整形の増加とその背景
はい、こんばんは。今回なんですけれども、タイトルにもある通り、ここ数年で美容整形する人が急増している本当の理由というテーマでお話しさせていただこうと思うんですが
日本って、ここ最近整形する人がものすごい増えたんですよ。ここ数年ですよね。
整形する人も増えて、美容クリニックの数も急増しているんですよ。美容外科医とか美容皮膚科医になるお医者さん、あるいは美容ナースになる看護師さんも増えてるし
それに応じて広告も増えてますよね。特にインスタグラムとかTikTokとか普通に見てると美容に興味がある人なんかはそこに
アルゴリズム解析してターゲット絞って広告がいっぱい出てくるっていうのはあると思います。
で最近は直美っていうのが問題になってて、一死免許とって研修医2年間終わったらすぐに美容クリニックに就職する人が増えていて
その分保健診療をやるお医者さんの数が足りない。看護師さんも同じように直美ナースっていうのが増えていて
あるいは直美ではなくても外科とか精神科とか内科とかやってたお医者さんが美容に転化するっていう人も増えてるっていう状態。
日本ってね、成形大国なのかって言われると、もう成形大国ですね。
他の国と比べても成形する人の数はものすごい増えてて、世界トップレベルですね。
例えば人口あたりの成形の件数に関してはあんまり新しいデータがないんですけど、僕が調べた限り2021年のデータが一番多いかな。
その時だと1位が韓国、2位がアルゼンチン、3位がブラジル、その下はスペイン、ギリシャ、アメリカ、ドイツ、トルコとか
ヨーロッパとかアメリカ、南米っていうところが多いわけなんですけれど
やっぱり比較的豊かな国の方が多いわけですよね。アフリカとか比較的貧しい国は
当然経済が発展しない分、美容成形って贅沢医療ですんで、ある程度経済が豊かな国の方が成形する人が多くなるって感じで
その時のデータだと日本は14位なんですけど、今はもっと増えてますよ。ここ数年で急激に増えたから。
あとは国全体の成形の件数で言いますと、2017年の国際美容外科学会のデータを見ると
これもちょっと前なんですけど、1位がアメリカ、2位がブラジル、3位が日本っていう感じで
国全体の成形件数だと人口の多い国の方が当然増えるんで、アメリカが1位になるだろうという感じなんですよね。
人口あたりの成形の件数、これが一番大事だと思うんですけど、おそらく今1位が韓国で
あとその下にアルゼンチン、ブラジル、アメリカ、日本っていう感じ。そんな感じなんじゃないかななんで、日本はもう
世界トップレベルの成形大国であることは間違いないわけです。本当にここ5年ぐらいですよね。
コロナ禍の間は成形する人もあんま増えなかった。マスクすることによってこの辺の成形をする人が増えた。
鼻とか成形する人が増えたとかありましたし、あとはマスクすると目だけが出るんで、目の成形をする人も増えたとか色々あるんですけれど
コロナが終わってからまた成形する人が増えて、インスタグラムとかTikTokとかでまた成形が盛り上がって、成形する人の比率がどんどん増えてますよっていうのはありますよね。
ちなみに世界で見るとこういう感じなんですけれど、これね、東アジアとあとはアメリカ、北米、南米、ヨーロッパで見ると
整形の種類と意識の変化
全然成形の種類が違うんですよね。基本的に欧米、南米なんかはボディの成形が多いんですよ。
顔の成形もあるんですけど、顔の成形は主に若返り治療ですよね。 ボトックス、ヒアルロン酸とか注射とかもあるし、あとは石灰フェイスリフトとかもあるんですけど、
あとはボディは包協手術とか、あとすごい肥満の人が多いんで、脂肪吸引とか送信系とか、あとタミータックって言ってね、
太ってる人が痩せた後皮膚がダランと垂るんじゃって、それを切除する手術とかね、ボディの手術が多いわけですよ。
