38℃ラジオ、高田沙耶です。よろしくお願いします。
今回も、小達さんにゲストに来ていただいてます。小達さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。小達です。
11月23日に、文学フリマ東京に出展する小達さん。
お世話になっております、私っていう、ご著書・エッセイを読ませていただいたんですが、めっちゃ面白いですよね。
ありがとうございます。
すっごい面白い。これ、何ページぐらいになるんですか?何ページ、何字?
ページ数で言うと、目字とかいろんなのを合わせたら184ページ。
なので、一般的な文庫本の小説とかと同じぐらいのページ数になってて、文字数は63,000字ちょっとぐらい。
すごいなぁ。でも、読みやすかったです。めちゃくちゃ。
それ言っていただけるのめっちゃ嬉しいです。
あのね、営業の仕事に興味がある人とか、あとは仕事の話が好きな人は、これ絶対刺さるんじゃないかなって思うんですけど、
その中でもういくつかね、気になったところがあるので、今日はそれをいろいろ聞かせていただきたいなと思うんですね。
はい、よろしくお願いします。
お願いします。最後の方に、もうなんか、今時の若者みたいな後輩Rさんって出てくるじゃないですか。
はい、出てきますね、Rくん。
ね、言われたことをやらない、期日を勝手に伸ばす、勝手に明日は休もうと思ってるとか言ってくる。
大変だなーって思ったんですよ。
でも、そういう困った後輩に手を焼いてる人って今多いんじゃないかなと思ってて、
最終的にRくん、そのエッセイの後どうなってるんだろうっていうのがすごい気になったんですけど、何か変化ってありますか。
変化は特になくてですね。
でもまだ休むこともなく、会社に出てこられてるんですね。
会社にはちゃんと出てきて、一応働くんですけども、会社で働いてるとここまではやってほしいっていう期待値ってあるじゃないですか。
はいはい。
その期待値を超えたことは一度もないんですね。
なので毎回先輩である私たちが必ず尻拭いをして、何とかお客様からのクレームにならないように何とか何とかのらりくらりやってるっていうのをずっと続けてますね。
すごいなあ。
それってなんでRくんのような人間が現れたっちゃおかしいな、会社が取ったからになっちゃうから育ったんだと思いますか。
これはもう私の推測とかになっちゃうんですけども、もう経験でしかないかなと思うんですね。
はい。
私の仕事が今メーカーの営業職をやっていまして、メーカーの営業職って何してるかって皆さんあまりご存じない方多いと思うんですけども、いろんなことを立案してから動き出すんですね。
例えば自分たちの商品売ってもらうためにこういった企画を立ち上げましたお客様はどうかやりませんかっていう話だったりとか。
メーカーとしての問い合わせを受けたら回答したりとかして、その話からどんどん発展させていって、じゃあこういうふうにお客様にアプローチしてうまく売りませんかみたいな、ほんとサポート業務になるんです。
待ってたら営業って仕事来ないので、自分で考えて動くっていうのが当然じゃないですか。
メーカーの人たちって結構そういう立案をしてから動くってのでも常に何か考えてるんですよ。
その考えるってことを多分彼はこれまでしてこなかったんですね。
それがすごいリアルだなと思いながら読んでて、営業の話とかが本であったとしても、大体成功したとかね、そういう話なんですよ。
こたつさんのエッセイって、もちろん成功してるところもあるんだけど、もうなんか悔しいだけじゃんみたいで終わってるショーとかもあって、なんかすごい新感覚でした。
あれが営業のリアルって感じですね。
落ちないんですよね。
そうなんです。落ちなんてないんですよ、営業に。
落ちがないって思って、何回か思った。でも、それがめっちゃリアルだな、苦しいなとか、そういう感じで思ってました。ありがとうございます。
次ね、J部長との攻防。
あれはですね、一番の山場ですね。
山場ですよね。J部長が評価するのってどんな人なんですか?
めちゃめちゃやる気のあるっていう姿を見せられる人。
ごますり?
まあわかりやすく言えばそうですね。
やっぱそうですよね。あのね、私これ読んでて、あの、かつての上司に似てるなって思ったんですよ。
マジですか?いたんですか?
