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結構小さい頃から、昔住んでた家とかで見てたんですよ。
なんかこう、飢えがない人とか、ない人が廊下歩いてるとか、
ただちょっと中学校の頃、あんまり元気なタイプじゃなかったんで、
まあまあ、気のせいかみたいな、はって見えるんですよ。
リビングに居てて、扉のガラス越しに見えるとか、
で、高校の時ちょっと怖かったのが、隣におじいさんおばあさん住んでたんですよ。
おじいさんの方が、夜遅くになって帰ってくるんで、こうバーって帰ってきて、
今日もおばあちゃんなんか作業してるわ、なんか駐車場でって、毎日見てたんですよ。
で、おじいちゃんおばあちゃんが住んでるんで、そう思ってたんで、
で、バーってこういつも帰ってて、ある日晩御飯食べながら、
なんかふとした会話やったんですけど、お母さんに、
この間隣の何々さん亡くなって、え、いつ?って聞いたら、
2、3ヶ月も前って、え、昨日見てたんやけど、みたいな。
もしかしたらそのおじいちゃんがもう介護いる体の人やったんで、心配で終わったのかな、みたいな。
なんかそういうのが多々あって。
なんかそんな感じで、ぽつぽつ見えてて、
まあでも自分の見間違い、自分一人やったら見間違いじゃないですか。
この人とある日デートに出かけてて、公園の土管の中で夏やったんで涼んでたんですよ。
かなりスタれてたんでそこが、誰も行ってない。
僕昔住んでた場所のマンションがあった跡地みたいなところに通りたかったんで、
たまたま行って懐かしいなって言ってたんですよ。
子供が走るのが見えて、下半身だけ、土管の周りを走り回ってて、
ただ、私は幻を見ているじゃないですけど、なんかでもおるな、みたいな。
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思ってたら、なんか突然彼がうわーって言って、飛びついてきて、うおーのに、みたいな。
ってなったら、なんか子供が飛んできて、飛び込んできて、みたいに言って、
これはやばいって思って、すぐ出るぞって言って手を引っ張って、行こうとしたんですよ、公園内を。
そしたら待って、ちょっとトイレ行きたいって言うんですよ。
仮設トイレみたいなのが4つくらい並んでいるのに、入って行ったら、
ほんまに2人しかおれへんし、1人しか入ってないのに、
入ってから扉がダダダダダンって音だけ聞こえるんですよ。
風?え?え?って出てきて、
入るんじゃない、みたいな。
バーって言って、音したけど、音したけど、みたいな。
やっぱりそうやんな、そうやんな、とか言って、バーって、
さあ、もう敷地内から出ます、のところで、またパタって止まって、
もう一回行こう、もう一回戻ろうって言って、めっちゃ止まるんですよ。
やばいやばいって思って、これは私一世一代引っ張ってかなと思って、
バーって引っ張って、早歩きでバーって無理矢理引きずって行って、
何百メートルか離れたくらいで、めっちゃ怖かったって言って、
なんで僕、あの時戻ろうとか言ったんやろ。
その後、全く同じ黄色のワンピースの女の子やった。
下半身だけがバーって。
これはどこが女の子から見てるから、下半身しか見えなかった。
私はそれやったんですけど、飛び込んできたって言ったんですよ。
最初からさ、なんか走り回ってる、お化け行ってるって書いてあったら、
言ってくれたら。
多分、その半身半毛やん。
自分が?
だって、興味いえへんみたいな、なかなか言えないタイプでしょ。
何もできへんし。
そうしたら、なんか走り回ってるっていうのは見えたんですか?
僕は何も分かった。
多分、誰も言ってないと思ったんですけど、
なんかこう、座り込んでたら、
なんて言うんですかね、いきなり、
こう、視界の隅から、多分スカープ履いてたんですけど、
子供の足みたいなのが、足元に走り込んできて。
土管の中なのに、バーンって走ってきたんですか?