で、東アジア、日本、韓国、中国、台湾なんかは
目の手術、鼻の手術、輪郭の手術が多いわけであって、当然ね、白人ってほぼ全員
二重なんですよ。で、あと目が大きくて目の開き良くて、なおかつ鼻がすごい高いんですよね。だから鼻隠しする手術とか二重の手術って白人ってほとんどない。
あとまあ、頬骨とかエラが張ってる人もあんまいないんで、頬骨削りとかエラ削りとかもないわけで、逆に東アジアは
もう一重が多いと、鼻が低いと、で、頬骨とエラが張ってる人が多いんで、輪郭の手術、二重の手術、鼻を高くする手術なんかが多いわけで、
白人なんかはむしろ鼻が大きすぎて、それを小さくする整備術っていうのが多いっていう感じですよね。
もちろん日本も若返り手術とかポートフックスとかヒアロン酸とかあるんだけど、東アジア人ってね
白人に比べると顔若いんですよ。で、たるみも少ないし、シワも少ないんですよ。
白人と比べるとね。だからやっぱり白人の方が早く老化してシワが増えるんで、若返り治療が多いっていうのがあるわけであって、
まあ整形の件数の違いもあるんだけど、種類も違うっていうのはありますよね。
で、日本はまずね、若い女の子が二重の手術、まずは糸で留める埋没をやるっていう人が急増しているわけなんですよ。
それはやっぱりルッキズムが向上しているからです。なんでルッキズムが向上しているか、
外見市場主義になっているかというと、もうこれもう間違いなくスマホの影響、スマホの写真の影響、
SNS、インスタ、TikTokなどの影響、もうこれにつきます。
まあ一昔前、柄系の時代の外出の悪いカメラとか、あるいはその前なんかもう写るんですとかフィルムで現像していっている時代、
写真を手軽に撮って、それをすぐその場でチェックする、比べるっていうの。そしてそれをインターネットに上げてスマホで見るとかっていうのは昔なかったんで、
今と比べて、昔ってそんなに外見市場主義ではなかったんですよ。
なんだけど今はもうみんながね、いっぱい写真撮ります。自撮り撮ったりみんなでね、女の子並んでディズニーランドで撮ったり学校で撮ったりとかするわけです。
そうすると自分の様子と他人を比較するっていう機会がすごく増えたんです。
そうするとみんなね、10代、20代の若い人、特に女性なんかは自分の様子、外見、すごく気にするんですよ。
年齢がいけば多少他のことを気にするようになるんだけど、皆さんね、10代の頃、覚えてると思うんですけど、
すごく外見を気にするじゃないですか。 若い時の方が外見気にするんです。
思春期の時とかね。 特に女性、男性もそうですけど特に女性なんですよ。
女性の方が本能的に他人から自分がどう見られてるか、可愛くないといけない、綺麗じゃないといけないっていう本能がね、強いわけですよね。
で、みんなスマホで撮ってね、比べると、そうするとなんて自分は隣の子に比べて顔がでかいんだとか、目がちっちゃいんだとか、
腕が太いんかとかね、足が太いんだとかね、思うわけですよ。そうするとみんな必死でね、ちょっとでも可愛くなろう、ちょっとでも綺麗になろう、ちょっとでもスタイル良くなろうとしてダイエットしたりとか、
あるいは目を大きくするために、まずはアイプチとかアイテープで二重にするんですよ。 今はね、中学生とか高校生ね、みんなね、毎朝頑張って
糊使ったりテープ使って二重にするわけですよね。二重じゃないとダメ、開くぐらいの感覚の人も多いわけですよ。
で、多くの人はカラコンして少しでも目を大きくしたりとかね、まつ毛も上向けてとか、まつ毛くしてとかね、するわけなんですけれど、
となりますとですね、やっぱりまず最初アイプチ、アイテープやるんだけど、だんだんかぶれてきたりとか、あと毎朝時間がかかったりとかして大変で
学校も遅刻しちゃったりとかするんで、親も諦めて