いたなーと思って。
やりづれー。
そう、でね、私ももうすっごい嫌いだったから、もう最低限の関わりだけして、でも言われたことはちゃんとやるし、みたいな感じでしてたんだけど、だんだんそのごますりだけで人が集められてくるんですよ、うちの部署に。
で、あんまりにもポンコツが集まってきていっぱい。
あるあるなー。
なんか先輩にね、すごいあの仕事はできると私が思ってた先輩に、なんかあいつのせいでめっちゃポンコツばっかり集まってくるんですけど、これどうなってるんですか?とか言って。
言ってたら、なんかタガタがポンコツって言ってたっていうことだけ広まるっていう。
一番嫌な広まり方してる。
広まり方してる。
でしょ。
いやでもなんか、その、えっと、ゲットWi-Fiの対応、月5000円の対応しぶってくる部長とかね。
5000円ぐらいいいじゃんって思うんですけどね。
ねー、そうですよね。評価についてもうなんか、その、全然噛み合ってなかったじゃないですか。
全然噛み合ってないですね。
でも、そこでちゃんと言いたいことを主張するこたつさんがまたいいなと思って。
ああいうことするから多分可愛くないんでしょうね。
わかります。わかるけど、私は言っちゃうタイプだから、なんかいいって思って。長いものに巻かれてないところがいいって思って読んでました。
本当にイエスだけ言ってれば多分可愛がられたような気はするんですけど、どうしてもそれができない性分なので。
それでああいうような流れになってしまったっていう。
J部長とだけじゃないですもんね、そういうことが出てきてるのが。
そうですね、K先輩もいましたし。
ね。
いろんな人がこう、自分の主張があって、自分の思惑があって。
それは仕方ないんです。自分の考えしか人はわからないので。
なので、はっきり言わないとダメだっていうシーンが絶対あるんですけど、なかなか言わないっていうのが、今の日本人というか日本社会では割と多いんですけど。
そこで余計なこと言っちゃうと、私みたいに辛い道を歩むことがあるよっていう。
そう、辛い道に自ら行ってる。
なんでこうなってしまったのかってちょっと私も思ってますけど。
でもね、言いたいこと言いたいですもんね。
言いたいですね。
もうそのこのJ部長っていうのは、私もすごい嫌いだって思いながら、関西弁がより腹が立つって思って。
あれ、今回書くの関西弁のとこ苦労したんですよ。
あ、そうなんですか。
はい、私北海道出身なので、関西弁をちゃんと理解してるわけじゃないんです。
仕事で関西の方と付き合うことはとても多いので、なんとなくわかるんですけど、あれ、こんな言い回しだったかなーとか。
っていうのを一生懸命書いてて。
あー、そうだんだ。
それよりも、この会話の噛み合ってなさがとても今回は山場なので、書くのすごい苦労したんですよ。
ね、噛み合ってないですもんね。確かに噛み合ってない会話を再現するって難しそう。
めちゃくちゃ難しくて。
でもわかりやすいように書かなきゃいけなくて、私の言ってることと今回のJ部長が言ってることと、お互いの言ってることはわかるようにしつつ、会話が噛み合ってないっていうのをしっかりと再現しなきゃいけないんで、めちゃめちゃ大変でした。
なるほど、そっか。作者としてはそういうところが苦労するんですね。
ある意味一番読んでほしいところかもしれないですね。
そうですね、絶対いますね。
そういう読書体験が楽しめそうな本だなって思ってます。
嬉しいですね、これ読んだ感想をもらえるのが作者としては一番嬉しいので、
それがどんな感想でもいいんですよ。
なんか面白かったとか、恐怖だっていうそういう感想でもいいですし。
いやもう私の感想はリアルだって。
いやもうそれが一番嬉しいですね。
いやリアル、本当にリアルでした。
いい本だな。
この文学グリマーの出典は、こたつさんの短著がこれ一冊と、あと教長もあるんですよね。
そうですね、私友達とサークルで本を出してまして、そっちはわわわ会って言うんですけど、
はい、わわわ会。
なんでわわわ会なのかは自分たちでもよくわかってないんですけど、
そうなんですか。
いつの間にかなんか最初ふざけてわわわ会でいいんじゃねみたいな話をしたときに、
いつの間にかそうなってたみたいな感じですね。
そっちでもエッセイを書いてて、それは1人1万字ずつなので100ページ近くですかね、
3万文字ちょっとの100ページぐらいのエッセイを書いてて、
一応内容的にはこう紹介すると私こたつがいて、
はい。
ブラブラっていう30ちょっと過ぎの男性がいて、その方はフリーライターなんです。
はい。
で、もう1人ユリユリカっていう女性の、私と同い年の女性がいまして、
その人は本業編集者なんです。
あー、プロだ。
で、私も一応副業でライターやってた時期があったので、3人とも文章を書くっていう共通点があるんですね。
はい。
で、しかも3人とも30代で都内で働く3人というところで、エッセイを思い思いに書いたという感じなんですね。
そこではこたつさんは結構仕事のことは触れてるんですか?あんま触れてない。
今回はほとんど触れてないです。
あ、そうなんですね。じゃあ仕事のことを読みたかったらお世話になっております、私の短調を読んでいただく。
そうです。
じゃあ協調読んだらどんな面白いこと読めますか?
