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どうもハリーです。ヤマンです。
ヤマンさん、なんか前に収録終わりで、借りた恩は返さなくていいみたいなこと言ったの覚えてます?
あー、完全に酔ってたなー、その時。
なんか言ってたんすよ。その、借りを作るのが僕結構嫌みたいなこと言ったら、そんなの気にせんで、映画ならガッハッハッハみたいな、酔っ払い親父がいたんすけど。
はいはいはい、それ俺やわ。
それがね、戦略的に正しいのではないかという記事を見たんすよ。
なんかね、何で見たか忘れちゃったんですけど、ネットニュースみたいなやつで、ギバーっていう与える人とテイカー、受け取る人っていうの見ると思うんすけど、
与えるのが多い人と受け取るのが多い人、どっちが成功してるかと言ったら、受け取るのが多い人。
要は受け取るだけ受け取って、特に返さないやつ、嫌なやつですな。
与える人は良い人ですね、世間的にはね。
ただ、世間的に良い人の方が経済的に見たら下の方にいることが多いっていう。
悪いやつの方がやっぱり、ずずしいなと思うようなやつね。
ああいう人の方が結構上手くいきやすいというのを見て、これは小山さんのことだと。
いやいや、俺が悪いやつみたいな言い方されたけど。
そうなんですよ。ただ、平均的には嫌なやつの方が上手くいくんですけど、超成功者というのを見てみたら、
これは与える人の方が圧倒的に多かったっていうのがあって。
受けたのを返すっていうことで言えば、やっぱり俺今もう一回考えてみても返さなくて良くない?
返さなくていいっていうか返せない?返せない。返せなくない?
どういうことですか?
まず親に絶対返せないでしょ。
そういうことか。
だってここまで育ててきてくれた恩なんて絶対返せないでしょ、親に。
だから返さなくていいやって思ってる。
親はね。
逆に受けた恩を違う形で自分の子供にはやりますよ。
そういう考え方かなって多分言ったと思う、俺は。
でもいちいちね、あいつにこんなことされたからなんかお返しでこんなことしてやらなあかんとか、
もうごちゃごちゃ考えるのはめんどくさいですよね、でもね。
やりたいよりにようにやればいいんだよね、多分ね。
でもまあまあそういうね、いい人になるか悪い人になるかっていう生き方、戦略結構あるなと思ってて、
どう生きていけばいいのかなというのを結構考えるんですよ。
要はそのさっきのやつで言うと与える人になるか与えないやつになるかっていう二択じゃないですか。
で、有名なやつで知ってる人多いと思うんですけど、
ゲーム理論っていう経済学かなのジャンルがあって、囚人のジレンマとか知らないですかね。
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わかんない。
囚人のジレンマっていうのは、二人捕まるんですよ。
じゃあ僕と小山さんが両方捕まると、チームで悪いことしただろお前らって言われて、
二人で捕まると、その時に二人別々のこの取り調べ室に入れられるんですよ。
で、それを正直に言うか言わないかっていうことなんですよ。
で、証拠不十分だから証言さえ、証言を取りたいと。
っていう時に、その別々の場所で辞教するか知らを切るかっていう問題で。
難しいね。
で、両方、要はこの2×2のマスがあって、
僕が正直に言わないっていうのと、小山さんが正直に言わないっていうのがあって、
両方とも正直に言うと、5年とかかな。
刑が軽くなる。
で、どっちかが裏切って、どっちかが言わないと、裏切った方は証拠不十分で釈放されるけど、
言った方は10年入らなきゃいけない。
両方とも言わなかったら、景気までみたいな感じで、2年だか3年だかみたいな。
それは要は相手と強調するか裏切りのカードを切るかっていう。
面白いな、この話。
両方を喋らないというのが一番景気短いんですよ、2人にとっては。
で、両方喋ると2人で分け合う。
片方だけが裏切りだと、片方がめっちゃ重いっていう。
道徳の問題だな。
経済学です。
道徳の問題でしょ、これ。やった罪の罪悪感。
そういうのはあんま考えず、どういう手を打つのが得か損かっていうやつで、
これ別に答えがあるわけではないんですよ。
これは要は1回しかないから、裏切った方がなんとなく得な気がするじゃないですか。
ただ、これは人間関係で結構あって、何回もあったりして、
その中でこいつは許せんなみたいなことがあったり、
でも他の時はいい人だったりするじゃないですか。
っていう時に、常にいい人だと損しがちだと思うんですよ。
悪いやつになっても、いい人であろうとしたら搾取されまくるじゃないですか。
それさすがに良くないだろうと。
どっかで見切りつけんとっていう、そういうのがあった時に、
どういう手順で今回は強調する、今回は裏切るかというのが、
ゲーム理論でよく出てくる問題ですね。
何回もある場合だと、最初はどうも初めましてみたいな感じであって、
その後何かやりとりするうちに、こいつムカつくなみたいな、
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なったりすることあるじゃないですか。
そういう時に、どこで線引くかみたいなのあったりするんですか。
うん、ある。
え、いっぱいある?そんな。
何やろう、あんまり付き合いたくないなと思ったら、
もう自分の中で結構適当に走られます。
はいはい、だから相手が裏切ってきたら、
自分も裏切りカードを出すっていうようなことですかね。
うーん、あんま眼中にないかな。
さっきは強調か裏切りか1回しかなかったじゃないですか。
で、これが何度も起こった場合どうなるかっていうので、
両方強調を出すと2点もらえるんですよ。
2点もらえる、はいはい。
で、どっちかが強調、どっちかが裏切りだったら、
裏切りの方が3点もらえるんですよ。
で、両方裏切りだと1点ずつもらえるんです。
一番得点多くもらえるのは裏切りじゃないですか。
でも常に裏切るやつだと思われてたら、
相手も絶対に裏切りカードを出してくるじゃないですか。
だからその時は1点しかもらえない。
どういう時に、適度に強調を出し適度に裏切りを出すのが、
一番多く点数稼げるという問題なんですよ。
アルゴリズムをいっぱい作ってきて、
それで戦わせるっていう、
どのアルゴリズムが一番強いか合戦っていうのをやったのがあって、
これがね、無敵と言われていた戦略があって、
それがしっぺ返し戦略というやつで、
一番最初は強調カードを出すんですよ。
で、その後は前回相手が出してきた手を出すっていう。
わかります?
