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スピーカー 2
全然わかんないです。
スピーカー 1
これね、今日は色々とね、こういう書類審査のね、書類審査にも限らないかな。審査採択されるための面白話を持ってきたんで。
その中の一つなんですけど、おそらく今回のフィグマの話でいうと、このピーター・ティールさん、ピーター・ティールさん逆張りの人で有名なんですよ。
あ、そうなんだ。
みんながAと言っていたら、俺はBだと言うっていう。
それなぜかというと、このティールさんの信念として、みんながいるところっていうのは必ず競争が起こる。競争は負け犬がするものだと。
普通の人が注目している分野は参入しても勝ちにくいんで、まだ他の人が注目していない市場とかアイディアがあれば独占できますよねっていうことが一つと、
あともう一個言ってるのが、成功する企業というのは他の人が見落としている秘密、これを見つけるところから始まるんだということを言っているんですね。
なんでこれも言ってしまえばみんなが正しいと思っていることとは反対の立場を取るということで見つかることが多いっていう、そんな理由から逆張りというものをよく使うんですよ。
スピーカー 2
逆張りね。
スピーカー 1
そしてこのチョコレート、ヤンヤンさんチョコレート好きですか?
チョコレート好きですよ。
みんな多分好きなんですけど、この人は嫌いだという逆張りやと。
ということでちょっと話を聞いてみようかと。
スピーカー 2
そうなるの?
スピーカー 1
こいつは逆張りだなという、逆張りアンテナがピピピッと反応したんじゃないかなっていう説があるんですよ。
スピーカー 2
なるほど。やっぱり外国の人って独特だよね。日本人がこの話聞いてもちょっと意味不明なところあるもんね。
スピーカー 1
すごいですよね。何が起きているんだろう。
普通に他の人が、あなたが強く真実だと、他の人がこうだと思っているものだが、実はあなたはそうじゃないと思っているものを一つ教えてくださいみたいなと言われたら、もうちょっと普通のことを書くと思うんですよ。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
チョコレートが嫌いですというもので、いける世界もある。いいですね。
よくわかんないですね。
っていうのがあるんで、こういう成功法じゃないように見える変化球みたいなアプローチも全然有効たり得る瞬間はあるんだなっていうのは皆さんにお伝えしたいなと思いまして。
確かに。
確かに。
こういう例って他にもありまして、これ以前ね、この番組でも言っていましたけれども、Airbnbの高音フレークの話覚えてますか?
スピーカー 2
なんかあったね。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
なんかパッケージ作ったとかそんなのだったっけ?
スピーカー 1
ああそうそうそうそう。
はいはい。
マジで金がないなっていうときに、なんとか食いつなごうっていうので、デザイナーだったんでデザインはできるぞということで、安いシリアルをいっぱい買い込んで、オリジナルのパッケージを作って、そこにオバマとマケインのキャラクターを勝手に載せて、それを売ってなんとか食いつないだっていう話があったんですよ。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で、このAirbnbも、Airbnbはあれですね、Yコンビネーターっていうもう世界一有名な、なんていうの?ハクセラ?なのかな?
