昨年末から共に会見を行い、大型投資を発表したドナルド・トランプ氏と孫正義氏。最終的に5000億ドルもの巨額投資を実現することとなった二人の駆け引きに感心した二人は、それぞれの「大勝負」エピソードをお話ししました。ここぞというときに使う交渉術、皆さんはお持ちですか?
40’s Biz talkは月曜と木曜の週二回配信しています!パーソナリティは杉本浩一と柳澤大介です。番組のコメントは #40ビズトーク をつけて𝕏でポストしてね!番組へのお便りもお待ちしています。
サマリー
このエピソードでは、ドナルド・トランプと孫正義の投資に関する戦略的なやり取りが展開されています。孫正義はトランプ大統領への5000億ドルの投資を通じて、アメリカ経済に大きな影響を及ぼそうとしています。
トランプと孫の投資戦略
柳澤です。福本です。
今回の40’s Biz talkのテーマは、ドナルド・トランプと孫正義についてです。
はい、そうですよね。ドナルド・トランプ大統領になりましたけれども、
ドナルド・トランプと孫正義で投資しましたよね。
孫正義が最初は、トランプにAIのところについて1000億ドル投資しますよって持ってきたら、
ついにそこで、ドナルド・トランプはその場で、まさなら2000億ドル投資してくれると。
俺はそういう男だと思ってるみたいなことを言い合って。
これも完全にあれじゃないですか、ふっかけじゃないですか。
まあ1000億でもまあすごいでしょ。1000億ってだっていくら?10兆円?15兆円とかですよね。
で、それもすごい。いやでも、まさなら2000億いけるだろうみたいな。
はーって思うし、その後ろにね、当然孫さんの後ろには準備してるビジネスマンたちもいて、
トランプふっかけてきやがったとか絶対思ってると思ってるわけですよ。
で、そこではっはっはとその場では、孫正義さん笑って返してたっていう感じだったんですけど。
その1ヶ月後、ついに1ヶ月後、つい最近ですよね。
孫さんはトランプが言っていた2000億投資してくれよのところで、倍以上の5000億ドル。
5000億ドルを持って投資しますと言って戻ってきて。
それで最後にトランプに、なんで5000億ドルか。
トランプ大統領、あなたがおっしゃった通り、アメリカはこれから黄金時代を迎えるからでありますみたいな。
相手を立てつつですよ。
5000億ドル向こうの言ってきたことを倍額以上持ってくるって。
いやとんでもないじゃないですか、この掛け合いが。
これすごいですよね。
俺が法人営業とかで、相手の見積もりが多分このぐらいで行ってくるから、
よしちょっと利益このぐらい見込んで、落とし所ここかなって着地を考えようみたいなやってるのがすごくちっちゃい。
ケチくさいことやってたな俺はって。
なんか思っちゃうような感じで。
すごいなと。
トランプさん的にも1000億ドルに対して2000億ドルって吹っ掛けてるから、
1500ぐらい出してくれればいい交渉かなっていうところですね。
いい交渉かなと思ってたのか、もしかしたらこう言っとけば、
まさはまた乗っけてくるだろうってやってたら、
もうここら辺は正直全然俺には分かりませんけれどもね。
分からないし、実は孫さんももうそれを準備して実はやってたかとか、
これはもう僕は分かりませんけれども。
まあでもさすがあれですよね、日本を代表する経営者ですよね。
投資先ってあれですよね。
アメリカの重要な企業とかオープンエイとかを含む重要企業を取りまとめる団体で、
このお金の部分のところを孫さんがチェアマンとして取り仕切るっていうことなので、
すごいですね、すごいネームの中に急によく分からん孫正義みたいなのが入ってきて、
食い込めてるわけですよね、5000億ドル、78兆円で。
大勝負の展開
5000億ドルで食い込めるんなら安いもんだとか思ってるわけでしょ、多分。
僕は思ったんだけど。
AIに張ってるんでしょうね。
そうですよね、このタイミングしかないって思ったのかもしれないですよね。
世紀の大博打っていうか。
インターネット黎明期の時にヤフーに張ってた時と一緒じゃないですか。
そうですよね。
あとECの時もアリババに張ってたじゃないですか。
だからそれぐらいの勝負のタイミングだってことだと思いますよ。
そうですよね。
アメリカの政治のところにもうまく入ってってるし、少なくとも4年間はトランプさんやるだろうから。
ちなみにこういうトランプさんと孫正義さんの話を聞いた後に聞くのもあれなんですけど、
永沢さんこういう大勝負みたいなのってやったことあります?
でも強いて言うと会社員の時に僕がマーケティングを立ち上げて、
今までマーケティングがなかったんですよね。
その時は年間販促費が多分1000万いかないぐらいだったところを、
3億弱にした時があったんですよ。
こういうやり方でいくとこれぐらい売上が伸びるっていうプランを持って。
なんですけど、元々いた会社って営業利益の10%の従業員の給料に上乗せするっていう仕組みだったんで、
それをしくじると全員の給料が落ちるっていう規案だったんですよ。
マジで?