最初、強力を出します。
で、相手も強力出してきたら、
2回目あった時も強力を出すと。
その時相手が裏切りを出してきたら、
次に3回目あった時はこっちは裏切りを出す。
半沢直樹、やられたらやり返すでしょ。
まあそんな感じですね。確かに確かに。
これがね、結局一番ポイント稼げたっていうので、
無敵だったんですよ。
僕結構それで生きてるんですよ。
まあやられたらやり返さないとね、やっぱり。
裏切りというのが実際の社会で何を指すかっていうのは人それぞれあると思うんで、
頼まれても断るとか、そういうことだったりするのかなと思うんですけど。
ギブアンドテイクね。
まあね、ギブギブばっかりになるのも良くないですよね。
たとえお客さんであっても。
お客さんはうちの商品を買ってるんでね。
商品をどう売るか、誰に売るかはこっちのね、
さじ加減というか、売りたくない奴には売らんでいいっていう、
強気な考え方も俺はありやと思いますけどね。
ありますね。
っていうか決して強気じゃないよね。
まあね、普通にだって物買うときって、
その分の価値があるとこっちが判断したから買うっていう、
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この等価交換だと思うんですよ。
そうそうそう、本当にそうですよ。
昔ね、俺がやってるB、
俺がやってるというか仕事でやってたBプラツっていう、
大阪市のビジネス情報マガジンがあって、
そこで京橋にあるすごい阪急とかに下ろしてるうなぎ屋さんがあるんですよね。
うなぎ業界のドンって言われてるらしいんですけど、
そこの社長を取材したときに同じこと言ってましたね。
うちのうなぎは売り先は俺が決めるみたいな。
そんな偉そうな言い方しなかったけど、
やっぱ決してお客さんにペコペコするのが商売じゃないっていうこと言ってましたね。
向こうも欲しいからお金を出す。
こっちも売りたい人に一緒に考えてビジネスしなきゃいけないみたいな。
すげえ今変な日本語になったけど、
まあ要はペコペコするのは良くないってことですね。
切れるときは切れらんのあかんと思うしね俺は。
お客さんと喧嘩したことあります?
喧嘩?
僕商社マン時代むっちゃ喧嘩してましたよ。
どんな喧嘩があるんですか?
もうお前には売らんつって、
毎月1000万ぐらい買ってくれてた超でかい販売店の社長に、
24歳の超新人が、もうお前とは商売しないって言って。
あこやまさんが24歳で、
向こうがもう50ぐらいの、
超ぐちの取引先の相手にブチギレて?
ブチギレたっていうか、
俺のことコキ使うから、
もうお前には売れへんつって切った。
すっごい社長に怒られたけどね。
ああそういうのか。
でも喧嘩してから仲良くなったお客さんもいてますけどね。
うちはでかい商社やったんで、
もうお前のとこには売りたくないって言って、
俺が言ったら向こうも困るんですよねやっぱり。
腹減ってる奴にお前には食わせんって言ったら困るやん。
そういう発想ですよね。
お客様は神様でもないっすもんね。
お客様はお客様ですね。
お客様はお客様ですね。
まあそういうことでね。
結局どういう時に、
なんかねやっぱり、
言わなきゃいけない時に言わないというのが、
一番損するというのがあるんで。
めっちゃ思う。
どういう時に言うかっていうのを決めとくと、
僕は楽なのかなと思ったので。
しっぺ返し戦略なり。
いやでもほんまにそれ、
僕めっちゃいい戦略やと思う。
あんまり言ったらこの人キレるやんって思われるのも、
戦略の一つやと思う。
普段すごい優しく、
この人何言っても大丈夫って思われるのも良くないと思う。
すごく大事なことやと思う。
広告業界で言うとね、
イケてない代理店の営業マンの言いなりばっかりになってると、
クリエイティブできないですからね。
いつかなんか面白いことしましょうよっていうやつです。
あいつらね。
なんや面白いことって。
あかんかんそうな言うとあかん。
それじゃあ。
まあね、それじゃあね。
何でもかんでも言うことばっかり聞いてくのは良くないってことですね。
良くないぞ。
お前のことだぞ。
またや。
さよなら。
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さよなら。