ONE COMPATHの紹介
Location Weekly Japan です。今週は ONE COMPATH の早川さんにお越しいただきました。早川さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
では、会社紹介と自己紹介をお願いします。
はい、我々は ONE COMPATH と申します。
突販グループの IT 企業で、港区で 130 人ぐらいの社員でオフィスを構えております。
ミッションとして、日頃の暮らし、日常をワクワクするとか便利にする、そういったサービスを複数自社開発で運営をしております。
サービスによって、企業からお金をいただくものもあれば、ユーザーから直接課金をするようなサービスもございます。
代表的なサービスが、電子ラッシュサービスの手風、それから地図のマピオン、それからウォーキングアプリのアルプトと、そういった事業を展開しております。
自己紹介はそんなにしゃべることはないんですけれども、ONE COMPATH に入る前は突販印刷で長く営業だったり手風事業に関わってたりしました。
ONE COMPATH ができるタイミングでこちらに上位をして、社長としては7年目になります。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。すごいですね。もう7年も社長をやってきちゃったんですね。
そうですね。あっという間に取ってしまいました。
それぞれ有名なサービスではあるんですけれども、せっかくなんで今挙げていただいた3つのサービスについて簡単にサービス概要を教えていただけますか。
ありがとうございます。手風事業は今年24年目、25年目になる電子チラシのサービスになります。近所の折り込みチラシをスマートフォンやパソコンで無料で閲覧することのできるサービスです。
あまり新聞を撮る方がちょっと減ってますけれども、新聞を撮らなくても折り込みチラシは見たいという、そういう強いニーズに応えているサービスとなっております。
マピオンは約30年ぐらい続けているインターネットのサービスですが、最近は企業向けにお店の場所を案内するだったり、メーカーさんの商品がどこで買えるか、
そういったことをしっかり案内できるソリューションを提供するところに結構力を入れています。
最後にウォーキングアプリの歩くとというサービス、8年目になりますが、最も当社の中では今伸びている事業となっています。
健康にあまり関心が高くない方でも歩くとポイントがたまるとか、アプリの中でキャラクターを集められるとか、
そういったゲームフィケーションをいろいろ組み合わせることで、いつの間にか歩くことが当たり前になっている。
そんなウェルビングの時代に向けたサービスとして今頑張っているところです。
ありがとうございます。ちょっとじゃあ一つ一つせっかくなんで聞いていければと思うんですけど、
SHUFOOはもちろん有名なサービスかなとは思いますし、どうなんですかね。
ちょっと前、まあ多分10年前ぐらいからマシンウォード孤独がどんどんデジタル化されていくと、
ちょっといい言い方をするとデジタル化されていくので、
そこに付随していたチラシビジネスとかって結構苦しいよねみたいな話をしてきたかなと思うんですけれども、
最近のデジタルチラシの傾向っていうのはどんな感じなんですかね。
買い物に行く前にあれ今日何が休んだろうっていうのを皆さん見られるのか、
それとも行った店内で見るとかっていう、なんかそういった傾向ってあったりするんでしょうか。
そうですね。どちらもあると見ています。
ただやっぱり買い物前にですね、明日の買い物どうしようとか、
今日の買い物どうしようということで見ているケースのほうがまだまだやっぱり多いのかなというふうには思います。
最近は紙の折り込みチラシとして印刷されてないですね。
クーポンの情報だったりとか、その日のちょっとニッチな特売情報なんかも結構配信が増えてるかなという印象です。
なんかちょっと前、すいません、最近あんまりデジタルチラシは私見てないんですけれども、
紙自体をスキャンしてそれをアプリ上で見れますよみたいなところからスタートしたのかなと思うんですけれども、
さっきのお話だともうそういう感じでもなくなってきていて、