二重の埋没法をさせるってことが多いんですよね。本人がやりたいって言って、アイプチで全然かぶれてどんどん
分厚いまぶたになってきて、これだったら埋没した方がまだいいっていう状況になって、クラスのみんなも何人か埋没してるってなると、私も私もっていう風になるわけですよね。
やっぱり整形する人の比率が増えると、それだけ市民権というものを得るようになる。
昔は整形する人ってごくわずかな人だったんですよ。 だから整形否定派の人ってすごく多かったんです。
親からもらった顔や体に傷をつけるなんてとんでもないってね。 生まれながらの顔や体がいいんだ、自然がいいんだっていう人が多かったんですけど、
未来の展望と社会的影響
今10代、20代の女性にアンケートを取ると、だいたい7割ぐらいの人が整形に肯定するんですよ。
既に整形しているとか、整形に興味がある、将来整形してみたいっていう人がもう7割ぐらい占めるわけであって、
整形否定派の人ってどんどんどんどん少なくなって、今でも年配の男性の古い考えの人なんかは
整形否定派の人は多いと思います。 このチャンネルの視聴者さんも40代、50代、60代の男性の方が多分一番多いんで、
コメント欄の整形否定派の人が書き込むことが多いわけなんですけど、一応このチャンネルは美容外科医の私による美容整形チャンネルなんですよ、実は。
もともとはそうなんですよ。最近違うことばっかりやってるけど。 だから普通に美容整形の話をするわけなんですけど、
決して僕は美容外科医としてどんどん整形しなさいって、整形しないといけないっていうことを言ってるわけじゃなくて、
僕は最近日本で整形ブームっていうことに対して寄付してるんですよ。 整形って本来は本当に必要な人だけやるとか、あるいはお金に余裕がある、
富裕層が贅沢目的で若返り中をするっていうだけに留めるべきだと思うんですよ。
他のリソースは本当に必要なことに使うべきだと思うんですよね。 だけど
外見市場主義がどんどん強くなって、それと同時に学歴市場主義なんかも強くなって、若い人たちはどんどん不幸になるんです。
自分の遺伝子残したくない、もう結婚したくない、子供も作りたくないって言って少子化が進行するんです。
まさに 韓国と同じ道を進んでいます。今の日本は。
今後は韓国みたいに出生率が1を切る時が来ると僕は予想していますね。
外見市場主義、学歴市場主義になればなるだけ、みんな結婚したくない、子供作りたくないってなっちゃうんですよ。
一部の勝ち組だけが結婚して子供作るっていうことになるんです。
学歴も、親の学歴が遺伝するなんていうのもよく言われてるわけだし、
親の学歴によって子供の学歴が決まるとか収入が決まるとか、あるいは
ルックスっていうのは多くのものが遺伝します。団子花とかエラが張ってるとか、デッパーとか受け口とか口元が出てるとか、
中顔面が長いとか、分厚い一重まぶたとか、大きな団子花とか、身長とか肌の色とか、多くの要素は遺伝するんですよね。
それがだんだんわかってきて、一部の若い人たちはブサイクは子供を作るなとか、ブサイクは子供を作る権利はないとか、
親がブサイクだったせいで私もブサイクだって親を恨んだりとかですね、
そういう時代になっているわけであって、僕はそれを危惧しているので、僕はむしろ日本の美容整形はもっと縮小すべきだと思っています。
美容整形界を盛り上げてはいけないと僕は思っているわけで、そういうことを言うと美容整形界から叩かれてしまうぐらいなんですけど、
僕は日本の未来を考えてそうあるべきだと思っています。話戻るんですけど、みんなね、
インスタグラム、TikTokを一日中見てるんですよ。それに依存してるんですよ。そもそもこのスクロールにね。
スクロールすることによってドパンミンが出て、そうすると同年代の可愛い女の子とかイケメンの男が出てくるわけです。
