推し活ブームの背景
はい、こんにちは。 今日はインスタグラムフォロワー様からメッセージでご質問いただいております。
ご質問は、三木屋先生は推し活についてどう思いますか? 三木屋先生の意見を聞かせてください、というご質問です。
そうですね、今推し活ブームですよね。 昔から推し活っぽいものってあったんですよね。
例えば、男性アイドル、女性アイドルとか。 男性アイドルだったら、郷ひろみさんとか、たのきんトリオとか、
ヒカルゲンチとか、あと女性アイドルだったら、山口桃江さんとか、松田聖子さんとかね、ピンクレディーとかキャンディーズとか、
キョンキョンとか、特にね、僕がね、小っちゃい子供の時なんかは、女性アイドルの推し活とかね、ものすごい盛んで、
なんか親衛隊みたいな人たちがいて、もう特攻服着て、だれだれちゃん命とかやってたんですよね。
もう背中にそうやって書くんですよ、特攻服の。 最近特攻服着てる人ってあんまり見かけなくなったんですけど、
そもそも暴走族自体がいなくなっちゃったんで、 まあ特攻服って何っていう人も増えてきたっていうのもあると思うんですけど、
で、今はですね、インターネット、SNSとか、いろいろね、YouTubeとか配信とか、いろんなメディアがあるんで、推し活って細分化されてきたわけですよ。
多様化してきて、面地下とか、あと地下アイドル、あとはネット配信者、YouTuber、あとはメジャーアイドルもいれば、
キャバ嬢とか、インスタグラマー、TikTokerとか、いろんな推しの対象がいて、もちろんスポーツ選手とかもそうですよね。
良い推し活と悪い推し活
僕ね、推し活って素晴らしい文化だと思うんですよ。
日本が誇る素晴らしい文化だと思うんですよ。
ただし、推し活もですね、良い推し活と悪い推し活ってあると思うんです。
良い推し活?推し活の理想像っていうのは、ファンが自分の推しを応援するわけじゃないですか。
場合によっては課金するわけですよね。お金を、グッズを買ったりとか、CD買ったりとか、チェキ買ったりとか課金して、
応援することによって推しの対象が成長するわけですよ。活躍していって。
それが嬉しいんですよね。推してるファンからすると。自分のことのように嬉しいんですよ。
ありがとうございます、応援してくれてありがとうございますって言われると、感謝されると自分も嬉しくて、
それが自分の生きる活力になる。
推しが頑張ってるから自分も頑張るんだっていうふうに。仕事とか勉強とかスポーツとかね、これが推し活のあるべき姿、理想像だと思うんですよ。
そうすれば、推してる方も推されてる方もお互いに嬉しくて、ウィンウィンなんですよ。
やっぱり推されてる方もね、いろんな経済活動をしているわけなので、経営が成り立つわけですよね。
課金してくれてるから、経済効果もあるし、勇気をもらってありがとう、私も応援してくれてありがとうございます、だれだれさんのおかげで頑張れますって言われればお互い嬉しいですよと。
それが理想像なわけですよ。結局人間誰しもね、いろいろ頑張ってるわけじゃないですか。
だけど、自分がやりたくてもやれないことってあるわけですよ。例えば、野球選手とかサッカー選手の推し活してるんだったら、自分が野球とかサッカー好きなんだけど、
さすがにプロまでは行けないと。自分は会社員として仕事があるからサッカーとか野球できないって場合、
やっぱり推しがね、サッカーとか野球とかあるいは格闘家とかでも頑張ってくれれば、自分のことのように嬉しいんですよね。
そういう関係になって、いつも応援してますって言って頑張ってくださいってありがとうございますって言って、自分がやりたいことを推しが頑張ってくれれば、
距離感と依存
やっぱり自分のことのように嬉しいわけですよ。人間誰でも夢ってあるわけなんだけど、なんでもかんでもその夢を叶えられない、
叶えられる環境にあるわけじゃないんで、自分の夢を推しが叶えてくれたら自分のことのように嬉しいと。
