AdvertisementMindの紹介
Location Weekly Japanです。今週は、AdvertisementMindの富永さんにお越しいただきました。 富永さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。富永でございます。
会社紹介、自己紹介をお願いします。
私、AdvertisementMind株式会社の富永と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
弊社はですね、LocationMindという東京大学研究室初のスタートアップの100%子会社になりまして、
社名にあります通り、位置情報関連ではありますが、かつですね、広告事業を取り扱っている会社でございます。
ピナブルというサービス名を総称させていただいておりますが、ピナブルというスマートフォンのSDK、アプリに実装しているSDKと、
ビーコンを使ったものでですね、広告を中心的に取り扱ったサービスでございます。
はい、設立はいつでしたっけ?
会社自体は、2024年の12月末でございます。
まだ半年ですね。
そうですね、ただこのピナブルというサービスは、実は工夫カンパニーという会社から事業譲渡を行っておりまして、
アドバタイズメントマインドは2024年12月に設立なんですけども、事業譲渡は2025年2月でございます。
なので、まだ出来立てホヤホヤと言いますか。
私自体は事業の処刑対応をしておりましたので、1ヶ月遅れなので、私がこのアドバタイズメントマインドに入ってきているのは3月の頭からです。
なるほど、そんなフレッシュな話を聞けるのも面白いなと思うので、ぜひちょっと色々お聞かせ頂ければと思います。
ビーコン技術の活用
まず、ロケーションマインドは広告事業は今までやってなかったんでしたっけ?
やっておりません。GPSデータですね、他社さんから頂いているGPSデータを加工処理をしてですね、
そちらを使って国家プロジェクトですとか、観光ですとか、その辺りに対してですね、サービスを提供しているような会社になります。
それに対して今回、アドバタイズメントマインドっていうすごい分かりやすい社名だなと思って拝見していたんですけれども、
立ち上げたその背景というかがあれば教えてください。
ロケーションマインドはデータを独自で取得するということが今までしておりませんでして、
我々はSDKとビーコンを設置させて頂いておりますので、位置情報の検知及びクーポン配信等々も行うんですけれども、
検知ができると。なので、自らデータ取得も可能になっておりますので、そこではまずシナジーがあるかなというふうに考えております。
あとはですね、我々今リカーリングで収益を上げられるようなことを考えておりますので、
どうしてもロケーションマインドのサービスでいくと結構プロジェクトとしての規模が大きくなるんですけれども、
安定的にしっかりとサービスを作っていくためには我々のようなリカーリングモデルのシナジーもあるのかなというふうな形で我々はジョインしております。
なるほど。あれですね、具体的に3ヶ月なのかな?なんですけれども、サービス提供を開始していらっしゃるんですか?
しております。お客様も全て紹介させて頂いておりますので、かつPinappleというサービス自体はもう5、6年なるサービスになりますので、
我々のビーコンも今ですと自社でつけているもの及びパートナー様、クライアント様から情報を頂いているものも含めると5万台を超えるビーコンを設置させて頂いて、
設置とおよび提携ですね。5万台を超えるビーコンとのデータ取得ができております。
なるほど。じゃあその5万台のビーコンを使ってどんなサービスを提供していらっしゃるか教えてください。
設置場所は小売さんの店舗ですとか、あとは商業施設、交通インフラ等々に設置させて頂いておりまして、
位置情報検知、オフラインの行動履歴ですね、それを基に場所と時間、ビーコンですのでGPSデータよりもより精緻に位置情報を検知できるのと、
我々リアルタイムで情報をキャッチしておりますので、接触されているユーザーにマッチした位置情報をターゲティングというかですね、
そのような情報の広告配信を行っているようなサービスでございます。
マーケティング戦略の展開
店舗に設置されているビーコンというのはビーコンで電波を発していて、それを受け取るのはスマートフォンですか?
はい、スマートフォンのアプリになります。
アプリというのは御社が提供しているアプリ、それとも小売さんが提供しているアプリとかそういう感じですか?
小売さんになります。なのでお客様がお持ちの温度アプリですとか、他社さんの弊社が提携をさせていただいているような提携アプリをきっかけにですね、
その2パターンですね、お客様の温度アプリおよび提携アプリで位置情報をキャッチし、クーポン配信をさせていただいているということになります。
そういった小売さんが提供する温度アプリにプッシュ通知配信する、
ベイビーコンのピンポイントの場所を契機にクーポン配信するみたいな施策っていう、結構今までやられてきた方々もいらっしゃると思いますし、
ピーナブルとしてもやってきたっていうところあると思うんですけれども、
どういったユースケース、シチュエーションだとそれがコンバージョンが高いというか、うまくいくっていう、
なんかその成功事例を教えてもらってもいいですか?
