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  2. 167. 【Wikipedia誕生秘話】売..
2025-10-08 35:03

167. 【Wikipedia誕生秘話】売上ゼロで世界ランク10位のアクセス数をつくる方法

Wikipediaについて話しました。


世界のアクセス数ランキングベスト10 / Wikipediaはアダルトサイトの収益で運営された / ボランティアを集めるなら「すべてのルールを無視してよい」 / 自分で調べない人は良い"カモ"になれる / 著作権のない界隈がおもしろい


ウィキペディア・レボリューション: 世界最大の百科事典はいかにして生まれたか

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サマリー

ウィキペディアは、オンライン百科辞典として誕生し、世界で10位のアクセス数を誇るサイトへと成長しています。このエピソードでは、その誕生の背景や成長の過程、運営の仕組みについて詳しく語られます。ウィキペディアは、20年以上にわたり人類の知識を無料で共有する理念のもとに、ボランティアによって運営されています。問題解決のためにルールを柔軟に適用する方針が採用され、広く参加が促進され、オープンソース文化の良い例として評価されています。ボランティアの活動によって、ウィキペディアは世界の検索数ランキングで10位に達するなど、情報共有の革命を引き起こしています。この記述からは、ウィキペディアの誕生とその重要性について考えさせられます。

インターネットランキングの現状
スピーカー 1
どうもハリーです。どうもヤマンです。ゴロゴロ起業ラジオは、教育会社を経営しているハリーとデザイン会社を経営するヤマンがお届けする起業やスタートアップに関する話を緩く紹介する番組です。
スピーカー 2
はーい。小山さん、世界のアクセス数ランキングってわかります? 全然わかんないなぁ。世界でしょ、だって。
1位わかります? インドとかじゃない? じゃあ、サイト名ですね。サイト名か。インド人が圧倒的に多いから
スピーカー 1
インド人が見そうなホームページとかじゃないの? というと、もしかしてYouTube? YouTube2位です。
YouTubeが2位? 10位ぐらいAmazonでしょ? Amazonは、Amazonベスト10入ってないですね。
スピーカー 2
あ、入ってないんだ。 これはシミラーウェブというサイトの2025年8月ランキングを見ています。 YouTubeが2位?
スピーカー 1
何見てるんだろう、みんな。 インスタグラム? インスタグラム4位です。 TikTok? TikTokはランク外。
スピーカー 2
なんだろう? まあまあよく使うサイトを行ってもらったら大体当たると思いますよ。 検索エンジンか。
Google? 検索エンジンにも限らないですね。 Googleは1位。 そんな答えでよかったの?
スピーカー 1
じゃあそれで行くなら? 3位が言ってます。4位はインスタグラムなんで。 あ、Facebookか。 人工的に。 4位がインスタグラム?
スピーカー 2
Wikipediaとかじゃない? Wikipediaは10位ですね。 10位? あ、Yahooはあれか。でもランキングには入ってるよね。
スピーカー 1
Yahooはね、世界は入ってないんですけど、日本だとYahoo Japan2位に入ってますね。 X? X、いいですね。6位。
What's up? お、すごい。8位。 チャットGPTだ。 お、すごい。チャットGPTが5位。 ああ、え?5位なの? すごいですよね。
やば。 まあ、それ以外で言うと7位。 Reddit。 Redditって何? Redditって、まあ掲示板ですね。
海外の掲示板みたいな、SNSみたいなサイト。 で、あと、はいはいはい。
開いてるのが9位、Bing。マイクロソフトの検索エンジンですね。 Bing? ああ、Bingね。 ということでね。
スピーカー 2
いやー、これが今のインターネットですよ。 なんかこれ聞いたことあるんだけど、その悪説で言うと、そのアダルト系がすごい市場規模って聞いたことあるんですけどね。
はい、これ運良くベスト10には入ってなかったんですけど、50位まで見たらめちゃめちゃ入ってますね。 万国共通ですな。
