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スピーカー 1
一番重要なポイントじゃないですか。
スピーカー 2
一番重要ですよ。
で、普通に考えたら商品開発って、売れそうなものを考えたり、あるいはトレンドを見て次のヒットこういうのかなと。
スピーカー 1
そうですね。これ次流行りそうだなとか、こういう流れ来そうだなみたいなことを考えて商品開発しますよね。
スピーカー 2
しますよね。
もちろんそれもいいんですけれども、無印はそうじゃありません。
もう俺はデータを捨てると。
スピーカー 1
すげえ。そんなこと可能なんですか。
スピーカー 2
そんなことをしないと、このピリオドの向こう側へ行けないので。
スピーカー 1
扉開かない?
俺もその側の人間になりたいです。
スピーカー 2
ああ、ようこそこちら側へ。
スピーカー 1
ええ、側の人間ですね。
スピーカー 2
はい、いろいろねほんとやり方あるんですけど、今日はねその中のいくつか紹介できたらと思うんですけども、
一番ね特徴的なのがね、無印の商品開発手法、オブザベーション。
スピーカー 1
オブザベーション?
オブザベーション。どういう意味ですか。日本語にすると。
オブザベーション。あ、観察ですね。
スピーカー 2
はい、よかった。
観察ですね。観察をしましょうっていう話ですね。簡単に言えば。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
観察って言っても、ただ見てるだけだとね、あれなんで、どうすればいいかというと、消費者の家に行ってすいませんと、家の中見せてくださいと。
スピーカー 1
積極的だね。
スピーカー 2
行って、日常生活を観察させてもらいます。
リビングとか玄関とかはもちろん、風呂場とか、干し入れの中、引き出しの中、洗面台の扉の下などをくまなく見て、写真を撮って行くっていう。
スピーカー 1
え、それ本当にやってたの?無印の人たちは。
スピーカー 2
めちゃくちゃやってるみたいですね。
スピーカー 1
えーーー。
なるほどね。
僕が今回、ハリーさんに無印やってくださいよってお願いしたじゃないですか。
無印の商品ラインナップって本当に僕らの生活にめちゃくちゃ密接に関わってるよなってつくづく思うんですよ。
この店舗の商品ラインナップ見て回ると。そういうことやったんですね。
これです。
スピーカー 2
これか。
これこそがリアルな消費者の姿を映し出すことができる唯一の手法ということで。
なるほどね。
そういうのとかアンケートとか、そういうのは撮ってもいいんだけれども、それだけに頼るのではなくて、実際の様子っていうのを見せてもらって、そこからの気づきを商品にしていくっていうのが無印流ですね。
スピーカー 1
なるほど。さあ難しいのがさ、気づかなきゃいけない。さっきハリーさんが気づきって言いましたけど、気づかなきゃいけないっていうのがむずいよね。
このただオブザベーションしてるだけだったらさ、ただのぼーっとした人じゃないですか。
そうです。
そういう商品を使ってんだなっていう気づきをさ、ワンステップ上にいかなきゃいけないじゃん。
そうですね。
観察からさ。そこがむずいよね。
スピーカー 2
そこもね、もう技術ですね。
技術なんだ。
これもね、一応手順が載ってたので紹介しましょうか。
全部で4段階あります。
1番はさっき言った通り家庭を訪問するということで、一人暮らしや二人暮らしやファミリーなど様々な家族構成の家庭に行き、いろんなところを見せてもらって写真を撮る。
すげえな。
第一ステップがまずむずっていう。
スピーカー 1
まずハードルバリ高いな。
まずは我が家で。
我が家でもいいですし。
スピーカー 2
友達の家とか。
そうだね。確かに。
誰かのインタビューで言ってたんですけど、無印の人の。知り合いの家に行くらしいですね基本。
スピーカー 1
そりゃそうですよね。なんかお邪魔して写真いっぱい撮って持って帰るんでしょその写真。
スピーカー 2
見ず知らずの人を募集かけるっていうのもね、今だったら全然できるんですけど、それやっちゃうとやっぱ部屋綺麗にしちゃうとか。
スピーカー 1
いやそうよ。なんか電子レンジの裏の埃とか見られるの嫌だもん。
スピーカー 2
そういうとこが見たいのにやっぱ掃除されちゃうといった意味がなくなっちゃうんで、機能を置けない人として自分が。
スピーカー 1
いつもの感じをね。
