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どうも、ハリーです。 ヤマンです。
なんかこう、仕事とかでも、相手に得させるというか、勝たせた方が、物事うまくいくなというふうに、最近思っているのですね。
最近、相手の得が許せないというニュースが、ちょっと前に流行ってたんですよ。
相手の得が許せない? そう。
えーっと、弥生県で、おかわり無料が一時期なくなったんですよ。
あ、そうなんや。
そう、で、なぜかというと、自分はおかわりしないけど、他の人がおかわりしていると。
で、同じ料金なのは損だと。
えー? そんな人おんの?
いるらしいですよ。 マジか。
とか、よくある話で、大学の出席表あるじゃないですか。
あれを、出席してないけどカードだけ出して、出席したことにして単位もらうのも。
あー、昔よくやった、俺。
ね、やってましたよね。
あれもちょっと許せないみたいな声があったりとか。
で、なんか最近そういう感じに世の中なっているらしいのですよね。
なるほどね。
なんでこういうの起きるかというと、なんか自分が怒ると、怒るの結構ね、気持ちがいいんですよね。
なんか吐き出す、デトックス的な。
はいはいはい、デトックスね、怒りのデトックス。
まあ、他の人にとっちゃ別に迷惑な話なんですけど。
確かに、溜め込むよりね、言いたいこと言うほうが気持ちいいもんね。
で、なんかそういうちょっと嫌なことがあって怒ると、筋通ってるから賛同えやすいんですよね。
あー、はいはいはい。
ネットとかでも、こんな嫌なことがあったって言ったらわかります?みたいな。賛同えやすいっていうのがあって、
そういうのを言いやすい環境になっているなーっていうのがあるんですが、
とはいえ、あんまりそういうのやってるのも良くないなーと思ってて、
で、例えばデザイナーの人とかだったら、お金もらって何か作るわけじゃないですか。
っていうときに、経済的に見たら、相手からできるだけ多くもらえたほうがいいじゃないですか。
もちろん。
まあもちろんそうなんですけど、じゃあ相手からいっぱいもらって、短い時間でチャッとやって終わらすっていう形が一番得、チャー得。
まあ生産性高いですよね。
なんですけど、相手から依頼を受けて、例えばそれで何かしら売り上げ上げたいとかだったら、
相手の売り上げをいっぱい上げるように頑張ったほうが、結果的に喜ばれて、その後も続きやすいとか、新しい仕事来やすいとかがあったりすると思うんですよね。
ありますね。
なので、大きい方向性で言うと、いかに相手に勝たせるかというのが、得させるかっていうのを考えていくのが一番いいんじゃないかなと最近思うのですね。
じゃあその起こるのが悪いのかといったら、いいところも…
まあね、難しいところやけどね、言わなあかんときは言わなあかんし、
そうなんですよ。
いつまでも溜め込んでると何でも言いなりになるっていうのも、自分にとってもよくないし仕事上もね、
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よくないこと多いですからね。
面白い経済学なのかな、ゲーム理論という、これねゲーム理論前も放送で言ったんですけど、
今回別のやつで、最後通帳ゲームというのがあるんですよ。
最後通帳ゲーム?
試行実験みたいなやつなんですけど、
例えば、今僕と小山さんいるじゃないですか。
ここに1人ぽんと現れて、僕に1万円あげると。
1万円あげるんだけど、この1万円は僕と小山さん2人のだから、2人で分けなさいねって言われるんですよ。
ただし、いくらで分けるかっていうのは、僕が決めれるんですよ。
なるほど。
別に1円だけあげて9999円もらうとか、50005000円でもいいしっていう。
分け方はこちらが決めれるんですけど、その提案に対して小山さん拒否権があるんですよ。
拒否したらお互い1円ももらえないんですよ。
まあいいよってなったらその額お互いもらえるっていうゲームなんですけど、
この時にいくら渡すか問題なんですよ。
そうですね。
いくら渡します?
