一般社団法人LBMA Japanは、会員企業の実施した位置情報ビジネス・マーケティング・サービスを世に広めた、社会的なインパクトを与えた、など位置情報データを活用した取り組みの中でも特筆すべき取り組みを表彰し、市場成長・活性化につなげることを目的とし、またその栄誉を称えるため、LBMA Japan 位置情報アワードを開催いたしました。会員企業の自薦・他薦を含め応募された事例の中から、LBMA Japan理事会にて優秀賞5事例を選出し、会員投票を行った結果、2事例が最多得票(同数)にて『最優秀賞』に選出されました。

受賞者の皆さんからサービスの概要、今後の事業展望について語って頂きました。


KDDI株式会社

経営戦略本部 データマネジメント部 ロケーションデータチームリーダー

石橋 弘志


技研商事インターナショナル株式会社

執行役員 マーケティング部 部長 シニアコンサルタント

市川 史祥


株式会社ナビタイムジャパン

交通データ事業部 副事業部長 

永森 枝里子

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はい、Location Weekly Japanです。今日はですね、2023年末に開催されましたLBMA Japan 第1回位置情報アワードの最優秀賞を受賞されましたKDDI Location Analyzer 訪日外国人版 Powered By NAVITIME をやってらっしゃる皆さんに来ていただきましたということで、
KDDIから石橋さん、技研招致インターナショナルから市川さん、NAVITIME Japan から長森さんに来ていただきました。皆さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、まずは受賞おめでとうございます。
ありがとうございます。
はい、第1回ということで記念すべき最優秀賞という表でありますけれども、せっかくなので皆さんにこのLocation Analyzer 訪日外国人版 Powered By NAVITIME について教えてください。まず、石橋さんから概要を教えてください。
はい、もともとLocation Analyzer というツールがありまして、それは国内の居住者のデータを地図上で分析するというサービスになっていましたと。
だいたいそれが2019年にリリースしまして、そこからコロナ禍も得まして、コロナ後にやっぱりその訪日外国人が増えてきたというのもありまして、地図上で簡単に訪日外国人の人流が分析できるというのを売りにしてリリースしますといったところになります。
なるほど、すごくフラットに言っていただきましたけど、結構すごいことだと思うんですけれども、Location Analyzer についてまずちょっと石川さん、もう少し具体的に教えてもらっていいですか。どんな経緯でスタートしたとか。
そうですね、観光庁自治体とか民間企業様でもデータに基づいたいろんな公衛市決定というのは当たり前の時代の中で、その位置情報というところはどうですかね、もう6、7年前から重要視されてきていたと思うんです。
提供する側からすると、調査したレポートを提供するとか、データをスポットで処理して提供するとかっていうのはちょっと前からあったと思うんですが、自らセルフで何度でも全国どこでも好きな場所を分析するっていうのがなかったものですから、KDDI さんと技研商品いただいた当社で協業して、いわゆる GIS 地図情報システムという分析ツールとして提供したっていうのが元々の始まりなんですよね。
それが石橋さんがおっしゃっていただいた2019年からというところになりますかね。
なるほど、それを今年の10月に法日外国人も分析できるようにしましょうといったのが今回のアップデートかなと思うんですが、そこを導入していきましょうみたいなことを決められた経緯みたいなのってあったりするんですか、石橋さん。
もともと我々は2019年にリリースした当初から法日外国人のパターンもかなりいらっしゃっていたので、そこのニーズ、分析するニーズってものすごくありましたと。
われわれが法日外国人のデータを持っているわけでもなく、なかなかニーズにお答えできなかったという背景がありましたと。
そこからコロナになって、もともとの国内人流のほうにフォーカスされていた部分はあったと思うんですけど、コロナが明けて法日外国人が戻ってきたといったところで、やっぱりまたそこのニーズが増加してきてしまったというところがありまして、
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われわれのほうでもお客様の声にお答えする形で、この人流分析のところで法日外国人といったところをやっていこうといった形でナビタイムさんに声をかけさせていただきまして、最終的にナビタイムさんのデータをわれわれのロケーション内で連携して分析できるようにしたところになります。
なるほど。そこはやっぱりナビタイムだったんですね。
そうですね。ナビタイムさんのデータってあんまり偏りのないデータになっているので、われわれのほうとしてもそれぞれの国籍とかに偏るというよりは、全国一律で分析できるようなデータのほうがいいというところで、ナビタイムさんと連携していこうというところでやらせていただいております。
ありがとうございます。
じゃあ、偏りのないナビタイムデータについて中森さん教えてください。
