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2025-05-14 34:37

にじシバラジオ#046 川口の街の面白さとは? 埼玉県南部地域の魅力を深堀りしてみる

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小倉さんおすすめコンテンツ回 / 小倉さんがメルマガ配信をしていた時代 / 川口経済新聞の事業引き受け / 川口の街めぐりがおすすめコンテンツ / 50年前の桶川市の生活の様子 / 30年前の川口市のパン屋 / 人口規模があると美味しくない店もやっていける / セルビアのナイーブアートが世代を超えて上手になっていた件 / 人口の支えのない田舎はファスト風土化してしまう / 埼玉県南部地域は頑張らなくても何とかなってしまう / 赤羽が最近あまり面白くなくなってしまった / 街の面白さをいかに残していくのか /

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サマリー

今回のにじシバラジオでは、川口市の魅力や経済新聞の設立背景について深く掘り下げています。川口市の歴史的な情報発信の試みや、地域の新しい店舗やイベントの探索を通じて、本市の特性を再確認します。川口の魅力は、新興住宅地としての過去と現在の対比にあり、さまざまな職業やライフスタイルを体験することで、豊かな多様性を感じることができます。特に、個人経営のパン屋や和菓子屋など、地元の商業の重要性が強調されています。川口の面白さや魅力が多様な観点から語られ、寿司屋やパン屋などの食文化が新たな世代によって進化している様子が描かれています。また、地域の人口や商業環境が街の持続可能性にどのように影響しているかも考察されています。川口市の南部地域には魅力的で面白いコンテンツが豊富にあり、地元の人々がその良さを再発見することが重要であると言われています。

にじシバラジオの紹介
こんにちは。にじシバラジオ第46回です。
にじシバは川口市・芝で定期的に開催しているおしゃべり会です。
にじシバラジオは、にじシバで話題になったことやならなかったことについて、
にじシバ座長・ともぞーとぶなのもりの小倉さんとで語り合う番組です。
毎週水曜日配信です。
ともぞーです。
小倉です。
はい。今回は小倉さんのおすすめコンテンツ回ということなんですが、
コンテンツ接種してなくてびっくり。
そう、何のコンテンツも今注入されてなくて、
それこそ眠るばかり行ったっていうぐらいのことしかないんだけど、
それはよく行ったなと思うぐらいで、
アニメも今見てないし、本も読んでなくて、仕事ばっかりしてるっていうのが、
今振り返ってみて、やばいこれ。
しかもYouTube、いつもはね、だいたい相手の時間とかにYouTube見てたりとかね、
ショート動画とかも見てたりとかっていう、本当にダメな大人をやってるんですけど、
いや忙しくなってしまったんですよ。
それはもう一重に何がいけないって、川口経済新聞を始めたからってことがあって、
川口経済新聞はもともとやりたかったから、やるチャンスが巡ってきたので、
うちの会社でやります、引き受けますって言ってやることにしたんですけど、
今までもずっと川口情報の発信って、私何度もチャレンジして、
一番最初の頃はね、1990年代くらいから、川口鳩谷ラビリンスっていうメルマがやってたんですよ。
これまだマグマグとかって覚えてます?