それでスポーツ選手以外でもね、女性アイドルでも男性アイドルとかでもメジャーアイドル、ネット配信者、ユーチューバーとかでもね、
推しが頑張って活躍してくれれば自分のことのように嬉しいと。自分が活躍して自分がね、わーってやったーっていうのも嬉しいんだけれど、
自分が応援している人が活躍してくれてその人が喜んでくれれば自分のことのように嬉しいですよと。
やっぱりそれが推し勝つの基本だと思うんですよね。で、悪い推し勝つっていうのもあると思います。で、間違った推し勝つ。
それはですね、あまりにも推しに依存しすぎてしまう人。これがね、間違った方向に行くことはありますよね。
もう自分のことのように応援しているわけであって、もうその人が全てだと。そうするとその人が頑張って活躍すると
もう自分のことのように嬉しいと。まあそれはいいんだけれど、そればっかり見て自分が頑張らなくなっちゃう人ってたまにいるんですよね。
例えばそのシュミレーションゲームとかそれ以外のアクションゲームとか、自分が主人公になって活躍してレベルアップしていって
敵を倒してっていうのもあまりにもゲームにはまりすぎると、ゲームの主人公に完全になりきっちゃって
ゲームの中だけで活躍していくと、もうそれで全部自分が達成したような気になってしまって、それで満足しちゃって
自分のリアルの世界を頑張らなくなっちゃう人っているんですよね。なのでそこまではまりすぎないように、依存しすぎないように
推し勝つっていうのは程々にした方がいいわけであって、あまりにもそれがね、過度にはまってしまうと
推しが自分のもう化身になっちゃうので、推しにアドバイスしたり場合によっては説教したりとか、もっとこうした方がいいよと
もっと頑張らないとダメだよとか、誰々君に抜かされるよと、誰々ちゃんに負けてるよと、もっと頑張らないと、もっと努力しないとって
あまりにも過度にアドバイスしすぎると嫌われちゃうんですよ、推しに。
まあ推されてる方はね、いつも応援してくれてるし課金してくれてるんだったら
ありがとうございますって、頑張りますって言ってくれると思うんだけど、心の中では嫌ってるっていう可能性もあります。中にはもう純粋にそのアドバイス聞いてくれる
尊い推しとかもいるかもわかんないけれど、まあさすがにあんまりにも説教されたいとかすると心の中で
いやお前が頑張れよって思ってる人もいると思うんですよね。やっぱり本人に直接言うっていうのはね、結構きついんじゃないかなってね
思いますんで、あまりにも依存して、推しがね、完全に自分の決心だって勘違いしないようにすると
ちょうどいい距離感を保つっていうのが大事だと思いますね。場合によってはもう推しがもう全てになってしまって
自分の人生においてもね、もう推しが好きすぎてストーカーになっちゃう人っていうのも一定数いるわけですよね
特にその距離感が近い対象、メンチカーにせよ、ホストにせよ、キャバ嬢にせよね
ネット配信者とか、例えばメジャーアイドルとかだったらファンがたくさんいて、あんまり
長時間ね、一緒にいられるとかね、握手とか配信とかでもね、あんまり繋がれないっていうのもあるんだけど
どっちかというとマイナーなアイドルとかメンチカーとかね、あとホストとか水商売の人なんかだったら
お金払えば会いに行けて、でカキンカキンって喜んでくれるっていうのがあって、そうするともう距離が近すぎちゃって
もうストーカーになってしまう。で、なんであの人には一緒にね、ご飯行ったりするのに私とはご飯行ってくれないのとか
なんで自分にはレスくれないの?あの人にレスくれるのに、なんで自分にはコメント返してくれないの?とかね
推し活のビジネス面
攻撃的になっちゃう押し勝つの人ってたまにいるんですよね。となると
押してる側としてはファンだから、自分がこんなに誰々ちゃんのことを愛してるのに、誰々君のことを愛してるのに、なんでわかってくれないの?って