直感で僕とハリーさんやったらもう5050でいいんじゃないかなって思うんですけど。
優しいですね。
そりゃそうでしょ。成立させようと思った時に相手がすごい年上の人とか、
自分と立場全然違う人の場合多くあげちゃうかも。
7-3とか。
自分が少なく。
だって拒否されたらゼロになるんでしょ。
少しでももらえる方が得なんじゃないかなって思うんですけどね。
おー。
いい人ですね。
例えば逆の立場で小山さんが提案権があるとして、
別に降って湧いてきた1万円のうち、
別に僕100円でも10円でも何もしないゼロよりは、
基本もらえた方がゼロか10かって言ったら10の方がいいように見えるじゃないですか。
けどやっぱり99対1みたいな極端な提案をされると、
ほとんどの人が拒否するんですよね。
でもそんなふざけたようなことするんだったらいらんと。
なるほど。
それもやっぱり相手が不公平だみたいな。
不満を持つんだよね。
一方的に得してるというのが、
結局2人とも得してるにも関わらず、得した感が得られてないんですね。
全然得られてないどころかむしろマイナスなんですよ。
そうか、それ考えさせられんな。
ホモデウスか何かいう本に載ってたんですけど、
そういうところで拒否するところがあるから、
相手に騙されないようにするとか、
一方的に不利な話を持ちかけられないようにするとか、
相手といい感じに付き合っていくことが人間はできるようになるっていう。
なるほどね。
面白いな。合理的に見れば2人とも得してるのに、
何か損した気分になるもんね。
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9対1とか言われたらね。
ゲーム理論が結構好きなんですよ。
なんじゃかんじゃ。前囚人のジレンマっていうのを紹介したと思うんですけど、
ありましたね。
経済的に考えたら得かみたいな。
そこに人間の気持ちの揺れとかもあったりして、
どういう風な提案するのがいいのかなとかっていうのは。
いかに得に感じてもらうか。
それはそうですね。
同じ内容でも見せ方次第でっていうのはね。
納得させれればいいんでしょう。
犬の餌でお手伝いすると餌が出てくる機会があって、
ランダムに出てくる機会だと出てこなくてもわからないけど、
絶対に出てくる機会がいきなり出なくなったらすごい怒るとか。
でも真理ですよね。動物の。
仕事でどう生かすか。
仕事だけじゃないですね。でもね。
人間関係で。
そうですね。人間関係全てにおいてね。
いかに相手が損したと思わないようにみたいなのを結構考えるんですよね。
得してるでしょ?みたいな。
昔俺は商社マンやったんで、
その時ってすごいそういう気持ち常に持ってましたね。
ビジネスストークで何でもうまいこと言うんですよね。
やっぱ物販の営業マンって。
メーカーと仲良い担当者といろんなこと握って、
お客さんに対しては、
いやこれすごい苦労してこの値段まで設定したんで、
もううちも本当に駅薄々なんでお願いしますみたいな。
こと言っときながら裏でちょっとね調整してたりとか。
でもそれってお客さんすごい得。
その一言ですごい得した気分になってくれるんですよね。
悪く言えば嘘やねんけど。
良く言えばコミュニケーションなんですよね。
お客さんとの。
それはありますよね。
やっぱ人同士なんでね。
そうそうそう。
今やそういうことするのにも疲れ果てて、
もうそういうことする気にもなれないんやけどね俺は。
そうなんですか。
そうそうそう。
昔はやらされてましたね。
商社マン、営業マン時代は。
お前もっと言い方考えろとか言って先輩によく怒られて。
営業トーク。
営業トーク。
正直に何でも話すなみたいな。
それありますね。
嘘にならないようにトークするんですよね。
本当にめちゃくちゃできる営業マンはそんなこと、
そんなやり方あんましないのかもしれないですけど。
例えばしっかり利益取れてるけど、
お客さんに対してはうちはもう本当に利益そんなにないですからっていう説明をするとか。
説明難しいですよね。
技術系のエンジニアの人とかそうなんですけど、
正確に言おうとしすぎてうまく伝わらないみたいなことがあって、
よく言われるのが頑張ればできるみたいな言い回しをした時に、
普通の人はじゃあちょっと頑張ってもらおうかなぐらいなんですけど、
それを言った側の技術者的な感じで言うと、
不可能とは言い切れないから多分できるけど、
多分できない方、確率の方が高いみたいな。
なるほどね。
その辺の誤差が結構あったりして。
それも言い方一つですよね。
デザインでも一緒ですよ。
もう出来上がった工量直前に全部変更したいと。
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例えば言われたとして、
現実的に納期の時間とかもあるんですけど、
技術的にできるかできないかって言ったらできちゃうんですよね。
もう一回作ればいいだけなんで。
徹夜でも何でもして。
だけどそれは常識的にあり得ないっていう意味で断ることもあるし、
そういう意味で頑張ればできるっていうのは正しいんだけど、
すごい俺らの業界では危険な言葉ですよね。
できるんだけど、
じゃあできないやつやってって言われた時に、
え、マジでやんの?みたいな。
怖いなあ、それが。
そういう時はきっぱりと、
すいません、もう今からではできないですって言った方がいいかもしれないね。
だからまあ、いかに相手の人に、
実際に得してもらうぐらいで僕は全然いいと思うんですけど、
得させる方がいろいろと自分にも得が返ってくるんじゃないかな派なんですよ。
確かに。
さっき言った営業トークでも、
悪く言えば嘘ついてるだけやんって言われたらそこまでなんですけど、
お客さんからしたら得を感じてもらえてるんですよね。
それもまあ一種のテクニックっていうか、
そういうのもね、気にしながら仕事していくといいですね。
確かに。
これを聞いてる若い人とかは、
仕事の時とかもね、
プライベートでももちろん相手の人がいかに損した気持ちにさせないかというようなところをちょっと考えてみたら、
さっきのあのゲームなんだっけ。
最後通帳ゲーム。
最後通帳ゲームね。
合理的に見れば2人とも得してるはずやのに、
言い方一つで損を感じさせてしまうっていうのは、
いい気づきですよね。
なのでまあちょっと気をつけてみるといいのではないかなと思います。
ってことで、
はい。
さよなら。
さよなら。