ああ、マグマグ。
で、マグマグとかメルマとかで配信してたんですけど、千人以上の読者がいるっていう。
すごいじゃないですか。
すごいでしょ。
千人以上はすごいですね。
すごいでしょ。
で、それこそオフ会とかもやったりとかして、オフ会でボーリングやったりとか、
で、プレゼント企画とかでプレゼント提供してもらったりとかして、近くの店舗さんから。
人気配信者みたいな。
そう、人気配信者みたいなってか、ちっちゃいまだね。
本当にそんなメルマグぐらいしかさ、当時まだ配信して定期的にこう、つまりプルプットじゃなくて、プッシュ型。
そう、プッシュ型のものって、それこそメルマグぐらいしかなくて。
で、そのときに百何十号まで毎週配信してて、千人以上の読者がいて、
で、最後辞めるときはみんなでオフ会開いてくれて、ご苦労様でした回まで川口のどこぞの喫茶店でやることができたぐらいに頑張ったのがあるんですよ。
なんで辞めちゃったんですか、そういうの。
あれね、不思議なもんで。
でも潮時っていう感じはあった、一つには。
メルマグっていう手法もそうだし、それからある程度配信が継続できなくなる。
私、そのときいつも誰かと手伝ってくれる人っていうのがさ、私をついて、はい、今日配信日だよって言って。
で、そういう人がいて、それで一緒に横にメルマグ100行ぐらいのメルマグだったんですけど、
じゃあこの情報はどうとかって言って、横でさ、口出ししてくれる人がいないと、私怠け者だからやらない。
100行は結構分量ありますね。
ありますあります。結構長めのメルマグだと思うけど、でもまあ100行書こうと思っていて、
で、3つか4つぐらいの新ネタ、街の新ネタとか、新ネタじゃなくても、今で言うとこの川口マガジンとかさ、
そんな感じの郷外ネットとか、あんな感じのさ、ちょっとこの建物は気になったよとかぐらいのものから、
こういう店があって何時から何時まで営業してるよとかっていうふうにちょっと掘ったものまで、
まあいろいろ取り混ぜて3,4本入ってて、あとは自分のコメントみたいなのが最後に編集後期的に入るみたいなやつをやってた。
で、それは結構頑張ったんだけど、でその後には元西川口っていうフリーペーパーをやってたのね。
これは月に1回、コピー紙なんだけど、1000部以上作って、
それも1000部以上すごい。
で、ポスティングしてたの。
ポスティング。すごい、すごいですね。
西川口周辺に並木、西川口駅の西口は西川口っていう地名なんだけど、東口は並木っていう地名で、
まあこの2つの地名の部分を主にポスティングして1000部ぐらい毎日さ。
それ月1?
月1。
1000部、1000件にポスティングを自分の足で歩いてっていう。
そうそう、で広告撮ってとか思ったけど、やっぱり広告撮ったりとか、それは紙メディアだからさ、お金がかかっちゃうんですよ。
で、何らかの金銭的に続かないという挫折があり、それもだからちょっとやったけど投げている。
だからそれで、その頃から、元西川口あった頃から、みんなの経済新聞ネットワークっていうそのネットワークは知っていて、
川口でもやりたいですって思って、でメールとか出してお願いしてたんだけど全然リアクションもなく、
そうこうしているうちに川口経済新聞が出来上がってきたわけよ。
で、それがいよいよじゃあちょっとやりきれないということで、うちにお鉢が回ってきて、
地域の探索と活動
ああやれやるって言ってやることにしたんですけど、とにかく街をフラフラ歩くのが好きというか、
歩くじゃないね、私は歩かないんで、自転車乗って街を流している人なんですよ。
その当時から昔からそうなんだけど、で新しい店できたとか、なんかここでイベントがあるらしいとか、市の掲示板をのぞいてこんなのあるとか、
公民館でチラシ死ぬほどもらってくるとか、とにかくもともとそういうのが好き。
なので今川口経済新聞4月1日からなんだけど、今記事4つ出したところから、自分では4つ出したところから、
これを引き受け会社になれば内容さえあれば出したい放題出せる。
うん、なるほど。
そんな感じのものを始めまして、今もう街歩きが楽しいのでしょうがない。
川口広いですからね。
広い。で私自転車すごい便利なのは、大概ここからどこ行くのも自転車でどこまで、
だから芝はもちろん一番近いからフラフラしてるけど、
でも西川口とか、昨日も並木とか、本町はいかなくて、埼玉町、栄町ぐらいまでは、
これ川口の東口のことですけど、平気で行っちゃう自転車でね、
ねぎしとか、それこそ木ぞろぐらいまでも自転車で行っちゃう。
だからイオン川口もこの間ちょっと、
やっぱりこれどうしてもイオン川口の写真撮っておきたいなと思って撮りに行ったんだけど、
そのぐらいだったら全部自転車で行ける範囲なので。
さすがに安業とかね、東川口とかになってくると。
安業も行っちゃう自転車で。
この間は何だっけあそこ。
