2025-09-29 13:03

ゴーガ:Google Maps Platform を使用した地図システム開発のスペシャリスト

登壇者:鈴木一(株)ゴーガ 営業部 営業

Google Mapsを活用したオーダーメイド地図システムを手がける「ゴーガ」の取り組みと最新のアップデートをご紹介します。飲食・小売・メーカーなど大手企業への豊富な導入実績を背景に、店舗検索サイトやGISによる出店計画・売上予測、さらには人流データや気象データを活用した高度な分析を実現。近年は防災ニーズにも対応し、従業員の安全確保や避難ルートの可視化を支援しています。今後は3DマップやAI技術にも注力し、地図の可能性をさらに広げていきます。

サマリー

株式会社ゴーガは、Google Maps Platformを活用した地図システムを開発し、飲食店や小売店、メーカー向けに特化したサービスを提供しています。人流データや気象データの統合を進め、ビジュアライズされた情報に基づいて企業の出店計画や売上予測を支援しています。Googleマップを活用した地図システムに関する具体的なニーズが高まり、特に従業員の安全確保や情報の可視化が求められています。また、今後は3DマップやAIの要素を取り入れた機能の開発が進む予定です。

株式会社ゴーガの紹介
Location Weekly Japan です。今週はゴーガの鈴木さんにお越しいただきました。鈴木さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、じゃあゴーガさん、2回目ではありますけれども、だいぶ経ってるんで、改めて会社紹介、それから鈴木さんの自己紹介をお願いします。
はい、ありがとうございます。改めまして株式会社ゴーガ営業部の鈴木と申します。よろしくお願いいたします。
弊社株式会社ゴーガは、Google Maps Platform を使った地図システムを数多く作っている企業になっております。
LBMA の会員の企業様の中でも、特にデータベンダーと言われる人流データを取り扱われている企業様でしたりとか、
あとは気象データとか、地図にまつわるデータですね、様々なものを地図上に可視化をして、お客さんに使いやすいように作ってもらうのを得意としている企業になっております。
本日はよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
そうですね、多分なんかゴーガさんってすごく特徴的な、その Google Maps に特化したっていうところあると思うんで、
なんかもう少しわかりやすい感じで、具体的にお客さんって誰なんですかっていう話と、今のデータをどうやって載せるってどういうことですかみたいなのを教えてもらえますかね。
ありがとうございます。
例えば、弊社の主なお客様ですねって言うと、飲食店さんとか小売店さんとかメーカーさんとかは数多く取引をさせてもらっております。
で、Google Maps の上にですね、企業様がお持ちの、例えば店舗のデータですね、をピンで刺してあげることで、店舗検索サイトでしたりとか、
あとはメーカーさんが下ろしている先のデータをピンで刺してあげることで、取扱店の検索サイトでしたりとか、そういったシステムの一部を作らせてもらっております。
で、それ以外にも、例えば出店計画をするというふうになった時には、企業様がお持ちの時点の情報でしたりとか、あと顧客の情報とか、そういったものを使いやすくですね、触れる GIS なんかも作っていたりします。
そうすると、何ですかね、企業さんの特定の、その企業だけが使えるマップツールを作っている、そんなイメージで大丈夫ですか?
はい。GIS などの社内システムについてはご認識の通りです。ただ、店舗検索サイトでしたりとか、取扱店検索サイトとか、それ以外の通信向けの一般公開されるようなサイトのシステムも弊社の方で作っていたりします。
結構ニッチじゃないですか。なんでこういうビジネスを立ち上げられて、事業にしようって考えられたんですかね。
ありがとうございます。当時というか、もともと弊社はウェブ開発をやっていた企業でして、Googleマップ登場した翌年に創業しているんですけれども、今Googleマップの API いっぱい使ってきてますと。
例えば店舗検索なんかはすごく分かりやすいんですけれども、弊社の店舗検索システムは、デニーズさんだったりとかマクドナルドさんとかスカイラークさんとかいろんな方に導入いただいております。
その中ですごく使いやすいよねっていうような、その UI の部分にかなり意識を高めて収めさせてもらっているので、なんでGoogleマップだったりとか、あといろんなビッグデータと言われるものを誰でも分かりやすく使える、そういう世の中を作っていきたいよねっていうのが
社内でもよく言われるキーワードになっているかなと思います。
なるほど。じゃあ UI が特徴的であるっていうこと、特徴的であるというかイケてるって感じなんですかね。
ありがとうございます。それで言うと UI にはもう絶対的な自信はあります。
なるほど。そこはなんでイケてるんですか?