デジタルチラシはデジタルチラシとしてそれぞれフォーマットがあったりとかそんな感じになるんですかね。
そうですね、まさにその通りだと思います。
主風だけにそれが配信されているわけではなくて、オウンドメディアだったり、
場合によっては伝統のサイネージなんかともコンテンツを共有化して、
なるべく効率的に多彩な接点を作るというところを流通企業さん結構いろいろ工夫されているのかなというふうに思います。
なるほど。
あと次マピオンですかね。
マピオン、メーカー商品を探せるっていうのはどういう感じなんでしょうか。
特定のメーカーさんの商品を検索窓に入力したり選んだりすると、
その商品が自分の近くのいるスーパーだったりドラッグストアのどこで買えるかっていうのを
しっかり案内ができるようなサービスになっております。
それどうやってやってるんですかね。
よく聞かれる質問なんですけども、出荷情報をメーカーさんからお預かりして、
その出荷情報をベースできっとここのお店にあるよっていうのをしっかりご案内するっていう形になってます。
なんかそのメーカーさんとちょっと小売り観点で、
メーカーさんと話してると実際おろしを返してしまったところで、
自分の商品が実際どこに売られているのかっていうのを100%把握する術はないみたいなところで、
店頭のマーケティングとかってメーカーとしてどうやってやったらいいんだろうっていうのは
よく議論される話かなと思うんですけれども、
それマピオンで実はできてますってすごい話だなと思って今お伺いしてたんですけれども。
ありがとうございます。おっしゃれる通りの課題は今でもありまして、
100%出荷情報をカバーしてご案内ができているわけではありません。
やっぱりメーカーさんとして把握ができている範囲で、
例えば50%とか70%ぐらいのカバー領域の中で買えるお店をご案内されていると。
ただ情報の整理だったりクリーニングだったり、
そのあたりは結構ですね、メーカーさんそれぞれのやり方で
そこまできちんと整理されてないというのが実情ですので、
そのあたりをしっかりきれいにしていくというところも含めて、
ご支援をしているようなサービスになります。
ウォーキングアプリの展開
なるほど。ちなみにちょっとあの、
昨日私娘の買い物に付き合わされて、
なんかキャラクター付きのお菓子があのショップにない、
あのショップにないみたいな言われないはしごをしたんですけど、
そういうのも分かったりするんですかね。
そうですね。そういう商品が対象になっていれば検索ができるような仕組みにはなっております。
なるほど。昨日この情報を知りたかったですね。
そうですね。そのメーカーさんが導入されてたら、
きちんとご案内できたかなと思います。
はい。ちょっと後でちゃんと見てみます。
はい。ありがとうございます。
なるほど。で、そんな大きな有名なサービス2つありながら、
一番伸びていらっしゃるのはこのArctというサービスだということなので、
ぜひちょっとArctについても教えてください。
はい。ウォーキングアプリとして、今あの戦国時代というか、
アプリのストアで検索をするともうめちゃくちゃたくさん出てきています。
いろんな方向性があるんですけど、我々はなるべく仲間と歩く。
できるだけ楽しく歩く。その結果歩くことが習慣化される。
そんな方向で自社のポジションエンゴを作っています。
ですので、仲間と歩くというところだとチームと歩くモードがあったり、
あとは企業単位で参加をすることでみんなで励まし合いながら歩こうとか、
そんなモードがあるのと、楽しく歩く方向に関してはキャラクターを集める。
ポイントがたまる。あとは特定のコースをスタンプラリーのように歩いていく。
あとは地方の名産品が当たるとか、そんな仕掛けがたくさんあったり。
あとはIPとコラボレーションして、人気のキャラクターが画面の中に出てくる。
そんなこともやってたりします。
やっぱりそこの戦国時代になるほど、そういったウォーキングというか、
そういったことに対しての関心というのは強いんですかね。
それとも、とりあえず入れときゃ何かもらえるからみんな入れようみたいな感じなのかというと、いかがですか。
そうですね。戦国時代っていうのは、どちらかというと企業の狙いっていうのがあるのかなというふうに思います。
