健康リテラシー向上ポッドキャスト、リケダン健康論。
新年明けましておめでとうございます。
明けましておめでとうございまーす。っていう挨拶あるやな。リケダン健康論でなんと2回目ですね。
あれ?去年って何やったっけ?アルコールか。アルコールやな。
そう、アルコールの回は、俺たちの初期にしては再生数がたくさん回って、なかなか人気のコンテンツになったっていうのをよく覚えてて。
今回それとはちょっと方向を変えて、今日のテーマは休養です。
お、休養ってことは今日は我々に休養与えてくれるってことかな?5分ぐらいで終わる?今日は。
なんやそれ。なんでおめえそんな編集さぼらさなあかんのよ。
でもさ、この休養ってテーマで中坂の評判をする面白怖いっていうのはどうやって表現するの?
いや、休養面白怖く伝えられる人がいたら俺是非会ってみたいんやけど。なんやそれ。休養のデメリットとか言えってことか。
あ、分かった分かった分かった。フォーディズムだよ、フォーディズム。
何それ。知らない?フォーディズム。
何それ。自動車王ヘンリー・フォードの話だよ。
何それ、休めやんの?
いや、違う違う違う。フォードはほら、ベルトコンベアシステムを作ったでしょ?
あ、そうなの?
そう。作ったっていうか、食品のベルトコンベアシステムから持ってきて、それを自動車でもやろうということでやったの。
おー、そうなんや。
で、それの特徴が3つあるのね、3つ。
1つはさっき言ったベルトコンベアシステム。
で、2つ目はコーチンギン。
で、3つ目が8時間労働と余暇の承認。
ほら、怖くなってきたでしょ?
え、どういうことが怖くなってきたって?今の資本主義のレールに乗せるってこと?
そう。あのね、ベルトコンベアシステムってことは、誰もが機械と一体になって働かなきゃいけないの。
なるほど。
そのためには、8時間労働と余暇を推奨して、さらに休みの日飲んだくれてたらいけないから、
なんとフォードはスパイを導入して、ちゃんと休めてるかを監視してたらしいぞ。
おーすごい。それって嬉島さんの会社と一緒じゃないですか?
まだそこの一枚貸してないな。
貸してない。監視システムもついてない。
っていう話やろ、今日は。
それはお前の大好きなディストピアの話やから。
なんや、今の資本主義がディストピアって言うのかも。
いやいや、だからそんなん新年一発目にふさわしくないやろ?そんなんあかんやろ?
もっと優しく温かく俺は今年を始めたいんよ。せめて新年くらいは。
というわけでさ、じゃあ嬉島にとっての休養って何?
会社にとって100%の能力を発揮できるようにしっかりと休むことですよ。何を言ってるんですか?
お前めちゃめちゃ洗脳されてるやないか。
企業戦士です。
休養ってなかなか奥が深くないかっていうのが今日の話だよね。
休むのは休むんだと思うけどな。
あれか、休み方にもいろいろあってそれは絶対休養ではないとかって言い始める話か。
そういう議論を俺とやりたいのかな?よし、わかった。
俺はちょっとディストピア側の立場から行くけど、中坂は優しく温かくって言ってたんやから、その方向で頼むよね。
それはユートピア、お前はディストピアだよね。
今日はね、1月6日ってことでね、今日仕事行きたくないって人も多いから、
もう一回お布団に入りたいという気持ちを胸に秘めつつやっていきましょうかね。
新年最初の力壇健康論。
それでは行きます。力壇健康論。
力壇健康論は人事総務嬉野とカイロプラクティックドクター中瀬子の理系男子2人が毎週月曜朝6時にお送りする健康リテラシー向上ポッドキャストです。
あの有給休暇についてさ、ちょっと話したいんやけどさ。
サラリーマンの皆さんは自営業の俺らとは違って有給休暇なるものがあるじゃないですか。
伝説の有給休暇な。
伝説ない。
中瀬子にとってはでしょ。
もう俺にとっては喉から手が出るほど欲しい有給休暇なんだけど。
嬉野はさ、年間何日間の有給休暇か。
俺はね、年間付与されるのは20日間かな。
それをさ、1年平均で何回ぐらい使うの?
えっとね、今年はどうやろう。
11、12日ぐらいかな。
あ、じゃあ半分以上使う感じ?
