推し活の定義
どうもハリーです。どうもヤマンです。ゴロゴロ起業ラジオは、教育会社を経営しているハリーと、デザイン会社を経営するヤマンがお届けするキーワードスタートアップに関する話をゆるく紹介する番組です。
最近、In The Mega Churchという小説を読みまして、アサイリョウさんという人が書かれた本なんですけど、これがね、推し活がテーマの本なんですよ。
すごい面白かったんでね、今日は推し活の話をしようかなと思っております。
いやー推し活ね、色々調べたんですけど、面白い。面白いんですか?
もちろん推し活とは、人類に残された最後の娯楽ですね。あるいは幸福に生きるための人生の投資ですね。
人生の投資ね。いやー俺ね、正直わからないんですよね。
そうですよね。
全くわからないです。
してなさそうですもんね。
できてないですね。
そうだと思います。この番組聞いていただいてるね、ビジネスパーソンの方々も推し活みたいなのって遠遠いのかなと思うんですけど、
ただ、やっぱビジネスに関わる上でも、推しっていうのがもうマーケティング手法の一つになったりとか、
最近は感情エモーショナルな消費みたいなところで、ファンダム経済みたいな名前があったりするんで、
推し活関係ないなと思う人にも関係のある話なんじゃないかなと思っております。
いいね。
ということで、ぜひ推し活一緒にしていきましょう。
いこう。
推し活の基礎知識を確認したいんですけど、推しってあるじゃないですか。
ファンと何が違うんですか?
全くわからない。推薦の推でしょ?推しの王の漢字は。
推薦の推ですよ。
それしかわからない。
あそこからか。そうですねこれ難しい。人によって定義がすごい違うんですけど、
まず間違いなのはファンを今風に呼ぶのが推しというのは今回の定義では違うなと思うんですよ。
違うの?
はい。
推し、推薦の推ですね。
はい、推薦の推ですよね。
多分ね、語源は一推しから来てると思います。
一推しの推しは推薦の推なの?
推し活の特徴
そうですね。
いやだから僕の中での推し活っていうのはAKB48のCDを大量に買うみたいな人たちいるじゃないですか。
詳しいじゃないですか。
なんか応援してんだよね。
あの女の子たちを。
急に解像度が荒くなったな。
あの選挙があるんですよ。AKB48の。
その選挙で何か有利にするためにたくさんCDを買ってあげるみたいなことやってるじゃないですか。
はいはいはい。
本来であればCD1枚あれば十分なのに、その子を応援したいがために浪費してるんですよ。
浪費という言葉を使いましたね。なるほど。わかりました。
まあだいたい合ってますね。なので今日はこれの解像度を高めていきたいなと思います。
でも推し活ってね最近辞書にも載ってるんですねこれ。
マジで?
これはね実用日本語表現辞典というのに載っていまして。
推し活とは、
推し自分にとって一押しのアイドルメンバーやアニメのキャラクターに情熱を注ぐ活動の総称。
その言い方いいですね。
ライブに足を運ぶグッズを買うあるいはグッズを自作する不況する二次創作を行う身の回りの小物を推しの面から。
面からってわかります?
えっと、推測するに。
面からとは。
メンバーのカラー。カラー、色。
色。正解です。
面から、メンバーカラーにちなんだ色に揃えるなどなど、
推しへの愛情に関連付けられるあらゆる活動が推し活に該当し得ると書いてますね。
なるほどね。
メンバーカラーは最近だとアイドルとかユーチューバーでもメンバーカラーこの人は赤とかこの人は紫とか。
桃色クローバーとかだったら色でゴレンジャーみたいに分かれてるもんねあれ。
推しが赤色だったら赤色を積極的に買うことも推し活になると。
推しの対象はいろいろあるんですけど、わかりやすいところだとアイドル、アニメ、舞台俳優とか。
でも辞書に載るぐらいだからこの推し活っていう活動が民衆化されてるんですよね。
なんならもう英語圏でも通じるらしいですよ最近。
推し活が?