やっぱり歩くって毎日誰もがやることなので、歩くっていうコンテンツをアプリの中に入れておくと、
比較的ユーザーとの接点を高頻度で持っているみたいなところがあるのと、
もう一つやっぱりウェルビングの時代とか、やっぱり健康が人生100年時代の中で大事だよねっていうところで、
技術的にもそんなに難しくなく導入できるところだして、
ウォーキングをアプリの中で入れて、ユーザーと接点を作ろうというところが企業側にあるのかなというふうに思ったりします。
なるほど。なんかこの3つのサービスってそれぞれコラボレーションを行っていたりするもんなんでしょうか。
そうですね。一部あります。対ユーザーというよりは企業向けのマーケティングサービスとしてパッケージにしたりということを少しずつ始めています。
例えば主風の中で特定のメーカーさんの商品を告知をして、その商品が買える場所はここだよっていうのを、
先ほどのマピオンのカエロお店マップっていうものをセットで配置することで、
最後購入までしっかり来店と購入までサポートする。そんなパッケージなんかは分かりやすい例かなというふうになります。
何ですかね。お伺いしていると、それぞれエンドユーザー向けの2Cサービスでありつつ、
Bの要素も含めて、トラディショナルにずっと何十年もやってこられて積み上げてこられたデータと企業群を整理しているっていうようなイメージですけれども、
今一番力を入れてらっしゃる分野というか、もしあればぜひ教えてください。ありますよね、それはね。
そうですね。主風と先ほどマピオンビジット歩くとそれぞれ頑張ってはいるんですけれども、
直近のアップデートで非常にご評価をいただいているのが、主風のビジットトラッキングというツールがございまして、
それはどのチラシを見て、どんな人がどんなタイミングで、さらにはどんなエリアからお店に来たのかということをしっかり可視化ができるツールです。
GPSベースでうねりさんと一緒にやっているところなんですけれども、そうすると最も30代の女性に聞いたチラシはどれかとか、
チラシと顧客来店
新規のお客さんをたくさん連れてこれたチラシはどれかということがしっかり可視化ができますので、
そうすると、りゅうずさんの反則のご担当者の方と一緒に、次はどういう企画にしようかとか、
どういうチラシを増やしていこうかみたいなことのBDCの伴奏ができるというところがポイントで、
比較的新規のお客さんにも既存のお客さんにもご評価をいただいているところになります。
これはAIですかね、やっぱり使っているのは。
そうですね。このビジットトラッキングというところに関しては、GPSでの来店判定というところと、
誰がというところを主風として持っているユーザーの属性をうまく組み合わせているところなんですけれども、
その先にAIを組み合わせることで、新しいサービスができるんじゃないかなというふうに思って、
今結構そこの開発に力を入れています。
具体的には、響くチラシをAIがモデル化することができるんじゃないかなという考え方をベースに持っています。
どのチラシを見て、どの人がどんなタイミングでお店に来たかというのが分かるので、
全国約20万枚のチラシが月間で配信がされるんですけれども、
それの閲覧データと来店データをすべて組み合わせると、響くチラシが分かってくるだろうと。
その響くチラシがしっかりモデル化できていくと、最終的にはチラシの下書きの自動化とか、
チラシ自体をある程度オートマティックに作っていけたり、
ユーザーの方に合わせてチラシの中身を変えていくみたいなこともできていけるんじゃないかなということで、
いきなりそこの最後のところまでいくことは、なかなか簡単ではないんですけれども、
一歩一歩そこに向けてサービスを作って、この後半期の頭にロンチをちょっと考えているものがございます。
それは楽しみですね。ちょっとせっかくなんで、
早川さんずっとCVの立ち上げの頃から関わってこられたっていうさっきの話だったかなと思うんで、
なんかこの、言ってしまえば20年ぐらいですかね。
チラシってどう変わってきたとか、なんかその中の人から見た変性みたいなところをコメントもらえると。
ONE COMPATHの未来
そうですね。チラシ自体がどう変わってきたかっていうところは、
大きくは変わってないのかなというふうに思います。
チラシって単純な特売情報をその商家の方に届けるだけじゃなくて、
