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2020-04-13 13:01

55. 『クオリティランド』という小説が最高なので家で読んでほしい #STAYHOME

クオリティランドというSF小説と未来のキッザニアについて話しました。

『クオリティランド』マルク=ウヴェ・クリング (著) 河出書房新社 (2019/8/24)
https://amzn.to/2y3Eaqe

ハリー https://twitter.com/HRM_09/
ヤーマン https://www.facebook.com/hiroki.koyama.96

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00:00
- どうも、ハリーです。
- ヤーマンです。
- 最近、家にいないといけないということでね。
- コロナマジやばいわ。
- まあ、おとなしくちょっと本でも、
- こんな時こそね。
- 本読む人が最近増えているみたいなんで、
まあ、おすすめの本を紹介したいなと思うんですが、
- 来たね。
- こちら、クオリティランドという小説ですね。
- 分厚。
- 分厚いんですよ。
- へえ。
- ドイツSFですね。
- マルク?
- マルク・クベクリングさん。
- AIとアルゴリズムが管理する格付け社会。
- ドイツ?
- ドイツですね。
- ドイツSF、僕も初めてだったんですけど、
- めっちゃ面白いですよ。
- 面白そう。
- ドイツSF大賞第一位って書いてある。
- その今、AIとか、ドローンとかIOTとかいろいろあるじゃないですか。
- それが、今ある技術が完全に普及した先の世界の、
- ちょっとディストピア小説みたいな。
- 今、いろいろ言いますもんね。
- 5Gとかね、ディープラーニングとかさ、自動運転とかね。
- まさに。
- そういうのがすでにもう現実化された。
- されたら、こんな変な世界来るかもねっていう時を考える参考にしてもらえたらいいかなと思って。
- いいっすよね。なんか昔のSFが今現実のものになってるみたいなさ、
- なんかそういう話もあるから、今考えられるこの最先端のSFって、
- そんなバカなと思いながらもこうなる可能性があるっていう。
- そうですそうです。
- だからいろんな技術出てくるんですけど、
- だいたい今あるものが発達したやつなんで、
- そんな今全然ないものとかあんま出てこないんですよ。
- うーん。
- だからギガジンとか好きな人にはドハマリするだろうと。
- はいはいはい。
- 俺ドイツ小説読んだことないっすね。
- 名前とかめっちゃ難しいんじゃないですか、主人公の。
- 主人公ペーターですね。
- 簡単。めっちゃ簡単やん。
- あなたへのおすすめ商品とかめっちゃ出るじゃないですか。
- たまになんでこれ勧められてるんかなっていうのが出てきたりすると思うんすよ。
- AmazonとかYouTubeとかでも。
- 何かの間違いかなとか。
- 実はそれが間違いじゃなくて、必然的にアルゴリズムによって計算され尽くした結果そうだったとしたらみたいな。
- リコメンドされてんの?
- この話に出てくるセリフで、偶然などこの世界には存在しないというのが。
- 怖いわそれ。それSFの世界で言われんの怖いわ。
- どんな話かというと、クオリティランドという国があるときできるんすよ。
- で、その国はアルゴリズムで管理されてるんですよ。
- で、一人一人普段の生活とか言動とか、誰と付き合った、誰と別れた、何を食べた、健康状態どうとか、運動してるかとか。
- いろんなものをパーッと集めてレベルをつけられるんですよ。1から100まで。
- 10以下になるとちょっと人として役立たずという暗黙の了解があって、もっと上に行くとより良い扱いを受けられるっていうステータスが上がるみたいな。
- みんなそれが落ちないように頑張りながら暮らしているっていうような。
- なんか昔ハリーさん、Googleに対していい顔見せてた方がいいよって言ってなかった。でもそれがもうこの小説の中では現実のものとなってるんすね。
- そうなんすよ。冒頭のところで主人公のペーターさんはレベル10なんすよ。
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- おー低いね。
- これより1個でも下がったらもう役立たずの仲間入りを果たしちゃうんすよ。で、困ったなーと思ってて、そんな彼が付き合ってる彼女がいるんですけど、振られちゃうんすよ。
- 振られた瞬間に、振られたっていうのがデータを送られたことによってレベル9に下がっちゃうんすよ。
- なんとか彼女がおったから自分のために。
- 振られたことによってこいつは人間的にあんまり良くないなという判断がされてレベル9になって、レベル9になった瞬間友達からズバズバって円を切られるんですよ。
- はいはいはい。怖いなー。
- 火傷になって家に帰ったらドローンがフワフワって飛んでるんですよ。そのドローンは通販サイトのドローンなんですけど、頼まなくても欲しがってるものを勝手に持ってきてくれるんですよ。