うんうんうん。
あのね、サム・アルトマンがもともと代表していたっていうね。
はい。
あそこに応募するときに、まあまあアイディアはそこそこですかねと思ってたんですけど、このシリアルの話をした途端に、ちょっと目の色が変わって。
スピーカー 2
おめえおめえおもろいやつじゃねえかと。
スピーカー 1
そうそうそうそう。ちょっと詳しくっていうことで、話を聞いて、まあ君らならなんかできそうだねみたいな感じになって、無事採択されて、ドンと行けたっていうね。
うーん。
そんな話もあるんすよ。
なるほどね。
スピーカー 2
ねえ。
どこでどうなるかわからんな。
スピーカー 1
そうですよ。だからね、やっぱこういう起点を利かす能力っていうのもね、必要ですよ。
スピーカー 2
成功法ばっかりじゃダメっていうことやな。
スピーカー 1
成功法ばっかり。まあだいぶトリッキーな例だと思いますけどね。このチョコレートにしても、シリアルにしても。
うんうん。
なんだけれども、やっぱ使えるものは全て使うみたいな気持ちだったりだとか、あと他の人とはやっぱ違う色を見せるみたいな努力は入れるべきかなっていうのは思うんすよね。
スピーカー 2
うんうんうん。なんか芸人みたいな。
スピーカー 1
芸人みたいだと思います。ちょっとクリエイティブな世界ですね。
とにかく人の記憶に残るために傷を作るみたいな。
スピーカー 2
爪痕。
そう爪痕爪痕爪痕が出てこなかった。爪痕作ってやるみたいな。
スピーカー 1
はいはいはい。最後にもう一個だけ紹介しましょうかね。
えーっとね。
インスタカートっていうサービスなんですけど知ってますかね。日本だとまだないのかな。
インスタカート。
インスタカートっていうのは言ってしまえばウーバーイーツのネットスーパーみたいな感じですね。
スピーカー 2
ウーバーイーツのネットスーパー。はいはい。
スピーカー 1
近所にスーパーあるじゃないですか。ライフとかイオンとか。
うんうん。
そういうところのものを1時間以内に届けてくれるみたいなサービスですね。ざっくり言うと。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
はい。で、ここの人も、えーっとどこだったっけな。これもYコンか。Yコンビネーターですね。そこに応募しようと思ったんですけど、応募しようと思った時点で既に2ヶ月応募期限切れてたんですよ。
おお。
で、いやこれもう無理かと思ったんだけども、とりあえず出そうかと。
うん。
ということで、応募します。応募したんだけれども不採用ですと返事が来ましたと。この書類審査で。
で、ただ待てよと。書類だけだとこのサービスの凄さわからんなと。
うんうん。
ということで、この不採用ですという連絡を受けた直後に、このYコンビネーターのオフィス宛に自宅からビール6本パックを注文しまして。
うん。
そしたら30分後ぐらいに届いたらしいんですよ。そのビールが。
うんうん。
そしたらなんだこのビールはと。インスタカートから来たらしいですと。インスタカート?さっきのやつらかと。
うん。
すげえじゃんって。そんなことできんだなって、なんか急に電話来て、明日来てくれないかと。
スピーカー 2
へえ。
スピーカー 1
いう話になって、無事に採択されましたというね、こういうハックがあるわけですよ。
スピーカー 2
事業計画書は作ってるんですけどね、毎年。あれはでも毎年作ってよかったなって毎年終わる頃に思う。
スピーカー 1
作文みたいのはしないんですか?
スピーカー 2
作文とかはしないですね。
スピーカー 1
だいたいExcelですよね、事業計画って。数字だけが並んでるような。
スピーカー 2
そうそうそう。このぐらいの売上かなみたいな。そういうのは作りますけどね。
作文しましょう。
作文か。なんかこの辺もなんかチャットGPDが上手に作ってくれそうだしね、今。これ自分の考え整理するみたいなさ。
スピーカー 1
整理はね、してくれますけどね。やっぱりその原材料は自分から提出しないといけないんじゃないかなっていう。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
じゃあどう答えるんですか?この他の人が真実だと信じているものの、自分はそうではないと思っているものを一つ教えてください。
スピーカー 2
何て答えるかな。目立たなきゃダメなんでしょ?
スピーカー 1
目立った方がいいんじゃないですかね。
スピーカー 2
ねえ。ディランフィールドさんは、チョコレートは世界中の人が大好きだろうっていう前提で、私は大嫌いですって言ってるってことだよね。
スピーカー 1
そういうことですね。
スピーカー 2
それがトリッキーって思われて成功したんですか?
