました。
失礼しました。
この時間はスポーツ文化評論家玉木雅之さんでした。