だからグリーンセンターの先ぐらいまで普通に行きますね。
東川口は山あり谷ありで9キロあるんですけど、
まあちょっと覚悟を持たないといけないけど、
でも多分行くとしたら自転車で行くって感じなんだけど、
そうするとでもほら目的地があって直行して行くって感じでないといけなくて、
ふらふらっていう範囲を越えてはいるかな。
根岸ぐらいまでふらふら行くね。
っていう感じなので、今すっごいローカルな地名をバンバン言ってますけど、
みんな誰でも知らないと思うんですけど、聞いてる人は。
川口はやっぱり中核市なので、
あの埼玉県内は埼玉市がね、
政令して都市結構かなりでかい。
それ以外に中核市っていう、
普通市の中でも中核市があって、
それが川越と川口と越谷なんですよ。
その三つある、埼玉県内に三つある中核市の中の一つということで、
で、なおかつ多分一番大きいんじゃない?その中でもね。
面積自体もでかいし、人口も多いので。
で、まあ自分が住んでるわらび市っていうのはめっちゃちっちゃいんで、
逆にね。
チャリで移動しようと思ったら、
3時間もあれば一周できるかなっていう感じかな。
だからその帰りに、
昨日も、私エッグタルトが大好きなんですけど、
エッグタルト、西川口で売ってるとこ4つ補足してるんだけど、
4軒目は行ったことがなかったので、
昨日帰りにとりあえずそこはミシェルっていうとこなんだけど、
そこのエッグタルトを買って食べて、
ここのは好みじゃないなと思って。
そういうことを、それこそ30前からずっとやってるんだよね。
なので、今それの多分取材になるかもっていう言い訳で、
いくらでもウロウロしてられるから、楽しくてしょうがないんだよね。
で、だからそれが忙しいから、
お家でじっとしてコンテンツを見てることがないっていうのが一つと、
もう一つは、アマゾンの配達をやってるんですよ。
うちの会社で受けて、配達車を使って配達してるんですけど、
私はだいたいみんなが配達した後の再配達、
つまりその時はいませんでした、
もう一回夜配達行きましょう、そしたら帰ってきてるかもしれませんってやつの再配達と、
あと土曜日だけ配達してるんですよ。
だから配達したくてしょうがない。
楽しいね。
楽しいんですか。
確かに街で歩きっていうか、街でブラブラするっていうのと同じ。
どうやら同じなのよ。
中で使う筋肉の部分が一緒で自転車で配達してるんですけど、
しかも、こんなところに路地あったとか、
ここのお家ってすごいライトアップがすごいとか、
ここって川と並行して道が走ってるんだとか、
そういうことするのが楽しくてしょうがないので、
土曜日も他の人も私も一緒に配達していいですかとか聞かれたりするんだけど、
嫌です。
1日ぐらいはフルフルで配達したいですと思っていて、
配達エリアも自分の生活圏、
大体1キロ圏内、半径1キロ圏内、2キロ。
でもちょっと最近Amazon嘘ついてるなとか思うんだけど、
ちょっと広いとこ送ってくるんだけど、
遠目のところも送るんだけど、
それも荷物持って自転車で小木に行って、
小木で届けに行くのが楽しくてしょうがないので、
ほぼ同じですね。
で、なんかチラシとかあると取ってきちゃう。
そんな毎日送ってて健康的かもしれない。
ある意味その街の様子がコンテンツみたいな。
そうそうそうそう。
川口への移住の背景
だからそれは昔から私は好きなコンテンツなんだよね。
なんでこんなに川口マニアみたいになっちゃってるのかっていうのは、
やっぱり私が元々、元県の方の桶川ってところで生まれ育ったのが原因だと思っていて、
桶川ってさ、農村にできた新興住宅地なんですよ。
私が住んでるところはね。
駅から大体30分ぐらい離れたところに住んでたんだけど、
とにかく新しく作った街だから何も持ってるものがないんですよ。
さっきノートにもちょうど書きかけてたけど、
結局住宅団地、1戸建てで買って住んでるんだけど、
入り口のところにパン屋さんと文具屋さんと豆腐屋さんがあって、
あと野菜とか魚売りに来るのよ。車で。
スーパーとかもないし、
石橋の共同購入が途中から入ってきて、
もうこれが命綱なんですよ。
他に買い物するときに駅まで行くのはよっぽどのことで、
近所で買うっていうふうにしたいんだけど、
近所だと何も買えません。野菜もありません。
野菜は八百屋さんが車で売りに行きます。
魚屋さんが魚で売りに行きます。
それが今から50年ぐらい前。
50年ぐらい前。そんな感じなのね。
今はスーパーが八百屋があるかな。
だけど団地の中にはなくて、
子供のときからそういう新興住宅地で生まれ育っていて、
川口みたいに至るところに店があって、工場があって、
家があって、ごちゃっていうのを体験したことがなくて、
楽しくてしょうがなかった。
そのときも、私よく言うんだけど、
社会科の教科書に、
お父さんの一日とかお母さんの一日とかあったの覚えてる?
