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  2. メンタル不調とどう向き合った..
2025-10-22 35:14

メンタル不調とどう向き合った?【株式会社SEN CEO各務太郎さん】

Mai
Mai
Host

ホテル事業の失敗からのコロナ禍での新規事業立ち上げ/お茶とお香のサブスクリプション事業/マインドフルネスプログラムの挑戦/ストレス測定デバイスの開発/村田製作所との協業/テレワークによる事業の停滞/メンタルヘルスの悪化/筋トレと料理による自己回復/筋トレにハマった理由、サマースタイルアワードへの挑戦/逃げない誠実さについて/アフタートーク「ひもじかった頃の思い出」


各務太郎さん https://x.gd/ch0xW

株式会社SEN代表 | 建築家 | メンタルヘルスケア |「泊まれる茶室」hotel zen tokyo創業 | デザイン思考研究 | 麻布高校→早稲田建築→電通コピーライター→ハーバード大学院(GSD MAUD都市デザイン学修士)→ SEN創業 | 著書『デザイン思考の先を行くもの』『アイデンティティのつくり方』

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起業家やクリエイターは普段何を考え、どんなことで悩んでいるのか?成功談よりもそっちのほうに私たちは共感でき、お互いに癒されるのではないか?

こんにちは、起業家業界に身を置いてはや10年、パーソナリティ歴6年の、スタートアップポッドキャスターネキ関口舞です。あまり強い言葉を遣うより、弱音を正直に話せることが真の強さなのでは?弱音も全部肯定する、優しい時間を作っていこう!


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MCプロフィール

関口舞 AIクリエイター/ポッドキャスター

中学時代2chに救われた原体験から、2014年よりWebサービスの企画開発を開始。以降、10年以上作り続けている。2019年〜リスナーや世の中を褒めて肯定するTOKYO FMのラジオ番組「ホメラニアン」パーソナリティを担当後、JFN音楽番組「Memories &Discoveries 」で選曲やアーティストインタビューを実施。2019年から、アメリカに拠点を置く連続起業家の柴田陽さんと⁠「はじめるを応援するpodcast」START/FMを配信中。

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サマリー

株式会社SENのCEO、各務太郎氏は、メンタル不調やスタートアップの課題について語ります。コロナの影響を受けた新規事業の変更やストレス測定器の開発など、彼の経験を通じて自身のメンタルケアの重要性にも触れています。また、メンタル不調との向き合い方について、自身の体験をもとにストレスや集中力の低下、業務の進行の遅れを感じ、ボディビルを始めることで自己肯定感を取り戻した過程を紹介します。さらに、筋肉をつけたり料理スキルを磨くことで心と体の回復を目指し、最終的にはストレス測定アプリの開発に至ったことも紹介されます。経験を共有し、資金調達のプレッシャーや失敗談、弱音を打ち明けることの重要性を強調しています。

メンタル不調と会社の実態
その問い合わせとか、メディアに取り上げられてるっていうのと、売り上げが全然比例してなくて
うわー、これ多分スタートアップっていうか、でも結構あるあるかもな。
あるある。
これあるあるだわ。
で、なんか売り上げが立ってないのに、うまくいってるような感じがしちゃうんですよね。
そう。
で、周りもさすがみたいな空気ちょっと出てるみたいな。
うわー。
いや、朝から一切パソコンの前で座ってるだけなんだけどみたいな。
そうすると、メディアでイメージされてる自分と実態の乖離がどんどん進んでいくと、余計メンタルやられますよね。
いや結局それじゃないですか。
それに尽きる気がするな。
それに尽きる気がする。
すっごい自分の進んでなさを自覚した出来事としては、カイジって漫画わかります?