不思議な感覚になると思いますね。
おー、というのは?
エッセイってだいたい自分たちでテーマ決めるじゃないですか。
はい。
前作、去年出た時も朝昼晩に読みたいエッセイっていうのをテーマに書いたんで、
はい。
そういうテーマがあって自分たちで何を書くかを決めたみたいな。
うんうん。
今回書くテーマをくじ引きで決めたんですよ。
ね、あのー、えーと、ポッドキャストでおっしゃってましたね。
はい。なので今回の協調のタイトルは天の神様の言う通りっていうタイトルで。
うん。
ちょっとそういう、なんて言ったらいいんだろう、スピリチュアルでは全然ないんですが、
うん。
ちょっと不思議な感じでエッセイを書き始めたっていうのがあるんですね。
得意とか書きたいと思ってたことを書けたわけではないってことですよね。
そうなんです。なので、くじ引いた時に何このテーマってあるんですよ。
うん。
どうやって書くみたいなのが結構あって。
うん。
で、こう、みんなこう苦しみながら。
うん。
全然自分の書きたいテーマじゃないものをひねり出して、
うん。
1本書くっていうのを繰り返してたんで。
へー。
それぞれが書きたいテーマじゃないんですよ、全然。
書きたいテーマじゃなくて、その書くのも結構苦しみながら書いて、
できたものをこたつさんがご自身で、3人の方がご自身たちで読んで、
どういう感想を持たれてるんですか。
思いもよらないエッセイが出てきたっていう感じです。
ほー。
お互いの性格わかってるんで、文章はあなたっぽいねとはなるんです。
うんうん。
なるんですけど、こういう内容できたかっていうのは結構あるんですよね。
はー。
お互いのことを知ってる人同士が、なんだこのエッセイ、面白いねみたいな感じになるので、
多分他の人が読んでも、あーなるほどなーみたいなことは結構あるかなと思いますね。
へー。
どっちも惹かれるな。
ちなみにね、私文振りに行けないんですけど、
はい。
販売しないんですか、オンラインとかで。
在庫があればネットで販売しようかなと思ってます。
あーそっか、在庫が。あ、そうですよね、売れ残ればってことですよね。
そうですね、基本は即売会のイベントなので、
そこをその場で売り切るっていうのを目標にしてるんです。
うんうん、去年も全部売れたんですよね。
そうなんです、ありがたいことに全部売れて。
うん。
今年はちょっと多めにするかなと思っているので、
うん。
多分オンライン販売するんだろうなーと思ってます。
え、私行けないんだけど、行けるリスナーさんもしいたら買ってきて送ってください。
あははは、その手があったか。
買ってきて送ってください。
ちょっとね、この日はどうしても東京まで行けないので。
そうですよね。
うん。
教職のエッセイはいろんな人に読んでもらいたいと思ってて、
うん。
あのですね、なんて言ったらいいんだろう、ちょっとメンバー紹介になっちゃうんですけど、
うんうん。
ブラブラっていうフリーライターの男性の友達はですね、
うん。
メンヘラなんですよ。
はい。
本人もメンヘラだって自分で言ってるんです。
自称メンヘラ、はい。
自称メンヘラって。
自称でももう他人から見てもってことですね。
そういうことです。
うん。
そのメンヘラが書いた文章っていうのが、答えのないエッセイなんですけど、
オチもないんですけど、もうぐるぐるぐるぐるずっと考え続けてやがるなこいつみたいな。
おー。
そういうのが垣間見えて、でもちょっとわかるなってなっちゃうんですよね。
あ、そうなんですか。
はい。ちょっとわかるなってなって終わるエッセイが多いんです。
へー。
で、編集者のゆりゆりか、女性の方なんですけど、