はい、ありがとうございます。今回そのKLAにご採用いただいているデータというのが、ナビタイムが運用しているフォーニティ外国人向けのアプリ、Japan Travel by Navitimeというサービスから収集した利用者ももちろん同意のもとですけれども、収集したGPSのデータを使っています。
結構まだですね、世の中にそういう外国人のGPS位置情報データでそんなに数がない中で、こういうアプリから取れているということもあって、結構広くいろんな国の方に使っていただいているというのはあるのかなというふうに思っております。
特徴としましては、ナビタイムってあまり外国人向けのサービスというイメージはないかとは思うんですけれども、実はですね、外国人向け、それこそ英語向けのナビなんかは結構昔から、柄系時代からやっていたりもしまして、今のサービスの前身となるようなアプリもスマホ向けのアプリも2014年ぐらいから運用していたりもしますので、実は私たち結構インバウンドというところでは老舗なのかなというふうに勝手に思っています。
そういったサービスの運用だったりとか、そこから収集されるデータというものをどう分析していくかというところについては、社内でもいろいろとノウハウがたまってきていたところではあったんですけれども、そこでKLAに掲載してみないかということでお声掛けをいただいて、今回至ったというようなところではございます。
ありがとうございます。10月にリリースされたということで、まだそんなに時間経ってないかなと思うんですけど、結構もうすでに導入していらっしゃる方々とか、どんな方が導入しているみたいなのはあったりするんですかね。じゃあ、これ市川さんからまずは。
おかげさまでですね、本当に出だし好調というとちょっと生々しいんですけども、そんなところですかね。本当にその全方位で活用されているなというところなんですけど、例えば民間企業のマーケティングというところで言いますと、当然その小売業さんで百貨店さんですとか商業施設さんですとか、加減量発展とかドラッグスターさんと、それで店舗展開のチェーン企業みたいなところが多かったりしますが、時点の周辺に何国人が多いのかと。
じゃあ、それで例えばそういう多言語対応どうしようかとかですね。そもそもそういったところに向けてこのモーショナルマーケティングなりしていくときに、そもそも外国人がいるのかみたいなですね。そういうどこに何国人がどれだけいるんだみたいな分析ニーズというところで使われたりっていうのは一つあるかなというところですよね。
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なるほど。市川司夫さん。
そうですね。民間以外で言うと、やっぱり自治体さんに使っていただいているところっていうのは非常に多いかなと思っておりまして、主にやっぱり観光っていうキーワードで使っていただいてますと。
何かと申しますと、基本的に各自治体さんは自分たちのところに、日本一外国人に来ていただいて、お金を落としていただくっていうところがまず目的になっているかなと思っているんですけど、
それに差し当たって、それぞれの外国人の比率とかを見て、例えば言語の看板とかも書いていかなきゃいけないとか、いろんな観光施策に対して人流データを見ながら地点を打っていくといったところでやっていただいているのかなと思ってます。
例えばですけども、神奈川市さんとかの兼六園とかあると思うんですけど、ここって分析すると意外と中国人がほとんどいなかったりするんですよ。
そういったところも、今まではすごいいろんな外国人の方が平純的に来てくれてたのかと思ってたけど、実は来てなかったとか、そういったところも分かるんで、そういった形でいろんな内地につながっているのかなというところは思ってます。
なるほど。どうでしょう、永森さんは。
そうですね。KLAについてはもうお二方に十分お話いただいたかと思っておりますが、こういったKLAのリリースをさせていただいたことによって、こんなこともやってるのかということで、何みたいにもお問い合わせをいただくということも増えてきておりまして、
私たちとしては結構自治体とか地域の方からお話をいただくことが多いんですけれども、はい、さっき石橋様がおっしゃっていただいたように、その感覚でやってたのがデータで示せるようになるですとか、打ち手のベースのある調査として使いたいっていうお話もございますし、
あとはこれまで結構人力で調査していたものをコストをできるだけ抑えてですとか、正確性を保つというようなところで、こういったデータの活用というところを検討されている方も増えてきているのかなという印象がございます。
なるほど。
あれですよね、経営って基本分析のみで、その分析をした結果に対して、じゃあちょっとそこでピンポイントで大西外国人向けに広告を出したいとか、コミュニケーションを取りたいみたいな、そういったニーズもやっぱりあったりするんですかね、石橋さん。
そうですね。民間さんも実際そうですけど、やっぱり集客っていうところがひとつキーワードとしてはありますと、そういった中で大西外国人さんが集まるような、そこに集まってお金を売り出していただけるような仕組みみたいなところのひとつとして、そういう広告みたいなのにしているところっていうのは非常にニーズがあります。
それはなんか直接的にじゃあナミタイムの方、日外国人版にメッセージを打つみたいなことはできたりするんですか。
現状はKLAではできないので、そうですね、ナミタイムさんの方ではアプリの方で対応いただくような形で、詳しくは大西さんお願いします。