大きい土管だって、そこで座ってたんですけど、
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ちっちゃい子が、僕の足元に走り込んできたかと思って、
それで、足しかなかったんで、めっちゃびっくりして、
帰ろうってなったんですけど、
いざ帰るってなったら、もうちょっと冒険したいなって気持ちが湧いてきて、
あれ怖かった。
なんか変にワクワクして、もうちょっと行きたいなみたいになったと思うんですよね。
でも、後から考えたら、謎ですね。ワクワクしてた。
もうちょっと水みたいになるなとか思って、
で、トイレ行こうって。
いや、トイレ行ったのってさ、
時間、そんなやったっけ?
トイレ行こうって言ったら、トイレあってトイレだけ行かせる。
そんなトイレ行きたがってた?
そう、びっくりしたよ。私早く出たいのに、みたいな。
それで、僕トイレ入っているとき、外からどんどんどんってめっちゃ叩いてきた。
って思い込んで。
そこから叩かれるの?
私、数メートル先でワクワクしたんですよ。
待ってたら、トイレの中から叩いてるの?
トイレの方から、どんどんどんって絶対。
ずっと待ってた。
やばいってなって。
わかんないですよ。
そう、そのとき僕なんかすごい、
僕が変にさっきびっくりしたから、
なんか茶化しに来てるんだと思って、
かいってほんまって思ってたんですけど。
それで、トイレから出て、
で、あ、怖い怖いってなって出て行こうとしたら、
途中でまた足抜いて戻るとか言って。
戻りたいって。
どういう感じだったんですか?
貢献したいみたいな感じで。
数分経って言い合いました。
その場で。
なんて?
いや、マジマジ戻ろうみたいな。
え、でも行きたい行きたいみたいな。
もう今しかないみたいな感じで。
頭おかしくて。
頭おかしくて。
今回の話は、
同棲されている男女を2人から聞かせていただいたものでした。
KさんとAさんです。
この2人は、たまたま階段売買所の前を通りかかり、
階段売買所という企画に興味を持って入って来られました。
お2人には、一緒に出かけた時に起きた回遺について語っていただいたのですが、
同じ回遺であっても、それぞれの視点によって、
細かい部分が少しずつ異なる点が興味深く、
それを2人で確認し合いながら語られることにより、
2人がこれまで気づいていなかったことも明らかになりました。
普段から不思議なものを見ている彼女、Aさんよりも、
普段はそのような体験をしないKさんの方が、
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強烈な回遺に見舞われているということです。
土管の中では、女の子がKさんめがけて飛び込んできました。
トイレの中では、外から壁を強く叩かれました。
Aさんは、どちらかというと、その傍観者になっています。
ここで、この体験談で起きる回遺を俯瞰して見てみましょう。
今回の体験談は、とある公園が舞台となります。
主な回遺が起きたのは、公園の中の2カ所。
土管の中と、一人用仮設トイレの中です。
2人が女の子の姿を見たのも、女の子が飛び込んできたのも土管の中であり、
それに続いて、Kさんがトイレに入ると、
壁を強く叩かれるという回遺が起きたのです。
その公園全体が異様な空気に満ちていたとはいえ、
回遺は、その2カ所に限定して起きたことがわかります。
その理由として思い当たるのは、その場所が持つ特性です。
どちらも、その中は薄暗く狭いという共通点があります。
また、土管の中はひんやりとしており、
仮設トイレの中は、換気が良くないことが想像できます。
いずれも、回遺が起きるのにふさわしい条件を備えていると言えるでしょう。
2人がその公園を訪れたのは夕方であり、
辺りはまだ完全に暗くなってはいませんでした。
暗くなる前だったからこそ、
回遺は土管の中とトイレに集中したのかもしれません。
回遺が起きやすい場所というのは確かに存在します。
それは明るく賑やかな場所ではなく、
薄暗く空気の湯どんだ、じめじめした場所であることが多いのです。
回遺を引き起こす者がそういった場所を好むのか、
そういった場所でないと現象を引き起こすことができないのか、
あるいは、感じ取る側の問題なのか。
回遺は誰かが感じ取り、それを認識しなければ
起きていたとしても起こっていないも同然です。
薄暗いところに入ると、人の感覚は研ぎ澄まされます。
視覚がある程度遮断されることで、他の感覚に意識が向くのです。
すると、音や匂い、周囲の湿度や空気の流れなど、