なんか恋愛感情のもつれみたいになっちゃうんですよね。これはまあ彼氏と彼女の関係だったらまだわかるんだけど
押しと押される側っていうのはやっぱりね、基本はビジネスなんですよね。 アイドルにせよ、メンチカーにせよ、ホストにせよ、キャバ嬢にせよ
お客さんと、あとお金もらう側なんですよ。 なのでその距離感がわからなくなってしまって、彼氏と彼女みたいな関係になってしまうと
自分はこんなに課金してるのに、なんでわかってくれないの?なんで自分だけのものになってくれないの?って
自分だけのものにしようっていう風に走っちゃうと、やっぱり問題なんですよね。 場合によってはね
好きすぎて嫌がることをしちゃうってことがあるんですよ。 例えばSNSに悪口を書くっていう人、こういう人多いんですけれど
自分が好きなんですよ。 ホストでもね、メンチカーでもね、地下アイドルでも自分がその推しが好きすぎるがために悪口を書くんですよ。
ありもしないこと、誰々と浮気してるとか、彼氏がいるとか、彼女がいるとか、遊びまくってるとか、普段の態度が悪いとかね。
悪口を書きまくってその人の人気を下げようっていう人、一定数いるんですよ。 まあそこまで行ったらね、もうアウトですね。その人はね推し勝ち向いてないと思うんですよ。
だって推しが好きなのはいいんですけど、結果的にその人が嫌がることをしてるわけですよね。 で、悪口書いたりとかね、一日中その何ですか、掲示板とか
Twitterとかね、匿名アカウントで悪口書きまくって、そんなことに時間と労力を費やすってすごい無駄なんですよね。
そんなこと頑張るんだったら自分が頑張れよ、自分にとってプラスになること頑張らなきゃいけないのに、もう推しがもう全てだから
そっちのね、なんか好きすぎて嫌がることをしちゃうとか、あるいは待ち伏せするとか後付けるとかね、まあそういうのも良くないですよね。
もう好きすぎて全てを知りたいからプライベートのことまで覗き込もうとかね。 まあそういう距離感を間違えちゃう、そういう推し勝ちは良くないですよね。
やっぱり推し勝つって、押される側としてはビジネスだから相手に優しくするってことがあるんですよね。
ビジネスじゃなかったら友達にもならないし、恋人同士にもならないんだけど、お金払って課金してくれるからその人を優しくしてあげようとしてるだけなのに、
やっぱり優しくされると勘違いしちゃって、自分のこと好きなんじゃないか、好意持ってるんじゃないかって、ワンチャンいけるんじゃないかとかね。
淡い期待をしてしまってね、まあ距離感間違えちゃうってことがありますよね。
それは恋愛経験が少ない人ほど、やっぱり好きすぎてハマってしまうってことがあります。
あとはまあ元々のキャラクター、パーソナリティ障害とか依存しやすい性格の人っていうのもいるので、そういう人もそうなりかねないんですけど、
なのでね、推し勝つはね、正しい距離感が大事です。ちょうどいい距離感、依存しないように。
適切な距離感の重要性
お互いが気持ちよくなるように、程よく応援してあげて感謝されて、推しが頑張って活躍してくれると自分も嬉しいよと。
で、推し勝つの課金もですね、あくまで余剰資金の範囲内でやることが大事であって、自分の生活費を削ってまで、あるいは
消費者金融から借金してまで推し勝つするのはかなり危険だし、そこまで推し勝つして見ついで
引退しますとかね、実は彼氏がいました、彼女がいましたってなると、ものすごい失望になって裏切られた感になって、そろそろストーカー化して嫌がらせしてやろうってこともあるので、
常にね、これは推し勝つなんだっていうのをわきまえて、程よい距離感、程よい課金の額に抑えるってことが大事だと思います。
基本推し勝つはね、正しくする限りは素晴らしい行為だと思います。
というのが僕の意見です。ご視聴ありがとうございました。