ということでですね、このインターネットランキングの中の本日はですね、Wikipedia。 Wikipediaか。
スピーカー 1
7位だっけ? えーっと、世界10位ですね。 10位か。 はい、ちょっと落ち気味ではありますね、最近。 昔よくね、わからないことあったらWikipediaで調べてたけど、
今なんか、チャットGPに聞くっていうのがもうデフォルト化しちゃってるんで、出番が少ないですよね。 そう、昔は世界5位とかの時期もあったんですけど、
スピーカー 2
今、2025年8月は10位ということで、まあ落ちてはいるんですけれども、世界10位はやっぱすごいですから。 そうだね、世界だもんね。
Wikipediaの基本概要
スピーカー 1
ね、ということでこのWikipediaがね、どのように生まれ、どのように世界10位まで上り詰めたのかというのをね、ちょっと知っておくと、世界10位のサイトの作り方がわかるんじゃないかなと思いますので、やっていきたいと思います。
ウィキペディアに関しては説明不要だと思いますけれども、オンライン百科辞典ですね。 そうですね。 僕はウィキペディア大好きで、多分毎日見てるんじゃないかなっていうぐらい見てますね。
スピーカー 2
え、めっちゃ好きやん。 めっちゃ好きですね。 あれさー、読むのしんどくないですか? えー、読むの楽しいですね。 僕はWikipedia全部読むのしんどい派ですね。
スピーカー 1
これをわかりやすく2行にしてとかってチャットGPTとかにお願いしちゃうもん俺。 確かにね、ちょっと知りたいぐらいだったらオーバースペックかもしれないですけども、僕はもうラジオ作るときはだいたいまずWikipedia見ますね。
そうなんだ。 で、ざっと概要押さえてなんか面白そうなところあったら、そこをもうちょっと調べてみようかなとか。 深掘りすると。
スピーカー 2
でもあれってさ、100%正しいわけじゃないでしょ? もちろん。 誰かが投稿したやつでしょあれ。 そうなんですよ。
スピーカー 1
それがあるんで、多分めちゃくちゃ詳しい人がとことん書いてるんでしょうけど。 うんうんうん。
そうですね、その辺の編集もどのように行われているかというのをね、使ってる人は多いけどその辺の誰が書いてるかとか、そういうところは知らない人多いのかなと思うので、その辺りもね話していきたいんですけれども。
ちなみにWikipediaってWikipedia以外にも関連サービスありまして、これもね面白いんでぜひね見てほしいですね。いくつかあって、Wikiboyageっていうやつがあって。
これはね旅行ガイドですね。観光地の名前とかを入れるとその場所の歴史とかアクセス方法、電車で行くならこれ、バスで行くならこれとかっていう周辺のおすすめスポットとかも教えてくれたりとかするサービスがありますね。
最近のやつだと関西万博のページもありました。
スピーカー 2
へー。あれって民間企業じゃないでしょ?なんか非営利団体とかじゃない?
スピーカー 1
あれはね、Wikimedia財団というところが運営してます。
スピーカー 2
あ、財団か。あー、寄付金とかでやってんの?あれじゃあ。
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
寄付金と、あ、そうですよね、寄付金。え、どうやって収益上げてるの?財団だから上げてないですよね。
スピーカー 1
はい。寄付のバナー昔よく出てきましたよね。あなたの支援が必要です。
スピーカー 2
あったあった。
スピーカー 1
うん。
なんかおじさんの顔が載った。
スピーカー 2
はい。支援したことないですけど。
スピーカー 1
僕はありますけど。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
はい。まあそういうWikimedia財団がやっているWikipediaとWikiboyageというのもあり、あとWikibooksっていうのもあってね。
なんかこれはフリーの教科書ですね。
例えばプログラミングとか経済学とか数学とか言語とかの勉強法についてまとめられたサービスみたいなのがWikibooksで。
なんかすごいですよ。自転車のパンクの修理とかコミケの参加方法とか文明の作り方とか。
スピーカー 2
へえ。
スピーカー 1
多岐にわたっているんで、もうこんなの読み出したらね、キリがないですよ。
うんうん。