心理学的視点から見る推し活
推しっていうのがかわいいみたいなのが通じるのと同じように英語圏でも推しっていうのが。
推し、自分が情熱を注ぐ対象っていうことですね。
してますか推し活。
全くしてないですね。もう全くと言っていいほどしていないです。
してなさそうだなと思ってました。
興味が持てない。
ファンはありますかこの人のファンだなーとか。
それもないんですよ僕。
ないんですね。
すごいなーって思うことありますよ。大谷翔平すごいなーとか。
昨日とかで言うとテレビ番組でアドが歌を歌ってたんですよ。
そういうのを見た時にファンではないけどこの子すごいなーって思ったりはします。
ただそこから自分の情熱を注ぐ対象にはならないんですよね。
なるほど。推しと呼ばれるにはもう一歩踏み込んで対象が成長したとかもっと評価されてほしいとか
それを広めてあげたいっていう能動的な自分から行動を起こすっていうここが境界線かなと思ってるんですよ。
最近はすごいそれを知ってる人が増えたししやすくなったしっていうのがあるというのがねこの推し活現象ですね。
なるほど。
なので推しというのはその推しによって自分の心とか行動が変化していく。
これがあるとそれは推しだなと言っていいと思いますね。
推し活することによってその推しへの投資で自分の生産性とか幸福度が上がるんでしょ。
それがないとただの浪費ですもんね。
ただの浪費かどうかはね難しいですけどいわゆるファンとしての消費ではありますね。
よくわかんないんですよね応援したいという気持ちだよねでも。
CDなんて1枚で十分じゃないですか。
なのになんでそんな10枚20枚買うっていうのはその子のことを応援したいからですよ。
それが応援したっていうことになるんでしょCDをたくさん買うっていう行動が。
そうです。
洗脳もあるよねちょっとね。
それはねまさに小説の中で出てきますね。
この小説の話をすると登場人物3人いてそれぞれの視点でぐるぐる話が回っていくんですけど。
推し活を仕掛ける側の人いわゆるそのレコード会社の人ですね。
その推し活にはまっていく人と推し活にかつてのめり込んでいた人によってなんかいろいろすった問題起きるっていう話なんですよ。
面白そう。
個人的にはその仕掛ける側の話っていうのが面白かったんですけれども。
前提としてなぜ推し活にはまるのかというところから説明しないと伝わりにくいなと思ったんで一旦この説明パートですね今。
お願いします。なんではまるんですか。
なぜはまるのかというと最終的にそういう行動CDいっぱい買うとかっていうのはさっき小山さん言ってたように応援なんですよ。
応援ですよね。
推し活する人の目的っていうのはその人をより高みへと持ち上げるための手助けをすることなんで。
それがCDをいっぱい買えばそれが効果がある場合はCDをいっぱい買うし。
場合によってはそのYouTubeをいっぱい再生してあげるとかがつながることもあるし。
いろいろあるんですけれども。
なぜはまっていくかというと本に載ってた話でいきましょうか。
いろいろあるんでその中の一例でしょうね。
大学生の女子大生がいました。
その人がもともとアイドルとか全然興味なかったんですよね。
なんだけれども大学での友人関係っていうのにちょっと悩みを持っていてあんまうまくなじめないなというところを悩んでいてそんな自分を変えたいと強く思っていました。
そんな時にたまたまアイドルグループのオーディションのドキュメンタリー番組みたいなあるじゃないですか。
二重とかね。
そうそう。JYパークさん。
最近で言ったらネットフリックスでタイムレスのやつやってましたよね。
そうなんですか。
それね僕こんな話しときながら見たことなくて実は。
見なきゃなと思ってるんですけど。
そういうの見ますと。
そこに出てきた一人のアイドルの卵みたいな方にすごい共感を覚えて。
その人そのアイドルの卵の人もその人もこれまでの自分を変えたいと思ってこれに応募しましたっていう話をしてて。
アイドルになるということに自分は向いてるとは思わないし番組に出てメンバーになれなかったらみたいなことを考えると恥ずかしいし怖い。
でもこれは自分を変えるチャンスだというふうに思って今必死で取り組んでいますというような話をしているのを見て私のことだと。
一緒じゃんっていう風にその人と自分というのを重ね合わせるんですよね。
それがきっかけでよくその人の動画を見るようになりどんどんハマっていってこの人を応援してあげたいこの人の成功は私の成功でもあるっていうような。
そうなるのがすごいよね。
なるんですねこれが。
これがなるんですね絶対俺ならないと思うわ。
ライバルと思わない?普通。
ライバルと思うの?
