日銀の金利引き上げと円安
はい、こんにちは。今回なんですけれども、日銀が政策金利を引き上げたのに円安になった件について、僕の意見をお話しさせていただこうと思うのですが
まあこれね、正直ね、ある程度予想してたんですけど、やっぱりねショックでしたね。
やっぱり日本円が世界のマーケットから完全に舐められている状態なんじゃないかなってね、僕は思いましたね。
というのは、ドル円が157円台半ばまで円安になってしまったわけですよね。
日銀決定会合があって、上田総裁の会見が19日にあって、その時に政策金利を0.5%から0.75%まで、0.25ポイント引き上げるということを発表したわけなんですけれど
だけどその日に円安になってしまった。本来だったら利上げをするということは円高になるわけであって、上田総裁もそれを期待して政策金利引き上げに踏み切ったというのはあると思うんですよね。
高市政権も今回はそれを後押ししているわけなんですけれど、高市総理も円高になって輸入物価が下がってインフレを何とか抑えることができると思ったんですけど、実際には円安になった。
予想はしていたんですけれど、上田総裁も前々から追加利上げすることを示唆していたわけなんですよ。
なので今回0.25ポイントぐらい上げるってことは、世界のマーケットも予想していた。織り込み済みだったと。
その会見の時の上田総裁の発言ですよね。その時があまり強気じゃなかったんですよ。
もう少し高派の強気の発言をする。今後も利上げしていきますっていう姿勢を世界に示した方が良かったのかもわからない。
ただ急激な利上げっていうのも、それはそれでディスクがあるから、だからこれから徐々に少しずつ利上げしていくっていう方針、そういう意図もあったとは思うんですけれど、会見を見ると慎重に利上げしていくっていう感じの発言だったわけですよね。
この発言でまだまだ大丈夫だろうと、円キャリートレードをして金儲けをしている世界の投資家たち、投機筋の人たちも、基幹投資家の人たちもまだまだいけるというふうに判断して円が売られてしまって、円安が加速してさらに上昇されてしまったっていうことだと思うんですよね。
なので次の利上げは来年の6月くらいっていう指摘も出ていましたので、今後はもう少し長い、徐々に徐々に利上げしていって円高に持っていくっていう方針だとは思うんですけれどね。
インフレと物価動向
なので世界のマーケットとしては日米の金利差の縮小はまだまだゆっくりだと、まだまだ円キャリートレードできる、金儲けができるっていうふうに判断したのと、
あとは高市政権の責任ある積極財政が少し財政ファイナンス疑念が起きている。円の信任が落ちようとしているっていう兆候もあるのかもわからない。
それと上田総裁は早く利上げして金利差を縮小させたいというふうに思っているというのもあるとは思いますけどね。
なので今回利上げしたのは良かったとは思うんですけれど、もし利上げしていなかったらもっと円安になっていたっていうことなんでしょうね。
それを思うとゾッとするわけでして、FRBも今後は利下げの方向ではあるわけですね。
ECBは金利を据え置くっていう形なので、ユーロに対しても円安なんですね。
今回の利上げなんですけれど、物価が上がってきていると日銀のインフレの目標は2%であって、CPIを見ると総合で2.9%上昇。
あとはCore CPI、生鮮食品を除く総合指数だと3.0%上昇。
これは前年同月、11月の数値なんですけれど、3.0%上昇。
あとは生鮮食品を除く食料だと7.0%上昇なんですよね。
なので、食料品が物価を引き上げているという部分がすごく大きいんですね。
エネルギー、電気、ガス料金などは2.5%上昇で、日銀版Core CPI、これは生鮮食品、エネルギーを除く総合、これが3.0%上昇なので、
日銀的には2%の目標は達成しているので、金利上げ時という判断だったと思うんですけど、
これが欧米型のCore CPI、これは食料、エネルギーを除く総合、これだと1.6%上昇。
これを見ても、食料品によって物価が上がっている、CPIが上がっているという部分が大きいわけであって、
なので、まだ金利を上げるべきではないという主張の経済学者の方もいるわけであって、結局金利を上げるということは借金しにくくなるわけであって、
高市政権の経済政策
車を買ったりとか、住宅ローンを組んだりとか、ローンを組む場合ですよね。
あとは企業が借金して設備投資したり、事業拡大したりということが行われにくくなるので、経済が拡大しにくくなるわけですよね。
本来は景気が加熱してインフレになってしまって、それを冷やすために金利を上げるという、デマントプル型のインフレに対して対応するのが健全なわけなんですけれど、
今はサプライロスとか、あとはコストプッシュ型のインフレの部分が大きいわけであって、ただそれでもこれ以上物価が上がるのは望ましくないと、円安になるのは望ましくないということで、
今回、利上げは良かったかなとは思ってたんですけれど、しかし予想はしてたんだけど、これで余計円安になったというのがショックですね。
ただやっぱりさっきも言ったけど、ここで利上げしてなかったらさらに円安になってたということも予想できるので、それ考えるとかなり厳しいなというふうに思うわけです。
高市政権って皆さんご存知の通り、責任ある積極財政という方向性であって、これは日本の経済にとってアクセルを踏んでいる状態になるわけですよね。
だけど、せっかく新政権が誕生してアクセルを踏み始めたんだけど、ここですぐに日銀が利上げする。利上げは経済が拡大しにくくなる、借金しにくくなるので、ブレーキを踏むわけですよね。
なので、今の日本の経済はアクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるといういびつな状況なんですけれど、いろんな要素が含まれていますので、経済というのは。
