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2023-06-30 21:45

#62 デザイン経営について

前回インタビューした「デザイン経営」について復習しました。経済産業省・特許庁が出している資料「デザイン経営」宣⾔や「これからのデザイン経営」を紹介しつつ、自分なりに咀嚼していく回です。

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こんにちは、シロクロの伊藤です。Podcast 62回目、今回はデザイン経営について話していきたいと思います。
今日は2023年6月30日、金曜日です。よろしくお願いします。
前回、初めてPodcastでゲストを呼びして、インタビューさせてもらったんですけど、その内容はデザイン経営についてで、個人的にはとても勉強になった回でした。
今日はその復習じゃないですけど、もう一度ちょっと振り返って、デザイン経営について自分なりに理解していければと思います。
よろしくお願いします。デザイン経営については、本だったり、特許証とか経済産業省が出している公式の資料があるので、
その辺を見ていければいいんじゃないかなと思います。
今日はデザイン経営宣言というPDFを見ながら紹介しながら咀嚼しながらみたいな流れにいければと思います。
デザイン経営でググると、上の方にPDFが出てくるので、
これよく見ると経済産業省のサイトと特許証のサイトで両方同じPDFが上がっているので、個人的にはあまり気持ち悪いですけど。
デザイン経営宣言、2018年のものですね。
やっぱり一番はデザイン経営とは何かっていうところが気になるところなんですけど、
その資料の見出し録のところでデザイン経営の定義、デザイン経営とは何かっていうところが書かれてあるので、ちょっと読んでいきたいと思います。
デザイン経営の定義、デザイン経営とはデザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する経営である。
それはデザインを重要な経営資源として活用し、ブランド力とイノベーション力を向上させる経営の姿である。
アップル、ダイソン、良品計画、マツダ、メルカリなどのB2C企業のみならず、3M、IBMのようなB2B企業もデザインを企業の経営戦略の中心に捉えており、デザイン経営の実践企業、成功企業と言える。
ここでデザイン経営と呼ぶための必要条件は以下の2点である。
1、経営チームにデザイン責任者がいること。
2、事業戦略構築の最上流からデザインが関与すること。
デザイン責任者とは、製品作成事業が顧客基点で考えられているかどうか、またはブランド形成にするものがどうかを判断し、必要な業務プレスの変更を具体的に構想するスキルを持つものという。
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以上、引用を終わります。
ということで、デザイン経営とは、デザインを企業価値向上のための重要な経営資源として活用する経営のこと。
前回のインタビューの時でも話したんですけど、デザイン経営が言うところのデザインってそもそも何を指しているかというところで、
いわゆるグラフィックデザイン、表層的なデザインという意味でのデザインなのか、設計とか考える方のデザインというところで、
一番最初にそう思ったのが、後者の意味というか、考える設計するという意味でのデザイン経営なのかなと思ったんですけど、
どうやらどっちもらしいんですけど、前者の意味も十分に含んでいるらしいんですよね。
なので、B2C企業のみならず、B2B企業もと言っているところにも関わってくると思うんですけど、
経営チームにデザイン責任者がいること。
だからこれはもうグラフィックデザイナー経験者というか、そういう人が経営チームに入ってというところですよね。
さらに図があって、まずデザインへの投資があって、デザイン力の向上、その後ブランド力向上、イノベーションの創出、
それが競争力の強化につながるということですね。
なので、デザイナーを経営の中に入れてしていこうということですね。
それはいいですよね。いいというか、そこまでは理解できますね。
次が実践的なところの話で、資料PDFの7番目にデザイン系の実践というところがあるんですけど、
これも少しだけ読むと、
このようなデザイン系を実践するためには、企業において複数の取り組みを一体的に実施することが望ましい。
例えば、デザイン手法による顧客の潜在ニーズの発見やアジャイル型開発プロセスなどにより、
企業のイノベーション力を向上させることができる。
右図にデザイン系のための具体的な取り組みを整理した。
右図が何かというと、デザイン系のための具体的取り組みということで、
これ見出しだけ追っていくと、
1番、デザイン責任者の経営地面の三角。
2番、事業戦略、製品、サービス開発の最上流からデザインの三角。
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3番、デザイン系への推進組織の設置。
4番、デザイン手法による顧客の潜在ニーズの発見。
5番、アジャイル型開発プロセスの実施。
6番、採用及び潜在の育成。
7番、デザインの結果使用プロセス上の設計を工夫。
以上です。