まあそんなのもあるんでね、ぜひね、ちょっとWikipedia以外もね、いろいろあるんで見てもらえたらと思います。
えっとWikipediaなんですけど、Wikipedia作った人はジミー・ウェールズさんという人ですね。
スピーカー 2
ジミー・ウェールズ。
スピーカー 1
この人が貴婦のバナーの写真に出てるおじさんです。
Wikipediaの誕生の背景
スピーカー 1
おじさんだ。
なんで、まあWikipedia使ってる人は1回は見たことあるんじゃないかなと思いますが、
このジミー・ウェールズさんはね、一応おいたち軽く説明しますと、3歳ぐらいで百科辞典を読んでいたと。
スピーカー 2
出た。天才じゃない。
スピーカー 1
そしてその百科辞典を読んでいたというのが後のWikipediaにつながったんじゃないかという説がね、毎回登場しますこれ。
本当かと僕は思うんですよね。
まあ辞典は誰でも読むだろうと思うんですけど、読んでいたらしいと。
で、あとは数学が得意で、大学を出て金融の会社に入ります。
で、そこでちょうどITバブルの時期なんですよね。
インターネットが登場して、ウェブブラウザーが登場してみたいな時期をこの金融業界から見てて、これからはインターネットやなと。
ということで独立をして、ボミスという会社を作ります。
これがポータルサイトみたいな感じなのかな。
いろんな情報を掲載してたりとか、検索エンジンがあったりとかあるんですけれども、後半は結構アダルト系で収益を上げていたというようなサイトをやっていましたので。
スピーカー 2
後々のウィキペディアの財源はアダルトサイトの収益から賄われてたというね。
スピーカー 1
歴史があるんですね。
で、そのボミスのサイトを運営しながら、ヤフーのヤフーカテゴリーっていうのが当時まだ検索エンジンできる前にあって、
あれは手動でヤフーの中の人が一定の評価を受けたら、ヤフーからリンク貼ってもらえるみたいな、昔やってて。
で、それを見て、これでオンライン辞書を作れるんじゃないかというのがある日思いつくんですね。
ヤフーはそのヤフーのメンバーが選定してやってたんですけども、これをボランティアでできるんじゃないかというのを考えて、
そのボランティアの人たちが記事を書いて辞書を作っていくというプロジェクトをやろうというのを思いつきます。
でも実際ボランティアで辞書作るっていうのは結構あって、世界最大の辞書と言われるのがオックスフォード英語辞典っていう全20巻ぐらいあるバカデカい辞書があるんですけど、
あれも数千人のボランティアの人たちが単語ごとにその説明を書いたのを送って完成させたっていうのがね。
なんか映画になってますよね。
博士と狂人。
ちょっと検索してみていい?
スピーカー 2
これは知りませんでした。
スピーカー 1
そうですね。
このOEDっていうのがオックスフォード英語辞典かな。
それを作るエピソードの映画ですね。
僕はまだ見てませんが。
ドラマ映画。
この時もそのボランティアの人たちが作っていたので、同じ要領でオンライン辞書も作れるんじゃないかというふうに考えて、
ボミスの一事業としてNupediaというサイトを作ります。
これが2000年ですね。
オンラインで当時何かしようっていう熱量が高い時代だったんで、それに手伝いますよという人も結構現れて動き出すんですけれども、
これが1年かけて12記事しかできなかったらしいんですね。
少ないね。
めちゃめちゃ少ないです。
これなぜそんなに時間かかるのかというと、執筆者は原則として白紙号保持者のみ。
かつそのプロセスがめちゃくちゃ複雑で7段階あって、
誰に記事執筆を依頼するかっていうのを大学教授とかに依頼して、送られてきたらそれを査読して間違いを直したり文体を正したり、最終的に承認するみたいな、
めちゃくちゃプロセスが複雑だったんで、年間12記事しかできなかったということがあって、
しかも作業が全然楽しくないということも言ってて、
各記事のテーマを考えて、権威ある人にワードの文章を送って、ほとんど返事が来ないんで、また別の人に依頼してみたいなのをずっとやってると、
全然楽しくないなということがありまして、行き詰まっていたんですけど、
そんな時、WikiWikiWebというサイトに出会います。
ちなみにWikipediaのWikiって何か知ってます?
いや、何なんだろうと思いながら聞いてました。
ペディアの方は?
スピーカー 2
ペディア?ペディアってどういう意味?