そうですね。うちの代表の今関が特にその UI 周りのこだわりっていうのは非常に強くてですね、いいものを作ってもやっぱり触ってもらえないと活かされてないよねっていうのはよくよく言われることなので、
システムのその UI ももちろんそうなんですが、機能的な面だったりとか、そもそもどういう媒体で使うかとかですね、今で言うとPC 以外にもスマートフォンとかで仕事をされる方とか現地でタブレットで触られる方とかもいらっしゃると思うので、
その利用用途だったりとか利用シーンを必ず聞いた上でオーダーメイドでいろんなものを作ったりっていうのはよくやっていたりとかします。
それはあれですか、PC とスマホとタブレットで全部 UI が違うんですか?
データ活用の進展
変えるようにしてたりもありません。
なるほど。なんかそこって特徴的なことってあったりするんですかね、それぞれの画角というか。
まあまあ指でタップするっていうのとクリックするとかその辺もあると思うんですけれども。
おっしゃる通り、PC だと細かいマウスの作業だったりとか操作だったりとか、あと入力作業とかっていうのもしやすいと思うんですが、
逆にスマートフォンだと細かいその作業だったりっていうのは難しかったりするので、そういう時には制限をかけたりとかデザインを少し変えたりとかもしています。
はい、ありがとうございます。
冒頭、人流データを導入しているとか、天気ですかね、情報を取り込んでらっしゃるっていうような話もありましたけど、具体的にそれってどういう用途で使って、どんなデータが見れるとかってあったりするんですか?
例えば人流データであれば、出店計画でしたりとか、あと売上予測とかですね、そういった時に人がどこに多いのかとか、その人がどの時間帯にどこを回っているのかっていうところが分かると、
より効果的な出店場所を選定することができますし、あとは既存店舗についても、大体この時間にこれぐらい人が来るからというのが分かれば、売上予測も立てられるっていうところのお手伝いをさせてもらっています。
あとは、天候のデータとかで言うと、例えば防災関連のGISですね、なんかも最近はニーズがあったりとかはして、被災地だったりとか何か特定の地域ですね、に対して天候的な影響がないかどうかっていうところと、あとはそこに人流とかを掛け合わせてどれぐらいの物資が必要なのかみたいな話っていうのもできたらいいなとは思います。
人流で言うと予測で使うんですけど、過去のデータを元にそれを予測してとかそんな感じになるんですか?
はい、ご認識の通りです。過去のデータを元に予測するっていうのが主な用途になります。
なるほど。天気に関しては天気予報ですか?それもやっぱり過去データを見て。
そうですね。天気については過去のデータも取得できますし、今だとハレックスさんと連携をさせてもらっていて、今この瞬間の雨雲だったりとか、あと最新の震災の情報とかですね、震源地がどこなのかとか、そういったものも表示できるようになっています。
じゃあちょっとGOGAさん、インタビューさせてもらうのは2年ぶりなんで、ここ2年でのすげえアップデートみたいなのがあればぜひお願いします。
ありがとうございます。ちょっとご期待に添えるように頑張りたいなと思います。
ここ2年間でいうと一番大きいのは人流データでしたりとか先ほどのその天候データもそうなんですが、そういったいろんなデータベンダーさんと連携をさせてもらって、弊社のGOGA GISというプラットフォームですね、の方に可視化をして提供できるようになったところが大きいかなと思っております。
今までそれはできなかったのができるようになった、なんか追加オプションとしてそれが入ったとかそのイメージなんですかね。
今まででいうとある程度個別開発ですね、製品としてではなく個別の開発としてやらせてもらっていたところがある程度の型ができたことによってご導入してもらいやすくなったりとかしているのもそうですし、
あとはいろんなこのベンダーさんとのやり取りの中でどういう可視化の手法がいいのかなったりとか、どういうシーンで使われることがいいのかっていうのをこちら側がすごく理解するというか勉強させてもらったところもあるので、なので提案の幅が広がったかなというふうに思っています。
それでさっき防災最近ニーズがあっていうお話ありましたけれども、それはお客さんの企業の方々が具体的に防災ってどういったデータを使ってどんな用途でっていうのはもしあれば教えてください。
防災のニーズで言うと、実際にお問い合わせいただくケースもあるんですけれども、各企業さんですねが自分たちの従業員のいる拠点だったりとか店舗ですね。
で、その周りで何か天災的なことが起きてないかどうかっていうのを確認すぐできるというのが一つ特徴かなというふうに思っています。
従業員の安全確保とニーズの高まり
加えて、例えばですけれども、その中で働いていらっしゃる方がちゃんと帰れているかどうかでしたりとか、その時に避難ルートとかも例えばGoogleマップを使って最適なルートを出したりとかそういうことも可視化できたりとかもしますので、
