2025-06-09 15:37

GeoPita(ジオピタ) by IoTBank

位置情報データビジネスを網羅するツール「位置情報データソリューションカタログ」。

https://www.lbmajapan.com/catalog

 会員企業の多岐にわたるサービスをLBMA Japanサイトにて掲載しています。


デバイス開発・OEM開発・ソリューション開発までを一貫で手掛けるIoTBank。GPS-LTEMを活用した様々なBtoBソリューションを展開しています。そのコアとなるサービス「GeoPita」。GPSトラッカーを利用して「ヒト」「モノ」の屋内屋外の位置や稼働状況を一括管理できるソリューションについて、また各企業へのOEM・カスタマイズの方法などについて詳しくお話頂きました。


登壇者:

永山 武史

株式会社 IoTBank

IoT事業本部 営業統括部 チームリーダー

サマリー

IoTBankの長山さんが登場し、会社の概要や設立の経緯について説明しています。特に、GPSデバイスを利用した位置情報サービスや、法人向けにカスタマイズ可能なジオピタという製品について詳しく紹介されています。ジオピタは位置情報管理を中心に、様々な業種での活用が進んでいます。今後は高齢者の見守りやバイタルセンシングなどの分野にも拡大し、IoTデバイスとの連携を強化していく方針です。

IoTBankの概要
Location Weekly Japan です。今週は IoTBank の長山さんにお越しいただきました。長山さん、よろしくお願いします。
はじめまして。IoTBank の長山と申します。よろしくお願いいたします。
はい。じゃあ早速、会社紹介、自己紹介をお願いします。
はい。IoTBank と申します。オフィスは新宿に国内一拠点で営んでおります。
全身になるフューチャーモデルという法人がございまして、こちらが2009年設立ですね。
2019年に IoTBank が設立しております。
もともとフューチャーモデルで、オリジナルのSIMフリーのカードサイズの携帯電話とか、
あとAIを使ったオンライン翻訳機、こちらをSIMフリーモデルとしてスクラッチ開発したという経緯がありまして、
そちらの通信デバイスを作れるというところがベースになり、
そこから利用料というところも収益につなげていこうと思い立ち上げたのが IoTBank でございます。
IoT 分野に特化したメーカーになろうというところで立ち上げておりまして、
専用デバイスとあとはシステムエンジニアを雇い入れまして、一気通貫した開発ができる体制で営んでおります。
6機目ですね。2009年設立です。
そちらで一番得意としているのが、設立当初にGPS デバイスを使った見守りサービスを最初に手掛けたというところからですね、
その後も位置情報を扱うというものが得意な企業となっております。
特に屋外ですね、GPS、Wi-Fi、その辺りの電波を使って位置情報を取得して、
それを今現在はLTE-Mという通信に載せてですね、インターネット上につないでいく、
そういったところから各社の問題課題を解決するようなソリューションサービスというものを、
住宅開発等を行いながら展開しているような企業でございます。
そこからですね、昨年はですね、位置情報だけではなくバイタルデータの先進をしてですね、
高齢者ですとか安全対策、そういったところまで事業としては広げていこうというところで、
今注力して営んでおります。そういった会社でございます。
長山さんのキャリア
はい、ありがとうございます。じゃあ中山さんのバックグラウンドを教えてください。
私はですね、もうかなり年齢的には社内でも一番上の方になるんですけれども、
もともとファッション業界でずっとやっておりまして、
婦人服ですとかそういった企画、あと生産管理、そういったところをですね、
ずっと二十数年間やっておりました。後半ですね、ECですね、ネット販売というところで、
かなり規模的にもそれなりに大きくやっておりまして、
今フューチャーモデルというIoTバンクの前身になるような会社でですね、
ネットの関連で転職してまいりました。
で、通信デバイスですとかそういったところは初めてというところからスタートしているんですけれども、
もう5、6年やっておりまして、その中で法人対応している中で、
かなりですね、知識っていうのはついてきて、