俺はライバルって思っちゃうね。
あー確かに。
絶対こいつには負けたくないって思う。
確かに少年漫画を見て育った勢からするとこっちの方が自然かもしれないですね。
自分と同じ境遇で自分と同じ壁にぶち当たってる自分と同じ世代同じ性別の人がいてそれを自分と重ねてこの人の成功は自分の成功ってどうひっくり返っても思えないですね。
なるほど。
不思議でございます。
それがなぜ起きるのかというのはね割と心理学みたいなところになるんですけどプロジェクションサイエンスというジャンルがあるんですよ。
プロジェクションってプロジェクターのプロジェクションと同じですよ。
わかります。
プロジェクターってパソコンの中に入っているものとかっていうのを現実世界に投影することじゃないですか。
それと同じように現実世界と自分の心理世界を重ね合わせるような心の働きのことをプロジェクションと言うんですよ。
プロジェクションの理論
で割とそれでこの推しにはまるというのが説明できそうというのがとある本に書かれてまして。
なるほど。
例えばじゃあ僕が小山さんに小山さんが家に来たとしてお茶をどうぞと出します。
ズズズズズ。
でズズズズと飲んだ後に今飲んだお茶実は1杯3000円なんですよって言うじゃないですか。
本当に3000円だったとしましょう。
そうなると一口目とそれを知った後の二口目って違うじゃないですか。
全然違うよね。
3000円となったらちょっとちゃんと味わわないとなとか匂いやどうだみたいな。
なりますよね。
なります。
でも一口目も二口目も同じお茶なんだけれどもそういう風に変わってしまう。
認識が変わるとこの世界の見え方っていうのは変わってくるんですよ。
錯覚とかも同じような感じですね。
この二つの棒実は同じ長さなんですとか幽霊の正体見たり枯れお花でしたっけ。
なりますよね。
こうやったら実は何でもないものだったみたいな。
それも自分の心の中の感情とか気持ちっていうのが現実世界のものとして認識してしまうっていう心の動きあるじゃないですか。
あります。
でこのプロジェクションサイエンスの本に載ってた例でアンパンマンの話っていうのがあって。
アンパンマンはいはいはい。
アンパンマンとバイキンマンいるじゃないですか。
いってるアサドラでやってましたよね最近までアンパン。
アンパンやってましたね。
はい見てましたよ。
アンパンマンとバイキンマンの関係性って実は愛なんじゃないかっていう説があるんですよ。
はいはいはい聞こうじゃないか。
わかりますこれ実際二次創作であるらしくてアンパンマンとバイキンマンがラブラブしてる作品っていうのを作ってる人がいて。
でも普通に見てたらそんな感じないじゃないですか。
なんか悪いやつとしてバイキンマンがいて正義の味方アンパンマンがいると。
なぜそんな解釈ができるのかわかりますか。
もう一回質問言ってもらっていいですか。
アンパンマンとバイキンマンが実は恋愛関係にあるのではないかという解釈がなぜ可能なのか。
実際その人の中では理屈は通ってるんですよ。
はいはいはいはいはい。
アンパンマンが生まれなかったバイキンマンが生まれなかったからね表裏一体なんじゃないですかあの二人は。
バイキンとアンパンが。
そうだってパンって発酵してるから発酵するには菌が必要なので二個一なんですよ彼らはっていう論調なんじゃないですかそれは。
いいですねそれはね公式のキャラクター説明にもあります。
書いてあるんだちゃんと。
公式というか柳瀬さんが言ってたのかな。
それはね何かで聞きました僕聞いたことがありました。
お互い保管し合ってるいいですねそれも一つですね。
であと他にもありますか。
二人がなぜ愛し合ってるか。
えっと二人がなぜ愛し合っている設定が論理的に正しいと信じられるのかみたいなところですね。