カップルで出てきて、美男、美女ですよ。でイチャイチャしてて羨ましい。なんて自分はブサイクなんだ、劣等感なんだ、だから自分は恋人ができないんだっていう風になってしまうわけですよね。
しかもそうやってSNSに出てくる男性女性、結構みんな加工してるんですけど、最近の若い人たちって加工してるのがなんかデフォルトみたいになってて、
加工なのか現実なのかの区別が脳の中でつかなくなっている人って結構多いんですよ。
そしてね、今写真を撮った時の自分の顔が、写真を撮った時ブサイクだ、写真撮った時にほっぺが膨らんで、笑った時に目が細くなって、
鼻が広がってっていうね、写真がーっていう人たちがすごく増えちゃって、写真を撮った時の顔が大事だと。
で普段の自分はなんかよくわかんないんだけど、とにかく写真が大事なんだ、写真がーっていう人が多いんですよね。
美容整形来る人たちも写真を撮った時の顔が写真が写真がーって言ってて、写真を撮った時の顔っていうのはこれ、たまたま一瞬を切り取った時の顔がなんとなくブサイクに見えるだけであって、
可愛く撮れば可愛くなるんだよ、このままあなたが写真が写真がーって言ってるのは、たまたま笑ってほっぺが膨らんで目が細くなって鼻が横に広がってるからその顔が嫌いなだけでやって、じゃあ可愛く撮ればいいわけなんで、
そんなに写真が気になるんだったら、可愛く写真に写る練習すればいいんじゃないの?って言っても、そうじゃないんです、写真がー写真がーって言ってね、もう
もう精神がですね、ごめんなさい言葉悪いんだけど精神がちょっと病んでる?メンタルが病んでて身体集計恐怖症になっている人、あるいはその入り口に入っている人が多いです。
はい、現実的にそうです。はい、という感じで、なのでまあ埋没をする人が増えたと、埋没をしても糸がいるんで戻っちゃったら次切開すると、
整形手術の需要増加の背景
それで結果が良くて気に入ったらね、一瞬ドーパミンが出るんですよ。整形して可愛くなって幸せになったーって。
で、それで満足してそれでおしまいだったらもう整形しないんですけど、また整形したくなるっていう人がやっぱり一定数いて、もっと可愛くなりたい。
周りと比べても私はまだまだブサイクだ。今度は目頭切開して目尻切開してグラマースラインやって、鼻もやって、輪郭もやって、ってね
いっぱい整形する人がいて、お金が続く限りは整形できるわけであって、となると手っ取り早くお金が稼げるように
ガールズバーとかキャバクラとかで、若くて可愛い人の方が稼げるわけで、もっと稼ぐ場合は体を売るわけですよね。
風俗?ファッションヘルスとかデリヘルとか、あるいはソープランドとか、あるいは最近はですね、それだとコスパが悪い、タイパーが悪いから立ち陰謀して稼ぐとかね、そういう人も一定数いるかもわかんないですよね。
みんなのみんなそうじゃないんですけど、一定数そういう人たちはいるんじゃないかなって思うわけです。
はい、という感じで、昔はですね、SNSっていうものがなくて、みんなが憧れる女性、男性っていうのはテレビの人だったんですよ。
女優さんとか歌手とか、ちょっと前だったら浜崎あゆみさんとか、アムロナミエさんとか、その前だと松田聖子さんとか中森彰さんとか、
天島さんとか、テレビの中で活躍している人をみんなで見ていて憧れていたと。もう雲の上の存在だったんですよね。
だけど今は、なんか手が届きそうな存在、自分と同じような環境の人たち、インフルエンサー、TikToker、
インスタグラマーっていう人がバンバン出てきて、みんな可愛いんですよ。美意識が高くて、メイクも上手で、整形していたりとかしてね。
そうすると、なんかより劣等感を感じるんですよ。自分と同じような環境の人たちなのに。
昔は手の届かないテレビの中だけだった人たちが、それが憧れだったのに、今はもういっぱいうじゃうじゃ、素人なのかプロなのかわかんない人たちが出てきて、