今、そうですね、問題、課題を解決していくっていうところでは、
通信デバイスの知識以上にですね、今までの経験というのを生かして、
お客様とですね、親密な関係を築いているといったところでございます。
はい、ありがとうございます。まさかのファッション業界でした。
すみません、なんかもうちょっとえーっていうような話ができればよかったんですけど。
大丈夫ですか。
全然別業種から。
いや、全然大丈夫ですけど。はい、ありがとうございます。
そのフューチャーモデルっていう会社は2009年ですか?2019年?
2009年ですね。
2009年。じゃあもうすごいですね。16年ぐらいやってらっしゃる。
そうですね。はい、そうでございます。
で、なんかそのAI翻訳機っていう話ありましたけど、
当時まだAIって言葉なかったですよね、たぶん。
いや、そんなことはないですよ。
本当ですか。
今ほど、今ほどではないですけど、なくはないですね。全然ありましたけど。
えー、なんかね、その頃、ちょうどスマホが出始めた頃ですかね。
そのぐらいだったら。
翻訳機自体は製造したのはそんな立ち上げ当初ではなくてですね。
あー、なるほど。
だいぶ年数経ってからでしたので。
IoTバンクができる3、4年前ぐらいから着手しているので、
ちょうど10年ぐらい前ですかね。
そうですね。
10年弱前ぐらい。
はい。
失礼いたしました。
はい。ありがとうございます。で、今フォーカスされていらっしゃる、
まあ、プロダクトとしてIoTバンクさん出されていらっしゃるのって、
GPSだったりを使ったLTE通信をベースにしたセンシングのデバイスかつサービスっていう感じなんですかね。
はい。弊社の規模でやはり強みになっているのは、
デバイスを作れるっていうところはですね、強みになっておりまして、
で、お客様のOEM製造ですとかっていう案件もかなり扱っております。
そうなんですよね。デバイス作れる人減ってますよね。
まあ、大変ですよね。デバイスをスクラッチで作るっていうと。
で、やはり大手さんにお願いすると、非常に開発費ですとか、
あと時間ですとか、いろんなハードルが出てくると思うんですけど、
その辺りを比較的フレキシブルにですね、かなりコストも圧縮して
対応できるっていうところが強みにはなってます。
ただ、それだけじゃなくて、その後もですね、
可視化までやっているっていうところで、ソフトウェアの受託も受けますし、
あとは両方やってるっていうところから、
データ連携に関しても非常につなぎ込みっていうところが得意としておりまして、
お客様の管理コンソールに弊社のセンシングデバイスの何かしら情報をプロットするとかですね、
そういった案件も得意としております。
例えば、御社のプロダクトでジオピタっていうのがあるかと思いますけれども、
ジオピタでGPSのトラッカーですと、
このGPSのトラッカー自体と、
基本的にはデフォルトとしては御社が提供するダッシュボードにつながっているっていうような感じなんですかね。
基本的にはそのパッケージも販売しておりまして、
大体130社ぐらいに使っていただいてるんですけれども、
ただ、台数ですとか売り上げの大きさでいうと、
そのまま使っていただかない方も、そちらの方が数量的に多いですね。
弊社のデバイスをお客様の管理コンソールに位置情報を移すですとか、
なので両方、半々ぐらいで両方ともいけますよという形でご理解いただければ。
そうすると、じゃあ管理コンソールだったりプラットフォームを持ってらっしゃらないお客さんに対しては、
御社が提供するデバイスとプラットフォーム両方をご提供するっていうサービスがありつつ、
すでに何らかのセンシングだったりトラッキングのコンソールを持ってらっしゃるところに対しては、
カスタマイズをしてつなぎ込みを提供するっていうような感じになるんですかね。
そうですね。もう一つ、その弊社のジオピタのウェブアプリ自体をお客様向けにかなり改良してですね、
専用にご提供するっていうこともやっておりまして、
なのでご希望されればその形に極力沿う形でご提案っていうのが可能になっております。
なるほど、そうですよね。
大体一般論としてSaaSサービスってカスタマイズしてくれないじゃないですか。
でバージョンアップを待ってくださいみたいなそんな話が多いのかなっていう感じなんですけど、