これね難しいこと言うなまた。
えっとねヒントを出すと。
でもねクイズ大好きです僕は。
バイキンマンってなんか悪いことするじゃないですか。
はいいたずら好きですね。
悪事を働くんだけれどもいつもアンパンマンがそれをやめろーっつってアンパンって解決するじゃないですか。
これちょっと不自然じゃないかっていう考察力。
あー悟さないもんね。
はいはいはい。
ずっと悪いことするやつを構成しようとしないもんねアンパンマンはね。
なるほどいいですね。
バイキンマンだとどうですかバイキンマン側。
バイキンマン側バイキンマンもアンパンマンを必要としている。
何言ってんだ俺は。
バイキンマンの挑戦はこういつもアンパンマンに向かっていってるんですよ。
いい解釈ですね。
特定の相手への固執ですよ。
こう執着の構造がねアンパンマンで描かれてますね。
アンパンマンとバイキンマンで。
バイキンマンはそのなんかチビ像みたいなのいじめたりすることもあるがそれはアンパンマンに執着している。
おーはいはいはい。
もうそこまでたどり着いたならもう2人はどういう関係かと。
もうあれですよあれですよ。
こう愛と憎しみのラブヘイトですよラブヘイト。
ラブヘイトって言うんだ初めて聞いたけど。
毎回会いに行ってるからなんやかんや言ってあの2人。
もうほぼ正解ですね。
正解ですか。
バイキンマンはなぜいつもアンパンマンがいるとわかっているのにアンパンマンに見つかるところでやるのかっていう。
会いたいんだよあの2人は。
っていう解釈ができるじゃないですか。
でアンパンマンからしてももう二度と立ち直れないぐらいメタメタにしてもいいわけじゃないですか。
そうだよね。もう二度といたずらできないように攻勢することもできなくはないと思うんだけどそれすらしない。
いつもアンパンチで吹っ飛ばしてハッヒューフェホーで飛んでいくみたいな。
そうです。
これはねまた来てねっていう意味ですよ。
また聞いてねーって言ってるんですか。
アンパンマンがまた来てねーって言ってまた来るからねーっていうね。
すごいですね。
ハッヒューフェホーですよ。
ハッヒューフェホーにそんな意味がドリカムの歌詞みたいですね。
また来るから安心しろよと。
本の説明を読むとバイキンマンはいつだってアンパンマンに振り向いて構ってほしくて仕方がないから
わざとやられに行っていると。
かわいいな。
別にそんなこと語られてないじゃないですか。
公式では。
なんだけれどもその余白を埋めようと何とか解釈すると
2人って実はお互いに思い合っているんじゃないかという風な解釈ができてしまう。
そうですよね。
アンパンマンって全部で何話あるかわかんないですけど
初回から最終回まで全部通して客観的に見たらずっとイチャイチャしてるもんね。
そうですよ。
そう思うと。
見せられないですよ子供に。
好きな女の子にいたずらして怒られてみたいな。
そういう感じに近いよね。
だからバイキンマンは毎回アンパンマンに会いに行っているし
アンパンマンもそれに気づかないわけがないと。
そんな愛と勇気が友達だと言ってるんだからバイキンマンの愛に気づかないはずはない。
だけれどもその上でバイキンマンの気持ちをわかっていながらアンパンチと言って
だからもうあれですよルパンと藤子ちゃんみたいな感じですよ。
なびかないとそんな簡単に。
ラブストーリーだったんだあれ。
アンパンマンの手のひらで転がされているという話なんじゃないかという解釈ができる。
というのが不助詞の妄想として説明されています。
このように全然そんな風には見えないんだけれども
その人が解釈の仕方によっては物事をそういう風に見ることもできるんですよね。
これがプロジェクションマッピングってこと?