一時フェミニズム的にはかなり炎上したやつで、
お母さんは働いてなくて、お父さん働いてて会社に行ってて、
それこそ子供たちは学校に行って帰ってきて、
お母さんが家にいてっていう感じの話が一日で、
こういうのって他の仕事をしてる人たちの生活を全然踏まえてないよね、
っていうふうによく言ってたけど、
自分が生まれ育ったとこはみんなそうだった。
お店屋さんなんかだってほんとにないんだから。
みんなサラリーマンが東京に通っていて、
お母さんは専業主婦で、
だって店もないからパートに出るとこもないじゃん。
工場もないからパートに出るとこもないじゃん。
だから教科書通りの生活してるし、みんな。
それがいきなり桑口来たら、
全然お父さんもお母さんも工場で働いてますとかさ、
しかも駐車の工場で、
お母さん就勤で回ってますとか、経理やってますとか、
寿司屋でお父さん出前してますとか、
そんな感じじゃないですか。
ようやくリアルな、
いろんな人がいるっていうのを初めてここ来て体験して、
完全にはまったんだよね。
地元の商業体験
それまでの生活で口では文句言ってるけど、
こんな教科書みたいなところで嘘書いて、
こんな生活してる人ばっかじゃないんだぞって言いながらも、
うちもそうだったし、
隣近所もみんな、
お父さんが東京にサラリーマンとして仕事しに行きます。
お母さん専業主婦です。
っていう子どもたちは学校行って帰ってきます。
以外の人がいないところで育ってるので。
その頃の桶川っていうのは、いわゆるニュータウン的な感じっていう。
たぶんそうだと思いますね。
住宅団地か、住宅団地だって普通の団地か。
で、あとは農業をやってる人たちとかが遠くに住んでて、
ほとんどコミュニケーションは。
だからクラスに農業やってる人が1人か2人ぐらいはいる。
商店やってる人が1人か2人はいる。
たぶん自営業で、
例えばなんとかモータースとかやってる人とかがいたから、
1人か2人はいる。
だから45人クラスで、
5人ぐらいはこの教科書とは違う人。
1割だよ、たぶんね。
残りはみんなサラリーマンなんですよ。
東京通いに行ってる人たちばっかりの学校で育ってるから、
それこそ口では立派なこと言っていても、
ほんとにだってみんなそうじゃん。だいたいそうじゃん。
ほとんどそうじゃんっていう風に言ったら通っちゃうようなところで暮らしてきて、
で、川口来て毛が開いたしなくて、
ほんとにいろんな暮らし方してる人がいて、
昼間フラフラしてるおじさんとかもいてとか、
そんなのもいないのよ。
で、みんな同じ世代の子どもたちがいて、
みんなで一緒に歳をとってきてっていうところで、
人が何をやってるかも、どこの会社に勤めてるかも、みんな知っててたよ。
なるほど。
逆にそっちが異常世界だったんだなって思わせてくれるような、
ここの暮らし、川口の暮らしはそんなところがあって、
私はそれが楽しくてしょうがなかったので、
じゃあ隣は?とか、そのまた隣は?