スピーカー 1
ヌーペディアもペディアだもんね。
ペディアって、アンサイクロペディアが百科辞典という意味ですね。
今Googleで調べたらギリシャ語で教育っていう意味らしいね。
そうなんですね。
このアンサイクロペディアっていう百科辞典という意味足す、
ヌーペディアはフリーの辞書ということだったので、
GNUっていうオープンソースとかで使われるライセンスの名前ですね。
それから取ったのがヌーペディアで、
WikipediaのWikiは、これね、Wikiっていうシステムの名前なんですよ。
コンテンツ管理システムっていうワードプレスとかみたいな。
そういうのの一つにWikiっていう名前のやつがあって、
当時そのWikiというシステムを使ったWikiWikiWebという
楽しそうな名前のサイトがちょっと人気があって、
それがすごい画期的で誰でも編集できるので、
早い、誰でも使える、シンプルみたいなところで、
もう今までのめちゃくちゃたくさんのプロセスを経て、
記事が公開されるというのはもう不可能だというので、
Wikiを使って誰でも編集できる辞書にしちゃおうと。
というのがWikipedia誕生なんですね。
Wikiっていうのは素早いとかいうハワイ語らしいんですけれども、
なのでWikiで作られたサイトはすごいたくさんありますね。
今でもゲーム攻略サイトとかでよく使われますね。
そのWikiですね。
ということで、Nupediaのサイドプロジェクトとして始まったのがWikipediaですね。
こっちは白紙ごとがなくても誰でも編集できるんで、
試しに始めてみたらすごい勢いで記事が作られていくというので、
めっちゃすごいやんとなって勝手にどんどんとそこから増えていくんですけれども、
やっぱ大変なのがみんなボランティアなんで管理が大変ですよね。
スピーカー 2
そりゃそうですよね。
ウィキペディアの理念
スピーカー 1
ボランティアってだいたい最初は頑張るぞみたいな感じで集まるけど、
内部で分裂が起きたりとかして自然消滅していっちゃうじゃないですか。
でもこのWikipediaというのはそれで今も続いているわけですか。
もう20数年間続いているわけですよ。
これねどのようにやっていったかというところなんですけども、
まず当時の思想っていうのかな、理念。
一番大きい理念として人類のあらゆる知識を無料で共有するという大きい理念がありまして、
それを実現するためにみんなボランティアとして集まってくるんですけれども、
内部のルールがめちゃくちゃ複雑だとめんどくせえなってみんな思っちゃうんで、
それをどうしたかと言いますと、
これは共同設立者のサンガーさんっていう人が提案した、
全てのルールを無視せよというポリシーがあったみたいですね。
スピーカー 2
Wikipediaね。
スピーカー 1
そうです。Wikipediaの記事を作るにあたって、
いろいろあれこれ考えるよりは、
もうルールみたいなの一応あるけど無視しても良いと。
とりあえず来てくれという感じの、
もう誰でもウェルカムな体制というのをまず作ります。
今はその編集者にもねランクがあるんですけど、
管理者的な人とかその中間ぐらいの人とかいくつかあるんですけれども、
参加における挑戦
スピーカー 1
最初のうちはもうほぼフラットで始まったので、
もう誰でも編集できて、それがすぐに公開されるっていうところで、
みんな達成感を感じて無償で手伝ってくれるんですね。
これあれなんですよね。
やっぱ当時のインターネットをよく表しているなと思うんですけど、
オープンソース文化っていうのがね、
プログラマーの人たちはそういう思想の人が多くて、
なんでなんでしょうね。
プログラマーの人はなんかそういう自分のスキルを無料で提供しがちで、
デザイナーの人はあんまそういうことしないなっていうのは。
スピーカー 2
確かにね。なんかありますよね。
なんか儲けの手法を公開すると自分が儲けれなくなっちゃうみたいなさ。
スピーカー 1
そうなのかな。
やっぱ勉強会とかもプログラム系の勉強会はめっちゃ毎日行われてますけど、
デザインの勉強会ってあんまないですよね。
スピーカー 2
ウィキペディアってそういうオープンソース文化のパイオニア的な感じなのかね。
誰でも編集できるようにしたみたいな走りだったのかな。
スピーカー 1