あーわかる。
カイジのスピンオフでハンチョウっていうスピンオフがあるんですよ。
そのスピンオフはちょっとギャグ漫画なんですけど、私すごい好きで、元気なかった時期にハンチョウの更新だけを楽しみにしてたんですが、
なんか私がはっと気づいたのが、ハンチョウがもうどんどんどんどん更新されていくわけですよ。新刊が出て。
この新刊が出て、私は楽しく読んでる間、自分何してんのって思ったら、ハンチョウは新刊が出てるのにみたいな。
シンプルに何もしてなくてお金とかしてる、本当にヤバい人っていう感じ。
えーそういうわけで、こちら2本目でございます。
引き続き今日のゲストは株式会社1000の香上太郎さんにお越しいただいております。
よろしくお願いいたします。
お願いします。
新規事業の立ち上げ
1本目でですね、お金資金調達をしたり、個人で融資を受けたりとか、個人保証をつきでやったりしながらも、コロナのせいでホテルが潰れてしまったというハードシングスがありましたけれども、
ズバリその後どうなったのかというところを聞いていきたいと思います。
そうですね、さっきの2020年の12月にホテル解体工事しまして、
でまぁちょっとその次の入る、電通の先輩のオフィスビルの設計とかはあったものの、2021年の頭ぐらいからもう新規事業を考えないとというようなモードになったんですよ。
で、僕なんか留学中にですね、まあもちろん都市計画専門だったんですけど、デザイン志向みたいなものを学んでいて、実は2018年に本とかも出したりしてるんですよね。
なるほど。
新規事業のアイディエーションみたいな、自分で出しといて自分でできないっていう説もあるんですけど、
出してたのもあって、なんとか元々の泊まれるお茶室とか、禅みたいなコンセプトの延長の中でスムーズにピボットしたいなっていう願望から、2つの事業を最初に作ったんですね。
1つは、お抹茶とお香のサブスクリプションの2C向けのD2Cのブランドを作ろうと思って。
うん、なんか良さそう。
当時ストレスも溜まってる方もいたし、そのコンセプトに日本行動さんも乗ってくれて、2人でブランドを作るみたいな感じの1個始めたんですけど、それはですね、もう1年経たずに即なくなるというですね。
え、そうなんですか。それあんまりうまくいかなかったんですか?
あのね、もうちょっと2Cサブスクできてる方、僕も本当に尊敬の念がえぐいっていうのがあるんですけど、あれ結構無理なんじゃないかなと思うぐらい僕はうまくできなかったです。
どの点が難しかったですか?
えっと、例えばブランド価値を伝えたとしても、いつまで経ってもナイスとハブなんですよね。
あーそっか別にまあね、まあ確かになー、なんかね、絶対に生活にないと成り立たないものじゃないですもんね。
そうそうそう、ネットフリックスとかYouTubeサブスクされてる方もあんぐらいまであの生活に根差しちゃうとやめないけど、なんかちょっとしたこういう福祉的なものであれば、なんかちょっと今月カツカツだしなーって時にパッてやめられちゃって復活はないんですよね。
あーそっかー、確かに。
そう、だからあれ激ムズだなと思って、もう2C本当に無理かもっていうのの恐怖体験が1個目。
そうだったんですね。
で、もう1個実は同時に立ち上げたのがあって、それはですね、もともとえっと、泊まれるお茶室っていうコンセプトのホテルだったので、お客さん向けにですね、メディテーションとか座禅とかですね、それこそスタンフォード大学からですね、マインドフルネスを教えている教授の方に来ていただいて、皆さんでワークショップやったりみたいな、ちょっとそのストレス低減みたいなものも裏コンセプトであったんですよ。
なので、そういうような呼吸法とかも含めたプログラムを法人向けに提供し始めたんですね、最初。
すごい人気ありそうですけどね、そういうの。当時みんなメンタル崩してたしね。
そうなんですよ。で、強豪さんもまあいる中で始めてたんですけど、途中で何を言われたかっていうと、なんかこういうメディテーションとかマインドフルネスって全然気持ちいいしいいんだけど、効果があるのかどうなのかよくわかんないんだよねと。
まあ測定方法が難しいのか。
効果がないとなかなかちょっと会社の倫理も通しにくいんだよねみたいな。ダイエットとかそういうのだったら体重とかに出るけど、効果が見えにくいからちょっとこれ法人では続けにくいかもって言われて、一回それもなくなりかけちゃったんですよ。
そうだったんですね。
そう。厳しいなと思って、当時ですね色々調べてたら、村田製作所さんが自律神経ってストレスを測るようなセンサーを作られているのを見たので、ゼロから電話してみたんですよ。
いきなり。
そうです。ストレス測定器とそれを測れるようなスマホアプリ一緒に作りませんかって言ったら乗っていただいてですね。
電話から?それどこに電話するんですか?お客様代表でも。