半分以上使うかな。
いや、あの日本人ってさ、休みベタってよく言われてて。
しかもさ、日本人の4割が休むことに罪悪感があると感じてるっていうデータもあるのね。
あー、わかる。
嬉野ってさ、有給使うっていう時にさ、罪悪感ある?
罪悪感はないけど、仕事が溜まっていくことの恐怖感はあるな。
あー、そうか。別に休むことによってその仕事を誰かがやってくれるわけじゃないってこと?
そうそうそう。中瀬子と静岡に配信取りに行ったじゃん。
あの時も車の中でずっとメール返信してたでしょ?
うーん、まああれは仕事をしてたことになるってこと?
そうそうそう。
でもさ、それってルール上はさ、休みじゃないんじゃないの?そうなってしまうと。そうじゃないの?
えーと、ルール上は仕事だから本当はやっちゃいけないですよね。
そうやな。やっちゃいけないことしてまーす。
いや、でもほら、俺はほら、管理職やから、そういったものとは無縁だからきっと。
あ、そうなんやね。お前むしろ管理職の自覚を持てって言われて終わりみたいな感じ。
そうかもしれんな。
その休みの感覚ってさ、俺例えば海外に住んだことあるのはアメリカだけなんやけど
ちょっとやっぱ日本と違うなーっていうのは向こうにいる時には思って
休むことはもう当然の権利として、休むために仕事の計画も立ててるような印象がやっぱあるし
例えばメール送ってもさ、自動返信であと何日間帰りませんみたいな
帰ってきたらまた連絡しますみたいなのがさ、普通に帰ってくるしさ
そういうのを見た時に休み方は上手やなって、休み方は上手な人多いなっていう風に思った
でさ、嬉しさも考える上手な休み方ってどんなん?
上手な休み方?
あのさ、やっぱ組織の中で働いているとさ、自分の休みが他の人の仕事に影響を与えることってやっぱあると思うしさ、多々
そういう中でも上手いやり方ってあるんかなと思ってさ
例えば上司と目線としてのさ、この人上手に休むなみたいなさ
上手っていうのは、ずる賢いじゃなくて、すごく周りの調和をできるだけ乱さないようにというか
悪い印象も与えずに、休んで休んでみたいな上手に休んでるなっていうのって
もしパターンみたいなのあったらちょっと知りたい
だから俺の職場で言うとさ、自分はデスクワークがメインの職場なんだけどさ、俺のとこは
上手い子たちはやっぱりその前日までに仕事をある程度片付けていったりさ
人にこう上手いこと振っていったりしてるよ
やっぱ計画性がある休み方をしてるって感じね
計画性そう、計画性っていうところとあとは普段から周りの人の仕事を手伝ったりしてて
お互い様って空気を出してる感があるよね
あーそうか、なるほど、俺じゃあ休むんでよろしくみたいなのじゃなくて
やっぱ普段からちょっとカバーし合うような、共同してる感じで
その人だけじゃなくて、言ったらそのチーム全体も休み休み雰囲気があるっていうのを見ると
上手にやってるなみたいな感じ
そうね、だからやっぱり個人じゃなくてそこのチームって感じやな
うーん、なるほどね
休養ってさ、普通に休みって言うとそんなに奥が深い話でもなさそうだけど
やっぱ休養ってね、ちょっとどうやら奥が深そうやなみたいなことで
で、定義がねちゃんとあるんよね
休みは休みちゃうんか、でも長期休養とかって言うと
なんかゆっくり休んでる感じじゃんね、温泉とかのんびり使ってね
それでか、養うって書いてあるからそこでなんかプラスアルファが入ってるってことやな
さすが人事総務
でしょ?