とにかくネタの方向なんです。
おー。
なんて言ったらいいのかな。
一応、わわわ会のアイデアマンって僕ら呼んでるんですけど、
はい。
常にいいアイディアばっかり出てきて、身の回りでは面白いことが起きてて、
ただそれを淡々と説明するだけで面白いっていう。
へー。
変なタイプでして、一応本人は自覚のある変人って言ってて。
はい。
うん。
それが、その彼女が書くエッセイがやっぱ面白いんですよね。
うーん。
なので、薬と笑いたい時にはゆりゆりかのエッセイを読んで、
なんかわかんないけどわかるなって思いたいんだったらブラブラのエッセイを読んで。
うんうん。
ちょっと今回私感情を表に出したようなエッセイを割と書いてるんですけど、
はい。
感情をちょっと垣間見たいなって思ったら私のエッセイをちょっと読んでもらってみたいな。
はー。
そうか、こちらさんの感情が出てる時って大体行き通りな気がするんだけど。
おっしゃる通りです。大体行き通ってますね。
行き通ってますか?エッセイの中でも行き通ってますか?
行き通ってますね。
いや、読みたいなやっぱり。
あとは、今回見どころのエッセイの部分ですけど、
うん。
今回タイトルが天の神様の言う通りっていうタイトルなんで、
はい。
それにちなんだ、それにちなんだ何かをしたいなと思って、
うん。
3人で占いに行ってきたんですよ。
おー。
テソーと青年月日を見て、どういう人なのか、どういう未来があるのかっていうことを占ってもらって、
それを3人とも共通テーマとして1本書くっていうのを絶対やってて。
へっ。
その占い結果とかも3人とも積み隠さず載せながら、
何を感じたかっていうのを書いてるっていう部分があります。
いや、めっちゃ面白いじゃないですか。
結構面白くなったなーって自分では思ってますね。
いやー楽しみだなー。
読んでほしいです、いろんな人に。
読みたいです。
ちなみに値段はそれぞれ1000円で販売します。
あ、そうなんですね。
うん、みなさんぜひちょっと文振りに行って、11月23日文振りに行って、
2冊ともゲットしてみてください。
そして読んでください。
私は1冊だけ単読だけ読ませていただいたけど、もうね、最高です。
ありがとうございます。
はい、ということで、小達さん最後に何か一言あればお願いします。
はい、11月23日に東京ビッグサイト南14ホールで文学振り間東京を開催してまして、
今回ですね、3500点ぐらい出展してまして、
ブースでいうと4000ブース以上あるんですけども、
めちゃめちゃ大型のイベントになってます。
なので私のブースに来ていただくのもいいですし、
他の方も結構有名な方とかもいらっしゃいますんで、
ぜひですね、本が好き、ちょっと人のエッセイ読んでみたい、
人の小説を読んでみたいとか、少しでも興味のある方がいらっしゃれば、
ぜひ文学振り間へ遊びに来ていただけると嬉しいです。
ありがとうございます。みなさんぜひ行ってみてください。
この番組は11月23日日曜日、文学振り間東京に出展する小達さんの提供でお送りします。
小達さんの誕生お世話になっております私、てんてんてんの中で、
営業9年目の章から、今日もお話で出てきたJ部長という方の存在感がとても、
それまでも出てくるんですけど、9年目ぐらいからの存在感がすごいんですよね。
それでもう、そこにすっごい、なんだろう、うーって、いーってなる感じが、
小達さんもなってるんだろうけど、読んでてね、私もいーってなっちゃいました。
あの理不尽な上司、それからさっき出てきたみたいな、
ご祭りが好きな上司、そういう上司に困ったことがある方、ぜひ聞いてみて、読んでみてください。