ということで、デザイナーを経営チームに入れて、
そこでデザイン部門というか部署を作りつつ、
アジャイルで回していこうみたいな。
機能は割とそこですよね。
デザイナーが入ってアジャイルで回す。
いろいろ読んでいると、
どっちかというとアジャイル経営といったほうが
ピンとくるんじゃないかなと個人的には思ったんですよね。
デザイナーが経営に参画する。
もちろん向いている人もいるし、向いていない人もいるし。
なんでわざわざデザインデザインに出しているんだろうというのが
未だに納得いってないんですね、個人的には。
別にデザイナーでなくてもエンジニアでも営業の人でも
きちんとリールして考えることができるという意味で、
デザイナーが特別優れているとは
個人的にはそんなに思わないんですけど、
ただデザイナー、先日のインタビューでもあったように
デザイナーはすぐに絵にすることができる、
形にすることができる、ビジョンを描くことができる
という手法というか技法というか
そういったテクニカルな部分での能力という意味で
アジャイルですぐに企画立てるアイディアとかをすぐに形にして
こんな感じですかねってすぐに回せるっていう意味で
デザイナーが頭から入るっていうのは
望ましい形ではあるんですけど、
特にP2C、形対個人で形ありきのサービスを提供する場合とかは
非常にやりやすいというか、デザイナーがいて一緒に考えて
すぐに形にして試して、もう一回元に戻ってみたいなね
回し方っていうのは向いてるとは思うんですね
割とそうなんですよ、前者的な意味、グラフィックデザイン
表層的なデザイナーを指してるような気がするんですね
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もちろんトータル的にデザイン経営ということで
後者の意味ももちろんあると思うんですけど
それがデザイン経営ということで
基本このPDFに書かれていることが
割と全てだったりするんですけれども
さらにそれをもうちょっとひも解いた本とかも出ていて
そっちの例えば、先ほど野永さんが書かれてる
これからのデザイン経営とかの本、これも非常に分かりやすくて
そっちの方でもやっぱりデザインの
そもそも言葉の定義みたいなところから入っていて
形のデザインと考えのデザイン、両方がありますよと
それも両方踏まえてデザイン経営っていうところの話になってるんですけれども
あともう一つ重要なところ
でも重要なところとか言いながら
今資料PDFを追っていったところには出てこなかったな
どっか他のところに書かれているのかな
パワーパスの話ですね
パワーパス、一時期からすごい聞く意味に入るようになったんですけど
このデザイン経営定義が元からある言葉だとは思うけど
ちょっと流通しだしたのかなと思うんですけど
パワーパスって何?
これも結局パワーパスって何?っていうところから入るんですけど
これはさっきのデザイン経営のほうからいくと
パワーパスとは社会における企業やブランドの存在意義を意味しています
従来のビジョンやミッションとの近い概念ですが
大きな違いはそれが第三者からの視点をより強く意識したものだという点になります
以上、終わり
確かにビジョンとミッションとか
ビジョンとミッションも同じような数字で聞こえたりするんですけど
それに近しい意味合いだけれども
より第三者からの視点をより強く意識したもの
もうちょっと具体的にいくと
ミッションは社会における自分たちの果たすべき役割だと
ビジョンは企業が目指すこうありたいという理想像
これはわかりやすいですね
パワーパスは社会における企業の存在意義
なのでパワーパスは社会視点、第三者視点
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ミッションは社会における自分たちの果たすべき役割
その会社ありき、一人称みたいな感じですね
なるほど、なるほどというか
これが思ったのが
国内外企業のパワーパス
有名なところでいくと
これもちょっと引用させてもらうと
パタゴニアとかは
私たちは国境である地球を救うためにビジネスを営む
ソニーとかだと
クリエイティビティとテクノロジーの力で世界を感動で満たす
それだと食の持つ力で現在そしてこれからの世代の
全ての人々の生活の質を高めていきます
とかね、あるそうです
ここでちょっと個人的に思ったのが
ビジョンだと企業が目指すこうありたいという理想像なので
どの業種、どの規模の会社とかでも掲げやすい
うちの会社をこういうふうにしていく
こういう形を目指す
こういうふうに仕事をしていくとか
やりやすいんですけど
パワーパスだと社会における企業の存在力
社会の第三者視点ということで
うちの例でいくと
そんなに広範囲に影響ないよっていうところで
絶対照れますよね
パワーパス上げるとかさ
いやいや絶対無理でしょというか
そんなに影響力ないのにパワーパス上げて恥ずかしくないんかい
ってちょっと思ってしまうんですけど
どうなんでしょう
ビジョンだったら分かりやすいし
ミッションも社会における自分たちの果たすべき役割
これはまだ言いやすいですね
小さい会社でもうちみたいに小さい会社でも
ミッションまでは言いやすいけど
パワーパス言うとちょっと嘘くさいですね
どうしてもデザイン経営やるから
パワーパス掲げました感が出てしまうので