そのチラシで載せた商品が売り場をどう作るかっていうことの指示書にもなっているということなので、
チラシを作るとそれがお客様を呼ぶコンテンツにもなるし、
売り場を作る設計図にもなるというところが、今の流通企業さんの店舗運営、
反則のベースになっているのかなと。
そこは今でもそういう側面がすごく強いのかなというふうに思います。
ただ最近はですね、そこをベースとしながらも、
お客様の思考とかライフスタイルが多様化している中で、
こういう個性を持っている方も呼んでいきたいとか、
こういうことに反応するお客様を呼んでいきたい。
そういったところをできるだけ多様化したほうが、
お客様の来店を最大化できるんじゃないかという考えが、
ある程度広がってきているんじゃないかと。
そこに合わせて、紙の折り込みチラシはベースでやりつつも、
いろんなニーズに応えるところは、デジタルのチラシだったりコンテンツで、
さまざまな情報を配信することで、
お客様との接点を最低化したり、来店を最大化する。
そういった組み合わせの仕方に変わってきているのかなというふうに捉えています。
なるほど。
今お話を伺いながら、中学生ぐらいの時に、
正月にお年玉もらって、3万円ぐらい持ってて、
初売りのチラシが死ぬほど入ってきて、
あれを見ながら、この3万円で何が買えるんだろうと思って、
ワクワクしながらチラシをずっと見てた。
毎年それやってたなっていうことを思い出しました。
だから、パーソナライズされる。
探すっていう行為自体が楽しいっていうのはあると思いつつ、
それをデジタルに置いても、
この3万円で何ができるんだろうみたいな、
何が買えるんだろうみたいなところも、
ある程度、自分の行動範囲、県内で探してくれて、
これいいなって言ったら、どこで売ってるよっていうのが、
マピオンでピンが立ってみたいな、
そんなのが繋がると羨ましいなと思いました。
チラシって本当に子供の時から私も見てますけど、
結構楽しいですよね。
これ買おうかな、あれ買おうかなって、
自分の小遣いを見らめっこしながら、
特に家電のチラシとか、ディスカウントストアとか、
子供心に響いた気がします。
そうですね。ありがとうございます。
ちょっと期待してます。
ありがとうございます。
じゃあちょっと最後に、先の話、少しお話いただきましたけど、
ワンコンパスとしての今後の展望みたいなところも教えてください。
ありがとうございます。
インターネットサービス事業からの脱却っていうのを、
一つ社内でも掲げてまして、
事業モデルの変革をしないと生き残っていけないぞっていうのが、
背景にあるんですけども、
今まではインターネットの仕組みを通じて、
いかに情報を正しくとか、狙った人にとか、
大量の情報を管理するみたいなところに力点を置いて、
事業を展開してきたんですけども、
やっぱりこれだけ情報の流通が当たり前になり、
どこも無料になり、
どこからでも大体地下資料が得られるっていう時代になると、
それだけ続けてても厳しいなというところがあって、
今掲げてるのが、
インターネットサービス×AIマーケティング事業という
ビジネスモデルを社内で掲げてます。
先ほどの主風のAIの展開のように、
自分たちがサービスから生み出されるオリジナルのデータと
AIを組み合わせることで、
新しい行動変容のモデルみたいなことを
作っていけるんじゃないかと。
そのモデルを使うと、
我々のサービスの自動化にもつながったり、
あとはクライアントのマーケティングの自動化だったり、
最適化を生み出せるようなものにつながっていけるんじゃないか。
そうすることで、また元のサービスが強くなっていく。
そんなサイクルを作っていけるようなモデルに変革をしようということで、
毎日AIとデータをいかに組み合わせられるかっていう、
そんな話を社内でもいろんな方面で
捉えをしているような状態になります。
ありがとうございます。
でもそのインターネット依存からの脱却みたいなところが実現したら、
突破に戻っちゃうんですかね。
はい。
私もこっち側に来ていますので。
はい。ありがとうございます。
今日はワンコンパスの早川さんにお話を伺いました。
早川さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。