やっぱり店舗の中にいるタイミングで、その方々にマッチングした情報を配信できることに価値があるかなというふうに思っておりまして、
これはですね、小売さん、弊社、契約させていただいておりますけれども、小売さんだけではなく、
例えば鉄道さんですね、鉄道インフラの中でも、私鉄さんやJRさんの中にも、
車両の中でビーコンが使えるような鉄道様もございますし、改札ですとかホームでビーコンが使えるような会社さんもございます。
そのような方々に対しても、先ほどの小売さんへの送客を含めてですね、情報を提供できるかなというふうに考えておりますし、
店舗の中に入ったタイミングでもクーポン配信もできますので、
広告って何度か同じ内容を見聞きすると初めて効果を及ぼすみたいなことは我々も、
それはもうこれまでの実績の中で感じ取っているところがありますので、
店舗の中だけではなくて、店舗に送客するために行うもの。
これはビーコンですので、GPSと違って様々な技術、今開発が進んでいると思いますので、
例えば気圧で高さを取るみたいなことも事例としてあるかと思うんですけども、
我々は今はビーコンに集中しておりますので、GPSでは取れない高さですとか、
屋内測位を得意としておりますので、GPSよりもより精緻に行うと。
なので、店舗までの確かな送客と店舗の中での実測、
そこにおけるそのタイミングにいらっしゃる方々に情報を配信するということに価値があるかなというふうに考えております。
イメージとしては、駅にビーコンがついていて、その駅を利用した人に対して駅の近くにある小売、
薬局でも何でもいいですけど、薬局で今日こんなの安いですよみたいなのを通知するっていう、
そんなイメージですかね。
はい。
なるほど。それ考えるとあれですよね、ピンポイントでできます。
時間も指定できたりするんですかね。
できます。配信時間も選べますし、
あとは配信の頻度、フリクエンシーと言われているようなものも設定が可能になります。
なるほど。タイムセルとかも設定できる。
できます。その時間帯だけを選んでしまえばタイムセルもできるようになります。
それいいですよね。なるほど。
で、小売さんのアプリだったりすると、ある程度個人情報とかも取ってらっしゃるところもあると思うんですけれども、
そういうものに基づいて、例えば特定のセグメントにだけ出すとか。
はい。
この年齢層の人に出すとか、そういったこともできたりするんですかね。
はい。現状ではですね、我々が検知している位置情報と小売さんが持っているPOS、
その中で過去にある商品を買った方々に対して似たようなものですとか、
アドバタイズメントマインドの設立
同じようなもの、ちょっと価格が上がるようなものを情報として配信されるとですね、
通常の情報をいっぱい出すよりもコンバージョン率が高くなるっていうのは、
我々結果的に見れているところではありますので、
おっしゃられるように購買実績を基に、かつそこに位置情報、
店舗の中に今いますよって方々に情報を出すというものは、
一般的な広告を出すよりも精度が高いかなというふうに考えております。
なるほど。ちょっと話を設立の経緯に戻すんですけど、
はい。
なんか基本的にはこの事業、ピナップル事業自体を工夫さんから譲渡されて、
はい。
で、それを同じことをやっていく感じなんですかね。
なんかアドバタイズメントマインドとして、
こういう違いを出していくみたいなことがあれば教えてください。
弊社アドバタイズメントマインドはロケーションマインドの子会社になりますので、
今まででいけばピナップルというものは、店舗の中に設置しているビーコンを
来店されるお客様のそのタイミングで出すみたいなことばかりやってきたんですけども、
ロケーションマインドは人流の分析・解析も得意としている企業になりますので、
例えば、店舗の前およびその証券範囲の中でどれだけの人がいます。
どの時間帯だという人が多いです。
あとはその月とか季節に応じてですね、
どういう人が動きがありますというところの大きな分析・前方位といいますか、
日本全国で分析をしているロケーションマインドと屋内職員を得意としていて、
かつクーポン配信ができるピナップルというアドバタイズメントマインドが一緒にいることによって、
マクロな分析から我々のミクロなターゲティングまで一気通貫で提供させていただくことが可能かなというふうに思っております。
また、ロケーションマインドグループはですね、
5月にIRISという米国企業を買収しておりまして、
彼らが持っているGPSのビッグデータですね、
そちらはもう国内で検知できているデータも確認が取れておりますので、
それを用いて3社でですね、連合してサービスの提供が可能になるかなというふうに考えております。
5月ってこの間ですね。
ありがとうございます。
なので、アドバタイズメントマインドを作ったのが昨年末。
ピナブルがグループの中に入ったのが2月末。
米国企業を買収したのが5月の中旬という、そういうスケジュールで動いております。
サービスの展望とユーザーエクスペリエンス
なるほど、じゃあ今、社内体験ですね。
はい、私は外から来た人間なんですけども、
PMIしっかりやらせていただいていて、
グループの各メンバーがすごく受け入れるというかですね、
そういう雰囲気作りから精度まで、体制も含めてですね、
対応してくれているので、我々としてみると、
私も今すごくこの事業に集中できていますし、
お客様の幅も広がってくるかなと考えておりますし、
米国企業と一緒になったことでですね、
お客様ももうちょっとグローバルに広がってくるのかなというようなことも考えております。
なるほど。
そしたら最後にですね、今後の展望を皆さんにいつもお話しいただいているんですけど、
できたばっかりの会社なんで、でっかいことをぜひぶち上げてください。
我々せっかくなので、グループとしてのシナジーを全面的に出したいなと考えております。
ロケーションマインドは分析力、そこに長けておりまして、
もともとその位置に関連するAI事業、
あとは宇宙に関する事業も行っておるんですけども、
アドバタイズメントマインドとすると、
宇宙というのはやっぱりそのAIに関することかなと考えておりますので、
我々が取っているデータをAI解析、もうちょっと学習をしてですね、
ユーザーの方々、日本にいる方々、
あとは海外から日本に来る方々、
もともと海外にずっといらっしゃる方も含めてですね、
その方々に居心地がいいというか、
サービスを使っていただくその経験、ユーザーエクスペリエンスが
なんか心地いいんだということのノイズにならないようにですね、
情報提供をし、この位置情報に関するメディアで
その新しい社会を創造していきたいなというふうに考えております。
その制作者が存在する場所に寄り添うというかですね、
アドバタイズメントマインドという会社名にありますように、
広告によってそのマインド、気持ちを動かす、
そういう情報体験の創造に挑戦していきたいなというふうに考えております。
はい、ありがとうございます。
今日はまだ設立間もないアドバタイズメントマインドの
富永さんにお話を伺いました。
ぜひ1年後とか2年後にどうなっているかをね、
またお聞きしたいと思います。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。