あの工場では何作ってんの?とか、
この店で何売ってんの?とか全部首突っ込まずにはいられなくなって、
こうやってハマって暮らしてますって感じなのよね。
やっぱそれはその前の生活の体験がすごく影響してると思う。
なるほどね。
でもなんか、であれば逆に東京都内の方が、
より刺激が、いろんな発見があるんじゃないかみたいな感じもしますけどね。
でもさ、東京都内とかって隣の人が何やってるとかって知らないじゃん。
知りようもないじゃん。もっと疎遠じゃん。
まあ確かにね。
あまり気にしなくていいというか。
逆に言えばね、それが良さだけど、
だけどここさ、結構居合なく知らされるのよね。
そうなんですかね。
まあここで暮らしてるとね。
関わろうと思えば関われる。
関わらなくていいと思ったら関わらなくて済むくらいの距離感があって、
でなおかつみんな上等でも高級でもないから、
この話もちょうど書いてたから言っちゃうけど、
私最初に住んだところは、目の前がパン屋で隣が和菓子屋って言ったことあるよね。
なかったっけ。
聞いたことないですかね。
一番最初に、私川口の駅から20分、30分以上離れたところに住んでたんだけど、
そんなに遠くに離れてるのに、店とかちゃんとあるんですよ。
で、おけがでは考えられないことだったんですよ、まずね。
人口規模がそれなりにあるので、商店街が生きているっていう。
そう、いろんなところで生きてる。
で、昔の村の中心みたいなところがあるんですよ。
で、その時は目の前がパン屋で、隣が和菓子屋だったんですよ。
なるほど。
こんな素敵な生活あります?と思って引っ越してきたんだけど、
で、パン屋のパンが、これはもう何度も喋ってる話だから、聞いたことがある人は聞いたって思うと思うけど、
ラジオは初めてだと思うので言いますけど、
目の前のパン屋は本当に個人のパン屋さんで、朝一番早いパン屋さんがパン焼いて、
作って出してくれて、それは嬉しいことだなって。
で、ピーナッツのペストリーとかも自家製のやつ置いててね。
で、もうさ、お客さんとかも並んで買ってるような感じだったの。
でもね、美味しくなかったね。
どういうことですか?美味しくなかったって。
山崎パンの方が美味いなって思うような、
まあそんなに、だから大したことないパン屋だったね。
でもそれでも経営は成り立っているっていう。
そう。だってパン屋なんかなかったの。川口当時。
当時?それは…
山崎パンしかなかった。
40年くらい前かな。
いやいや、川口に引っ越してきた頃だから30年くらい前。
30年くらい前ですかね。
30年以上前かもしれないですね。
35年くらい前です。
で、隣の和菓子屋さんとかさ、夫婦でやってたのね。
でもほんとにあのちっちゃなさ、ほんと一軒、間口一軒の和菓子屋さんで、
もうここは隣にあって嬉しいなって。
私は和菓子のこと大好きだからね。
でもね、ほんと時々さ、あんこの焦げた匂いがしてきて、
うわあんこって焦げるとまずいんだよなとか思いながら、
なんかね、そのね、なんだろうな、一流じゃない感じがすごい良かったのよ。
わかるかな。
まああの、街中のそば屋みたいな感じですかね。
そうそう。おいしいとかおいしくないとかじゃないみたいな。
それでもなんか瓶で機能してるって感じがあって。
で、ほんとにさ、そのパン屋も最初の頃はほんとに並んで買ったんだけど、
別においしくもないから山崎のパンでいいよねとかってスーパーで買うようになって。
まずそこで買わなくなるんだけど値段もちょっと気持ちね、山崎パンよりは高いし。
で、まあその全然貢献しない人になっていくんだけど、隣の和菓子屋さんでも買い物しなくなるとかね。
結局は買わなくなるんだけど、でもなんかそんなものでも起業しちゃうんだと思っていて。
それで川口は面白いなーって思っていたし、そっち屋も別にネタが全然新鮮じゃないね。びっくりするぐらい。
川口のコミュニティと文化
それはなんとなくわかります。
いや今は多分違うよ、それぞれ出来上がってるとこはちゃんとやってると思うけど、
35年前の、とりあえずさ、みんな公務店とかがさ、あるいは鉄鋼所とかがね、
今日は打ち上げだからって言って寿司取るとかっていうさ、
母親の時間は商家っていうかさ、あ、商家じゃねえや。
とにかくその公務店みたいなところだったから、逆にそういう人たちがすぐ店や物取るの知ってるから、
そばなのさ、寿司なのを取るじゃない。わざわざ家事までやってらんないし、たくさんの分作れない。
そういう文化の流れみたいな感じはあるんだよね。
なんだろうな、お寿司っていう点で言うとね、
我が家住んでいた田舎の近所、近所って言ってもそんなに近所ではない。