- はいはいはい。
- その時はちょっとイライラしてるからって言ってビールを持ってきてくれたんですよ。ビールかーと。俺はこんなのが欲しがってていたのかーと言いながらグミグミ飲むんですよ。
- 今度は保険会社から翌朝警告が来て、健康レベルが下がってるので直ちに運動しなさいって言われて、で仕方ないからジムに行くんですよ。
- ジムでランニングマシーン走ってたら、ランニングマシーンになんか皮肉っぽいこと言われて、何言ってんだお前はみたいなこと言ったら、今の発言は取り消してくださいみたいなランニングマシーンに言われる。
- ランニングマシーンに対してもう暴言吐いたら、それでさらにスコアが下がっていく。
- 機械に対しても優しくしなきゃいけないんですよ。全部チェックされるんで。
- すごい世界だね。面白そう。全部見られてるやん。なんか息苦しい感じがするね。
- それが便利と取るか、息苦しいと取るか。ストーリー的にはさっき言ったドローンが勝手にいろんなものを届けてくれると。
俺はこんなの欲しいと思っていたのかみたいなものまで届くんですけど、必ずあなたが欲しいと思ったものが届くということになっているんですよ。
ある時、アダルトグッズが届くんですよ。
彼女いねえしって。これさすがに間違えたべと思って返しに行こうとするんですけど、受け取ってくれないんですよ。
なぜ受け取らないかというと、それを受け取ってしまうと、ECサイト側はアルゴリズムに間違いがあったことを認めてしまうことになるから、絶対に受け取らないんですよ。
返す受け取らない返す受け取らないというのをずっとやるんですけど、この主人公はこの管理社会から抜け出したいみたいなことをやるっていう。
面白そうですね。映画とかでもいけそう。
映画でもアニメでもいけそう。もっと売れていいと思うんですけど、多分あんま売れてないんですよ。高いし。
高っ。
3000円くらいするんですよ。ハードカバーで分厚いんで。
税別2900円か。
技術系のニュースサイトというか、ガジェット系のところとか見ると、結構技術的の道徳問題みたいなのがあったりして、そういうのが分かる。
例えば自動運転、この世界でめちゃくちゃ流行ってるんですよ。
その辺ブンブンずっと走ってるんで、呼びたいときに呼んだら勝手に来て行ってくれるっていうような。
自動運転始まったら起こるのがトロッコ問題というやつがあって、トロッコ問題は多分みんな知ってる人多いと思うんですけど、これが自動運転が起きたら起こると。
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なぜかというと、自動運転の事故は少ないけど、絶対に避けられない事故っていうのは起きると。
急に飛び出して来られたら事故は起きるんだけれども、人間がそういう状況になったら、いちかばちかでハンドル切ったりすると思うんですけど、
機械はめちゃくちゃ計算早いんで、スローで見えてるような状態になるから、飛び出して来た人がどんな人か、その人のレベルがどんなもんかとか、資産はどれくらい持ってるとか。
一瞬でバレるわけね。
ハンドル切った先にまた別の人がいたら、その人のレベルはどうかとか、自分のレベルはどうかみたいなのを総合的に判断して、最善の怪我させる相手を決めるっていうことになるんですよ。
レベル低いやつが殺されるの?
かどうかはアルゴリズム次第ですね。
そういうのにどう考えるべきかみたいなところとかの話をしていたり、他にもマッチングアプリが進化したらどうなるかとか、機械が政治に手を出し始めてるので、それもどうなるかとか。
そういうのをいろいろ考えるときの、こういう結論になるかもしれないなという参考の一つとしてね。
確かに。
内容も面白いので、結構コメディなんで、暗い未来話やけど、面白い感じで書かれてるんで。
なんか経済本読むよりこういう小説読むほうが実は勉強になったりするかもしれない。
なんかよく言われますよね。
道徳問題とかも物語でテーマになってくるじゃないですか。
痛快ディストピア小説って書いてあるもんね。
ディストピア小説といえばね、監視社会を書いた1984年っていう小説が有名なんですけど、それの風味もありつつ。
なんだこのテロリストとか出てくるの?
テロリストはアンドロイドを打ち壊せっていう合体と運動みたいな人たちが出てくるんで。
でも絶対起こるよな、そういう世の中って。
なんか裏の帯読んでるだけですごい面白そうですもんね。
面白そうだし実際面白いんですけど、あんまり売れてないので、ぜひこの本を売っていきたいと思ってます。
川出書房なんで、まともな出版社なんで、ぜひ読んでもらいたいなと。
ちなみにこれ読み終わるのどのくらい時間かかりました?
でもセリフとかやったら早いんか。
結構読みやすいんで、そんなにかかんないですね。
3日ぐらいあったら読めるような感じか。
いいね小説。
俺読んでないんでわかんないんですけど、今よく言われてる5Gでしょ、AIでしょ、自動運転でしょ、あとブロックチェーンでしょ。
あと名前忘れた、むっちゃ計算早いやつ。