そうですね。多分もうそれの代表例の一つと言っていいと思いますね。
すごい有名なやつだとLinuxっていうのがね、
OSの一つであって、
それがオープンソースで作られているというのがあるんですけど、
それに次ぐらいの事例になるんじゃないですかね。
スピーカー 2
なるほどね。でもなんかこの誰かの所有物じゃなくて、
この共有財産みたいな考え方って今の時代にあってますよね。
なんかシェアカー的なさ。
誰でも利用できるし、改良できるし、再配布もできるしみたいな。
はいはいはい。
コミュニティ主導でみんなでやっていこうぜみたいな。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
本来日本人とすごく相性がいいような気もするんですけどね。
こういうオープンソース文化って。
スピーカー 1
なんかやっぱりオープンにするとノウハウを取られるんじゃないかっていう懸念はありますよね。
スピーカー 2
あるし僕の先輩の世代の人たちって、
特にそういう考え方強かった印象がありますよね。
やっぱりそれがアドバンテージ。
自分がお金稼ぐためのスキルであってアドバンテージだったから、
そこを安売りしちゃダメだみたいなさ考え方があるんじゃないですかね。
スピーカー 1
あーなるほどね。
スピーカー 2
なんかそれを共有することによってもっとみんなで進化したすごいものにしようぜみたいな発想ってあんまりないもんね。
スピーカー 1
あんまないのかな。
スピーカー 2
なんか話聞いてて思うのそのwikipediaのすごいところってみんなを参加させたっていうポイントがすごくいいなと思いながら聞いてたんですけど。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
余計なルール取っ払ってとにかくそのコンテンツを貯めることを優先してみんなに参加してもらうことを優先したっていう判断がすごく良かったのかなと思いますけどね。
これが後にね内部が荒れる原因にもなったんですけど。
まあボランティアにするとそうなるよね。
スピーカー 1
そうですよね。いや大変ですよねボランティアをこうマネジメントするのって。お金払ってるんだったら払ってるんだったらやることやってよって言えるけど。
スピーカー 2
やっぱそのリーダーがねいるしねやっぱりなんかこう主導してくれてるキャプテン的な人がやっぱり必要だし。
スピーカー 1
それで言うとそのオープンソース文化はそういう権威を嫌う人たちが集まってくるっていうのはありますね。
スピーカー 2
いやだからすごく難しいと思うボランティアを動かすっていうのはだから志をまず一緒にしなきゃいけないもんね。
スピーカー 1
それこそ歴史で言うとそのプログラムの勉強会が多いのはそもそもコンピューターっていうのはすごいこの権威のトップみたいな人しか使えないものだっただけれども
なんかそれがだんだんと誰でも使えるぐらいのコストで作れるようになってきて
もう俺たちも今まで権威にガチガチに縛られたやつを使うぞっていう権威を取っ払おうみたいなところと
これから流行るであろうこのコンピューターというのをもっとたくさんの人に使ってもらおうっていうような
その2つですごいコミュニティみたいなのがワッと盛り上がってたあったかなと思うんですけど
そういう条件がある程度重ならないと勉強会とかコミュニティみたいなものがなかなか盛り上がらないのかなっていう気もしますね
スピーカー 2
だから命令が通用しないってことでしょボランティア組織にそういうことが嫌いな人たちの集まり
だからやっぱりでも方向性を示す存在ジミーさんそういう人は必要不可欠なんだと思うけど
全く自由奔放にしちゃうとなんかエネルギーも分散してなんか混乱とか対立増えるじゃないですか
命令をしないリーダーシップがいるっていうのは非常に難しいと思いますね
英語と言いますね この船の舵取り役をしなきゃいけないからさ
それを成し遂げたのがやっぱりウィキペディアのすごいところなんでしょうね
自分の行動が何かの役に立ってるっていう実感とか実績って人間必要なんでしょうね
スピーカー 1
お金とかじゃなくて やりがいみたいな
編集の方針と信頼性
スピーカー 2
俺は世の中に貢献してるぞと はい
些細なことかもしれないけどこの方針によってこの子が成長するみたいなさ