ちょっと離れたところにお寿司屋さんがあって、お祭りの時とかにお弁当用の寿司詰めみたいなの作ってね。
つまり巻き寿司とお稲荷さんみたいなやつ。
お稲荷さんみたいなやつ。作って出てくるんで、よく食べてたんですけど、
最近Googleで検索してたら、すんごい高評価なんですよ。
子供の頃当たり前に寿司詰めを食べていたところが、こんなに高評価な美味しいお寿司屋さんだったんだっていうのを、
初めてGoogleの評価で知るみたいな。
Googleの評価見るんだな。面白い。
今度実家帰った時に寄ってみようかな。
まだあるんだからすごいよね。
本当にすっごい寿司屋の多い町だったんですよ。私来た時にびっくりしたの。
寿司屋とクリーニング屋がびっくりする屋が多かったのね。
もうそれ家事の外出しじゃないですか。
そういう地域だったのね。
しかも芝の方じゃなくて、私川口の、全然川口駅寄りの方に住んでたので、
まだ本当に工場で働く、工場を経営するのどっちかみたいな人たちがまだ結構いたところで、
寿司屋が多かったんだと思うけど、その中途半端な、大して美味しくもない、
焼肉屋だけはうまいみたいな。
焼肉屋もやったらよかった。クリーニング屋も多かった。寿司屋も多かった。焼肉屋も多かったけど、
焼肉屋はうまかった。
でも、そういう街を全部一つずつ店入って確認して、楽しい楽しいって言いながら歩いていて、
これも私の持ちネタの一個だけど、たまに行くともう私が住んでた建物は壊されていて、
もう新しい一個建てに建て替わって、その当時のマンションはもう普通の一個建てに変わってるんだけど、
パン屋はまだあるのよ。
まだあるんですね。
ところが娘だと思うんだけど、後を継いでいて、すごくおしゃれで美味しい店になってるんだよ。びっくりして。
でも、誰かが変わったのかなと思うじゃない。
ちゃんとその当時いたおじさんがおじいさんになって、ちんまいおじいさんとしているのよ。
実際にその店にいるの。
娘だと思うんだけど、娘と友達か娘同士かわかんないんだけど、
その当時は学校の学食みたいな感じの店内白っぽくて、テーブル安っぽくてみたいなところにパンが乗っててみたいなところだったんだけど、
今は木造のウッディーな黒でペイントされたおしゃれな店に乗っていて、パンもめっちゃ美味しいのよ。
一世代変わるとうまくなるんだなと思って。
ちゃんとパンの勉強したんですかね。
いや、もともとお父さんもそうだった。してはいないわけではないと思うんだけど、
やっぱり子どもたちもちゃんとプロセスを経て、こういう店をっていうイメージがちゃんと持てて、
今風の美味しいパンの店になっていて、私ちょっと感動した。
ワラビとかでもそうですけど、やっぱり人口規模があるので、そんなにそこそこうまくない感じのお店でも、
なんとやってけちゃうっていうところがある。
やってけさえすれば、そうやって次世代につなげさえすれば、うまく転がることがあるのよ。
っていう感じの街がまだ生きてる感じっていうのがここにはあって、
そろそろいろいろ、チェーン店にやられちゃうとやばいんだけど、そのノウハウが持ってかれちゃうから、
でもこの街はまだそうやってやっていけるところがちょっと余地があって、
パン屋を見たときには感動しましたね。
世代交代と商業の維持
セルビアの北側にボイボジーナ自治州ってところがあるんだけど、そこにアーティスト村があってさ、
昔は農家の暇な時間に人形作ったり皿絵描いたりして時間を潰してるような、それを売り物にしてなんとかしのいでるような、
わらじ作ってるような農さんと一緒よ。そういう村があったんだよね。小鉢室だって村なんだけど。
そこが、うちの村は絵で街おこしするって決めて、皿絵ぐらいは描くからさ、
下手くそな皿絵を、たまたまうまくユネスコの内部アートっぽい感じのあれに引っかかってうまく、
ちょっとチヤホヤされたりとかして、街を絵で盛り上げようっていうふうに言ってたけど、みんな見事に下手だったのよ。
ところがさ、その後、私タマビでそこの、私が行った頃よりも何年、下手したら27年経ってるんだけど、
タマビで絵画展やったの見に行ったのね。で、その時にさ、絵がすごく良くなってんのよ。上達してんの。
で、その人が上達したわけじゃないの。子供の世代が、なんか絵って食えるらしいぞってなって、
美術大学に行ったりとかして、腕磨いて、そこでやっぱり絵画を描く活動してたりとか、
あるいは周辺の村から腕に覚えがある者がやってきて、そこに移り住んだりしてんのよ。
で、クオリティが上がった絵が展開されたりとかしてるの。
だから一世代、なんかね、嘘でもいいから、ホラ吹いて騙すと、なんとかなんとか。