漁師コンピューター。
漁師コンピューター?
なんかこの5つぐらいで世の中変わるみたいな。
それで無くなる仕事が結構意外な仕事が無くなっていくみたいな。
運転手さんとか弁護士とか会計師とか、あとレジとかレジのレジ打ちとか。
レジね、最近コロナのあれもあってセルフレジのとこしかコンビニ行かなくなりましたね。
あーそうやんね。
ちょっと前に子供を、こんなコロナそうになる前、キザニア?なんか子供の職業体験みたいな。
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まだ子供ちっちゃかったってそんなに体験できなかったんやけど、わーっていろんな体験できるんですよ、このレジ、スーパーのレジ打ちとか。
ナースの仕事とか。
まあいろいろできるんですよね。
でもそこにあるやつ全部これこの子が大人になったとき多分無いやろなみたいな。
そう。
これを今自分の娘に体験させてる何の意味があるんやろみたいな。
いやまさにそうなんですよ。
無くなる職業体験みたいなさ状態になってて。
でもめっちゃ流行ってんすよ。
めっちゃ並んで。
これほんまにこの子たちが大人になったときほんまにこの職業あるんかなとか思いながら受けさせたのが印象的やったんですけどね。
だから僕も一応教育系の仕事してるじゃないですか。
うん。
キズタニアのもうちょっと未来見据えた版みたいなのをやりたいんですよね。
やってくださいよ。
そんなんがいいっすか。
なんか俺その中国でさほぼ終わったビジネスやねんけどレンタル自転車めっちゃ流行ったんすよ。
街中にチャリが転がっててスマホでQRコードプンってやったら鍵ガチャって開いて10メーター1なんかむちゃくちゃ安いんすよとりあえず。
なんか電動自転車ですよねあれ。
そうそうそう。
いいんすよね。
そうなんですけど中国って広いし田舎とかも多いからめっちゃ山奥とかにそのチャリ捨てられてGPSとかつけてるらしいんですけどその回収にめっちゃコストかかるみたいなんでバタバタバタって潰れてったんですよね上海にね。
ただそれ自動運転で同じことが車でできるようになったらめっちゃ便利やなと思うんすよね。
例えばパッて外出てタクシーみたいに流れてる車止めてアプリででそれに乗って駅まで行ってで駅からまた行くとか便利じゃないですか。
そういうなんか長距離というよりもなんかちょっとしたミニタクシーみたいな感じで広がるのかなーって思った時に日本の貿易って20%が車なんですよね。
えー。
輸出ね80兆円あって輸入も同じくらいなんですよ80兆円くらいあって20%が車で30%が車の部品なんですよね。
だから日本の輸出の半分が車っていうね。
だからもう車で支えられてるんですよ日本ってね。
なんだけど運転するための部品もいっぱいあるんですよ。
ハンドルとかねギアとかねアクセル踏むためのこのペダル作ってる会社とかそういう部品の会社は潰れていくんやろうなーみたいな。
逆にセキュリティエンジンとかそのエアバッグとかああいう部品はどんどんまた伸びていくんかな。
逆に生産量増えんかなーとかって今どこが自動運転最初に開発化するかみたいな話あるじゃないですか世界で。
グーグルとかテスラとか日本頑張ってほしい。
大ダメージですよそこ取られたら。
あと何漁師コンピューター?
漁師コンピューターはでも実現できるかどうかまだ。
分かんないんですか。
うん。
あれもだから普通に今のコンピューターで計算したら何光年みたいなのかかるのが普通に何時間かで計算出せちゃうとか。
そうですね。
だからあれができたらそのクレジットカードが。
暗証番号とか。
クレジットカードのセキュリティって何十年とかかけたら解けるけど誰もそんなことして解かないよねっていう前提で作られてるのでそれがすぐ解けちゃうから。
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やばいね。
ぐらいの計算量ですね。
ってなってくるとブロックチェーンが。
ブロックチェーンとかもあれ何に転用できるんですかね。
半個ついてたものは全部ブロックチェーンでいけるはずですね。
まあ無駄な作業多いですもんね今ね。
まあそう考えて世の中がどんどん変わっていくんよね。
いいですね。
じゃあそういう未来の技術を集めたギッザニアを作りましょう。
やりたいやりたい。
それ考えるだけでなんかワクワクしますよね。
うん。
じゃあこんな仕事あるっぽくないみたいなさ。
作りますわじゃあ僕。
いきなりやる気になった。
3年後に。
3年後?
ちょっと皆さんお力を貸してください。
いやでもなんかその辺考えてると面白いですね。
なくなる仕事と同じ分だけ新しく生まれる仕事あると思いますからね。
気づけてないだけで。
そういう未来予測のヒントになるクオリティランド。
ぜひぜひお読みくださいということで。
面白かった人は。
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よろしくお願いします。
それでは。
さようなら。
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