スピーカー 2
そうそう。掃除しないでくださいと。
はいはいはい。
いうところにお願いして行く。
なるほど。
これが第一ステップですね。
第二ステップ、その撮った写真を集めて、写真に写っている事実のみを文章にすると。
スピーカー 1
文章にする。
スピーカー 2
例えば、写真に棚が写っててその上に鍵があるとなったら、ここで忙しくて勝手に置いたのかなとかは、一旦置いといて棚の上に鍵があるというのだけ。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
鍵付けしとくかなんかして。
椅子の背もたれのところにジャケットをかけているとか。
テーブルの上にペットボトルのお茶があるなとか。
スピーカー 1
はいはい。あまり難しく考えずにありのままを名文化していくっていう感じだね、状況を。
スピーカー 2
そうですね。でもそれをいっぱいやります。
いっぱいやりますというか、撮ってきた写真を全部やるのかな。わかんないけど。
スピーカー 1
ひたすら分解していくんだな、文字情報にして。
スピーカー 2
はい。で、第三段階として、そのたくさんのサンプルからかぶっているシーンを抽出しますと。
さっき言った机の上にペットボトルがある家庭が多いなとか、ハサミがみんなここにしまっているなとか。
スピーカー 2
はいはいはい。
それを抽出していって、例えばハサミだったらみんなこのリビングの棚の小物入れみたいなところに置いている率が高いみたいなのとかを見つけ出していく。
で、最後にその抽出した事実から製品のコンセプトとかプロトタイプ作りを行うと。
スピーカー 1
なるほど。理にかなっておりますな。
え、それ誘ってる?誘ってる俺のこと、今日。
スピーカー 2
あー、来ます?
スピーカー 1
いいんですか?
スピーカー 2
全然いいですよ、サンプル1として。
スピーカー 1
誘ってますよね。サンプル1として家においでよっていうことだよね。
誘ってはないけど。
なるほど、すごいですね。
そんな風にしていくんか。
僕、今この話聞いて思ったのが、今うちD2Cブランドやってて、やり方って、
Amazonとか楽天で、検索キーワードのボリュームから商品開発っていうのを考えていってるんですよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
このやり方って、ある程度必ず需要があるところに商品当てに行くんで、全く売れないみたいなことにはならないんですけど、
みんな同じことやってるんで、競合と戦わなきゃいけないみたいなことになるんですよ。
競合と戦わなきゃいけなくなると、やっぱり差別化しなきゃいけないと。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
スペック情報で勝ってるとか、価格で勝ってるとか、デザインで勝ってるとか、
ストロングポイント作っていかなきゃいけないんですよね。
で、一方で、こんな商品あったんだみたいなんで大ヒットする商品とかもあるじゃないですか。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
なんか、分かんないけど、よくお昼のテレビとかで主婦が考えて大ヒットみたいなさ。
スピーカー 2
あー、はいはいはい。
スピーカー 1
洗濯物干すときにこのかかと丈高いダイエットするゾーリーとかさ。
なんかいろいろあるじゃないですか。
はいはい。
あー面白いアイディアだなー。めっちゃあったじゃないか。
なんか、主婦の発想で100均のこの商品が出てバカ売れーみたいなさ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そういうものって生まれにくいんですよね、このデータから考えると。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
で、今ハリーさんが教えてくれた無印の方法って、
多分そういう新しい市場の開拓とか、今までない発想の商品を生み出すみたいな、
いいやり方だなと思いました。
うーん。
だから多分両輪でやっていかなきゃいけないなっていうふうに思いました。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
めっちゃくちゃまともなこと言ってないですか?
スピーカー 2
はい。まともですね。どうしちゃったんですか?