今回の利上げはありだったとは思うんですけれど、まだ早いという意見もあるわけなんですけれど。
世界のマーケットは高い出産の責任ある積極財政に対して、僕は責任あると思うんですけれど、本当に責任あるのか、トラスショックと重ねて見ているのではないかという部分があると思うんですよね。
なので財政出動をして、予算を組んで国債を発行しますよと。
今の日本の状況を見ると、政府が発行した国債の半分を日銀が持っている状況であって、なおかつ金利に関してはゼロ金利、マイナス金利というものを続けていて、量的緩和をしてきたという状態。
これ先進国の中では極めて異常な状態。
ヨーロッパ、EUとかイギリス、アメリカ見てもちゃんと正しい金利を持っているわけなのに、日本だけ何とか上げて、でもまだ0.75%って極めて低いんですよ。
ヨーロッパとかアメリカ、EU、イギリスに比べて低いということはかなり舐められますよね。
それは円で借金して海外の資産を買う、国債買うなり株買うなりした方がお金儲かりますので、完全に舐められている状態なので。
だから早く上田総裁は利上げしたいというのはあると思いますよね。
高市政権としては今支持率高いんですけれど、批判する人の意見を聞くと円安になったと。
責任ある積極財政を始めて、これは財政ファイナンスではないかという疑念が世界のマーケットからそういう目で見られて、円安になってしまって結果物価高、それで国民が苦しんでいる。
これをやっぱり批判の材料にしているし、現実的にそれで辛い思い苦しい思いをしている人はいるわけなので、
円安と政策金利
今後この状態が続けば支持率が低下してしまって、やっぱり支持率の高い状態で、なおかつある程度結果が出て国民が恩恵を受けた時点で解散、総選挙して自民党を圧勝したいというシナリオがあるんじゃないかなって思うんですよ。
なのでそれを考えると今はブレーキを踏むっていうことになってしまうんですけど、日銀の利上げに賛成して利上げさせて円安になって物価が下がって国民の支持が得られたら、選挙の際はプラスになるんじゃないかなっていうのはあると思いますよね。
ただ円安っていうのは大企業には有利なんですよね。特に今はトランプ完全の影響で、自動車に関しても15%ですよね。
となると以前よりもアメリカに自動車とか日本の製品を輸出しづらい状況、それでも買ってもらうためにはその分日本の企業側が値下げして売ってるっていう状況もあるわけであって、そうすると利益が出にくいと。
なのでそういった大企業にとっては円安っていうのは追い風になるわけであって、基本的に時刻通貨安っていうのは過去のいろんな国の経済の歴史見てても長期スパンで見ると大抵プラスになってるわけですよね。
なので長い目で見ればこれでGDPが上昇してなおかつ税収が上がって日本の経済にとってはプラスになるっていうこともあるわけなんですけど、やっぱり今は物価高によって国民の生活が苦しい、そこを解消するっていうことに重きを置くことも大事なわけでして。
なので日銀としては正しい金利がある日本に戻したいっていうのはあると思うんですよね。
金利を上げれば今後政府が新発で出す国債あるいは借り替えの際の国債の金利が上がるわけなんですけど、ここは高市政権の責任ある積極財政でGDPが成長して、
GDPの成長率が国債の金利を上回るっていう状況を作るドーマ条件を満たす、これがやっぱり僕は絶対条件だと思ってそれは期待していて、それができるという前提で日銀が利上げをする方向性という感じなんで、アクセルとブレーキを同時に踏んでるとは言われてるんですけど、
なんとか日銀と政府がうまく連携して、連携してっていうのは正しいのかどうかわからないんですけれど、うまくやりくりして日本の経済をいい方向に持っていってくれればいいんじゃないかなと思います。
なので、次に解散総選挙するんだったら、まず、所得税は下がりますよね。178万円の壁を打破することができたわけであって、これも所得制限があって、あと住民税には及ばないんで、国民民主党が最初に言っていたよりは減税効果が少ないわけなんですけど、
国民にとっては多くの人はプラスになっているわけであって、80%ぐらいの人はかなりの恩恵を受けることができるわけでして、あとは物価高対策としてはガソリンが下がって、電気ガスも下がって、
あとは、いろいろ言われていますけど、お米券を配ってお米の値段もそれで下がって、配るのも自治体に任せているんで、お米券の恩恵を受け入れない人たちもいるかもわからないですけれど、それ以外の地方へのお金で恩恵を受けるということもありますし、
なおかつ、これで円高になって物価を下げることがもしできれば、もう一発利下げをかまして円高に持って行ってインフレを抑えることができたら、そこで国民が物価高対策の恩恵を受けることがしっかりできて、そこで解散するわけです。
解散選挙をするというのが僕は良いんじゃないかなと思います。
なので、この間の日銀の総裁の会見を見ていても、もうちょっと強気に行った方が良かったんじゃないかなと思いますね。
慎重にならざるを得ないというのはありますけれど、急激に円高になってしまうというのも、それはそれで輸出企業にマイナスになるとかいろんな要因がありますので、ゆっくりと金利を上げていって経済を混乱させないようにするというのもわかりますけれどね。
ただやっぱり会見をしてその後円安が進んだというのは、さすがに日本の円って大丈夫なのかなって心配になりましたし、ショックはありましたね。
なので、為替介入よりも追加利上げをするべきで、為替介入ってどっちかというと一時的なものなので、また早いうちに来年の6月ぐらいですかね、追加で利上げして、物価が下がって解散総選挙という流れを僕は期待しております。
国民への影響
というのが僕の意見です。ご視聴ありがとうございました。