ああいうとてつもないメーカーさんが各プロダクトごとにちょっとしたLPとかその事業部のウェブページがあって、下にお問い合わせと番号とかがあったんですよ。そこに本当にゼロから行くっていう。
えーすごい。そこに電話いきなりして担当者の方に繋がるもんなんですかね。
ラッキーでしたねそれもね。
すごいですね。
日本航道さんもそうだったんですけど、比較的そういうので繋がることがあるという。
なんかいいですね。かがみさん前もハーバードに電話?メール?問い合わせしてどうしたら入れるかなとか相談したりとか結構突破する力がありますね。
なんか意外とご連絡すると返していただけるっすね。
これだから意外とあれですよね。みんななんかまさかと思うからやんないだけでやれば意外にいけるってことありますよね。
そうなんですよ。
私昔マークザッカーバーグに手紙書いて、帰ってこなかったです。
帰ってこないかい。
でもね、やってみたら別に何もマイナスはないから。もしかしたら読んだかもしれないし。
そう。
わかんないけど。
そうですよね。
そうですね。
えーそうだったんですよ。そこから問い合わせして一緒に作ろうってなったと。
彼らはもともとデバイスとかを作ってたりもしてたんですけど、結構法人向けとか研究メインでそれを作られてたっていうのもあって、
こういう若い人たちが興味を持ってBtoBtoCとかで広げてくれるんだったらウェルカムですよって言って結構前向きに載っていただいて、
そのデバイスで測れたストレスをこっちのスマホアプリにデータが飛んできて、ここでいろいろこう自分で結果が見れるような仕組みは、
僕がそのままUXUIをパーってデザインしちゃって、あとは外注のエンジニアの方と一緒に作っていくっていう感じで一回作ったんですよ。
そうなんですね。
その授業は法人向けに最初にこのストレス測定機とかを各オフィスに置かせていただいて、初期費用とかもらいながら各従業員の皆さんのストレスを測っていくっていうような感じ。
ストレスってなんか自分ではわかんないっていう風に言われてて。
あんまりわかんないですよね。
大きいプロジェクトとか任されてると気が張っちゃってると自分が疲弊してるのを気づかずに徹夜で資料を作っちゃったりとか、
徹夜したりするとまたアドレナリンとかドーパミンが出て朝逆に元気みたいな。
めっちゃわかる。
目バキバキになってて、なんか自分で今日いけそうみたいに元気な感じしてるんですけど、その時って実は体ボロボロなんですよ。
それ隠れストレスって言うんですけど。
だから口頭とかアンケートでは元気って言うけど、測ると疲れてる方っているよっていうのを一つのイシューというか、
企業さんに知っていただきたいなっていうプレゼンで最初プロダクトを作ってたっていう感じでした。
ストレス測定器の開発
会社向けにマインドフルネスやって、効果がこれだとちょっと見えづらいと続けられないよと言われたところからデバイスとか始まって、それが授業になったと。
なので効果を先に知ってもらうというところでストレス測定器っていう授業を始めたのが2021年の夏ぐらいからになりました。
それも今もやってらっしゃるんですか?
やってるんですが、実はこれが第二のハードシングスというか、結果的には一番のハードシングスかもしれないんですけど、
なんか想定外、想定しろよって話なんですけど、テレワークが強まっちゃったんですよね。
あーまあ確かに。
テレワークの感じが。
僕は各オフィスにストレス測定器を納品するっていう感じだったので、わざわざストレス測りに会社まで行かないよというか、そもそも会社行かないよってなったんですよ。
当時そのデバイスも結構高くて初期費用で数十万円いただいた上で月額いくらみたいな感じでやってたんで、
スタートアップさんぐらいのサイズ感だったら会社に1個で十分全員測れるんですけど、
例えばちょっと大きめの会社で4フロアありますって言ったら、あとは4階から8階で4階にしかそれがないって言ったら不便なんで、
じゃあ各フロアを置きますかって言ったら初期費用がデバイスかける4かかるみたいな。
高いしテレワークで行かないしってなって、全く売れなかったんですよね。
そうか、これまただからね、またコロナのせいっていうコロナの影響がまだ引きずってますよね。
結局やっぱそこでテレワークで、まあテレワークでじゃあこれからもってなっちゃった会社が多かったじゃないですか。
そうですね。
そうすると確かにデバイス会社にあってもってなっちゃうのか。
でもだいぶ今振り返ると僕のセンスが単純にない説も濃厚なんですけど、それをやっちゃってですね。
営業してもなかなか売れないと。
売れなくて、2年ぐらい売り立たなかったんですよね。
結構長いですね、2年売りが立たないっていうのは。
その2年をずっと開発とか営業してたら、まだ何か示しつかないけどギリいいんだけども、実はその2年中、1年半ぐらいはもう動けてなかったんですよね。
動けてなかった?