しかも当時の会社の売上が、僕がいた時は多分30億弱ぐらいのところに3億弱のマーケティング費を取りに行ったんで、
結構それは売上規模に対しては大きな勝負だったかもしれないですね。
だからその時他の部長から猛反対っていうかされたりとか、
それをやるんだったら給料上げてほしいみたいなね。
そこでチャレンジすることによって2年後3年後の飯の種じゃないですけど、
中長期的なっていうところに経営社長は賛成してくれてやったんですよ。
そこは結構自分の首をかけてチャレンジしたことかもしれないですね。
次はあります?
コンペをしてたんですよね。超大型案件のコンペで、あんまり言うとあれなんですけど数十億円のコンペだったんですよ。
その数十億円のコンペがあった時に勝負してて、10何社最初コンペの相手で、最終2社に残ってたんですよね。
数十億円ぐらいのコンペになると、実はもう重宝船みたい、スパイ活動っていうかもうそういう感じになるんですよ。
何やったかっていうと数十億円ぐらいなので相手の情報を聞き出そうとするっていうこともやるんですけど、
これは当然やるんですよね。相手がどのぐらいの金額で出してきているのか、どんな提案をしているのかなんですけど。
もう1個でもやることは偽情報を流すんですよね。
杉本さんが偽情報を流すんですか?
はい。向こうも流してきていて、何かっていうと、それぞれ私たちの会社を担ぎたいっていう相手のお客さんの中の人、
相手方を担ぎたいっていう人、ここで待たせてるわけですよ。
そうなった時に、相手の金額はこのぐらいの金額ですっていう風に、つまりいくらで金額を出すかって超重要情報じゃないですか。
それがお客さん側から何とか掴みましたってくるわけですよ。
この向こう最後、定時額いくらかって、入札みたいな。
結論簡単に言うと、そこからその金額が、例えば50億円としますよ。
50億円とした時に、同じ提案だったら48億だったら勝てるわけじゃないですか。
簡単にシンプル化するとそういう話で。
じゃあ、ありがとうございますって掴むんですけど。
で、私はピンとくるわけなんですよ。
あ、それは偽情報だと。
これは偽に違いなくて、おそらく偽でこっちが、それで48って仮に出したら、その下をくぐっていくためのこれは偽情報で、
出てきた時間帯とか、どういう経緯で出てきたかっていうところから、いろいろな感覚から判断して。
で、逆にこっちも出していくわけです。
で、この金額で出すぞっていう情報をすぐに流して、乗っかってきたっていうふうに思って出していって。
で、そこが実は相手から漏れることも想定済みで出したんですけど。
その結果そうなっていって、結論どうなったかっていうと、50で出すっていうのは偽情報で、その下から出した。
さらにその下、数字でいくと45ぐらいで出てきたわ。
最後そこの駆け引きで1個買って、その相手がさらに出したその下をウマールに調整を一応していて、
他にもちょっといろいろ結論、シンプルに言うとそういう話なんですけど。
それで出したっていうので、最後取れたんですよね、その数字を。
あー、なるほどねー。
っていう、なんかあの、ちょっと全然トランプさんとその駆け引きと全くちょっと違いますけど、
情報戦みたいなのを、今のすごいシンプル化した話で言ってるんですけど、こういう情報戦をずっとやってきてたんですよね。
マーケティングの経験
どうやって相手が動くか、どういう情報が流れてくるかみたいなのを。
もうスパイ合戦ですよね。
そういう駆け引きをやってて、それが僕にとってのいわゆる大勝負の一つだったんですよね、過去。
今、杉本さんの話を聞いて、まあフジテレビの女子穴を使った営業がふっと頭に、
ああ、そういうことあるん、やっぱでもそれがあると大きな武器だよなっていうのはなんか今頭をよぎりましたね。
そうですよね。そう、だからコンペ先で色仕掛け使ってくるっていう感じの会社いましたよ。
まあいるでしょうね、それはね。
あの、明らかにコンペをするときに、なんか出てくる女性営業みたいのいたんですよ。
はいはい。
なんかでも多分フジテレビとかも、まさにその時代の名残というか戦場を生きてきた人たちが、
さらに言うと一番まずいのは合意のプロセスとか何もなく、もしかしたらガバナンスももしかなかったかもしれないし、
でもなんか一説によると、会社としてっていうよりはその人がやってたかもしれないっていうことなので。
でもね金額がCMだとね、一つのキャンペーンやったら数億っていくから、
年間通してCM出してる会社なんてね、何十億って絶対いくだろうから。
うん。
なんかそこまでしてでも取る、取っても全然リターンはあるっていうか、そのガバナンス上問題なければね。
そうね。
エンタープライズ営業って結構実はそういう大勝負型のエンタープライズ営業、
エンタープライズ営業って今色々言ってるけれども、もうなんかそうなってんじゃないかなって思ってて。
まあその。
今でも僕続いてると思うんだよな、そういう戦いが。
まあそれあるでしょうね。
もはや営業とかじゃないんだけども、もはや。
こうなってくると。
あの、そういう話をやっている人たち多分まだまだいるぜっていう気がしていて、
なんかそういう人たちとちょっとなんか話をしてみたいなって思うようになりましたね。
なんか今。
最近のあれですね、令和ならではのエンタープライズセールスのやり方みたいな。
そう、エンタープライズ、もう言ってみるとエンタープライズセールスを超えてるんだよな。
まあいわゆる勝者マンみたいな人たちとかがやってるなんか営みですよね。
うん。
10:45
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