はい、そうですね。先ほど申し上げたアプリ、別にデータを取るだけじゃなくてですね、もちろん利用者の方がいろいろ情報収集をするツールとして使っていただくものでございますので、それ自体を媒体として情報発信だったりとか、そういうことも更新できるようなメニューが揃っております。
例えば私が授業の趣旨だとして、KLAを使って100人韓国人の人たちがここに来てるのねって言ったら、この100人に打ちたいんだけど広告をっていうのはできるんですか。
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はい、できます。今できることといくつか広告メニューがあるんですけれども、特にその売れ筋なものとしましては、一情報連動プッシュでございまして、ここに来た人に対してこの内容の広告を打ちたい。
それをプッシュという形で、プッシュ通知ですね、という形で広告を出すというようなことができまして、例えば今おっしゃっていただいたようなケースもございますし、
どこか商業施設さんで分析されて、この国の方がこういったようなことが分かったときに、例えばその近くの駅に来たときにそういうプッシュメッセージを出すから、施設まで来訪してくれるんじゃないか。
そういうような仮説をもとに広告を打っていただくと、そんなようなことでも使っていただいているものでございます。
なるほど。なんかそれがあるといいですよね。分析した結果、じゃあ次の打ち手としてはここにアプローチしたい。じゃあそれはNaviTimeでやろうみたいな。それは綺麗な流れですね。
ありがとうございます。
ちなみにこの外国人版を使うのって追加でお金かかるんですか、石川さん。
そうですね。追加でお金がかかりまして、今キャンペーン価格でKLAと全く同じ金額、要は今年間240万円なんですけども、それと同じ金額でご利用いただけるという形で今使っていただいております。
いつまでキャンペーンやってらっしゃるんですか。
石川さんキャンペーンでいつまでしてるんですか。
3月。
3月。
2024年の3月までキャンペーンでKLAを契約したら、本日外国人版も使えるという感じですか。
いつもいろんなのはあるかもしれないので、ぜひお問い合わせください。
ありがとうございます。
最後になりますけれども、今後というか、せっかくリリースされましたっていうところではあると思うんですけど、この先どんな展開を考えてらっしゃるかとか、どんなアプローチをしていくかみたいなのを皆さん一言ずついただけますでしょうか。石川さんからお願いします。
ありがとうございます。今後KDDIとしてはですね、まずは位置情報だけではなくて、我々が持っているファーストパーティーデータっていうのをお客さんご利用できるようにしていきたいなと思っておりまして、例えばその決済データとか我々持っているので、そういったところをお客様に分析していただくようにするんですとか、あとはさっき橋本さんがおっしゃっていただいたように位置情報と連動して広告を打っていくみたいなところもちょっと今後は考えていきたいなというふうには思っております。
はい、今後の展望というか個人的な野望っていう範囲でコメントさせていただくと2つあるといいなと思ってて、まず1つ目は先ほど話に出ましたけども、その分析した後の打ち手までKDDIロケーションアナライザーで一気通過でできるようになったらいいのかなっていうのが1つですよね。やっぱりそういうニーズはあると思うんで、あともう1つはその位置情報、国内とか日外国人だけで分析が完結するんじゃなくて、位置情報と何か別のデータを組み合わせて分析結果がよりリッチになればいいかな。
例えば決済情報とかですね、ここに韓国人がいてどれだけ使ってるんだ、ここにどれだけ人が来てるんで何かの消費が変わったみたいなですね、そこまで分かるとより課題解決いただけるのかなっていうふうに思っています。
長森さん。
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はい、ほとんどお二方に言われてしまったようなところもございますけれども、私もやっぱり分析を深めていくというところをやっていきたいなというふうに思ってまして、特に私たちもラビタイム単独でもいろいろとデータを使っていただいたり、先ほどの報告書材を購入いただいたりといったところもあるんですけれども、やっぱりせっかくこの協業という形で会社が集まってやっていることでございますので、
一社単独ではなかなか難しいようなことも、それこそグッズのデータを掛け合わせられたりですとか、その先の施策、出口というのところも一社だけではできないことがいろいろできるようになるんじゃないかなというふうに思っていますので、この連携というのをますます強化していけるといいなというふうに思っています。
はい、ありがとうございます。
そうですね、そしたらじゃあ、2024年の第2回アワードはこの3社プラスあと2社ぐらいの5社連合みたいなので、応募していただくようなことを記載していますという感じでよろしいですか。
はい。
はい、ありがとうございました。
今日はKDDIさん、技研精神インターナショナルさん、ラビタイムさんに来ていただきました。
皆さんどうもありがとうございました。
おめでとうございました。
ありがとうございました。
13:20

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