スピーカー 1
めちゃめちゃいろんなとこ端折ればそういうことですね。
なるほどね。何て答えるかな。
やっぱこういうのね。エレベーター乗ってる間にこういうの聞かれて、ドアが開くまでに答えられないとみたいなね。
あ、そんなのあんの。
スピーカー 2
と言われますから。
全く何の感情も湧いてこないよね。
スピーカー 1
いやこれ難しいですよね。
スピーカー 2
難しい。なんか真面目に考えてもダメでしょ?だってこれ。
スピーカー 1
真面目に考えてもいいんじゃないですか。
スピーカー 2
真面目に考えてもいいんだ。
ハリーさんなんて答えなの?これ聞かれたら。
エレベーターのチーンって一緒になってVCの人が。
スピーカー 1
あー何かな。いやーエレベーターって遅いですよね。
スピーカー 2
チーン。失格じゃないですかそれ。
こういうのを仕込んどいて覚えとかなあかんね。
スピーカー 1
いやそういうことですよ。やっぱチャンスはある日来ると思うんですけど、
チャンスを受け止める準備っていうのをね、していた人だけがチャンスを掴み取れると思うんですよ。
スピーカー 2
はいはい確かに。だからこれをもう今から考えといて、いつでもその質問投げてきてくれていいよっていう状態にしておくってことだね。
スピーカー 1
そういうことですね。この質問来たなってなったら、あそこに脳内のあそこにメモしてあるなっていう。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
まあでもこれって要は新しい概念を作り出そうみたいなことでもあるんで、今までみんな例えばじゃあ書類出すの郵便局のポストに入れなきゃいけなかったけど、
ネットでいいじゃんみたいな。
スピーカー 2
今までの固定観念を覆すような。
スピーカー 1
それが言いたかった。
スピーカー 2
なるほどね。難しいな。すぐ出てこないもんねそんなエレベーターの間にね。でもさそれ言っちゃうとさやらなきゃいけないとかそういうことじゃないでしょ。
スピーカー 1
全然そんなことじゃないですよ。
だから魚って陸上でも生きていけると思うんですみたいなこと言うのがいいでしょ。
スピーカー 2
ある研究で一部の魚は地面を歩いて餌を探すっていう研究もあるんだよみたいなことを言って、魚イコール水の中で泳ぐものみたいな固定観念をこいつは疑ってるなみたいな。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そういう感じかな。
スピーカー 1
近い近い。
スピーカー 2
近づいてきた?なんかいっぱいありそうだけどねそういうの。
スピーカー 1
逆張りすればいいだけだったら全然ね世の中で悪いとされていることをもっとやるべきみたいなことでもいいですよ。だから前に話したやつだといや転売はどんどんやるべきだとか。
スピーカー 2
ああなるほどね。まあでもそれが真実の場合もあるもんね。
スピーカー 1
ああそれはおおおおにしてありますよね。
スピーカー 2
おおおにしてありますよね。
スピーカー 1
みんなが愚かになってしまうっていうね。
スピーカー 2
俺それで言うなら10分どん兵衛って知ってる?
スピーカー 1
ああめちゃめちゃ待つやつでしょ。
めちゃめちゃ待つやつ。
やったことないけど。
スピーカー 2
いや一回やったことあってあれは確かにうまい。
スピーカー 1
あうまいんだ。
スピーカー 2
うまいもうえ?ってなったもん。
スピーカー 1
へえ。
スピーカー 2
カップラーメンのあのどん兵衛ってだいたい5分じゃないですか。
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
あれを10分間待つと。そうすると麺がトゥルントゥルンになるんですよね。
うーん。
トントロンドンベになってうまいです。
バカなって思いながらやったら確かになかなかいけるじゃんっていう。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
これもなんかこうラーメンの麺は伸びるとまずいみたいな固定観念を完全に覆して
実はこれもうまいじゃんみたいな。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
パターンではあるよね。
よく言われるのはあれだよね。
登山とかトレイルラインやってる人は知ってるかもしんないけど
このまっすぐの道より曲がってる方が早いっていうね。
スピーカー 1
まっすぐの道より曲がってる方が早い。
うん。
スピーカー 2
だから多くの人ってゴールに向くのに直線が最短って考えるじゃないですか。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