さすがや
もうね台本読んでるだけなんやけどねここはね
さすが人事総務、さすがサラリーマン
バカにされてる感が半端ないな、まあええよ
あのさ、厚生労働省が提唱している休養の定義っていうのをちょっと紹介したいんだけど
休養は疲労やストレスと関連があって
2つの側面がありますと
一つは休むこと
仕事とか活動することによって生じた心身の疲労を回復して
元の活力のある状態に戻すこと
もう一つの側面は養うってことで
さっき嬉野が言った台本に書いてあった通り嬉野が言ったやつ
明日に向かっての元気を養って
身体的精神的社会的な健康能力を高めること
高めることか
でこの2つの側面があるっていうことから
その休養を達成するためには
まず時間を確保することが大事で
特に長い休暇を積極的に取ることが目標と
でここからがポイントなんだけど
たとえこのような休養の時間をとっても
一日にゴロ寝をして過ごすだけでは真の休養とはならず
リラックスしたり自分を見つめたりする時間を一日の中に作ること
あとは趣味とかスポーツとかボランティア活動などで
週末を積極的に過ごすこと
あとは長い休暇とかで家族の関係や心身を調整して
将来への準備をすること
っていうのが真の休養なんじゃないですかって厚生労働省が言ってて
今日今の健康だけじゃなくて
明日以降の健康を考えていくところに
この休養の言い付けをしてて
これを積極的休養っていう風な考え方で
普及させようとしてるっていうのがある
社員の出待金管理とか休養の計算とか
総務全般のことを長いことやって
ウレシノに言うのは社会に説法なんかもしれないけど
ウレシノの会社は休養をどうやって
社員に推進してる?推奨してる?
そうね
まずねちょっとうちの会社だけじゃないんだけど
数年前に有給休暇は5日間以上使わなきゃいけませんよ
っていう法律に変わったのねまず
それは知ってる聞いたことある
それプラスアルファで年間に
うちの会社は1週間5日間か
ゆとり休暇という形で有給休暇使っていいですよと
大手を振って使っていいですよっていう仕組みがあったり
あとメモリアル休暇
例えば結婚記念日だったり誕生日だったり
っていうところで休んでいいよ
有給休暇使っていいよっていう仕組みがあるね
それは有給休暇には違えないってこと?
自分の持ってる有給休暇を使って休んでいいです
ほらさっきさ中瀬子がさ
ちょっと罪悪感あったりするの?みたいな話してたやんか
その罪悪感をなくして休みやすくするっていう施策やねそこは
っていう仕組みだよね
だからこっちからわざわざタイトルをいくつか用意してやるって感じね
それをちゃんと取らないと上司は怒られますよという風にしておけば
上司が積極的に進めると
人事評価の基準に入れるとかねそれをね
でもそういう仕組みをこっちからお膳立てしないと
休みを取る人が少ないというのはやっぱり国民性もあるよね
そうだと思うよ
だってさ日本の休日って意外と祝日多いやん
他の国に比べると多い部類の国やんか
多い圧倒的に多いと思う
それがないと休まないからじゃないかなやっぱり
ハッピーマンデーにしてわざわざ臨休にしたりとか
そうそうそうそう
休むってなった時に
休と要とこの2つ合わせて実行するのが大事ってことなんやけど
でも実際問題さ
なかなかそこまで考えて休んでる人って少ない気がするよね
それってどう思う?
なんかさ俺もそうなんやけどやっぱり
プライベートの用事とかって結構多いやんみんな言っても
多いな確かに
でもこの制度が活用されなかった理由も
まさにそれが理由で
自分が抜けるとその仕事をできる人がいないから
休めませんっていう風に
まさに逆説的なのが理由で
進まなかったっていうのがあるよね
だからそれをそのフェーズっていうのは乗り越えれば
多分その次に待ってるのは
やっぱり全体としてのスキルが上がってくってことだよね
そう意外とさ世の中の全てのことってさ
自分がいなくても何とか回ってくわけだよね
気にせず休めばいいのにって思うけどな
俺本当にそれ思うよね
いつも思う
なんかさあれじゃない
それってバイトリーダー的な理論があるよね
バイトリーダーになるとさ
俺が休むとこの店あかんなと勝手に思ってるけどさ
実際インフルエンザで1週間休んで
1週間後に出てきたら店は潰れてないからね
そう
そうだからさ
何とかなるのよ大体は
なるよね
じゃあその労働生産性が上がってきて
じゃあその労働っていつまでするのかみたいなのもさ
含めてさもうちょっと例を1個紹介したいのがあるんだけど
世界一男性の長寿率が高いイタリアのサルデーニャ島っていうのがあるんだけど
聞いたことある?
いやないな
サルデーニャ島ってさイタリアにある島があるんだけど
そこはね長寿の男性が世界でもかなり多くて
100歳以上の男性の人口密度が世界で最も高い
で100歳以上の男女の比率がなんと1対1なの
すごいな
そうそう大半の欧米諸国は比率が1対4ない
女性の方が多いってこと?