そういうものってやっぱ人間どこかで欲してるんでしょうね
欲してますね 出ないと成立しないもんね
説明できないでしょこのウィキペディアの
スピーカー 1
いやでも将来10年後は働かなくていいみたいの何十年も前から言われてますけど
スピーカー 2
コモディティ化でしょ
スピーカー 1
いやテクノロジーが進化したらもう機械が働いてくれるから人間は何もしなくていいみたいなね
言われてますけどもし本当にそれに近しいことが起きるんだったら
なんかこういうことを人間はしていくのかなと思いますね
ああボランティア的な 何もしないのは耐えられないと思うんですよね
逆にね かといってみんながみんなこう
ゴロゴロ遊んでありして時間を過ごすというのもないと思うんで
何かこう生産的なことをしたいっていう欲求が出ると思うんで
ロゴの趣味はwikipediaの編集みたいな感じじゃないですかね
スピーカー 2
そうだね繰り返しになるけど自分の行動が誰かの何かのための役に立ちたいみたいな
欲求は必ずあるから我々ねそういうの会社経営とかにね
社員とかスタッフとかに行かせると一番いいんでしょうけどね
スピーカー 1
でも実際そうらしくてなぜwikipediaの編集やるんですかっていう
なんかアンケートみたいなのを取るとやっぱそういう自分の知識が
他の人の役に立つことが嬉しいっていうのが一番第一
スピーカー 2
難しいけど何か取り得たいよねその人間のその欲求というか構造をね理解して
なんかうまく使いこなせば乱暴な言い方ですけど
全然役に立たないポンコツ社員がめっちゃ役に立つようになるみたいなさ
みたいなマネジメントにつながる話じゃないですか
スピーカー 1
はいだからなんかボランティアではないですけど
あのホリエモンさんとかが月1万のオンラインサロンやってて
でお金払ってくれたらなんかその中でなんだろうこういうビジネスを思いついたみたいなの
やったらもしかしたらホリエモンが一緒にやってくれるかもしれないみたいな
なんかそういうので生まれたプロジェクトがたくさんあるんですよね
なんかそういうのをするとそのなんか今までその頭いい人と働くというのはもう
十分やってきたし今後もできるから
なんかそうじゃない人たちと仕事をするとたまにすごいことが起きるから面白いみたいな話をしていて
なんかそういうチャンスにもなり得るし新しいことが生まれるきっかけにもなるし
うまいこと設計をすれば
スピーカー 2
そうですね
スピーカー 1
まあただねやっぱり内部で喧嘩することもありますんで
スピーカー 2
いやそら起こるでしょ
スピーカー 1
だからウィキペディアで言うといわゆる編集合戦というのがあって
これまあ今でもあるんですけど
スピーカー 2
絶対あると思いますよ
スピーカー 1
たまにこの炎上した芸能人の人とかのウィキペディアの記事がすごい勢いで書き換えられていくみたいな
時とかにその当然内部でこの記事をこう変えていいかどうかっていうのは議論されるんですけれども
変えては戻し変えてはいやお前の書き方は気に食わないから戻すとか
その記事はソースが微妙だとかなんかいろいろ対立が起きるんですよね
スピーカー 2
そうやね絶対だって情報の編集だから
例えば富士山とかってさ静岡県と山梨県にまたがっている大きな山じゃないですか
で静岡県民は富士山は静岡県にあるっていうし
山梨県民は富士山は山梨県にあるっていうみたいなさ
実際どうか知らんけどなんかそういう問題で情報の
スピーカー 1
いやこっちが正しいよ戦争みたいなの起きたりしないのかな
スピーカー 2
そういうのを見兼ねた中立的な人がいやいや静岡県と山梨県両方にまたがってますみたいなことを
スピーカー 1
誰かが言わないと落ち着かないじゃないですか
最初にねルールは全て無視せよと言ったんですけれども
それを信じた輩がですねルールが無用なんだから
好き勝手にやらせろというのを抑えつけないといけないっていうのがね
出てきたことでやっぱりなんか方針みたいなのは定めないといけないよねというのがね
ある段階で出てきたんですね
ミキペディアの場合は主に3つそのトラブルが起きまくるんで
方針定めましょうということで3つの方針ができまして
1、中立的な観点で書きましょう
2、検証ができる内容を書きましょう
スピーカー 2
検証?