御社の場合はもう前提としてカスタマイズできますよっていうところからスタートできるっていう感じになるんですかね。
そうですね。
かなり展示会などの打ち出しでも住宅開発賜りますみたいなですね。
なのでそこ強みにはなってますので。
そうですよね。重要ですよね。
特に日本のお客さんってカスタマイズ大好きじゃないですか。
そうですね。必ずこここうならないのって。
出だしはですね弊社のパッケージ版で行こうかなみたいな。
余計なコストもかからないですしっていうところなんですけど、
やってるうちにですねここはこういう機能が欲しいとかなっていく場合が多いので、
そこに対応できるというところですかね。
なるほど。それでもう多くの会社さんすでに導入いただいてるってなると、
結構いろんな要望って一緒だったりしないもんなんですかね。
いやあの似通った要望は、例えばよく出るなっていう部分は弊社のパッケージ版にも反映させたいという意思が働いて、
じゃあそこは弊社が開発しますと。
通常の機能としてバージョンアップしていきます。
お客様これはそんなに多数派の内容じゃないなっていうところはそういったことできないので、
お客様専用に開発してっていう形ですとか、極力普通の機能にできる部分は弊社がやってしまうという形を取っております。
ジオピタの特徴
このジオピタについて概要を教えてもらってもいいですか。
ジオピタはですね、もともと小型のGPSトラッカーと呼ばれているデバイスですね。
非常に手のひらサイズでリチウムイオンの二次電池を内蔵して充電タイプの子供見守りに使われているようなそのデバイスです。
弊社はもともとスタートの段階でスマホアプリとGPSトラッカーを組み合わせた子供見守りサービス、
そのあたりの開発に着手したので、それを法人さん向けに使えるようにしたいと。
もともとは小売用に作ったんですけれども、高性能でして非常に法人向けとしても十分耐えられるというところで、
法人向けの管理コンソールだけを使ってデバイスを流用したようなそういったところがスタートでございました。
そこからその時点で法人さんの一括管理できるようにですね、
普通のパッケージ版でも1000台までデバイスがひも付けができて、
ログインユーザーは無制限に可能なウェブアプリを作りまして、
その中で履歴を追えたりダウンロードできたりとかですね、
あとジオフェンス機能を実装したりというところから用語を聞きながらですね、
だんだんだんだん機能が増えてきているというところでございます。
ジオピタの特徴と活用
弊社のジオピタの場合はあまり出だしへですね、
建設業とか物流業とかそういった方に特化したような機能をあまり実装していなくて、
位置情報を見やすくするにはどうやったらいいかみたいな、
そういった業界に偏らずに考えていったので、
その影響からか本当にいろんな業種の方に使っていただいたり、
あとは人の見守り、高齢者が持って管理したりですね、警備員が、
人が使うという分野ですとか、
あとは車両重機あたりの動態に使っていただいたり、
あと特徴的なのは、小さな荷物に直接付けるという使い方も
弊社のトラッカーの場合は多いんですよね。
よくBLEのタグなどは物に付けるというパターンあると思うんですけども、
弊社の導入実績の中では鍵に付けたり、
あとは配送する荷物自体に付けてしまったり、
物に付けるというのが全体の3分の1ぐらいは物が対象なので、
他社さんと違う弊社の特徴としてはその辺りかなと思います。
それは当初からあまり業界に偏らずに管理コンソールを作ってきたので、
物の追跡ですとか、あとは効率化とかそういったところでも
お使いいただけるというところですね。
じゃあ屋外で使用されることを前提としていらっしゃるんだとすると、
やっぱり防水だったり防塵は対応していらっしゃるんですかね。
はい。もともと人が持ち歩くという前提があったので、
IP65というですね、IP規格の日常生活防水レベルですね。
そこから派生させて一時電池、乾電池を防水ケースに入れて
トラッカーと組み合わせたような、そういったものも今販売をしておりまして、
こちらはIP67という、もうちょっとですね屋外付けしても大丈夫なようなレベルでご提供してます。
すごく私もこれジオピタリリースされてから、
どんどんどんどんアップデートしてるなというのは何となく横から拝見をしてたんですけれども、
この先ジオピタどんな感じになっていくみたいなのがあればぜひ教えてください。