プロジェクションマッピングはプロジェクターで投影することですね。
そんなこと言ってなかった。
プロジェクションサイエンスね。
プロジェクションサイエンスか。
すみません。
親の感情と子供の成功
だいぶ説明が長くなりましたけども。
このようにその人の置かれている立場によって捉え方が変わるというのがプロジェクションですね。
他にも例がいっぱい載っていて、例えば米津玄師さんのレモンっていう歌。
夢ならば。
はいはいはい。知ってますよ。さすがに。
見る人によってはBLの歌詞に見える。
BL?
BLってボーイズラブですね。
あーはいはいはい。そうなの?ちゃんと歌詞見たことないですけど。
見ようと思えば見れるけど。
そうなんですね。
公式では普通にあの歌詞ってただ別れの歌だなっていう感じしかわかんなくて、具体的な話って全然出てこない歌詞なんですよ。
本当は多分その亡くなってしまった人を思う歌なんだけれども、解釈しようと思えばBLの歌詞にも見える。
そういうことで人によってその事実と真実みたいな形で見え方が変わってくる。
まあちょっと全然別ジャンルで言うと日本史の歴史で踏み絵とかあるじゃないですか。
あれもまあ言ってしまえばただの板ですよ。
ただの板だけどそれを踏めるかと言ったらキリシタンの人にはできない。
みたいなのがあるわけですね。
なので踏み絵もただの板のように見えるのか象徴、キリスト教の象徴に見えるのかが変わってくると。
なるほどね。
なので同じアイドルを見ていてもその人の気持ちによってはすごい自分と同じように見える人もいればそうじゃない場合もある。
例えば小山さんの子供が運動会でかけっこをしますと。
うん。
頑張れって言うじゃないですか。
言う。
一等賞取れたら嬉しいじゃないですか。
嬉しい。
なんで嬉しいんですか。他人ですよ他人というか。別に自分には何も、自分が頑張ったわけじゃないじゃないですか。
うんうんうん。
なんで嬉しいんですかあれ。
やっぱり自分の子供が活躍してくれるのは嬉しいですね。
うん。
まあある意味それではプロジェクションをしてるんかな。自分を投影してるってこと?
とも言えますね。自分の子供に頑張ってほしいという思いがまず行動に現れてるじゃないですか。頑張れって言う。
うん。
そしてそれが頑張って一等賞取れたら本人と同じように嬉しい気持ちになる。
なるなるなる。
うん。というのがね心の。
押し勝つの原理?
押し勝つの原理
不思議な働きですね。
はい。
うーん。なるほどな。子供か。何か今掴みかけてる今。押し勝つの。
確かに子供が運動会1位取ったら自分のことのように嬉しい。
うん。
押し勝つの対象がそういうそれに近い感覚になってるってことだよね。
そういうことですね。最初に言ったように押しというのは人生の投資ですから。
そう。
自分の価値観とか生き方っていうのを預ける対象が押しなんですよ。
壮大やな。
だから押しが成功すれば本人が嬉しいのはもちろんそれを投資した投資家である自分も嬉しいっていう構図が。
自分のことのように喜ぶっていうことやな。
うん。なので投資だなと思いますね。やっぱ株も。株で説明すると嫌がる人はいそうな気がするんですけど。
幸福度の研究
株と押し勝つを一緒にするなと。
うん。構図としては割と近しいのかなと思いますね。
まあそうやね。
株下がったら悲しいですもんね。
悲しい。上がると嬉しいしね。株の場合は自分に対するメリットが分かりやすいじゃないですか。
うん。
自分の押している株が上がればそれだけ自分の投資している金額お金が増える。下がればお金が減る。
これ分かりやすいんですよね。
はい。
押し勝つの対象、自分が押している人が活躍すると自分のことのように嬉しくなる。
うん。
大量の浪費があったとしてもそれでも自分の人生は充実していると思うってことやね。
そうですね。だから見返りがお金なのか心の充足なのかっていう違いですよね。
そうやな。
心の充足ってすごく分からへんなと思ってたんですけど、子供の例え話で出てくると、ああなるほどなっていう気持ちになりました。
押しがあると心の充足があると言いましたけれども、押し勝つと幸福度の関係というのも研究されてまして、
どこだっけなこれ、野村総研の研究かな?