私も可愛くなりたい、可愛くなりたいって思ってしまうわけです。それはもう男性も女性も同じわけでございます。
で、昔みんなが憧れていた歌手とか、
女優さん、テレビの中の手の届かない存在の人たちは、整形している人たくさんいたんですけれど、
整形カミングアウトってしなかったんですよ。何でかっていうと、そういう人たちは整形カミングアウトすると商品価値が下がるから、絶対に言わなかったんですね。
今でもインターネットじゃなくて、テレビとか映画の世界で活躍した人たちは整形カミングアウトしない人たちが圧倒的に多いです。
すると、やっぱり一部の人たちがね、あの人整形で可愛いんだってね。
ちょっと埋没しただけ、ちょっとせっかい二重しただけなのに、この人が可愛いのは全部整形のせいなんだ、もともとブサイクなんだっていう人がいて、
作られたものなんだと言うと、そうすると商品価値が下がっちゃって売れなくなっちゃうんですよ。
だからカミングアウトしないんですね。だけど今のSNS、ネット上で活躍する人たちって整形カミングアウトするんですよ普通に。
その方が好感度が上がったりとか人気が上がったりとか、あるいは案件、整形案件っていうのが入ってきて、あんまり良くないんですけれど
パワーで整形してもらって、なおかつお金がもらえたりとかね。仮に結果があんまり良くなくて気に入ってなくて、
案件でやっても気にならなくて、結局よそでお金払って修正する人とかもいるんだけれど、それでお金が儲けたりとかするわけですよね。
整形しましたっていう動画とかSNSアップすると、それでビューが稼げてお金も稼げるっていう状態で、みんな積極的にインフルエンサーが整形をカミングアウトするようになったんです。
そしてその方が商品価値が上がったし人気、上がるし人気が上がるわけであって、となると自分たちが憧れている誰々ちゃんが整形してるから私もやりたいって余計にやりたがる人が増えるし
なおかつ整形に対する抵抗がなくなる。誰々ちゃんもね、ビフォーアフター出してこんなに可愛くなってるんだ。
案件だったらね、もう可愛く見せるんですよね。ビフォーアフターも全然違う条件で出してね。
そうするとね、私も可愛くなりたいんだって余計にやりたくなるわけですよ。そうするとインフルエンサーじゃない一般の人たちも
Twitter、GENXで整形アカウント、整形アカっていうのでいっぱい出して、ビフォーアフター、あまり特定されない範囲内でね
出して、情報交換したりとかして、よりやりたくなるわけですよ。インスタグラムとかでもそういうのね、カミングアウトして一部切り取って照例写真出してる人がいて情報交換してっていうのはありますよね。
そして整形する人が増えると、SNSで整形の広告も増えるわけですよね。
SNSでやっぱりターゲットが絞れますんで、インターネットは。テレビとか看板とかラジオとかと違って、年齢とか性別とかあるいは美容に興味がある人、整形に興味がある人に
絞ってね、広告を打つことができるんで、だから整形とか美容に興味がある人はTikTokとかインスタ見てると、整形の広告ばっかり出るわけですよ。
僕も整形の広告ばっかり出るんですけれど、そういうのはね、分かっている人は分かっていると思うんですけれど、という感じです。
で、整形する人がどんどん増えて否定派が少なくなったと。
えーとね、大体20年前から25年くらい前くらいに徐々に整形する人って増えてきたんですけど、その時はなんで整形増えたかというとね、まだSNSとかあまり盛んに行われてなかった時、スマホもなかった時代なんだけど、
まずヒアルロン酸ボトックスが世界で誕生して日本にも入ってきたその時期なんですよ。
あとはフォトフェイシャルね、IPLとかRFとか、あとその後ハイフが出てきて、イトリフトとか、
従来の切開する、メスを使って形を変える整形が主流だった時代から、注射とかレーザーとか照射系でもある程度のことできるよっていう状態になったんですよ。