女性が男性の4倍
日本もそうだよな
大抵のとこはそうなんだ
でなんでそうなのかっていうのはね
実はまだはっきりとした理由はわかってないけど
説はいっぱいある
その説が結構面白いよねやっぱり
このサルデーニャ島っていうのは何世紀もの間
牧羊が主産業で
めちゃくちゃ重労働ってわけではないけど
でも毎日何キロも何キロも歩く
で筋肉を鍛えて骨を強くするから
実際サルデーニャの男性は100歳になっても
骨を痛めたり骨折したりっていう例が非常に少なくて
イタリア全土の100歳の人と比べても
骨折率が半分いかない
もう一つねものすごい大きな特徴があって
それはこのサルデーニャ島の男性はね
仕事を辞めやんのな
何歳になっても
労働を辞めないつまりリタイアがない
70になっても80になっても90になっても仕事を辞めやんけども
もちろん日数とかその就業時間は減らして自分のペースに切り替えてる
それが長寿に繋がってるんじゃないかっていう説もあるよね
でその働きすぎることが寿命を縮めることもあると思うけど
働かないってことも寿命を縮めてるかもしれないってことでさ
まあこういう実例があるという背景としてさ
嬉しのってさ何歳まで働きたいとかある?
全然考えてないな
もう全然リタイアするんだったらさっさとリタイアしたいけどね
じゃあもう明日退職やったら明日でもいい?
明日でもいいもうお金があって一生食えるんだったら明日でもいい
それってさお金があって一生食えるんだら明日でもいいやん
いいよ
そうなんや
じゃあもし死ぬまで元気で
ごめんごめん違う違う違うわ
今の仕事は辞めていいってことよ
あーそうなんや何らかの労働をしたいってことじゃん
何らかの労働とかこういう発信とかっていうのは多分やり続けると思うよ
うーんなるほど
今の仕事を続ける気はねーよってことね
なるほど
じゃあそのもし死ぬまで元気で
自分がやりたいなっていう仕事があったとしたら
ペースダウンしてまででもずっと続けたいと思うってこと?
そうね何かはやりたいね
今日のその休業の話ってさ
休業ってさ労働があってこそじゃない?
いやそうだよだからその通りだと思うよ俺は
労働があってこそ休業が存在するからさ
働かんかったら休業って別にいらんよね
もう一個思うのはさ別に労働ってさ
金がもらえるもらえないとは一旦関係ないと思うよね
例えば自給自足の生活をしてて
畑耕して作物を育てたり修了したりするのも労働とすれば
それ以外の時間は体を休めたり
明日からの活力を養う時間でもあるしさ
そうね
だからその休業を活用するにはやっぱ労働も活用しやなあかんくて
そのサイクルをちょっとずつちょうどいい感じで続けていくのが
やっぱいいんじゃないかなって俺は思ってて
日本も1対4のやつってさ
俺もなんでそれがそうなってるのか知らんよ
でも伝統的にさ日本はやっぱ女性が家事を支えてるからさ
特にね高年齢はそうやな
そう今の高年齢の方は特にそうじゃない
仕事してはしてまいが労働としての家事は一生続いていくわけで
だから女性の方が一生労働し続けているからこそ長生きなのかな
男性は密度は濃いけどある一定程度だったらいきなりガーンと労働の時間が下がってね
なんかボケっとしてるみたいな
なんかあれやな中瀬子のユートピア側の話と俺のディストピア側の話が繋がった気がするな
繋がってきたなちょっと
だから俺が思うのは俺が思うのはっていうかこれはね
暇と退屈の倫理学っていう国父さんの本だけどさ
フォーディズムの話の中の一つに工場の外でも休暇という形で働かなければならないって書いてある
フォーディズムを実現するためには
休暇っていうのは平日仕事をするための仕事なんだよ
なるほどね
だから休暇って言ってる時点でもうそれはパッケージにはまってしまとうやな
そう
そうだよだからさっきほら狩猟採取民族の話もちょっと出てたけどさ
あの狩猟採取民族の方が実は定住民族より働く時間短いから
そうやねそう完全的高でさ狩猟がうまくいった時はもう何もせんでいいもんね
そうだから人々は定住するっていうことを選んだ瞬間に
労働と休暇がパッケージングされちゃったわけよ
されてしまったなそして農耕を始めることによってその地に縛られてしまうことになったよな
そうですね
いや労働と休息というのは休養というのは非常に奥の深い話やなこれは