押しがある人とない人の幸福度の違いというのがあって、
幸せを10段階で評価してもらったときに8、90の幸せ度、8、90すごい上3つですよね。
上3つをつけた人の割合を調べたら、押しがある人31%、押しがない人20%ということで、
残りの50は?
残りの50は、8、90を選んだ人の割合が31%と20%で押しがある人の方が高い。
さらに押しが2つある人、複数押しがある人、2つ押しがいるなら幸福度、さっきのアンケートだと40%まで上がります。
そして3つになると42%になります。なので、押しがたくさんいると幸せにもっとなれる。
ファン文化と推し勝つ
なるほど、なるほど。
ハリーさん、むちゃくちゃやってそうな感じありますけどね、押し勝つね。
本当ですか?どんなイメージなんですか?僕って。
そっち側の人間じゃないですか?
アイドルとか?
初音ミクとか。
あー、はいはい。確かに公開はしないけど作ったりはしてましたからね。そういう意味では能動的な活動をしているかもしれない。
デジタル系の、いわゆるオタクって言われてる。
そこは否定しないですね、全然。ただでも押し勝つしてるっていう意識は全くないですね。
はいはいはいはい。
自分の活動によって押し上げようっていう感じはないかな。ないけど、この歳になるといいなっていうところに行くと、いわゆるお金を落とすっていう表現あるじゃないですか。
うんうんうん。
あれはすごい感じますね。
この前、大阪にある鶴見緑地か。鶴見緑地公園、初めて行ったんですよ。
あ、そうなんですか。
行ったことあります?
いい公園ですよね。何回も行ったことありますよ。
いい公園だなと思って、これはぜひ続いて欲しいなと思ったんで、お金落とさなきゃなってその時思ったんですよ。
鶴見緑地公園に。
鶴見緑地公園でお金使わなきゃなと思ったんですけど、全然使うとこないのあそこ。
ないよ。
自販機しか置いてない。
でも、その感覚ちょっと近いのかなと思って、いいなと思う場所があって、そこを維持するにはお金って必要だなっていうのが、やっぱこの歳になると明確にわかるので、お金落とそうっていう気持ちはあります。
うーん、なるほどなるほど。
小山さんもあるんじゃないですか、それぐらいは。
それぐらいはありますよ。
例えば知り合いに紹介してもらったお店とかで、やっぱり売り上げに貢献したいとか、そういう気持ちはありますよね。
小山さんと夕飯食いに行くといつも同じとこ連れてかれますもんね。
あ、そうだっけ。
うん、あの京橋の。
はいはいはいはいはい。
あ、そうですね。
うん。
そうですね、ハリーさんと行くと大体あそこ行ってるね、そういうアレット。
そう、押してるなーと思ってますよ。
あー、あれが押し勝ちになるのか。
じゃあ、なんか知らんうちにしてるのかもしれないですね。
そうですねー。
押し勝つっぽいとことはね。
うーん、そこもね、境界が難しいんですけどね。
単に好きだから行っているのか、そこの店主とかを応援したいから行っているのかっていうところで若干違いそうな気はしますけど。
うーん。
しかしいなとは思いますね。
まあ自分が楽だからっていうのもあるよね、それしてるのが。
そこに行くのが楽だからみたいな。
うーん。
別に明確にそこの店主を応援しているとかいう感覚はないけど、自分にとってもメリットがあるから毎回行くみたいな感じだと思うんだけどね。
はいはいはい。我々あんまり向いてないんじゃないかなっていう。どっちかっていうと、押しの対局として他人に人生を預けるな派の人っているなと思うんですよ。