個人的にはそれは血に足ついてない感があって
っていう感じですね
でもデザイン経営っていうところでいくと
パワーパスが必要というか
パワーパスありきって考えるみたいなところで書かれているので
小規模な企業からすると若干
小規模じゃないな
要はその会社の規模っていうよりかは
会社のいつなのサービスの巻き込む範囲
だから小さい会社でもB2Cとかでいろんな人に行き渡る
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社会に浸透するようなサービス製品をやってるところであれば
全然それだけ社会との接点が多いので
でもうちみたいにB2Bでかつ小規模でやってるってなると
いくつかの企業との仕事関係になるので
直接的に社会に行っていう接点がなかなか弱い気がするから
パワーパスで真剣に考えれば考えるほど
上げづらいですよね
やっぱりピンとこない
個人的に社会に対してどうこうっていうのは
それは個人的な話なので
会社を通して考えると
B2Bで影響範囲が狭い会社の場合はちょっとやりづらい
それがあれば正直にね
ビジョンとミッションだけで立ててやったほうが
まだスッキリしますっていう感じですよね
その延長線上にパワーパスっていうのが
見えてくるのかもしれないんですけど
ちなみにこれのデザイン経営の後半の方に
事例というかインタビューみたいなのが載ってるんですけど
それも結局デザイン経営やってますで
あれというかグラフィックデザインの話になって
それで効果が出ましたっていう話になって
例えばウェブデザインリニューアルとかグラフィックとかも
結局何もやってないところに
例えばホームページ持ってない企業がホームページバンって作ると
それは当然効果あるというか
だって今まで何もやってなかったんだから
ちょっとでもやったらそれはいきなり効果出るよねっていう話
十分にリニューアルにリニューアルを重ねているウェブサイトを
リニューアルするときにどれだけ成果が出るかっていうのが
やっぱり製作会社の力の腕の見せどころだと思うので
そういう意味で事例としてはちょっと弱かった気がします
ちょっと意味が長くなってきたな
というところで
デザイン経営はデザイナーを経営の段階から参画させて
細かく区切ってデザインを一緒にやりつつ
デザイナーのアイデアを入れつつ
コンパクトにアジャイルで回していって
っていうやり方の話ですよね
デザイン会社とかだったら当然中にデザイナーがいるんですけど
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そうではない会社だと中にデザイナーがいる業種ってやっぱり少ないはずなので
そうするとやっぱり外部のデザイナーが
デザイン経営を一緒にやろうとするってことになるですかね
そうなるとやっぱりそのデザイナーがもちろん
表層的なグラフィックデザインの力を求められるけれども
やはり経営的なところを求められる
この間の上沢さんが話してくれたような内容が求められるというところですよね
うちが今やろうとしているグランディングサービスとも
だいぶ近い話にはなってくると思うんですけど
やっぱり企業イメージが定着していない
企業イメージが全然そもそもないようなうちみたいな
連載の企業やかつB2B
そんなにいっぱいユーザーに広く知り渡るようなものではない分野こそ
多分ブランディングだったりデザイン経営っていうのが多分すごく必要で
B2Cだとやっぱり洋服でもいいし
地方でよくあるお菓子を作ってるメーカーとか
いろんな小規模なところがあるんですけど
それは少なからず形になってるし
デザイン経営の前にもちろんデザインっていうのは当然存在しているし
ある程度デザイン経営っていうふうに定義してるわけじゃないけど
それに近いことを当然やってきているから
少なからずブランディングができていたり
じゃあ具体的にそこをどう改善していくかみたいな話になりやすい
やりやすい気はするんですけど
B2Bで小規模の場合そもそも土台となるブランドがないので
そこをいかに定義していくか
そこをやっていかないと本当に区別化ができない
単純にマーケティングの勝負だけいかに露出するかっていうところになってくるので
それだけだとやはり最後の最後で選ばれづらい
この会社にぜひお願いしたいっていうふうにはやっぱりならないので
デザイン経営だったりブランディングだったりできちんと取り組んで
他の類似同業他社と区別化っていうのをはっきりして
ブランディングを行っていく
その上でパーパスも多分できていきそうな
今話してて思ったけどそこまでいくとパーパスも見えてきそうな感じですよね
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順番逆でもいいですねきっとね
勝手に定義してるけど
自然にできてくるんじゃないですかそうするとね多分
自分でデザイン経営本読んだりPDF見たりしてるだけよりかは
前回インタビューでいろいろ自分なりに質問して聞き出したからこそ
また咀嚼うまくできてるっていう気がしているので
個人的にも非常に良かった気がしています
はいではこの辺で終わりましょう
以上ですありがとうございました
さようなら
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