スピーカー 1
いやいや、やばいよね。もうちょっとバカなこと言うようにします。
スピーカー 2
そうですね、でも本当に差別化しようと思ったらね、
やっぱデータから見えることって、参入障壁が低いというか誰でもすぐできちゃうみたいな。
スピーカー 1
そうなんですよ。この商品売れてるんだみたいなんで、
同じような商品をより安く出された時に、
うちのストロングポイント、大してストロングポイントになってねえじゃんみたいな、
現象になりがちなんですよね。
スピーカー 2
そうですね。だからこういう写真をいっぱい持っておくっていう地道な活動によるデータがあったら、
その部分はなかなか真似できないんで、
スピーカー 1
そうそう、パイオニアになれるもんね。
スピーカー 2
出た商品は真似されるかもしれないけれども、また新しい商品を出すことができるっていう土壌があるんで。
スピーカー 1
そうそう、こんな商品今までになかったから真似しようにも真似できないみたいなね。
もうこれ、本当にゼロイチで作らなきゃいけないかったら、
もうめっちゃ時間もコストもかかるじゃんみたいなことになりますから。
スピーカー 2
例えば、まずはそれでどんなものが生まれたのかというと、
無印の人気商品の一つに爪替えボトルというのがありますね。
スピーカー 1
爪替えボトル?
スピーカー 2
シャンプーとか。
スピーカー 1
あー、はいはいはい、あるある。
ボトルが売ってるんだよね。ちょっとオシャレなデザインのね、ポンプの。
スピーカー 2
そうそう、あれね、あれの特徴といえば四角いんですよ。
スピーカー 1
あー、はいはいはい。透明のやつやんね。
スピーカー 2
透明とか、あるいは色ついてるのもありますけど。
スピーカー 1
あ、色ついてるのもあるのか。
スピーカー 2
色ついてるのはあれですね、光に直接当たると良くないものとかの対応のために色付きを発売したというのがあるらしいですけれども。
四角いんですよ。
色のシャンプーのボトルって大体丸いじゃないですか、丸いというか。
スピーカー 1
Rかかってるよね。
Rかかってますよね。
スピーカー 2
Rがかかってる角度。
スピーカー 1
そうです。
そういうことですよね。
そういうことです。
逆ですね。だからブランディングを考えるときに、これがいいをいかに作れるかっていうことをデザイナーである我々は奮闘するんですけど、なんか逆転的な発想な気がしますねそれは。
スピーカー 2
そこブランドである必要ねえじゃん。これでいいじゃん。これで全部やりたいことできちゃうよみたいな。
スピーカー 1
そういう発信な気がしますね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
うまいわ。
うまいんですよ。
スピーカー 2
うまいので参考にしましょう。
スピーカー 1
無印は非常にうまいんです。
スピーカー 2
例で言ってたのは、例えば新しく家を買いましたとかでもいいですよ。家具どうしようかなって思ったときに、1個、例えばこのソファーだけは絶対ここのものがいいというのは多分多くの人思うでしょうと。
スピーカー 1
こだわりのね。
スピーカー 2
それを全部やろうとするとすごい大変だと。組み合わせの合う合わないとかもあるし。なんだけれども1個そのソファーお気に入りのやつがあったらそれ以外のやつは無印にしませんかと。なぜならそのお気に入りのソファーを邪魔しませんよと。
うーん。
ちょうどいい感じに引き立てることができます。特徴がないので。
スピーカー 1
なるほどな。分かる。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
分かります分かります。
いやーだからその上のTシャツビトンで下のズボンぐっちぃだと喧嘩するもんね。
スピーカー 2
あーそういうことですね。
スピーカー 1
そのせっかくビトン着てるんだったらそのビトンを際立たせるための我々です。
スピーカー 2
バンの印。
そうそうそうそう。
ノーブランチ。
スピーカー 1
そういうこと。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