脂肪溶解注射とかね。基本的にメスを入れる切開系の手術の方が大きな変化はあるんだけど、ダウンタイム、腫れる期間もかかるし、まずはマイルドに注射だけで鼻高くするとか、ボトックスだけで小顔にするとかね、
マイルドなことができるようになったわけですよね。そういうのが始まったのが大体25年くらい前からなんですよ。
その時から徐々に整形する人たちは増えていって、その後、ここ数年でのSNS、スマホなどの影響でガーンと増えたっていう状態ですよね。
なので25年くらい前に整形する人たちが増えて、その時に整形した人が今、
お母さんになって、あるいはお父さんになってってなると、自分も整形しているわけで、自分の子供に整形させることに抵抗がなくなるんです。
その前の世代は25年くらい前に整形してた若い人たちの親っていうのは整形否定派の人が多かったんですけど、今の親って整形肯定派の親が多い。特にお母さんですよね。
やっぱりお母さんの方が、女性の方が美に関しての興味とか、必要性が分かってたりとか、だから子供にも整形させてもいいんじゃないっていう感覚の人が増えて、
だんだんだんだん世代交代してるから整形肯定派が増えてきたっていうのもありますよね。
あとは、そうですね、韓国好きの人たちが増えてきた。これも大きな影響で、韓国っていう国はですね、日本よりも一昔前に整形大国になっている。
なんで整形大国になったかというと、これは国、政府の方針なんです。
整形クリニックを税制面などで優遇して、そして中国とかから整形インバウンドを起こさせて、そして外貨を稼ごうと。
K-POPとか電化製品などと同じで、国策で韓国で整形を広めるようにしたわけです。
広告規制なんかも日本よりも韓国の方がよっぽど緩いし、韓国は美容クリニックが多いだけじゃなくて、美容の機器とか薬剤も多いわけです。
韓国文化の影響
ヒアロン酸、ボドックス、ハイフとかレザー機器も韓国製のものが多い。
それはKFDAっていう日本の厚生労働省にあたる組織が、厚生労働省なんかのもはるかに緩い基準で認可して、国内で広めて、そしてそれを世界に輸出しようっていう、それも国策なんだと思いますよね。
そうなんですよ。で、そんな韓国の文化に憧れる日本の若い女の子が多いわけです。
男の子も多いと思うんですけど、K-POPとか、反流ドラマとか、オシャレメイク、スイーツとかが好きになって、韓国大好きになってってなると、韓国って整形大国だから、それによってより整形に対する抵抗感がなくなる。
みんなが大好きな韓国のアイドルとかでも、整形カミングアウトしてたりとか、明らかに昔と比べて顔が変わっててこれ整形だよねってね、そういうのがSNSで広がってたりとかして、急に鼻がミューって伸びたりとかしてさ、ちょっとおかしいなってみんなに言われてて、そうするとちょっと低くなったりとかさ、ちょこちょこ修正したりとか、みんなそれ暴いたりとかするわけであって、
となるとまぁ整形するの当然だよね。K-POPアイドルの誰々ちゃんだってみんなやってるしってなると、より整形したくなる。もう場合によっては韓国までわざわざ都間して、そこで整形したり。でまぁ韓国の方がね、競争が激しい分、ちょっと料金が安いんですよね。場合によって半額とか、3割引きぐらいで向こうの方が安かったりとかするんで、韓国で整形すればK-POPアイドルみたいになれると思って、
まぁ簡単に韓国行って整形しちゃう人が多くて、それで上手くいって喜んでる人もいれば上手くいかなくて、泣き寝入りして日本で日本の料金払って修正してっていう人もいるわけで、やっぱり外国で整形して、特に大がかりな手術をして、必ず医療行為っていうのは手術でも注射でもレーザー系でも一定の確率で合併症は