まあ結構民芸の世界っていうのはそういうものかもしれないですよね。
だからなんか、例えば、昔食い口を稼ぐためにそういう竹細工とか、
コマ作りとかを始めて、それが世代を重ねるっていうか、
それごとに専念されていって、今やすごい民芸作品として、
有名になるとかね。
伝統文化になっていくみたいな。
なくなっちゃったところも、もちろん一方で当然あると思うんだけど、
そういう残り方をする可能性っていうのもさ、世代を超えるとあるんだなっていうのがあって、
そういうのもさ、ずっと同じ町に暮らして、うろうろしてると拾えるから楽しいっていうのはあって、
まあ今最近はその辺に凝ってますかね。
そうですね。
地方の田舎、自分が生まれ育ったところとかだと、やっぱり人口の支えがないので、
放っておくとなくなっていくっていうのは。
で、どんどんどんどん国道沿いのロードサイトとかが、チェーン店に塗り替えられていってしまうみたいなね。
そうすると本当に、いわゆるファストフード的な、変わり映えのない風景が展開されていく。
そうそう。ノウハウが地元に定着しないものが出来上がっていく。
基本的には、ノウハウが残っているものを、このままやってったらでもダメかもなと思いつつも、
もしかしたら、なんかどっかで広げる人が出る。
ああ、まあそうですね。
あるいは盛り上げる人が出る可能性を抱えているっていう。
なんかそれにかけながらさ、人は世代を継いでいる感じがするんだよね。
まあ俗人性は排除したいんだけども、かといって完全には排除できないので、
似たような俗人性を持つ人を、いかにシステム的に生み出していくかみたいなのが課題かなって。
人口と地域の未来
そうだね。何らかの寛容さと、何らかのノウハウの伝達があれば、
多分、町って、頭数さえあれば何とかなんだなって思ったりはするよ。
やっぱり、人口の話、僕は結構人口にこだわってるというか、
うん、私もこだわる。
そこがね、やっぱ一番キーだと思っているので、
ある意味その埼玉県の南部地域っていうか、川口ばらびとかもそうなんですけど、
あるいは埼玉市の南の方もそうなんだけど、
何もしなくてもある程度持続できちゃう環境なんですよね。
で、それが悪い部分もある。メニューとモデルニックも両方ある。
そうね。だから美味しくなくてもやってられるんだよね。
そうそうそう。進化は生まないみたいな部分が出てきちゃうんで。
だからまあそうじゃないところ、何か努力しないと、
ほっとくとなくなっちゃうところっていうのは、
それこそ、埼玉県の県央の方だったりとか、
県北の方とかね。
県北の方とかっていうのは、ほっとくと人口いなくなっちゃう。
農地しかないみたいな感じになっちゃうんで。
そうしたところで、この技術を継承したりとか、
勢いとか、あるいは賑やかさを維持したりみたいなのは、
本当に結構努力しないと難しい部分が出てきますね。
人口が縮小局面じゃないですか。一貫して。
だからまあこれからどんどんさ、
もうみんながちょっと血まのこになって何とかしなきゃっていうふうに
ひちっこいてやって、ポシャルっていうのを多分繰り返していく時代になっていくと思うんだけど、
今んとこまだね、この界隈は人がいるので。
まあ面白さが、街の面白さが残っていくっていうか。
そう、かつやっぱり都会でもあるので、
自分を非して生きたいとかさ、
あんまり自分のことを詳しく知られたくない人も生きられるっていうのと、
ちょうどいい塩梅なんですよ。
暮らしやすいのがその辺だろうなと思うけど。
やっぱり都心からね、高級路線というか、
赤羽が最近あんま面白くなくなっちゃったみたいなね、
そういう話があって、
10年よりもうちょっと前の赤羽っていうのは盛り上がっていて、
すごいカオスな感じの街の空気感で、
いろんな面白い人がいてみたいなところだったんだけど、
都内のマンション開発とかがどんどん弾き出された人たちが、
赤羽にまで住まいを求めるようになってしまった結果、
赤羽がつまんなくなって。
川口も次行っちゃうと思うんだよね、正直言って。
川口のレインの地域あたりは立派なマンションがね、
それこそマンションの金額も普通の人には買えないような、
普通のサラリーマンにはちょっと買えないよねみたいな金額にまで跳ね上がってきてるから、
だから今私どっちかというと中心から離れたところに住んでて、
ちょうどバランスは取れてるけど、時間の問題感はあるけどね。
そこでほら、私たちってさ、別に子育てしてるわけでもないし、
学校っていうコミュニティに属してたりもしないから、
ちょっとそういうさ、みんなが無理矢理でもくっつかなくちゃいけないところにいないじゃない?