そういう役割を担いますよと。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なんかそういう立ち位置なのになんか全然恥ずかしくないというか。
例えばトートバッグ買ってこれどこのトートバッグがこれ別に無印で買ったトートバッグがなんかとんでもなくチンプンなトートバッグでもないしとんでもなく高級なバッグでもないし。
うん。
なんかちょうどいいラインですよね。
あー無印なんだっていう。
スピーカー 2
なんか賢い選択だなーっていう印象ですよね。
スピーカー 1
賢い選択したなっていう印象があるし。
なんならちょっと中の上ぐらい行ってる感覚。
そうですよね。
スピーカー 2
うんあるよね。
安いだけだったらもっと全然他にもありますもんね。
スピーカー 1
あるある。
そのなんか聞いたこともないようなブランドのものもいっぱいあるし。
なんなら無印ちょっと他と比べて少し高い場合もありますからね。
ある全然ある。
スピーカー 2
アパレルとかだったら。
家具とかはちょっと高いイメージあります?ニトリに比べたら。
スピーカー 1
家具も高いしアパレル。
子供のダウン買ったんですけど普通に8000円ぐらいしますよね。
スピーカー 2
しますね。
スピーカー 1
しますします。
西松屋とかだったら4、5000円なのに無印だと8000円だーみたいになる。
スピーカー 2
倉庫でしょ西松屋って。
スピーカー 1
あれはえぐい。あれはえぐいね。
まあでもいいポジショニング取ってますよね無印って。
スピーカー 2
僕結構その発想好きなんですよね。これでいいっていうのが。
スピーカー 1
僕自身ですよ。
僕自身の生活の中であんまりそこ尖らんでええやんみたいな発想はありますね。
スピーカー 2
ありますね。
スピーカー 1
だからその例えば時計とかもさこだわってめちゃくちゃ高い時計つけてる人とかいるじゃないですかロレックスのなんか本当に100万200万するとかさ。
でも時計とかも別にスウォッチでいいみたいな。
これスウォッチに失礼になるのかな。
そんな高い時計も別にいらないと思うし、車もそうですよね。
車もなんか高級車乗ってる人いますけど走りゃええやんっていう。
スピーカー 2
そうですよね人によってねありますよね。
車好きな人だったらいや車は絶対これがいいみたいなのがあるかもしれないけどそれ以外の部分は割とどうでもいいというか。
なんか掃除機買い替える時とかすげえ苦痛なんですよね。
スピーカー 1
なんで。
スピーカー 2
なんでもいいんですけどなんかめっちゃ種類あるじゃないですか。
スピーカー 1
ある。シャークとかね。最近シャークとかいう掃除機出てきたでしょ。
スピーカー 2
シャークねありますね。
折れるやつね。
スピーカー 1
折れるやつね。
ダイソンとかパナソニックとかシャークとか。
そうだねいっぱいあるね。
スピーカー 2
なんでもいいわと思って。
うんうんうん。
けどなんかなんでもいいものがどれかわかんないんで。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
そういう時にそういうこれでいいものがあればもうそれ選びますよ。
スピーカー 1
合言葉にしていこうこれでええ。
スピーカー 2
これでええと。
スピーカー 1
これでええと。
いや俺めっちゃ面白いネタがあってこれですちょっと話ずれるかもしれないですけど。
昔見た芸人の千鳥いてるじゃないですか。
千鳥のなんか食レポ番組みたいなのがあって。
千鳥とかいろんな番組やってるからすごいおいしいものいっぱい食べてきてるじゃないですか。
そんな中ある番組で結構スタレたお店でおじいさんがなんかご飯の上に焼いた肉を乗せて焼肉のタレをかけたものを出してたんですよ。
はいはい。
でそれをダイゴがバーって頬張った後に言ったコメントがこれでええって言って。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
確かにと思って。
料理もさ千鳥レベルになるとさいろんなおいしいものいろんな食べてきたけどなんか一周回ってご飯肉焼肉のタレこれでええっていうね。
スピーカー 2