必ず起こります。はい。なので、合併症が起きて感染するとか飛び出るとかね、火傷するとかになっても、日本帰ってきてまた韓国行って見てもらってって大変っていうかトラブルなんですよね。それでもちゃんとリスク話したからとなると結局日本で修正して、余計にお金かかってっていうこともあるわけで、もちろんみんながみんなね
合併症を起こしたり失敗してるわけじゃなくてね、上手くいってて喜んでる人もいるわけなんですけど、まあ海外で整形するにはそれだけリスクが伴いますよっていうことなんですけど、話は戻るんですけれど
なので、まあ整形肯定派の人たちがね、増えましたね。
まあ結局ね、どんなことでも、否定する人一定数いて肯定する人がいて、肯定する人たちの割合が増えるとそれだけで市民権を得て、そうすると一気に広がるっていう現象が起こるわけで、まあ過去あとピアス。ピアスってね
30年前40年前ぐらいかな、耳タブにピアス開けるだけでも年配の人はね、親からもらった体に穴を開けるとはどういうことだってね、怒る人いたんですけど、今そんなこと言う人いないでしょ
それはだんだんだんだんピアスする人が増えて、ピアスする人が子供を産んで、子供もピアスさせてって、ピアスしても怒らないでってなるとどんどん増えて市民権を得るんですよ
あと茶髪とか男のロン毛とかミニスカートとかも、そういうやる人が少ない時はすごい戦うんですよ
ハレンチだ、ケシカランって、ナンパだとかね、だけど一定数割合が増えると市民権を得て差別されなくなるっていう状態
生計もそういうふうになりつつあるという状態です。あと美容外科医、美容皮膚科医になる人が増えたと、それは今インフレで輸入物価も高いと
でも保険点数はなかなか上がらないと
政府も医療費をなるべく削減しないといけない、財政圧迫させないようにしないといけないってなると
病院が赤字になって収益が出なくて、看護師さんも医者も給料上がらないんですよ
でも仕事はどんどん増えるんですよね。そんな保険診療に見切りをつけて美容に転化する、あるいは直美になるっていう人
もう医者になる前から自分は美容外科医になるんだっていう人がいっぱいいてね
みんな僕に声かけてくれるんですよ。もう嬉しいのか悲しいのかわかんないんだけど
僕は三木屋先生みたいな美容外科医になりたいんですって医学生とか研修医からよく言われます
そんな日本の未来がね
心配なんですけど、と言いつつ僕は美容外科医をやってるわけなんですけどね
という感じで美容外科医が増えればね
美容自肥診療とかそっちの方が儲かる。コスパがいい、タイパーがいい
当直がない、救急で呼ばれることもないってなるとね、定時で帰れるってなるとみんなそっちに流れるし
最近は女医さんの比率が増えてるわけです。医学部でも女性の割合が増えてるから
女性ほど直美とか増えるわけですよ
直美の方がね
現実的にはね、結婚、妊娠、出産に向いてるんですよね
だって定時で帰れたりとか、あとはまあ
代わりに仕事してもらえるとか、すごい売れっ子で指名ばっかりの一部の女医さんだったら
なかなか休めないとかあるかもわかんないんだけど、大手のぼったくりクリニックで埋没
マシーンで埋没ばっかりとか、イトリフトだけとかね、レーザーピコピコだけとかで
入れ替わり立ち替わりで医者が代わるようなクリニックだったら、むしろ直美で女医さんがね
結婚して子供産んでとかやりやすいんですよねー
っていうのもあって美容外科医が増えてるので
美容医療の参入
美容外科医たちも頑張ってSNSいっぱいやって集客してっていうのをやるので、よりそれでSNS広がるっていうのはありますよね
あとは美容医療が儲かるっていうことがいろんな業界の人たちがわかってきて、他業種、他社の人たちが参入している
巨大な資本をバックに経営戦略、ノウハウを元にして
MS法人というのを作ってですね、基本的に美容クリニック、医療法人にする場合は
医療法人って営利目的じゃないので配当ができないというのがあります