言える範囲でいいですか。
そうですね。方向性として可能性があるのはやはり位置情報だけ見守る。
もちろんそれもどんどん機能を充実させて使いやすくしていくんですけれども、
ただ位置情報だけというよりは位置情報プラス他のセンシングデータですね。
組み合わせた形っていうのがかなり用途が広がりますし、
というところでGPSトラッカーをゲートウェイとしても使ってですね、
他のセンシングデータを拾いながら位置情報と一緒にですね、
クラウドに上げるっていうものが多くなっていくのかなと。
実際にご提供しているものもあるんですけれども、というところでございます。
あとはそれの延長上で過酷な労働環境での人の見守りとかですね、
そういった分野もこれから広がっていくのかなというところでございます。
今後の展望
なるほど。ありがとうございます。
もう一つあれですかね。マモサーチですかね。
マモサーチはですね、弊社がもともと提供小売りまでやっていたんですけれども、
今はソフトバンクさんのグループ会社のBBSS様にですね、販売権移情しまして、
弊社は製造ですとか運用サポートを担っております。
なんかバイタルっていうとやっぱり老人の見守りみたいなところで活用されるのかなというふうに思ったんですけど。
そうですね。今現在ですね、去年からリットケアっていう高齢者見守りに今使いつつあるっていうか、
まだ実証実験をたくさん行っている最中なんですけれども、
バイタルセンシングバンドを手首か足首につけて、
高齢者施設でですね、自動計測したものを一括管理するような、
そういった仕組みを今注力しています。
で、それの延長上で建築現場とかですね、道路工事とか土木現場とかそういったところの怪我とかですね、
熱中症の対策とかそういった分野もこれから発生していくのかとは思っております。
いやーなんかお話ししてて全然中山さん、IT業界の人のましぶりに聞こえますね。
いいえ、全然足りないので。
でもどうですか?そのファッション業界とかそういったところでの活用みたいなところっていうのも広げていけそうな感じですかね。
ファッション業界なのか流通なのか何ですかね。
ファッション業界というところはそうですね、イメージは膨らまないんですけれども、
過去繊維を扱っていらっしゃる防石系の会社様が繊維だけではなくて、
他のいろんな業種に広げていってはいると思うんですよね。
防石だけだとなかなか今後の日本で厳しいというところ。
で、その延長上に高齢者の見守りとかバイタルセンシングって相性がいいようでして、
素材メーカーさんはその分野に着手しているので、そういったところと取り組みをしていくっていう可能性は十分あるのかな。
今はもう既に商談っていうのは何回も行っておりますので、
繊維業界との連携というかですね、そういった形ですかね。
ありがとうございます。
昨年から2024年問題というか、流通業等々で残業させちゃダメになって、
労働力不足なんてことが言われてますけれども、
そういったところからの御社のソリューション導入みたいなのってやっぱり広がったりするんでしょうか。
そうですね。まさにそのあたりから物流系の案件増えてはおりまして、
実際そこへの導入に至っているのも増えております。
なので従来は人、車両、物って3分の1ぐらいずつだったんですけれども、
今特に車両ですね、回送状況の管理とかそのあたりが非常に増えていて、
従来のバランスよりはそこが多くなっております。
ありがとうございます。
はい。
そして最後に今後の展望と題して締めていただければと思います。
今後の展望というとですね、従来位置情報を中心に
法人さん向けにですね、ソリューションサービスを展開してきているんですけれども、
今後はそこはさらに太くというのはあるんですけれども、
他にですね、高齢者ですとかバイタルセンシング、
プラス他のIoTデバイスというところに事業領域を広げまして、
弊社としてのIoT分野でのですね、専業メーカーという立ち位置をより明確にして、
会社として大きく育てていきたいといったところでございます。
はい。ありがとうございます。
今日はIoTバンクの永山さんにお話を伺いました。
永山さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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