これがすごい面白かったねすごく覚えてるんですけど。
なんか今そういう時代ですよね。
これでええ気持ちって生きていく上ですごい大事な気がする。
それこそね孤独のグルメでもねこういうのがいいんだよこういうのがっていうのが。
決め台詞っぽいのでね。
確かにある。
ブランド疲れですわ。
スピーカー 1
だからもしかしたらこれがいいよりこれでいいっていうキーワードがこれからのなんかトレンドワードになるのかもしれないね商品開発の。
スピーカー 2
そうなのかなそうかもしれないですね。
スピーカー 1
ここまでこだわって500円高くなるんだったらこれいらないよみたいなさそういう発想とか。
もしかしたら重要になってくるかもしれない。
スピーカー 2
その他ね商品開発の時の考える方向性でいくとね。
1たす1を1にするというのがありますね。
スピーカー 1
むず。
スピーカー 2
1たす1は1っていう。
スピーカー 1
なぞなぞやん。
スピーカー 2
なぞなぞですね。
1たす1は1なものなんだ。
なんか違う違う違う。
マッチボックスみたいなのじゃないかな。
スピーカー 1
いやなんか田んぼの田の棒をなくしたとかそういうことじゃないんだ。
スピーカー 2
答えはベースがトレイになっているスタンドライトなどです。
スピーカー 1
ベースがトレイになっているス、ちょっと待ってわかんない。
スピーカー 2
何それ。
これ何かというとさっきの観察から生まれた商品の1つなんですけど。
その観察によってメガネの置き場所どこにするか問題っていうのがね浮上したらしいです。
スピーカー 1
浮き彫りになってきた。
スピーカー 2
寝る時。
スピーカー 1
寝る時ね。
スピーカー 2
寝る時ねやっぱメガネかけてる人は枕元に置くじゃないですか。
スピーカー 1
確かに。
でなんかちょっと寝返り打ってグニャってなるリスクを抱えながら寝るもんだよあれ。
スピーカー 2
でさらにこれちょっと古いんで今もそうかどうかわかんないですけど。
もう1つ枕元によくあるものとして小っちゃいスタンドライト。
ベッドがあってその横にサイドテーブルというか小っちゃい棚みたいなのがあって目覚まし時計とかあってスタンドライトがあって。
そこにメガネも置くと。
ただメガネが結構そこに置いちゃうとなんかポロッと落ちたりだとかなんか置き場所が定まらない感じがあるとかっていうのがあったんで。
じゃあスタンドライトとメガネ置きセットにしてしまえというのでこのスタンドライトの土台のところがちょっとこう横がせり上がってるみたいな感じでちょうどここにメガネ置けますよって穴みたいなのが。
スピーカー 1
へーそんなのあるんだ。
スピーカー 2
今持ってるかどうかちょっと調べてないんでわからないですけど。
なるほどね。
メガネ置き足すスタンドライトが1つの商品になってますよっていうのがこのちょうど良さみたいなのにねつながってくるんですね。
スピーカー 1
その1足す1は1か。
はい。
いいねー。
覚えました。
うん。
1足す1を1にする商品開発か。
なるほどなるほど。
合体ね。
スピーカー 2
合体ですね。
こんなの無印行って探せばめっちゃあると思いますけどね。
スピーカー 1
いやいっぱいあると思いますね。
スピーカー 2
必要なものだけ足すっていう。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
そうするとフライパンみたいなやつだったら壊れやすい部分はここだからそこの加工はしようと。
それ以外の変な模様とかはいらんなというのができるとああいうのになるとかね。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
なんかねめっちゃいろんな商品あるじゃないですか本当に。
ある。
家具から服から商品から食べ物から。
なんかこれはね品揃えという無印に限らずなんですけど品揃え物みたいな概念があるらしくて。
経済っぽい用語で。
それはなんかこの2種類以上のものが一つの場所に来た時にどういう状態になるかみたいな感じなんですよ。
その複数のものが互いに保管し合える関係だとそれは良い品揃えになっているというのがあるらしくて。
そういうこと?