スピーカー 1
検証っていうのは検査する証明の検証
スピーカー 2
あー検証かはいはいはいはい
スピーカー 1
好き勝手なことを書くんじゃなくて要はあれですね
スピーカー 2
ソースは?って話です
実際に調べて証拠立てることができるかどうかって
スピーカー 1
そうですねこの本に書かれてましたとかこの論文に書かれてましたとか
本人がこのインタビューで喋ってましたとか
まあああいうやつですねで検証可能なことを書きましょう
であと独自研究は載せないでくださいということで
個人の意見は書くなよっていう
スピーカー 2
だから情報源のソースが載せなきゃいけないっていうのがあるのか
スピーカー 1
基本そうですね
スピーカー 2
自分の思い込みとかじゃダメだと
スピーカー 1
なんでこの観点から編集内容は載せていいかというのが議論されるようになってくるということなんで
だからあれなんですよこのジミー・ウェルズさんは自分のページを書き換えようとして
証拠を出せって言われて却下されたことがあるんですよね
スピーカー 2
あーなるほどね自分のことなのに
スピーカー 1
そうそうそうそう
あの生年月日を変えようとしたらしいんですよ自分のページの
でなんか戸籍上の日付とどうやら母親が
何月何日かちょっと忘れちゃいましたけど
なんか仮に5月5日だとしたら
戸籍上5月5日なんだけど母親は実は夜中だったから
1日ずれてるんだみたいな話をしてて
でその1日ずれてるんだって聞いた話の日付に変えようとしたんだけど
証拠を出せって言われて戸籍とか全部日付違うしっていうことで
却下されたっていうので
スピーカー 2
怖いよね情報って
情報って怖いよねはいすいません
スピーカー 1
だからそういうねちゃんと代表者設立者といえども
自分の好き勝手には変えられないということで
まあまあやっぱ信頼できるソースになってきているなっていうのはね
ありますね僕ら今も言われてると思いますけど
日本語を書く時にwikipediaの引用は禁止だっていうのは
情報の重要性
スピーカー 2
めちゃめちゃ言われましたからね
今でも論文でチャットGPTダメとかいっぱいあるもんね
そうかでもどうなのこのwikipediaってもう
これから検索されるんかね
スピーカー 1
なんかねやっぱあの何か調べて最近だと
このgoogle検索した時にai要約みたいなサジェストあるじゃないですか
サジェストというかまとめが
スピーカー 2
あれの引用はほぼwikipedia
スピーカー 1
かなりの割合でwikipediaなんで
スピーカー 2
あれじゃあ物足らないもっと詳しくっていう人たちが見るに来るのか
スピーカー 1
そういう意味では直接アクセスしていないかもしれないけれども
情報ソースとしてはかなり有用で
LLMもほぼwikipediaはまんべんなく使われてると言われますから
だからねそれで言うと今後はあれかもしれないですね
あの生成AIの回答をトレーニングする人いるじゃないですか
スピーカー 2
AIトレーナー
すごい時給いいんでしょあれ
スピーカー 1
結構いいらしいですね時給5000円くらい行くとかいう噂もありますけど
スピーカー 2
めちゃくちゃ稼げるらしいねあれね
スピーカー 1
なんかああいうのこそもしかしたらボランティアで行けるかもしれないし
スピーカー 2
そうなると
スピーカー 1
確かにね
次のwikipediaの代わりとして自分の知識を有用に活用できる場所になるかもしれないですね
スピーカー 2
自分でなんか調べるみたいなのは
特に今のZ世代みたいな世代はやっぱりGoogleとかよりもTikTokとかで検索するのは
まあもう時代なんだろうなと思ってるけどね
スピーカー 1
いやでもね僕はそれに対しては警鐘を鳴らしたいですね
スピーカー 2
ちゃんと調べろよと
スピーカー 1
なんかこのネットで見た情報とかを鵜呑みにするなと言われますけど
本当に良くないなと思うんですよ
そういう人本当にカモにされるんで
スピーカー 2
いやそうだったと思う本当に
スピーカー 1
誰かがズバンと言い切ったら正しそうだって思っちゃうと
その人の言うことは全部正しいんだと思っちゃって
スピーカー 2
よくわからん金融商品を売りつけられたりとか
偏ったな政治的な情報を信じ込んだりするもんね
確かに調べる習慣みたいなのは失っちゃいけないかもしれないね
なんか自動的に向こうから来るものをさ
こっちで鵜呑みにかけるっていう行為と
自分で調べるっていう行為は同じのようでは全然同じじゃないじゃないですか
やっぱ届いたものって自分の都合の良いものをキャッチしやすくなるから
スピーカー 1
こういうこと言うと本当におじさんだなと思って嫌なんですけど
じゃあ今の若い人たちはみんなちゃんとwikipediaを見ろと
スピーカー 2
今回このwikipedia題材になって結構考えさせられますね
オープンソースで共有しながらできたもの
スピーカー 1
共有どんどんしたほうがいいですよ
業界を発展させたいと思ったらやったほうがいいですね
スピーカー 2
まあそうですよね
スピーカー 1