メンタル崩壊の経験
メンタルが僕自分では崩したっていう印象がないのであれなんですけど、結果的には朝起きてパソコンの前に立って、気づいたら夕方っていうのが何日も続くんですよね。
あれって皆さんあるあるではないかもしれないんですけど、1回メンタル崩されたことある方はあるんじゃないのかなと思ってるんですけど。
これは私も実は経験があって、これメンタルというかね、そもそも多分脳みそがエラーになってる状態だと捉えてるんですけど、朝パソコン開いてタスクのリストを作るわけですよ。
一生懸命何かやってるはずなんだけど、永久にタスクが消化されなくて、何が起こってるんだろうみたいなことだったりとか、
あとなんか全然自分的には元気だと思ってるんだけど常に熱が出てたりとかですね。
熱やばいですね。
これはあれですね、心因性発熱とか、医者に病院で言われましたけど、しかもこれさっきの話でもあったように、なかなかストレスって自覚できないって言いますけど、
病院とかに行くと、どこ調べても何も体に異常がなくて、熱は出てるわ、なんか集中力がないわで、あれ?みたいな。
で、こうお医者さんからストレスですって言われて、ストレスかかってませんか?みたいな。
全然ないですとか言って。
なんか私別に好きなことやってるし、なんかこの考え方がまずイカれてるんですけど、世の中にはもっと辛い思いをしてる人もいるじゃないかと。
私なんて、こんな異色獣困ってなくて、やりたい仕事やってて、これでストレスなんていうの、おこがましいと思っちゃうんですよ。
この考え方がそもそもイカにもって感じで。
まあそうですよね。
そうだったんですか。だから意外とあれですよね、さっき言ってたように、ホテルが潰れちゃったとか、そっから多分また新規授業頑張んなきゃって、結構もがいていろんなこと始めて。
その多分動いてる最中じゃなくて、そこでちょっと時間差で疲れが出ちゃったんですかね。
そうですね。広告出身の方あるあるだと僕は思ってるんですけど、立ち上げって結構満足感あるっていうか。
立ち上げ楽しいですね。
立ち上げってPRタイムス打って問い合わせくるぐらいまでって最高っていう説あるじゃないですか。
めっちゃわかります。やっぱ01楽しいんですよね。
でなんかホテルからうまいことストレス測定に移れたなみたいなジフもあって、当時小さいビジネスコンテストとか結構勝てたんですよ。
とかたまたま同じ時期にピボットっていうメディアが立ち上がってですね、ニュースピックスの佐々木さんが移られて始められて、
それがエンジェルスっていう、いわゆる令和の虎みたいな投資家さんの前で話してプレゼンお金をもらうみたいなのが始まるよっていうのをお声掛けいただいて、
僕第1回のゲストが僕だったんですよ。
あ、そうだったんですか。すごい。
で、出て作家の本田さんとかも含めてケチョンケチョンに怒られるっていうのがまず1個あったんですけど、
それとかも怒られつつも、でもメディアもこうやって取り上げてくれてるし立ち上がったし、まあいけるかなみたいな立ち上げ範囲みたいなのが、
ホテル潰してから次の授業始まって1年ぐらい範囲がずっと続いたんですよね。
わかるなあ、立ち上げって範囲になるんですよね。
その問い合わせとかメディアに取り上げられてるっていうのと売り上げが全然比例してなくて。
うわー、これ多分スタートアップっていうかでも結構あるあるかもな。
これあるあるかもな。
あるある。
これあるあるだわ。
で、なんか売上が立ってないのにうまくいってるような感じがしちゃうんですよね。
そう。
で、周りもさすがみたいな空気ちょっと出てるみたいな。
うわー。
いや、朝から一切パソコンの前で座ってるだけなんだけどみたいな。
そうするとメディアでイメージされてる自分と実態の乖離がどんどん進んでいくと余計メンタルやられますよね。
いや、結局それじゃないですか。もうそれに尽きる気がするな。
それに尽きる気がする。
あんなのもうメディアのちやほやなんてなければないほどいいんですけどね。
うーん。
で、一方で知名度を上げなきゃいけないみたいな広報っていうのも重要なんで。
そうなんですよね。結局その企業に導入していただくとか何かの時に全く調べても出てこなくて怪しいって思われるのと、いろんなメディアで取材されて得体が知れてるので全然違うじゃないですか。
全然違う。
でね、2Cだったらそもそも物を知らないと申し込みとか購入もしていただけないので。
いや本当にそこのバランス、マジで難しいですよね。
めちゃくちゃ難しい。で結果的にはそれで気づいたらちょっとメンタル不調なのかどうかわかんないんですけど、2年ぐらい全く動けずに気づいたら2023年のもう夏とか末とかになってたんですよね。
立ち上げの楽しさと苦痛
もうだからあれですよね。ちょっとワープしたような感じ。
ワープに近いかなり。
え、でもこれめっちゃわかります。なんかその頃の記憶って曖昧じゃないですか。
そう、曖昧曖昧。
そう、何してたんだろうなみたいな。
その2年分だけ全く覚えてない気がするっすね。てか、どう考えても2年あったらまあまあ物事進むじゃないですか。
確かに。
全く進んでなくて2年経ってるんで。
え、でもなんかわかります。私もたぶんちょうどそれぐらいあって、すっごい自分の進んでなさを自覚した出来事としては、あのカイジって漫画わかります?