例えばネクタイあるじゃないですか。
ネクタイってネクタイだけ着ける人っていないじゃないですか。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
シャツとジャケット着るじゃないですか。
着る。
となった時にそのネクタイっていうのはネクタイ足すシャツ足すジャケットの時にどうなるかっていうのが正しい状態なんですよね。
スピーカー 1
なるほどね商品ラインナップの選び方か。
スピーカー 2
そこも含めなんかじゃあネクタイ出すんだったらそれに合うシャツも出そうかとかなんかそういう感じのこの保管し合えるもの同士でどんどん商品が増えていくと良い商品展開になりやすいっていうのはねこの品揃え物という概念があるらしいです。
スピーカー 1
いやーあると思いますね。
なんか一方でさその専門的ななんていうのが専門ショップみたいな展開の仕方もあるじゃないですか。
例えばネクタイだったらもうとんでもない量のいろんなネクタイ品揃え揃えとくみたいな。
もうネクタイ専門ショップみたいなね。
そういう選択肢もあると思うんですけどどっちがいいんでしょうね。
なんか特化して専門ショップの道へ進むのかその品揃えを豊富にしてこのショッピングまとめがいいとかさセットがいいとかさ。
そういうショッピングの楽しさみたいなのを追求していく店がいいのか。
スピーカー 2
好きな方をやったらええ。
スピーカー 1
これでええ。
スピーカー 2
ノイ先生だ。
ネクタイだったらやっぱり専門店に行ったら詳しいスタッフとかがいたりするんで相談しながらできることもあるけど
無印だとそんなに専門的な相談難しいかもしれないっていう。
その辺のトレードオフはありますけれども。
スピーカー 1
それはでもお店作りのコンセプトですよね。
スピーカー 2
そうですね。
そういう組み合わせ爆発みたいなことが統一した商品で行われるということで。
やっぱり一個沼と言われるのが一個無印の家具を買うと一個を全て無印にしたくなるっていうのがあるらしいんで。
スピーカー 1
あるよね。
うかずに手を出すなっていう人もいたりしますからね。
無償にもうこれ無印で買っちゃったらもうあと残りも全部無印じゃないと気持ち悪いみたいなね。
スピーカー 2
最近カトラリーで無印の木のスプーン買ったらフォークも全部無印の木のカトラリーでいきたいみたいなね。
なんか最近商品ラインナップを増やすことの重要性みたいなのをすごく考えることが多くて。
スピーカー 1
ある意味リスクじゃないですか。
商品ラインナップを増やすと在庫も増えるから確実に売れるものを在庫として持ってある程度回転させていくみたいなこともすごく大事だと思うんですよ。
物を売るときって。
なんだけどさっき言ったネクタイ専門ショップになるのかちゃんとワイシャツとかスーツとかお揃えてそのセレクトショップ的にネクタイを展開するのか。
これって方針によって大きく変わってくるんですけど僕は今そのセレクトショップ的な動きを目指してるんですけど商品ラインナップを増やすとやっぱり入り口が増えるんですよね。
ネクタイは欲しくなかったけどスーツは欲しかった人もいてるしスーツはいらないけどもちろんネクタイ欲しい人もいるしシャツがいる人もいるし。
例えばビジネスバックまでラインナップ増やしたときにビジネスバック買ったついでにそういえばネクタイ買おうみたいな。
そのお客さんとの接点が増えるっていうふうに捉えるとあまりその回転を重視した在庫を増やすというよりかはそのお客さんの入り口を増やす商品ラインナップっていうのも考え方もありなのかなとかって思う時があるんですよ。
スピーカー 2
どっちに進むかみたいなね。キロに立っているんで私今。
まあでも多分今後の流れ的にセレクトショップ側に寄った方がやりやすいなと思っててそっちに寄せていこうと思ってますけど。
スピーカー 1
物販って奥深い。やってみて非常に奥深いですね。
そういえばこの収録前に小山さん宿題やってきましたって言われた。
スピーカー 2
おーそうだ。
スピーカー 1
宿題発表はもういいんですか?
スピーカー 2
宿題ねやってきましたか?
スピーカー 1
やってきてないです。
スピーカー 2
ちょっと何出したかもうちょっと覚えてないんで。
これから今無印を倒すならみたいな話をしたのかな先週。
うーん。
と思いますけれどもね。
はい。
いやどうですか?