でも山道って曲がりくねった道の方が安全で
なぜかあれ早く到達できるらしい。
スピーカー 1
ああ最短距離よりもくねくねした方が。
スピーカー 2
そうそうくねくねした方が早いっていうね。
ちょっとこれね嘘の可能性もあるんで気になる方は調べてほしいですけど。
なんかねそういうこと言うのを風の噂で聞いたことがある。
スピーカー 1
へえ面白いですね。
スピーカー 2
どっからどう考えても直線の方が早くなるじゃん。
スピーカー 1
歩く距離で見たら早いんだろうけど
歩きやすさみたいなところを入れると。
スピーカー 2
そうそうそう。多分ね山道だけだと思うんだけど。
スピーカー 1
なんかねこういうアクセラレーションとか。
僕はね結構出してみていいんじゃないかなと思う派なんですよ。
でなんかアイディアないという人もいるじゃないですか。
やりたいけどアイディアないっていう人。
アイディアは意外とくれますからね。
自分で考えるよりはるかにいいアイディアを。
こういうのを運営してるベンチャーキャピタルの人とかも
こういうアイディアこういうサービスあったらいいのになみたいなのは
みんな持っているんですよ。
持ってるけどやらんなみたいな感じで思ってたりするんで。
それやりますって言ったら
金も出してくれる可能性はありそうなんで。
スピーカー 2
まあ資金だけじゃなくて環境とかのサポートをしてくれますもんね。
誰か紹介してくれたりとか。
スピーカー 1
そうそうそう。
で全然ねメール送ったら
大体一回は会ってくれるんで。
めちゃいいですよ。
なるほど。
僕もこれ出した時って
これ今は違うんですけど
スピーカー 2
当時は東松っていう監査法人。
スピーカー 1
あそこが運営してたんで
東松のオフィスに行って相談したいんですけどって言ったら
いいですよって言って30分ぐらい無料ですよ。
もっとこうしたらいいよみたいなアドバイスを延々くれて
スピーカー 2
あざますって言って帰ってきたんだ。
いや価値ありますね。
アクセラレーターか。
あんまりそのアクセラレーターにアプローチして
なんかサポート受けるみたいな発想なかったっすね。
スピーカー 1
無い人の方が多いと思いますが
僕はね結構いいなと思うんで
これから起業したいなみたいな人は。
いいっすよ。
スピーカー 2
しかもあれって短期なんだよねアクセラレーターって。
スピーカー 1
そうですね大体半年ぐらいが多いかな。
僕のやったやつは3ヶ月でした。
3ヶ月は短い。
半年は欲しいなと思いましたね。
ぜひ使ってもらうとアイディアないなという人たちもね
いいかなとは思うんですが
手ぶらで参加するのもあれなんで
どういうこと聞かれそうかなみたいなのは
あらかじめ用意しておいて
スピーカー 2
その中の一つにチョコレートみたいな話があっても
スピーカー 1
手土産としてのチョコレートを
言ってもいいんじゃないかなと。
スピーカー 2
本当にそういうこと聞かれんの?
これは聞かれたことない。
スピーカー 1
大体何してんのっていうのがメインですね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
あと現体験はわりと聞かれがちなんで
これは用意していった方がいいですね。
現体験か。
何があって今そういうことをしてるんですかっていうのは。
スピーカー 2
やっぱ現体験って大事なんかな。俺いらん派なんですけどね。
スピーカー 1
全然なくてもいいと思いますけど。
スピーカー 2
聞かれるもんね絶対。
聞かれたときどうするかだけ考えていけば。
スピーカー 1
最近怖いのがこれ100回ぐらい聞かれて100回ぐらい答えてるんで
なんかだんだん変わってきてる気がするんですよね。
スピーカー 2
現体験が?
スピーカー 1
昔こんなことがありましたっていうエピソードを話しすぎて
本当にこんなことあったっけっていう。
スピーカー 2
わかるわかる。こすりすぎて。
着色も混ざってるしみたいなね。
スピーカー 1
多少なり着色はしちゃってるはずだし、それがどこから着色なのかがわかんない。
怖い。怖いです皆さん。
スピーカー 2
怖いね。
スピーカー 1
そんな感じなんでね。
こういう応募書類とかはアクセラプログラム探して
探せば大体応募書類落ちてるんで
こういうこと聞かれるんだなっていうのでチラチラ見てみてもいいんじゃないかなと思いますので。
スピーカー 2
そうですね。新しい選択肢として考えてみるのは非常にいいかなと思います。
スピーカー 1
やってみてください。
ということで本日はスタートアップ支援プログラムの審査について話してまいりました。
皆さんも審査出したことあるよという人はこの時のエピソードなどぜひ教えてください。