あーわかるわかる。
カイジのスピンオフでハンチョウっていう、まあなんかスピンオフがあるんですよ。そのスピンオフはちょっとギャグ漫画なんですけど、私すごい好きで、その元気なかった時期に、そのハンチョウの更新だけを楽しみにしてたんですが。
あーなるほどね。
それがハッと気づいたのが、ハンチョウがもうどんどんどんどん更新されていくわけですよ。新刊が出て。
あーやばいね。
この新刊が出て私は楽しく読んでる間、自分何してんのって思ったら、ハンチョウは新刊が出てるのにみたいな、結構新刊が10巻ぐらい出るって、単行本出るって結構な時間じゃないですか。
はい。
あれ?って思ったことがありますね。
もう本当にそれっすよ。時間だけただただ経ってるみたいな。
でなんかそれが長かったのが一番どでかいし、その時も絶えず返済資金っていうか、コロナ有して借りた分がどんどんどんどん減ってってるみたいな感じなんで、単純にシンプルに何もしてなくてお金とかしてる本当にやばい人っていう感じ。
はい。
シンプルに本当にやばい人だったんですよ。
すごいですよね。でもそれでもね、検索すればそういうキラキラした何かが出てくるわけじゃないですか。
何かが出てくる。
それ本当。
いやあれやばいと思う。
やばい。私あれでした。女性起業家みたいな感じで、ニュース番組のコメンテーターとか呼ばれたりして。
いいですね。
ただそれも、授業めちゃめちゃ頑張ってる時期だったらまだわかるんですけど、授業がめちゃめちゃダメになって、普通にその、ろくに稼働できてない時とかも、頑張ってた時期の何でしょうね。
それの時の資産っていうか、その時のあれで継続的に呼んでもらったりしてて。
自分的に自信がないなら出るなって話なんですけど、私的には数少ない社会との接点はしないたくない。
本当にそれ。社会との接点。
せっかく呼んでもらってて、ありがたいと思って出て、自分的にもやべえと思ったのが、テレビとか出ると帰りにタクシーとか手配してくれるんですよ。
それで、こっそり自宅じゃないところに泊めてもらって、そのままテレビ出てありがとうございましたって帰り道に診療ないかとか言ってましたから。
やば。一番やばい。
やばい。だけど、やっぱりそうなんですよね。
でもあれですよね。私は漫画読んだりしてたんですけど、何もやってなかったとはいえ。なんかやってたことあります?その間覚えてることで。
いや、なんか回復というか、結果的に2024年くらいからちゃんと動き出しているので、その動き出す過程で何をやったかっていうと、一個は何を思ったか、ボディビルを始めたんですよね。
筋トレがじぜえってことですか?
ホテルを壊してそこに電通のグループ会社のオフィスが入ったんですけど、そこの地下2階だけは引き続き持っていて、そこでトレーニングジムを仲間何人かで作ったんですよ。
次々始めますね、いろんなことを。
そこにちゃんとした筋トレの人が集まってるっていう中で、当時電通のオフィスの一番上のところで僕も働いてたので、同じ建物の地下2階に行くと自分が設計したジムがあるみたいになってたんですよ。
すごい、そしたら通いやすいですよね。
だからせっかくあるしやるかみたいなので、17キロ痩せてサマースタイルアワードっていう。
知ってます、サマースター。
フィットネスの大会に出るっていうのをやり。
出たんですか。
出ました。
サマースターって結構すごいバキバキですよね、みなさん。
バキバキっていうかね、もうちょっと厳密に言うとガリガリに近いのかな。
確かになんか細いですよね。
マッチョっていうか、もうガリガリっていう感じですね。
そうだったんですか、それ元気がないのにやってる感じに見えないですよね。
なんかだから、朝パソコン開けて夜になってるっていうのが続くと、あれ今日何もやんなかったとか、何も進展がなかったっていうのでまたダウンになるじゃないですか。
でも筋トレだけすると、筋トレするだけで、まあ一旦今日胸の日ができたからなっていうのがめちゃくちゃ自己肯定になったんですよね。
分かる。しかもだんだん上げていく重量ちょっと上がったりするが、やっぱ会社経営ってね、コツコツやったからってうまくいかないですけど、やっぱ筋トレだけはね、やればやるほど。
進捗が分かる。進歩が数値化されるんで。
確かに。
それがすごく大きくって。
フィットネスと健康的な食事
ただもう一個楽しめたのが、鶏胸肉とブロッコリーで痩せるのがどうしても嫌で。
で、めちゃくちゃ何だったらおいしく痩せられるかなと思ったら、僕の中の仮説はフレンチが結構痩せやすいっていう。