視覚では捉えることのできない微細な変化に気づきやすくなります。
そこにヒントがあるのかもしれません。
ひょっとすると、回遺はいついかなる時でもあらゆる場所で起きていて、
ただ単に、人がそれに気づく状態にあるのかどうかということだけなのかもしれません。
ところで、土管の中で恐ろしい目にあった直後から、
彼の行動が明らかにおかしくなります。
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怖いから逃げようとしているのに、突然トイレに行きたいなどと悠長なことを言い出し、
トイレに入って奇妙な体験をした直後であるにもかかわらず、
もう一回行こうと言って、公園から出ることを拒否し、その場に留まることを主張しました。
そこで起きた回遺に恐怖を感じていることは、本人も認めているのに、
それとは正反対の行動をとろうとするのです。
これは俗に言う、取り憑かれている、憑依されているという状態でしょう。
自分が怖いと感じていることも、何を喋っているのかも、彼自身は理解できています。
しかし、なぜか、もっと公園にいたい、奇妙な現象を目の当たりにしたいという衝動が、心の底から湧いてくるのです。
普通であれば、仕事であるなどの特別な事情がない限り、
人は恐怖という感情を抱けば、その対象から逃れようとするものです。
その時の彼は、そのような状況にあったわけではありません。
しかし、なぜかもっとその場に留まりたい、何が起きるのかが気になると思ったのです。
しかも、彼は、そう思っている自分に対して疑いを持つこともなく、
素直にその感情に従おうとしました。
一緒にいた彼女が戸惑うのも無理はありません。
驚いたことに、それほど強くはないとは言うものの、
その公園に戻りたいという気持ちを彼は今も持ち続けているそうです。
なぜそう思うのかも、彼自身わかっていません。
憑依されている状態は、今でも続いているということでしょうか。
こういった点に改めて気づき、自覚することができたのも、
二人で当時の状況を順を追って確認しあったからです。
ある事柄について理解を深めるには、それについてじっくりと考えることが必要です。
それは、自分自身についても同様です。
今回の場合、当時を思い出しながら、二人はお互いに自身の体験を語り合いました。
言葉にして相手に伝え合ったのです。
言葉にして相手に伝えるには、頭の中で伝えたい内容を整理する必要があります。
すると、必然的にその物事についての理解が深まります。
特に自身の内面や、抱いている感情や欲求に関することの場合、
心の中にあるだけでは漠然としていますが、
それを一度言葉にすれば、自分が何をどう感じ、何を欲しているのかがより明確になります。
今回の場合、彼はそうすることにより、自分の感情と欲求を見つめ直すことができ、
そこに微かな違和感があることにはっきりと気づくことができました。
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その気づきがあれば、今後その感情に対して自分で気をつけていくことができるでしょう。
怪異な体験だけではなく、自分が知ったあらゆる物事について理解を深め、
それを自分のものにするには、自分の言葉でそれを外に発することが重要です。
例えば、自分にとってとても有益なことが多く書かれている本を読んだとします。
しかし、それをそのまま放っておくとすぐに忘れてしまい、読んだことも無駄になってしまいます。
どうすれば、そこに書かれてあることを完全に自分のものにできるのか。
それは、そこで書かれていることを自分なりに誰かに話す、あるいは文章にして紙に書くのです。
そうすれば、ただ読んだだけの時と比べて何倍も心に残り、
なおかつ自分なりに紙砕いて理解することができるのです。
理由は、先ほども述べた通り、そこに書かれている情報が頭の中で整理整頓され、
その一つ一つが心に焼き付くからです。
本を読んで情報を得ることをインプットとするなら、その情報を外部へと発信するのはアウトプットです。
インプットとアウトプットをワンセットにして常に行っていけば、
必ずそれはただの情報から知識へと変わります。
知識は武器になります。
多くの知識を蓄え、生かしていければ人生も変わるでしょう。
知は力なり、なのです。
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来週も水曜日の18時に最新話を更新します。
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