そういう連携をすることによって従業員の安全確保でしたりとか状況を把握するみたいなところもお手伝いできる分野ではないかなというふうに思っています。
やっぱりそのニーズというのはこの最近さらに高まってきたっていう感じなんですか?
それはやっぱり気候変動だったり災害がこれだけ起こっているから、企業としてもっていうあれなんですかね?
ありがとうございます。それで言うと、たぶん元々あったものじゃないかなというふうに個人的には感じています。
ただ今までっていうのは、それを地図情報で、例えば従業員の住んでいる場所だったりとか避難ルートとかっていうものをですね、可視化するっていう発想そのものっていうのはあまりなかったと思います。
例えばうちで言うと、出店計画とか売上管理とGISが欲しい以外にもあらゆる人に使ってもらえるような使いやすいGISを提供している部分もあるので、
例えばこういう従業員の安全確保でしたりとか、それ以外の用途ですね、でもいかがでしょうかという話をすると、いろんなお客様からやっぱりそういうのあった方がいいよねと。
で、今は出店計画にまつわる部署で話をしているけど、ゆくゆくは人事だったりとか総務の方でも使えるような、そういう地図利用とか位置情報の利用も検討しないといけないよねっていうのは、いろんなお客様から言われるケースがあります。
なんかこの先、そこってやっぱり広がっていきそうな領域なんですかね?本社の立場から見て。
それで言うと広がっていくんじゃないのかなというふうに思っています。
うちがそもそもGoogleマップを使っていろんな情報を地図に可視化するみたいなのを得意としている企業だからこそ言えることなんですが、
位置情報、リドケードもついているもので地図に起こしてなんぼなのかなっていうところは思っていて、地図に載せるとその地点の周りにどういう条件があるのかとか、
どういう環境になっているのかっていうのもGoogleマップで見るとだいぶわかりやすくなるので、
そこの情報量が増えるっていうところは、いろんな方々にニーズがあるんじゃないのかなというふうに思っています。
なんか一見してというか、防災って聞くとそれって自治体がやることなんじゃないの?みたいなところはイメージに持たれる方多いかなと思うんですけれども、
民間の企業、本社のお客さんたちがそういう取り組みをしているっていうのはなんか興味深いのかなと思ったんですけれども。
そうですね。おっしゃる通り、今までの防災の分野とかってもちろん自治体の中の仕事でもあると思います。
ただ一方で企業側も持続可能なその戦略だったりとか、従業員が安心して働ける環境を整えるっていう意味合いだと、
やっぱりそこの話をした時には反応がいいというか、ちょっと興味があるっていうふうにおっしゃっていただくことがほとんどかなと思います。
3DマップとAIの展望
ありがとうございます。移動経路っていう話もありましたけれども、なんか3Dというか高さ、3次元っていう観点って御社としてはどんな向き合いというか、
そういうニーズってあるんでしょうかっていうのはいかがですか?
弊社としても今その3Dのマップのところについてはいろいろと検証とあと開発の方を進めています。
モデルマップも3Dマップの機能自体は実装されていますし、高さに応じてピンを表示するみたいなこともできるようになってきてますので、
ゆくゆくは例えば出展計画とか展望検索とかももちろんそうなんですが、高さに応じたピンだったりとかっていうのは必要になってきますし、
それに応じた機能みたいなところもどんどん作っていきたいなと思っています。
それは心強いですね。そろそろ高さが欲しいなっていうのがなんか世の中の流れとして出てきてるかなと思うんで、ありがとうございます。
そしたら最後に今後の展望というか、こんなことがやっていきますよっていうのを言える範囲じゃなくて言えない範囲も含めて教えてください。
ありがとうございます。そうですね、今日お話しさせてもらったところで言うと、まずGISだったりとか地図利用のところですね。
いろんな方に使ってもらえるように今後も頑張っていきたいなというふうに思っています。
一方で今で言うと、どの展示会とかどの方と話してもやっぱりAIっていう要素が結構出てきているかなというふうに感じています。
弊社ももちろんそのAI周りですね、の強化っていうところは今開発を進めているところです。
例えば地図上にプロットされた地点の情報をAIのフィルターをかけたりとか、あと分析をしたりとかですね。
その集計結果で特徴をAIにレポートを書かせたりとかみたいなことは結構力を入れてやっていたりとかするので、
ぜひ製品化というか皆様にお見せできるところまで来たら盛大に紹介させてもらえたらなと思っている次第です。
はい、じゃあそれを楽しみにしていきましょう。ありがとうございます。
今日は動画の鈴木さんにお話伺いました。鈴木さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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