使ってないんです。ここを理解してほしいんです。
オイル使ってなくてもトマトクリーム使わなければじゃあオイルベースだなっていう人いるんですけども、全然違いますね。ベースになってないんですよね。
そこはね、その辺をちょっと理解してほしいなと思いますね。
その3つに分けるっていうのもやめませんかって僕はちょっと思っていますし、前回展開というかもうだいぶ前になりますけどね。
パスタソースに関してちょっと1回話したことあると思うんですけども、
ベースっていうのはあくまでも出汁だと思っています。パスタは出汁の料理だと思っているんですよ。
例えばね、皆さん知ってるカルボナーラってありますよね。
カルボナーラは厳密に言うとグアンチャーレっていう豚肉の塩漬け使ってますけども、
日本で多く見かけるのはパンチェッタっていう豚バラの塩漬け肉ですよね。
とかちょっと安価なお店になってくると普通にベーコン使ってるんですけども、
あれってベーコン、パンチェッタ、グアンチャーレの出汁がベースです。
出汁がベース。それに卵とチーズのソースが乗っかってるんですよ。
あくまでもベースは豚肉の、広く言うと豚肉の出汁になります。
あとね、皆さん大好きだと思いますがアサリを使ったパスタのボンゴレね。
ボンゴレビアンゴロッソクリームがありますけども、
ボンゴレビアンゴ、要はなんだろうな、
アサリの出汁で食べるパスタですよね。ボンゴレビアンゴね。
あとボンゴレロッソ、アサリのトマトソースのパスタですよね。
ボンゴレロッソ、トマトソースのアサリのパスタはトマトベースですか?
いやいやいや、アサリの出汁ベースでしょと。
めちゃくちゃ明確ですよね。あれアサリの出汁に対してトマトソースを乗っけてる感じですよね。
ベースはあくまでもアサリの出汁ということになります。
そうなんですよ。だからね、皆さんちょっと勘違いされてて言葉が間違ってるんですよね。
トマトベースとかオイルベースとかクリームベースとか言ってるんですが、
よくパスタ食べに行ってますみたいな人こそこれ言いがちなので気をつけてほしいんですけども、
ベースはそこではないんです。それは上に乗っかってるだけであくまでも支えてるベースっていうのは出汁なんですよね。
あとオリーブオイルも全部そうなんですけども、煮詰めることで乳化させていくっていうパスタもあるんです。
これやってたんですけども、これもクリーム入れてないし、トマトも入れてない。
で、鶏もものラグーです。
ラグーっていうのは基本的にはもう大枠で言うと煮込みってことなんですよね。
煮込み料理をラグーって言っていて、パスタに関しては結構煮込みまくって、
もう繊維がほどけて身がホロホロになりましたよみたいな、
そんな状態のことをラグーっていうのかなっていう僕はイメージしてるんですよね。
皆さん知ってるミートソースね、ボロネーゼって言われるやつ、あれがラグーなんですよね。
ラグーあらミラネーゼとかって言ったりするんですけども、
ラグーあらボロネーゼですね。ボローニャ風の煮込みっていう意味で言ったりするんですけども、
ああいうイメージですね。とにかく煮込み料理であると。
で、何の話でしたっけ?ちょっと忘れちゃった。
まあそんな感じなんですよ。
なのでですね、鶏もものラグーの話してましたよね。
鶏ももを1cm角とかに切って焼き付けて白ワインで油と乳化させてね、
それをパスタと和える。そういうのがあるんですが、
トマト入れない、クリーム入れないラグーなんですよね。
ラグーソースなんです。煮込みのソースなんですよね。
そういうのもすぐね、じゃあトマトじゃない、クリームじゃないんだったらオイル系ですねって言われるんですけども、
オイルベースとちょっと違うよね。もう鶏の出汁だよね。
鶏の出汁と白ワインとその油の乳化、酸味一体っていうかね、
まあとにかくオイルベースではないんだなというのをずっと思いながらね、
やっていたりするわけなんですけども。
そうそう、だからなんか、輸入もののあるあるかもしれないんですけども、
本来の意味と違った形で日本語で訳されて、
それが変な風にまた変換されて、
ちょっとこう元々の意味がわからなくなってくる。
そういうことってね、よくありがちだとは思うんですけども。
なのでね、この辺はちょっとね、
気をつけていただきたいっていうほどのなんかね、あれではないんですけども。
まあいいですよ、いいんだけども、
クリーム系、トマト系、オイル系に分類されないパスタっていうのがですね、
山ほどありますよと。
山ほどありますよっていうことをとりあえずお伝えしたいということとですね、
あとはですね、この豚肉とキャベツの煮込みのソースっていうのが