そのフリーハンドさでなんとか楽しめてるだけで、
もしかしたらまだそういうところにがっつりいなくちゃいけない人たちは、
逆にこのぐらいきっちりコミュニティがある方が行きづらいとかもあるかもしれないよね。
そうですね。
なんかその辺の待ち場の感覚っていうか、
その街の面白さというかね、
そうした部分っていうのをいかに残していくのかっていうところで、
ちゃんといろいろ考えていかないと、
川口市の魅力発見
どんどん面白くない街になってしまうというね。
面白くない街の方が生産性高かったりしてさ、
そっちを志向している人たちだってきっといっぱいいるわけじゃない?
そうなんですよ。
でもね、そっちを志向しようとすると、
本当にどんどんどんどん面白くなくなっていく。
そうそうそうそう。
もうこんなお金にもならない無駄なことばっかりやってる人たちがいっぱいいる街の方が楽しいよね。
そうですね。
っていうふうに思ってもらえたらいいなって。
少なくともね、永遠のお豆みたいになってるので。
ゲームに参加しないみたいな感じになってるので。
なんかね、川口の街の結構、自分もチャリでいろいろ走ったりするんですけど、
あの、埼玉県のこの辺の南部地域って、
比較的のっぺりした感じが一緒、平らなのでっていうのもあって、
あるんだけど、そこを深掘りすると面白いみたいな部分があって、
そこの面白さがもっと感じてもらえるといいのかなっていうのがあるんですね。
本当にそうなんです。
やっぱり地元の人たちはあんまり感じてなくて、
私は外から来たからたまたま面白がってるだけで、
地元の人たちは何にもないとこだよっていうふうにだいたい言うので、
そういう人たちにもね、やっぱだから今発信できるチャンスをね、だからもらえたので、
がっつりやっていこうかなと思ってます。
川口経済新聞。
そう、ぜひぜひ。
どんどん面白くなるということで。
なるなるなる。今だって面白い。
私たぶんね、向いてる仕事。
毎日拾ってるんで、いろんなものを。
じゃあまた、おすすめコンテンツ回とかそうした部分も含めて、
そうですね。
紹介してもらうということですかね。
今日は街のコンテンツということで終始しましたけど。
じゃあ、なんか、そうですね。
そういう街の川口のこういうところが面白いとか、
こんな面白いものがあったとかっていうのを、
なんか紹介してもらうのもいいかもしれないですね。
いやでもそれ二次芝じゃなくね?
いやそれは小倉さんが喋ることで、
二次芝化するの一応。
本当かな。
分からないですけど。
なぜ面白いと思うのかのところに、
二次芝はあると思うけども、
私が喋っても二次芝じゃない。
そんな感じだと思います。
そんなところです。
おしゃべり会の紹介
二次芝は川口市芝のシェアスペース、スペースとプランで月2回開催しています。
ジェンダーやセクシュアリティに関わらず、
誰でも参加できるおしゃべり会で、
LGBTQに関する様々な話題などについて取り上げています。
詳しい開催日程などは概要欄のホームページをご覧ください。
またチャンネル登録やフォローお願いします。
それではまた来週お会いしましょう。さよなら。
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