ポッドキャストとかもうちのデータとかもバンバン出して
役に立つかわからないけれども出していくことに
全然いいですよ
聞きたい出せるデータあれば全然うちに出しますけどっていう
スピーカー 2
何回くらい再生されてるんですかみたいな
聞いてくれれば
スピーカー 1
これからのトレンドはオープンソースということで
今更かありますけども何十年前からありますけれども
まあでも確かにそういうのは今後まだまだ出てくると思いますね
それこそAIの文脈とかで
スピーカー 2
だしなんか今YouTubeで流行ってるコンテンツって
スピーカー 1
全部オープンソース型だなと思う今ひらめいた
スピーカー 2
例えばその料理とかのレシピとかもさ
みんなこうやって作りますよみたいな
料理系YouTuberとかもさレシピ公開していってるじゃん
あれ何だっけ
スピーカー 1
レシピ著作権ないみたいな噂聞いたことありますね
スピーカー 2
レシピに著作権はないんじゃない
だから作り方さえ素材とね調理方法さえ分かれば
その1000倍特許みたいなことできないでしょ
本当かな
分かんない
スピーカー 1
ちゃんと調べてみてください
噂で聞きました
スピーカー 2
確かにレシピに著作権なんて聞いたことないけどね
こういう時のチャットGPTですね
スピーカー 1
僕は古い人間なんでGoogle検索を
スピーカー 2
こういう味付けをしたら美味しいというアイディア自体に権利は発生しませんだって
スピーカー 1
そうですね
スピーカー 2
だから手順
例えば玉ねぎを炒めて鶏肉を加えて塩を加えてみたいな
この手順もアイディアに入るから著作権が発生しないと
スピーカー 1
なんか似たようなこと僕も見ましたね
レシピ自体に著作権はないが
なんかその写真とか
そうそう書いてある同じことが
レシピを解説した独自の文章やイラスト書参写真などには著作権があると
スピーカー 2
レシピ本や料理ブログの文章とか写真をコピペできないよっていうことだね
スピーカー 1
なるほどね
スピーカー 2
この複雑な感じ
でもまさにこの料理系レシピ系っていうのはオープンソースにすると
より美味しいものができるみたいな
スピーカー 1
確かに
スピーカー 2
なんかゲームとかもそうかもしれないね
スピーカー 1
ゲーム
スピーカー 2
囲碁とか将棋とかさ
スピーカー 1
なんかそれも聞いたことある
ルールに著作権は適用されないみたいな
例えばオセロあるじゃないですか
オセロって誰が作ってもいいみたいな
私がオセロ考えましたっていう人の許可取らなくても
誰でも作っていいっていう
スピーカー 2
オセロのゲームボードを創作してもいい
スピーカー 1
ゲームボードだから何マスかける何マスとか決まってるじゃないですか
決まってるけどあれは別に誰が作ってもよくて
ただ名称オセロが確か商標なんじゃなかったかな
リバーシって言うんですよね
スピーカー 2
確かに
スピーカー 1
オセロが商標で
スピーカー 2
俺のスマホに入ってるオセロのゲームリバーシっていう名前だわ
スピーカー 1
そうですよね
ゲームのルールも確か著作権が適用されなかった気がするけど
信憑性危ういので詳しい人に聞くか調べてください
スピーカー 2
なるほど
昔将棋のコマとかノートをハサミでちょきちょきコマ作って切ってやってたけどね
スピーカー 1
だから将棋も全然改編していいと思うんですよね
勝手に俺の考えたコマハリマ版みたいな
スピーカー 2
はいはいはい
スピーカー 1
なんか存在しない豪欲みたいなコマを追加した
独自の動きをするやつがもしかしたら流行って
大会とかがね催されるかもしれないんでね
スピーカー 2
確かに
スピーカー 1
そういうのもあるかもしれないですね
スピーカー 2
何の話かちょっと分かんなくなってきた
スピーカー 1
この辺の著作権とかデータを集積していくと
いろんなところで使える可能性がある
そういう活動をしてる人は応援したいと思いますんで頑張ってください
スピーカー 2
いや本当に
ウィキペディア誕生の背景
スピーカー 1
ということで本日はウィキペディア誕生日はということで
ポルノサイトからポルノサイトの資金源で生まれたウィキペディアがね
これほど大きくなってきて
スピーカー 2
世界検索数ランキング10位?
スピーカー 1
10位ですか
こうしてボランティアの人たちの活動によって
有益な情報を得られているということで
インターネットの革命だと思いますんで
本日はウィキペディア紹介させていただきました
ということで本日の感想メールまたは
Apple PodcastのデビューやSpotifyのコメントボイスのコメントなどでお待ちしております
二人でコメント欄を全て読んでおりますので
今後の番組をより良くするために
感想や話して欲しいテーマや好きなウィキペディアのページなどを教えてください
はいということで本日も聞いていただいてありがとうございました
また来週お会いしましょう
さよなら
35:03

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