やっぱり基本医療に従事している人たちが理事になってっていう場合が多いわけですよね
外部の人間がですね医療法人からたくさんお金をもらうとか配当をもらうとか
そもそも株式会社じゃないんで簡単に株を売買とかっていうのもできないわけですよ
なのでMS法人という会社を作って、そこから医療法人からお金を吸収するっていうシステムを作るわけですよね
医療法人は株式会社でやって、そこから配当をもらったりとか
MS法人の方から報酬を得たりとかっていう風になってて
MS法人から人材派遣したりとか機械を売ったりとか広告代理店をやったりとか
あとはオペレーション業務をやったりとかっていうのをやってるんですよね
お金を吸い上げるシステムっていうのなんですよ
だから多業種の人たちが参入して、そういう人たちがどんどん広告戦略でね、バンバン広告して
より日本国内で広まるっていうのが起こるわけであって
あとはインフルエンサープロデュースクリニックっていうのも結構ありましてですね
インフルエンサーってさ、YouTuberとかInstagramとか知名度があって人気があってファンを抱えてるわけですよ
そういう人たちをプロデュースしてるっていうことにして
外部の多業種の人たちが出資してクリニックを立ち上げると
インフルエンサーに宣伝させることによってファンの人たちをクリニックに集客することができますよと
だけどそれはインフルエンサーが人気なくなったらそのクリニックは終わりなんですよ
オンライン診療の影響
そもそもインフルエンサークリニックで働いているお医者さんってね
申し訳ないけどね
どうかなーって思いますね
だって本来医療行為、医者っていうのは特に美容、美容医療って医者の顔で患者さんたちが集まるわけですよ
この先生にやってもらいたい、この先生は腕がいいから評判がいいからリピートしてとかになるんですけど
インフルエンサープロデュースクリニックってさ、インフルエンサーが好きだから行くんだけど
治療する、医療行為をするのはそのインフルエンサーじゃなくて
そこで雇われているお医者さんなんだよね
インフルエンサープロデュースクリニックって僕からすると何なんだよって思いますよね
まあそれでもそれに騙されてって言っちゃいけないんだけど
それに惹かれていく患者さんがいて商売としては成り立つっていうことなんでしょうね
あと最近多いのはね
オンライン診療ですよね
コロナ禍にオンライン診療が解禁されて
それを利用して美容医療とか慈悲診療で儲けようっていう多業種が参入して
巨大な展開をするっていうところが多いです
まあテレビCMとか見てばわかるんですけど
まあ最近多いのは薄毛治療ですね
男性の薄毛治療、あと送信
GLP-1重大作動薬とかマンジャロウとか飲み薬とか注射とかは
オンラインで診療してそれを送ってお金ももらって自分で患者さん使ってもらう
それが可能になったわけであって
そうするとこういうクリニックを展開しなくても
テレビの画面だけでやってあと薬を送るだけで儲けられるんですよね
それでガンガン金儲けしていいのか
それによるトラブルとかもあるし
まあやっぱり何ですかね
なかなかちゃんと対面で診察できないっていうのはね
僕はやりにくいですけどね
だから送信、もうガリッガリで痩せてて
マンジャロウなんか使っちゃいけないレベル
もう飢餓状態、BMI18.5未満とかの人でも
金儲けのためにマンジャロウ処方して送っちゃったりとかね
そういうのもあるわけであって
まあいろんな問題を抱えてるわけなんですけれど
話長くなるんでこれぐらいで終わろうと思うんですけど
まあこういうですねいろんな要因が絡み合って
まあここ数年ですよね特に
日本で美容整形する人が急増していて
もう日本はね美容整形大国になってしまいましたよ
っていう動画でございました
ご視聴ありがとうございました