スピーカー 1
無印倒せないなー。
強い。めっちゃ強い。
めっちゃ安いやつとかじゃない?テムとかシーインとかに出てきそうな。
でも同じ路線で行くと負けるんでこれでいいをさらにこれでいいに落としていく。
スピーカー 2
これでいい界隈の中でもさらに。
スピーカー 1
さらに。無印の200円の車文字使うんだったらテムの50円の車文字でいいじゃんみたいな。
スピーカー 2
あーそういうね。
スピーカー 1
みたいな方向性じゃないかな。倒すとしたらね。
スピーカー 2
そっちかー。
スピーカー 1
だから多分無印の戦い方は無印のファン、無印館で買ってくれる人の確保になってくるんだよね多分。
今まで無印じゃなくてもいいけど無印でいいやみたいな人も多分いた人たちが。
スピーカー 2
あーはいそうですね。
スピーカー 1
別に無印じゃなくてもよくて。
スピーカー 2
そういうことか。
スピーカー 1
みたいな感じじゃないかなー。
スピーカー 2
エグ広告費がいますね。
スピーカー 1
エグ広告費がいるね。圧倒的な商品ラインナップと圧倒的な量を作っているからこそのコスト安さ。
みたいなところで行くと中国だよね。
スピーカー 2
まあそうでしょうね。
ああいうの日本じゃあんまやらないですからね。
スピーカー 1
いや多分ね日本じゃできないと思いますね。中国のテムの仕組みは。
やっぱり世界の工場と言われているだけあって、中国のあの圧倒的な量を大量に安く作るみたいなパワーってもう日本の産業じゃできないと思いますね。
今ねベトナムとかカンボジアとかでものづくりってあるけど、まあ言うてまだまだ中国の工場って強いよね。
慣れてますよねみんな作ることに。
だからベトナムとかインドネシアとかも今発展してきてるけど、やっぱそれをまた育てて育てなきゃいけないっていうねフェーズだと思うんで。
もうちょっとこう時間が経つとまたわからなくなってくるとは思うけどインドネシアとかと思いますね。
どうですかハリーさんは。
スピーカー 2
え?
スピーカー 1
俺に振るなよっていう感じがしたね。
スピーカー 2
いやいやいや全然いいんですけども。
まあそういう方向性ね。
スピーカー 1
じゃないかなと思うんですけどね。
スピーカー 2
激安の電動みたいなのを打ち上げると。
スピーカー 1
テムの広告とか出てきた時にさなんかブワンってルーレット回ってさ毎回俺ペイペイの1万円絶対当たるんだけどね。
スピーカー 2
えーやったことないな。
スピーカー 1
当たりますね。
スピーカー 2
なんかすごいやかましい広告だなと。
スピーカー 1
うんめちゃくちゃコストかけてますよねあれ。
スピーカー 2
ねー。
スピーカー 1
でも今若い子たちテムとかシーンで買い物する人多いんじゃないですかね20代とか。
多いでしょうね。
いやあれって究極のこれがいいよりこれでいいじゃない。
スピーカー 2
これがいいなのかな。
なんか無印の文脈で言うとちょっと違うかなっていうところ。
そうか。
なんかね無印流補足をすると個性的な商品ってあるじゃないですか。
ブランドものがあの例えば調理器具だったらなんかバルミューダみたいなああいういいやつと本当に何でもないものってあるじゃないですか。
トースターみたいなのだったら電気屋で2000円ぐっとかで売ってるまあ一番安いやつ。
でその間のこのちょっとずつ個性っぽいものを足していって機能的にしていった時にこれ以上やると個性的すぎますっていう手前で止める。
スピーカー 1
あーなるほどね。
スピーカー 2
らしいんですよね。
はいはいはいはい。
でどっちかっていうとそのシーンとかテムはその電気屋ではさらに扱わない下のものでもありますよっていう。
まあもちろん普通のもあるけどもっとよくわからないものもありますよっていう。
悩みたくない人はどうぞぐらいの感じなのかな。
スピーカー 1
フェーズが違うのか。
スピーカー 2
フェーズが違う気はしますね。
スピーカー 1
じゃあ個性を出す。
スピーカー 2
個性を出しまくる。
スピーカー 1
出しまくる無印倒すために。
スピーカー 2
それはあると思いますけどね。
だからあの無印って商品によっては結構有名なデザイナーさんが入ってたりもあるらしいんですけど基本的には誰が作ったみたいなのって一切載せないらしいんですよ。
でなんかこれってインターネットの歴史と結構似てるなと思ってて。
インターネットって2チャンネルとかがあった時代ってこの誰が言ったかよりも何を言ったかの方が大事だっていうことで匿名性っていうのがすごい重視されてたんですよね。
2ちゃんみたいなとこ行くと偉い大学の教授だろうが何も知らん中学生だろうが対等にものを言えるっていう匿名性があったんですけどもその後そのインフルエンサーだとか本名を使ったSNSとかっていうのが出てきて
何を言ったかより誰が言ったかが重視されるみたいな。
あったのかなと思っていてその先なんじゃないかなと思うんですよ。
無印は誰が作ったかよりも何を作ったかでその後また誰が作ったかというのが大事になってきてって言ったり来たりかなって。