もう怖いもんその言葉が。他人に人生を預けるっていう言葉がもう怖すぎる。
要はその押し勝つってこれも見方によっては、自分個人じゃなくてその対象に人生預けてると言ってもいいじゃないですか。
まあそういう現象ですよね。さっきのプロジェクションだっけ?プロジェクションサイエンスか。はいはいはい。投影するわけですもんね、自分の未来とか期待とか願望を。
だから鬼滅の刃で、僕鬼滅エアアップなんでよくわかんないですけど、政策余脱の件を他人に預けるな。
あーなんかそんなシーンありましたね。
第1話ぐらいで言うじゃないですか。
そこまでは覚えてないですけど、はいはい。なんか聞いたことがあるような気がします。
それ派の人と相性悪そうだなってすごい思うんですよね。
そうですね。
でどっちかっていうとそういう気持ちもすごいわかるなと思うんですよね。他人に人生を預けるのは良くないなーみたいな。そう考えると向いてないなーって思うんですよ。
だから小山さんどっち派なのかなーっていうのは。
改めて考えたことないですけど、僕も向いてないとは思いますけどね。
うん。
そんななんかいくら応援するためにとはいえ同じCD20枚もいらないもん。
うん。やっぱそこで客観的に見てしまうんですかね。物語にどっぷりはまろうっていう感じよりは自分を引いた目で見てそんなことしても意味ねえじゃんっていう理性が勝ってしまう。
理性が勝っちゃうよね。
なんか今度あの人笑かしたろーみたいなんでやることあると思うけど。
はいはいはい。いっぱい勝って。
いっぱい勝ってこんなことしてん。ギャッハッハーみたいな。
勝つとしてっていうのは。
そうそうそうそう。
でもなんか最近ビジネスにもこの推し勝つを取り入れるみたいな。
マーケティング用語的な界隈でも推し勝つみたいな言葉出てくるじゃないですか。
ファンマーケティングとかねよく言われますから。
そうそうそうそう。ちょっと気にはなってたんですよこの推し勝つって一体何なのかみたいな。
やっぱ自社でブランドやってるとファンどうやって作るのかとかどうやってリピートしてもらうのかみたいなんて。
まあもうよくあるテーマじゃないですか。
はい。
あんだけ推してもらえるってすごい気になるよね。
そうですよ。
どんな技使ったんだっていう。
なんかのファンクラブって入ったことある?
ありますよ。
あ、あるんだ。
ある。
アーティストのファンクラブ入ってましたね。
僕は世代的にあるのでグレイ、ラルク、あとシーナリンゴ。
シーナリンゴ好きだったらちょっと今のアドさん聞いて。
すごいから。
めちゃくちゃ歌い方うまいから。
アドさん僕好きですよ。
好きなんだやっぱり。
やっぱあれに憧れる気持ちっていうのもねすごいわかりますね。
なんかその僕が10代だったらドハマリしてた自信がある。
はいはいはいはい。
ああなりたいと思うと思いますね。
僕人生で何かのファンクラブに入ったことないんですよ。
一回何かそういう何かにハマってみたいなっていう気持ちはあるんですよ。
何かにっていうか誰かに。
この人めっちゃ好きだわみたいな。
追いかけたいみたいな。
会いに行きたいみたいなさ。
そこまで思ったことないんで。
もう無理っすね。
もうこの写真だったら無理か。
無理だと思います。
多分ハマろうと思ってハマる人はいないんじゃないかな。
知らず知らずハマってしまうというのはあるし。
恋なのそれは?