そうなんですか。フレンチこそ太りそうだけどバターとか。
フレンチは結婚式とか行くと一番パンがどんどん出されるじゃないですか。おいしいパンが。
あれで主な糖質をとってるんですけど、実はよくよく料理自体を見ると、お肉が火入りしてあったりとか野菜がキュってかっこよく置かれてソースがビャッてかかってる料理なんですよ。
確かにビャッてなってるな。
肉とか野菜はタンパク質と野菜で重要じゃないですか。で、あのビャッてかかってるソースって大さじ1杯でマックスで100前後ぐらいのカロリーなんですよ。大さじ1杯ぐらい。バターどんなに使っても。
そっか。あのソースのカロリー考えたことなかったです。
そう。だからおいしいソースをいっぱい作ったりとか、お肉の火入れをいっぱいしていくっていう、フレンチをどんどん学ぶっていうのがあり。
このメンタルを回復する過程で筋肉と料理スキルを圧倒的に得ていくっていう過程があったんですよ。
いいですね。めちゃくちゃいいですね。生産性もあるし、なんかね、体を動かしていい栄養を摂取するって絶対回復に必要なことだから、素晴らしい。だからあれか、もう心と体が無意識に多分自分が回復する方に向かってたんでしょうね。
現実逃避なんですけどね。自分が投資家だったらマジでキレますけど。
でもね、その2年間で自暴自棄になってとんでもない行動に走ったとかじゃなくて。
飛ぶよりは全然良かったかなって。
そうそう。飛ぶとか悪いことしちゃう人もいるわけじゃないですか。っていう中でね、筋肉つけておいしいもの食べてる分には害はないから。そうだったんですね。
っていうのがあったんですね。その時に徐々に回復し始めて、2024年ぐらいから改めて株主の人とかにちょっと謝罪に行ったりとか、進捗なくてすいませんみたいなこととかをしていく中で、実はそれでも応援してるよっていただける方が素晴らしい投資家の方に恵まれですね。
実はその後ストレス測定をスマホに全部切り替える開発をしたりとか、あと厚生労働省が義務化しているストレスチェックっていう57問の問診があるんですけども、それもそのままアプリで使えるようになってたんですけど、それが50人未満のすべての会社さんで義務化されることが決まったりとか、社会の流れもあって、今やっとようやく回復したという現状なんですよね。
本当にね。
それもどうなのかっていうのもあるんですけどね。よかったですけど。
でもあれです、私もがっつり調子悪い時、今思えば筋トレしてました。
やっぱそうなんだな。
なんか逆にやっぱりなんて言うんですかね。頭を前ほど脳みそが動かないから、体を動かすしかなかったような感じがして。
私も実はボディビルではないんですけど、サマースタイルアワードじゃなくてベストボディジャパンに出ようと思って結局出なかったんですよ。
なるほど。
すごいやっぱめちゃめちゃ細い人たちが多くて、っていうのと、なんかドーパミン出そうだからいいなと思ったんですけど、なんかこう自分のキャラ的に、そういうところに水着とか着て出てるのが、なんかちょっと逆に微妙かなみたいな。
逆に微妙、確かに。
でサマースタイルアワードも一瞬、衣装がめちゃめちゃ女性の衣装すごいんですよね、皆さんちょっとググっていただければ分かるんですけど、ハイレグみたいな。
そうですね。
でもあれはあれで私かっけえなと思って、個人的には好きなんですけど、私が歩きでなんか出てるのもなんかあれかなちょっと。
女性の方がポージングがしなやかで僕も好きで、できれば僕女性の方のポージングで出たいなと思ったぐらいしなやかでいいポージングなんですよね。
なんかね、あれもやっぱりそのなんて言うんですかね、コツコツと誰にも人知れず筋トレってやることですけど、発表の場があるっていうのでやっぱりモチベーションになるとかすごいあると思ってて、やっぱ結局はドーパミンが欲しいんだろうな。
回復の過程
あと僕その時に先に宣言したんですよね友達に。
ああこれ出る。
いつ出るみたいな。でその料理とかもなんかいつ食事会やるからお金もちょっといただきますよとかって言って、結構プレッシャーかける宣言するとまあまあ達成できるっていうのにこのぐらいから気づき始めたんですよ。
先に握っちゃうってことですね。人に言っちゃえば自分だけの約束じゃなくて他人と握ってるから頑張るみたいな、それあるよなあ。そうだったんですね。
いやそうなんですよ。
いやーでもなんかあれですね、こういうのってまあ聞くと一般的にこうなんて言うんですか、頑張らなくてもいいんだよみたいな理論ってあるじゃないですか。無理しないで逃げてもいいんだよみたいな。っていう理論も世の中ささやかれてますが、とはいえなんだかんだでずっとなんか一息休んでたとはいえ、ずっとチャレンジ続けてるなあとか思って。
なんかこれはちょっと結果論だしまだ結果が出てないので僕が言うことではないかもしれないんですけど、途中そのメンタル崩してた時に何人か起業家の友達からは僕だったら一回飛んじゃうけどねと。もう会社たたんで自己破産しちゃって株主の方に謝って、新規にゼロから会社ビジネスやった方がいいんじゃないって子は結構いたんですよ。
大平 そういう理論もありますよね。
ある。で確かに自己破産でそこまで僕当時何もなかったんで失うものもないしってなるとまあそうかもなあと思いつつも、ただまあその株主の皆さんあったかい株主の方とかの顔が浮かび、で銀行さんとかにも融資受けてるしって時に、まあこのまま一回最後まで責任を取ろうと思って2024年から動き出したんですけど、なんかそれをこの逃げなかったことによって、
例えば次、実は将来もう一回ホテルやりたいなとか今でも思ってるんですけど、その時に改めてちゃんともう一回応援するからなって言っていただける方がすごい増えてきていて、逃げないって資産なんじゃないかなっていう、だからそのマッチョイズムの意味合いではなくっていう、逃げるって選択肢もちろんしていいんだけど自分のメンタル的には。
ただその逃げないとか何かしらこう足掻くっていう姿勢自体が、実は資産価値があるんじゃないかみたいなことをちょっと感じ始めてるっていうのが今ですね。
なるほどな。そうかもうね、それによってある意味ね、その姿勢を見てくれてる人たちからの信頼だったりとかっていうのはありますし、まあなんかねそのマッチョイズムじゃないっていうところで言うとね、ある意味その、だから今思うと当時は辛かったけど休んだのは良かったかもしれないですよね。
プロダクト開発の経験
いやまあそうですよね。
大平 なんかねそれがなかったらさすがに潰れちゃったりとか、もう本当に無理になったりとかしたかもしれないけど、休もうと思って休んだわけじゃないけど、ある意味その自分のね脳みそや体が一旦ストップって言ってたのかもしれない。
いや本当にそうっすよね。
大平 でもなんか本当にその休んでる時って休もうと思って休んでないじゃないですか。
休んでない。
大平 なんか私が当時すごく怖かったのが、あんなに自分は意欲があって頑張るのが好きだったのに、どうしようこのまま一生何の意欲ももどってこなかったらってのが怖かったですね。
確かにね。あれ確かに出口見えなかったな。あとなんかその友達にちょっと会うのが億劫になり始めるというか。
大平 めっちゃ分かりますね。
周りめちゃくちゃ僕留学から帰ってきた友達とか経営者の友達がすごい人たちばっかりで、どんどん売り上げとか上がっていったりとかしてるんで、なんか普通に飲んでるんだけど、僕も普通に話してる体なんだけど、なんかうっすら居心地悪いっていう。
大平 そうなんですよね。なんかこう自分がうまくいってないことをあんまり言うと、皆さんにとって付き合うに足る友達枠から外れちゃうんじゃないかってちょっと私は当時。
それは本当にあるっすね。
大平 思っちゃって。ただこれってもちろんそのカンファレンスとかに行くとか、薄い関係だったら別にもちろんね、あーなんかあんまりメリットないからさよならってあるかもしれないけど、今思えば別に友達はね、どんだけこっちが調子悪い方が友達は友達なんですけど。
いや本当そうなんですよね。勝手に思ってただけっていう。
大平 そうなんか自信を失いすぎてちょっとそうなんですよね。めっちゃ分かりますそれ。
でもあれ周りもなんかあんまり気づいてなかったっぽくて、それこそさっきのメディア出てたりするみたいなのもあって、なんかまあ今ピボット中なんだよねぐらいの軽いノリで誘っていただいたのはありがたいんだけども、一方で結構2年働いてないけどみたいなのはあったっていう。もやもや感。
大平 いやそうなんですよね。しかもなんか意外と元気なくても、なんかおそらく香上さんもそうだと思いますけど、人と会ってる最中はまあまあ明るく振る舞えちゃうみたいなところが。
いやそれは本当にそう。
大平 だからみんな全然気づかないし、逆に言えば自分が日々暮らしてて、たぶんきっとその最中も私も香上さんも周りから見たらうまくいってるように見えてたかもしれないじゃないですか。
多少ね。
大平 だから逆に世の中に出てなんかみんなうまくいってるなーとかみんな成功してるなと思っても、皆さん実は朝から晩まで何もしてなくて筋トレしてるだけで十分ですけど、筋トレすらやってない、何もやってないかもしれないし。