恋でもないと思いますね。
どっちかっていうと分身ですね。
いやそれが全く分かんないんだよね。
ファンは別に。
プロジェクションでしょ?
そうですね。要は拡張された自分がそこにいるっていう感じですね。
めっちゃ怖いじゃんそれ。
まあそれは怖いと思う人の気持ちもすごいわかる。
はいはいはいはい。
それで幸せを感じる人の気持ちもすごいわかるな。
すごいですね。
のを客観的に見ている俺。
いや感受性豊かだと思いますそれは。
本当ですか?
全く分かんないんですよね。
だから一回そういう状態になってみたいなっていう気持ちはあるんですよ。
40歳にして。
推しの心理と危険性
40歳にして。
なるほどね。
今までそういう経験したことないんで。
何かのファンになってファンクラブ入ったりとか追っかけ合ったりとかって。
女子って大体こう、僕らの世代で言ったら絶対どっかでジャニーズにはまるみたいなさ。
あるじゃないですか。
主語がでかいな。まあいいでしょう。
そういうのもね、なかったんでね。
はいはい。
なんなら僕ジャニーズ好きでしたからね。
なんで?
いや姉がファンだったんで。
僕も一緒に。
うちの姉もファンでしたよ。
もう全く興味持てなかったですね。
外でかまきり捕まえてました。
でもね、小山さん40歳でしょ。
40歳の人、気をつけてもいいかなと思いますね。
逆に今そこに行く怖さっていうのもあるなと思っていて。
何それ、ガールズバーの女の子にはまるみたいな?
まあまあまあそんな感じだと思いますけど。
ストーカーになっちゃう的な?
和尚の女という言葉あるじゃないですか。
ある。
あれって今までの自分の過去とか関係なく、
なんかその人に心を奪われてしまって人生めちゃくちゃにされることなんですけど、
自分の人生ぶっ壊されたい欲っていうのある人結構いると思うんですよ。
そんな人いるの?
なんか結局その今の自分なんかなっていう気持ちは多少なりと皆さんあるじゃないですか。
うん。
で、このままでいいんだろうか俺はみたいなことを考えてた時に、
その心の隙につけ込まれてやりたいことやりましょうという門が開かれてしまうとやばいと思うんで。
なるほどね。
40歳その隙がちょうど出るタイミングかなと思うんで。
ある意味気をつけなきゃいけないフェーズってことか。
そうですね。だから健全な推しは普通に幸福度が上がって全然いいことだと思うんですけど、
危険な推しというのも結構この小説の中だと危険な推しにフィーチャーされてるんで、
そうなると怖いなという気持ちもありつつ。
いやそうだよね。なんかホストにはまる女の人とか、キャバクラにはまる女の人とか、男の人とか、なんか推し勝つと吐き違えそうになるもんね。
そうですね。
じゃあ推し勝つは推奨なんだけど取り扱い注意ってことですね。
そうですね。
特に40代のそこのあなた。吐き違えるなよと。吐き違えたらいかんぞ。
そうそう。アイドルとかだけじゃないですよっていうところが同じメカニズムで全然沼にはまってしまうことあると思うんで。
そうだよね。
推しの投資と娯楽
でもちょっと次回ね、今日の続きということで、そのストーリーをどのように作っていくのかみたいな話をしたいなと。
ということでね、今日推しということでしたけれども。
推しというのは自分がこうありたい姿を映した鏡みたいなものであり、人生の投資だ。幸福に満ちるための人生の投資であり、人類に残された最後の娯楽でもあるということで。
そうなの?なんか納得いかないな。
ということでまた次回も楽しみにしてもらえたらなと思います。
ありがとうございます。
ということで本日の感想をメールまたはApple PodcastのレビューはSpotifyのコメントボイスのコメントでお待ちしています。
二人でコメント欄を全て読んでいますので今後の番組をより良くするためにあなたの感想や話してほしいトークテーマをお待ちしています。
それでは今週も聞いていただいてありがとうございました。また来週お会いしましょう。