全然そう思うようになった。
大平 本当ですよね。本当にそう。
まあだから人間味ありますよね。
大平 人間味ありますし、正直友達っていう観点で言えばめっちゃうまくいっててもう完全無欠のキラキラした人よりもこういう人の方が安心できるし。
まあそうですね。
大平 普通にありがたいっていう。
いや本当にそう。
もうね謙虚な人しかもう周りいなくなってきちゃってるんで、実際のその友人たちも。だからなんかもうみんなこう謙虚な無民谷みたいな状況になってるのがすごく今心地いいというか、すごい立派な人でも一回そういうような地獄を見た瞬間があって、無民状態になってるっていうのがすごくいいなっていう感じですね。
大平 いやいいですよね。だからまあ辛かったけど、しかもねこれからもどうせ辛いことはあるし、今だって辛いことはあるし、けどその分ねそういう思いした人同士で分かり合えるところもあったりとか、結構ねこの番組もなんかお便りとかでなんかその体調崩して働けない時期が実はあったとかって結構もらうんですよ。そういう人って本当多いっていうかそういう思いしてるんじゃないかなみんな大なり小なりね。
そうなんですよ。だからなんかあのさっき禅をコンセプトにしてたからあのメディテーションに行って今のストレス測定になったって言ったんですけど、結果的には自分がメンタル崩したのもあって、自分が今セールスとかプロダクト開発するときに割と親身にプロダクト作れてるなっていう感じがするというか。
あそっか、自分の経験もあったし、そういう人にある意味感情移入して作れますよね。 そうなんですよね。それがない時代はなんであなたがこのプロダクトなんですかっていうのの意味がなんかそのもちろん建築とかよりは全然なかったけども、今は割と当事者性を持ってプロダクトの話ができるなっていう感じがしてて、結果的には良かったですね。
メンタル不調とプレッシャー
結果的には生きてきてる。良かった。ある意味私もメンタル崩したりとか調子悪かったりしたこともあって、その時期にツイッター見るのがめっちゃ辛かったんですよ。みんな資金調達してるんですよ。 怖っ。それフォローしてる方がね。
そう、もうね全世界が資金調達をして、そうじゃない奴は上場して、そうじゃない奴は売却して、そうじゃない奴は出資してるんですよ。もう人類それしかいないみたいになっちゃって、もう布団の中で、なんかねこっちはUber Eatsを食べた後にもう一回布団に潜り込み、うーなんかもう頭痛いみたいになってる時に、そんなん見えるから、もうあのログアウトしてログインできなくしたりとか。
でやってた時期もあって、もう世の中にそういうのじゃなく弱音とか失敗談をあふれさせたいと思って実はこの番組をやってる。 素晴らしいです。
そうなんです。お互いね。 出てくるは出てくるはっていう感じですね。
出てくるは出てくるはですね。ちょっとねこの2回だけだと話しきれなかった部分はあるので、ぜひまた出ていただきたいなと思います。
ありがとうございます。 ありがとうございました。
ぜひ皆さんも、自分もそういう経験あるなとか、こういうのわかるとかね、こういうので困ってるみたいなお便りとか、相談や感想などを送っていただければ幸いです。
そして番組のフォローや高評価ボタンのいいねボタンを押すなどもぜひよろしくお願いします。ありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
いやー面白かった。やばかったです。トイレットペーパーをダブルじゃないと嫌なんですよ。フワフワしてないと嫌なんですよトイレットペーパー。
だけどお金がなさすぎてダブルのトイレットペーパー買えずシングルにした時が一番ひもじい気持ちでした。
確かにひもじい話さっきしなかったんですよ。僕も一回、全財産で売りかけなくて870円になったんですよ。
で、僕コンビニ一回入って、高くて出たっすね。
コンビニで買うんだったらね、スーパーで買った方がいいですもんね。
そう。コンビニ高すぎて。
でもそれ意外と多分、我々ぐらいの年齢の皆さんって忘れてるじゃないですか、そのこと。
忘れてるかも。
いや、コンビニ高いですよ。
コンビニある高級ブランド、ローソン。
わかる?
本当に。
だからもっと感謝っていうか、贅沢してるなって思いながらコンビニのものを買わないと。
あんな気軽にとってスイカでピザないのよ。
本当ですよね。
35:14

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